主人公は僕だった Stranger Than Fiction

●「主人公は僕だった Stranger Than Fiction」
2006 アメリカ Columbia Pictures,Mandate Pictures,112min.
監督:マーク・フォスター  脚本:ザック・ヘルム
出演:ウィル・フェレル、エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマン、マギー・ギレンホール他
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今まで観たことのないストーリーは新鮮で、情けないウィル・フェレルがよく役に会っていて
とても面白くみました。ラストまでちゃんと観ないと訳わからんですね。
普通、主人公のようなことになれば、彼が最初にかかった精神科医のように統合失調症と
いわれることは必定。そりゃ、いつも声が聞こえるんです、とか言って街の中で誰でもない
人に大声で話しかけるなんてことしたら、基地外と思われて当り前ですわな。

国税庁の調査員であるクリック(ウィル・ファレル)は、毎日の生活が計ったように同じことの
繰り返し。一つの違いもない。しかしそんな彼が、ある日時計を2分進めて合わせてしまった
ことからとんでもない悲劇に巻き込まれる。

どこからともなく、女性の声で、彼の行動を反芻したり、予測したりすのだ。聞こえるだろ、と
仲間に言っても、友人には当然聞こえない。医者に行けば統合失調症、と言われる始末。

『ひねりの利いた設定と巧みなストーリー展開で評判となった新人ザック・ヘルムの脚本を
人気俳優ウィル・フェレル主演で映画化したハートフル・ファンタジー・コメディ。
ある日突然、自分の人生が人気作家によって執筆中の物語に左右されていることを知った男が、自分の人生を取り戻すために奮闘するさまを、“小説の語り手”についての考察を絡めつつ、ユーモラスかつ寓話的に綴る。共演にエマ・トンプソンとダスティン・ホフマン。監督は
「チョコレート」「ネバーランド」のマーク・フォースター。

 国税庁の会計検査官ハロルド・クリックは、規則正しく単調な毎日を送る平凡な男。
ところがある朝、彼の頭にナレーションのような女性の声が聞こえる。それは断続的に
聞こえるようになり、文学的な表現でハロルドの行動を的確に描写していく。どこかで自分を
主人公にした小説が書かれていると疑い始めたハロルドは、“このささいな行為が死を
招こうとは、彼は知るよしもなかった”という信じがたいフレーズを聞いてしまう。
困惑した彼は、文学を専門とするヒルバート教授に相談してみることに。そんな中、
国防費に抗議して税金の一部を滞納し続ける勝ち気なパン屋の女店主アナに心惹かれて
いくハロルドだったが…。』(allcinema)
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誰かが書いている小説の一部に違いないと、教授(ダスティン・ホフマン)に尋ねると、こうした
小説を書くのはカレン・アイフル(エマ・トンプソン)しかいない、と言われる。しかし彼女は
今どこにいるのか不明だとも。出版社に行ったりするが、なかなか会うことはできない。

カレンは、2分進めてしまった時計のせいで、いつもは乗らないバスに乗れることになり、
停留所にいると、通りかかった自転車の少年が目の前で転倒、ハロルドはとっさに少年を
押しのけ助けるが、自分はバスにもろにはねられてしまう。そこで死んでしまうのがカレンの
小説の結末だった。

カレンはハロルドという男が実在することを知ることになり、完成させたはいいが、本当に
実在の男を殺してしまっていいのか悩み、教授の元を訪れ、草稿を置いていく。
これを読んだ教授は、小説が世紀の傑作だ、と感じる。そして、相談に再び訪れたハロルドに
これはもう君は死ぬしかない、君は死んでも名前は残る、とかかなりいい加減なことをいう。
そして草稿をハロルドに渡し、一度読んでみろ、という。
一気に読み終えたハロルドは、やはりこの小説は傑作で、自分の死でしか終わりはない、と
確信し、小説の結末を受け入れる覚悟を決める。

しかし、である。どうしても実在の人間を殺すことができなかったカレンは、結末を変えて
出版することにした。そしてそれを教授の元に持ってきて読ませる。「普通の出来になったね」
とは言われるが、カレンはそれで満足だった。

その変更されたエンディングとは、バスにはねられはしたけれど、奇跡的に一命を取り留め、
パン屋のパスカルと結ばれることなったのだ。いや~ハッピーエンドでよかったよ!

大人のファンタジーとしては堪能できるストーリーだった。作家を演じたエマ・トンプソンの
神経症的な作家の雰囲気、勝気なパン屋だけど純情な彼女アナを演じたマギー・
ギレンホールの美人なような、そうでないような普通さ加減、どこかいい加減な文学教授
のダスティン・ホフマン、そして、この主人公は彼しかいないだろうな、と思われるウィル・
フェレル、みな良い配役だ。邦題に原題の持つウィットはない。あまりにも通俗的であるのが
残念だ。
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マギー・ギレンホールは苗字でもわかるとおり、「ブロークバック・マウンテン」「ゾディアック」
などでブレイクしたジェイク・ギレンホール(あの眉毛の太い)のお姉さんだ。
この映画の情報は

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by jazzyoba0083 | 2008-09-30 23:10 | 洋画=さ行 | Trackback(3) | Comments(0)