カテゴリ:洋画=た行( 233 )

虹蛇と眠る女 Strangerland

●「虹蛇と眠る女 Strangerland」
2015 オーストラリア・アイルランド Worldview Entertainment and more.111min.
監督:キム・ファラント
出演:ニコール・キッドマン、ジョセフ・ファインズ、ヒューゴ・ウィーヴィング、リサ・フラナガン他
e0040938_16155548.jpg
<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
良かったのはオーストラリアの荒涼とした空撮のみ。原住民おそらくアボリジニの伝説に
インスパイアされて作られた物語の映像化なので、全編夢の中のような感じ。言いたいことが
あるわけでもなし。話が動き出すまで40分。行方不明になった姉ちゃんは結局何処へ行ったのやら。
邦題にある「虹蛇」が出てくるわけでもありません。ww

キャサリン(ニコール)とマシュー(ファインズ)の夫婦は一体何なのか?セックス依存症なのか?
全裸で街なかを歩く状態って?恐らく子どもたちが神隠しにあった夫婦の心理劇なんだろうけど、
まあ、伝わらないこと。こういうサイコサスペンスみたいな映画にはニコールはよく合うのだが、
本作は全体にいただけない。脚本と演出がダメだと大スターがいても映画は面白くならないという
典型だ。映画を観ていて早く時間が経たないか、と思う作品は悲劇だな。
途中でやめれば良いものを、私は一旦観始めた映画は途中で止めないのが原則なので。
これ、劇場で公開されたんだよね。恐ろしく不入りだったと思われ・・・。

<ストーリー>
オーストラリア出身のハリウッド・スター、ニコール・キッドマンが25年ぶりにオーストラリア映画に
主演して贈るミステリー・ドラマ。オーストラリアの砂漠の街を舞台に、ある日忽然と2人の子どもが
姿を消してしまった夫婦を待ち受ける運命を、アボリジニの伝説をモチーフにミステリアスに綴る。
共演にヒューゴ・ウィーヴィング、ジョセフ・ファインズ、マディソン・ブラウン。
監督はドキュメンタリー畑出身で、本作が長編劇映画デビューのキム・ファラント。

 オーストラリアの砂漠地帯にある小さな街ナスガリ。2人の子どもと共に都会からこの街に引っ越して
きたばかりの夫婦キャサリンとマシュー。思春期真っ只中の早熟な娘リリーに対し、まだあどけなさの
残る息子トミーは、夜になると夢遊病者のように近所を徘徊してしまう問題を抱えていた。
そんなある日、リリーとトミーがまるで神隠しにでも遭ったかのように忽然と消えてしまう。
もしこの土地で2、3日も屋外を彷徨うことがあれば命の危険に関わる。地元のベテラン警官レイを
中心に懸命の捜索が続くが、なかなか2人の発見には至らない。そんな中、夫婦がひた隠しにする
家族のある秘密が浮かび上がってくる。極度の不安と緊張に加え、周囲からの疑惑の目にも晒され、
次第に神経を蝕まれていくキャサリンだったが…。(allcinema)

この作品の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=354675#1こちらまで。

by jazzyoba0083 | 2017-01-24 14:35 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「ディバイナー 戦禍に光を求めて The Water Deviner」
2014 オーストラリア・アメリカ・トルコ Fear of God Films and more.111min.
監督:ラッセル・クロウ 
出演:ラッセル・クロウ、オルガ・キュリレンコ、ジェイ・コートニー、イルマズ・アルドアン他
e0040938_16264596.jpg
<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
実際に起きた事件をテーマにラッセル・クロウがメガフォンを取った作品。彼の監督初作品だ。
事実という下駄を履いているといえ、テーマは良いし、戦争シーンもそれなりにカネが掛かっている。
なのに、観終わったあとのモヤモヤというかスッキリしなさ具合はどこから来るんだろうと考えた。
脚本が良くないんだろうな。

90度に曲がった針金を持ち、歩き回って、水源のところで針金が一直線に開けば、そこに水源が
ある、という技を持ったオーストラリアの男ジョシュア・コナー(クロウ)。
三人の成人した男子の父親だ。しかし、この三人が揃って第一次世界大戦のトルコ戦線に志願して
出かけ、三人共生死不明の行方不明になってしまった。これを悲観した母は入水自殺。
決心した父は家財を売り、トルコを目指す。三人を必ず探し、死んでいれば遺体を母の傍らに
埋葬したいと決意して・・・。

「アラビアのロレンス」と同じ時期に、トルコ側ではこんな話もあったんだな。欧州の列強が
解体したオスマン・トルコ帝国をいいように蝕んで植民地化していく裏側に。だから本作中でも
イギリスに対抗する勢力が勢力を強めたり、東からはギリシアが攻め寄せる場面があったり、
また本作の舞台になるガリポリの戦いも史実に忠実に描かれているのは嬉しい。
いずれにせよ、この当時、「イギリスの三枚舌外交」と言われるように、イギリスはこの地区で
ろくなことをしていない。
そんなイギリスを宗主国と仰ぐオーストラリアとニュージーランドは連合して戦争に参加。
第一次世界大戦にも英仏軍を支援してトルコ・ガリポリの戦いでは二カ国の連合軍(ANZAC)を形成、
参戦していたわけだ。
ガリポリの戦いは第一次世界大戦の中でも有名な戦闘であり、英仏軍は敗走し、トルコ軍が勝った
戦いであった。この戦いでトルコ軍は約87000人の、豪軍は9000人近い戦死者を出した。が
その多くの部分が行方不明となった。この戦闘を舞台にした映画も何本かある。この戦いで
コナーの三人の息子たちも犠牲になったのだ。

