カテゴリ:洋画=た行( 226 )

28DAYS

●「28 Days」
2000 アメリカ コロムビア 劇場未公開 104分
監督:ベティ・トーマス
出演:サンドラ・ブロック、ヴィゴ・モーテンセンほか。

サンドラ・ブロックの名前に引かれてWOWOWで観ました。
ニューヨークに暮すグエンは、アル中でヤク中。
姉の結婚式に同じくアル中のボーイフレンドと出席して
メチャクチャをやり、厚生施設に28日間送られる。
いろんな人生を背負ってはいるが、アルコールやドラッグなど
に負けてしまい更正しようと頑張っている人たち。
こういう人たちと触れ合っているうちに、自分がいかに弱く
どうしようもない存在だったかが判って来る。
初め禁断症状に苦しめられたグエンだったが、やがて姉とも
和解し、施設を出所、NYに帰ってくる。
お祝いにと乾杯にアルコールを勧めるアホボーイフレンドに
別れを告げて、グエンの新しい人生が始まっていく。
という、割合ありがちなお話。

テレビの2時間ドラマのノリで観るとちょうど良いかも。
良質の映画ではあるけど、「よかったね」で終わる映画でも
ある。別に馬鹿にはしないけど。
それだけの映画です。以上。

尚、この映画の詳しい情報は

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by jazzyoba0083 | 2006-05-02 12:07 | 洋画=た行 | Comments(0)

ターミナル・The Terminal

●「ターミナル・The Terminal」
2004  アメリカ ドリームワークス UIP  129分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズほか。

スピルバーグが「プライベート・ライアン」「キャッチ・ミー・イフ・
ユーキャン」に次いで、トム・ハンクスと組んだハートウオーミングな
ドラマ。ニューヨークJFK空港をそのまんま、アリゾナ砂漠に作って
しまったことでも話題を呼びました。

私としては、映画のそもそもの発端となった、「ア・グレート・デイ・
イン・ハーレム」という写真を扱ったドキュメンタリーを知っていて、
実際1958年8月に雑誌「エスクヮイヤ」誌の呼びかけで
ハーレムに58人の著名ジャズミュージシャンが一堂に会して
アート・ケインによって撮影された写真があることは事実。
ジャズファンなら、一度は見たことがあるはずです。
トム演ずるビクター・ナボルスキーのオヤジさんが、故郷の東欧から
NYに手紙を出し57人までのサインを貰ったのだが、最後の一人の
サインを貰わず亡くなってしまった。トムはこのサインを貰いにNYに
来たのだが、その最後の一人のべニーー・ゴルソンも実在。本人も
出ているが、ゴルソン氏は現在77歳で、今も活躍しています。
このドキュメントのレビューは、親HPのジャズレビュー05年版を
ご一読ください。

というわけで、JFK空港に着いたトムだったが、祖国でクーデターが
発生し、クラコウジアという国が無くなってしまったのだ。これで、
彼はパスポートもビザも失効し、空港で足止めを食う事に。
空港から出ることも、戻る祖国も、無くなったトムは、工事中の
ゲートに住み暮らし、NYに入れるタイミングを待ちます。
腕のいい左官であり、大工であるトムは、建設中の空港で
力を認められ、工事人として雇われ、時給19ドルで働きます。

そんな中、フライトアテンダントのゼタ=ジョーンズと知り合うことに
なり、恋愛中の彼と上手くいかないキャサリンとトムは、互いい
惹かれていく。

空港の掃除人やレストランで働く人々、入管職員、工事屋さんとの
交流。死に瀕しているオヤジに薬を持って帰りたいロシア人との
間に通訳として入り、「これはヤギの薬だ、と言っている」と
彼を救うシーン。そして、最後に入管のチーフが局長の命令を
無視して、トムがNYに出て行くことを認めるシーン。
などなど、胸熱くjなるシーンもタップリ。

キャサリンとの恋も実ることなく(あっけなく元彼の鞘に収まる)、
NYに出ることが出来たトムは、ラマダ・インで演奏中の
ベニー・ゴルソンに会うことが出来、サインも貰うことができたの
でした。そして祖国のクーデターも失敗し帰れる事にもなったの
でした。

