フォート・ブロックの決闘 These Thousand Hills

●「フォート・ブロックの決闘 These Thousand Hills」
1959 アメリカ 20th Century Fox Films,96min.
監督:リチャード・フライシャー 原作:アルフレッド・B・ガスリーJr
出演:ドン・マーレー、リー・レミック、リチャード・イーガン、パトリシア・オーウェンズ他
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WOWOW・B級映画シリーズ(私が勝手に命名①)。久しぶりの西部劇。原作が
ピュリッツアー賞のガスリーJr.なので(「シェ-ン」の脚本担当でもある)、ただの西部劇では
なく、人間模様を描いた作品になっている。だが、話が単調で、別に決闘があるわけでもなく、
山場も無いままに終わっていく。フライシャーの名前に惹かれてみましたが。

故郷の牧場を手放し、流浪のカウボーイとなってある町にやってきたラットは、荒馬を
調教する技量を見せてある牧場に雇ってもらう。調教とカウボーイを両方やる、という。
一生懸命働くラットは、フォートブロックという町にやってきた。そこで地元の顔役イエフの
愛馬と競争し、勝ってしまう。ここから二人に確執が生まれる。
ラットは、あるパーティーでキャリーという女性(娼婦)を見初める。二人は好きあう間になるが、
上昇志向の強いラットは、キャリーをどこかさげすんでみている節がある。

あるとき親友が娼婦と結婚すると聞き、「娼婦と結婚するなんて」と思わず本音を漏らし、彼を失なうことになる。次第に金を貯めてついに自分の牧場と牛を持つことに成功するが、この資金を
出してくれたのもキャリーだったのだ。
しかし、彼の前に地元の名士の姪ジョイスが登場、ラットは父親からも見こまれ、将来は
上院議員になる人物だ、とか言われる。そして、キャリーをふって、名士の姪と結婚するラット。

自分も街の名士の一員となり、上院議員にも当選確実であったが、牛泥棒事件に巻き込まれ
・・・最後は、やはり自分を心底愛してくれるキャリーの元へと戻っていく。名声を捨てて・・。

てなお話なんですが、ランディ・スパークスの謳う「These thousand hills」の歌が
各所で使われていて、この歌がとてもいい。これだけ聞くために見てもいいくらいいい。
その程度の映画。フライシャーらしさ、って?
この映画の情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-10-04 20:00 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)