カテゴリ:洋画=は行

  • 僕の大切な人と、そのクソガキ Cyrus
    [ 2012-05-16 22:40 ]
  • ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡 Bottle Shock
    [ 2012-05-14 23:40 ]
  • 冒険者たち Les Aventuriers
    [ 2012-05-12 22:45 ]
  • 陽のあたる教室 Mr.Holland's Opus
    [ 2012-05-06 17:00 ]
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    [ 2012-05-05 17:30 ]
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    [ 2012-03-28 22:40 ]
  • ヒート Heat
    [ 2012-03-19 23:30 ]

僕の大切な人と、そのクソガキ Cyrus

●「僕の大切な人と、そのクソガキ Cyrus」
2010 アメリカ Scott Free Productions,91min.
監督:ジェイ・デュプラス 製作:トニー&リドリー・スコット<日本未公開>
出演:ジョン・C・ライリー、ジョナ・ヒル、マリサ・トメイ、キャサリン・キーナー他

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
★は6,5といったところか。1時間30分の掌編ではあるが、設定の面白さで
引き込まれた。配役も一流どころを揃え、特にジョナ・ヒルは「マネー・
ボール」で注目していただけに、関心を持って鑑賞。メインどころはオスカー級
を並べたんだが、いまひとつ「面白い!」と思わせる迫力というか、展開というか
に欠けていた気がした。ジョン・C・ライリーにマリサ・トメイという組み合わせが
現実離れしていたからかなあ。しかも元妻がキャサリン・キーナーって、どれだけ
もてる訳?


すっきりしないわけを探していたら、結局、モリー(マリサ)がサイラスみたいな
マザコンのとっちゃンボウヤに育ててしまった、失敗が原因であり、そこに
モリーを攻められない何かがあるなら別だけど、いい歳をして気持ち悪い男の
存在を、ラストにはイイヤツになったとしても、釈然と受け入れられないのだな。
モリーの子離れ失敗とその結果にジョンが振り回されるという映画か?

どなたかも書かれているように、これだけ長い年月をかけてマザコンになった男が
そう簡単にいい人になるとは思えないのだが。

「僕のママを取るんじゃねえよ、おっさん」とばかりに、ママに接近してきたジョン
(ジョン・C・ライリー)に手を代え品を代えての意地悪を仕掛けるのだ。
結局、当たり前ながら、ジョンは、このマザコン青年の存在にギブアップし、
モリーとの交際を諦めるのだが、悲嘆に暮れるママを見ていると、やっぱり
自分が悪かったのかなあ、といい人作戦に転換し、めでたく二人はよりを戻すのだ。
そんな簡単なお話だが、設定が面白いし、カメラワークがドキュメンタリーの
リハーサル映像みたいなタッチで色添えをしている部分はいいな、と思わせる
(スコット兄弟の差し金かな)、とにかく深みに欠けた映画(そういうタイプの
映画ではない、といわれればそれまでだけど、それにしては配役が勿体無い)

やはり、今はダイエットしてすっきりしちゃったジョナ・ヒルの怪演が見ものの
作品といえるだろう。

<ストーリー>
「リドリー&トニー・スコット製作総指揮で、理想の女性と出会ったバツイチの
中年男が彼女の憎々しいマザコン息子による執拗な嫌がらせに悪戦苦闘するさまを
描いたコメディ・ドラマ。
 離婚して以来、冴えない日々を過ごしていたジョンは元妻の再婚パーティーで
魅力的な女性モリーと出会い、意気投合。やがて、彼女もバツイチで、
21歳の息子サイラスと2人で暮らしていることを知る。
さらに、彼は極度のマザコンで、愛する母を取られまいと嫌がらせを仕掛けて
くるのだった。こうしてサイラスとモリー争奪戦を繰り広げるジョン。
しかし、狡猾なサイラスに翻弄され、ついにはモリーと破局の危機を迎えてしまう…。
(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。

by jazzyoba0083 | 2012-05-16 22:40 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡 Bottle Shock

●「ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡 Bottle Shock」
2008 アメリカ Shocking Bottle,Intellectual Properties Worldwide (I)
Unclaimed Freight Productions,Zin Haze Productions,.110min.
<日本未公開>
監督:ランドルー・ミラー
出演:クリス・パイン、アラン・リックマン、ビル・プルマン、レイチェル・テイラー他

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
カリフォルニアワインがフランスワインを打ち破って世界にその名を高めたという
事実に基づく作品。ナパバレーには行った事があり、ワインの試飲もした身としては
ナパの光景と共に、思い入れが濃い映画であった。実話がベースというのも
興味を引いた。1976年の、作品で描かれる試飲会のことは知らなかったし、
「シャトー・モンテレーナ」というワインも知らなかったので。今度安いやつを
飲んでみよう。

1976年にパリで開催されたワインの試飲会で、ナパを代表して出品された、
「シャトー・モンテレーナ」の白が、並み居るフランス産を押さえ、優勝して
しまうのだが、それに至るまでのワイナリーの苦労を描いていく。
もちろんハイライトは、試飲会でのナパワインの優勝だが、それ以外に、その
ワインが出来るまでの、特に、一旦茶色くなり、2~3日で透明になっていく
ところは、ハラハラもしたし、顛末に都合のよさも感じてしまったが、事実
なのかもしれない。 日本未公開だが、ワイン好き出なくても、ナパに行ったこと
がなくても、そこそこ楽しめる出来になっている。
ワイナリーにやってきた若き女性研修生を巡る恋の鞘当なんかもあるし。

<ストーリー>
今ほどナパワインが有名でなかった1976年、「シャトー・モンテレーナ」という
ワイナリーを経営する脱サラ弁護士、ジム・バレット(アラン・リックマン)は
上等なワインを造ることに苦労していた。息子ボー(クリス・パイン)は大学を
休んでワイナリーを手伝っていているのだが、厳しい父と対立することが多い。
ここにはメキシコ人のグスタボという青年が手伝っていて、これに農業研修生と
して美人のサムがやってくる。

