リトル・ミス・サンシャイン Little Miss Sunshine

●「リトル・ミス・サンシャイン Little Miss Sunshine」
2006 アメリカ Big Beach Films,100min.
監督:ジョナサン・デイトン、バレリー・ファレス 脚本:マイケル・アーント
出演:グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーヴ・カレル、アラン・アーキン、ポール・ダノ
    アビゲイル・ブレスリン、他
 <2006年度アカデミー賞<助演男優(A・アーキン)、脚本賞受賞作品>
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アリゾナ州に住むフーヴァー一家は、てんでにトラブルを抱えていて崩壊寸前。
そんな一家が、ぼろぼろのワーゲンワゴンに乗って、末っ子のオリーヴが出場する
「リトル・ミス・サンシャイン」コンテストに向かう途中で、さまざまな出来事と遭遇し
家族を回復していく、というロードムービー。インディーズ作品ながら、アカデミー
作品賞にもノミネートされた傑作。「心温まる」とかいう単純な感想が、上手く当てはまらない
現代批判を辛口に内包しているといえよう。

一家の乗るワゴンは、家族と人生を象徴している。ラスト、押し掛けでしか動かない
ワゴンをみんなで押して、それぞれ飛び乗っていく様は、いかにも家族の再生を象徴して
いる。遡るが、途中でギアが入らなくなる、クラクションが鳴りっぱなしになるこのワゴンは
フーヴァー家そのものなわけでが。

家長のリチャードは、「成功への9つのステップ」という理論を組み立て、これを講演したり
しているが、出版の話を何とか成功させようとあがいている。
ママのシェリル(トニ・コレット)は、孤軍奮闘するが、ある日、「自分はアメリカ一のプルースト
研究家だ」というゲイで、シェリルの兄のフランクが、自殺未遂をして、うつになり、一家に
転がり込んで来た。長男のドウェーンは航空学校に入るまでは誰とも口を利かない、と
筆記で会話をするような引きこもりだ。(彼は後に、色覚異常であることが判り、パイロット
にはなれないことがわかるのだが)、そして末っ子のオリーヴは、素直ないい子だが、
カリフォルニアで開催される可愛い女の子を選定する「リトル・ミス・サンシャイン」大会への
参加資格が、ひょんなことから転がり込む。
そしておじいちゃんはヘロインをやる不良エロ老人だ。(気はいい老人なのだが)

オリーヴの参加する大会が、カリフォルニアであることから、アルバカーキから、西海岸
まで、飛行機でいくような距離を、おんぼろのワーゲンワゴンでみんなで行くことになった。
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途中で、クルマはさらに壊れるわ、ドウェーンが色覚異常であることが判り、彼が自暴自棄
になるわ、などトラブルは続く。
一番のトラブル?は、おじいちゃんがヤクのオーバードーズ?で死んじゃうこと。途中の
病院で検視はしてもらうが、このままだと大会に間に合わない。そこで一家は病院から
おじいちゃんの遺体を持ち出し、ワゴンに積んで、カリフォルニアを目指した。
しかし途中でクラクションが止まらなくなり白バイに止められ、すんでのところで遺体が
ばれそうになったり。

様々なトラブルを乗り越え2日掛かりで会場に到着するも、すでに受付の3時を5分過ぎて
いた。いじわるな主催者のおばさんは「規則は規則」と受け付けてくれないが、横にいた
スタッフの音響係りのオジサンに救われて、参加は出来ることになった。
でも、出場するのはみんなジョンベネ級の可愛い女の子ばかり。田舎娘のオリーヴは
逆に目立ってしまう。
この事態を見た、兄と父は、オリーヴが恥をかいてしまうから出場は止めろ、と母に
迫るが、これまでオリーヴがしてきた努力をここで止めることは出来ないわ、とステージに
上げる。オリーヴの踊りは、おじいちゃんに教えてもらったマドンナのエロっぽい、とても
子供が踊るようなダンスではないような踊り。会場から非難の声があがり、主催者は
司会者に、踊りを止めるように命令するが、家族が全員ステージに上がってオリーヴを
応援し、最後まで踊りきらせる。シーンとする会場。追い出される家族。
もちろん賞など望むべくもなく、一家は、また押し掛けのワゴンに飛び乗り、アルバカーキ
へ戻っていった。しかし、来たときとは全く違った家族になっていた・・・・。

家族は、「家族である」のではなく、「家族になる」ために、それぞれの理解と努力が必要、
なんてことを感じた次第。
おじいちゃんの「ホントの負け犬は、負けることを恐れて何も挑戦しないヤツらだ」という
セリフがカッコいい!
愛に満ちた、ナイスな映画でした。
この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
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by jazzyoba0083 | 2008-02-26 22:40 | 洋画=ら~わ行 | Trackback(2) | Comments(0)