ナショナル・トレジャー:リンカーン暗殺者の日記

「ナショナル・トレジャー~リンカーン暗殺者の日記」
   National Tresure :The Book of Secret
2007 アメリカ Desney Pictures,Jerry Bruckheimer Films 124min.
監督:ジョン・タートルトーブ 製作:ジェリー・ブラッカイマー、ジョン・タートルトーブ
出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・ボイト、ハーヴェイ・カイテル、エド・ハリス、ダイアン・クルーガー
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冒険活劇大好き、である。もちろん「インディ・ジョーンズ」大好きである。このシリーズも
インディに似ているが、歴史の「ホントっぽい」仕掛けがワクワクする。
クライブ・カッスラーのダーク・ピットシリーズも小説では大好きである。
「インディ・ジョーンズ」と比べると、さすがにディズニー製作だけあって、お子様にも安心して
観ていただける体裁になっている。もちろん、人殺しや(リンカーン暗殺は別)血を見ることは
決してない。「パイレーツ・オブ・カリビアン」「アルマゲドン」などを仕掛けたブラッカイマー
ならではのサービス精神一杯の映画である。

前作は、独立宣言書の裏に秘密が隠されている、という設定でお宝が見つかった。
今回は、リンカーンを暗殺した男がつけていた日記から破り獲られて無くなったとされる
一部に、アメリカ大陸にある、といわれる黄金郷の場所がしるされているというのだ。

ジェファーソン要塞沖で発見されたゴールデン・サークル騎士団の遺物を証拠に、リンカーン
暗殺と秘密結社の関りについて自説を発表する考古学者ベン(ケイジ)。
彼の前に暗殺犯ブースの失われた日記の一部を持つ、ウィルキンソンという男が現れ、
そこにはベンの先祖トーマスが暗殺者の共犯者だった事実が記されていると告げる。

ベンは先祖の無実を証明するため、天才ハッカーのライリー、破局寸前の恋人アビゲイルの
助けを借りて博物館に寄贈された問題の日記を入手。そこに隠された暗号を解読した結果、
フランスの高名なフリーメイソン、ラブレーと、彼が関わったパリにある自由の女神に秘密を
解くカギがあると確信して、ライリーとパリに飛ぶ。

女神像のたいまつの炎に書かれていた碑文からベンは英国女王が作った二つの机、
レゾリュート・デスクに次のヒントがあると推測。バッキンガム宮殿に忍び込み、机の中から
古い木片を発見する。すると木片を奪うべく、ウィルキンソンの一味が襲撃。
日記の暗号に気づいたウィルキンソンはそれをベンに解かせるためトーマスを犯人に
仕立てたのだ。
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木片に記された古代アメリカ先住民の文字を解読するためベンは32年前に父と離婚した
言語学教授の母エミリー(ヘレン・ミレン)に協力を仰いだ。
すると木片は最初のアメリカ入植者たちが残した幻の“黄金都市”の地図と判明。だが、
地図は半分しかなく、残りはホワイトハウスの大統領執務室にあるもう一つのレゾリュート・
デスクの中にあることが判った。

首尾よく大統領執務室に侵入したベンは木片が隠されていたスペースは発見するが
すでに木片は無く、そこには合衆国の焼印が、鷲の向きが逆になって押されていた。
歴代大統領と結びつきが強いフリーメイソンの患部で、FBI捜査官セダスキー(カイテル)を
問い詰めたところ、それは最重要の国家機密を記した大統領秘密文書の印と判明。
その内容を知るものは現職大統領しかいないということも。

打つ手が無くなったベンたちは大胆にも大統領誘拐を画策し、ゲイツ家の家宝として伝わる
大統領の秘密の脱出トンネル“マウントバーノン”の地図をエサにパーティー会場から
大統領をおびき出すことに成功した。
大統領の口から秘密情報を聞き出すが、ゲイツはあらゆる国家機関から大統領誘拐の
犯人として緊急指名手配されてしまった。

大統領から国立図書館にある秘密文書をあけるキーナンバーを教えて貰い、図書館に
直行。文書を開くと、木片の片割れの写真が挟まれてあった。ベンは写メールでこれを
父に送り、母に解読するように依頼する。この電話はウィルキンソンにも盗聴される
仕組みになっていて、写真もウィキンソンの手に渡ってしまった。
母の解読の結果、“黄金都市”は、アメリカを代表する4人の大統領を刻んだラシュモア山に
あることが判った。

母を人質にしてラシュモア山に現れたウィルキンソンだが、危害を加えれば、お前も黄金都市
を観ることはなくなる、と父に脅され、彼は従う。こうして全員でラシュモア山付近の
黄金都市への入り口を探すことになるのだった。
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そして、ウィルキンソン家にも代々伝わる言葉もヒントに、一行はついに地下に眠る都市を
見つけたのだ。しかし、そこに、大水が迫ってきた・・・。

バッキンガム宮殿やオーバルルームへの侵入、大統領の拉致、などそんなに簡単に出来ねえ
よ、と突っ込みを入れながらも楽しんじゃえます。
ロンドンの街中で木片を持ったベンと、追うウィルキンソン一味の大カーチェイスが繰り広げ
られるのですが、あれ、ホントにロンドンかいな。あんなに町中をメチャクチャにできないと
思うんだけれどねえ。私が一番面白かったのは、ロンドン市内のカーチェイスと、レゾリュート
デスクのカラクリです。
大統領の秘密文書のことを簡単明かしてしまう大統領とかね。それにしても47ページには
何が書かれていたのでしょうか?子供に戻って活劇を無邪気に楽しむ、という映画ですよ!
なおこの映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2007-12-24 12:45 | 洋画=な行 | Comments(0)