ミーン・ストリート Mean Streets

●「ミーン・ストリート Mean Streets」
1973  アメリカ warner Bros.pictures,115min.
監督・脚本:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル、エイミー・ロビンソン、マリリン・ハセット他
e0040938_18121553.jpg

WOWOWのスコセッシ監督特集。そんなとこでもなければ私は決して観ないだろう映画。
アルトマン特集も、ウディ・アレン特集もそうだけど、気が付かない名作に邂逅できる
いいチャンスでもある。「ミーン・ストリート」も、そんな作品だ。

スコセッシとデ・ニーロが「タクシー・ドライバー」で都会の狂気を描き出す前の、しかし
そんな臭いが充溢した作品。ここでもデ・ニーロは切れたイタリア系の青年を演じる。
アカデミーを獲った「デパーテッド」はアイルランドとイタリアだったが、スコセッシの映画には
イタリアは切り離せない根っことしてあるのだな。
115分という長さは、少々退屈するところはあるが、若くて切れのいいスコセッシがそこには
いる。オープニングがザ・ロネッツの「Be my baby」であり、続いてストーンズなどの
ロックがBGMとして使われる。ベトナムから足を抜けてないあの頃のアメリカの、若者の
心に巣食うやりきれなさと狂気を、カイテル演じるチャーリーと、狂気の男、ジョニー・ボーイ
(デ・ニーロ)を通して、荒っぽくぶつけているようだ。

ニューヨークのイタリア人街。真面目な、でもぶらぶらしているチャーリーは、トラブルばっかり
起こすジョニー・ボーイが、どうしても気になって縁を切ることができない。しかし、
叔父のレストランを継ぐ事になったチャーリーは、ジョニー・ボーイと別れようとする。
一方、チャーリーの彼女はテンカン発作の持病があるが、彼女とも縁を切ろうとするが・・・。
e0040938_18124852.jpg

『昔は共にムチャをした悪友同士の一方がいつしか大人になり、やがていつまでも成長する
ことなく突拍子のない行動をする友に覚える訣別をスコセッシはダウンタウンのギラついた
ムードを再現し表現。
カイテルも葛藤する青年を見事に演じている。しかし、魅力的なキャラクターを演じている
のはデ・ニーロで、イタリア系の彼には本来このような役が似合うのか、近年の妙に演技派
づいた彼に較べ、何をしだすか分からないアブナイ若者を自然体で生き生きと演じている。』
(allcinema)

藤田敏八の「八月の濡れた砂」のニュアンスを感じた。時代の臭いが一緒だからだろうか。
もちろん映画としては、全く異種のものであるのだが・・・。
この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-04-08 22:45 | 洋画=ま行 | Comments(0)