戦闘から4年後。おそらくベルサイユ条約締結後の戦場では、戦争史で初めて遺体の回収が
行われた。コナーは管轄する軍からダメだ、といわれたが、単独船をチャーターし戦場へと
向かう。現地の指揮官も受け入れられない、と拒否するがコナーの強い意思を見て、見てみぬ
振りをする。コナーは水源発掘人の勘を生かし、息子たちの遺品に到達、遺体の発見に至る。
(このあたりもっと丁寧にしてほしかった)
しかし長男は怪我をしたが後方に送られ、どこかに生きているかも、ということで、手がかりを
求め、トルコ軍に紛れ込み、捜索に出かけた。そしてついに生きている長男と出会うことが出来た。
(このくだりもちょいとあっさりしすぎな感じ)

このメインストーリーを縦軸に、イスタンブールで旅館の女将をしているアイシェ(オルガ)との
淡い慕情を横軸に物語は進む。だが、好き嫌いになるが、オルガ・キュリレンコの演技と顔が
個人的に今ひとつ好きになれなかった。東方の顔、ということでのキャスティングであろうが。
そんなことより三人の息子を必死になって探すシークエンスの方に時間を割いたほうが厚みが
出たんじゃないだろうか。(母の憤死も含め)あっちもこっちも欲しくて結局どっち付かずの
映画になっちゃった、という感じだ。せっかくの良いテーマなのに。ラッセル・クロウも
ちょっと淡白だった。
e0040938_16270251.jpg
<ストーリー>

ラッセル・クロウが戦争で行方不明になった3人の息子を捜す父親を演じ、初めて監督も務めた
人間ドラマ。イギリスら連合国軍の一員として参戦し、多くのオーストラリア人が遠い異国トルコの
地で戦った、第1次世界大戦のガリポリの戦いを、オーストラリアとトルコの双方の視点から忠実に
描いている。

ガリポリの戦いから4年後の1919年。オーストラリア人農夫ジョシュア・コナー(ラッセル・クロウ)は、
連合国軍に参加しガリポリ半島で行方不明になった3人の息子たちの最期を知るため、トルコへと旅立つ。
故郷から遥か遠い異国の地での捜索は困難を極めるが、コナーの決意は決して揺らぐことはなかった。
そんな中、イスタンブールで宿を営む女性アイシェ(オルガ・キュリレンコ)や、息子たちと戦った
トルコの英雄・ハーサン少佐(ユルマズ・エルドガン)らの助けを借り、コナーは一縷の希望を掴むのだが……。
(Movie Walker)

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=354779#1こちらまで。





by jazzyoba0083 | 2017-01-11 22:50 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「トゥルー・ストーリー True Story」
2015 アメリカ Regency Enterprises.100min.
監督・(共同)脚本:ルパート・グールド 原作:マイケル・フィンケル
出演:ジョナ・ヒル、ジェームズ・フランコ、フェリシティ・ジョーンズ、ロバート・ジョン・バーク他
e0040938_12470219.jpg
<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
日本未公開。WOWOWにて鑑賞。★は6.5。
いつもはおバカをやっているフランコとヒル、本作ではニューヨーク・タイムズの記者マイケル・
フィンケルの原作を元に、シリアスな心理劇に挑んだ。人を取り込む術に長けた殺人犯に
記者が同化していく過程が見ものである。記者自身、まずいんじゃないかと思いながらも
なぜか殺人犯を切り捨てることが出来ない。
記者の前では自分は家族全員は殺していないと主張する。子供を殺した妻と残った子供は
手を掛けたが、というその迫真の描写を記者は見抜けず、否定できない。

作品中に「ダブルネガティブ」というキーワードが出てくる。記者と殺人犯が文章に
ついて議論するとき、所謂二重否定は好ましくない、という下りだ。
「嫌いといえないことはない」など、NOを2つつなげると肯定になるという文章。
これはまさに本作の記者の心理のメタファーである。目の前の殺人犯について本を書こうとして
いる記者は、彼が自分の名誉を回復してくれる存在かもしれず、その甘い心理が殺人犯の主張する
ところに取り込まれていくのだった。「彼は真実を語っていないとはいえない」というジャーナリスト
として失格の心理に自覚もしながらハマっていくのである。

上昇志向が強く、冒頭のアフガンだかイラクで、現地の住人をカネで語らせるなどして、
新聞に特ダネを書いたものの嘘だとばれクビになる実在の記者を演じたジョナ・ヒル。
この記者のファンで家族皆殺しの殺人犯、逮捕された後、電話で記者と接触、彼の
本を書いて名誉挽回と行きたい記者と、彼はやっていないのかもしれないと思わせて
行くジェームズ・フランコ。なかなか魅せていた。悪くない演技である。
最後までこの殺人犯は、本当はやっていないのかもしれないと、映画を観ている観客も
巻き込まれるのだ。これは殺人犯の主張を映像化して見せるという映画の強みが
好むと好まざるとにかかわらず、強く出過ぎるきらいがあった。
全体として、スリリングな心理劇を描こうとしたのだが、なんとも地味な映画になって
しまったのは残念だ。
ジョナ・ヒルの妻にフェリシティ・ジョーンズを持ってきて真実を冷静に見抜く
役割を与えていたが、取ってつけたような感じになっていた。

