カテゴリ:洋画=た行( 236 )

●「ダーク・プレイス Dark Places」
2015 イギリス・フランス・アメリカ Exclusive Media Group,Mandalay Vision,and more. 113min.
監督:ジル=パケ・ブランネール  原作:ギリアン・フリン「瞑闇」
出演:シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、クロエ・グレース・モレッツ、タイ・シェリダン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
なんだろう、もっと面白くなる映画なはずなんだけど、この中途半端さは。真相が結構アッという
感じだったので余計に残念だ。「殺人クラブ」の人たちの十分じゃない謎解きが薄っぺらくしている
のかもしれない。無罪の兄がハマっていた黒魔術、っていうのもどこか胡散臭くて薄っぺらい感じを
醸し出していたのかもしれない。カットバックと主人公のフラッシュバックがごちゃごちゃしていたの
かもしれない。伏線の張り方が下手なのかもしれない。原作モノなので仕方ないと言えばそれまでだけど。

1985年に起きた一家3人惨殺事件で一人生き残ったリビー(セロン)。犯人はまだ幼かった彼女の
証言で、兄が逮捕され28年服役している。リビーは世間の同情を集め、お金に不自由することなく
生きてきたが、事件も古くなり、残りの金も少なくなってきた。そこに過去の未解決の事件や冤罪事件の
真犯人を突き止めるという「殺人クラブ」のライルから、金を払うから集会に来てくれないか、あなたの
兄さんは真犯人じゃない、と言われる。

そのような状況で、兄と刑務所で面会したりするうちに、リビーは自身の心のなかに封印してきた過去を
少しずつ明らかにしていく。

ネタバレですが、貧しい一家を支える母が保険金目当てに自分を殺させて、子どもたちを救おうとした
ことがそもそもの発端。その発端を示す伏線があるのだがやや弱い。最後の30分くらいで一気にことが
解決に向かうのだがそれはそれで面白いものの、それまでがしんどい。一方もう一つの主軸となるのが、
事件当時兄と付き合っていたディオンドラという少女。兄は彼女を妊娠させる。その女性も今や28歳以上に
なって今もどこかにいるはず。それを「殺人クラブ」のライルが見つけ出してくる。

結局殺人があった晩、ディオンドラは自分のことを罵ったリビーの姉の首を締めて殺してしまう。その時が
たまたま母が自分を殺させる晩であった。殺人者は夜中に忍び込み、母をナイフで殺害するが、予定外の
子供たちが出てきてしまった。その為この男はリビーのもう一人の姉も殺し逃げる。
兄は、リビーをタンスに匿う。そして自分で罪を被ったのだ。幼いリビーは警察に嘘の証言をし兄は逮捕され、
ディオンドラはどこかへ去った。

刑務所に入った兄は上訴せず、無実を訴えることをしなかった。なぜなら自分とディオンドラのせいで
妹の一人を殺して(実際はディオンドラが手を下したのだが)しまい、その罪を一生背負うことに
したからだ。また自分の子を宿したディオンドラを守ったのだ。ディオンドラ(若い時をクロエ・グレース・
モレッツが演じる)は、生来の変なやつで実の妹を殺した女をかばう兄の心情は理解しがたいものがある。
いくら自分の子供を身ごもっているとはいえ、28年間もよく黙っていたなと。

ディオンドラと娘の居場所を突き止め、訪ねるリビー。家に自分の母のネックレスを見つけ、はやり
兄は犯人じゃないのだと確信。しかし、ディオンドラとその娘に殺されそうになる。しかし、ライルが
駆けつけ九死に一生を得る。そして事件の全容が明らかにされ、兄は釈放されるのだ。28年の時間を超え
二人は和解するのだった。

もう少し話を整理し、伏線の張り方を上手くしたら面白くなったかもしれない。そもそも、幼い3人の
実の娘を残して、保険金目当てに殺し屋を雇う母親に心情に同情しづらいのが一番のひっかかりかも
しれない。また妹を殺した恋人を守った兄の心情もしかり。
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<ストーリー>
1985年、カンザス州の田舎町。母親とその娘二人が惨殺される事件が発生。家の壁には悪魔崇拝を示唆する
血文字が残されていた。犯人として逮捕されたのは15歳の長男ベン。生き残った8歳の末っ子リビーが、
兄の犯行を目撃したと証言したため、ベンは終身刑を宣告された……。

28年後。殺人事件の遺族として世間から同情を受け、支援金や自伝出版で食いつないできたリビー
(シャーリーズ・セロン)だったが、定職もなく、孤独な生活を送る日々。そんな彼女に“殺人クラブ”という
団体から連絡が届く。過去の有名な殺人事件を検証するそのクラブは、重要な証言者としてリビーに
会いたがっていた。兄の事件の真相が迷宮入りするまで、残り21日。“殺人クラブ”ではタイムリミットが
迫る事件について語れば謝礼を支払うという。

生活に困窮していたリビーは、クラブのメンバーであるライル(ニコラス・ホルト)が申し出た報酬に目が
くらみ、出席を決意。ベンの無罪を主張するクラブを怪しみつつ、リビーは生活のために嫌々ながらも
あの忌まわしき28年前の事件を振り返ることになる……。
刑務所を訪れたリビーは、久しぶりにベン(コリー・ストール)と再会。彼の手首には女性の名のタトゥーが
あった。やがてリビーの脳裏には、徐々に過去の記憶が蘇る。当時、ヘビメタ好きで悪魔崇拝に傾倒していた
ベンは家族の中でも浮いた存在だった。さらに彼には、近所の少女に性的イタズラをしたという疑いが持ち
上がっていた。ベンにはディオンドラ(クロエ=グレース・モレッツ)という年上の恋人がいて、妊娠が
発覚した彼女はベンと一緒に町を出ようと心に決めていた。

一方、リビーの両親は、彼女が2歳のときに離婚。だが父親は、たびたび金の無心に来ては、母親のパティ
(クリスティナ・ヘンドリックス)を悩ませていた。家が農場とはいえ、女手ひとつで4人の子供たちを
育てるパティも経済的に困窮。自宅が差し押さえを迫られたうえ、嫌疑を受けるベンのために弁護士の
費用が必要だった。そんな状況であの夜、惨劇が起こったのだ。ライルに背中を押されたリビーは、
かつてベンがイタズラをしたというクリシーと会い、殺された姉の日記を読み返し、忘れかけた記憶を
たぐり寄せていく。
あの夜、自宅で何が起こり、自分は何を目撃したのか……。そんな中、事件以来、行方知れずだった
父親の居場所を突き止めたリビーは、衝撃の事実へ一歩、また一歩と近づいていく……。