一方、パリでワイン店兼ワイン学校を経営する英国人ワイン評論家スパリエ
(ビル・プルマン)は、アメリカ人の友人に刺激され、フランスワインを国際的
視点から評価するために、世界各地からワインを集め、覆面試飲会を開催する
ことにした。彼は、自らナパバレーを巡り、その味わいの良さに感激、
26本のワインをフランスに持ち帰ることにした。(飛行機にワインは1人1本しか
持ち込めないので、ワインを荷物として揺らすことを避けたいスパリエは
同じ飛行機に乗る赤の他人に事情を説明し、一人1本づつ手荷物にしてもらう)
ジムのワイナリーにもスパリエは来たが、ジムは、ボトルを売ることを拒否。
しかし、帰りの空港で、ボーが2本、彼に持って帰ってくれ、と懇願したのだった。



さて、いい白ワインを作る苦闘を金の無い中で苦闘していたジムは、500ケースの
ワインを仕込むことに成功した。出荷を待つばかりだったが、倉庫に行って
見ると、ワインは茶色に変色していた。がっかりしたジムはすべてごみとして
処分することを決め、自分はサンフランシスコの弁護士事務所に復職する相談に
出かけた。

オヤジが茶色くなったワインを前にして呆然としている姿を見た息子ボーは
サムと共に、大学の醸造学教室に飛び、その謎を解明してもらう。理由は単純で
発酵後、あまりにも酸素を遮断したためで、2~3日すれば、透明になる、と
言われた。急いで倉庫に帰る二人だったが、すでに500ケースは出て行って
しまった後だった。

がっかりして、いつものバーでグスタボと3人で飲んでいると、友人の女性
マスターが「いい白が安くはいったのよ」と言って彼らの前に白ワインを出した。
口にした3人はびっくり。自分のシャトーのワインだったのだ。

理由を聞くと、業者から安いワインを買ってくれと言われたのでビンをリサイクル
すれば、環境にもやさしいから、全部買った、とのこと。捨てられるべきワインは
救われたのだ。急いでサンフランシスコにいる父にも連絡。1本だけ持っていた
ワインを袋から出すと、見事に透明になっていて、味も素晴らしいものだった。

ジムはパリの試飲会にボーを送り出すことを、ナパのワイナリーの経営者たちに
持ちかけ賛同を得て、ボーはパリの試飲会へと飛んだ。
パリ郊外では、並み居るシェフや評論家たちによって、覆面テストが行われた。
そして、ジムの「シャトー・モンテレーナ」は見事に優勝、フランスワインを
負かしたカリフォルニアワインとしてニュースは全世界を駆け巡った。

たちまち、ベストセラーになったジムのワイン。その後もカリフォルニアワインは
フランスワインに勝ち続けていったのだった。
フランスの自分の店でスパリエは言う「これは始まりに過ぎない。そのうち南米、
オーストラリア、ニュージーランド、中国、世界中でいいワインが育てられるように
なる」と。実際その通りになっている。

最後のロールで、試飲会に出品されたワインのボトルはスミソニアン博物館に保存展示
されているそうで、ボーは大学に戻り醸造学を学び、シャトーに戻り、グスタボは
自分の夢を叶え、独立して自らのワイナリーを経営している、という。

この映画の詳細はこちらまで。

by jazzyoba0083 | 2012-05-14 23:40 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

冒険者たち Les Aventuriers

●「冒険者たち Les Aventuriers」
1967 フランス CGIC,Compagnia Generale Finanziaria Cinematografica,.110min.
監督:ロベール・アンリコ  音楽:フランソワ・ド・ルーベ
出演:アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス他。

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
古き良きフランス映画の香り高き名作だと思う。基本的にはフィルム・
ノワールなのだが、それ以上に詩情豊かな作品で、見ていて心地よくさえ
ある。特にルーベの音楽の特徴あるテーマソング(日本でもヒットした)が
全編、哀愁を漂わせて流れ、作品に叙情的な味わいを加味していると言える。
ストーリーも、判りやすく(突っ込みどころもあるけど気にならない)
それ以上に映像と音楽が上手に融合し、詩的が味わいを表現、これがフランス
の雰囲気をとてもよく出していた。なんか夢見るような青春映画だった。

パイロットのアラン・ドロン、エンジニアのリノ。ヴァンチュラ、前衛芸術家の
ジョアンナ・シムカスの3人も、それぞれの味わいが深い個性を上手く演じて
いたと思った。演出+配役+音楽+脚本が、フランス的に上手く合体すると
こういう佳作が出来るという見本だろう。フランス映画を語るときに
(あまり観てないけど)外すことの出来ない作品ではないか?

<プロダクションノート&ストーリー>
「飛行機、レーシングカー、船による宝探し、そして友情と恋。
これだけ聞くと、アクション映画かと思ってしまうような内容だけれど、
実はそんな映画ではない。
冒頭の、虚ろな瞳で歩くジョアンナ・シムカスが象徴しているように、
この映画には虚無感があふれている。南の島、青い海、若い男女…。
これだけの舞台と登場人物が整っていながらも、映画は淡々とすすむ。

ジョゼ・ジョヴァンニの同名小説を、彼と「ふくろうの河」の監督ロベール・
アンリコ、ピエール・ペルグリの三人が共同で脚色し、ロベール・アンリコが
監督したアクション。
撮影はジャン・ボフティ、音楽はフランソワ・ド・ルーベが担当。
出演は「パリは燃えているか」のアラン・ドロン、「女王陛下のダイナマイト」の
リノ・ヴァンチュラ、「スタンダールの恋愛論」のジョアンナ・シムカスほか。
イーストマンカラー、テクニスコープ。

マヌー(A・ドロン)とローランド(L・バンチュラ)は、性格はまったく
違っていたが、実の兄弟のように仲が良かった。
マヌーはパリにある飛行クラブの教師で、ハンサムでスマートな外見に似合わず、
驚くほどの命知らずで大ぼら吹きだ。ローランドはパリ郊外の廃車置場の中にある
奇妙な仕事場に住み、画期的なカー・エンジンの開発に専念していた。
(この廃車置場に、芸術家のレティシア(シムカス)が、彫金の材料集めに
やってきて、ローランドとマヌーと知り合うことになる。そしてそこを
自分の仕事場として作品を作り始めることになる)

