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●「きっと、星のせいじゃない The Fault in Our Stars」
2014 アメリカ Fox 2000 Pictures,Temple Hill Entertainment.126min.
監督:ジョシュ・ブーン 原作: ジョン・グリーン 『さよならを待つふたりのために』(岩波書店刊)
出演:シェイリーン・ウッドリー、アンセル・エルゴート、ローラ・ダーン、ナット・ウルフ、ウィレム・デフォー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
全女子涙腺崩壊必至な青春悲恋映画。しかし、嫌味なく、泣かせてやろうという魂胆も
なく、ちょっと綺麗にまとまり過ぎたきらいはあるけど、面白く鑑賞できた。★は7,5。
主人公二人が両方不治の難病というのが珍しい。YA小説原作の難病モノの映画ではあるが、
ものごとを明るくポジティブに見つめようとする若い二人に共感を覚え、応援したくなるだろう。
しかし腫瘍で両目を摘出してしまう青年も出てくるが、実際は映画より悲惨なものなんであろうな。
ま、そこは青春映画である。

本作を観た人は一様に思うだろう、この二人、可哀想なのだが、前向きでポジティブ、私も
こういう風に生きられたらと。チキンな私には到底無理で、ガンだと分った瞬間に真っ暗け
になってしまうのだろう。なぜ二人はそうも前向きだったのか、もちろん生来の性格もあった
だろうけど、家族、また最愛の人と過ごす、短くても充実した「無限の時間」は、意味の濃い
もの、であることを悟ったからだ。

二人は大好きな小説を書いた作家に苦労してオランダまで会いに出かけるのだが、いざ
会ってみると、酔っ払ったような偏屈なジジイ。だが寓意的な事をいろいろと吐くのだ。
人と亀の競争、トロッコの理論、など。よく分からないところもあるが、「無限には大小ある」と
いうのは分った。0と1の間には0.1と0,2とか、もっと細かくすると0.001と0.0002とか
無限というのは大きな方向に膨らむだけじゃなく、細かいところにも存在する、ということ。

二人もこの事から、二人の愛情や家族との愛情には長く生きた、長く添えたというとこの
絶対的時間だけではない「無限の愛情」がある、ということを確信し、安寧を得るのだ。
ヘーゼル・グレース・ランカスターという少女とオーガスタスという青年は、不治の病を
抱えながら明るく人生を全うし、心から愛せる人に出会い、良い人生を送れたと言えると
この映画は訴えているようだ。

二人が作家に会いにオランダ・アムステルダムに苦労して行くのだが、いざ会ってみると
作家は酔ったような偏屈ジジイで、ヘイゼルは「パジャマ男」と言い捨てて出てきてしまう。
此の作家、結局いいことを言っているのだが、飛び出した二人を悪く思った作家の秘書が
二人を「アンネの家」に連れて行く。
酸素ボンベが離せないヘイゼルはエレベーターのない高い家は苦手だ。しかし、ヘイゼルは
意を決して登る。苦しくて途中でへたりこんでしまうけど登る。助けるオーガスタス。
そして最後の部屋に行った時、アンネの言葉を読んだヘイゼルは、若くして死んだアンネが
それでも幸せだったということ、あるいは生あるうちに出来ることはしておく、というような何か
を得る。そしてその場でオーガスタにキスをする。
驚くオーガスタスだったが、周囲の客からは拍手が起きた。此のシーン、素敵だった。

主人公の女性ヘイゼルを演じたシェイリーン・ウッドリー、清楚で儚げ、でも勇気を持って
歩こうとする姿が上手く演じられていた。彼女の母親役のローラ・ダーンの顔の演技も
また味わい深いものであった。
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<ストーリー>
不治の病を患った若い男女のせつない恋の行方を描く、ベストセラー小説を映画化した
ラブストーリー。末期がんの少女と骨肉腫の少年というカップルに扮するのは、『ファミリー・
ツリー』でジョージ・クルーニー演じる主人公の娘役で注目を浴びたシャイリーン・ウッドリーと
『キャリー』のアンセル・エルゴート。

ヘイゼル・グレース(シャイリーン・ウッドリー)は末期ガンのため学校にも行けず、友達も
なく、酸素ボンベが手放せないでいた。ある日ヘイゼルは、両親の勧めでガン患者の集会に
嫌々ながらも参加。そこで出会った骨肉腫のため片脚を切断したガス(アンセル・エルゴート)に
好意を寄せられるが、ヘイゼルは傷つけまいと彼と距離を置こうとする。

そんなヘイゼルのためにガスが彼女の好きな作家にメールしたところ、返信をもらう。
二人は互いに特別な思いを持ちつつ友達としての関係のまま、小説の続きを教えてもらう
ため向かったオランダで、作家から予期せぬ言葉をかけられる。
そして迎えた旅の最終日、ガスはあることを打ち明ける……。(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2016-02-09 23:15 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「殺し屋チャーリーと6人の悪党 Kill Me Three Times」
2014 アメリカ・オーストラリア Cargo Entertainment,and more.91min.
監督:クリフ・ステンダーズ
出演:サイモン・ペッグ、スティーヴ・ル・マルカンド、アリシー・ブラガ、テリーサ・パーマー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
ちょいとタランティーノ風の「あの人がこう繋がっていたのね的ブラック・コメディ」。
映画としての佳作かどうかは、ちょっと「?」だが、短い時間、あれあれ、と言う感じで
私としては「楽しく」観ることができた。コメディなんだけど、乾燥した殺しっぷりが
いい感じ。痛いけど、面白い。

製作側にサイモン・ペッグが入っているかと思ったが、そうじゃなかった。登場人物が
全員いろんな意味で悪党というのがいい。しかも、全員どこか抜けているんだよね!
時制が前後しながら関連性を紐解いて行く手法は何作か観た記憶があるが、
オーストラリア?の綺麗な海岸と青空とポップな画作りが、ブラックユーモアの湿度を奪い、
全体を乾燥した面白さを与えていた。