<IMDb=★6.6>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:26% Audience Score:33%>










by jazzyoba0083 | 2017-08-03 23:30 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「トレインスポッティング Trainspotting」
1996 イギリス Channel Four Films,Figment Films,The Noel Gay Motion Picture Co. 93min.
監督:ダニー・ボイル 原作:アーヴィン・ウェルシュ
出演:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライル他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
なんで今頃か、というと、先日ダニー・ボイルの作品を観て、この人をもう少しディグして見たくなった
から。短い映画だけど、迫力満点、ぶっ飛びました。何か大仕掛けがあるわけではないのだが、あるいは、
個人的にはここに描かれているヤク中は嫌いなんだけど、映画としては「世の中の下らないゴミの様な
人間をここまで活写した映画があるか!」と思わせた。

1960年台後半、人種問題やベトナム問題で閉塞していたアメリカで、それまでのハリウッド映画の
語法を一切否定した、「イージーライダー」や「俺たちに明日はない」などの映画が出てきて、
私としてそれを見たときのような感覚(衝撃とまではいかない)を受けた。
オフビート感とか、カルト的、とか言うのは易しいが、個人的にはなんとも新しい感覚の映画だった。
アウトサイダーを描く映画は多いが、「意味のない素材に意味を持たせた」というところが凄い。
反体制とか反権力が臭わない(結果的にそう感じられる人がいても)のが今日的だ。出演者全員が
スコットランド出身で、舞台もスコットランドのグラスゴー。映画ではスコットランドはクソだそうだ。
で、この映画、何を言おうとしているの?と聞かれると困るのだけれど、隠しテーマは相当深刻だ。
ヤクとセックスだけの青年たちに未来はなかろうなあ、とは思うけど、これも彼らの人生だから。
誰が作り出したかは問題だけど。

登場人物たちは、世の中のどうしようもないクズでヤク中で、やっていることは、どうしたらヤクを
手に入れることが出来るか、その資金をどうひねくりだすかや、女とヤルことばかり。語りもする主人公
マーク・レントン(マクレガー)が一番マトモそうだけど、ヤクを止めると何回言っていることか。
「やめるまえに一発キメる」のが常で、ラストシーンでみんなの金を一人でガメて逃げる時、この金で
ヤクを止めて新しい人生を始めるんだ、みたいなことを言って笑顔になるのだが、こいつ、絶対
ヤクはやめられないだろうな、と観ている人は思うだろう。

クソみたいなやつらを瑞々しく生き生きと描く、とはどういうこと?という感じもするのだが、
映画を観た素直な感想がそうなんだから仕方がない。脚本がいい。出てくる奴らがとことんダメで
クソなのが徹底していて、その徹底ぶりがむしろ気持ちいい。映像もいい。
昨年続編が公開されたが、そっちも絶対に観てみよう。その後あのクソたちはどうなったのだろうか?

トレインスポッティングとは、イギリスの人の多くもなんのことか分からない言葉だそうだが、
ネットで調べると、エディンバラにあるジャンキーの集まる操作場のことだそうで、ドラッグの取引や
ドラッグを使用することそのものも指す言葉のようだ。
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<ストーリー>
ヘロイン中毒に陥った若者たちの生態を、斬新な映像感覚で生々しく描いたドラマ。監督はテレビの演出を
経てデビュー作「シャロウ・グレイヴ」をヒット作に押し上げたダニー・ボイルで、監督第2作の本作は
カンヌ国際映画祭で話題を集め、またアメリカでもヒットを記録。
原作はイギリスでカルト的人気を誇るアーヴィング・ウェルシュの同名小説(邦訳・青山出版社刊)。
製作のアンドリュー・マクドナルド(「赤い靴」「黒水仙」の監督エメリック・プレスバーガーの孫)。
主演は「シャロウ・グレイヴ」に続き起用された新進ユアン・マクレガー。共演は「リフ・ラフ」「司祭」の
ロバート・カーライルほか。また原作者のアーヴィング・ウェルシュも小さな役で顔を出している。

マーク・レントン(ユアン・マクレガー)は平凡な生き方よりも、「誠実で真実あふれる麻薬の習慣」を
選んだ麻薬常習者の青年。彼は何度目かの麻薬断ちを決めた。仲間のシック・ボーイ(ジョニー・リー・
ミラー)も麻薬を止めるが、それはレントンに嫌がらせをするためだ。麻薬よりも健全な性欲を満たすべく、
レントンたちはディスコに行く。そこで彼はダイアン(ケリー・マクドナルド)という美女に魅かれて
彼女の家でセックスする。
翌朝、彼はダイアンが実は高校生だと知る。レントンたちは再び麻薬を始めた。それまで麻薬はやらなかった
トミー(ケヴィン・マクキッド)も、恋人に振られた腹いせに麻薬を打ってくれという。皆が麻薬に耽っている
間に、仲間のアリソン(スーザン・ヴィドラー)の赤ん坊が死んでいた。実はその赤ん坊の父親だったシック・
ボーイは泣く。皆は慰めにさらに麻薬を打つ。レントンとスパッド(イーウィン・ブレムナー)が万引きで
捕まり、スパッドは刑務所に。執行猶予になったレントンは本気で麻薬をやめようとして、禁断症状で地獄の
苦しみを味わう。トミーは注射針からエイズに感染していた。麻薬を止めたレントンはロンドンに出て不動産屋に
就職。だがそこに故郷の仲間たちが押しかける。まずは強盗で逃走中のベグビー(ロバート・カーライル)、
それにポン引きになったシック・ボーイ。やがて彼は二人のせいでクビになり、3人そろって故郷に帰ると、
トミーの葬式が行われていた。葬式のあとシック・ボーイが多量の麻薬取引の話を持ち出す。レントンは嫌々
ながら仲間に説得され貯金を提供する。

ベグビー、シック・ボーイ、スパッドの3人は2キロのヘロインを抱えてロンドンへ行き、1万6千ポンドで売る。
その晩、レントンは儲けの入った鞄を持ち逃げする。翌朝、ベグビーが激怒して暴れ出し、警察に逮捕される。
レントンはスパッドにだけは4000ドルの分け前が渡るように手配していた。彼はこれから、普通の生活をして
ゆくつもりだ。(Movie Walker)

<IMDb=★8.2>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:90% Audience Score:93%>







by jazzyoba0083 | 2017-07-12 16:30 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「ティエリー・トグルドーの憂鬱 La loi du marché 」
2015 フランス  Nord-Ouest Films and more.91min.
監督:ステファヌ・ブリゼ
出演:ヴァンサン・ランドン、カトリーヌ・ドゥ・ミルベック、マチュー・シャレール他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>

フランス労働界の底辺に近い人達の暮らしをドキュメントしたような作品。
現代社会を告発(とまではいってないかな)すると共に、観る人に問いかけて
くる主人公の心の動き。主人公ヴァンサン・ランドンの演技が素晴らしい。