ある日マヌーは飛行クラブの生徒から、耳よりな話を聞きこんだ。それはある
映画プロデューサーが撮影のため凱旋門を飛行機でくぐり抜けた者に2500万
フランの賞金を出すというのだ。マヌーは科学的調査をして、十分に勝算のある
ことを知った。いよいよその当日となったが、凱旋門に大きなフランス国旗が
下げられていることが判明、飛行はとりやめとなり、都心を低空飛行したことで
マヌーは飛行士の免許を剥奪されてしまった。
おまけにこの話が巧妙に仕組まれた冗談であることが分った。

失業したマヌーは友人ローランドの仕事場へ移ったが、仕事は思うように進行
しなかった。冗談から操縦士免許を取り消されたマヌーとローランドは、ウソを
吹き込んだ生徒をとっちめるが、その男が、侘びの代わりのように、コンゴ動乱
から脱出したベルギーの金持ちの乗った飛行機がアフリカ沖に沈んでいるという
情報を二人に与えた。
二人はこの調査に乗りだした。一方、レティシアは開催した彫金の個展が新聞に
酷評され、落ち込み、二人の元に泣きながら転がり込んできた。

調査の結果それは間違いなかった。マヌーとローランド、レティシアの三人は
スクーナー船に乗りこんで、宝探しを始めた。途中墜落して死んだと思われていた
パイロットが船を訪れた。一瞬対立するパイロットと3人だったが、協力しあい
ついに金貨やダイヤモンドなど、一人当たり1億フランほどの財宝を手に入れた。

ところがこの財宝に目をつけていた男たちが、水上警察の臨検を装ってやってきた。
墜落機のパイロットは、彼らが偽者だと見やぶり、銃撃戦となる。
その戦いの中でレティシアは流れ弾を食らって死んでしまう。彼女はローランドと
二人の生活を夢見ていたのだった。二人は、彼女に潜水服を着せて水葬する。
そして、墜落機のパイロットを救助艇に乗せて、追放したのだった。

危機を脱出した二人は彼女の故郷アイクス島を訪れた。ラ・ロシェルという港町で
レティシアの親戚を探す。一人の雑貨屋に甥がいることが判明、彼に彼女の財宝の
取り分を信託財産として預けるのだった。

レティシアを愛し続けていたローランドは、島に残った。その島の沖にはボワイヤー砦
というナポレオンが作らせた、島状の要塞があった。レティシアは、ここで作家活動を
することを夢見ていたのだ。ローランドは、手にした財宝でこの島を買い取り、ここを
ホテルに改造しようと計画した。パリに帰ったマヌーだったが、やはりローランドとは
別れがたく、再び彼の元へと戻る。ローランドはマヌーに自分の計画を明かし、彼に
客を送迎するヘリのパイロットを務めてくれるように依頼する。

しかし、マヌーの後をつけてきた財宝狙いの一味が島に上陸、銃を持って財宝を
手渡すよう脅迫してきた。ローランドとマヌーは、雑貨屋の少年から教えてもらった
その要塞に隠されているドイツ軍の銃や手投げ弾を使って、一味と対抗。その争いの
中で、マヌーは撃たれてしまう。ローランドの活躍で一味は全滅したが、マヌーは
ローランドの腕の中で、天国へと旅立ったのだった」(goo映画・一部訂正しました)

映画全編みられます。
http://www.youtube.com/watch?v=GprEn4PjY94&feature=related

この映画の詳細はこちらまで。







by jazzyoba0083 | 2012-05-12 22:45 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

陽のあたる教室 Mr.Holland's Opus

●「陽のあたる教室 Mr.Holland's Opus」
1995 アメリカ Hollywood Pictures,Interscope Communications,.144min.
監督:ステーヴン・ヘレク
出演:リチャード・ドレイファス、グレン・ヘドリー、ジェイ・トーマス、オリンピア・デュカキス他

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
学校と音楽の授業って何回か題材になっていると思う。近くではメリル・ストリープが
バイオリンの先生をやった実話に基づいた「ミュージックオブザハート」を思い出す。
シチュエーションもよく似ている。まあ、本作の方が古いのだけれど。
閑話休題。本作も、音楽の先生と生徒たちの感動の触れ合いを描いているのだが、
この種の音楽と教育というジャンルは、元来感動を呼ぶジャンルなので、下駄を履いて
見ていたのだが、ラストシーンはともかく、ドレイファスが聾唖の息子のためにビートルズの
「Beautiful Boy」を心を込めて歌うシーンとかも、ジーンと来てしまう。

ラスト、昔クラリネットが下手で、ハロルド先生(ドレイファス)から個人レッスンを受けていた
少女が州知事として出現したときは、予算削減の煽りで音楽クラスが閉鎖され、ハロルド
先生が失業する事態が解決するのか、と思ったけどそうでもなかった。

加えて、NYに行った歌のうまい少女ローウェイが有名になって歌いながら登場するのか、
とも思ったけど、彼女のその後は全く語られずじまいだった。

30年という時代を描くわけで、テンポとシーン転換が重要なのだが、前半がやや長かった
かな。後半がやたらにスピードアップな感じだった。
リチャード・ドレイファスは本作でオスカーにノミネートされたが、それに相応しい演技、誠に
自然な演技の中で、感動を紡いでいった。迫力ある見応えというよりも、淡々と名演技が
つづくという感じ。加えて奥さん役のグレン・ヘドリーが、写真家でありながら聾唖の息子を
もってしまったことから苦悩する母親を熱演していた。
大太鼓担当で、卒業後ベトナム戦争で戦死してしまう男子生徒を若き日のテレンス・ハワード
を見ることが出来る。 

この手の映画を悪くは言えないけど、オリジナル脚本なので、泣かせどころが押さえられている
のがやや鼻につくかな。いい映画ではありあます。悪い人が一人も出てこないし。
原題のオーパスとは作品という意味だが、最後に州知事になった昔の女生徒が、ハロルド
先生が、30年の人生を振り返って、意味があったのか、という問に対し、教え子一人一人が
先生の「作品=オーパス」なんです、と言うところに由来している。

このハロルド先生、音楽に目覚めたのがジョン・コルトレーンの音楽で、音楽室に
「ブルートレーン」のジャケット写真が飾ってあるのがいいね。それと、演奏会でやる演目が
ガーシュインメドレーだし。ジャズファンもニヤリ、だ。

