ザ・メキシカン The Mexican

●「ザ・メキシカン The Mexican」
2001 アメリカ DeamWorks SKG,123min.
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、
    デヴィッド・クラムホルツ、ジーン・ハックマン、J・K シモンズ 他
e0040938_0572712.jpg

もっとハードボイルドか、と思ったら意外や、コメディでした。というかコメディでいいのかなあ。
不思議な雰囲気を持つ人間喜劇では、ありましょう。
銃はぶっ放す、血は出る、人は死ぬ、ドリームワークスにしてはえぐいかもしれない。

冒頭でも出てくる信号が印象的に使われる。ブラピとジュリアは、ケンカばかりしている
カップル。ブラピ演じるジェリーは、交差点でギャングのボス・マーゴリースのクルマと衝突
する事故を起こしてしまう。このクルマには、殺される運命にあった男が閉じ込められていて、
それが事故でばれてしまい、ボスは刑務所行き。組織はジェリーに5年間ギャングの下働き
を命じた。しかし、ジェリーはドジばかり。刑務所に行ってるボスに代わって組織をやりくり
しているのはネイマンだった。

足を洗い、サマンサ(ジュリア)と平和に暮したいジェリーに最後に与えられた指令はメキシコ
に行って、伝説のピストルを奪うことだった。恋人サマンサも、リロイと名乗る白人の殺し屋が
ジェリーが無事に銃を持ってくる間の人質としてラスベガスに拉致されててしまう。
しかし、この殺し屋、実は心優しき(平気で人殺しもするが)ゲイだったのだ。
旅の途中で知り合い愛し合うようになったボーイフレンドが、ベガスのホテルで殺された。
実は、本当にサマンサを狙っていたのは別の黒人の男で、こいつがゲイの殺し屋の愛人を
窓から突き落として殺したのだ。部屋にまだこの男が潜んでいるとにらんだ殺し屋は、
ドアの後ろに自分が居るように見せて隙を作らせ、銃を打ち込む。防弾チョッキを着ていた
黒人の殺し屋を、愛人を殺された怨みを晴らすように非情に殺した。

一方、メキシコに入ったジェリーは伝説のピストルを持っているという男との接触に成功
銃を買い取ることに成功、しかし彼が街中でピストルを上空に向けて地元民が発砲した
流れ弾に当たり死んでしまう。なんとその男は、服役中のマーゴリースの孫だった。
孫の死体と銃をもってレンタカーでアメリカに帰ろうとするが、途中で警官に見つかって
逮捕されてしまう。、珍道中が続く。出会う人に聞く話は。ピストルにまつわる悲話であった。

昔、ある村に腕のいい鉄砲鍛冶がいて、彼は土地の貴族に娘を嫁がせるために献上品と
してこの世に二つとないピストルを作った。しかし、試射してみると、弾はとんでもない所に
飛んで行き罪もない村人を殺してしまった。それ以来呪われた銃と呼ばれるようになった
という。

銃と引き換えに釈放されたジェリーは、アメリカから助けに来た仲間のテッドと合流。
一緒に警官が拳銃を入れた質屋に向かうことにしたが、その前にサマンサが人質に取られ
たことを知らされ、その話をするテッドの挙動もおかしい。質屋で拳銃を手に入れると共に、
テッドに銃を突きつけて全てを吐かせる。なんとテッドはジェリー殺しの指令を受けていたのだ。

もはや誰も信用できない。とにかく銃をリロイに渡してサマンサを取り戻さねば…。
早く空港へ!
 