しかしながら、殺人犯が、ジャーナリストはセンセーショナリズムに毒されていて
真実を語っていない、という趣旨のセリフを吐くなど、また犯人に巧みに取り込まれそうに
なる記者の存在などジャーナリズムとは何か、という側面も描いていて、考えさせ
られる映画ではあった。
e0040938_12473815.jpg
<ストーリー>

ジョナ・ヒルとジェームズ・フランコが共演した実在の殺人事件に基づいたサスペンス。
失業中の記者と殺人事件の容疑者の危うい駆け引きを描く。

捏造記事で職を失った記者と、殺人事件の容疑者が繰り広げる実録サスペンス。
2人の心理的駆け引きに引き込まれる。ジョナ・ヒルが真実と虚構のはざまで揺れ動く記者を
いつものようなコメディ映画と一味違う演技で見せ、怪しい雰囲気を醸し出す容疑者を
ジェームズ・フランコが熱演。更に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の
主演で注目を浴びるフェリシティ・ジョーンズが、記者である夫を案じる妻役で出演。

些細な出来心で誇張した記事が問題となり、職を追われた元ニューヨークタイムズの記者マイケル。
失意の中、彼は逃亡中に自分の名前を名乗っていた一家殺害事件の容疑者クリスの存在を知る。
ジャーナリストとして地に落ちた評判を回復するため、特ダネを探していたマイケルは、
すぐにクリスの取材を開始して彼と接見を重ねていく。
やがて、クリスはマイケルに殺害事件の真相を語り始めるが…。(Star Channel)

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=358910こちらまで。



by jazzyoba0083 | 2017-01-08 11:56 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「天国から来たチャンピオン Haeven Can Wait」
1978 アメリカ Paramount Pictures.101min.
(共同)監督・製作・(共同)脚本:ウォーレン・ベイティ 音楽:デイヴ・グルーシン
出演:ウォーレン・ベイティ、ジュリー・クリスティ、ジェームズ・メイソン、ジャック・ウォーデン他
e0040938_16381132.jpg
<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>

私がウォーレン・ベイティを認識したのは「ディック・トレイシー」くらいから後なので、それよりも
前の若い頃の映画を観ていると別人のような気がする。彼は演出の才能もあったと見えて、翌年の
「レッド」ではオスカーで監督賞を受賞している。本作もオスカーの数部門にノミネートされた。
いかにもアメリカ人が喜びそうなハートウォーミングな作品である。凄い出来の映画ではないが、
鑑賞後に心が暖かくなる「いい時代」の映画だ。アメフトが舞台ではあるが、ルールを知らなくても
十分に楽しい。

天使のミスで早く天国に召されたアメフトのクオーターバックが、他人の体を借りて死ぬはずでは
なかった人生を歩むお話。いろんな仕掛けや伏線が張られていて、天国の話だから交通事故や殺人も
出て来るが、決しておぞましくも湿っぽくもなく、むしろユーモアな味付けも有り、キャストの演技も
なんか朴訥な感じもあって良かった(狙ったのかどうかはわからないけど)。今観ると、いささかの
古さも感じてしまうが、それを欠点としない全体としてよく出来たお話だと思う。上映時間も適切だ。
ただし、体を借りる2人もベイティが演じているわけだが、周りからはベイテイに見えていないと理解して
いないとややこしいかも。

最初に肉体を借りるファンズワースという富豪の下りがコアになっているし一番面白いのだが、
そこで終わらず、オチまでもう一段あるのがこの本の長所なんだろう。Heaven Can Waitという
原題が含蓄があり味わい深い。
e0040938_16383243.jpg
<ストーリー:物語の最後まで触れています>

ロサンゼルス・ラムズの控えクォーターバックのジョー・ペンドルトンは、出場の決まった
スーパーボウルを前に交通事故に遭って急死してしまう。自分の死に納得できないジョーが、
天使長ジョーダンに抗議したところ、まだ50年もの寿命が残っており、担当天使のミスで50年早く
天国に召されたことがわかった。ジョーは即刻地上に舞い戻ることになったが、ジョーの肉体は既に
火葬
された後だった。

ジョーのためにジョーダンが代わりの身体を探すが、フットボール選手に戻りたいジョーの注文は
うるさい。何人かの候補を断った後に提案された大富豪レオ・ファーンズワースの遺体もジョーは
断ろうとするが、ファーンズワースに公害問題で抗議に来た女性ベティに一目惚れしたジョーは
しばらくの間という条件でファーンズワースの身体を借りることにする。
しかしファーンズワースは妻ジュリアとその愛人でファーンズワースの秘書であるトニーに殺されたのだ。

何故か生き返ったファーンズワースに驚いたジュリアとトニーはその後も何とかしてファーンズワースを
殺そうとするがことごとく失敗する。一方、ファーンズワースになったジョーは猛勉強の末にベティの
願いを聞き入れ、公害問題の解決のために工場建設計画を放棄する。これをきっかけにベティもジョーに
惹かれて行く。