ネタバレになるけど、一応人物相関を備忘録を兼ねて書き留めておく。
・殺し屋(便利屋)チャーリー(サイモン・ペッグ)は、最後に明かされるけど、裏で歯科医
 ネイサンの妻ルーシーと一回寝て繋がっていた。彼がこの映画のナレーターを 
 努める。俺は3回死ぬんだけれど、なぜここに至ったかというと・・・と始まる。
・最初に登場する女性アリスとジャックは夫婦。ジャックは極めて嫉妬深い。
 二人は海岸でバー付きの小ホテルみたいなものを経営している。ジャックは妻の
 浮気を疑っている。
・歯科医ネイサンと妻ルーシー。ネイサンは競馬の博打サイトに狂っていて多額の
 借金を抱えている。で、アリスをルーシーの身代わりに、自分のクルマに乗せて海へ落として
 殺し、(自分の指輪とかはめさせて。葉の治療に来たアリスにネイサンが麻酔を
 首に駐車して昏睡させる)妻ルーシーが死んだことにして保険金を詐取しようとした。
 計画は上手く行ったようだが、アリスは脱出して死ななかった。
・殺し屋チャーリーはジャックから妻の不貞の探偵を頼まれ、ガソリンスタンド経営
 ディランとの浮気シーンをビデオに収録、それを見せると殺してくれ、と頼まれ、
 10万ドルで引き受ける。歯医者に行くアリスの後を付けて、ネイサンとルーシーによる
 アリス殺しの一部始終を 目撃してしまう。
・実はアリスは嫉妬深いしdvの夫から逃げるため、金庫から大金を奪い、ディランと
 駆け落ちするつもりで居たのだ。チャーリーはさも自分が殺したように振る舞い
 金をせびろうとするが、ジャックの金庫には金が無い。で、ネイサンにアリス殺害の
 証拠写真を見せて金を強請る。
・これに悪徳警官ブルースが一枚噛んでくる。

で、ジャックはアリス殺しを確信したアリスの恋人ディランに撃たれ(銃はジャックの
もので、アリスが歯科医に行くとき盗んだ)死亡。
ジャックを訪ねてきた警官ブルースは、その場に金を取りに来たチャーリーに
撃たれ死亡。
歯科医ネイサンは金を強請られたチャーリーに撃たれた上にクルマから漏れた
ガソリンに火を付けられ死亡。
金を手に入れたチャーリーが浮気相手の歯科医妻ルーシーのところに出向くが
二人は喧嘩となりチャーリーは金を持って出て行く。そこに後をつけてきたディラン
登場。ディランがチャーリーを狙って撃った弾がルーシーの眉間をヒットし、ルーシー即死。
チャーリーはディランを撃つが肩を射抜くにとどまる。そこに崖から這い上がって来た
アリスがハンマーを持って登場。チャーリーをめった打ちにしたうえ、二階から一階へ
突き落とす。チャーリーの腹には鉄骨が刺さった。(此のシーンが冒頭のもの)

アリストディランは傷つきながらも大金(もともとジャックの金庫に入っていたもの)を
持って二人でとこかへ去っていった。

ま、その間の描き方にユーモアが振りまかれたり、面白いやり取りがあるのだが。
観ている途中でこんがらがるところもあるが、観終わって納得出来る。
なかなか良く組まれたプロットだと思った。肩の力を抜いてしばし楽しむにはいい作品。
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<ストーリー>
美しい街を舞台に、1人の殺し屋と6人の悪党が殺し合いを繰り広げるアクション・エンター
テインメント。出演は、「ミッション:インポッシブル」シリーズのサイモン・ペッグ、「300 
スリーハンドレッド 帝国の進撃 」のサリヴァン・ステイプルトン。カリテ・ファンタスティック!
シネマコレクション2015で上映。

美しい海岸沿いの街イーグルズ・ネストでバーを経営するジャック(カラン・マルヴェイ)の
妻アリス(アリシー・ブラガ)は、ガソリンスタンドで働くディラン(ルーク・ヘムズワース)と
駆け落ちを企てていた。
妻の不貞に気づいたジャックは、殺し屋のチャーリー(サイモン・ペッグ)に依頼する。
一方、歯科医のネイサン(サリヴァン・ステイプルトン)と妻ルーシー(テリーサ・パーマー)も、
ギャンブルの借金を帳消しにするために、アリスを殺そうとしていた。その計画を知った
警官ブルース(ブライアン・ブラウン)は、ネイサンを脅迫して金をせしめようとする。平和な
街に潜んでいた6人の悪党たちは、殺し屋の登場で次第にその本性を露わにしていくが……。
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2016-02-01 22:25 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「コードネーム:プリンス The Prince」
2014 アメリカ Emmett/Furla Films and more.91min.
監督:ブライアン・A・ミラー
出演:ジェイソン・パトリック、ブルース・ウィリス、ジョン・キューザック、Rain他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
IMDbの評価は4点台と普段ならパスするのだが、ビッグネームが並んでいるし、
時間も短いことだし、見てみるか、とWOWOWの録画で鑑賞。
あかん。J・パトリック、B・ウィリス、J・キューザックという大所の背景や設定が
はっきりぜず、ストーリーも既視感ありありで残念。ブルースも、ジョンも最近時として
こういうダメ映画に出ているなあ。だいたいプリンスと恐れられた暴れん坊=殺し屋の
主人公J・パトリックが全然それっぽくなく、ミスキャスト。もとSEALSとかCIAとかの
正義の味方系かと思いきや、殺し屋で、20年前に、麻薬抗争に明け暮れていた
ブルースの母娘を誤って車ごと爆殺してしまったというトラウマがある。彼はブルースを
殺したかったのだが、意に反して罪のないブルースの妻と幼い女の子をふっ飛ばして
しまったのだ。

その主人公ポール(パトリック)の娘が行方不明に。娘の友人の協力で、捜索に当たる
のだが、娘はドラッグ漬けになっていて、麻薬王オマー(ウィリス)のシマに閉じ込められて
いるらしい。父親は必死になって娘を探し、やがてオマーと対決することになるのだ。

