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ビー・クール Be Cool

●「ビー・クール Be Cool 」
2005 アメリカ MGM配給 Jersey Films作品 120分
監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:ジョン・トラヴォルタ、ユマ・サーマン、ヴィンス・ボーン他
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10年前に作られてヒットした「ゲット・ショーティ」の続編。
といっても、出てくる人は大きく変っているが。トラヴォルタは
10年の歳を感じさせなく若い。時間は長いがおバカな点と
テンポでひきつけて見せてしまう不思議な映画だ。B級もここまで
やれば立派、という見本みたいな映画だな。

マイアミの取立屋だったチリ・パーマー(トラヴォルタ)は、LAに出て
来て、なんだかんだとありながら(このあたりが前作「ゲット・ショーティー」
に描かれている)映画制作に成功、これが大ヒットして、今や
ハリウッドの大プロデューサー。しかし、チリは映画作りにもう厭きを
感じていて、マイアミに帰って気楽な取立屋に戻ろうと考えていた。
そんな時、インディーズレコード会社の経営者で友人のトミーが、
無名だが有望な新人シンガーがいるから一緒に売り出さないか、と
持ちかける。しかし、その場に押しかけたロシアンマフィアに射殺されて
しまう。

トミーの遺志を継いだチリは、トミー夫人のイーディー(サーマン)と組み、
場末のキャバレーで唄っていたリンダ・ムーン(クリスティナ・ミリアン)を
スカウト、契約をする。しかし、リンダには悪徳プロモーターと結んだ
契約が5年も残っていたのだ。彼らはリンダの足抜けを許さない。
しかし、チリとイーディーはロックの英雄エアロスミスのスティーヴン
タイラーに近づき、彼をおだてて、リンダとステージで一緒に歌わせる
ことに成功する。これでリンダ人気に火がつく。
一方、これまでの契約を反故にしたリンダとチリたちを許さない悪徳
プロモーターはチリたちを消しにかかる。これに、殺されたトミーが
金を借りていたギャングラッパーたちやロシアンマフィアが絡み、また
嵌めたり嵌められたりの合戦が繰り広げられる。

結局、リンダはその年の数々の賞を受賞する大スタートなったのだ。
ストーリーは、前作とほとんど同じ。だから、前作を観ている人は
より楽しい。チリの「俺を見ろ」というセリフや、業界でスターになること
を夢見るギャングの手下がチリのセリフでころりと参ってしまうところ
など。
これだけのスターを集めて、豪華に作られると、見ちゃいますね。
B級映画の極み。ハリウッドの看板に出てくるトム・ハンクスや
ニコールキッドマンにはギャラは払われているんだろうか。
キャデラック大好きなチリの今回の車がホンダのインサイトって
のも皮肉っぽくっていいな。
エアロスミス本人が出てきてしまうところが凄いし、タイラーが
娘(リブ・タイラー)の話をするなんて、業界裏話もここまで来れば、
見事だね。トラヴォルタやサーマンよりもザ・ロックやセドリック・ザ
エンターテナーなどの存在が光っていたのは音楽業界を描いた
ものだったからでしょうか?いかにもハリウッドっぽい映画です。
この映画にも出てくるダニー・デヴィートは、この映画を作った
Jersey Filmsの創設者でもあります。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-10-05 22:30 | 洋画=は行 | Trackback(2) | Comments(1)

●「ビッグ・トラブル Big Trouble」
1986 アメリカ コロムビア映画  93分
監督:ジョン・カサヴェテス
出演:ピーター・フォーク、アラン・アーキン、ビヴァリー・ダンジェロ他
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劇場未公開、今は亡き、カサヴェテスの最後の監督作品。
保険外交員のホフマンには3つ子がいて、全員音楽に秀で、エール大学に
合格した。嬉しいのは嬉しいのだが、年間5万ドルを下らない学費や生活費を
どうやって捻出するか、だ。子供たちは、父親の財力を知っていて、エールに
固執しない、とはいうが、子供の夢を叶えてやりたいのは洋の東西を問わず
親の望みだ。
一方、怪しげな女優(志望)のブランシェから、家の保険を見積もって欲しいと
呼び出される。行って見ると、実は夫の心臓が悪く、明日をも知れない身。
夫は家のことを心配しているのだが・・・、と説明するが、生命保険には
入っていない。どうやら、この女、旦那を殺して保険金をせしめようとしている
らしい。金に困っているホフマンは、良心を捨てて、片棒を担ぐことになる。
ブランシェの夫リッキー(フォーク)に、走行中の列車から転落した場合に
多額の保険金が入るという傷害保険に加入させ、
まず、車の中で後部座席からブランシェが助手席のリッキーをクビを締めて
殺す。その死体を線路脇に置き、ホフマンがリッキーに成りすまして、
列車に乗り込み、目撃者をたくさん作っておいて、列車から飛び降りる。

