2017年 02月 04日 ( 1 )

●「サヨナラの代わりに You're Not You」
2014 アメリカ Darlyl Prince Productions and more.102min.
監督:ジョージ・C・ウルフ 
出演:ヒラリー・スワンク、エミー・ロッサム、ジョシュ・デュアメル、ロレッタ・デヴァイン、マーシャ・ゲイ・ハーデン他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を描く映画はこのところ何本か作られている。バケツ水浴びリレーで
注目も集めた。本作では、ピアニストのケイト(ヒラリー・スワンク)が発症し、介護役として
自堕落な生活をしていた大学生ベックが選ばれ、その後、2人の心が寄り添っていく、2人の
心が成長してく、という感動のストーリーだ。ケイトの旦那がイケメン弁護士でお金持ちという点は
どうなのかな、という感じはしたが、全般的に面白く(という表現がこの映画に適切かどうかは
分からないけど)鑑賞した。ストーリーは予見できるものであるが、本作の良さは、何と言っても
鬼気迫るヒラリー・スワンクの演技と、彼女を支えるエミー・ロッサムの演技の出来であろう。
私は特にエミーのケレン味のない演技と存在感がとても気に入った。

破天荒は人物が介護役となる、という出だしは「最強のふたり」と似ている。ケイトの旦那の
秘書との浮気、ベックの大学教授との不倫なども絡めつつ、次第に悪化していくケイトと、
それを必死に支えようとするベックなのだが、介護なんてしたこともなければ料理もできないと
いうベックが別人になったように、他人のためになることをすることの価値や意義を見出していく
様子が心を打つ。ケイトが遺言として、人工呼吸器を付けるかどうかの役割をベックに与えたことに
対するケイトの母親との相克も見どころ。普段から何もしていない母親、そしてベックの両親も
人のために自分の人生を台無しにして、と責める。ケイトも、お母様の言うとおりよ、あなたは
あなたの人生を生きて、とベックを突き放すが、ベックの心は固まっていた。

やがてくる死が避けられない病気、病院を止めて自宅で最期を迎える選択をしたケイトとベック。
そしてやがてケイトはベックの腕の中で安らかに天国へ旅立つ。ベックとの日々で心が開放された
ケイトであった。一方、人生とは何か、ということをベックに教えてくれたケイト。
ベックは諦めていた音楽家としての道を力強く歩み始めるのだった。

病気モノはあまり得意じゃないのだが、演技が素晴らしいとやはり引き込まれてしまう。
「アリスのままに」もそうであった。
エンドロールでベック(エミー)が歌う歌は彼女自身の作詞作曲によるものだ。
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<ストーリー>
弁護士の夫エヴァン(ジョシュ・デュアメル)や友人たちに囲まれながら、充実した日々を過ごしていた
ケイト(ヒラリー・スワンク)は、35歳の誕生日パーティーでピアノを弾いた時、初めて身体に異変を感じる。
やがて難病・筋委縮側索硬化症(ALS)と診断され、1年半後には車椅子生活となり、彼女は人生のすべてが
変わってしまう。
友人たちの前で明るく振舞うことに疲れ、心の中でこんな筈ではなかったと嘆くケイトは、エヴァンの反対を
押し切り、患者ではなく友人として話を聞いてくれそうな大学生ベック(エミー・ロッサム)を介護人として雇う。
ところがミュージシャンになる夢に挫折し、気まぐれに生きるベックは、言葉遣いも荒く料理もまともに出来ない。
教養が高く完璧主義のケイトがそんな彼女とうまくいくはずもなかった。
だがある日、夫の浮気を知ったケイトの“家出”をベックが手伝ったことから、二人の関係は本音で語り合える
友情へと変わっていく。自由奔放なベックに、次第に心が解放されていくケイト。一方、ベックも生まれて初めて
自分を頼ってくれたケイトに影響され、自身の生き方を見つめ直すようになる。
しかしそんな二人に残された時間は、あとわずかであった……。(Movie Walker)

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=353284#1こちらまで。



by jazzyoba0083 | 2017-02-04 22:50 | 洋画=さ行 | Comments(0)