終始アップで画角の美しさを排除したような手持ちのカメラでの長回し。
セリフを覚えるのも大変だったのだろうな。
クレーンとかの重機の訓練を受けても就職先は経験者しか採用しないと
職業訓練サポートセンターみたいなところで係員とやりあう長いシーンから
始まる。家には脳性麻痺の息子と妻。何とか食わしていかなくてはならないし
息子は専門校への進学を希望している。何にしてもカネがかかる。

そうやってやっと手に入れたのがスーパーの万引き監視員。多くのカメラを
モニターしながら、万引きを摘発する。そのうち、働き者の中年女性が
クーポン券を自分のために不正取得したことが映像から判明し、詰問された
彼女は職場で自殺してしまう。さらに、黒人のレジ係は客のポイントを不正
取得する。そうした仲間の不正も摘発しなくてはならないのだ。なぜ彼女らは
悪い人間ではないのにそんなことをしなくてはならないか、無言のメッセージが
伝わる。

次第に主人公ティエリー・トグルドーは仲間を疑ったり、また客を疑うのに
嫌気がさし、会社の従業員に対する扱いにも絶望し、職場から制服を脱いで、
去って行ってしまう。そこで映画は終わる。

ティエリー・トグルドーという中年男性のある暮らしの断面から、現在フランスの
おかれた格差社会、やりきれない庶民の(特に障害のある子どもをもった家庭)
「憂鬱」をただただひたすら描く。頑固で自分の信念は貫くタイプの人間の生き辛さ
みたいなものも感じられる。妻との踊りのレッスンシーンは何を言いたかったのだ
ろうか。トレーラーハウスの売り買いのシーンのリアリティの表現も面白かった。
役者は演技をしているというより、ドキュメントの映像を見せられている
ような自然な演技でリアリティ感は強い。

見終わって希望が湧くタイプの映画ではない。むしろ「憂鬱」が伝染するような
作品だ。監督が90分という時間で社会問題を画面を通してぶっつけて来た、
そんな気分になった作品だった。
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<ストーリー>

ヴァンサン・ランドンが社会の厳しさの中で板挟みになる中年男を演じ、
第68回カンヌ国際映画祭主演男優賞を獲得した人間ドラマ。
失業したティエリーは苦労の末にスーパーの警備員として再就職。不正を告発
した従業員が自殺し、会社の厳しい姿勢に疑問を抱く。
ステファヌ・ブリゼ監督とヴァンサン・ランドンが「母の身終い」以来の
タッグを組んでおり、ブリゼ監督もキリスト教徒の審査員が選ぶ同映画祭
エキュメニカル審査員賞を受賞した。
大衆よりも玄人に受けが良いのはRotten Tomatoesが示すとおり。


エンジニアとして働いてきた中年のティエリーは、集団解雇の対象となって
しまう。ストライキを起こしてでも闘うと息まいていたものの、やはり会社を
辞めることに。しかし頑固な性格も災いし、面接はうまくいかず、職業訓練の
場では若い人から頑ななところを指摘される。
厳しい状況下にある彼にとって、妻や障がいを持つ息子の存在が唯一の救い
だった。エンジニア職の希望はかなえられなかったが、ようやくスーパーの
警備員の働き口を見つけられたティエリー。
それは、客だけでなく従業員にまで監視の目を向けるもので、不正を見つけ
次第告発しなければならなかった。ある日、告発された従業員が自殺。
ティエリーは会社側の厳しい対応に疑問を覚えるが……。(Movei Walker)

<IMDB=★6.8>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:91% Audience Score:60%>







by jazzyoba0083 | 2017-07-01 22:50 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

テッド2 Ted 2

●「テッド2 Ted 2」
2015 アメリカ Universal Pictures and more.116min.
監督・脚本:セス・マクファーレン
出演:マーク・ウォールバーグ、アマンダ・サイフリッド、ジョヴァンニ・リビシ
   モーガン・フリーマン、セス・マクファーレン(テッドの声)他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>

面白く観た「テッド」の続編。過激なシモネタ、ハッパ、乱発で、当然の
ことながらR15+指定。誰かとは観られないタイプの作品で、アメリカで
ないと作れない映画だろう。

むしろ過激なシモネタや相手をバカにしているのかおちょくっているのか
すれすれの会話、テレビドラマなどのパロディといった品性の無さを楽しむ
映画。そもそもがありえない世界なのだから、ありえないように観るのが
マナーというもので、出ているキャストらが楽しんじゃっているんじゃないの、
という雰囲気。おそらくセリフもアドリブが相当飛び交っていたんじゃないか
なあ。使われているかどうかは別として。
例によって、リーアム・ニーソンやジェイ・レノがいじられ役として登場、
また実在の人物を、そこまで言って大丈夫?くらいの過激なセリフも飛び交う。
アマンダ自身もその目の大きさをからゴラム(「ロード・オブ・ザ・リング」)
と言われているし。私はわからなかったが、アメリカではヒットしている
TVシリーズや映画のパロディが盛んにつかわれいたと思われ、アメリカの
劇場ではゲラゲラ声が止まらなかったんじゃないかな。
「スゥィートキャロライン」を歌って、本物のテッドを見つけ出すシーンは
大リーグ好きなら笑えるところだ。(特にボストン・レッドソックスファン)
日本語訳が難しかったと思うけど、良く訳してあったと思う。

今回は、テッドの結婚シーンから始まるのだが、テッドが人間と認められず
「プロパティ」(物)であると、養子を取ることが出来ないことが判明すると
それを覆す裁判を起す。担当する弁護士が新米のまだ法廷に出たこともない
サマンサ(アマンダ)だった。で、当然のように負ける。ジョン(マーク)、
サマンサとテッドは、NYの伝説の弁護士パトリック(モーガン)に会いに
行く。しかし、あっさりと断られるのだが・・・。

ハリウッド製お下劣系お笑いや、その手の「粋」な会話が楽しめる人には
楽しい時間だろう。日本人にはいささかやりすぎなところで辟易として
しまう人もいるかもしれない。しかし地上波では絶対に観ることは出来ない
ので、密やかに楽しめる映画でもある。
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<ストーリー>
冴えない中年男ジョン(マーク・ウォールバーグ)と恋人の結婚から数年。
中年テディベアのテッドと親友のジョンは、ボストンで相変わらず平凡な
毎日を送っていた。しかし、ひとつだけ大きな変化があった。テッドが
バイト先のスーパーで知り合ったタミ・リンと結婚していたのだ。
お互いスーパーのバイト勤務のため貧しい生活を送るテッド夫妻は、
ある日些細なことで大ゲンカとなり、早くも新婚生活は暗礁に乗り上げる。
テッドは危機を乗り越えるために、子供を持ち、父親になることを決断する。