<ストーリー>
「1965年、30歳のグレン・ホランド(リチャード・ドレイファス)は作曲の時間が欲しくて
バンド演奏をやめ、新設のジョン・F・ケネディ高校の音楽教師になる。
だが実際に教壇に立ってみると生徒にはまるで聞く気がなく、オーケストラの授業もてんで
バラバラ。彼はそんな生徒たちに音楽に興味を持たせ、彼らの心を少しでも豊かにする
ことに次第に熱中していく。
妻のアイリス(グレン・ヘドリー)は写真の仕事で家計を助けながら夫を温かく見守る。
67年に息子が生まれ、ジョン・コルトレーンにちなんでコールと名付けた。
だが彼は先天的な聾者で、息子にも音楽を教えたかったホランドは深く悲しむ。

ベトナム戦争でグレンの元教え子にも戦死者が出る。ホランド夫妻は息子を聾唖専門の
学校に入れ、自分たちでも手話を習いだすが、アイリスの熱心さとは裏腹に、グレンは
逃避するように仕事に没頭するのだった。
三年生の演劇祭の出し物がガーシュインをテーマにしたレビューに決まった。グレンは
主演にロウィーナ・モーガンという才能あふれる少女を見いだし、歌手が夢だという彼女を
励ます。上演が成功した晩、ロウィーナは夢を実現しにニューヨークに行くから、先生も
一緒に行って作曲家になれと誘う。だがグレンは昔のバンド仲間に彼女の面倒を見て
くれるよう手配し、自分は町に残る。

80年、ジョン・レノン暗殺。コール(ジョー・アンダーソン)は父が口の不自由な自分には
音楽が分かるまいと思っていることを激しく非難する。グレンはショックを受け、聾唖者の
ためのコンサートに取り組む。そのコンサートで彼は息子のためにレノンの
『Beautiful Boy』を手話つきで歌うのだった。

95年、教育予算の削減で芸術系の授業がカットされ、グレン・ホランドは辞職する。
引退の当日、過去30年間の教え子たちが学校の講堂いっぱいに集まる。
60歳のホランド先生は、自分が平凡な音楽教師でいるあいだにかけがえのない豊かな
“作品"を世に送りだしていたことに気づく。」(goo映画)

クラッシックを教えるのにロックンロールを持ち出す、問題児が音楽に触れ合いまともに
なっていく、陳腐だけど見てるとなぜかこの手の映画はウルウル来ちゃうなあ。

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by jazzyoba0083 | 2012-05-06 17:00 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

ボディガード The Bodyguard

●「ボディガード The Bodyguard」
1992 アメリカ Kasdan Pictures,Tig Productions,Warner Bros.Pictures,.135min.
監督:ミック・ジャクソン
出演:ケヴィン・コスナー、ホイットニー・ヒューストン、ビル・コッブス、ゲイリー・ケンプ他

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
WOWOWで、ホイットニーの追悼緊急編成で放送されていたのをHDDに溜め込んで
GWに鑑賞。もともと、有名歌手が出ている映画には、あまり触手が動かないのだが、
まあ、ホイットニー追悼の意味も込めて観てみた。

大方の評価のように、映画としての出来は、標準以下であったな。よかったのは
ホイットニーの歌だけのように思えた。時間も無駄に長い。ストーリー展開も
陳腐だし、ドキドキするのは最後の授賞式のシーンのみ。
ケヴィンの良さも出てないし。展開の中だるみで、何回か眠ってしまい、肝心の
三船敏郎の下りを見損なってしまった。犯人が元シークレットサービスの同僚で
姉に雇われた、というのも何だかよく解らんし、姉が死んでからもなんで犯人は
ホイットニーを狙うワケ?寝てたから肝心なところを見損なっているのかな。

いずれにしても、鳴り物入りの割りには大味の映画、という評価のそしりは免れまい。

<ストーリー>
「フランク・ファーマー(ケヴィン・コスナー)は、世界でも屈指の実力を持つボディガード。
ある時、歌手兼女優のスーパースター、レイチェル・マロン(ホイットニー・ヒューストン)の
護衛を依頼される。
最近彼女の身辺で、不穏な事件が発生し、脅迫状まで送られて来たのだ。レイチェルの
邸宅を訪れたフランクは、ずさんな警備体制に驚き、彼女のボディガードとなる決心をする。

フランクの目をかすめてライヴハウスでコンサートを行ったレイチェルは、舞台に上がった
男から客席につき落とされるが、駆けつけたフランクに助けられる。錯乱状態になった
彼女を心から介護するフランクを見て、それまで彼をただの邪魔者としか考えていなかった
レイチェルは、初めて心を開く。

フロリダのコンサートでレイチェルのもとに脅迫電話がかかり、さしせまる危険を感じた
フランクは、自分の父が住むオレゴンに一時レイチェルを隔離する。雪深いオレゴンで、
レイチェルの息子フレッシャーと、レイチェルの姉で付き人でもあるニッキーと過ごす
フランクとレイチェルはささやかな幸福に浸るが、フレッシャーの乗るボートが突然爆発し、
幸い彼は助かったものの、何者かの手が近づいていることは明白となる。

その夜フランクは、ニッキーから真実を聞かされる。あの脅迫状を見て、バーで見知らぬ
男にレイチェルの暗殺を依頼したこと、今では後悔しているものの、その男を探し出せないで
いること_。しかしフランクが少し目を放している隙に、ニッキーはあっけなく殺されてしまう。

相手がプロであると悟ったフランクは、アカデミー賞受賞式に出席するというレイチェルを
止めるが、最優秀主題歌賞にノミネートされている彼女は、舞台に立つことを決心する。

受賞式当日、観客の中に犯人がいると確信したフランクは、客席に、ある映画スターの
ボディガードとして入場したはずの、昔の同僚ポートマンの姿を見つけ、彼が犯人だと
直感する。レイチェルがオスカーを受賞し、ステージに上がると同時にポートマンのカメラに
仕掛けられた銃が火を吹き、フランクが身を投げ出して助ける。

負傷したフランクは、レイチェルのボディガードを辞める。飛行場で別れを惜しむ2人だが、
ショービジネスと政治家の警備というそれぞれの世界に帰っていくのだった。 」(goo映画)

