2017年 07月 04日 ( 1 )

●「プロバンスの休日 Avis de mistral」
2014 フランス Legende Films.105min.
監督・脚本:ローズ・ボッシュ
出演:ジャン・レノ、アンナ・ガリエナ、クロエ・ジュアネ、ユゴー・ディシュー他

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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>

南仏プロバンスは、実に映画に向いているところで、これまでもいつもの
作品が作られてきた。特に夏が舞台となると、陽光と乾いた空気感が画像から
伝わってくるので見ていて気持ちがいいものだ。

本作はストーリーとしては平凡だが、観ていて、観終わって、ほんわかいい
気分になれる映画だ。パリで暮らす三人の兄妹が、おじいちゃんの住むプロバンスを
訪れるひと夏の風景を切り取る。おじいちゃんと子供らの母親は喧嘩して絶縁状態。
おばあちゃんに連れて行かれるのだ。
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一番下の4歳くらいのテオは聾唖の障害を持つが、性格は明るい。一番上の兄はPCと
ゲームばっかり。高校生くらいの妹レアは、やれフェアトレードだ、オーガニックだと
言っているけど、顔面ピアスの今時の女の子。そして、1人でオリーブを栽培している
おじいちゃんポール(ジャン・レノ)は、当然、古い価値観を持つ頑固者である。

田舎町にやってきた兄妹は、兄はアイスクリーム売りの年上の女性に恋心を抱き、
一方でやはり街に観光でやってきたスウェーデンの女の子にちょっかいを出す。
妹はアイスクリーム屋の女性の弟でフードトラックでピザを売っているイケメンに
一目惚れしてしまう。聾唖のレアだけが、まずおじちゃんになつく。

おじいちゃんとおばあちゃんはかつてはバイクで世界をツーリングしたアクティブ派
だったり、孫達は次第に祖父母の事を理解し始める。そして、かつてバイクで走り
まくった友人たち(今は老人だけど)がバイクで訪ねてくる。

このじいさんばあさんたちが、ウッドストックで出会ったとか言って、ロックなんだ
よね。ハーレーに乗る姿が様になる。かっこいいい。

レアが、ピザ屋の男は運命の人、とか言って、ちっとも祖父母のいうことを
聞かず、こまらせるが、この男がヤクの売人ということが分かり、猟銃を持って
二人のデート現場にハーレーで走るポール。この男は浜辺でデート中、レアに
LSDを与えていたのだ。銃を撃って脅し、二人の間を終わらせるポール。

何があったかはレアに教えず、ピザ屋の男は彼女の前から姿を消した。まあ
警察に捕まる前に逃げたのだけど。
やがてポールが品評会に出していた自作のオリーブ油が今年の金賞を獲得した
という知らせが入る。村のみんなからお祝いが寄せられる。

おじいちゃんのことを古いタイプとして毛嫌いしていたレアやアンドレアも
打ち解け、やがて夏の休暇が終わり、パリへと帰っていく。そこに疎遠だった
娘の姿が・・・。
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まあ、ひと夏の体験で孫達は貴重な体験をして一皮むけて大人になり、年寄り
たちもそれぞれの体験をして、プロバンスの夏は終わっていくのだ。
そんな話。南仏の光景が映画にゲタを履かせてくれている。それとピザ屋の
男も含め、いわゆる極悪人や底意地の悪い人間が出て来る映画ではないので
ほんわかしたい時に観ると気分転換になるような作品。

<IMDb=★6.6>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:--- Audience Score:46%>



by jazzyoba0083 | 2017-07-04 22:50 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)