酷評する人が多いですが、私は面白く観させていただきました。
そりゃ、入管局長が最後まで悪い人という印象が拭えなかった、
(ラストで、彼を見逃すシーンで、局長も悪い人じゃなかったと
思えるのですが)、キャサリンとの恋のエピソードも、取ってつけた
ようなギクシャクサを覚えないではないですが、全体としては
非常に良く出来た娯楽作品ではないでしょうか。
私は、9ヶ月で英語があれほど上手くなるのかな、と変なところで
突っ込みを入れたくなりましたが。

「人は絶えず何かを待っている」。これがこの映画のキーワード
です。待っているだけなのか、何かをして待っている事態を
何とか動かそうとするのか?それは、人それそれですね。

尚、この映画の詳しい情報は

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by jazzyoba0083 | 2006-04-23 22:32 | 洋画=た行 | Comments(1)

●「ダイヤルM・ A Perfect Murder」
1998 アメリカ ワーナーブラザーズ映画  107分
監督:アンドリュー・ディヴィス
出演:マイケル・ダグラス、グウィネス・パルトロー、ヴィゴ・モーテンセンほか

ヒッチコックの名作「ダイヤルMを廻せ」のリメイクだが、出来は???。
トレーダーのスティーブンは、違法な取引に失敗し、多額の負債を抱え、
倒産寸前。片や、資産家の妻エミリーは、若手の画家デヴィッドと不倫中。
このデヴィッド、実は、前科のたくさんあり、絵も刑務所で覚えたのだ。
そして、デヴィッドという名前も、偽名なのだ。エミリーはそれを知らず、
純粋に才能ある若手画家だ、と信じて愛に溺れるのだった。

そんな中、スティーブンは、妻のエミリーが画家と不倫をしていることを
突き止め、彼の素性を暴いた上で、50万ドルでエミリーを殺せ、と
依頼する。エミリーの1億ドル以上の遺産を狙ったのだ。

スティーブンは、アリバイを確実にして、デヴィッドに妻殺しを指令、
そして、ある夜、マンションの1室に強盗が侵入、エミリーを殺しに
かかりますが、エミリーの反撃で、犯人は死んでしまいます。

覆面をとってみると、死んでいたのはデヴィッドの友人。デヴィッドも
自分の手を染めるのが嫌で、友人に殺しを頼んでいたのだった。

スティーブンは、鍵の隠し場所まで教えて、手引きしたのに、なぜ
やらない、とデヴィッドをなじりますが、逆にデヴィッドは、スティーブン
との殺しの請負のときの会話をテープに録ってあり、それをネタに
スティーブンにあと40万ドルを渡せ、さもないとこのテープを公開
するぞ、と脅します。

夫を疑っていなかったエミリーだが、自分のキーホルダーに
殺人者の部屋の鍵がついていたことが判明し、夫が自分の
資産目当てに殺しにかかっていることを理解する。
スティーブンは妻に殺された殺人者のポケットから、自分が与えた
と思った鍵を、エミリーのキーホルダーにあわててつけてしまったのだ。

ま、ラストは正義が勝つわけですが、サスペンスとしては普通かな。
リメイクということで、期待したんですが、普通すぎた。
さすがに原題にヒッチコックのタイトルをそのままは付けられなかった
ですね。恐れ多くて。
グウィネス・パルトローは、はかなくて美しかったけど。


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by jazzyoba0083 | 2006-04-19 22:22 | 洋画=た行 | Comments(1)

冷たい月を抱く女・MALICE

●「冷たい月を抱く女・MALICE」
1993  アメリカ MGM=コロムビア=SONY 106分
監督:ハロルド・ベッカー 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:ニコール・キッドマン、アレック・ボールドウィン、ビル・プルマンほか

ニコール・キッドマンが26歳。「誘う女」で95年にゴールデン・グローブ
賞最優秀主演女優賞を獲り、ブレイクして行く2年前に、「インディペンデンス
・デイ」で、戦闘機を操縦する勇敢な大統領を演じたカーク・ダグラス似の
ビル・プルマンと共演、名脇役(この映画のクレジットでは主演扱い)
アレック・ボールドウィンを迎え、3者の男女の関係を描くサスペンス。
他に名優ジョージ・C・スコットも出ている。

