サウンド・オブ・サイレンス Don't say a word

●「サウンド・オブ・サイレンス Don't say a word」
2001 アメリカ 20th Century Fox Pictures,114min.
監督:ゲイリー・フレダー 原作:アンドリュー・クラヴァン『秘密の友人』
出演:マイケル・ダグラス、ショーン・ビーン、ブリタニー・マーフィ、ファムケ・ヤンセン、
    スカイ・マッコール・バートシアク、ジェニファー・エスポジート他
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「全米探偵作家協会賞(MWA賞)を2度受賞した作家アンドリュー・クラヴァンの『秘密の友人』を「トラフィック」のマイケル・ダグラス主演で映画化したデッドリミット型ノンストップ・サスペンス。娘を誘拐された精神科医、犯人に命を狙われる妻、殺人事件を追う女刑事、それぞれがタイム・リミットに向け畳み掛けるような展開をみせる。」(allcinema)

NHK-BSで鑑賞。ここは外れが殆ど無いから安心して観られる。この映画も、突っ込む人は
居るみたいだけど、私は面白く観ました。油断ならないプロット。脚本が良く出来ていると。
悪人パトリックを演じるショーン・ビーンが、どこか人生に疲れた悪党を上手く演じていたと
思う。それと2人の少女。ブりタニーとスカイ・マッコールがほぼ自然で良かったな。

物語は10年前の銀行強盗から始まる。目星の巨大ルビーは、仲間割れの挙句、片方の
グループの手に渡った。裏切りに怒ったパトリックと仲間は、裏切った男を捜し出し、
娘連れで逃げる途中の地下鉄駅で捕まえて、線路に彼を落とし、どこに隠したか言え、と
迫る。しかし、男は地下鉄に轢かれて死亡してしまった。そこに駆けつけた警官にパトリック
らは逮捕され、殺人で10年の刑を食らうことになったのだ。

10年後の感謝祭前夜、優秀な精神科医ネイサン(ダグラス)は、友人の医師から病院に
連れ込まれた少女が、看護師を傷つけ、手に負えなくて困っていると呼び出しを受ける。
なぜ、感謝祭前夜に俺を呼び出す、と抗議するネイサンだったが、今夜中になんとか
しないと一生薬漬けになってしまう、とネイサンに懇願する。
実はこの友人の医者は、恋人を殺すぞ、と言われ少女を追うパトリック一味に、娘の父が
最後に残した数字を聞き出そうと脅されていたのだ。それでネイサンを呼び出すことに。
喋らない、食べない、触らせない、暴れる、というエリザベス(ブリタニー)に静かに語りかける
ネイサン。そうすると話し始めるエリザベス。
そう、このエリザベスこそ、地下鉄で殺された裏切り男の娘で、目の前で父を殺されPTSDに
なっていたのだ。友人が脅されていることも知らず、懸命にエリザベスに接するネイサン。

感謝祭前夜、妻はスキーで足を折って療養中。8歳の娘と明日はパレードを観にいこう、と
約束したパトリックだったが、次の朝、娘のジェシーは消えていた。パトリック一味に
誘拐されたのだ。一味はネイサンのアパートの上階の老婦人を殺害し部屋をのっとり、
ネイサンの部屋のいたるところにカメラを設置して監視、そうしておいて、ネイサンに娘を
誘拐した、エリザベスという娘から数字を聞きだせ、と脅迫する。

警察に連絡せず自分で解決しようとするネイサンは、エリザベスの心を開こうと懸命に
治療する。もう少し、というところで友人の医師のケイタイが鳴る。一味からだった。
友人は彼らに脅かされて、大量の自白剤を投与しようとしていたのだ。

そこに最近ニューヨークで起きた2件の殺人事件を追う女刑事キャシディーが病院にやって
くる。持ってきた写真は友人の恋人の死体だった。「約束が違う」と事件を告白する
友人の医師。一方、追っ手が近いことを感じたネイサンはエリザベスを外に連れ出し、
事件を追体験させることで、数字を思い出させようとしていた。
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ところが誘拐された娘は頭が良くて、通気抗に向かって歌を歌って母親に自分が階上に
いることを知らせた。自分たちの存在がばれたことを知った一味はアジトを撤収した。
そして一人の男にネイサンの妻を殺して来い、と命令される。しかし、ギプスを吊るす装置を
壊してベッドを脱出、殺しに来た男を逆に殺してしまう。(強いねえ)

エリザベスはようやく父から預かったものが愛用していて、父のお棺にいれた人形に隠されて
いて、一味はお棺のナンバーを知ろうとしていたのだ。

そのお棺は、街から離れたハート島の無縁墓地の父の墓にあるはず。ネイサンはエリザベス
とともに、ハート島にやってくる。しかしネイサン一味も、追いかけてきた。
ようやく数字を思い出したエリザベス、しかし、それは指でなぞって記憶していたため鏡文字
になっていた。墓を2度掘り出すことになった。しかし、遂にエリザベスの父のお棺から
サファイアが見つかった。当然、仲間にネイサンを始末しろと命令するパトリック。
しかし、若いやつと互角にやりやってしまうネイサン(強いんだよねえ)。しかし、最後には
パトリックの銃がネイサンに突きつけられた。
そこに第七騎兵隊が、もとい追いかけてきたキャシディー刑事が登場、銃を捨てなさい、と
例のセリフ。仲間に撃て、と命令するパトリック。しかしキャシディーに射殺される仲間、
キャシディーもパトリックの弾丸が食い込む。ひるんだところにネイサンが棍棒で打ちつける。

こんなものと人生を引き替えるのか、取って来いと、工事中の溝にサファイアを投げる
ネイサン、共に落下するパトリック。そこに溝の擁壁が崩れ、ネイサンは生き埋めとなって
しまったのだ。事件は解決、ラスト、誘拐されていたジェシーとエリザベスが手を握りあう
ところが良かったね。

この手のサスペンスは登場人物が増えるたびに判りにくくなるのだが、この映画はその意味で
すっきりしていたと感じた。確かに、強すぎるネイサンの妻、10年前に地下鉄の駅で殺人
事件を起こして逮捕されるパトリック一味の間抜けぶり、ネイサンの部屋にいつあれだけの
カメラを気づかれずに設置できたのか、裏切り野郎をやっつけて盗んだものとはいえそれを
奪回しようとして生き埋めになったパトリックがちょっとかわいそうに思えたり。
話の展開も都合がいいといえばいいけれど、テンポが良くて展開が早く、飽きなかったな。
マイケル・ダグラスは、う~ん。まあまあかな。
この映画の情報は

こちら
まで。

 
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Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2008-09-05 14:53
タイトル : サウンド・オブ・サイレンス
 「スタンドアップ」では、主人公の友人の良き夫を好演していたショーン・ビーンですが、コチラではとことん悪役を熱演しちゃってます。  「アンナ・カレーニナ」では、人妻に恋焦がれちゃう伯爵を演じていたりもしたけど、ショーン・ビーンはどちらを演じていてもかっ....... more
Tracked from cinema!cinem.. at 2008-09-12 09:59
タイトル : 『サウンド・オブ・サイレンス』
時々無性に見返したくなる作品って皆さんありますよね? ということで今回はちょこっと久々に観てみた『サウンド・オブ・サイレンス』を。 ******************** 全米探偵作家協会賞(MWA賞)を2度受賞した作家アンドリュー・クラヴァンの『秘密の友人』を「トラフィッ... more
by jazzyoba0083 | 2008-09-04 22:45 | 洋画=さ行 | Trackback(2) | Comments(0)