まあ、筋は見えてしまっているのだが、なんといっても展開に意外性もなければ納得性も
ないというダメ台本のおかげで、オマーはポールの娘をポールを誘い出し妻娘殺しの
復讐を遂げたくてヤク漬けにして拉致したのか、そのあたりのはっきりした動機付けが
あいまい。やがてかつてポールと仲間を組んでいたサム(キューザック)が助け舟を出して
くれるのだが、そのあたりもよく描かれていない。だいたいずっとポールと行動を共にする
女の子の心も上手く描けていない。

ポールは殺し屋稼業から足を洗い、クルマのカスタマイズメカニックとして生きていくつもり
が、20年前の復讐劇に巻き込まれたわけだが、なんでまたオマーは20年も待った?
それともポールの娘が飛んで火に入る夏の虫状態で自分のシマに入りこんだのを奇貨と
したのか?オマーの腹心(Rain)がいうように「忘れましょう」なんだけど、このセリフも
妻娘を爆殺された親分にいうセリフとしては説得性に欠けるんだよなあ。忘れられるはずが
ないもの。

というわけでグダグダがな活劇でありました。
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<ストーリー>
裏社会に一大勢力を築く組織のボス、オマール(ブルース・ウィリス)は、10数年前、車に
仕掛けられた爆弾によって妻子を失っていた。その犯人は“PRINCE”と呼ばれる殺し屋。
この事件以来、“PRINCE”は消息を断っていたが、オマールはその行方をずっと追い続けて
きた。

一方、かつて“PRINCE”のコードネームで裏社会にその名を馳せた殺し屋ポール(ジェイソン・
パトリック)は、オマールを狙った爆弾で誤ってその妻子の命を奪ってしまった事件をきっかけ
に引退。今は自動車整備工場を経営しながら、ひっそりと暮らしていた。
かつての殺伐とした世界からはかけ離れた平穏な暮らし。そんなある日、突然ポールの娘が
行方不明になる。何らかの事件に巻き込まれたのか?必死に娘を捜索するポールの脳裏に、
自分が葬ってきた標的たちの姿がよぎる。“これは俺に対する復讐なのか?”愛する娘を救う
ため、ポールが再び銃を手にした時、男たちの運命が再び交錯する……。(Movie Walker)

この映画の詳細はまで。
by jazzyoba0083 | 2016-01-28 22:50 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~ A Millions Way to Die in the West」
2014 アメリカ Bluegrass Films and more.116min.
監督・(共同)製作・脚本:セス・マクファーレン
出演:セス・マクファーレン、シャーリーズ・セロン、アマンダ・セイフライド、ジョヴァンニ・リビシ
    リーアム・ニーソン他
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<感想:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
「テッド」のセス・マクファーレンだから、相当なお下劣ぶりだろうと思っていたら、予想
以上で、びっくり。こういう映画に免疫がないもので。(^^ゞ
バイオレンスも半端ないリアリティだったりするから・・・。「西部で死ぬ百万通りの手段」とか
いうタイトル、スタートの「大西部」をバックにしたクラッシックのロゴはジョン・ウェイン時代の
正統派西部劇を思い起こさせる。ここからもう始まっているのだな、セスの手腕は。

シモネタ満載はいいんだけど、下痢とか凄いんで、もうびっくりだ。最後の決闘シーンでは
テンガロンハットの中に下痢便しちゃうし、それを写すんだから恐れ入る。

この手の映画は日本で受けることは難しいだろうが、本国では制作費を回収しているんだよね。
需要があるんだなあ。また、オスカー級の俳優がまあ、ぞろぞろと「こんな映画」に出るわ、
出るわ。これもびっくり。リーアム・ニーソン、ケツ出しちゃうし。(吹き替えだろうけど)
アマンダ・セイフライドは、シャーリーズ・セロンから「ギョロ目」とか言われ、後でほんとに
CGでギョロ目にされちゃうし。こういう個人攻撃?もアメリカ映画では平気でやるよね。
それにインディアンのところで大量のドラッグを貰って幻を観るシーンではひつじのダンスなど
CGもしっかり使っているから、手は結構込んでいるだよね。

セス・ローゲンはヘタレな羊飼いなのは納得、アマンダに振られ、悪党ニーソンの妻とは
知らずにシャーリーズ・セロンに入れあげ、アマンダの恋人とニーソンと二人と決闘する
ことになっちゃうんだな。この間の恋愛模様がメインだったりする。ヘタレはとことんヘタレに
描くけど、最後はちゃんとケリはつけちゃうという、アメリカ人好みというか気質というか。

最後に、ジェイミー・フォックスが出てきて「祭りでヒトは死ぬ」とかいうんだけど、これも
なんかのパロディなんだろうなあ、分からなかった。確かに西部にある百万の死に方の
中に祭りでヒトが死んでもおかしかないだろうけど。
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<ストーリー>
『テッド』のセス・マクファーレン監督が自ら主人公を演じる、コミカルな西部劇。銃も撃った
ことのないオタク青年が、ミステリアスな美女と知り合ったのをきっかけに、悪党に戦いを
挑んでいく姿がつづられる。
主人公のガールフレンドをアマンダ・サイフリッド、謎の美女をシャーリーズ・セロンが
演じるなど豪華女優陣の共演にも注目。

1882年、西部開拓時代のアリゾナ。そこは、タフさが自慢の男と無法者が何かに
つけて銃をぶっ放し、野生化した動物とモラルの低い民衆が溢れる、まさに“生活するには
最悪な土地”だった。

そんなアリゾナの田舎町で暮らす地味でオタクな羊飼いアルバート(セス・マクファーレン)は、
文化度が低く、危険な西部の町を心底嫌い、同じオタクの友人に愚痴をこぼす冴えない
日々を送っていた。
銃すら撃った経験のない彼は、決闘を挑まれても屁理屈を並べて逃げ出す始末で、
呆れたガールフレンドのルイーズ(アマンダ・セイフライド)にフラれてしまう。