大学学長補佐として勤務するアンディ。勤める大学ではレイプ事件が
相次ぎ、アンディも犯人ではないかと疑われ、精子検査までさせられる。
そんな中、妻のトレイシー(キッドマン)が、腹痛で大学病院を訪れる。
担当したのは、アンディの高校時代の友人ジェッドだった。アンディは
ジェッドを自分の家の一部屋を貸して暮らすが、ジェッドの奔放な生活を
苦々しく思っていた。ある日、トレイシーが再び卵巣脳腫で出血して倒れて
緊急手術。担当はジェッド。自分を神と信じる自信家のジェッドは
トレイシーの、もう一方の卵巣も壊死していると診立て、
摘出するが、病理検査の結果、健康な卵巣だった。そして、トレイシーは
妊娠もしていた。だが、流産せざるを得なかった。(これも芝居だったが)

トレイシーは、アンディを非難、子供を産めない身体にしたのは、あなただ、
と言って彼のもとを去って行く。
しかし、レイプ事件の容疑で受けた検査で、アンディは無精子症だと判り、
子供は出来ないことが判明した。そう、妻を妊娠させたのは
ジェッドだったのだ。しかし、二人はこれを隠し、ジェッドと大学を示談に
持ち込み2000万ドルをせしめる。これはジェッドと仕組んだことだったのだ。

自分に妊娠させる能力がない事が判ったアンディはトレイシーの行動を
怪しむ。死んだ、といっていた妻の母(アン・バンクロフト)は実は
生きていて、訪ねて行くと失踪した妻の行き先のヒントをくれる。(このシーンは
サントリーがHPでシングルモルトウイスキーの宣伝に使うくらい味がある)

妻を追っているうちに妻とジェッドの逢引の現場を目撃することになる。

全てを理解したアンディは、妻を呼び出し、現金を半分よこす様に迫る。
となりの子供が、妊娠促進剤を注射している妻を目撃していると
決定的証拠を提示する。妊娠促進剤は、多量に摂ると、卵巣を壊死させる。
これを、ジェッドが判っていながら切除手術をして、トレイシーを被害者に
仕立て、大学を示談に持ち込もうという目論見だったのだ。自分を
子供を産めない身体にしてまで金を奪おうという、この金亡者。
妊娠は想定外だった。しかし、ここから全てが崩れて行くのだが・・・。
妻は、目撃者の隣の家の少年を殺そうとたくらむが、ジェッドは、止めておけ、
金はアンディにも分けろ、と解決を迫る。しかし、妻はジェッドを射殺、
子供を殺しに隣の家に忍び込み、少年の顔にラップを被せて窒息させようと
するが、子供は人形に差し替えられていた。アンディにはめられたのだ。

ストーリーの内容は少々安っぽいが、筋書きとしては良くできているんじゃ
ないかな。キッドマンが徹底した悪女を演じています。この人、意思の強い
女をやるとはまりますね。グウィネス・パルトローが出ていたんだそうですが、
どこで誰の役で出てきたのか判りませんでした。レイプされた女子学生か?
そういえばレイプ事件は、アンディが無精子症であることを示すための
伏線であっただけのことだったなあ。
現代の「MALICE」とは、「恨み」「悪意」「犯意」とかなんですが、
邦題は、上手く付けたというべきか、中身がよく判らんというべきか。

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by jazzyoba0083 | 2006-04-17 22:30 | 洋画=た行 | Comments(0)

トラフィック・TRAFFIC

●「トラフィック・TRAFFIC」

2000年 アメリカ 日本ヘラルド映画配給 148分 
監督&撮影:スティーブン・ソダーバーグ 出演:マイケル・ダグラス
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ベニチオ・デル・トロほか
2000年度アカデミー賞助演男優賞(デル・トロ)、監督賞、脚色賞、編集賞
受賞作品。


