ラッキー・ナンバー・7 Lucky Number Slevin

「ラッキー・ナンバー・7 Lucky Number Slevin」
2006 アメリカ Capitol Films,Ascendant Films,FilmEngine,111min.
監督:ポール・マクギガン 脚本:ジェイソン・スマイロヴィック
出演:ブルース・ウィリス、ジョシュ・ハートネット、モーガン・フリーマン、サー・ベン・キングスレイ
    ルーシー・リュー、スタンリー・トゥッチ他
e0040938_0261022.jpg

このメンバーで、公開されたとき全然気がつかなかったのは、配給がメジャーでなかった
からか。R-15指定だったからか。邦題が、ダサかったからか。

原題はラッキーセブンではない。ラッキー・スレヴンだ。競馬の馬の名前。馬番は確かに
7番ではあったが。何かお気楽な映画か、と推測してしまう。ブルースだしね。

ところが、血飛沫飛び散る大復讐劇「カンサスシティ・シャッフル」だった。伏線そのものが四分の三だから、ラスト近く警官が、昔の警官がやってきて話すことには・・・といって語り始める
までは、何のことか良く判らないで話しはすすみ、エンディング近くで大氷解する、という具合。
偶然から恋人になるルーシー・リューとジョシュが、ラストでブルースに見逃して貰うシーン、
実は事前に、ブルースがルーシーを殺しに行くことをそっと教えておいて、警察の監察医であるルーシーは胸に血液入りの防弾チョッキを着ていて助かる、ところなどイイナなんて
思ってしまった。

最初は、町を二分するギャング団(ボス=モーガン、ラビ=ベン)に、ヒットマンとしてむりやり
引っ張り込まれた、普通の青年の厄災話か、と思わせておく。
実は、かつて「ラッキーナンバースレヴン」と名づけられた馬が競馬で興奮剤を打たれて
八百長試合に出場したのだが、これを知ったボスたちが、関わったと勘違いされた、幼い頃の
ジョシュ一家を馬も騎手もろとも全員惨殺したのだった。しかし、このときの暗殺者ブルースは、幼いジョシュだけは殺せず、自分が育ててきた。そして復讐の時がやってきたのだ。

彼らは、まず町のノミ屋を殺し、常連客の名簿の中から負けが込んだ、ニック・フィッシャーを
指名、まずブルースがニックを駅で殺す。死体を運び隠す。ブルースがボスにニックを推薦、
そして、ニックになりすましたスレヴン(ジョシュ)は、まずボスの部下に拉致され、負けた金
9万6000ドルをちゃらにする代わりに、ラビの息子を殺せ、と頼まれる。
e0040938_0281232.jpg

その前にボスの息子も狙撃されて死んでいたのだ。その復讐に出たのだ。しかし、息子を
殺したのはスレヴンであった。今度はラビの部下に拉致され、ボス側に戦争を仕掛けるよう
脅される。スレヴンはまず、ラビの息子を射殺、そこにブルースも現れて、この二人が仲間
であることが明かされる。次にボスと、ラビを捕らえて真実を明かすのだった。
e0040938_0291286.jpg

ギャングの抗争を追いかけていた刑事(トゥッチ)も、実は影でギャングと繋がっていて、
スレヴンの父が八百長の元、と垂れ込んでいたのは、こいつであったため、スレヴンは許さず
彼も処刑してしまう。スレヴンは隣の女(ルーシー)と偶然出会い、愛し合うようになるのだが、
ブルースは、厄介な女だ、写真を撮られたぞ、始末する、と言われ肯かざるを得なかった。
e0040938_0304230.jpg

しかし、女を愛しているスレヴンは、事前にブルースが殺しに来ると説明していて、彼女を
救ったのだ。そして二人で町を去ろうと駅にいるとブルースが現れた。一瞬緊張するが、
「彼女を愛してるんだ」「判った」「何故ここが判った?」「俺は世界一の殺し屋だぜ。何でも
お見通しさ。これを届けに来たのさ」と、スレヴンの父の遺品である腕時計を渡し、去っていく
のだった(カッコイイー!渋~い!)
e0040938_0312713.jpg

「ブラック・ダリア」でボクシングが上手い刑事役を好演した泣き顔ジョシュが、躊躇無く銃を
ぶっ放していくころになると、オヤオヤなんかあるな、と思わせ、ラストで一気にネタ晴らしを
する。溜まっていた疑問が大氷解するという仕掛けだ。もう一度最初から暫く観ていると
なぜ、冒頭のシーンでスレヴンがひげを剃っているかも判るのだ。
e0040938_0329100.jpg

ルーシーがか弱いアジア系の女性役を、いかにも守ってあげたい風に上手く演じていた。
ブルース、モーガン、サー・ベン、ルーシーと5大スターの共演はもっとたくさんの人に観て
貰いたいものだ。邦題が災いしてしまったなあ。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-01-16 22:10 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)