地球が静止する日 The Day The Earth Stood Still

●「地球が静止する日 The Day The Earth Stood Still」
2008 アメリカ 20th Century Fox Film Co.,3 Arts Entertainment,106min.
監督:スコット・デリクソン 
出演:キアヌ・リーブス、ジェニファー・コネリー、ジェイデン・スミス、キャシー・ベイツ他
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「感動のクライマックスは劇場の大画面で!」という売り込みだったな。たいしたこぁないぞ。
51年に制作された映画のリメイクだそうで、そう言われなくても、話が古い。今の時代
このストーリーはいかがなものか。CGの画面だけでは誤魔化されん。起伏に乏しい映画故
眠くなってしまった。キャスティングとしてのキアヌとジェニファーはまあ、よしとしましょう。
物語が古いもんで、「人類こそ地球を滅ぼす元凶、正義の宇宙人としては人類を滅ぼし、
地球を守ろうとする」というコンセプトなのだが、既視感ありあり。もうちょっとマシな映画を
期待していったのだが、なんだかなあ~という感じでシネコンを後にした次第。
これなら駄作の誉も高いトム・クルーズ「宇宙戦争」の方がまだましだ。私は宇宙ものが
大好きなので、ハードルは高いです。
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「The Day The Earth Stood Still」 Original Film
Directed by Robert Wise in 1951.

1938年、カラコルムの雪に覆われた高山で、謎の球体に出くわしたある科学者(キアヌ)。
ピッケルで球体を欠いてみると、彼の体は光に包まれ、球体は消えていた。

そして現在。ヘレン(J・コネリー)は宇宙生物学を教える大学の先生。ある日、地球の彼方
から小惑星と思しき飛行体が地球と激突する軌道でやってきていることが判る。軍がミサイル
を撃ったところで回避は出来ない。地球が滅ぶときか!と固唾を飲んで見守っていると、
謎の球体は地球に接近したところで減速し、まずはセントラルパークに着陸する。

軍隊やら警察がとり囲む中、球体から誰かが降りてきた。早まった軍隊は彼に発砲してしまう。
すると鉄人28号のような特殊合金製?の鉄人28号みたいなやつが登場、軍隊などを
殺しはしないが、電気や動力を無能化してしまう。

急いで病院に運ばれた宇宙人。手術が行われるが、表面こそスライムみたいな殻に覆われて
いるが、メスを入れていくと、組織は人類と同じ構成であることが判った。

一方、宇宙人の襲来に全世界から頭脳が集められた。大学で宇宙生物を研究しているヘレン
(コネリー)も、政府により拉致され緊急の研究組織に組み込まれる。手術で銃弾を取り除かれたクラトゥ(キアヌ)は、見かけは全く人類と判らない。研究者ヘレンと、父のいない息子の
ジェイコブスを連れて逃亡する。そのころ、謎の球体は地球上のあらゆる所に出現し、地球の
人間以外の生物を宇宙船に回収していく。最初は敵とみて攻撃していたペンタゴンだったが、
歯が立たないことが判り、ヘレンに説得を依頼する。

ヘレンがクラトゥに尋ねると、我々は地球を人間から守るために来た。地球は人間だけの
ものではない。このままいけば地球は滅びてしまう。だから我々は、人類を滅ぼし、地球の
他の種を守る決定を下したのだ。もうずいぶん待った。もう待てないのだ。この決定は
すでに動き出している・・・という。う~ん、なかなか痛いセリフだな。確かに地球を人間だけの
ものとして傲慢にふるまっている人類って、このままじゃいいはずはない、というのは確かだ。

ヘレンは、私たちは動き出しているわ、チャンスを頂戴、「We can chage」と、どこか次期
大統領のセリフをパくって懇願するが、決定はすでに下った、といって取り合わないクラトゥ。
しかし、ヘレンと息子ジェイコブスの親子の愛情や、亡くなった父への思慕というものを目の
あたりにすると、少し感情に変化が生まれる。

一方、捕らえられてダイヤモンドドリルで解体されようとしたいた「鉄人28号様の物体」は
収容されていた米軍基地から、粉に分解して逃亡、全世界で、この粉体が、津波のように
都市を襲う。粉体に飲み込まれた車もビルも人間も、粉になってしまうのだ。これが宇宙人の
地球浄化作戦なのだ。

ヘレンたちの行動から考えが少し変わったクラトゥは、母船たるセントラルパークの球体に
接近、吸い込まれていく。すると、世界中から球体に次々と引き揚げ始めた。地球は破滅
から救われたのだった。しかし、大きな命題を与えられた、と言えるだろう・・・。
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ってな感じですかね。テレビで宣伝しているトレーラーやスタジアムが粉々になるシーンは
宇宙人の地球浄化作業の様子を捉えたもの。
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つまり、冒頭の1938年に球体に接したクラトゥ(そもそもどういう人なのかの説明なし)は
宇宙人に拉致され、その後地球を監視しる役目を担っていたが、第二次世界大戦以降の
地球に対する人類の仕方に、ついに我慢が出来なくなり、地球浄化作業に乗り出した、
ということですかね。人類と他の生物が調和して生きている惑星は宇宙でも希少である、と
クラトゥは説明するのだが、説教臭いけど、確かに自分らは地球に対して酷いことをしている
し、絶滅種、とか言っちゃって、本来この星に生きていく権利をもった生物を絶滅に追いやった
りしているものねえ。少しは反省せえよ、人類!と宇宙人に説教を食らった形です。

ストーリーもCGも別に・・・。キャスティングも、別に・・・。ジェニファー・コネリーは頑張って
いたな。、まあ、好きな女優さんの一人だから許そう。地球の自転が止まる話ではありません
のでね、お間違いのないよう。
こちらまで。
by jazzyoba0083 | 2008-12-27 12:10 | 洋画=た行 | Comments(0)