ミス・ポター Miss Potter

●「ミス・ポター Miss Potter」
2006 アメリカ・イギリス Phoenix Pictures,BBC Films,UK Film Council,92min.
監督:クリス・ナヌーン
出演:レニー・ゼルヴィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、ビル・パターソン他
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世界のこどもたちの人気者、「ピーター・ラビット」の生みの親、ベアトリクス・ポター夫人の
波瀾に富んだ半生を描いたファンタジー的伝記映画。映画の中でウサギたちが動くので
楽しい。

『1902年のロンドン。世の中には、まだヴィクトリア王朝時代の封建的な風潮が残り、上流
階級の女性が仕事を持つなど考えられなかった。そんな中、裕福な家庭に育った32歳の
独身女性ビアトリクス・ポターは、幼少の頃に湖水地方で出逢った動物たちの物語を絵本と
して世に送り出したいと考えていた。そしてある日、彼女の念願が叶い、青い上着を羽織った
愛らしいうさぎ“ピーターラビット”を主人公にした物語が、経営者のウォーン兄弟によって
出版されることに。すると、その“ピーターラビットのおはなし”はたちまちベストセラーとなり、
シリーズ化される。また一方、経営者兄弟の末弟で編集者のノーマンと次第に惹かれ合い、
恋に落ちるビアトリクスだが…。』(allcinema)
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心温まる掌編。悪い人は誰も出てこない。キャラクターは愛すべきピーター・ラビット。
ビアトリクスのことを誰よりも理解し、自分も子供のような無邪気で純真な心を持つ
ノーマン(ユアン)。二人は必然的に惹かれあい愛し合うようになる。
しかし、商人との結婚は絶対に認めない、とする両親と激しく対立。両親は夏の3か月の
間、湖水地方で過ごす時に、離れ離れになるのだが、その間も愛を継続できたら、結婚を
認める、という条件を出してきた。今や深く愛し合う二人に3か月なんて大したことはないように
思われた。二人の間に愛情あふれるラブレターの交換が続いた。
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しかし、ある時にノーマンからの手紙がぴたりと来なくなった。何かあったのか、とロンドンに
舞い戻ると、なんとノーマンは肺結核か急性肺炎と思われる病気で急逝していたのだ。
悲嘆に暮れるビアトリクス。彼女はロンドンを引き払い、湖水地方に農場を買い、ピーター
たちと暮らすとこにした。彼女の世話を何くれとなく焼いてくれたのが弁護士のヒーリスだった。

彼女は次第に農場の周りの土地を開発から守るために買い取って行った。そして8年後に
ヒーリスと結ばれた。彼女は4000エーカーの土地を国に寄付して、湖水地方の自然を
守ったのだ。
キングズ・イングリッシュをしゃべるレニーの口元が気になったが、彼女とノーマンの姉ミリー
との友情などビアトリクスの周辺の人たちの個性が掌編の割にはよく描かれていた。
イングランドの湖水地方の美しい自然も目の保養になる。戦争の映画やアクションや人生
ドラマもいいが、こういう心温まる掌編もいいですね。お勧めです。
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by jazzyoba0083 | 2008-10-10 22:40 | 洋画=ま行 | Comments(0)