しかし、州政府より「テッドは人間ではなく“モノ”である」と通達され、
子供を持つことはおろか、タミ・リンとの結婚さえも無効と判断される。
希望が打ち砕かれたテッドは、さらにスーパーのバイトまでクビになって
しまい途方に暮れる。

一方、親友をモノ扱いされて怒り心頭のジョンは、州政府を相手に
テッドの人権を勝ち取るための訴訟を起こす。若くて美人の新米弁護士
サマンサ(アマンダ・サイフリッド)を弁護士として雇い、裁判所に
乗り込むが、はたしてテッドは人権を認められ、愛する女性の夫となり、
父親になることはできるのか?(Movie Walker)

<IMDb=★6.3>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:46% Audience Score:50%>




by jazzyoba0083 | 2017-06-22 23:20 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「20センチュリーウーマン 20th Century Woman」
2016 アメリカ A24,Annapruna Pictures and more.119min.
監督・脚本:マイク・ミルズ
出演:アネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・カーウィグ、ルーカス・ジェイド・ズマン
   ビリー・クラダップ他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>

この前に観た「グランドフィナーレ」ほどではないが、どこか観念的なニュアンスがある作品。
でも、その性質はまるで違うのだけれど。本作はマイク・ミルズが自分の母親をモデルにして
制作した、1979年を懸命に生きる女性への愛と尊敬に溢れたなかなか考えさせられる作品と
なっている。出演者が全員いいのだが、やはり大活躍のアネット・ベニングの円熟の演技が
見どころである。1979年といえば作品中にも出てくるようにジミー・カーター大統領時代で、
イラン大使館人質事件、第二次オイルショック、朴正煕暗殺、など国際的には緊張していた
一方、本作でも語られるように、セックスに対するタブーが外れ、性に関する書籍が次々と
発行され、男女の役割に対する議論も多く行なわれるようになっていた。

ただでさえ性に目覚める15歳の男の子を女手一つで育てるドロシア(ベニング)。
家をいろんな人に貸していて、奇妙な共同生活が繰り広げられている。
離婚を経験し、多感な男の子を育てているドロシア、子宮頸がんを患っている
写真家アビー、夜な夜な息子ジェイミーと一緒に寝に来る、友人以上恋人未満
(体には触らせない)幼馴染のジュリー、ドロシアに惹かれているヒッピー大工の
ウイリアムズとそれれぞれ難しい人生を生きている人たちと関わりながら、自分も
大変、周りも大変なんだけど、捨てておけないドロシアの苦悩が描かれていく。

そもそも多感期に入った息子の教育を若い同居人アビーとジュリーにお願いしたのが
問題の発端。女性二人はいい子なのだが、ドロシアが育った頃とは考え方が全然違い、
あけすけな性の世界に連れて行ってしまう。息子ジェイミーも素直で良い子なのだが
性に関してはやはり男の子で、若い女性二人に感化されていく。見ていてハラハラ
し通しのドロシアだった。

自分の老いも意識しながら、自分だって恋もしたいと思いながら、回りの事に
精一杯頑張ってしまうドロシアだった。「子どもを育てるって大変よね」とか
言われて。作中にカーター大統領のテレビ演説をみんなで見るシーンがあるのだが、
まさにカーターが指摘しているのは社会秩序の崩壊。ドロシアは共感してしまう
のだった。

彼女はタバコの吸い過ぎで、1999年に肺がんで亡くなるのだが、再婚も果たし、
それぞれ関係していた人たち(ひとつ屋根の下にいたひとたち)もそれぞれの
幸せな人生を獲得したと説明される。再婚相手がドロシアの誕生日には必ず
プレゼントしたという複葉機での遊覧飛行のシーン。BGMが「As Time Goes By」
で、眩しく美しい青空の中を満面の笑顔で飛んでいるドロシアに決定的な
カタルシスを感じたのだった。音楽といえば、基本的には1979年当時に流行っていた
ロックやパンクが使われるのだが、ドロシアが聞く時はいつもベニー・グッドマンら
の活躍していた1930~40年代のスウィング・ジャズだったりするのも、さりげない
主人公の心情を表していて素敵だった。

本作、とにかくアネット・ベニングのシワも隠さない薄いメイクとボサボサ頭で母親と
女性を演じている姿が圧倒的である。
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<ストーリー>
「サムサッカー」「人生はビギナーズ」のマイク・ミルズ監督が自身の母親をテーマに
描いた半自伝的ドラマ。多感な思春期の少年が、自由奔放なシングルマザーと2人の
個性的な女性たちに囲まれて過ごしたひと夏の成長の物語を、ユーモアを織り交ぜ
瑞々しいタッチで綴る。
主演は母親役にアネット・ベニング、その息子をルーカス・ジェイド・ズマン。
共演にグレタ・ガーウィグ、エル・ファニング、ビリー・クラダップ。

 1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシアと母ひとり子ひとりの生活を
送る15歳の少年ジェイミー。家には他に、子宮頸がんを患いニューヨークから地元に
戻ってきたパンクな写真家アビーと元ヒッピーの便利屋ウィリアムが間借りしていた。
さらにジェイミーの2つ上の幼なじみジュリーも夜な夜な彼の部屋にやってきては一緒の
ベッドで眠っていく。けれども決して体には触らせてくれない。

そんな中、反抗期を迎えた息子のことがまるで理解できず、お手上げ状態になってしまった
ドロシア。そこで彼女は、アビーとジュリーに息子の教育係になってほしいと相談する。
こうしてジェイミーは、強烈な個性を持つ3人の女性たちと15歳の特別な夏を過ごすことに
なるのだったが…。(allcinema)

<IMDb=★7.4>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:89% Audience Score:74%>



by jazzyoba0083 | 2017-06-06 13:50 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「トリプル9 裏切りのコード Triple 9」
2015 アメリカ Worldview Entertainment and more.115min.
監督:ジョン・コルヒート
出演:ケイシー・アフレック、キウェテル・イジョフォー、アンソニー・マッキー、
   ウディ・ハレルソン、ケイト・ウィンスレット他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
オスカー主演男優賞を獲り今や旬のケイシー・アフレック主演で、他にも注目すべき
配役なのと、警察モノは好きなので観てみました。

終始暗い画面で、ストーリーの暗さとシンクロしている。それはいいとして、個人的に
参ったのは、新米刑事クリス役ケイシー・アフレックと、元警官で強盗団の一人
ゲイブ役のアーロン・ポール、現役刑事で強盗団の一人マイケル役のキウェテル・イジョフォーと
同じ刑事のマーカス役のアンソニー・マッキーの主要な配役の二組がよく似ているので
混乱したこと。よく見れば全然違うのだが、画面が暗い上、同じ強盗団で黒人刑事だったり
するし、役名が「マ」で始まるなど、混乱に拍車を掛けた。

