シビル・アクション A Civil Action

●「シビル・アクション A Civil Action」
1998 アメリカ Touchstone Pictures+Paramount Pictures 115min.
監督・脚本:スティーヴン・ザイアリン
出演:ジョン・トラヴォルタ、ロバート・デュヴァル、トニー・シャルーブ、ウイリアム・H・メイシ-他
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WOWOWトラボルタ・シリーズの1つ。このところ見ているB級クラス映画その⑤。
実話に基づいて創られた映画なので、ストーリーは面白いのに、妙に間延びしてしまい、
しっかり映像で表現してほしかった、解決編のところが、全部字幕で処理されていて、
なんか、半分だけ見せられて、あとは筋書きを聞いたような感覚を見終わったあとに持った。

トラボルタは、賠償金目当てで活躍する民事担当の弁護士。法律事務所の仲間も、そんな
金満生活を満喫、今日もシャンパンで乾杯する勝訴の日々・・・。

ところが、ある日、どうも近くにある革工場からの排水が原因で幼い子供に死者がでいるらしく
ここの住民が、トラボルタの事務所に原告としての弁護を依頼してくる。金にならない裁判を
する気はない彼は、住民の下に断りに行く。

住民の代表は、「私たちはお金が欲しいんじゃない。原因は何なのか、そして亡くなって行った
子供たちに謝罪して欲しい」というのだ。しかしトラボルタは「気持ちは判るが、ゴメン」とい
言ってその場を去る。

しかし、その帰り道、スピード違反で捕まった橋の上から川を見ると、毒々しい風景があった。
河原におりて、そばを歩いてみると、確かに革工場から排水が垂れ流しになっていた。
ここで、彼の考えは変わる。工場に勤務していた従業員から証言を集め、工場から違法な
薬品が違法に垂れ流されていて、それが井戸水に入り、住民の口に入り、公害を引き起こした
構図が見えてくる。

住民を原告にして、革工場とその親会社を損害賠償で訴える。しかし、資金が無く、事務所の
物を売ったり、自分たちの家も抵当にいれて裁判を継続使用と頑張る。
しかし、親工場の弁護士、デュヴァルは大学で法律も教える名うての弁護士。法廷で弁護士は
こういう言動をしてはいけないと学生に説明することをトラボルタは次々に犯してしまい、
裁判は不利になる。そして第一審敗訴。それでも、従業員に良心を持った人物が現れ、また
辞めた従業員からも国が調査に来る前に廃材を大量に廃棄したとの聞き込みに成功、会社が雇ったダンプ会社からも証言がとれた。そのころまでには仲間も去り、彼は1人で街中でささやかな法律事務所を開き、何とか資金を繋ぎながら、証拠をこつこつと集め、環境保護庁に革工場と親会社を告発した。ついに真実は明らかになり、会社側弁護士デュヴァルの偽証も明らかになり、親会社は住民に7000万ドルの土壌浄化費を支払い、革工場は閉鎖、次いで親工場も閉鎖となったのだ。勝訴の時彼のポケットには14ドルしか入っていなかった・・・。

ちょっとご都合主義を感じたのは、公害エリアからの帰り道、橋の上から川を見ただけで、
金満弁護士が豹変するかな、ということ。元来が正義の人であったのだろうなあ、とこれは
善意に解釈。それと、訴訟を指揮する裁判長が、完全に企業側についた訴訟指揮をしている
が、これが本当ならば裁判とも恐ろしいなあ、と思った。

トラボルタの清貧生活の中で勝ち得た控訴審の様子が字幕で語られるだけで、カタルシスには
程遠いと感じた。溜飲を下げたいと思ってみていた人には肩透かしだっただろう。
ロバート・デュヴァルは、あのニクニクしい弁護士を実に良く演じていた。見ているこっちも
石でも投げたくなるくらいの迫力だった。さすがにこの年のノーベル賞助演男優賞に
ノミネートされることはあるな、と感じた。
この映画の情報は

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まで。
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by jazzyoba0083 | 2008-10-08 22:55 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)