ジャガー・ノート  Juggernaut

●「ジャガー・ノート Juggernaut」
1974 イギリス United Artists,111min.
監督:リチャード・レスター
出演:リチャード・ハリス、オマー・シャリフ、シャーリー・ナイト、アンソニー・ホプキンス他
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さすがに今から34年前の作品だけあって、古さを感じないわけには行かないが、
大波に揺れる船はCGではなく、本物の迫力がある。爆破シーンもしかり。こういう作品は
古くても、スタンダードになりうるのだろう。allcinemaの評価も高い。

私としては、楽しく観たが、今のパニック映画になれた身としてはいささか退屈さも
感じてしまう。しかしこれは映画の質の悪さを示すものではない。ドッカンバッカンがやたらに
出来なかった時代はストーリーと演技に高度なものを要求されたわけで、別の意味で
緊張感を味わえるといえる。ストーリーも判り易いが、かつての身内がなぜ爆弾犯に
なってしまったかの説明が弱く、惜しいと感じた。

主役のリチャード・ハリスは、まさにはまり役。白眉は最後の、導線を切っていくところ。
心理戦の手に汗握るシーンだ。

“ジャガーノート”と名乗る男から豪華客船ブリタニック号(1200人乗り組み)に爆弾を
仕掛けたという脅迫状が届いた。
警察の必死の犯人捜索が続けられる中、リチャード・ハリスを隊長とする爆弾処理特殊
部隊がヘリで嵐の海上から船に乗り込む。地上で展開される犯人との駆け引きもさる事
ながら、この映画最大の面白さはR・ハリス(いかにも腕利き!といった感じが漂う好演)
扮する主人公のプロフェッショナルさと爆弾解体の恐怖を真正面から描いたところにある。
荒れ狂う海に処理班が降下するシーンも含めて、セットを用いずほとんど全編ロケで構成
された画面は緊迫感に溢れ(舷側の窓に何気なく映る海面が右へ左へ傾いてる臨場感!)、
あろうことか犯人のデモンストレーション用の小型爆弾が本当に船上で爆発するシーンに
至っては凄いの一言である。R・レスターが本来得意とする遊び心を一切排して造り上げた、
骨太で渋さの光る一級サスペンス。(allcinema)

船に仕掛けたドラム缶7つの爆弾を(いつ置いたんだろうなあ、犯人は)一人に一つずつ
取り付いて、ロンドンの司令室と連絡を取りながら処理をしていくのだが・・・。
犯人の要求はなく、彼はこの船を沈めたかったのだ。その裏には犯人がかつて所属して
いた爆弾処理班へのウラミだったのだ。

この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
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by jazzyoba0083 | 2008-03-10 22:50 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)