故に早送りでもう一度確認しながら観た次第。ケイト・ウィンスレットの使い方も
もったいないし、結果ラスボスとなるフランコ刑事役のクリフトン・コリンズ・Jrの
存在感の希薄さといい、全体的にミスキャストじゃないかなあ。日本人の私だからかも
しれないけど。そういうわけで、ラストの銃撃戦も何がどうなっているのか初見では
分からず、映画の良さが伝わらなかった。

最後の最後、クリスのおじである刑事ジェフリー(ウディ・ハレルソン)とフランコの
刺し違えはまあ、納得だけど。

999とは、警察内の符丁で、警察官が襲撃された現場があることを周辺に知らせるもの。
これがコールされると、周辺にいる警察官は何はともあれその現場に駆けつける。
これを利用して、警察官不在の瞬間を創り出し、悪事を働こうというのが、この映画の
骨子となる。

舞台はジョージア州の州都アトランタ。黒人の多い都市として知られる南部の町だ。
ここの現役刑事や元軍人らで構成される強盗団がいた。一応仕切っているのは
ロシアンマフィアのボスの妻の妹を嫁にしているマイケル刑事(イジョフォー)。
(ボスの妻がケイト・ウィンスレット)
こうした状況で市警にやってくるのが新米刑事クリス(アフレック)。彼の叔父が
市警のベテラン刑事ジェフリーである。このおじさん結構やさぐれている。

マイケル刑事は自分の子どもを人質に取られ、国の機関ビルからセキュリティコードを
盗み出すというヤバイ仕事を請け負わされる。この仕事をやり遂げるためにバディを
組んでいるクリス刑事を騙して、999の状況を創り出し、強盗を成功させようとした。
事態が進むに連れて、クリス刑事は自分が騙されていたことを理解する。

いわば警察内の悪と新米刑事とその叔父の虚々実々の駆け引きと、999が成功するのか
どうかが本作の見どころになるのだろう。が、これまでに書いてきたように、
わかりづらく、せっかく意図するところが表現できていないと感じたのだった。
個人的に一番の見どころは、最初の強盗シーンで、盗んだカネから赤い煙が吹き出して
車の中やら、体やらが真っ赤に染まってしまい、強盗団が泡を食う所かな。
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<ストーリー>
ロサンゼルスやマイアミを凌ぐ凶悪犯罪都市アトランタ。ある時、5人組の武装グループが
銀行を襲撃する。特殊部隊の元兵士と悪徳警官で構成された犯人グループを率いる
リーダーのマイケル(キウェテル・イジョフォー)は、この仕事を最後にロシアン・
マフィアとの関係を絶つつもりだった。ところが、非情な女ボスのイリーナ
(ケイト・ウィンスレット)は、それを許さなかった。最愛の一人息子を人質に
取られたマイケルは、不可能と言われる警戒厳重な国土安全保障省の施設を標的に
した襲撃計画を練り上げる。
それは、警官が撃たれたことを意味する緊急コード“トリプルナイン”を発動させ、
アトランタ市警の機能を10分間完全停止させるというものだった。
しかし、標的となった警官クリスや重大犯罪課の刑事アレンを巻き込んだその
犯罪計画は、マイケルたち犯行グループの内部対立や裏切りも絡み、予想外の事態へ
発展してゆく……。(Movie Walker)

<IMDb=★6.3>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:53% Audience Score:42%>



by jazzyoba0083 | 2017-06-03 23:10 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「デス・プルーフ in グラインドハウス Death Proof (from "Grindhouse")」
2007 アメリカ Dimension Films,Troublemaker Studios. 113min.
監督・脚本・撮影・(共同)製作:クェンティン・タランティーノ
出演:カート・ラッセル、ロザリオ・ドーソン、ローズ・マッゴーワン、シドニー・ターミア・ポワチエ
   ゾーイ・ベル、ジョーダン・ラッド、トレイシー・トムズ、ヴァネッサ・フェルリト他
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<評価:★★★★★★★★☆☆ あるいは ★★★☆☆☆☆☆☆☆>
<感想>
この映画を見るにあたってはいくつかの知識が必要。私はタランティーノの映画は
好きだが、詳しいほうではないので、今回の鑑賞に当たり、少し勉強させて貰った。
(タランティーノファンの方はスルーして下さいね)
そもそも、「グラインドハウス」とはタランティーノとロバート・ロドリゲスにより、
2007年に製作・公開された映画で、2本の作品と実在しない4本の映画の予告編から
構成されている。このうち映画部分はロバートの「プラネット・テラー」と
タランティーノによる「デス・プルーフ(耐死仕様)」。

「グラインドハウス」とは、かつてエクスプロイテーション映画やB級映画を2~3本立てで
上映していたアメリカの(場末の)映画館のこと。エクスプロイテーションとは、観客から
金を巻き上げるような詐欺的映画なことらしい。この辺りはちょっと私も勉強不足だ。

で、この映画と同時にタランティーノの「デス・プルーフ」部分に新たにシーンを加えて
単独興業に供したのが本作、というわけだ。タランティーノのB級映画に対するオマージュが
込められていて(愛情は感じることができる)、前半はこうした場末の映画館によくあったように
フィルムに傷をつけてあったり、音が飛んだりする。ああ、タランティーノはこうした場末的映画が
好きなんだなあ、と思わせる工夫である。
加えて、タランティーノの特徴である「意味のないだらだらした会話」が続くので、タランティーノ
好きで、この会話の後に何が来るかがわかっていないと、「なんじゃこの映画」「意味不明」
という意見も出ることは至極当然でそれほど、「アク」の強い映画である。
本作は大きく二つの別の話から成り立っているのだが、どちらも、はじめは意味がないガールズ
トークがだらだらと続く。
普通の人(私も含め)は、それぞれの「だらだらトーク」に嫌になってしまい、離脱したく
なるであろう。見どころは、2つのパートのカーチェイスシーンというか、車を使った
暴力シーンである。前半の部分は、スタントマンと称するカート・ラッセル扮するマイクが
ドライブインに集まった若い女たちを自分の車に乗せて殺したり、車を追いかけまわし、
えぐい殺し方をする。

後半は、14か月後の別の場所。やはりドライブインみたいなところに
集まってくちゃくちゃしゃべっているハリウッドのおそらくB級映画製作スタッフ(メイクや
ヘアみたいな)の女の子たちvs「耐死仕様」で追いかけまわすマイクの話。
ニュージーランドからやってきた女の子が「バニシング・ポイント」のダッジ・チャレンジャーに
憧れ、来ていた町にその車を売り出している男を見つけ、みんなでたらしこんで、試乗
させてもらうのだが、ボンネットに乗っかってスタントまがいなことをやったりして、相当
むちゃくちゃな試乗をしていた。そこにマイクの突っ込んできて、さんざん追廻して、彼女らを
恐怖のどん底に突き落す。(止まればいいとおもうのだけれどね。ww)しかし、ボンネットに
つかまり続けるニュージーランド人女性ゾーイの吹き替えなしのスタントは見ごたえあり。
しかし、いったん止まったところで女の子の一人が銃でマイクを撃つと形勢は逆転。こんどは
女の子がマイクを追いかけ回す。しかも執拗に、徹底的に。そしてついに車を転覆させ、
出てきたマイクをフルボッコにする。最後にはのどにかかと落とし!(殺しちゃったのかな)
ここに「The End」と!

