2008年 06月 10日 ( 1 )

夜を楽しく Pillow Talk

●「夜を楽しく Pillow Talk」
1959 アメリカ Universal International Pictures,Arwin Productions,102min.
監督:マイケル・ゴードン
出演:ロック・ハドソン、ドリス・デイ、トニー・ランドール、エルマ・セッター、マルセル・ダリオ他
       <1959年度 アカデミー賞脚本賞 受賞作品>
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この前の「熱く長い夜」に続く、50年代後半シリーズ。この前の社会的作品とはガラリと
趣を変えて、軽いラブコメディだ。この時代この手の映画は多かった。
しかし、アカデミー脚本賞を獲るだけあって、ストーリーは割りとしっかりしている。当時の
恋愛感、男女の思い、風俗などが良く描かれている。クルマ好きな私としては、いいクルマが
たくさん出てきますね。

エイズで亡くなった著名映画人の嚆矢となったロック・ハドソンが、まあ二枚目炸裂。
ジャズ・ポピュラー歌手として知られるドリス・デイは映画やテレビにもたくさん出ている。
この映画でも歌声が聴ける。

今では想像も出来ない同じマンションの中で電話の利用をシェアする(パーティ・ラインと
いうらしい)男女の出会いから恋愛成就までを描く。
プレイボーイの作曲家ブラッド・アレン(ハドソン)は、電話で恋人と愛を囁き、即興で作る
愛の歌で相手をメロメロにするのが常套手段。そんな長電話で自分の仕事が出来ない
でイライラする共同使用者のジョー・モロウ(ドリス)。頭に来て、二人の電話の間に割り込み
イヤミを言ったりする。当然電話会社には専用線を依頼してあるのだが、なかなか順番が
回ってこないのだ。

そんなブラッドとジョーがパーティーで出会う。二人は内心、お互いに心憎からず想う。
ブラッドはジョーが電話の共同使用者であることが判明すると、ワザとブラッドのことを
悪くいっておいて、ジョーの不安にしておいて、実際のデートの時は逆の行動に出て、
ジョーの心象を益々良くさせる作戦に出た。
その結果、ジョーはどんどんブラッドに惹かれて行く。ブラッドはレックス・ステットソンと
名乗り、テキサスの牧場を経営していていずれ帰るという触れ込みでホテル住まいを
装っていた。実はブラッドのエージェントであるジョナサン(トニー・ランドール)がジョーの
事を前々から好きなのだが、ジョーは振り向いてくれない。
ジョナサンは期限が迫っている曲作りをブラッドに指令。コネチカットの別荘に缶詰になって
仕上げろと命令する。しかし、ブラッドはジョーを連れて行ってしまう。
別荘で、ブラッドのポケットに楽譜があることを発見、何気なくピアノで弾いてみると、なんと
電話で恋人と曲を歌いながら話していた電話の共同使用者の男が歌っていた唄だったのだ。
これで、ブラッド=レックスであることが判ったジョーは、憤然として別荘を出て行き、
二度とブラッドの前に現れようとしなかった。

しかし二人は恋心が失われたわけではなかった。ジョーは友達のアドバイスで仕事である
インテリアデザイナーとしてブラッドの部屋を模様替えすることなった。ブラッドも彼女の
事務所に彼女に来て欲しくて模様替えを依頼したのだ。

まだ怒りがいえていないジョーはブラッドの部屋をインドとアフリカが融合したような異様な
部屋に変えてしまった。ビックリするブラッド、ジョーを呼び出し、どういうことかと問いただす。
そのあたりから二人のわだかまりが消えて行き、フレッドはジョーと結ばれることに。

ラストはまあ、目くじらを立てるほどではないが、急転直下の仲直りで御都合主義といわれて
も仕方が無い。でもその手の映画だから。
原題「寝物語」を「夜を楽しく」と邦題を付けた配給元のセンスは上々。この手のいいネーミング
は昔は良くありましたよね。「夜も夜もすがら」("Anything Goes")とかね。
尚この映画詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-10 23:00 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(2)