ワンダとダイヤと優しい奴ら The Fish Called Wanda

●「ワンダとダイヤと優しい奴ら A Fish Called Wanda」
1988 アメリカ MGM Pictures,Prominent Features,108min.
監督:チャールズ・クライトン
出演:ジョン・クリーズ、ジェイミー・リー・カーティス、ケヴィン・クライン、マイケル・パリン、トム・ジョージソン他
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<1988年度アカデミー賞助演男優賞(ケヴィン・クライン)受賞作品>


いかにも「モンティ・パイソン系」のお笑いだ。人種差別、国の差別、動物虐待、などなどお馴染みの
ブラックな面もあるので、その手の笑いが嫌いな人は避けた方がいい、というかモンティ・パイソンの
笑いが嫌いな人は見ない方がいい。

アメリカ人CIAを名乗るオットー(ケヴィン・クライン)は、ワンダ(J・L・カーティス)と恋人同士なのだが、
兄妹という触れ込みで、ロンドンの窃盗団に加わる。ボスはジョージ。そして車の運転が上手い動物
愛護派にして熱帯魚を飼っているケンが仲間に。

銀行の貸金庫に入っている2000万ポンド相当のダイヤを強奪、これを車庫に隠して、あとで山分けに
して、海外に高跳びしようという計画だ。しかし、オットーとワンダは、警察に「犯人はこれこれの住所に
住むジョージという男だ」とタレこみ、分け前を独占しようとする。しかし、車庫の金庫の中を見ると
ダイヤはすでにない。ダイヤはジョージの指示で、ケンが空港近くのホテルの金庫に隠してあるのだ。

オットーとワンダは、裁判中のジョージやケンから色仕掛けなどを弄して、鍵のありばしょを聞き出そうと
するが上手くいかない。そんななか、ワンダは色仕掛けでケンに近づき、水槽の小さい宝石箱に何か
鍵があることを発見。自分のペンダントの中に隠してしまう。
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"Kevin Kline"

更にワンダは裁判中のジョージの弁護士アーチーにも近づき、お色気作戦でなんとかダイヤのありかを
聞き出そうとする。ジョージの家で色仕掛けの最中、ペンダントを落とししてしまう。早く帰ってきた妻に
ペンダントを見つけられ、「これはお前にと思ってさ」とプレゼントを装う。無邪気に喜ぶ妻。

一方、ケンは、ジョージの指示を受け、ダイヤを奪って逃げる時に彼らを目撃した老夫人を何とか
心臓麻痺で殺そうと企む。動物愛護家のケンは、夫人を事故による心臓麻痺に誘導させるためあれや
これやと仕掛けるが、夫人の3匹の犬を1匹づつ殺してしまう結果となる。だが、ついに3匹目の犬を
屋根の上から箱を落として潰して殺し、これをみた老夫人はついに心臓麻痺で亡くなる。

これで目撃証言がなくなったことから、ジョージは保釈され、、ケンと接触を始めたことから、
ダイヤが空港近くのホテルにあることが判明、オットーは、ケンの可愛がる熱帯魚を食べちゃったりして
脅し、ホテルの名前を割り出すことに成功、ワンダとホテルに向かう。そしてダイヤをゲットして、リオ行きの
チケットを手にして飛行機に乗る寸前、ワンダはオットーを空港の倉庫に閉じ込め、ダイヤを自分のもの
にして、逃げようとするが、そこに彼女にイカレてしまし、あとを追ってきた弁護士のアーチー。
空港の工事現場で、倉庫を脱出したオットーと対決することに。しかし、そこにロードローラーに乗った
ケンが現れ、コンクリで足が固まってしまったオットーを引いてしまう。
アーチーは飛行機に急ぎ、ダイヤを持ったワンダと合流、ローラーからの下から脱出してきたオットーが
飛行機の窓にしがみつく中、ファーストクラスに落ち着いたワンダとアーチーは、スピードをあげた飛行機
から吹っ飛んでいくオットーにも気が付かず、ロシア語を言い合っていたのだった・・。
ロシア語を言い合うというには、ワンダがイタリア語やロシア語を聞くと欲情してくる、という伏線があるから。

落ちは字幕で、アーチーとワンダは、リオで17人の子持ちに、ケンは水族館の司会者に、オットーは
南アフリカに渡り、大臣になりましたとさ。

笑ったのは、どうしても女房からワンダのペンダントを戻したいアーチーが自分の家に泥棒が入ったという
ことにして、と思ったら、そこにオットーが現れ、本物の泥棒だと思われて、手鍋で頭を殴られて気絶するが、
奥さんが帰ってきて、気が付き、そばにあったペンダントだけは、なんとかしようと、縛られた手が使えない
ため、口を使って、スパゲティをすするように口にするすると入れるところ。

オットーがケンからホテルの名前を聞き出すために、フライドポテトを鼻を穴に押し込み、更にレモンか
何かを口に入れて軽い拷問のつもりなのだろうが、さすがにケンが息ができなく苦しむところで気が付いて
ポテトを鼻から抜いてあげるところ、そして吃音者のケンが空港の名前がなかなか言えなくて苦労する
ところ。紙に書けば早いのに(やっと気がつくが)
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"Jamie Lee Curtis"

トニー・カーティスとジャネット・リーの間に生まれた若き日のJ・L・カーティスが、お色気作戦もなかなか
よろしく、好演。熱帯魚を食いまくったオットーを演じたケヴィン・クラインはこの作品でアカデミー賞助演
男優賞を獲得した。イギリスのブラックユーモアを愉快だと思う人は必見の作品であります。
この映画の情報はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2009-02-17 23:20 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)