ハイライトは後半のからラストだろう。タランティーノらしい緊迫とアホラシサに満ちていて
ここは気持ちがいい。全体の出来?としてどうか、と言われると、冒頭の評価に記したように
タランティーノの感性が大好きな人は★8つ以上だろうけど、たまたま見た人は、なんのこっちゃと
★3つ、ということになるのではないか。バカバカしさ(これタランティーノ流だからただのバカ
じゃないのが困るんだけど)とやりすぎ風のバイオレスが、やなりタランティーノの魅力だな、と
いうことは分かった。「傑作」か「くそ映画」か。どういわれようとタランティーノは満足なんだよ、
きっと。ww

タランティーノの作る映画はどういう風合いを持つか、かなりわかっている人でないとこの映画の
面白味は味わえないだろう。だらだら続く会話を字幕を追ってしっかりストーリーを追おうと思わ
なくても、全体に大きない影響はないでしょう。ww
私個人的にはタランティーノの魅力が一層理解できた映画ではあったが、好きな映画か、と問われると
そうでもない、と答えざるを得ない。ま。ジョン・カーペンターの諸作を面白いと思える人はいいかも。
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<ストーリー>
B級映画ばかりを2本立て、3本立てで上映するアメリカでかつて流行った映画館“グラインドハウス”を現代に
甦らせるべく、クエンティン・タランティーノ監督と盟友ロバート・ロドリゲス監督がホラー映画を競作した
2本立てムービー「グラインドハウス」のうちのタランティーノ版で、独立した1本の作品として再編集された
ディレクターズ・カット完全版。

カート・ラッセル扮する元スタントマンが、愛車を凶器にセクシー美女たちを次々に血祭りに上げるさまと、
そんな恐怖の殺人鬼に敢然と立ち向かうスタントウーマンとの壮絶な死闘をCGに頼らない迫真のカー・
アクション満載で描く痛快スラッシャー・ムービー。
なお劇中でスタントウーマンを演じたゾーイ・ベルは実際にハリウッドで活躍するスタントウーマンで、彼女が
ユマ・サーマンのスタントとして「キル・ビル」の撮影に参加したのが縁で、今回ヒロインに大抜擢となった。

 テキサス州オーステインの人気DJ、ジャングル・ジュリアは気の置けない仲間たちとバーへ繰り出し、
女の子だけの会話に花を咲かせていた。そんな彼女たちを、ドクロマークの不気味な車を駆る顔に傷のある謎の
中年男、スタントマン・マイクが秘かにつけ回していた…。

14ヵ月後、テネシー州で映画の撮影に参加していたスタントウーマンのゾーイ。彼女は空き時間を利用して、
仲間たちとある計画を実行する。それは、売りに出されていた憧れの車、映画「バニシング・ポイント」に
登場した70年代型ダッジ・チャレンジャーに試乗しスタントライドを楽しむこと。さっそくボンネットに乗り、
危険なスタントを始めるゾーイ。やがてそんな彼女たちを、あの男スタントマン・マイクが、新たな獲物に
見定め襲いかかるのだったが…。(allcinema)

<IMDb=★7.1>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:65% Audience Score:72%>

この映画の詳細は




by jazzyoba0083 | 2017-05-01 23:15 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

デッドプール Deadpool

●「デッドプール Deadpool」
2016 アメリカ 20th Century Fox.108min.
監督:ティム・ミラー
出演:ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、エド・スクライン、T・J・ミラー他
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<評価:★★★★★★★★★☆>
<感想>

「アメコミファン」して評価に多少のゲタを履かせて頂きました。が、それをおいても
面白い映画だと思う。マーベル初のR指定になるほどの、お下劣、残酷、なのだが、
いわば「大人版マーベル映画」として、とっても楽しい時間を過ごせた。コミック映画って
最初のうちは、無邪気にノーテンキに正義のミカタをやっているのだが、シリーズが
進んでいくと、内省的になり、小難しい点が出てくる。バットマン、スーパーマン、
スパイダーマンなどなどまたアヴェンジャー系も皆そんな歴史を踏んでったような気がする。

ところがこの映画は、冒頭から徹頭徹尾、「とことん復讐」「やるなら容赦なく」という
男の子映画が持っていてほしいと願うカタルシスを十分すぎるほど積み込み、スピード感に
溢れ、楽しいことこの上ない。ただ、下ネタ満載(下ネタの画像も)だし、血がドバドバなので
それ系が嫌いな人にはお勧めできない。

もともと普通の人間だった男がミュータント化されるのはX-MENシリーズでもあったから
珍しい展開ではないのだが、ストーリーの展開が、なにせ、「いまからおバカ映画を始めます」
というクレジットが流れるくらい、人を食った、おバカで、お下品で、というもので、
眉間にシワを寄せて、なんて本来アメコミには要らない(と私は思う)要素はとことん排除し
その「過激っぷり」「バカっぷり」「おふざけぶり」の、半端ない突き抜け方を褒めたいと思う。
脚本と演出が上手く機能した結果だ。

また「デッドプール」こと、ウェイドの乾燥した性格もいい味付けで、醜い顔にさせられちゃう
のだが、めげずに愛する人のために悪と戦うという姿もカッコイイ!セリフもウィットが
効いていて楽しい。これぞアメコミの基本!アクションシーンのガジェットも含め闘いの工夫も良く
考えられていると感じた。加えてアクションの容赦・中途半端さが全く無い(非道無情ではあるが)
というのも、この手の映画を観ているものとしてはスカッとする。

また時制を前後させたり、敢えてデジタルの早送り場面を見せたり、CGの派手な使い方も
含めて、画作りにも興奮させられた。このところ観たマーベルものでは一番といってもいいかも
しれない。クセは強いけど。で、これがアメリカで大ヒットしたので、さっそく現在パート2を
製作中。今度はIMAX 3D版で観ようかな。本作の監督、これが一作目らしいけど、やるじゃん。

しかし、アヴェンジャーもどんどん増えていくけど、X-MENもどんどん新メンバーが増えて
いくなあ。
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<ストーリー:結末まで触れています>

ニューヨークでトラブルシューターをしながら日銭を稼ぎ生活しているウェイド・ウィルソンは、
高級娼婦のヴァネッサと出会い交際し始める。愛し合い結婚の約束をしたウェイドは、
意識を失い病院で末期ガンと診断される。

