不都合な真実 An Inconvenient Truth

●「不都合な真実 An Inconvenient Truth」
2006 アメリカ Paramount Classic,Participant Production,96min.
監督:デイヴィス・グッゲンハイム
出演:アル・ゴア
      <2006年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作品>
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本も売れて、ノーベル平和賞ももらったので、もうすっかり有名になったアル・ゴア元
合衆国副大統領で現上院議員が、CO2の増加による地球温暖化の危機を訴える
ドキュメンタリー。ゴア氏の温暖化防止に取り組む姿勢は昨日今日に始まったことではなく、
長い地道な努力があることは正直に認めなくてはならない。そのゴア氏の講義の様子を
ベースにしているので、大学で勉強をしているような気分になる。しかし、使われるビジュアル
がとても平易に出来ていて判りやすく、我々が今、どれだけ恐ろしいことに直面しているかが
良く理解できる。

地球温暖化については最近はテレビでも数多くの番組が流されているので、氷河の減少や
北極の氷の減少に伴う白熊の危機などは、すでにお馴染みの光景だ。
しかし世界で一番CO2を排出しているアメリカが調べたという皮肉なデータの裏づけを
色々と示されると、だれでも何とかしなくちゃ、と思うだろう。

ビーカーで徐々に熱せられるカエルは、一時に熱湯に飛び込んだ時と違い、熱くなっている
ことに気がつかず、やがて茹で蛙が出来上がる、というたとえを引いて、人間も個人の
身の上に何か被害が及ばないと、動かない、と言って見せて、しかし、地球のことを考える
と待ったなしだ、と訴える。

アメリカは依然として最悪のCO2排出国であるが、政府や州政府の動きは目に見えて
来ている。それに比べ日本の方が、悪い。政府も国民も、人ごとである。排出する二酸化
炭素は減るどころか逆に増えているのだ。
このドキュメンタリーを観ていると、人間の愚かしさ、でも自分も動けない情けなさを感じる。
アメリカや日本も何とかせねばならないが、人口13億の中国と9億のインドが何とか
ならないと、どうしようもない気がするが・・・。
ラストのクレジットで、様々な啓蒙が示されるが、「みんなにこの映画を観るようにすすめよう」
というのが、この映画の骨子であると感じた。なるほど、皆がみるべき映画ではある。
この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-05-05 12:30 | 洋画=は行 | Comments(0)