そんなある日、超一流の射撃の腕を持つミステリアスな美女アンナ(シャーリーズ・セロン)が
町に現れ、アルバートはふとしたきっかけから彼女と急接近。やがて2人は恋に落ちる。
時を同じくして町に乗り込んできたのが、西部最悪の大悪党クリンチ(リーアム・ニーソン)。
彼は、アンナに近づいたアルバートをぶっ殺そうとしていた。
果たしてアルバートは、極悪ガンマンを倒し、愛する女性をモノにする事が出来るのか……!?
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2016-01-10 16:24 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「ギリシャに消えた嘘 The Two Faces of January」
2014 イギリス・フランス・アメリカ Timnick Films,StudioCanal,Working Title Films.96min.
監督・脚本:ホセイン・アミニ   原作:パトリシア・ハイスミス 『殺意の迷宮』(創元推理文庫刊)
出演:ヴィゴ・モーテンセン、キルステン・ダンスト、オスカー・アイザック、デイジー・ヴィーバン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
★は7,5。面白かった。原作の持つ雰囲気が良いのだろうけど、それを上手く脚本化し
映像化した。主たる登場人物は4人。舞台はギリシアのみ。分かりやすいストーリー。
凝らないが故にすっと入ってくるオシャレなサスペンスといった感じ。どこか懐かしい。
オーソドックスだけど結構いい音楽。ヴィゴ・モーテンセンを始めとした出演者たちも
雰囲気にあっていた。1962年というまだ戦争を引きずった部分もあり、携帯やネットも
無いクラシカルな時代も物語に味わいを添えていたといえる。

大向うを唸らせるような物語ではなく、大きな対立があるわけでもなく、主役の3人が
ただただ、壊れていく様は、まるで音楽を聞いているような味わいだ。好きだなあ、
こういうの。ギリシャの光景が物語を引き立てている。 みんな胡散臭いんだ。その
胡散臭さの中で、みんな滅んでいく。あるものは命を落とし、あるものは救われ。
どんでん返しといえばいえるかもしれないけど、ラストでヴィゴ演じる詐欺師チェスターが
警察に撃たれ絶命する寸前、ライダル青年の胸に付けられた隠しマイクに、ライダルは
一切関係ない、と語るところ、カッコいいです。最愛の妻を不注意で殺してしまったことを
心から悔いていたに違いない、と理解できる。そして身寄りが無かったためギリシアの
墓地の簡単な墓に入ることになるのだ。そんな人生の一コマが、なんかいい感じで
しかも、短い時間で味わえた。こういうのは理屈じゃないんだろう。自分の感性にフィット
した、ということなんだろう。 録画して取っておきたい、と思わせる映画である。
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<ストーリー>
パトリシア・ハイスミスの小説『殺意の迷宮』を映画化したサスペンス。過って殺人を犯し、
逃避行を繰り広げる夫婦とその知り合いの青年が辿る運命を描く。
出演は「危険なメソッド」のヴィゴ・モーテンセン、「メランコリア」のキルステン・ダンスト。
「ドライヴ」などで脚本家として活躍してきたホセイン・アミニが初監督に挑戦。

1962年。ギリシャのアテネでツアーガイドをしているアメリカ人青年ライダル・キーナー
(オスカー・アイザック)は、パルテノン神殿を訪れた際、優雅な装いのアメリカ人夫婦、
チェスター・マクファーランド(ヴィゴ・モーテンセン)と若く美しいその妻コレット(キルステン・
ダンスト)と知り合う。

コレットの依頼でガイドを引き受けたライダルは、夫妻と夕食を共にして、楽しいひと時を
過ごす。その夜、夫妻の元へ1人の探偵が訪ねてくる。実はチェスターは、ニューヨークで
裏社会の連中を相手に投資詐欺を働き、大金を奪って逃亡中だったのだ。揉み合いの
最中、誤って探偵を殺害してしまったチェスターは、偶然ホテルにいたライダルに嘘をつき、
協力を要請。やむなくライダルは偽造パスポートの制作を知人に依頼し、後日、クレタ島で
受け取る段取りを整える。

アテネを脱出し、船とバスを乗り継いでクレタ島に向かう途中で身の上話を語り合う3人。
しかし、親しげにコレットと接するライダルに嫉妬の炎を燃やしたチェスターは、次第に酒を
飲んで粗暴な言動を繰り返すようになってゆく。
一方、ラジオのニュースでチェスターが探偵を殺害した事実を知ったライダルは、正当防衛が
認められるからと自首を勧めるが、相手にされない。逃亡を助けて共犯者となったライダルも、
既に後戻りできない。そんな2人の男の微妙な緊張関係は、チェスターとコレットの夫婦仲にも
深い溝を生じさせてゆく。

遂に夫婦を殺人容疑で指名手配した警察が大規模な捜査を開始。そのプレッシャーに
耐えかねたコレットは、衝動的にバスを降りてしまう。港を目指して、荒涼とした大地を歩き
続ける3人。ところが夜、雨宿りのため立ち寄ったクノッソスの遺跡で、コレットに悲劇が降り
かかる。やがて厳重な警察の包囲網を潜り抜け、トルコのイスタンブールへ辿り着いた彼らを
待ち受けていたのは、思いもよらぬ残酷な運命だった……。(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2015-12-19 22:50 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「子連れじゃダメかしら? Blended」
2014 アメリカ Warner Bors.,Gulfsteam Pictures,and more.117min.
監督:フランク・コラチ
出演:アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア、ケヴィン・ニーロン、テリー・クルーズ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
「ウェディング・シンガー」「50回目のファーストキス」に続くサンドラーとバリモアの
ハートウォーミング・ラブコメディ。本国ではラジー賞の候補になってしまったようだが、
私、こういうの好きですねえ。日本で劇場公開をするのはなかなか難しい作品では
あるのは分かります。This is アメリカのコメディって作りですね。ドリューも、冒頭の
オニオンスープ吹き出し(加藤茶風ww)を始めとし、よくやるなあという感じ。適当に
エロくもあったりで。家族愛あり、男女の愛あり、友情あり、爆笑あり、というファミリー
コメディーの王道であります。