ジョーは親友のトレーナーであるマックスを呼び出し、ジョーしか知らない事実を話すことで、
自分がジョーであることをマックスに納得させると、スーパーボウル出場のために猛特訓を始める。
そして、ラムズを買収して入団テストを受けることになる。はじめは金持ちの道楽としてジョーに
対して敵対心をむき出しにしていたチームの選手らも、ジョーの実力を認め、ジョーはスーパーボウルに
出場することになる。

一方、ジョーとベティの仲は急速に深まるが、ジョーは担当天使からファーンズワースの身体を
使えるのがあとわずかであることを知らされる。ジョーはベティに生まれ変わって再会することを
示唆する言葉を告げる。そして、ジョーはジュリアとトニーによって射殺され、遺体は井戸に落ちる。
ジョーはジョーダンとともに再び次の身体を探すことになる。


大富豪ファーンズワースが失踪したとして世の中は大騒ぎとなる。特にベティとマックスは警察に
対して必死に捜査を依頼するが、担当刑事クリムの捜査は要領を得ない。そんな中、スーパーボウルの
テレビ中継を観ていたジョーはラムズのクォーターバック・トムが試合中に大怪我を負う様子を目にする。
ジョーダンとともにスタジアムにやって来たジョーはトムがこのまま亡くなることを知り、トムに
生まれ変わることを決める。
トムになったジョーは試合で大活躍し、ラムズは勝利を収める。一方、ファーンズワースの屋敷では
ファーンズワースの遺体が見つかったことから、仲違いしたジュリアとトニーの殺人が露呈する。

テレビ中継を観ていたマックスは、復活したトムがジョーであることに気付き、試合後のジョーの
もとに駆けつけ、抱き合って喜ぶ。しかし、そこにジョーダンが現れ、ジョーがこれまでの記憶を
失って完全にトムとして生きて行くことになると告げて姿を消す。ジョーは完全にトムとなり、
マックスとのこれまでのことも忘れてしまう。状況を受け入れたマックスは1人、ジョーとの
思い出に浸る。

スタジアムを後にしようとしたトムの前にベティがマックスを探しに現れる。初対面のはずの
2人だったが、互いに惹かれ合うものを感じると、運命に導かれるように肩を並べてスタジアムを
後にする。(wikipedia)

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=15544#1こちらまで。


by jazzyoba0083 | 2016-12-22 22:30 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

ダーク・スター Dark Star

●「ダーク・スター Dark Star」
1974 アメリカ Bryanstone Pictures and more.83min.
監督・製作・音楽・(共同)脚本:ジョン・カーペンター
出演:ブライアン・ナレル、ドレ・ビハッチ、カニ・カニホルム、ダン・オバノン、ジョー・サウンダース
e0040938_12141126.jpg
<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>

味わいと癖のあるカルト向きの映画を作り、ファンも多いジョン・カーペンターの諸作の中でも、名前の
知れた作品である。宇宙モノが好きな私だが、彼の作品は「遊星からの物体X」「スターマン・・」は
観ているが、本作は彼のそうした宇宙モノの原点となるデビュー作。大学時代に製作したもののリメイクだ
そうで、低予算でたしかにチープであるが、AI機能を持った爆弾との会話、などなどシュールな部分と
「8時だヨ!全員集合」真っ青なギャグがないまぜとなった独特の味わい、個人的に好きである。
1968「2001年宇宙の旅」1977「スターウォーズ」(第四部)とは比べるものの種類ではないと思う。

地球軌道に害を及ぼす不安定衛星を高性能の爆弾を持ってパトロールし、発見しては爆破して地球を守る、
という至高な任務を遂行している割には基地からはないがしろにされ、クルーもゆるゆるグズグズである。
ビーチボールで作ったのがまるわかりのエイリアンとの追いかけっこ、エレベーターの底にぶら下がって
のトラブル、タメ口でかつ人を小馬鹿にしたような女声のメインコンピュータ。これらはギャグなんだろう。
地球を遠く離れ郷愁を感じている乗組員たちの精神状態を表しているようだ。
 
一方で、指令を受けて爆発しようとするAI型爆弾を、なんとか説得(機会を相手に論理や哲学論を吹っかける!)
して納得させるところとか、結局その爆弾が哲学に目覚め自爆をするという結末。さらに生き残った飛行士が
破片でサーフィンをして星を目指すという・・・そのバックにはカーペンターオリジナルのなんとも味わい深い
「ベンソン・アリゾナ」が流れる・・・。

まともな宇宙モノファンが観たら激怒というか呆れるような作りだし、宇宙にいるという物理的なお約束事が
かなり無視されているから、突っ込もうとすれば簡単である。B級おバカスペース喜劇とは割り切れない味わいを
感じる。通受けするけど一般受けしないというような映画かなあ。26歳カーペンターの若さが爆発した
「シュールで哲学的」(アプローチの方法にこそ味わい有り)な映画。ただ、エイリアンとの追っかけっこと
エレベーター宙ぶらりん事件はシークエンスが長すぎ。好きな人にはたまらない、そうでない人は途中で挫折する
事間違い無し!(笑)だいたい、宇宙船の名前に「ダーク・スター」なんて縁起の悪い名前を付けるはずもなくww
e0040938_12143312.png
<ストーリー>
21世紀半ば。人類は、銀河系を越え、新天地を求めていた。その役目を担った光速航行の探査船ダーク・スター号は、
そのすぐれたコンピューター統括により、邪魔になる不安定惑星を爆破し続けていた。
乗つているのはドゥーリトル(ブライアン・ナレル)、タルビイ(ドレ・パヒッチ)、ピンバック(ダン・オバノン)
それにボイラー(カル・ニホルム)の4人だ。

