ファイナル・カット The Final Cut

●「ファイナル・カット The Final Cut」
2004 カナダ・ドイツ, Lions Gate Entertainment,94min.
監督・脚本:オマー・ナイーム
出演:ロビン・ウィリアムズ、ミラ・ソルビノ、ジム・カヴィーゼル、ミミ・カジク他
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『人々が“ゾーイ”と呼ばれるマイクロ・チップを脳に移植し、全人生の記憶をそこに記録して
いる社会。死後、ゾーイ・チップは編集者によって再構成され、追悼上映用の美しい記憶を
留めた映像として甦る。
ある日、一流のゾーイ・チップ編集者、アラン・ハックマン(ロビン)のもとに、ゾーイ・チップを
扱う大企業アイテック社の弁護士チャールス・バニスターの未亡人から編集の依頼が舞い
込む。ところがそのチップには、アランの心に深い傷となって残っている幼い頃の記憶に関
わる驚くべき映像が映っていた。』(allcinema)

近未来。ロビン・ウィリアム扮するアランは、人々の脳に埋め込まれたゾーイと呼ばれる
有機インプラントを死後再生編集し、追悼会に上映する編集マンだ。
人の一生には忘れたいこと、人には見せられないことがたくさんあるので、それらはカットし
美しい一生に仕立てる仕事だ。(別の言葉でいえば人生の“偽造”だな)

ある日、ゾーイチップの総本山であるアイティック社の顧問弁護士バニスターが亡くなり、
その映像の編集を奥さんから依頼される。チップは会社の手にあるという。
バニスターのチップを手に入れるため、友人の手引きで保管庫に忍び込んだアランだったが、
バニスターのチップは手に入れたが、同じファイルに自分のチップもあり愕然とする。
自分にチップは埋め込まれていないと信じていたし、チップがある人間は編集者になれない
規則だったからだ。

自分の編集室に戻り、まずバニスターのチップを再生する。
彼のチップに映っていたのは、幼児虐待だったり、会社の秘密だったりしたのだが、その中に
アランの子供の頃のトラウマとなっていた事故で亡くなったはずの男が成長して映っていた。
バニスターの家に行き、娘に問うと、学校の先生だよ、という。

自分にチップがあることを潔しとしないアランは、チップを無力化するタトゥーを入れる。

自分のせいで事故死させてしまっていた男は生きていて、頭から流れたと思い込んでいた
液体は血液ではなくペンキだったのだ。トラウマから開放されたアランだったが、今度は
ゾーイの存在に反対する勢力に、バニスターのチップをよこすように言われ、命さえ
危なくなってくる。

一方、知り合った女性イザベル(ミラ)を編集室に案内し、彼女のチップを再生してみると、
元彼との思い出が映っていて、これを編集しようとすると、私の思い出に手を出さないで、と
イザベルに激怒され、そばにあった拳銃で編集機を撃たれてしまう。このことでバニスターの
チップも焼けてしまった。

バニスターのチップを追いかける勢力に最後には撃たれて死んでしまうのだった。
追いかけていた仲間の一人は編集をやめていたが、アランのチップを編集し、意思を無駄に
しないと(何の意思が良く判らなかったが)誓うのであった。

へえ~ってな感じの映画で感動もしなければ、白けもしなかったが、実はアランにもチップが
埋め込まれていたって、50年も前からこのシステムが稼動していたってことかな。
ロビン・ウィリアムズって、「トイズ」とか「ジュマンジ」とか「ナイト・ミュージアム」とか、摩訶
不思議な感覚の映画に良く出ますよね。
「誘惑のアフロディーテ」でアカデミー助演女優賞を獲った頃は、綺麗な女優さんだなあ、
と思ったけど、子の映画ではそうでもないし、オーラも感じなかったな。
この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-04-23 22:30 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)