エントラップメント Entrapment

「エントラップメント Entrapment」
1999 Fountainbridge Films20th Century Fox Films Co.,113min.
監督:ジョン・アミエル
出演:ショーン・コネリー、キャサリーン・ゼタ=ジョーンズ、ヴィング・レイムス他
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最後まで騙されました。ま、いやな騙され方ではないだが。キャサリーンは時に29歳。
私が今まで観たキャサリーンの中で一番若い。このあと、「トラフィック」「シカゴ」
「オーシャンズ12」「ターミナル」「幸せのレシピ」と続く訳だが。92年の「コロンブス」という
映画をビデオで観ているのだが、キャサリーンは記憶にない。

一方、ショーン・コネリー。今年御歳78歳におなりになる。枯れたいい味をだしています。
約10年前のこの頃はまだバリバリの泥棒として大活躍。基本、この2人の騙しあいに
付き合わされることになるのだが。

『世界最高の美術品泥棒のマック(ショーン)。ニューヨークで起こったレンブラントの盗難
事件は、あらゆる証拠が彼の仕業であることを示していた。そんな中、保険会社の優秀な
女性調査員のジン(キャサリーン)は、マックを罠にはめるための新たな窃盗計画を思いつく。やがてふたりは複雑な駆け引きの末にパートナーとなり、中国の黄金の仮面、コンピュー
ターの2000年問題に絡んだ銀行強盗へとエスカレートしていくのだった……。』(allcinema)
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冒頭の壁を伝ってガラス窓を外して高層ビルに忍び込むシーンから引き込まれた。
そして保険会社調査員のジンが、マックの仲間となり、マレーシアで、警備厳重な超高層
ビルにある、金融センターのコンピューターに潜入、
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2000年問題を逆手にとり、時間に数秒
の隙を作り、自分のケイマン島にある口座に数百万ドルを振り込ませることに成功した。
しかし、わずかなミスでビルに警報がなり、2人は追い詰められる。
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マックは自分はいいから、とジンをパラシュートで逃がす。明日、駅のホームで会おうと
約束して。

そして翌日。待つジンの前にマックが現れた。しかし、彼らを追うFBIも追いかけてきた。
捕まってしまうマック。ジンも捕まるか、と思われたが、マックはカラダを張ってジンを逃がす。
しかし、マックは、実はFBIの手先になっていて、本当は保険調査員じゃなく大泥棒のジンを
おびき出す役を買って出ていたのだ。しかし2人の間に泥棒の友情?愛情?が生まれ、
マックはFBIを買収し(これが簡単に買収されちゃうんだな)、ジンを逮捕に向かうFBIから
彼女を逃がすのだった。(彼がFBIの手先だったから、高層ビルの上で追い詰められたとき、
彼女を逃がし、彼は絶体絶命だったのに助かっていた、という謎が解ける)

ラストの電車とホームを使った追跡シーンがアナログだけどなかなか見せる。29歳の
ゼタ=ジョーンズ、綺麗です。(何故かその年のラジー賞にノミネートされちゃっているけど)
ジンの背景がもう少しきちんと描かれていたほうが厚みが付いたんじゃないかな。少々
おちゃらけた泥棒映画になっちゃっているので、せっかくショーン・コネリーが出ているんで
重み、みたいなものも感じたかったかな。黄金の仮面を盗む時のジンが赤外線光線の
バリアをスパイダーマンみたいにかいくぐっていくシーンが見所の一つであります。
この映画の詳しい情報は

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まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-17 22:55 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)