リトル・チルドレン Little Children

●「リトル・チルドレン Little Children」
2006 アメリカ New Line Cinema,137min.
監督:トッド・フィールド 原作:トム・ペロッタ
出演:ケイト・ウィンスレット、パトリック・ウィルソン、ジェニファー・コネリー、ジャッキー・アール
    ヘイリー、ノア・エメリッヒ、グレッグ・エデルマン、フィリス・サマーヴィル他
e0040938_21501891.jpg

久しぶりに思索的(考えさせられる)映画を見た。まず、脚本がいい。演出のセンスもいい。
役者もいい。三位一体で、仕上がりの上等な映画が出来上がった。期待しないで、また
知識なしで観たのだが儲けもの、という感じだ。

人間の二面性の切なさ、別の自分、別の人生への憧れと恐怖、これらを2組の夫婦と
性犯罪者の息子と母という3種類の人間を描くことで訴えてきた。
ロバート・アルトマン風に、偶然も内在した人生のある種の不条理、そして人間の欲を、うまく
表現できていた。体当たりの演技のケイト・ウィンスレット、性犯罪者のJ・R・ヘイリーが
良かった。下記のallcinemaにもあるとおり、いい歳をした大人たちのわがまま(人間の
欲ってそんなもんなのだけどね)が交錯する世界、いわゆるリトル・チルドレンだ。

『トム・ペロッタの全米ベストセラー小説を「イン・ザ・ベッドルーム」のトッド・フィールド監督
が映画化した悲喜劇メロドラマ。郊外の住宅地を舞台に、いい年して今の自分を受け入れ
られず別の人生を夢見てしまう大人になりきれない大人たちの哀しい人間模様を、同情と
共感を込めつつもシニカルに綴る。
主演は本作で5度目のオスカー・ノミネートとなった「タイタニック」のケイト・ウィンスレット、
共演にパトリック・ウィルソン、ジェニファー・コネリー。2007年のアカデミー賞では主演
女優賞と脚色賞に加え、子役出身のジャッキー・アール・ヘイリーが助演男優賞に
初ノミネートされ、大きな話題となった。
 
 アメリカ、ボストン郊外の閑静な住宅街ウッドワード・コート。成功したビジネスマンの夫
リチャードと3歳になる娘ルーシーと共にここへ引っ越してきた専業主婦のサラ・ピアース。
(ウィンスレット)さっそく娘を連れて公園デビューに挑むが、郊外の典型的な主婦の集団に
肌が合わず違和感を拭えない。そんな主婦たちの目下の話題は、彼女たちが“プロム・
キング”と呼ぶ、学園の人気者タイプの男性のこと。彼の名はブラッド・アダムソン。
ドキュメンタリー作家として成功したキャシーを妻に持ち、主夫をしながら司法試験合格を
目指していた。サラはちょっとしたイタズラのつもりで、公園に現われたブラッドとハグをして
キスを交わす。軽いお遊びのつもりが、やがてお互いのことが心の中を大きく占めるように
なってしまう。そんな中、性犯罪で服役していたロニー・マゴーヴィーが街に戻ってきたことで、街はにわかに騒然となっていく。』(allcinema)
e0040938_21512778.jpg

ウィンスレットと主夫パトリック・ウィルソンの不倫、ウィンスレットの旦那の変質的な趣味、
かつてショッピングモールで誤って少年を射殺してしまい、警官を止めたラリー。彼は
町に刑を終えて町に住むようになった性犯罪者のロニーを目の敵にしている。
e0040938_21543370.jpg

ウィンスレットとウィルソンは子供づれで駆け落ちしようとするが、お互いに今の人生に
目覚めて中止。タッチフットボールではじめて勝利を得たウィルソンのチームにいるラリーは
応援にきたウィンスレットとの逢瀬に急がしいウィルソンにすっぽかされ、やけになって
ロニーの家の前でラウドスピーカーで性犯罪者が町にいるのは許せんと夜中にも関わらず
大声を出す。さすがに近所の人たちも迷惑顔。出てきたロニーの母は激怒して庭から
出て行けというが、心臓発作に襲われて死亡、後悔の念に苛まれたラリーは、ロニーに
謝りに行くのだが、公園で母の死を嘆いているロニーに近づくと、ロニーは自らを去勢して
血だらけになっていたのだった・・・。
e0040938_21533081.jpg

性犯罪者ロニーが母親がセッティングしたデートに出かける一部始終が迫力があって良かった。
この映画の情報は

こちら
まで。
Commented by zebra at 2011-04-10 09:27 x
jazzyoba0083 様 おはようございます

 大人になりきれない大人かぁ~(・_・) 僕も案外 そんな大人ですよ。 人間って 他人からみたら 未熟だなぁ~ってつっこまれること たくさんあります

 些細な一言で人間関係が崩れてしまうこと あるじゃないですか。 言った本人は悪気はなくても、聞いた人からしたら目を吊り上げて怒ってしまうとかね

  そこのところも本作で表現していました。
Commented by jazzyoba0083 at 2011-04-14 23:37
zebraさん コメントありがとうございます。ご指摘の通り「大人になりきれない大人」はたくさんいますよね。政治家にも(爆)
かくいう私だって、自分の子どもと距離間、立場感に戸惑うことがありますからね。そう言う点では、いつまでも大人になりきれないなあと・・・。
by jazzyoba0083 | 2008-09-27 20:45 | 洋画=ら~わ行 | Comments(2)