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by jazzyoba0083 | 2012-05-05 17:30 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

ブラック&ホワイト This Means War

●「ブラック&ホワイト This Means War」
2012 アメリカ Overbrook Entertainment,Robert Simonds Productions,98min.
監督:マックG
出演:リース・ウィザースプーン、クリス・パイン、トム・ハーディ、ティル・シュヴァイガー他。

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
お気楽ラブ・アクション・コメディとしては良く出来ているんじゃないかな。
手頃な時間に、きちんと面白さを完結させている。ストーリーの展開は
いささか荒っぽいが、そもそもがありえない話なんで、肩の力を抜いて
楽しんじゃいましょう。

リース・ウィザースプーンは、最近すっかりコメディエンヌとしての貫禄が
ついてきましたね。共演するクリス・パインと、トム・ハーディも良かった
ですよ。ハチャメチャなんですが、そのハチャメチャもここまで突き抜ければ
上等でしょう。三角関係、バツイチ、アクション、カーチェイス、そしてラブ
ロマンスと、面白さの要素を詰め込みましたね。

<ストーリー>
CIAの辣腕エージェント、FDR(クリス・パイン)とタック(トム・ハーディ)。
どんな危険な現場でも二人固い絆で事件を解決してきた。
ところがある事件で、沢山の死者を出してしまい、二人とも内勤を命ぜ
られる。
一方、コンシューマーサービス会社に務めるローレンは、なかなか男運が
無く、あせっていた。そんな3人がひょっとしたことから三角関係に。

FDRもタックも内勤になってガールフレンドが欲しい。タックは出会い系
サイトに登録(彼はバツイチで、綺麗な元奥さんと子供がいるにはいたが)
ローレンも同じサイトに登録していて、出会うことに。

一方、FDRとローレンは、同じレンタルビデオ店で出くわしお互いに
惹かれ合う。しばらくは、男二人が一人の女性を好きになっていることを
知らなかったが、ある日、せーのでパソコンを見せ合うと、そこには
同じ女性が。お互い平静を装うものの、CIAの様々な装置を駆使して
相手のデートを探りにかかる。衛星写真、盗聴、盗撮、隠しカメラなど
やりたい放題。


ローレンは、友達にそそのかされて、二股を掛ける。どちらが自分に
あっているのか、色々と試してみる。次第に険悪になるFDRとタック。

FDRはクルーザーの船長、タックは旅行エージェントと偽って付き合い
始めていた。
しかし、冒頭のシーンで弟を殺された男が復讐にやってきて、ローレンも
巻き込んでのカーチェイスが繰り広げられる。
最後は、ローレンの消費者相談係の知恵が、二人を救うのだった。
ローレンはFDRと結ばれることになり、タックもこれを認めることに。
更にタックは、離婚した妻に、CIAであることがバレてしまい、これがもとで
ヨリを戻すことになったのだった。
スカッとするアクションと、ハッピーエンディング。いいんじゃないでしょうか。
堅いこと言わずに。

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by jazzyoba0083 | 2012-04-30 11:20 | 洋画=は行 | Trackback(6) | Comments(0)

バトルシップ Battleship

●「バトルシップ Battleship」
2012 アメリカ Universal Pictures,Battleship Delta Productions,Hasbro,130min.
監督:ピーター・バーグ
出演:テイラー・キッチュ、アレキサンダー・スカルスガルド、リアーナ、浅野忠信、リーアム・ニーソン他

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
男の子映画です。「トランスフォーマー」や「アイアンマン」を面白いと思える人は
面白いと思う。ストーリーはさておいて。エイリアンの乗り物対、アメリカ艦隊の
VFXが楽しい。私はそれを目当てに行ったので、その面では満足。
ストーリーは、目新しいものではないが、最後の定番、危ない時の「第7騎兵隊」的な
カタルシスは、男の子には気持ちがいいものだ。
「インディペンデンス・デイ」の海戦版とでも言えましょうか。



それにしても、小屋は小さめといえ、ほぼ満員だったのは驚いた。みんなVFXの迫力
目当てではないか、と思えた。「トランスフォーマー」を作ったスタッフが作ったVFXは
完成度が高く、迫力満点で、実写と見まごうばかりの出来の良さ、であった。
バトルシップ(戦艦)のタイトルに恥じず、海戦の様子、また、引退したミズーリ号を
引っ張り出してきて、ベテランの退役老人兵士らと決戦をしかけるあたり、ワクワク
だが、ミズーリってまだ動くのかな?大砲、撃てるのかな?砲弾は置いてあるのかな?

ネタバレですが、登場するエイリアンは、アイアンマンと宇宙刑事ギャバンを足して
二で割ったような風体、日光に弱く、超合金?スーツの下の素顔はビックリするほど、
地球人に似ている。まあ、そもそもの設定が、第二の地球を見つけてそこに電波を
送ることから始まるので、なるほど、と思ってしまうが。ただ、指は4本で、目は
爬虫類の目だ。日光が致命的なので、金属スーツを着ているわけだね。

地球から友好の印として発せられた電波を捉えて、やってきた計算上第二の太陽系
の第二の地球の生物は、何故か地球に攻撃を掛けてくる。その辺の事情が
よく分からなかった。
まあ、最後はめでたしとなるわけだが、ラスト、エンドロールは最後まで見ないと
残念なことになる。続編が出来そうな予感。あるいはそこまでがこの映画、ということも
できる。

俳優陣、リーアム・ニーソンと浅野忠信しか知らないけど、まあ頑張っていたのでは
ないかな。両足を失った退役黒人兵が良かった。浅野忠信の英語はイマイチだった
なあ。


エイリアン登場までが30分以上あるので、ちょっとだれる。もう少し短いほうが
緊張感が続いたのでは。5分でいいから、短いほうが。

全体として、男の子映画としては、私は満足しました。単細胞なエンディングの
カタルシスも、まあいいじゃないの。そういう映画です。

<プロダクションノート&ストーリー>
「太平洋上に出現したエイリアンの侵略部隊と世界連合艦隊の壮絶な戦いを
未曾有のスケールで描く。『スティング』『E.T.』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と
いった映画史に残るヒット作を送り出してきたユニバーサル映画が100周年を
記念して放つアニバーサリー大作。
『マイティ・ソー』でハリウッドに進出した浅野忠信が主役級の役どころで出演して
いることでも話題を呼ぶ、興奮と感動の超弩急エンターテイメントだ。
(作品資料より)

