ホット・スポット The Hot Spot

●「ホット・スポット The Hot Spot」
1990 Orion Pictuers,Warner Bros.,130min.
監督:デニス・ホッパー 原作:チャールズ・ウィリアムズ
出演:ドン・ジョンソン、ヴァージニア・マドセン、ジェニファー・コネリー他
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デニス・ホッパーといえば、私としては「イージー・ライダー」に('69)尽きるわけですが、
そんなホッパーが監督だけをした唯一の作品。
原作の雰囲気をそのまま脚本にしてしまったため(C・ウィリアムズが脚本も担当)、
ルーズな映画になってしまった。デニスの出したかった、南部のけだるいブルースの
ような男女の人間模様は、後半1時間だけでOK。1時間40分くらいにまとめると
しまった映画になったんじゃないかと感じた。
特に、ストーリーが動き出す、銀行強盗のシーンから前は、バッサバッサと切れると思う。

主役のハリーを演じるドン・ジョンソンはテレビ・シリーズ「マイアミ・バイス」で有名になった
テレビ畑の俳優さんなので、映画でみるのは初めてだった。
ヴァージニア・マドセンは、最近油が乗った女優さんで、アルトマンの「今宵フィッツジェラルド
劇場で」でもいい感じだった。最近の代表作はアカデミーにノミネートされた「サイドウエイ」。

ジェニファー・コネリーは、この映画の時は20歳。イェール大学出身の才媛だが、この
映画でもそうだが、フルヌードをいとわぬ過激な役柄も多い。'01「ビューティフル・マインド」
で、アカデミー助演女優賞を獲得、最近もコンスタントに作品をこなしている。
今年38歳、こちらも油が乗った女優さんだ。ちなみに彼女、ショーン・コネリーの娘では
ありませんよ。

テキサスのある街に流れ着いた、ハリー。中古車屋でセールスの職を得る。そこの社長の
奥さんが若くて色っぽくピンクのキャデラックに乗っているような派手な女(マドセン)。
そのドリーは、色仕掛けで若いハリーを誘う。ハリーも、いい気なもんで、いただいてしまう。
一方で、中古車屋で働いている若い娘グロリア(ジェニファー)にも、ハリーはちょっかいを
だし、愛し合うようになる。こうなると、社長の奥さんがうっとうしい。

ある日銀行へ行くと、はす向かいのビルの火災で銀行に1人しかいない状況にハリーは
出くわす。そこでハリーは銀行員を縛り金を奪う。そして埋めて隠しておくのだった。

一方、グロリアは、サットンという男から、かつて姉のようにしたっていた女性と裸で
池で泳いでいるところを写真に撮られ、それを母にばらすといって、1年に渡って会社の
金を持ってくるように脅していた。これをしったハリーは、サットンの家に行き、ボコボコに
するのだった。

ハリーは、銀行強盗の疑いが持たれるが、社長夫人がアリバイを主張し、助かる。
サットンは、誰か聞いたのか、ハリーが強盗であることを知り、それをネタに今度はハリーを
強請りにでた。こんどこそ、とサットンの家に行き、ついには自殺に見せかけて、
サットンを射殺してしまう。サットンの家に盗んだ金を掘り出して置いてきた。警察は
これでサットンが強盗であったとして一件落着としたのだった。しかもハリーには懸賞金
2万5000ドルが出るという。この金で、カリブにグロリアと行こうとするのだが、
社長夫人ドリーは、社長が心臓が弱いことをいいことに、ベッドの中で自分がハリーと
浮気していることをばらしたりして興奮させ、発作を起こさせ、殺してしまう。

ハリーとグロリアがカリブに行こうとすると夫人から社長が亡くなったとの電話が入る。
ハリーは同僚に会社を継がせグロリアとともに生きようと決める。しかしグロリアが
夫人のところに行ってこれまで会社の金に手をつけたことを正直に言うという。ハリーも
付き合うが、もう会社の金に手をつけたことは言わなくてもいい、と説得しるのだった。

しかし、夫人は夫の残したという偽の手紙をハリーに見せる。そこには、ハリーは強盗、
サットンは殺された、グロリアは横領犯と書いてあった。
そして、夫人がハリーが、グロリアが横領していることはハリーが教えてくれた、と話す。
ハリーに絶望するグロリア。ハリーはとっさに夫人の首を絞めて殺そうとするが、止める。
もう夫人の網にかかって、もがこうにもどうしようもないところまで来ていたのだ。
どうせ流れ者、長いものには巻かれろ?夫人とハリーはくっついてどこかに去っていった
のだった。

社長夫人が一枚上手だったということだったわけね。時に凶暴になるハリーの人物設定や
ハリーがサットンの家に2度目に行ったときベッドにいた女の履いていたサンダル。
ハリーが池に投げ込んで捨てるのだが、このサンダルを後にグロリアが履いていた。
これはどういう意味か?ハリーはサットンところにいた女をグロリアと思って失意のうちに
サンダルを捨てたのか?しかし、次にあってみると、捨てたはずのサンダルを彼女が履いて
いるから、あのときの女がグロリアではなかったと理解したのか、それにしては最後に
グロリアと分かれるときがあっさりしすぎている。
という風に話しに荒っぽいところは多々あるが、まあ、そこそこ観てしまいましたね。
ドン・ジョンソンという人、若き日のケヴィン・コスナーに似ていると思うのですが・・・。
この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
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by jazzyoba0083 | 2008-04-19 23:04 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)