ドリューも、今やすっかりお母さんが似合う年齢となり、家族を舞台とするコメディーが
はまってます。自分もまだ恋愛する年齢であることも含めて、似合ったテーマだったと
思う。ほのぼのとなったりジーンと来たりした、と思ったらくだらないギャグやダジャレで
ぶち壊す、の繰り返し。実際に南アフリカでロケをしたという舞台もいい感じです。
個人的にはサンドラー家の三姉妹のうちの一番上のお姉ちゃんがツボでした。
少年ぽい彼女が、ドリューの手によって見違える美女になって登場するシーンなどは
良かったなあ・・。
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本作には2つの家族ともう一つキーになる家族が出てきます。サンドラーはフーターズで
知り合った奥さんがガンで亡くなり、難しい歳頃の女の子ばかり3人を抱え、ホームセンターの
店長をしている。片や、ドリューは浮気をしたダンナと離婚し、片付け女王とかいう
アドバイザーとして、相棒のジェンとお店をやっている。(どういう職業なのかよく分からん
かった) さらにアフリカで同じ食卓になる、いいお年の男性と若い後妻、そして前妻の
子供で、サンドラーの一番上の姉ちゃんが一目惚れをする息子がいる。この3つの家族。

冒頭はお見合いデートのサンドラーとドリュー。場所はフーターズ。お互い馬が合わない。
一方、お互い片親がいないと子育ても大変だ。夏休みもどこか遠くへ行きたいという子供たちの
望みを叶えてあげられない。そんな折、ドリューの相棒ジェンが恋愛相手と行く予定だった
アフリカ旅行がダメになり、その二人分をドリューとサンドラーのそれぞれの家族が
いただくことになった。ジェンの恋愛相手というのはサンドラーが店長をするチェーン店の
オーナーだったからだ。

アフリカのホテルで、お互いの家族がばったり。びっくりする両者。しかも部屋は一つ。
一方ドリュー家の長姉は、レストランの大テーブルで食事を一緒にすることになる一家の
男子に一目惚れ。
サンドラー家の三姉妹はいい子たちなんだけど、いつもジャージーばっかり着せられて
男の子っぽく育てられていて、片やドリュー家の男子二人は、口は達者なんだけど、どうも
優柔不断で手が焼ける。そう、お互いが欠けているところを補うには丁度いいシチュエーションな
わけだ。

アフリカのホテルやでかけたサファリなどを通して、次第に打ち解けるドリューとサンドラー、
そして子どもたち。親同士も次第にいい雰囲気になり、長姉はドリューの手によって
美少女に大変身。一目惚れした男の子も見なおしてしまう。
そうこうしているうちに休暇は終わり、また元の生活に。しかし、ドリューとサンドラーは
お互いが必要であることを意識し、子どもたちも、母、父が欲しかった。

生理用品を買いに行きわけがわからないサンドラーと、長兄のベッドの下でエロ本の
ヌード写真を見つけて破いてしまい、新しい本を買いにきたもののこっちもよく分からない
ドリュー。ドラッグストアで鉢合わせしてしまい、お互いにアドバイスし合い・・というところが
象徴的。

子どもたちに背中を押され、ドリューに告白に来たサンドラー。ドアを開けたのは元夫だった。
「復縁をしようと思っている」と言われ、失望し帰ってしまう。
ドリュー家の弟の野球大会。元夫(父)は例によって来ない。バッターボックスに立った
弟、応援に駆けつけたのはやはりサンドラー一家だった。弟はアフリカでサンドラーから
野球の手ほどきを受けていて、再び現れたサンドラーのアドバイスで、サヨナラランニング
ホームランをかっ飛ばす。

ドリューとサンドラーの誤解も解けて、二人とその家族は愛に包まれて一緒になることに
なったのでした・・。
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狂言回し役というか、笑いの元となる役にドリューの相棒ジェン(ウェンディ・マクレイドン=
コーヴィ)と、アフリカのホテルのマネージャーと何だか分からないエンターテイナーが
良かったと思う。ホテルの最後のディナーショーでコーラス隊が歌う「Love is a many
blended things・・・」がタイトルの意味が良く分かるところだ。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-11-09 22:50 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 Grace of Monaco」
2014 フランス・アメリカ・ベルギー・イタリア Stone Angels,YRF Entertainment.106min.
監督:オリヴィエ・ダーン
出演:ニコール・キッドマン、ティム・ロス、フランク・ランジェラ、パーカー・ポージー、パス・ベガ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ニコール・キッドマンがグレース・ケリーに似ているかどうか、という点、私も最初は
似てねえんじゃないのお、と思っていたのだが、芝居が進行するに従い、ニコールは
ニコールで、しっかりグレースを演じてたので、それに引きこまれ、ストーリーの
スリリングな仕立てもあって、あまり気にならなかった。女優が女優を演じるというのは
簡単なようで難しいのだろう。レーニエを演じたティム・ロスはよく似ていた。

モナコ公国の歴史について知らないことが多すぎで、鑑賞後少しネットで調べてみたり
していた。本作では実写フィルムも使い、史実も入れながら、基本フィクションの作りと
なっている。人気絶頂のハルウッドスターが王宮に入る葛藤。女優への未練、
レーニエ公との心のスレ違い、そしてド・ゴール政権下のフランスによる政治的圧力に
苦吟するレーニエと、宮廷のスパイであったことがバレた実姉の追放、ラストシークエンス
での、国際赤十字を舞台とした、世界の首脳夫妻を招いての大舞踏会、そこでの
演説などなど、人間グレース・ケリーの苦悩と覚悟と実績が史実にインスパイアされつつ
綴られていく。

モナコ公国の最近の歴史にこんな事情があったことは不覚にも知らず、それ故、逆に
映画としてはサスペンスの要素もあり面白く鑑賞できた。
グレースの心の支えとなるタッカー神父を演じたフランク・ランジェラがキーになる存在。
また、グレースにハリウッドへの復帰を、新作「マーニー」の台本を携えモナコにやって
来るヒッチコックもグレースの味方として存在している。銀幕への復帰を一時は夢見て
いたグレースだが、家族とこの国の為に生きる決心をし女優業からは完全引退するのだが
その辺りの心の動きもまた新鮮であった。「マーニー」の女優は結局ティッピー・ヘドレンに
変わって完成したことは知られた話である。