ハワイ沖。アメリカをはじめとする世界各国<環太平洋の軍事演習リムパック>の
軍艦が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、沖合に正体不明の巨大な
物体が出現する。
それは、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船だった。
しかし、呼びかけを行った科学者たちの意図とは裏腹に、エイリアンは次々と未知の
武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛けてくる。
その戦いの最前線に立たされたのは、演習に参加していた米海軍の新人将校
アレックス・ホッパー(テイラー・キッチュ)と、彼がライバル心を燃やす<海上自衛隊>
自衛艦の艦長ナガタ(浅野忠信)だった。

弱点も戦略も読めないエイリアンに対し、知力と体力の限りを尽くして立ち向かう
海の精鋭たち。果たしてエイリアンの攻撃の目的は何なのか。
アレックスとナガタはそれを阻止することができるのか。そして、彼らは地球を壊滅の
危機から救うことができるのだろうか……。 」(goo映画)

この映画の詳細は
こちら
まで。

by jazzyoba0083 | 2012-04-22 15:30 | 洋画=は行 | Trackback(4) | Comments(0)

ヘルプ~心がつなぐストーリー~ The Help

●「ヘルプ~心がつなぐストーリー~ The Help」
2011 アメリカ Dream Works SKG,Reliance Entertainment,146min.
監督:テイト・テイラー 原作:キャスリン・ストケット
出演:エマ・ストーン、ヴィオラ・デイヴィス、オクタヴィア・スペンサー、ブライス・ダラス・ハワード他

<評価:★★★★★★★★★☆>
<感想>
いい映画を観ました。お話としても面白かったし、作品自体の出来もよかったし、出演者も
良かった。最後の方はウルウルしてしまった。原作モノなので、本来のストーリーテリング
としての魅力は原作にあるのだろうけど、これを、ここまで上等なモーションピクチャーに
仕立て上げた監督の力量を評価すべきだろう。

それと出演者。オスカーの助演女優賞を獲得したオクタヴィア・スペンサーは勿論、
主演女優賞ノミニーのヴィオラ・デイヴィス、加えて私は、この物語の縦軸を構成
する若きライター希望のスキーターを演じたエマ・ストーンの素晴らしさを、特に
評価したい。ディープサウスの60年代にあって、黒人を擁護するような行動は
生命の危機すら覚えるはずなのに、その中にあって黒人メイドの実態を書いた
本をだすという微妙な立場を、一生懸命演じていた。好ましく思えた。
あの顔つきがいい。

ヴィオラとオクタヴィアは、公民権運動が盛り上がりつつある時期とはいえ、
女性という立場で、スキーターという存在があったとはいえ、忍耐と受容を乗り越え
自らの生きる道を自らの手でつかもうとする勇気、友情、信頼というものを
まことに心憎いまでのヒューモアの中で、実現していく。その様は見ていて
気持ちよく、心洗われ、勇気づけられるものだ。シーンの展開がそう多くない
ジャクソンという町の中の話で、会話が重要なポイントになる映画であり、2時間
30分近い長さがあるが、物語の流れの中に、しっかりと同化できるのだ。
これがアメリカ人なら、また別の受け止め方があるのだろう。当事者として。

この2月からオスカーものを含め何本か見て来たが、作品のできの良さでは
1、2を争うものだと個人的には感じた次第。
「抑圧された黒人=哀れ、可哀想」「抑圧する白人=傲慢、鼻持ちならぬ」と
いう単純な構成から一歩抜け出た完成度は、作品賞こそ取れなかったが、
重いテーマをユーモアの味付けも加えて堂々とした作品にしあがった。
出てくる白人の中にも、救いがある人たちも出てくるのが、単純な黒白の
対決図式に陥らないで済んだ厚みもまた加えている。
きっと私の今年のベストテンに入ってくる作品だろう。

<プロダクションノート&ストーリー>
“ヘルプ”とは南部の上流家庭で働く黒人メイドの事。
黒人であるというだけで卑劣な暴力の犠牲になる事も珍しくなかった60年代を
舞台にした新人作家キャスリン・ストケットのデビュー小説「ヘルプ」を、
同郷であるミシシッピ州ジャクソン出身の新人監督テイト・テイラーが自ら脚本も
手がけ映画化した本作は、ユーモアと抑制の利いた演出が功を奏し、
登場する女性たちが極上のアンサンブルを見せてくれる。
悲しみと怒りを秘めたエイビリーンを演じるヴィオラ・デイヴィス、親友ミニー役の
オクタヴィア・スペンサー、彼女に救われるジェシカ・チャスティンら誰もが奥行きの
ある人物としてスクリーンの中で輝いている。

1960年代を舞台に、白人家庭でメイドとして働く黒人女性たちとジャーナリスト
志望の若い白人女性の勇気と友情によって、旧弊な町に変革をもたらしていく様を
描くヒューマンドラマ。
監督は「ウィンターズ・ボーン」など俳優としても活躍するテイト・テイラー。
出演は「ラブ・アゲイン」のエマ・ストーン、「ナイト&デイ」のヴィオラ・デイヴィス。

1960年代前半のアメリカ南部。大学を卒業したスキーター(エマ・ストーン)が
ミシシッピ州ジャクソンの町に戻ってきた。
ボーイフレンドもできないスキーターは母シャーロット(アリソン・ジャネイ)の心配の
種だが、本人は結婚よりも作家になることを夢見ている。

地元の新聞社に就職したスキーターの初仕事は、家事に関するコラムの代筆だった。
家事の知識がないスキーターは、実家のメイドのコンスタンティン(シシリー・タイソン)に
知恵を借りるつもりだったが、ひさしぶりに帰った実家に彼女の姿はなかった。
問いつめるスキーターに、母は言葉を濁す。

