●「バズビー・バークレイの集まれ!仲間たち The Gang's All Here」
1943 アメリカ 20th Century Fox Film Co.,104min.
監督:バズビー・バークレイ  音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:アリス・フェイ、ジェームズ・エリソン、ユージン・パレット、シーラ・ライアン、カルメン・ミランダ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
市が主催する映画鑑賞会今月午前の部の作品。渋い映画を選びますねえ。でもこれ日本未公開で
WOWOWで一度ほど放送したくらいで、現在Amazonでも入手不可能ですから、ほとんど観ることが
出来ないですね。貴重な機会でした。

ここまで古くなると知らない人がたくさん出てきます。だいたい監督のバズビー・バークレイという
人、後で調べれば「私を野球に連れてって」(これも日本未公開)の監督さんなのですが、調べる
までは気が付かなかった。出演者も、ベニー・グッドマンしか顔を知らないという状態。

バズビー・バークレイという人はコレオグラファーで監督という肩書。さらに本作はミュージカルと
いうよりレヴューといったほうがいいかな。ストーリーはあると言えばある、という程度で、観るべきは
映像の美しさ。構図の先進性、美術セットの豪華さ、踊りの素晴らしさ、という点でありましょう
特に、カルメン・ミランダの巨大なバナナを頭に載せて、バナナをテーマにした踊りはビックリしますよ。

それと、本作後では「水着の女王」(1949)のエスター・ウィリアムズのシーンで有名になった
真俯瞰からの映像をもうやっている。まるで万華鏡を覗いているようなシーンであります。
これがテクニカラーという劣化の少ない映像で今でも堪能出来るとは嬉しいことです。

それと、この大掛かりな美術セットを撮影するカメラの動きの凄いこと。クレーンシーン、トラック
シーン、ドリーシーン、など(クレーンはワンシーンで俯瞰から横打ちまで一気に回してしまう)
この時代にこのダイナミックさ!と驚愕でした。

コレオグラファーとしてはこの作品では群舞が主になるので、アンサンブルの美しさが強調されていた
ようですね。全体のカラーリングも美しい。これ、1943年製。ショーの入場券が戦時ボンドであったり
主人公が軍人であったりでそれなりに戦時を感じますが、こんなゴージャスな映画を昭和18年に撮って
いたんですから、あきれるというか、日本は何をしていたのかという・・・。

さて、スウィング・ジャズ好きにはベニー・グッドマン楽団が何曲か披露します。特にベニー自身が
2曲ほど歌うんですが、これがなかなか上手い。初めて聞きました。

そんなこんなで、魅力たっぷりな本作、是非ブルーレイで出してほしいなあ。

ストーリーについてはネットで検索してみてください。この手の映画顔好きな人はお多いと見えて、丁寧な
ストーリーを書いていらっしゃる方も多いです。
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ちなみに英語が分かる方は下記IMDbの記事を・・
Playboy Andy Mason, on leave from the army, romances showgirl Eadie Allen overnight to such effect that she's starry-eyed when he leaves next morning for active duty in the Pacific. Only trouble is, he gave her the assumed name of Casey. Andy's eventual return with a medal is celebrated by his rich father with a benefit show featuring Eadie's show troupe, at which she's sure to learn his true identity...and meet Vivian, his 'family-arrangement' fiancée. Mostly song and dance. Written by Rod Crawford

<IMDb=★6.9>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:100% Audience Score:68%>



by jazzyoba0083 | 2017-09-14 11:20 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)