しかし、小惑星群の嵐に遭遇し、レーザーに異常が起こった。この事態に気がついた者はいない。そして爆破作業の
途中で、事件が起きた。20号爆弾が指令を無視して動き始めたのだ。20号はレーザーの故障で船体から離脱できない
状態なのだ。隊員の1人が探査船の底に外から回り、爆発に備える20号に説得する。1度出された命令を徹回する
ことはできない、とはじめは言うことをきかない20号もやっと思いとどまった。

しかし、これが2度、3度と繰り返され、遂に20号は爆破を決行することにする。タルバイは、以前から信じている、
いずれ蘇るといわれるフェニックス星をめざし、ダーク・スターから離れ、ドゥーリトルは、サーフボードのような
鉄きれをつかんでフワフワと浮遊し、他の2人は爆破と共に塵と化するのだった。(Movie Walker)

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13390#1こちらまで。




by jazzyoba0083 | 2016-12-08 22:40 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「Dearダニー 君へのうた Danny Collins」
2015 アメリカ Big Indie Pictures,ShivHans Pictures.107min.
監督・脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:アル・パチーノ、アネット・ベニング、ジェニファー・ガーナー、ボビー・カナヴェイル
   クリストファー・プラマー、メリッサ・ブノワ他
e0040938_16094904.jpg
<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>

面白かった。優れた脚本家の監督デビュー作だが、さすがは本業、脚本も手掛けたことだけの
ことはあり、ストーリーがよく練れているし、何より日本人にはなかなか出せない会話の
キャッチボールにおけるユーモアとペーソスがいい感じだ。こういう優れた脚本に対し
演技陣も冴えている。アル、アネット、ジェニファー、それにプラマーなど渋いが光る
配役は観ていてまことに充実し、安心も出来る。適度な長さの作品に対し、起承転結が
上手く転がる。実話をベースにしているとは云え、内容は相当換骨奪胎されているので、そこは
脚本家(+演出)の腕とキャストの演技の巧さ、の勝負なのだ。

主人公のアル・パチーノが、大物ロッカーで大金持ちであるが、実は結構いいやつで人情味が
ある男、そしてユーモアがある、という役どころを実に上手く演じている。大金持ちとは
勢い鼻持ちならなくなるなるものだが、本作では、ラストカットの医師からの呼びかけが名前か
苗字か、というところで収める部分のかっこよさも含め、とても良かった!
加えて、ホテルのマネージャー、アネット、そしてアルの息子の嫁、さらにアルの息子役も
締まった演技で映画を緊張あるタイトな仕上がりにしていた。
---------------------------------------------
 ツアー三昧の暮らしで、家庭を省みなかったロック界のスーパースター、ダニー・コリンズ(アル)。
彼はデビュー当時、世界で一番敬愛するジョン・レノンから励ましの手紙を貰っていたのだが、当時所属して
いたレコード会社が本人に黙って売りに出してしまっていた。
そんなことも知らず音楽界で生きてきたダニー、今や大ヒット曲の数々を抱える大スターとなり、
ツアーではどこも満員札止めであった。だが、自堕落の生活は、彼を麻薬と酒びたりにしてしまい、
孫娘がいる長男一家とは疎遠になっていた。
そんな彼だがすでに30年以上も新曲を書いていなかった。ベストアルバムを出せば売れる、それも
あった。ライブを開くとかつての大ヒット曲を歌わなければ聴衆は満足してくれなったというもの
あった。
 そんな状況の中、親友にしてマネージャーのフランク(プラマー)が、ジョン・レノンの手紙の
存在を突き止め、自ら探し出し購入し、ダニーにプレゼントしたのだった。驚いたダニー。当時
これを読んでいれば、また変わった人生になっていたかもしれない、とその内容に激しく打たれたのだ。
自堕落な生活を止め、若い娘との暮らしやクスリも断って心を入れ替えることを決め、郊外のホテルに
ピアノを持ち込み作曲に打ち込んだのだった。そして、長らく没交渉だった長男一家の元へも出かけたのだ・・・。
 すると孫娘は元気はいいのだが、「多動性障害」ということで、特別なプログラムがある学校への
転校がマストであったのだが、NYにある有名校は「面談を受けるだけで3年」という超難関であった。
しかし、ダニーは有名人のコネをフルに使って、孫娘の入学を決めてしまう。(学校に多額の寄付を
した)次第に長男の心も溶けていくが、長男は白血病だ、と告白するのだった・・・。