 ゲイの友人を殺され傷心のリロイとサマンサが、空港で待つが、ジェリーはやってこない。
なんと、ジェリーのパスポートがテッドと入れ替わっていたのだ。テッドも姿を消してしまい、
路頭に迷ってしまうジェリー。
一方、リロイとサマンサもメキシコに向かって飛ぶ!“愛し合っている2人がうまくいかなく
なった時、いつ本当の終わりがくると思う?」とリロイの最後も愛のレッスンに、しどろ
もどろな答えをするサマンサ。“答えは簡単さ。ネバー(決して)」とリロイ。
 
ようやく出会ったサマンサとジェリーだが、すぐに口喧嘩が始まってしまう。「黙らなきゃ
車をぶつけるぞ」とジェリー、車はパンク。サマンサは「やっぱりダメ!」と歩いて戻ろう
とする。そして、ジェリーがリロイを撃ち殺す!「なぜ友達を?」となじるサマンサに、
「リロイは黒人だ。ネイマンはこいつにリロイを殺させ、銃を独り占めして、俺の製に
しようとしているんだ」。
 あまりのことに「家に帰りたい」と言うサマンサを空港まで見送るジェリー。飛行機に
乗ったはずのサマンサが戻ってきてジェリーに尋ねる。「愛し合っている2人がうまく
行かなくなった時、いつ本当の終わりがくると思う?」。ジェリーの「ネバー」という言葉に
思わずクスリとするサマンサ。2人はホテルで、大使館からパスポートの連絡が入る
のを待つことにする。

 翌朝、あの車泥棒に捕らえられたジェリーは、「あの銃はあんたらアメリカ人のもの
じゃない」と意味不明の話。連れて行かれた先にはマルゴリースとメキシカンを作った
銃職人の子孫トロピーヨが。マルゴリースが本当の伝説を話してくれる。「悲しみで
胸が一杯の弟子は眠れない夜を過ごした。貴族の息子はあまりに残忍な男。弟子は
銃に呪いをかけた。そして、貴族の息子が引き金をひくが不発。これは不吉の前兆
だった。再度ひくがやはり不発。その時、男は娘と弟子が目を見交わすのを見て2人の
仲を察知し、弟子に銃を向ける。その時娘は男が捨てたメキシカンを握りしめ、男に
照準を定める。引き金をひけば彼女が死ぬことになる。
弟子は娘に運命を受け入れるように懇願する。そして弟子は男に撃たれ、その時娘の心も
砕け散ったのだった」。
 
マルゴリースが刑務所で運命的に出会った青年は、トロピーヨの息子だった。
“出所したら銃を見つけ父に渡すのだというのが口癖だった青年が1年半後に死んで
しまった。それで自分が銃を手に入れようと考えたのだが孫のベックは目的を理解
できていなかった。
そこで、この運命の出会いの出発点であるジェリーに任せることにしたのだ」と話す
マルゴリースをジェリーは信じ銃を渡すことにする。
e0040938_058191.jpg
 
サマンサに預けた銃を受け取りにホテルに戻ったジェリーだったが、そこにネイマンが
やってきていたのだ。彼は銃を横取りして金をせしめようとしていたのだ。サマンサを車の
トランクに閉じこめてジェリーと取引しようとする。ジェリーは「サマンサが持っている」と
言い、ネイマンがトランクを開けると、サマンサが銃を構えていた。
 撃つとどうなるのか?止めるジェリーだったが…サマンサが引き金を引くと…

とにかく不思議な雰囲気を持った映画だった。コメディなのにけっこうシリアスな昔物語が
入っていたり、リロイというゲイの男の存在といい、結構ハードな銃撃シーンがあったり。
でも「メキシコ」という土地の雰囲気が、何故かそれらを飲み込んでしまうような気がした。
話はいささか複雑だが、面白く見ました。

この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/8207733
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2008-06-28 07:59
タイトル : ザ・メキシカン
 コチラの「ザ・メキシカン」は、ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツの2大スターが夢の共演をしたサスペンスフルなアクション・ロマンティック・コメディです。  映画としては、ゆるゆる感のあるかなりあたし好みな映画です。だから、今はちょっと落ち着いている感じ...... more
by jazzyoba0083 | 2008-06-16 23:00 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)