スキーターは友人エリザベスの家のメイド、エイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)に話を
聞くが、取材を続けるうち、自分をとりまく南部の上流社会への疑問が芽生えてくる。
そんな中、同級生のリーダー格、ヒリー(ブライス・ダラス・ハワード)は黒人が不潔だと
主張し、各家庭に黒人メイド専用トイレを設置させる活動をしていた。
ヒリーに感化されたエリザベスも屋外にエイビリーン用のトイレを造らせる。
そんな仕打ちにも黙って従うエイビリーンの姿に、スキーターは胸を痛めた。

黒人メイドの現実を伝える本を書きたいと、ニューヨークの編集者スタイン女史
(メアリー・スティーンバージェン)に電話をすると、メイドたちの証言がとれるなら
出版できるという答えだった。スキーターはエイビリーンにメイドの苦労話を聞かせて
ほしいと頼むが、頑なに断られた。
南部で黒人が自由にものを言うことは、身の危険を意味しているのだ。
だが、エイビリーンの親友で、ヒリーの家で働いていたミニー(オクタヴィア・スペンサー)が、
家族用のトイレを使用したために解雇されたことをきっかけに、エイビリーンは
スキーターの取材に応じることを決意する。そしてその小さな一歩は数多くの勇気へと
広がり、やがて彼らを取り巻く社会を根底から揺るがす大事件へと発展していくのだった
……。 」(goo映画)


この映画の詳細はこちらまで。

by jazzyoba0083 | 2012-04-01 12:25 | 洋画=は行 | Trackback(4) | Comments(0)

武士の家計簿

●「武士の家計簿」
2011 日本 松竹 129分
監督:森田芳光
出演:堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、西村雅彦、草笛光子、伊藤祐輝、藤井美菜、大八木凱斗他

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
原作がいいのだろうな。そこに目を付けて映画化したプロデュースサイドも良かったけど
客が入るタイプの映画じゃあないな。おそらく興行的には苦戦したのだろう。
私としては、邦画はほとんど見ないのだが、時代劇は好きで、良いと評判のものは鑑賞する
ようにしている。本作も個人的には面白く見たが、ストーリーの面白さだけで引っ張った感が
あり、やや底の浅さは否めない。原作があるだけに森田流の味付けも、出しづらかったのだ
ろうか。逆に言えば、原作に忠実に、原作の感動を、映像の感動に変換できた森田監督の
手腕を褒めるべきかもしれない。

刀でなく、そろばんを家業とした貧乏武家の幕末の話。加賀藩の動向とも絡め、そろばん
ざむらい一家の、辛抱と努力が描かれる。一家の財政を立て直そうとするところはまるで
現在の日本経済を見るようだった。主演堺雅人は、いつもの安定感。仲間は
すこし出来すぎの嫁を可もなく不可もなく。松阪慶子演じる姑が、個性的で良かった。
映画としてのまとまりはとても良いのだし、役者も頑張っているが、なにせ地味な作品。
じわじわと面白いこの手の作品、映画館で見るべきか、家で見るべきか、迷うところだ。

<ストーリー>
「古書店で偶然発見された幕末のとある下級武士一家の詳細な“家計簿”を丹念に
読み解き、彼らの暮らしぶりを鮮やかに甦らせた磯田道史の同名ベストセラーを、
「阿修羅のごとく」「わたし出すわ」の森田芳光監督が映画化。

代々加賀藩の御算用者(経理係)を務める武家に生まれた主人公が、逼迫する
家計を立て直し激動の時代を乗り切るべく、家業のそろばんを武器に、懸命に
質素倹約に励む姿を、家族の絆を軸に描き出す。
主演は「ゴールデンスランバー」の堺雅人、共演に仲間由紀恵、松坂慶子、中村雅俊。

 江戸時代後半。御算用者として代々加賀藩に仕える猪山家。その八代目、直之も
また幼い頃より算術を仕込まれ、そろばんの腕を磨いてきた。
そして、いつしか“そろばんバカ”と揶揄されながらもその実直な働きぶりが周囲に
認められていく。やがて、町同心の娘お駒を嫁にもらい、めでたく出世も果たした直之。

しかし昇進に伴って出費も膨らみ、家計は苦しくなる一方。そこで直之が父母に代わり
猪山家の財政状況を調べ直してみると、なんと借金の総額は年収の2倍にも膨れ
あがっていた。お家存亡の危機と悟った直之は、家財一式を売り払い借金返済に
充てることを決断する。そして、自らこまかく家計簿をつけるとともに、世間体を顧みる
ことなく創意工夫を凝らしながら倹約生活を実践していくのだった。」

セミドキュメンタリー的な仕上がりになっているのが個人的には心地よかった。

この映画の詳細は
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by jazzyoba0083 | 2012-03-28 22:40 | 洋画=は行 | Trackback(1) | Comments(0)

ヒート Heat

●「ヒート Heat」
1995 アメリカ Warner Bors.Pictures,Regency Enterprises,Forward Pass,.170min.
監督・脚本:マイケル・マン
出演:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ヴァル・キルマー、ジョン・ヴォイト他

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
デ・ニーロとパチーノの初共演。見ごたえのある約3時間だった。舞台は警察対
ギャングという構図だが、根っこには人間が愛する人を求める姿が浮き彫りに
されていて、だだのクライム・アクション映画ではない。中々趣深く観る事が
出来た。マンご自慢の警察対ギャングの10分以上もあろうかという銃撃戦も
見ものではあるが、その「人間」が描かれている本作の優秀さがなければ、
3時間は引っ張れないだろう。

パチーノはLAPD殺人課の敏腕刑事だが、仕事オンリーで家庭を振り返ることなく
3番目の奥さんとせっかく懐いてくれている連れ子ローレン(ナタリー・ポートマン)
とも共に過ごす時間も無い。パチーノ演ずる刑事ハナは気が短いので色んなものを
良く壊すし暴力的なので、時々デ・ニーロとギャングはどっちだっけ?と判らなく
なる(爆)。

一方、デ・ニーロはギャングの一味を率いる冷徹で賢いボス、ニールを演じる。
非常な割りに人情味があり、クリスという若いやつに目をかけていた。
(奥さん役がアシュレイ・ジャッド)。現金輸送車や銀行を襲うのだが、
ニールは次の銀行強盗を最後に、知り合って愛するようになったイーディと
ニュージーランドに高飛びする計画を練っていた。彼ら一味を影で糸を
引き、根回しをするのがネイト(ジョン・ヴォイト)である。