ホテルマネージャーのメアリーに一目惚れしたダニーは「夕食の約束を」と迫るが、メアリーは
なかなか応じない。新曲のライブでそれが聴衆に認められれば、約束に応じる、というのだ。
彼女のヘルプも有り曲は完成し、小さなライブハウスで演奏会を開くが、結局有名曲のリクエストに
勝てず、またビビりの性格が顔を出し、せっかく家族やメアリーも聞きに来てくれたのに、新曲は
歌えずじまいとなった。やけになったダニーはまたクスリに手をだす。
 やがて最新治療を受けた長男トムの治療の結果を聞く時期が来た・・・。
-------------------------------------------------
e0040938_16100047.jpg
実際はフォークシンガーに起きたジョン・レノンからの手紙であるが、最近曲作りから遠のいた
ロックのスーパースターとその長男一家に置き換えて、そこに起きる物語を、力まず、洗練された会話と、
魅力的な演技で魅せる。ハッピーエンドも含め、こころが暖かくなり、自ずと笑顔で見終わることが出来る
良作である。アル・パチーノの渋い喉がまたいい感じだ。

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352850#1こちらまで。

by jazzyoba0083 | 2016-09-19 22:50 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「チャップリンからの贈りもの La rançon de la gloire 」
2014 フランス Why Not Productions and more.115min.
監督・(共同)脚本:グザヴィエ・ボーヴォア
出演:ブノワ・ポールヴールド、ロシュディ・ゼム、キアラ・マストロヤンニ、ピーター・コヨーテ他
e0040938_17115242.jpg
<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>

フランス語の原題と日本語のタイトルを並べると作品のオチが分かる。原題は「名声の値段」。
「贈りもの」が何であるかは映画のラストで語られる。
いかにもフランス映画、という味わい。どこが、と云うと、「間の取り方」「ウィットの加減」
そして全体の「面白うてやがて・・・」という味付け。ハリウッド映画に慣れている身としては
テンポが単調となり、物語が膠着する半ば辺りでは、飽きが来たところもあった。

 実際に有った事件を元にした物語で、チャップリンのお棺を盗み出し、これを人質として身代金を
遺族に要求する、と言うもの。しかし、これを思いついた男が、とにかく場当たりで出たとこ勝負、
無計画この上ない奴で、罪は犯すが憎めないおじさん、彼に巻き込まれる男も、引きずられて大変なのだが、
最後はハッピーエンドとなる。このホノボノ感はフランス映画だなあ、と感じる。こそ泥のような
おじさんがサーカスのピエロになるというのもフランス映画っぽい。

音楽が御大ミシェル・ルグラン。すごい人が音楽なんだなあ、と思っていると、当時のモノクロテレビから
流れてくるのが「ロシュフォールの恋人」の挿入歌だったりする。チャップリンの名作「ライムライト」の
テーマなども上手く取り入れている。一方で分厚いストリングスオーケストラがいささか饒舌すぎやしないか、
と感じた部分もあった。

 チャップリンの遺児(もう立派なオトナだけど)も出演していて、チャップリン家の全面協力の下で
製作されたという。ピーター・コヨーテ以外に出演している俳優さんをあまり知らないが、ヒューモアと
ペーソスという作品の持ち味を上手く引き出していたと思うのでいいキャスティングじゃなかったかと。
チャップリンの棺を盗みだしたはいいが、その後のことを何も考えていなかったため、身代金を盗んだ、
というやつが次から次へと現れたり、舞台となるスイス警察とチャップリン家の秘書の応対が上手いの
で(というか主人公二人がヘタレすぎなんだけど)、身代金が100万ドルから50万ドルになり、しまいには
5万数千ドルまでに引き下げられる。逮捕のきっかけもマヌケなものだし、英語を喋るチャップリン家に
フランス語で電話を入れるとか、その辺りは笑える。結局身代金の値下げ(主人公の片割れオスマンの
奥さんの病気治療費)が、チャップリンの贈りものを呼ぶのであるが。
 フランス映画の持つ、まったり感が好きな方にはお勧めである。
e0040938_17121301.jpg
<ストーリー>
「神々と男たち」のグザヴィエ・ボーヴォワ監督が、喜劇王チャップリンの遺体誘拐事件という当時
世界的ニュースとなった実話をヒントに撮り上げたヒューマン・コメディ。
冴えない2人の男が引き起こした前代未聞の事件の顛末を、チャップリンへのオマージュ満載に、
ユーモラスかつハートウォーミングに綴る。
主演は「ココ・アヴァン・シャネル」のブノワ・ポールヴールドと「この愛のために撃て」の
ロシュディ・ゼム。また、チャップリンの孫娘ドロレス・チャップリンが未亡人役で出演。

 1977年、スイス・レマン湖畔。出所したばかりのお調子者エディは、親友のオスマンとその幼い娘に
温かく迎えられる。しかしオスマンは、入院中の妻の医療費が工面できずに追い詰められていた。
そんな時、テレビでチャップリン死去のニュースが報じられ、2人は遺体が近所の墓地に埋葬されること
を知る。そこでエディは、チャップリンの棺を盗み出し、身代金を頂くことを思いつく。
さっそく、ためらうオスマンを強引に巻き込み、2人で行き当たりばったりの遺体誘拐計画を実行するが…。
(allcinema)

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352889こちらまで。

by jazzyoba0083 | 2016-09-14 22:50 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「タイム・トゥ・ラン Heist」
2015 アメリカ Emmett/Furla Films and more.93min.
監督:スコット・マン
出演:ジェフリー・ディーン・モーガン、ロバート・デ・ニーロ、ケイト・ボスワース、デイヴ・バウティスタ他
e0040938_12333796.jpg
<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>