モダンムーヴィーの旗手、ソダーバーグの社会派力作。「エリン・ブロコビッチ」
「オーシャンズ11」「同12」など、結構登場人数の多い映画を撮る人ですね。
アメリカとメキシコを舞台に3つの物語が同時進行する群像ドラマ。
3つの物語を3つの色彩を付けたりして、わかりやすくしているのかな。
特にメキシコのシーンは手振れ多用でドキュメントタッチをだしたりして。
というわけで、3つの話が落ち着くのに私は30分くらいを要しました。
でも、その後は、脚本が良くできていたと思います。ラストもなるほどねえ、
といういい終わり方だと思いました。
ストーリーテリングとしても、すこし複雑なところもありましたが、楽しめる
ものです。結局アメリカの麻薬戦争の絶望的側面を3側面から描いた
ものですが、ゼタ=ジョーンズの旦那(シンジケートのボス)をちくった
売人が言う「おまえらは、戦争が終わったことを知らないで島に
閉じこもっている日本兵と同じなんだよ、結局、この麻薬戦争は終わって
いるんだよ」というセリフが印象的でした。
デル・トロの存在感は圧倒的でした。重いテーマではありますが
エンタテインメントであります。
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by jazzyoba0083 | 2006-02-15 23:22 | 洋画=た行 | Comments(0)

ガタカ&ピアノブルース

「ガタカ・GATTACA」
(監督:アンドリュー・ニコル、1997 アメリカ コロムビア/ソニーピクチャーズ 106分
出演:イーサン・ホークス、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ他)

通の間では、評判の高いSF映画。近未来。人間は優性遺伝子を持つ人間だけが誕生を許される時代。遺伝子操作を受けて生まれてくるのです。そんな中、操作を受けずに生まれてきて、心臓に欠陥があり余命30年と宣言されたヴィンセント。
後に遺伝子操作で優秀な人間として生を受けた弟に何をしてもかないません。そんな逆境をなんとか脱して、宇宙飛行士を夢見るヴィンセントは、ある人物に成りすまして、衛星打ち上げ会社に潜入します。
近未来がこうなったら悲しいなあ、という映画でした。映像も奇麗だし、音楽もいい。CGなんてそんなに使ってないのにしっかりSF映画になっています。SF哲学映画、とでもいいましょうか。ヴィンセントに入れ替わりを受け入れるジュード・ロウが、凄く良いです。影のある屈折した青年をやらせると実に上手いですね、この人。
衛星会社に勤務し、ヴィンセントの理解者になるユマ・サーマンも若くて奇麗。このあとイーサンとユマは本当に結婚しちゃうんですね。映画に出てくる自動車が、レトロな三角窓のあるレトロな格好をしているのですが、音がガソリンエンジンじゃなく、電気っぽいんです。そんなところも○ですね。「2001年宇宙の旅」とかお好きな人にはお勧めです。

尚、映画の詳細はこちらまで!!

「ピアノ・ブルース・Piano Blues」
(監督:クリント・イーストウッド、2003年 アメリカ 93分
(出演:クリント・イーストウッド、ファッツ・ドミノ、O・ピーターソン、ドクター・ジョン、ジェイ・マクシャン、他)

イーストウッドの方針で劇場公開しなかったブルース誕生100年を記念して作られたドキュメンタリー。
ピアノで奏でられるブルースがどのようにアメリカで発展して来たかを、イーストウッドのインタビューと貴重なアーカイブ映像を使って綴られる。ジャズ好きにはたまらない作品です。
私はDVDに落として、もちろん永久保存としました。なぜって、今は無き、カウント・ベイシーとピーターソンのデュオ、レイ・チャールズのロングインタビュー、ジェイ・マクシャンやプロフェッサー・ロングヘアの演奏。動いているアート・テイタム、ナット・キング・コール、セロニアス・モンクや、まことに貴重なフィニアス・ニューボーンJr.などなど、よだれがでそうなレアな映像のオンパレードです。その間に、レイやドクター・ジョン、マクシャン、デイブ・ブルーベックなどが自分のブルース歴を語ります。こうやってみるとやはりブルースは黒人のものだなあ、って感じがします。そしてジャズはアメリカが産んだ最高の芸術だということが判ります。素敵な90分でした。製作総指揮はマーティン・スコセッシです。
尚、映画の詳細はこちらまで!!
by jazzyoba0083 | 2006-01-29 18:29 | 洋画=た行 | Comments(0)