それぞれ、警察とギャングの仕事の裏に、女性がらみでの問題を抱えていて
表のハードボイルドな世界を離れて、本来の安らぎを得られる家族・家庭へ
の回帰を夢見る。
しかし、現実は上手くいかない。そのあたりのもどかしくも、永久の安寧への
希求が、ハードな銃撃戦や殺し合いの間に描かれていて見事だ。
これを、「警察対ギャング」のドンパチ映画と思ったら大きな間違いだ。そういう
面でのスカッとした感じはあるが、マンが描こうとしていたのは、善悪を超越した
「人間の懊悩」「安らぎへの希求」であったようだ。

結局ギャング一味はかつて仲間だったやつで、仲間を外したやつが裏切って
警察に動きを教えるような動きをしたため、銀行強盗はハナ刑事たちLAPDの
知るところとなり、市街地での大銃撃戦が繰り広げられる(ここは見ものだ)。
しかし、この銃撃でクリスが大怪我を負い、必死に逃げて何とか一命を
取り留めたが、クリスの妻が警察に確保され、おびき出しに使われる。
実はここにも、男と女、家族といったキーワードが動いている。

結局、最後、悪は栄えないわけだが、ニールは裏切り者を許すことができず、
高飛びの途中で、空港ホテルにいる、そいつのもとに行き、射殺。
そのことが警察の知るところとなり、ハナ刑事に追われる。空港での行き詰る
二人の撃ちあい。ハナ刑事に安寧は訪れたのだろうか。クリスと妻は・・・。

余韻を残して映画は終わっていく。

<ストーリー>
「LA。大胆で緻密な手口で大きなヤマばかりを狙う冷徹なプロの犯罪者、
ニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)とその仲間たちは、
ハイウェイで多額の有価証券を積んだ装甲輸送車を襲った。

新顔のウェイングロー(ケヴィン・ゲイジ)が警備員の一人を射殺して
しまい、ニールは仕方なく口封じのためにほかの警備員も手にかけて
逃走する。急報を受けた市警強盗・殺人課の切れ者警部、
ヴィンセント・ハナ(アル・パチーノ)が陣頭指揮に当たり、
部下たちに的確な指示を与える。
過去2度の離婚歴を持つ彼は、妻ジャスティン(ダイアン・ヴェノーラ)や
連れ子ローレン(ナタリー・ポートマン)との現在の家庭もしっくり
いっていない。

ニールたちの盗んだ160万ドルもの債券は、悪徳金融業者ヴァン・ザントの
ものだった。ニールは長年の犯罪ブレーンであるネイト(ジョン・ヴォイト)
から、債券は元の持ち主に買い戻させた方が得だと説明され、その考えに
従った。
ニールたちはウェイングローを人けのない駐車場で始末しようとするが
逃げられた。報酬を得て、それぞれの家庭に戻る犯罪者たち。
金庫破りと爆破のプロ、クリス(ヴァル・キルマー)には愛妻シャリーン
(アシュレイ・ジャッド)がいるが、夫の裏稼業を知る彼女には見えない
不安と不満が鬱積している。

生粋の犯罪者チェリト(トム・サイズモア)は幼い娘たちのよき父親。
一人、帰るべき安らぎの場所を持たないニールだったが、ある夜、
グラフィック・デザイナーのイーディ(エイミー・ブレネマン)と出会い、
この無垢な娘との新しい世界が広がっていく。

ニールはセザールという犯罪同業者から千二百万ドルの上がりが見込める
銀行強盗の襲撃計画を買うことにするが、そのための資金にと考えた
ザントとの債券取引交渉が、相手の奸計によって失敗する。
一方、執拗な追跡調査を進めるヴィンセントはチェリトとクリスの面の
割り出しに成功し、二人の家や車に盗聴器が仕掛けられた。

ニールたちは銀行襲撃の金を工面するため、貴金属貯蔵倉庫を襲うことに
する。現場ではヴィンセントら捜査陣が網を張って待ち受けていたが、
その気配を敏感に察知したニールは作業の中断を命じ、速やかに引き揚げる。

自分たちが警察にマークされていると知ったニールは、仲間たちに
手を引く相談をするが、この稼業でしか生きていけないと知るクリスらに
煽られてしまう。そこでニールは逆にヴィンセントらをおびき出し、
刑事たちの顔を一人一人確認した。

互いに相手がひと筋縄ではいかない敵と認識したニールとヴィンセントは、
ついにあるレストランで対峙した。同じ匂いを嗅ぎ取った2人の間に奇妙な
共感が流れるが、互いに次に出会う時はどちらかが死ぬ時だと分かっていた。

周到な下工作を経て、ニールたちは最後の大仕事、銀行襲撃を実行に移し、
半ば成功するかに見えた。しかし、匿名の密告電話で駆けつけた警察隊と
ニールらの間で市民をも巻き込んだ一大銃撃戦が白昼の路上で展開された。
チェリトがヴィンセントの銃弾に倒れ、ニールは重傷を負ったクリスを
抱えて辛くも脱出に成功する。


裏切ったのは犯行に加わらなかった運転手役のタウナーではと考えた
ニールは彼の家へ向かうが、タウナーは虫の息で、背後で糸を引いていた
のはザントとその懐に飛び込んだウェイングローだとわかる。

ニールは自ら手を下してタウナーを楽にしてやると、ザントの屋敷に侵入
して彼を血祭りに上げた。その頃、警察に囮捜査を強要されたシャリーンの
元に、クリスが罠とも知らずに現れるが、彼女はそっと手振りで逃げるように
伝えた。
ニールはイーディを連れて高飛びを決意し、ネイトに段取りを依頼する。
しかし、途中でウェイングローが空港ホテルに潜伏していることを知った彼は、
けじめをつけるためにホテルに向かい、彼を殺した。
一方、娘ローレンの自殺未遂というショックに見舞われながらも、ニールの
行動をキャッチしたヴィンセントも空港に向かう。空港の敷地内で対決する二人。
死闘の末ニールが倒れ、ヴィンセントは死にゆく彼が差し出した手を握りしめた。」
(goo映画)

この映画の詳細はこちらまで。

by jazzyoba0083 | 2012-03-19 23:30 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)