WOWOWにて鑑賞。見終わって嫌な気分になる映画ではないし、アクションもきちんと観られる
のでいいのだが、ご都合主義が過ぎるというか、ラスト、みんないい人になり過ぎな感じは
免れない。主人公、デ・ニーロ、女性警官、主人公の妹、バスの乗客たち、デ・ニーロの娘。
あれだけ警察官を怪我させているんだから、自分はやっていないとは云え司直の手を免れてしまうと
いうのはねえ。デ・ニーロの後継者たる非情の男が、逃げようとした軽飛行機のパイロットを殺し、
主人公にショットガンをぶっぱなしても主人公は生きているんだからよく分からない。

原題Heistは「盗む」というほどの意味らしいが、冒頭のタイトルでは「Bus 657」とかじゃなかったっけ?
そのように、大きな山は強盗団による市バス?ジャックの一幕で、低予算である割にはパトカーとの
チェイスや空撮などはちゃんとしていたし見応えはあった。冒頭の妊婦は実は・・・という点、また
バスの運転手が撃たれた、と思ったら実は・・・という点など、なるほどという所もちゃんとあるのだ。

但し、先にも書いたように、自分が後継者と見込んだ男からの借金を断ったくせに最後は助けるという
デ・ニーロのキャラクター、実際は善人なのはいいんだけど、結果的にあれだけ警察に対して暴れた
男を女性警官や警察が見逃すとは・・・とか、前線の指揮を取っていた若い刑事のキャラクターが
定まらず、あっけなく殺されちゃうとか、変装した妹の乗るバスを乗っ取るところの整合性とか、
突っ込みどころというかご都合主義的なつじつま合わせが多数で、ラストのカタルシスをなんとか
したいという所が甘々になってしまった。

主人公のジェフリー・ディーン・モーガンという俳優さん、いろんな作品は観ているようだが、記憶に
無かった。デ・ニーロはさすがで、彼の存在感がなければかなりのヘタレ映画になっていた可能性が
ある。
e0040938_12335395.jpg
<ストーリー>
愛する一人娘にも絶縁され、富と名声だけを生きがいにする元マフィアの大物で巨大カジノのオーナー、
ポープ(ロバート・デ・ニーロ)。そんな彼のカジノに勤務する元軍人の凄腕ディーラー、ヴォーン
(ジェフリー・ディーン・モーガン)は、重い病を患う娘の命を救うためポープに借金を申し出るが
手ひどく断られてしまう。
自暴自棄になったヴォーンは同僚の用心棒コックス(デイヴ・バウティスタ)の誘いに乗り、カジノの
現金強奪計画に加わることに。計画は簡単に進むと思われたが、仲間の裏切りによって一転ポープから
追われる身となってしまう。追い詰められた彼らは通りかかった路線バスを占拠、運転手に逃走を
命じる。だがすぐさまバスジャック事件は警察の知るところとなり、マフィアと武装強盗団、そして
SWATによる三つ巴の壮絶な逃走劇が幕を開ける……。(Movie Walker)

この映画の詳細はhttp://movie.walkerplus.com/mv59633/こちらまで。



by jazzyoba0083 | 2016-09-01 23:00 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「デモリションマン Demolition Man」
1993 アメリカ Warner Bros. 115min.
監督:マルコ・ブランビア
出演:シルベスター・スタローン、ウェズリー・スナイプス、サンドラ・ブロック、ナイジェル・ホーソーン他
e0040938_14262969.jpg
<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>

「痛快爆笑SFアクション映画」というタグラインを付けてくれれば、そこそこ面白く観られたのに。
シリアスな「破壊屋」の映画か、と思ったら、どこか完成度の低い雰囲気の映画になっちゃったな。
未来のシーンになって、「おっ」と思ったのは、iPad風のタブレットでFacetimeかSkypeみたいな
テレビ電話をしているシーンとか、音声対応システムとか、完全自動運転自動車とか、あの時代に
今のデヴァイスを予見しているところが多々出てきたところ。描かれる時代が2023年だから、やや
時代に付いて行っていないけど。服装がアラブエリアのイスラム教の人たちみたいにはならないと
思うけど、未来感を演出しようと思えば、ああなるんだなあ。
それより現代での刑に有期冷凍刑があるとは進歩し過ぎなような。いくら更生プログラム処理をする
とはいえ、犯罪者を未来に送る、というのは無責任すぎやしないかなあ、などと、突っ込みどころは
満載ではある。自分が犯罪者なら喜んじゃうかも。
ウェズリー・スナイプスの、ヘラヘラした極悪人ぶりが、コメディ色を上手く出しながらもマーシャル
アーツは上手く、いい感じ。サンドラは終始ヘラヘラしっぱなしでなんか添え物くさく、ラストの
キスシーンも未来のセックスが描かれる時点で容易に想像出来てしまう。
スタローンの破壊屋っぷりももう少し激しくても良かったのじゃないか。ま、見る前にその程度、と
割りきって観れば、そこそこ楽しめるだろう。
e0040938_14265774.jpg
<ストーリー>
1996年、ロサンゼルス。デモリションマンの異名をとる刑事のジョン・スパルタン(シルヴェスター・
スタローン)は、ビルに立てこもった凶悪犯サイモン・フェニックス(ウェズリー・スナイプス)を
逮捕したが、その際、30人の人質を死なせてしまう。スパルタンは責任を問われ、フェニックスと同様に、
70年もの冷凍刑に処せられた。