テレビのニュースでは顔面が見分けもつかない転落死体が見つかったが、
スティーブ・リッキーらしいと伝えていた。しかし、ホフマンの保険会社の
調査部長モマーラは、どう見ても不審なこの事故の調査に乗り出し、
まず、遺体置き場で、死体のフリをしているリッキーの足をくすぐり正体を
突き止める。リッキー夫妻は多額の借金を夫婦で仕込んだ保険金詐欺で
取り戻そうとしていて、ホフマンは巻き込まれたのだ。
更に、リッキーの弁護士として保険金を受け取りにきたのはバレバレの
変装をしたリッキー本人。びっくりのホフマン。あの死体は誰だったの?
ホフマンに事情を聞こうと全員で保険会社に向かうと、なんと会社は
テロリストに乗っ取られていて、ホフマンとモマーラの機転で、会社は
被害を免れる。大喜びの社長はホフマンの息子に奨学金を出すという。
これで、犯罪者にもならず、3人の息子は無事エール大学に行くことが
出来たのだった。

バレバレの犯罪を仕込むピーター・フォークとビバリー・ダンジェロの
とぼけきった芝居、トラブルに巻き込まれ、自分は何も出来ずただ
どたばたとしている壊れたアラン・アーキンも最高!
誰も死なず、誰も犯罪者にならない、おバカな映画だけど呆れながら
笑えます。才人カサヴェテスの力量満点。アメリカ映画らしいです。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
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by jazzyoba0083 | 2006-09-20 22:00 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

80日間世界1周

●「80日間世界一周 Around the world in eighty days」
1957 アメリカ ユナイテッド・アーティスト 169分
監督:マイケル・アンダーソン
製作:マイケル・トッド 原作:ジュール・ヴェルヌ
音楽:ヴィクター・ヤング

1956年アカデミー賞作品賞、脚色賞、撮影賞、音楽賞、編集賞受賞作品

この名作をいままで観た事がありませんでした。まあ、今更世界の
名所を見たところでどうってことないしなあ、と思っていたからです。
もちろん、あのヴィクター・ヤングの名曲は、一時期世界旅行の
テレビ番組でよく使われていて、旅情をかきたてるのに役にたって
いました。「兼高かおるの世界の旅」のテーマもこれじゃなかった
でしたっけ?
民放BSとNHKBSが今、夏の映画特集として100本を連続して
オンエアしていて、そこで、魅力が語られていたので、長い映画では
ありましたが、少し寝ちゃったところもありましたが、なんとか
ラストまで観ました。
有名な俳優さんが、役名も無しで、短い時間ひょっこり画面に現れる
ことを「カメオ出演」といいますが、この映画を、以って嚆矢とします。
マレーネ・ディートリヒ、フランク・シナトラ、シャルル・ボアイエ、
トレバー・ハワード、などなど、綺羅星のごとくの登場です。

この映画は、シネマスコープに対抗して、この映画のプロデューサー
でもある、とマイケル・トッドが開発したトッドAOのデモンストレー
ションという面も含めて、ジュール・ヴェルヌの名著を贅沢・かつ
華麗に、お金に糸目を付けずに創られた。
冒頭に、クレジットがなく、いきなり、メリエスの名作「月世界旅行」
の35ミリサイレントが流れ、イントロとなっている。

1872年、航空機の無い時代に、ロンドンの名門社交クラブで
フォグ(D・ニヴン)は、"80日間あれば世界一周できる”という
賭けに乗り自ら、世界1周の旅に挑戦するのだった。負ければ
全財産没収。

パリから、スペイン、船でインド、お姫様(マクレーン)を同行して
香港、横浜、サンフランシスコ、ニューヨークそして太平洋を外輪船で
横断して、ロンドンへ。

次から次へと出てくる世界の珍しいカラー映像に57年当時の観客は
70ミリ大画面の迫力も加わって、興奮したことでしょう。今見るとなんて
ことないですけど。物語も単調で、最後になって、ニヴンがせっかく
ロンドンに戻ってきたのに強盗と間違われて投獄され、万事休す、か
と思われたあたりが、時間との競争でハラハラするところが、唯一見所かな?
フォグはなんとか80日間で世界一周を成し遂げたのだった。
そしてインドの若く美しいお姫様を奥様に出来たのだった。
従者パスパルトゥーを演じているカンティンフラスが居なければ、なんとも
ならん映画かもしれない。

