ロシア・ハウス The Russia House

●「ロシア・ハウス The Russia House」
1990 アメリカ Pathe Entertainment,MGM,123min.
監督:フレッド・スケピシ
出演:ショーン・コネリー、ミシェル・ファイファー、ロイ・シャイダー、ジェームズ・フォックス他
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これだけロシアの光景をしっかり捉えた映画って初めて見たんじゃないかなあ。ロシアの
風景が美しく全編を彩る。まあ、かの国のことだから、西側の撮影隊が動くところ取る画は
すべてその筋のチェックを受けただろうことは容易に想像でき、良いところしか出てこない
のだけれど。それにしても今から18年も前に、グラスノスチとはいえ、西側のスパイ映画を
良く撮らせたもんだ。しかも主役がロシアの敵ジェームズ・ボンドだぜ。

“スパイ小説の巨人”ジョン・ル・カレのベスト・セラー小説の映画化。共産党崩壊直前の
旧ソビエトを舞台に、ダンテと名乗る謎の小説家が書いたという極秘文書を巡り、米・英・ソの
スパイ戦が繰り広げられる。
ゴルバチョフ政権末期の、極度に物資の不足したモスクワの風景などを取り入れ、リアルな
情報戦争を描写、特に英国情報部と米CIAによる、スパイ衛星を駆使した遠隔地からの追跡
作戦がサスペンスを盛り上げた。主軸がS・コネリーとM・ファイファーの恋愛ドラマなので全体に地味な印象だが、その二人の大人らしいしっとりとした演技も見応えがある。多少“観光地
映画”になってしまった点を除けば、本格派のスパイ映画として高く評価できる作品。
(Text from Allcinema)

スペインはマドリッドからスタート。イギリスの出版会社を経営するバーリー(コネリー)は
モスクワで開催されたブックフェアに赴く。そこにカーチャ(ファイファー)と名乗る女性が
数冊のノートを持って現れ、バーリーに渡してくれという。あいにく彼が不在だったため
部下が受け取り、バーリーに渡す。これが、西側にとってはノドから手が出るほど欲しい
旧ソ連時代のミサイルシステムが書かれていた。渡してはならじとするロシア側の駆け引き
が、アメリカCIAを巻き込んで繰り広げられる。

カーチャには愛した男コード名ダンテがいた。実は彼とバーリーはかつてモスクワの
文化村で会っていて、ダンテはバーリーなら信頼できるとふんだのだ。だから彼女にノートを
渡すように依頼したのだ。
ノートの実態を知ったイギリス諜報部のロシア担当、通称「ロシア・ハウス」はリーダーの
ラッセル(シャイダー)を中心に、バーリーに盗聴器を付けさせ、カーチャに接触させて
ダンテとは何物であるかを探ることにした。
政府の言うことを聞いてダンテの正体探しに協力するバーリーだったが、カーチャと接触する
うちに彼女に惹かれていき、彼女もまたバーリーを慕うようになってきた。

ついにカーチャの口からダンテの正体が明かされた。驚愕するロシア・ハウスとCIA。更に
3冊目のノートの所在が明らかになり、同時にダンテの身に危険が迫る。カーチャにも。
バーリーは、ロシア・ハウスの指示を裏切り、カーチャを救う行動に出る。
バーリーは肝疾患で亡くなった。(当局に抹殺された暗示)

任務?が終わりまたマドリッドに帰り、港に入ってくる船を見つめているバーリー。そこに遂に
カーチャと息子、伯父さんを乗せた船の姿が見えたのだった。

終盤のバーリーが母国側を裏切るくだりがちょっと判り辛い。2回観たけど、やっぱり
判らなかった。そのあたりが難点だなあ。ショーン・コネリーとミシェル・ファイファー、それに
ロイ・シャイダーは良かったなあ。
この映画の詳しい情報は

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まで。
by jazzyoba0083 | 2008-01-11 23:21 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)