ウェイドは酒場に来たリクルーターの男の誘いに乗り、がんの治療と引き換えに極秘の
人体実験の被験者となることを決める。それと同時に、ヴァネッサの前から姿を消す。
ウェイドは施設でフランシスというミュータントの男から細胞を変異させる薬品を投与され、
変異を誘発する為に拷問を受ける。
ウェイドの細胞は変異し、不死身の肉体を手に入れるが、引き換えに全身が爛れた醜い
姿に変異した。意図的に火事を起こして施設から脱出したウェイドだったが、ヴァネッサが
醜い自分の姿を受け入れるとは思わず、再会を避けて盲目の老婆アルの家に居候する。

フランシスの言った言葉を頼りに元の姿に戻るため、覆面をつけて死人が出るかどうかの
賭け(Dead Pool)に由来したデッドプールと名乗り、フランシスと組織につながりのある
人物を襲撃する。

リクルーターの男からフランシスの居場所を聞きだしたウェイドは高速道路でフランシスを
襲撃する。
フランシスを追い詰めるが、そこにテレビ放送で騒動を見て駆けつけたミュータントの
ヒーローチーム「X-MEN」のコロッサスとネがソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド
が現れ、彼らと問答している間にフランシスに逃亡されてしまう。

デッドプールの正体を知ったフランシスは人質にヴァネッサを誘拐する。これを知った
ウェイドは、コロッサスとネガソニックの協力を得て、フランシスがいる巨大航空母艦が
ある廃棄場に向かい、フランシスの傭兵を相手に戦いを始める。
ウェイドはフランシスを追い詰め元の姿に戻すよう迫るが、フランシスは「元通りにする
方法などない」言いウェイドはフランシスを射殺する。

戦いの後にウェイドとヴァネッサは対面し、ウェイドは素顔を見せるが、ヴァネッサは
ウェイドを受け入れて二人が結ばれて物語は終わる。(wikipedia)

<IMDb=★8.0>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:84% Audience Score:90%>


この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355574こちらまで。


by jazzyoba0083 | 2017-04-20 23:10 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「天国からの奇跡 Miracles from Heaven」
2016  アメリカ Columbia Pictures,TriStar Pictures(a SONY company) 109min.
監督:パトリシア・リゲン
出演:ジェニファー・ガーナー、カイリー・ロジャース、マーティン・ヘンダーソン、ジョン・キャロル・リンチ、
   クイーン・ラティファ、エウヘニオ・ベルデス他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>

よく出来た宗教映画、という感じ。アメリカはテキサスで実際に起きた奇跡?を基にした作品。
アメリカという国がキリスト教という宗教でいかにまとまっているかがよく分かる。故にアメリカ国民が
好きそうな映画だなあ、と感じた。この手の映画はどうしてお神様の押しつけが鼻についてしまう恨みが
付きまとうのだが、本作とてそれは免れないが、ベースとなる話が、原題のミラクルが複数であるように
神様の存在=複数の人間の愛として語られるところにカタルシスがあるといえよう。
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舞台はテキサスの田舎。全財産を叩いて大きな動物病院を開業したビーム一家は、三人の娘のいる
平和な家庭で、日曜には一家で教会の日曜学校に出かける敬虔なキリスト教徒であった。アメリカの
田舎ではどこでも見られる光景。
しかし、ある日、次女のアナベルに難病が発症する。内臓が機能せず、絶えず痛みが襲うという
子供にとっては辛い難病であった。いくつもの病院を回るが原因が分からず、ついにボストンに
直せる医師がいるという情報を得る。母クリスティは、お金を算段し、9ヶ月も先まで予約が埋まって
いるという医師に予約なしで面会にでかける。病院では当然予約なしでは断られる。だが受付の
女性にはクリスティの言葉は胸に響いたようだった。そしてボストンの街のレストランでウエイトレスの
アンジェラ(ラティファ)と出会い、街を案内してもらい、まるで家族のような付き合いとなっていく。

受付の女性の配慮でナルコ医師に診てもらい、手術もしたが、難治性であることは変わりがなかった。
どうやら脳のニューロンが消化器官への動きの指令を出してないのではないか、と。ボストン小児病院で
しか処方できないクスリのお陰で帰宅は出来たが、膨れたお腹と鼻からの栄養、そして絶えず襲う痛みに
アナベルの心も折れ勝ちだった。そして母クリスティは、娘の姿を見るにつけ、神様は何をしているの
だろうか、と信仰も揺るぐのだった。そんな折、教会では信者から「アナの病気が治らないのは
両親やアナ自身に罪があるのではないか」と言われ、教会に対する不信はピークになる。

仲良し3姉妹は何かとアナを気にかけ、ある日お姉ちゃんと大きな老木に登る。ところがもろくなって
いた枝が折れ、アナは老木の大きなウロに落下してしまう。ハシゴ車が出動し、何とか救い出し
ドクターヘリで救急搬送されたのだった。
しかし、担当医師も驚いたのは、アナには何の怪我も無かったのだった。家に帰ってまた姉妹たちと
遊ぶアナ。ふと両親は気がついた。アナが痛がらない。あんなにソファから動かなかったアナが
元気に遊んでいる。そして、お腹の膨れも収まってしまっていた。

急ぎボストンにナルコ医師を尋ね、診察を受けるが、症状が全て消えている、というのだ。アナが
両親に言うには、ウロに落ちた時、幽体離脱を体験、蝶に招かれ天国に行き、神様から両親の元に
帰りなさい、と言われたという。自分は痛みのある世界に戻りたくない、というのだが、その時
すくい上げれられたのだ。それ以来、アナの難病は雲散霧消していた。

この話はマスコミでも取り上げられ、母クリスティは教会でこの話をすることになった。当然
神の存在を肯定的に捉えるのだが、アインシュタインの名言「人生には、二つの道しかない。

一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。もう一つは、

すべてが奇跡であるかのように生きることだ。」

クリスティは奇跡は愛であると主張した。その脳裏には、家族はもとより支えてくれた近隣の友人、
ボストンのアンジェラ、ナルコ医師、受付の女性、父と二人の姉妹が飛行機に乗ろうとした時
クレジットカードが使えない状況を、とっさに救ってくれた航空会社の窓口担当者、などなど
アナを支えてくれた人々の愛こそ、奇跡であると締めくくった。

しかし、教会の聴衆からは、「アナの難病は売名のためのニセの病気じゃないのか」などの
声があがった。しかしそれを押さえたのはボストンでアナと同室だった白血病少女ヘイリーの
父(新聞記者)だった。ヘイリーはアナから神様を信じることを教えてもらい、最期はとても
穏やかに逝った、アナには感謝している、と。