横浜といって、出てくるのは鎌倉の大仏であり、京都の平安神宮。
明治4年を過ぎているのにみんなちょんまげをゆっている。
露天もどこかチャイナ風。
それにしても、この一行、衣裳とかどこにしまって移動しているのだろうか。
突っ込みどころは満載ですが、まあ、夢のお話ですから、目くじら立てる
ほどのことではありません。

こんな映画は、もう二度と作れないでしょうし、作る必要も無いでしょうね。
「8時間世界1周」とかは、あるでしょうが。
今の子供に見せてもきっと飽きちゃうだろうなあ。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
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by jazzyoba0083 | 2006-08-23 23:10 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(1)

●「ポケット一杯の幸福 Pocketful of miracles」 
1961  アメリカ ユナイテッド・アーティスツ 136分
監督・製作:フランク・キャプラ
作詞:サミー・カーン、作曲:ジミー・ヴァン・ヒューゼン
出演:グレン・フォード、ベティ・デイヴィス、ホープ・ラング、
    ピーター・フォークほか

性善説者、フランク・キャプラの人情喜劇の最終作。彼の映画は、基本的
に人間はみないい人だ、との信念に貫かれているので、観た後に決して
嫌な思いになることはない。
自身が33年に作った「一日だけの淑女」を、みずからリメイクした。

禁酒法時代のニューヨーク。町の通行人にリンゴを売り歩く老婆がいた。
彼女は、まちの物乞いの元締めみたいなこともやっていてショバ代など
を巻き上げていた。一方、この町のギャング(フォード)は、この老婆から
リンゴを買うと幸運が舞い込んでくるので、チップを弾んでくれる上得意。
ギャングは、自分が見出したキャバレーの踊り子と愛し合い、結婚を
約束するまでになる。踊り子は、田舎に帰って平凡な家庭を築きたい
から、ギャングから足を洗って、と迫る。年は凄く離れているのに、
なかなか良く出来た女だ。

この老婆、スペインの修道院にいる娘がいて、この娘に自分の縄張りに
ある豪華ホテルの封筒をボーイに頼んで持ってきてもらい、いつも
ここの封筒を使って、自分がNYの社交界の花形のようなふりをした
手紙を書き送っていた。

しかしある日、スペインから来た手紙には、娘がスペインの伯爵の
息子と結婚を決め、父の伯爵を伴ってNYに母を訪ねてくる、と書いて
あった。さあ、自分が物乞いとは今更いえず、途方にくれる。
ギャングと愛人は、自分たちの幸運は、老婆のリンゴがもたらして
くれているのだから、一度くらいは恩返しをしなくては、と決心し、
老婆を、社交界の花形に大変身させ、酒場にいる元判事を夫に仕立て
上げ、娘と伯爵一行を迎えるのだった。

すっかりだまされた伯爵一行。だが、なんかおかしい。結婚を決め、
100人の上流の友人を招いてパーティーをやることになってしまい、
慌てたギャングと愛人は、自分の手下やキャバレーの踊り子を
にわかハイソに仕立て、お辞儀の練習や会話の特訓をする。

一方、社交界の記事を書きにきた記者を、ばれるのを恐れて監禁して
しまったことから、ギャングは警察に狙われる。そして、パーティーに
参加の予定の部下らは足止めされてしまい、ギャングは逮捕されて
しまう。
パーティー会場で、お客の到着を待つ伯爵たち。しかし、現れない。
そこで、いつまでも嘘をついてはいられない、と覚悟した老婆は、
伯爵に真実を打ち明けようとする。
そこに、本物のNY市長、州知事夫妻らが続々と詰め掛けてきて、
老婆に挨拶をし、パーティーが始まった。(このあたり、なぜこうなった
のかよく判りませんでした)
無事にパーティーも終わり、娘と伯爵一行は何事もなく、目出度く
スペインに帰っていった。
老婆のリンゴ売り生活がまた始まるのだった。

NYのギャング同士の抗争や、ギャングと愛人とのやり取りなどもう少し
厚みはあるのですが、端折ります。
とにかく、人間の暖かさ、を感じさせるほのぼのとした物語。ホントに
こんなことは起きないのですが、シンデレラストーリーはみんな
大好きですね。
「イヴの総て」の頃は、あんなに輝いていたベティ・デイヴィスの老婆
ぶりが見事。高慢だの身勝手だのととかく言われるベティですが、
やるときゃ、やる、って感じですね。
若き日のピーター・フォークが重要な役どころを快演しています。
それと、娘を演じているのがアン=マーグレットで、これが銀幕
デビューとなります。
キャプラの映画は、機会があればもう少し見てみたいなと思いました。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-08-10 22:36 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「ピアノを弾く大統領 The Romantic President」
2002 韓国 95分
監督・脚本:チョン・マンベ
出演:チェ・ジウ、アン・ソンギ、イム・スジョンほか