ラスト、赤十字の舞踏会で主催者として挨拶するグレースの堂々としたこと。彼女は
これでモナコをフランスから救ったのだ。階段の一番上でのニコールの姿は遠目には本物の
グレース・ケリーに良く似ていた。

グレースは自動車運転中に脳卒中を起こして崖から転落し、帰らぬ人となったのだが
本作ではそれについては一切触れない。しかし、結婚生活が上手く行かず人間関係も
ギクシャクしていたころ、青いポルシェのカブリオレでモナコの山道をぶっ飛ばすシーンは
後のこの事故を暗示している。

本作は昨年のカンヌ映画祭でオープニング上映されたが、レーニエとグレースの長男で今の
大公であるアルベール2世は、父親が不当に描かれているといて、出席を見送ったという
いわくが付いた。本作は冒頭の字幕にも示される通り、「事実に基づいたフィクション」と
見るべきである。それにしてもドラマチックに仕上がったと思う。

<ストーリー>
気品に満ちた風貌はもちろん、『喝采』でアカデミー賞主演女優賞に輝くなど、ハリウッドの
トップスターだった名女優グレース・ケリー。モナコ公妃となり、表舞台から姿を消した彼女が、
国の運命を左右する重大な任務に携わっていたという知られざるエピソードを映画化した、
二コール・キッドマン主演によるヒューマンドラマ。

1956年、オスカー女優のグレース・ケリー(ニコール・キッドマン)は、モナコ大公
レーニエ3世(ティム・ロス)と結婚。1961年12月、二人の子供に恵まれるも王室の中で
孤立していたグレースの前に、脚本を手にしたヒッチコック(ロジャー・アシュトン=グリフィス)が
現れる。「マーニー」という新作映画の出演依頼に訪れたのだ。

そんな中、モナコ公国に危機が降りかかる。アルジェリアの独立戦争で戦費が必要になった
フランスが、無税の国モナコに移転したフランス企業から税金を徴収して支払うよう要求、
「従わなければモナコをフランス領とする」と声明を出したのだ。
もし戦争になれば、軍隊もない小国モナコは、一瞬で占領されてしまう。政治で頭がいっぱいの
レーニエに無視され、ますます居場所を見失ったグレースはハリウッド復帰を望むが、国家の
危機的状況に発表は控えられる。

だが宮殿から情報が漏れ大々的に報道、グレースの相談役で後見人のタッカー神父
(フランク・ランジェラ)は、フランスのスパイがいると警戒する。1962年7月。国民の公妃への
不満が高まる中、励ましてくれるのは義姉のアントワネット(ジェラルディン・ソマーヴィル)と、
オナシス(ロバート・リンゼイ)の愛人マリア・カラス(パス・ベガ)だけだった。

やがてレーニエはフランス企業への課税を了承。しかしド・ゴールは、モナコ企業にも課税して
フランスに収めろと脅し同然の要求を突き付ける。レーニエは行き場の無い怒りをグレースに
ぶつけ、映画界からの引退を迫る。結婚式の記録映像を見ながら離婚を考え、涙にくれる
グレースの傍らで優しく見守る神父は「人生最高の役を演じるためにモナコに来たはずだ」と諭す。

数日後、神父はグレースを外交儀礼の専門家であるデリエール伯爵(デレク・ジャコビ)の元へ
連れて行く。モナコの歴史、王室の仕組み、完璧なフランス語、公妃の作法、正しいスピーチ――
グレースの夏は厳しい特訓で過ぎていった。

9月22日、レーニエはヨーロッパ諸国の代表に軍事支援を募るサミットを開くが、ド・ゴール
暗殺未遂の報せが入り失敗。さらに王室内の裏切り者が判明し、レーニエとグレースは
深い衝撃を受け、二人は絶望の中で長らく眠っていた互いの愛を確認し合う。

翌朝、グレースはヒッチコックに電話をかけて出演を断り、国際赤十字の舞踏会開催を発表、
世界中の要人に招待状を発送する。1962年10月9日、侵攻を目前にモナコで開かれた
パーティは大変な盛況を博し、そこにはド・ゴールの姿もあった。マリア・カラスの魂を震わす
歌の後、主催者のグレースが舞台に上がり、この日のために練り上げた一世一代のスピーチが
始まった……。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2015-10-27 23:15 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「きみがくれた未来 Charlie St.Cloud」
2010 アメリカ Universal Pictures.99min.
監督:バー・スティアーズ  原作:ベン・シャーウッド 『きみがくれた未来』(角川書店刊)
出演:ザック・エフロン、アマンダ・クルー、チャーリー・ターハン、レイ・リオッタ、キム・ベイシンガー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
原作は未読。悪い映画じゃないのだが、青春映画臭さが強くなってしまい、今ひとつ
シンパシーを感じることが出来なかった。原題のチャーリー・セント クラウドとは
ザック演じる青年のフルネーム。珍しい名字だが、どこか本作の内容が匂ってくる。
テレビ界が産んだモテ男、ザック・エフロンも30が近くなり、最近はシリアスな役どころも
演じるようになってきた。しかし、本作ではかっこいい好青年を演じている。

邦題に付けられた「きみ」が誰を指すのか、人によるかもしれない。弟サム?チャーリー=
ザックをAEDで助けた救命救急士(レイ・リオッタ)?、最後に結ばれる同級生テス=
アマンダ・クルー?

