フォゴトン The Forgotten

●「フォゴトン The Forgotten」
2004 アメリカ Columbia Pictures,Revolution Studios,91min.
監督:ジョセフ・ルーベン
出演:ジュリアン・ムーア、ドミニク・ウェスト、ゲイリー・シニーズ、アルフレ・ウッダード他
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「フライト・プラン」とか、先日観た「バーニー・レイクは行方不明」と同じような趣旨の映画
だが、こちらは相手が宇宙人だ。好きな女優さんの一人である、ジュリアン・ムーアが主演
なので観てみたとうわけ。宇宙ものは、荒唐無稽にするか、メルヘンにするか、ものすごく
理詰めに緻密にいくか、訳が分からない方向に持っていくか、いずれかだと思うのだが、
この映画は、訳が分からない方向にいってしまった感がある。
俯瞰系のカメラワークはすべて宇宙人目線であることが、次第に判ってくるが、ラストの
結末にカタルシスをそれほど感じないのはなぜか。(ハッピーエンドなんだけどね)
タイムパラドクスが解決していないからだろうか?

『1人の死亡が確認された悲惨な飛行機事故で9歳になる一人息子サムを亡くした母親
テリー。それから14ヵ月たったいまでもテリーは立ち直れずに、サムの思い出に浸る
だけの毎日を送っていた。
そんなある日、テリーは夫と息子と3人で撮った記念写真からサムだけが消えている
のを見つけ困惑する。異変はさらに続き、大切なアルバムからも、そしてビデオテープ
からもサムが消えてしまっていた。
動揺するテリーに精神科医は、“息子など最初から存在しなかった”と告げるのだった。
ショックを受けるテリーは、サムの存在を証明しようと躍起になるのだったが…。』
(allcinema)

母親テリーにジュリアン・ムーア。夫を始め、回りのみんなはサムなんて息子は最初から
いなかったのだ、と説明、精神的な妄想なのだ、というが、母には信じられない。
確かにサムはキャンプに行くとって、学校の仲間と飛行機に乗るところを見ているし、
事故の新聞切り抜きだってある。しかし、図書館に行って新聞を見ると、そんな記事は載って
いない。そこで、サムと仲良しだった女の子の父親アッシュの元を訪ね、あなたにも娘さんが
いたでしょ、サムと仲良しだったのよ、事故で亡くなったのよね、というが、アッシュには
チンプンカンプン。警察を呼ばれてつまみだされてしまう。
しかし、テリーが、アッシュ家の子供部屋だった壁紙をめくると、子供の落書きが一面に
書かれていた。いったんは前の住人の時からあったのだ、というが、彼も違和感を覚える。
そして、あるタイミングで、やはり自分には娘がいたことを確認する。なぜ忘れていたのか。

そして、アッシュの家から警察に連れて行かれたテリーは国家安全保障局のメンバーに
身柄を渡されそうになる。追いかけてきたアッシュは、すんでのところでテリーを逃がし、
それからは二人で逃げながら、なぜ子供のことが消されているのかという謎を解明し
始める。これにはニューヨーク市警の女性刑事も結局は応援することになる。

捜査していくうちに、テリーとアッシュは、子供たちが乗った飛行機会社を突き止め、この
会社の社長の家に行く。するとそこには誰もおらず、つい先日まで人が住んでいた気配が
していた。そこにNY市警の女性刑事がやってくる。怪しい男(ターミネーターで銀色の白バイ
警官になる男に似ている)がいたので誰何すると返事をしない。威嚇射撃に続いて、
体に銃弾を撃ち込んでも平然として姿を消したのだった。テリーたちを追いかけた女刑事は
彼女らに、あなたたちを信じるわ、人間以外の何かが関わっているのよ。といった瞬間、
空の彼方にビューンと飛ばされて消えて行ってしまった。

子供たちの生存を確信した2人は、飛行機会社の格納庫に出向く。すると件の男が登場、
子供たちである実験をしているという。それは「母と子の絆」だ、という。その謎が判らない
とうのだ。他の人間たちは子供を拉致したことなど、忘れて行ったのに、お前だけはなぜか
忘れなかった。だからそれを調べるのだという。そして男はテリーからサムの記憶を消して
しまう。しかし、彼女にはサムを妊娠した記憶は残っており、男のもくろみは成功しなかった。
母と子の絆は宇宙人でも解明できたかったのだ。その結果、その男は責任を取らされて、
格納庫の屋根を突き破って、ビューンと空に飛ばされて消えていった。

サムが帰ってきているに違いないと確信したテリーは、公園にサムを探しにいく。すると
遊具で遊ぶサムが何事もなかったように、「もう帰る時間なの?」とか言っている。
そしてそばにはアッシュの娘も。近くにいたアッシュに、「サムの母親よ」とあいさつするが、
アッシュは握手しながら、「初めてお会いしたような気がしませんね」というのだった。
ここで、時間がだいぶ昔に戻った、つまり子供らがキャンプに出かける前に戻ったことが
理解できる。みんなの生活はまた元へも戻ったのだった。
宇宙人が地球人を拉致して実験しているという情報をキャッチした国家安全保障局が、
秘密を洩らすまいと、テリーを黙らせるため、彼女を拉致しにかかってきたのだ。
結局そんな話も時制の戻りでない話となったのだ。

宇宙人や円盤を敢えて登場させず、鳥瞰のカメラワークと「ビュ~ン」に象徴させたとこに
好き嫌いが分かれるでしょうね。ただ短い映画なので、腹を立てているひまもないでしょう。
テレビの「テイクン」や「4400」のようなものだ、と思ってみればいいんじゃないのかな。
あ、その二つの方が出来がいいかもしれない・・・。
しかし、映画の中の母親って、危機になると、なぜ、ああもクルマの運転が上手くなり、
銃の名手になっちゃうんでしょうねえ。
ジュリアン・ムーア、綺麗だで、演技も上手いけど、寄るとしなみにアップがだんだん耐え
切れなくなってきましたかね。
この映画の情報は

こちらまで。
by jazzyoba0083 | 2008-11-29 22:55 | 洋画=は行 | Comments(0)