大好きなチェ・ジウの作品はテレビも含めこれで、2000年以降は最新映画
「連理の枝」以外は全部見たことになる。
1時間半のコメディなのだが、別にどうってことない、普通のラブコメディ。
内容が韓国ならでは、という点はあるが。この映画を観ると、チェ・ジウと
いう女優さんはコメディエンヌという側面のほうが光っていると思うのです
が・・・。

新しい高校に赴任してきたチェ・ウンス(ジウ)は、クラスの超問題児の
ハン・ヨンヒに容赦ない対応をする。親に電話をする、といって職員室から
かけた電話に出たのは「大統領秘書室です」。 ヨンヒは大統領の娘だった
のだ。それをいいことにやりたい放題。でも母親に死なれて、本当はいい
娘なのだが、屈折してしまっていたのだ。
チェ先生は、護衛を引き連れて学校にやってきた大統領を前に
「娘さんの反抗的な態度の罰として、漢詩を100回、あしたまでに書いて
提出するように」と、宿題を出してしまいます。
まじめな大統領は、執務の間に一生懸命漢詩を書きます。そして、
チェ先生を青瓦台に招き、夕食会の席上、宿題を提出したのでした。
びっくりしながらも、大統領のまじめな態度に、ひかれる、チェ先生。

二人は、護衛をくらまして町へ逃げ出し、いろいろな体験を重ねます。
そんな大統領をチェ先生は、ますます好きになり、また大統領も先生に
引かれ、愛するようになるのです。しかし密会現場を新聞に写真を撮られ、
スキャンダルになってしまいます。チェ先生は「私は大統領が好きで、
下心をもって夕食会に行きました。私が悪かったのです。謝罪します」
と、自分を悪者にして、大統領を守り身を引こうと、マスコミの前で
コメントします。一方大統領は、プレスに対し、
「たまたま娘の教育のことで話し合っていただけ。チェ先生は娘の担任
以外の何ものでもない。こんごこうした行動は慎む」と心にもないことを
言ってしまうのでした。間近に迫った選挙を何とかするためだったのだが。

学校を辞め、田舎に帰るというチェ先生にヨンヒは「あきらめるの?」と
尋ねます。一方、大統領は、チェ先生を傷つけてしまったことを深く反省
し、再度記者会見を開き、「ピアノが弾けるというのは人気取りのための
付け焼刃であり、本当はピアノは弾けない。それと私はチェ先生を
心から愛している。傷つけてしまったことを謝罪したい」と国民に正直に
説明します。そして、誤解が解けた二人は、晴れて二人で青瓦台へと
入っていくのでした。

大統領が移動するたびに白バイを先頭にした一台護衛部隊が動くと
いう韓国ならではの光景、冒頭、新しく担任になるクラスの様子を
偵察するために転校生になりすまして、生徒から誰がボスで、だれが
問題児か探り出すところ、など面白く観ました。

現実的に韓国の大統領があんなことになるはずはないのですが、
まあ、夢物語なのでしょう。DVDで軽く観るのにいい映画じゃないで
しょうか。目くじらたてて論評するほどの映画ではありません。
この映画の詳しい情報は、みなさんご自分でリサーチしてください。
by jazzyoba0083 | 2006-08-01 22:40 | 洋画=は行 | Trackback(2) | Comments(0)

●「フライト・オブ・フェニックス Flight of The Phoenix」
2004 アメリカ 20世紀フォックス・ディヴィス・エンタテインメント 115分
監督:ジョージ・ムーア
出演:デニス・クエイド、ジョヴァンニ・リビシ、ミランダ・オットー他。

65年製作の「飛べ!フェニックス」のリメイク。旧作を観ていないので
判りませんが、本作が賛否両論なのは、オリジナルの出来は良いので
しょうね、きっと。

私は面白く観せて貰いました。ストーリーが奇抜で、実際は在り得ないので
しょうが、それが起きてしまうのが映画らしいんじゃないでしょうか?
輸送機の墜落シーンはCGの出来が良いので、迫真だし、10人に次から
次へと降りかかる災難も良い塩梅だと思います。