半ばあたりで、おっ、そう来たか、という展開はあるが、自分のせい(運転していた)で
弟が死んだ、と自分を責めるチャーリーが、いつまでも弟の魂に束縛されて、
「死んだも同然」(自分でも言うが)の暮らしをしているのが、どうもまどろっこしい。
彼女にも言われるのだが「あなたは生きているのよ」ということがなかなか分からない。
弟サムもいい加減にお兄ちゃんを開放してあげればいいのに・・・、とか。
ヨットで大学の奨学金を取れるほどのチャーリーが、いきなり墓守かよ!というほどの
落差もありすぎ(まあ、原作があるからしょうがないのだろうけど)な感じだ。

そんな生活にカツを入れたのが、ガンに罹り自分も先がない救命救急士フロリオ。
「きみは神に生かされたのだ。意味のない奇跡などない」と言われ、もがき始める。
そんな折に、高校の同級生でヨットの名人テスが世界一周に出かけるという。
彼女はキャプテンの忠告を無視し、嵐に突入する訓練を一人でしてしまい遭難する。

チャーリーは霊が見える特異体質だったのだね。弟の霊も、戦死した級友の霊も、
そして海難で瀕死のテスの姿も見えたのだ。彼女は死んでいない、とキャプテンの
船を奪うようにして救助に向かう。そして岩場の洞窟の中で低体温症で瀕死の
テスを発見、自分の体で温めて彼女を救うのだ。(この下り、結構無理があり
臭い) 弟の事故死以来、5年間ヨットに触らなかったチャーリーも、大枚はたいて
外洋クルーザーを買い、(スクラップ寸前というわりには結構綺麗ででっかい!)、
自ら手を入れて、テスと二人で世界一周に出かけるのだった。

ザック・エフロン全面フィーチャーの、ファンにはたまらない映画でしょう。本国ほど
日本では客が入らなかったんじゃないかな。救命救急士レイ・リオッタや兄弟の母に
キム・ベイシンガーを配したが、効果はいかばかりであっただろうか、と疑問符が付く。
くどいようだが、悪い映画じゃないのだが、どうも、後半の臭さが気になるのであった。
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<ストーリー>
「ハイスクール・ミュージカル」の人気スター、ザック・エフロン主演のファンタジー。
固い絆で結ばれた弟を亡くし、苦悩する青年が弟のゴーストと出会い、自らの人生を
見つめ直す姿が描かれる。
兄弟の母親役に扮したキム・ベイシンガーや、レイ・リオッタといった往年の名スターが
脇を固める。

チャーリー・セント・クラウド(ザック・エフロン)は、女手一つで家計を支える母のクレア
(キム・ベイシンガー)、自分を慕う11歳の弟サム(チャーリー・ターハン)とともに暮らす
高校生。
ヨットの才能に恵まれた彼は、スポーツ奨学金を得て大学進学が決まっていた。だが、
卒業式の夜が運命を変えた。大規模な自動車事故に遭遇した彼は、奇跡的に命を取り
留めるが、同乗していたサムは帰らぬ人となる。
弟を守れなかったことに強い罪悪感を覚えるチャーリー。葬儀の最中、いたたまれなく
なった彼は、逃げるように墓地の裏手の森へ駆け込む。かつて2人は、ここで一緒に
野球の練習をすることが日課となっていた。だが今はもう、キャッチボールの相手はいない……。
その時、目の前に赤いジャンパーを着たサムが現れる。驚きながらも弟との再会を喜ぶ
チャーリー。

2人はこれから毎日、夕暮れの時間に何があってもこの場所で練習を続けるという約束を
交わすのだった。そして5年後。進学もヨットも諦めたチャーリーは、約束を守るため、
サムを埋葬した墓地の管理人として暮らしていた。ところが、高校の同級生で、ヨットレースの
ライバルだったテス(アマンダ・クルー)が故郷へ戻ってきたことを知り、彼の心は揺れ動く。
自分が失った夢を追い続けている彼女に、眩しさと羨ましさを覚えるチャーリー。心の中で、
日増しにテスのウェイトが重くなっていく。そんな兄の変化を敏感に感じ取るサム。
テスと一緒にいると、サムが遠くなってしまう。弟を失いたくない気持ちと、テスへの想いの
間で揺れ動く。

やがて訪れる選択の時。嵐の海でテスが遭難。捜索が難航する中、チャーリーは迷うこと
なく救出に向かう。事故以来、出ることのなかった海へ。テスを捜し続けるチャーリー。
サムとの約束の時間が過ぎてゆく。“ごめん、約束を破るよ”チャーリーが森で待ち続ける
サムにそう呼びかけた時、想像もしなかった奇跡が起こる……。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2015-10-11 22:30 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

「●コールド・バレット 凍てついた七月 Cold in July 」
2014 アメリカ・フランス BSM Studio (funding),Backup Media,Bullet Pictures.110min.
監督:ジム・ミックル  原作:ジョー・R・ランズデール「『凍てついた七月』(角川文庫刊)
出演:マイケル・C・ホール、サム・シェパード、ヴィネッサ・ショウ、ニック・ダミチ・ドン・ジョンソン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
日本劇場未公開。WOWOWの「ジャパン・プレミア」で鑑賞。原作は未読。
う~ん、映画的には無理があるなあ、サム・シェパードは相変わらずいいけど、なんか
B級臭プンプン。でも、IMDbが6,8、ロッテントマトが86%と結構良い評価を獲得して
いるのだな。よく分からん。話が都合良すぎるし、サム・シェパードの朝鮮戦争の戦友で
サムを命の恩人と崇める探偵(ドン・ジョンソン)の登場も唐突感満載だし、結局
話のきっかけとなった主人公が射殺してしまった男の正体は分からず仕舞いだったような。

主人公といったけれど、男親が自分の不出来な子供(十分大人なんだけど)を殺さざるを
得なくなるという骨太のストーリーがメインなような気もするのだが、ストーリーが二兎を
追っている体裁になり、感動も薄くなってしまっていると感じたのだ。
前段のホール演じる「額縁屋」は話のマクラで、サム・シェパード演じるダメ息子の親父こそ
主人公と見た方が話はスッキリするだろう。

ハラハラ感はあるのだが、家で男を射殺して間もない時期に、警察が保護を始めたその夜、
さっく自宅にサム・シェパードが現れる、しかも昼間のうちに忍び込んで家のなかに隠れて
いたとか、無理矢理感が半端ない。真相を追いかけて奥さんの嘘を言ってヒューストンまで
来た「額縁屋」が、撃たれて耳を怪我するのだが、奥さんになんて説明したのだろうか。
家に押し入った男を構えた銃の引き金に指が滑って引いてしまい射殺し、警察が正当防衛と
認めてくれたにも関わらず、周囲から色眼鏡で見られるとかビビりまくっていたが、
最後はショットガンをぶっ放し、ギャングどもと対峙するという豹変ぶりも無理だったのじゃないか?