2023年。社会はすべてコンピューターで管理され、市民は快適な生活を送っている。コクトー市長
(ナイジェル・ホーソーン)の政策によって犯罪や暴力は姿を消していた。仮釈放を審議するための
聴問会に出席命令が出て、36年ぶりに解凍されたフェニックスは、看守たちを殺して逃走する。
だが、凶悪犯罪に対処する術を持たない警察は、フェニックスに手も足も出ない。伝説の刑事が冷凍された
ままなのを知っていた女性警官レニーナ(サンドラ・ブロック)の提案で、スパルタンも解凍され、
彼はかつての宿敵の追跡を始める。フェニックスは、地下の抵抗組織の制圧をもくろむコクトーの手に
より冷凍中に脳のプログラミングを施され、さらに凶暴性を増していた。スパルタンは冷凍刑務所で
フェニックスと対決し、葬り去った。(Movie Walker)

この映画の詳細はhttp://movie.walkerplus.com/mv10672/こちらまで。

by jazzyoba0083 | 2016-08-29 23:15 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「ダメ男に復讐する方法 The Other Woman」
2014  アメリカ 20th Century Fox Film Co.. 110min.
監督:ニック・カサヴェテス
出演:キャメロン・ディアス、レスリー・マン、ケイト・アプトン、ニコライ・コスター=ワイルド、ドン・ジョンソン他
e0040938_14003543.jpg
<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>

本作と"Sex Tape"でこの年のラジー賞主演女優賞を獲ってしまったキャメロン。個人的にはジュリア・ロバーツと並んで
あまり好みではないのだが、両者ともなぜか作品は結構観ている。昨日どっぷり暗い英国製ミステリーを観たので
コメディっぽいものを観たいなと思い本作をチョイス。どちらかと言うとアパトー夫人であるレスリー・マンが主役じゃ
ないかというほどのストーリーで、どこかにアパトーが入っているっぽい作りでもあるので、どうかと思ったのだが
旦那(アパトー)はタッチしていない。キャメロンとレスリーのコメディエンヌっぷりに助けられている映画で、
前半戦はどこかタルいなあ、と思うのだけれど、全体としては「きみに読む物語」のニック・カサヴェテスの采配だけ
あって、見終わってみれば全体としてはまあ、合格点かなと。時間つぶしにコメディを観たい時にはいい感じだ。
キャメロンのアップも少ないので、彼女をあまり意識しないで観ることが出来た。あのアクの強いお顔はカサヴェテスも
あまりお気に入りではないのかも。ww
日本では劇場未公開。だが、4000万ドルの製作費に対して全世界で2億ドル近く稼いだのでヒットした、と言うべきだろう。

先にも書いたが、浮気をされるアホ主婦を演じるレスリーは、セリフのシチュエイションも結構凸凹するので
演技力が要求されると思うのだが、その端正な顔つきもあるのか、いいコメディエンヌっぷりで私としては気に入った。
アホっぷりがなんともいい。人がイライラするようなアホなセリフを吐くのだが、どこか憎めない役を好演だ。
最後のCEOになるのは無理があると思うけどね・・。
調べれば彼女の作品は結構観ているのだが、本作ほど意識はしていなかったな。

この手のコメディに見られる浮世離れしているストーリーは、アメコミ映画と同じで受け入れて観ていないと、腹から
笑えない。私が一番笑ったのは、スパイ大作戦のテーマと共にキャメロンとレスリーが、浮気男であるレスリーの旦那の
さらなる浮気相手の家を探りに追跡して、その家の巨大な門の前まで来るのだが、出てくる配管工みたいな業者の
トラックから身を隠すため植え込みに二人揃ってハマってしまい、上半身のレスリー、下半身のキャメロンで、二人羽織
みたいな一幕をやるところ。

ストーリーは歳も歳なのでそろそろ身を固めたい弁護士のキャメロンの付き合っている男が実は妻帯者で、浮気相手は
キャメロンだけではなく、ケイト・アプトンほかたくさんいるダメ男というかチャラ男。仕事もレスリーの名前を使って
横領を重ねるような悪でもあるが、とにかくイケメンなのでモテる。そのダメ男を本妻と浮気相手二人がチームを組んで
やっつける、という単純なお話。キャメロンを始めとする女性陣の着るファッションも見ものだ。
e0040938_14004708.jpg
<ストーリー>
弁護士のカーリーは仕事では成功を収めているが未だに独身であり、現在付き合っているマークといずれは結婚したいと
考えていた。ある夜、カーリーは内緒でマークの自宅を訪れるが、そこで彼女を出迎えたのは彼の妻であるケイトだった。
思いもよらない出来事にその場を逃げ出したカーリーだったが、後日なんとケイトが彼女のオフィスにやってくる。
話をしていくうちに次第に打ち解けていくカーリーとケイトだったが、その話の中でマークには他にも愛人がいるので
はないかという疑いが浮上する。

こうしてマークの追跡を開始した二人だったが、そこで彼はアンバーという若い女性とも交際しており、二人で休暇を
過ごしていることを知る。ふとした成り行きからアンバーにも真実を話したカーリーとケイトは、三人で憎きマークへの
復讐を開始することを決意する。(wikipedia)

この映画の詳細はhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=354752#1こちらまで。


by jazzyoba0083 | 2016-08-24 22:55 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)