トーマス・クラウン・アフェア The Thomas Crown Affair

●「トーマス・クラウン・アフェア The Thomas Crown Affair」
1999 アメリカ MGM presents,United Artists,Irish Dream Time,113min.
監督:ジョン・マクティアナン
出演:ピアース・ブロスナン、レネ・ルッソ、デニス・リアリー、フェイ・ダナウエイ、エスター・カニャーダス他
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1968年、スティーヴ・マクィーンとフェイ・ダナウェイで製作された「華麗なる賭け」(原題はこの映画と
同じ)のリメイク。もう10年も前の作品で、自分としては観た、と思っていたが、改めて観てみて、
観ていなかったことが判った。

オリジナルは大学の時に東京の映画館で見た記憶がある。、この年のアカデミー主題歌賞を獲得した
ミシェル・ルグランの名曲の主題歌に乗せてグライダーが滑空するシーンは鮮やかに記憶に残っている。
当時、スティーヴ・マクィーンとかアリ・マッグローとかフェイ・ダナウエイは大好きな俳優さんだったから
特に印象深い。(グライダーのシーンはこの映画にも美しく描かれているが)
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またクルマ好きのマクィーン
の映画らしく、カッコいいクルマがたくさんでていて、特にこの映画で存在を知った、サンドバギーの
カッコ良さと言ったらたまらなかったですね。将来こんなクルマを砂浜で飛ばしてみたいもんだ、と
思ったもんです。
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さて、このリメイク。時代は30年下って、主人公もしゃれ男ピアース・ブロスナンに交代し、億万長者で
あることは同じだが、オリジナルの銀行強盗に対し、この作品では美術品盗となっている。彼を調べる
保険会社の女性はフェイ・ダナウエイからレネ・ルッソに。
どうしても比較してしまうが、この映画に関しては別物として鑑賞したほうが、この映画自身を楽しめる
と思う。現代にマッチしたスタイリッシュでお洒落で、カッコよくて、セクシーで(昔の007みたいだ)
仕掛けも近代的になり、それなりに面白く仕上がっていると思う。

トーマス・クラウンは投資会社を経営する億万長者だが、美術品を盗みだすことを趣味?としている。
彼はメトロポリタン美術館から、厳しい警備をぬってモネの名画を盗み出すことに成功する。
そうしておいて、モネのあった場所がカラだとさびしいから、という理由を付けて、自分が所有するという
ピサロの風景画を貸して飾るように美術館に申し出た。

保険会社の調査員キャサリンは、トーマスが怪しいと睨み、彼に接近、調査するうちに、彼のとりこに
なってしまう。しかしそこはプロ。合鍵を手にいれてトーマスの自宅を無断で調べるなど調査は調査として
進めてはいた。彼女は犯人はトーマスと確信、トーマスも彼女の前ではもう否定しなくなった。
警察や保険会社もキャサリンとトーマスがただならぬ仲になっていると、隠し撮りなどから判っていたが
彼女を信じて、調査を続けさせていた。
キャサリンはトーマスに、逃亡して、と勧めるが、キミとなら、と言われ愛しているが故に戸惑う。
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トーマスとの逃亡を決めたキャサリンは、彼の家に行くと、そこには若い女性が。大いに傷ついた
キャサリンは、彼の元を離れる。しかし、この娘は、トーマスが師と仰ぐ贋作画家の娘で、幼いころから
父親代わりに育ててきた女性で、モネの絵の上からピサロを画を描いたのは彼女だったのだ。
トーマスはキャサリンに、モネの絵を美術館に返す、という、そして一緒に逃げようと。大警備の中、無理
だわ、というキャサリンに、俺を信じろ、午後4時にふ頭近くのヘリポートで待つ、と言い残す。

そのうちに、モネの画を返す、と犯人から通告があり、私服警官で溢れたメトロポリタンにトーマスが
現れた。監視カメラを見つめる警察、連絡を取り合う館内の警官。彼らをあざ笑うかのように、
山高帽をかぶったトーマスが、何人も現れ、絵画が入ったと思しきブリーフケースを、次から次へと
持ち替えていく。

やがて、トーマスは煙幕弾を、モネの絵画が掛けてあった部屋に投げ入れた。すると、煙を感知した
システムが作動し、名画たちを守るためにシャッターが下りる。と同時にスプリンクラーから散水される。
しかし、ピサロの画のところだけ、シャッターが何かに引っ掛かってしまらず、水を浴びる結果に。
するとどうだろう!ピサロの画の表面の絵具が水で流され、下から盗まれた筈のモネの絵画が現われた。
盗んだ絵を、元のあたところに隠す、という奇策を使ったのだ。そして、今度はモネの画の横に展示して
あった別の画が盗まれていた。シャッターをつっかえさせたものは「トーマスクラウン投資会社」とネーム
の入った鉛筆だった。そんなトーマスの手腕に、警官とモニターを見ていたキャサリンは、思わずニヤリ
としてしまうのだった。そんな騒ぎの中、トーマスは、悠々と美術館を後にした。

キャサリンは、急いでヘリポートに向かうが、そこにいたのはトーマスではなく、盗まれた絵を彼女に
渡すように頼まれた男だった。
彼女は、失意のまま、空港のカウンターに行き、係の女性に絵画の入ったポートフォリオを警察に届ける
ように頼み、もともとトーマスと乗るはずの飛行機に乗った。悲しみに打ちひしがれている機内の彼女の
後ろから声をかける男がいた・・・
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街並みや、グライダー、ファッション、二人が遊ぶカリブの海、ガジェットもみんなお洒落。仕掛けも
なかなか上手くできていて、楽しめました。みなさんおっしゃるように映画の種類も同じような感じなので
ピアース・ブロスナンがどうしてもジェームズ・ボンドに見えてしまう。当時42歳のレネ・ルッソは、見事な
ヌードをご披露あそばし、さすがは元モデルだけのことはあるなと。トーマスのセラピストとして
御本家フェイ・ダナウエイが出演。これは前作へのオマージュでしょうか。
全体としては楽しめる作品だと思います。
この映画の情報はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2009-04-02 22:50 | 洋画=た行 | Comments(0)