<ネタバレです>
結局、押し入った男は警察がサム・シェパードをおびき出すための「餌」であり、サムは
一旦警察に拉致され、睡眠薬?を注射されて鉄道線路に寝かされるのだが、後をつけてきた
「額縁屋」デインに助けられる。警察の陰謀と悟った二人は共闘し、真実を暴きに、かけつけた
探偵とともに、サムの息子一味と立ち向かうと。
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<ストーリー>
J・R・ランズデールの小説を映画化。自宅への侵入者を射殺したばかりに、侵入者の荒っぽい
父親の復讐を恐れるようになる主人公。
導入部はありがちなサスペンスだが、途中からストーリーは意外な方向に発展。予測できない
流れから目が離せなくなる。「デクスター」のエキセントリックな殺人鬼役で絶賛を浴びたホール
だが、本作では反対に、悪に押しつぶされそうになる主人公役を好演。「ライトスタッフ」の
S・シェパード、TV「マイアミ・バイス」のD・ジョンソンら共演陣も充実。
WOWOWの放送が日本初公開。(wowow)

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by jazzyoba0083 | 2015-09-29 22:55 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「カリフォルニア・ダウン San Andreas」
2015 アメリカ Warner Bros.,Village Roadshow Pictures,New Line Cinema 114min.
監督:ブラッド・ペイトン
出演:ドゥエイン・ジョンソン、カーラ・グギーノ、アレクサンドラ・ダダリオ、ヨアン・グリフィズ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
VFXの出来を確認すべく、シネコンに行きました。連休中で小さい小屋にも関わらず
空いていた。VFXに金を回したので脚本や配役に金が回らなかったのだろうか、B級チックな
キャスティング(学者のポール・ジアマッティは安定していて良かったけど)と、
これもB級な脚本、ストーリーでお話的にはチープな作品だったのですが、
VFXはお見事でした。ロサンゼルスとサンフランシスコを大地震と津波で壊すわ壊すわ。

3D上映もしていたのですが、日に1度、しかも夕方しかやっていないので、2Dで鑑賞。
しかし、これみよがしの3D向け画像に、ちょっと失敗したなか、と感じてしまいました。
割引でも2200円を払うストーリーではなかったので、まあいいかな。

巨大地震と巨大津波が破壊しつくすのは主にサンフランシスコなのですが、当地に住んで
いらっしゃる方は嫌だろうなあ。ものすごくリアルなので。もちろん現存するビルなんかも
ガンガン倒壊するし、津波でひっくり返ったタンカーが波の勢いでゴールデンゲートブリッジを
破断するし、SFジャイアンツの球場、AT&Tボールパークも崩れちゃうし。観ている方は
息つく暇もなく、これでもか、これでもか、と脅かされます。しんどいですなあ。

物語はまああります、というくらいに考えてみた方が頭に来なくて済むのでは?主役の
ドウェイン・ジョンソンはスーパーマンでかっこいいし、家族はみんな助かるし、ご都合主義と
いうそしりはあえて分かっていて、主役の巨大地震や津波が引き立つようにしたのかもね。
だって、主人公のLA消防局の救難救助隊ヘリのレイ・ゲインズ(ジョンソン)たら、家族しか
助けないんだもの。しかも、ヘリでLAからSFまで飛んじゃうし、途中でヘリが墜落しちゃうし、
ベイエリアでは飛んできた固定翼の飛行機をオートパイロットにして元妻とふたりでダイビング
して球場に飛び降りちゃうし、おいおい、人のいなくなった飛行機は何処に墜落するんだよ!と
思わず突っ込みもいれたくなるというものです。

個人的には大好きな街、サンフランシスコの知っている映像がふんだんに出てくるのは
嬉しいのですが、それらが無残になってしまうのは悲しい。東京だって同じことが起きるわけで
備えあれば憂いなしなのだけど。
VFXは細かいところまできっちりと出来ていて、ビルの崩壊とか、津波の描写、ヘリの墜落、
金門橋の破断などなどリアルで驚きました。さすがは制作費1億1000万ドル!
大筋はB級なのですが、脅かすためのシーンは細かいところで凝っていて、駐車場の崩落や
フーバーダムの崩壊に地震研究者が巻き込まれるところ、建築中のビルが津波に襲われる
ところとかは迫力満点で力が入ります。

まあ、肩肘張らずに驚きのVFXを堪能し、地震に対する備えを再認識する機会となれば
よろしいでしょう。原題の”サン・アンドレアス"は、カリフォルニア州を南北に縦断する断層帯の
名称で、これが大地震を引き起こします。過去にも大地震を引き起こしています。
これではなんだか分からないので邦題を付けるについて日本の配給会社は苦労したのでしょうね。
でもどうせ何だか分からないのなら「サンアンドレアス」でも良かったかもね。
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<ストーリー>
 「ワイルド・スピード SKY MISSION」のドウェイン・ジョンソン扮する救難ヘリ・パイロットが、
巨大地震に見舞われたカリフォルニアで人命救助に奔走するディザスター・ムービー。
共演はカーラ・グギーノ、アレクサンドラ・ダダリオ、ポール・ジアマッティ。
監督は「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」のブラッド・ペイトン。

 ロサンジェルスの消防局で救難ヘリのパイロットとして活躍するレイ・ゲインズ。仕事に
追われるあまり家族を顧みず、いまや妻エマとの関係はすっかり冷え切ってしまっていた。
そんなある日、ネバダ州で大地震が発生、レイも救助活動へと向かう。ところが今度は、
カリフォルニア州を縦断する巨大なサンアンドレアス断層が動き、巨大地震が一帯を襲う。

ちょうどLA上空を飛行中だったレイは、高層ビルに取り残されたエマを電話で屋上へと
誘導し、間一髪で助け出す。さらに、最愛の娘ブレイクを救出するため、サンフランシスコへと
急行するレイだったが…。」(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-09-21 11:40 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)