プルーフ・オブ・ライフ Proof of Life

●「プルーフ・オブ・ライフ Proof of Life」
2000 アメリカ Warner Bros.Pictures,Castle Rock Entertainment,135min.
監督:テイラー・ハックフォード 脚本:トニー・ギルロイ
出演:メグ・ライアン、ラッセル・クロウ、デヴィッド・モース、パメラ・リード他
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「Ray/レイ」のハックフォードが、「ジェイソン・ボーン」シリーズの脚本家トニー・ギルロイ
と組んだ、サスペンス・アクション+ロマンス作品。ちょっと時間長すぎ。前半部分は
もう少し端折れるのではないかと感じた。人質を取り戻すプロの交渉人(クロウ)の頭脳戦か
と思ったら、後半はゲリラとのドンパチで、誘拐された男の妻(メグ)とクロウのラブロマンスも
少々加えて出来上がっている。

物語としては面白いはずなのだが、少々間延びしてしまっているのと、最後、ラッセル・
クロウがかっこよすぎ。なんだかスティーヴン・セガールの勧善懲悪ものを見ているようだ。

ロンドンの保険会社の人質解放交渉人テリー・ソーンは、南米のテカラという国で、ダムの
設計技師ピーター・ボーマンが誘拐され、身代金が要求されているということで派遣される。

ピーターは石油会社に属しているが、コカイン畑にパイプラインを通した会社に恨みを持つ
ゲリラたちにとって、ピーターは直接石油とは関係ないのだが、そんなことはお構いなしに
誘拐してしまう。しかし、石油会社は倒産し、より巨大な会社に合併され、その時に保険を
解約してしまっていたのだった。会社から引き揚げるように指示され、いったんはロンドンに
帰るのだが、悲しみに暮れるピーターの妻アリス(メグ)の姿に、テリーは再びテカラに
戻ってくる。そして、300万ドルを要求しているゲリラと、無線で解放に向けた交渉に入る。
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ピーターは、劣悪な環境の中、同じく誘拐されたドイツ人の宣教師と暮らすが、ある日、
隙をついて2人で脱走を試みるが、ピーターは足を罠に足を取られ、捕まってしまう。
宣教師は命からがら脱出に成功、救助され、アリスたちと面会する。
夫は死んだ、と信じてしまったアリスだったが、死体が出てこない以上、交渉は続けると
主張するテリーだった。
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そんなおり、ピーターの家の使用人がゲリラの無線の声に聞き覚えがある、という。
そこから交渉の相手を割り出し、ピーターがまだ生きていることを聞き出したが、交渉は
打ち切られた、すでにに人質に価値はない、ピーターはもう帰らない、と言われる。
そこでテリーは、軍事訓練を積んだ仲間たちと、ピーターの奪還作戦にでる。
政府軍をにせの情報で焚きつけてゲリラの近くに出動させ、兵士が不在になったキャンプに
入り、ピーターを確保、激戦の末に、ついにピーターをヘリで救出したのだった。

妻の待つところへ帰ってきたピーター、そしてテリー。テリーとアリスはお互いに惹かれあう
仲になっていたが、テリーは、アリスに「あなたの気持は判っている。だがすぐにこの国を
離れろ、ダラスに向かえ」と別れを口にする。目に涙のテリー。ピーターはアリスに会いたい
一心で必死で逃げてきたのだ。そんな旦那を放り出してテリーに走るわけにはいかない
だろう。誘拐される直前は離婚寸前までいっていたピーターとアリスは、空港に向かうクルマの
中で「やり直しだね」と語りあうのだった。しかし、アリスの目に映っていたのは、テリーの
姿だったろう。
一方、テリーは、離婚して12歳の男の子がいるのだが、危険な仕事ゆえ再婚はしない主義
であったのだが、貫きとおしてしまったわけだ。

テリーがアリスに心を寄せるのはいいが、両想いにする必要があったかなあ。テリーの片
想いでよかったんじゃないかな。それと誰かも言っていたが、メグ・ライアンがどうも
コケティッシュで、、リアリティに欠けちゃうんだな。ケイト・ブランシェットや、ニコール・
キッドマンだったら、また違った映画になっただろう。
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ま、きちんとカタルシスもあり、観終わった後が不快になる映画ではないが、もう少し締まって
くれれば良かった。
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by jazzyoba0083 | 2009-02-15 23:20 | 洋画=は行 | Comments(0)