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
つまり、神様がいる、いないということは大事な
ことかもしれないが、いると信じることで心の平安を得る、ということこそ「信仰」の根幹で
ある、と言いたかったのだと思う。ラストあたりではウルウルと来る仕掛けになっている。
更に、エンドロール前には実際のビーム一家が紹介される。あの大木は既に折れてしまって
いると。そしてアナは今は元気な中学生となり、病気は再発していない、と説明される。

宗教臭い、と先入観を持たずに観ればそれなりにいろんなことを考えさせる、そこそこいい映画だと
思う。

<IMDb=★7.0>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:43% Audience Score:81%>

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355829こちらまで。



by jazzyoba0083 | 2017-04-04 22:55 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「10 クローバーフィールド・レーン 10 Cloverfield Lane」
2016 アメリカ Paramount Pictures,Bad Robot.103min.
監督:ダン・トラクテンバーグ  製作:J・J・ウィリアムズ他
出演:ジョン・グッドマン、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョン・ギャラガーJr.,ダグラス・M・グリフィン他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>

面白かった。約10年前に同じ製作会社が手がけた「クローバーフィールド」という作品があり、
その手の続編なのかな、とほとんど前知識も持たずに観たのだが、続編という感じはほとんど無く、
あらたなホラー映画として十分に楽しませてもらった。

「クローバーフィールド」は、いきなり宇宙からの攻撃で始まるので、一応ストーリーに対し身構えることが
できるのだが、本作は、本当はどういうことか、という真実に対するジレみたいなものが魅力となる。
コーエン兄弟作品でおなじみの怪人ジョン・グッドマンが、作品の本筋を隠すという意味合いから、とても
いい感じだった。
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恋人と別れ、別の町に行こうとしていたミシェルは、出会い頭の交通事故に会い(これを交通事故と見せない
演出も=つまり宇宙人の仕業かもという=面白い演出)。目が覚めたのは手錠に繋がれたある一室。現れたのは
元海軍だったというハワードという大柄な中年男。こいつがまた胡散臭い風に描かれる。手錠でベッドに
繋がれていた、というのは一見変態か、と思わせるが、冷静に考えれば、外に出られて、外気の毒ガスが中に
入り込むのを防いでいたというべきだろう。

事態が良く飲み込めないミシェルに、ハワードは、中国だかロシアだか、北朝鮮だか宇宙人だか分からないが
攻撃してきた、外は放射能だか化学物質で全滅だ、通信も使えない、と説明する。自分はこの日の来るのを予感し、
万全のシェルターを作っていたのだと説明する。が、ミシェルにはにわかに信じがたい。あの手この手を使って
ハワードを攻撃してみるが相手にならない。ハワードは、交通事故は自分のミスで起こしてしまったのであり
申し訳ないと詫びる。攻撃から救うためにここに連れてきたのだと、しごくまともなことを説明、またもう一人
シェルターの中には救った若い男性がいるとも。

そして3人での奇妙なシェルター生活が始まる。逃げ出そうとして二重扉の前の窓まで来た所、隣人の
女性が顔面が毒ガスで崩れた風情で助けてくれ、入れてくれ、と叫んでいるのを見た。とするとハワードの
言っていることは本当なのか。もう一人の若い男エメットと企んでなんとか外へ出ようと画策する。
カーテンレールを割いて、ペットボトルを使い、何度もハワードにバレそうになりながら、防毒服を
作り、脱出の機を狙ってた。しかし、エメットがミシェルを救おうととっさに、ミシェルを支配下に置こうと
した、と嘘を付くが、これがバレて、エメットはハワードに射殺されてしまう。ハワードはミシェルに
「君を守るためだよ」と説明するのだった。

逃亡用の防護服の存在がバレたため、なんでも溶かす液体をハワードに掛けて換気口のフィルターを外して外に
出ることに成功した。外に出てマスクを外してみれば、息は出来るし、鳥の声は聞こえ、空には鳥の群れさえ
飛んでいる。なんだ、やっぱり変人ハワードに監禁されていたのか!と安堵したミシェルだっが、その瞬間、
上空に巨大な宇宙船がいるではないか!!そして毒ガスを撒いていくる。慌てて手作りの防護服を付け直す。
外に有った車で急いで逃げ出す。ラジオを付けるとどうやらアメリカ軍もかなり優勢な闘いをしているらしい。
ミシェルはラジオから流れていた、手助けを必要としているというヒューストンにクルマを走らせたのであった。
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というお話なのだが、豪華なシェルターを作っていたハワードという男の正体がどうも、胡散臭い。よく分からない
人物として描くことにより、一層の恐怖を生み出す仕掛けだ。娘だと言っていた写真は実の娘では無いようだし、
自分のシェルターを守るためにはエメットも躊躇なく殺す。その他にも怪しい点はいろいろと配され、怪しさを
演出している。
エメットもミシェルも連れて来なければ良かったのに。隣人さえシャットアウトするのに。そのあたりは
謎として残った。ミシェルが逃亡したあと、シェルターは爆発して炎上、恐らくハワードも死んでしまったので
あろう。一体ハワードという男は何者であったのだろうか。真に用心深い男であったのか、何か他に秘密の
ミッションを抱えていたのか。
ただ、シェルターの無線は使えない、と言いながら、AMラジオくらいは用意しておけば、全世界のラジオ放送は
キャッチ出来ただろうに。とか、如何に服飾デザイナーとは言え、簡易に作った防護服から毒ガスが漏れて来ない
ようにするのは至難の業であろう、と思ったり、ツッコミどころもあったが・・。全体としてはとても
面白く見ることが出来た。脚本に「ラ・ラ・ランド」のデミアン・チャゼルが加わっているのも興味深い。
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<ストーリー>
 2008年の大ヒット・パニック映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」をプロデュースしたJ・J・
エイブラムスが、同じ世界観を作品内に取り込むかたちで製作したSFミステリー・サスペンス。事態の全貌を
掴めぬまま地下シェルターに閉じ込められ、男2人との共同生活を強いられるハメになったヒロインが辿る驚愕の
運命をミステリアスかつサスペンスフルに描く。
出演はメアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョン・グッドマン、ジョン・ギャラガー・Jr。
監督は、これが長編デビューの新鋭、ダン・トラクテンバーグ。
 
車を運転中に事故を起こした若い女性ミシェル。意識を取り戻した彼女は、見知らぬ地下シェルターの中で
ベッドに手錠で縛りつけられていた。シェルターには所有者の巨漢男ハワードの他に、腕をケガした若い男
エメットもいた。彼女を閉じ込めている理由を、外で恐ろしいことが起きているからと力説するハワード。
脚を大ケガしていることもあり、疑いを抱きつつもひとまず彼らと共同生活を送りながら脱出のチャンスを
うかがうミシェルだったが…。(allcinema)

<IMDb=★7.2>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:90% Audience Score:79%>

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355424#1 こちらまで。

by jazzyoba0083 | 2017-03-28 23:15 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)