モンゴルの砂漠。アメリカの会社は油が出る見込みのない油井を閉鎖し
機材や人員を引き上げさせるため、フランクが機長の双発プロペラの
輸送機を派遣した。
輸送機は、ガラクタと9人の人員を乗せ、北京に向けて出発するが、
途中で砂嵐に遭遇、砂漠のど真ん中で不時着を余儀なくされる。
墜落の途中で一人が機外に飛ばされ、結局機長のフランクと助手のAJ、
そして8人(6人の従業員と1人の会社側役員、それに離陸の土壇場で
乗り込むことになった謎の男)は、砂漠での様々な困難、人間関係の
もつれ、水を巡るトラブル、砂漠に救う謎の武装集団、などと戦うのだった。

そして、謎の男エリオットが、双発のエンジンのうち1つは無事でこれを
生かして、単発の飛行機を作ろうと言い出す。彼は自分を航空機の
設計主任だ、と言うのだが。 じっと待つべきだ、と主張するフランクらと
対立するが、やがてエリオットが言うことを試すしかないことで皆が
一致する。
10人は力をあわせ、積んでいた機材をフルに使って、機体を切断したり
くっつけたりしながら、翼の上に人を乗せる飛行機を作り上げるのだった。
果たしてこんな飛行機が飛ぶのか?

2時間弱、色んなエピソードをまぶしながら厭きさせなかった。
ラストのパンチラインにも思わずニヤリとさせられた。深刻な映画では
無いが、気軽に観る事ができるアクションアドベンチャーではないかな。
日本でも本国でもヒットしなかったらしいけど、DVDで見る分には
楽しくていいんじゃないかなあ。
デニス・クエイドは「デイ・アフター・トゥモロウ」「アラモ」に出てましたね。
なかなか良かったのが、エリオットを演じたジョヴァンニ・リビシ。
「プライベート・ライアン」「スカイキャプテン・ワールドオブトゥモロウ」
などに出ていたんですね。オリジナルではドイツ人という設定だったそう
ですが、動きはまさにドイツ的でした。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-07-15 21:50 | 洋画=は行 | Trackback(3) | Comments(0)

ハメット HAMMETT

●「ハメット HAMMETT」
1982 アメリカ オリオン・ピクチャーズ+ワーナーブラザーズ 97分
監督:ヴィム・ヴェンダーズ 
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
出演:フレデリック・フォレスト、マリル・ヘナー、ピーター・ボナーほか。


しかし、こういう訳のわからん映画も観て、映画鑑賞力が付いていく
のでしょうね。 私にとってこの映画のよさは判りませんので駄作と
言わせていただきましょう。

サミュエル・ダシール・ハメットは1894~1961に実在した著名な
探偵小説などの小説家。代表作に「マルタの鷹」「影なき男」など
があり、レイモンド・チャンドラーと並び称される。

彼の小説と人生を映画の中で交錯させながら進むストーリーだが、
何を言いたいのか、何が面白いのかよく判らない。B級探偵映画
にもなっていないような気がする。

冒頭、ある小説を完成させ、ベッドに寝転ぶハメット。そこからは
本当なのか彼の書いた小説の中身なのかわからないストーリー
が展開する。

謎の中国人女に振り回され、サンフランシスコの実力者6人が
写ったポルノ写真をネタに強請られる彼らそして、ゆする
中国女との対決、そしてその中で親友を失う。
最後にまたタイプライターに向かうハメットが写しだされるのだが、
これが冒頭に戻るのか、新しいストーリーを作っていこうとする
姿を写しているのかが判らない。

禁を犯してDVDを最初から倍速で会話をチェックしてけど、
事件の内容は判るものの、ハメットの行動の時制が判らない。
俺って馬鹿なのかな。時間の無駄だったかも知れないが、
こういう映画を観て鑑賞眼を養っていくのだろう。反面教材。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-07-11 22:30 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

ホステージ Hostage

●「ホステージ Hostage」
2005 ミラマックス、ストラタス・プロダクション、エクイティ・フィルムズ 113分
監督:フローラン・シリ
出演:ブルース・ウィリス、ケヴィン・ポラック、ジョナサン・タッカーほか。

設定としては、家庭に問題を抱えた公務員が業務との板ばさみになりながら
アクションをこなし、ハッピーエンド、という、ありがちなもの。
全体としてやや説明不足な点があるのは、観る人に考えてね、ということか?
最後まで黒幕が判らないのは、イラつく。なんとなく警察の身内という臭いは
させてはいるが・・。

LAPDの特殊班交渉人だったジェフ・タリー(ブルース)は、父親が妻と少年を
人質にして立てこもる事件の交渉に失敗、少年を助けることが出来なかった
ことに大きなトラウマを持ち、田舎の警察署長となって恩給待ちの生活を
送っていた。しかし、度重なる事件などで?家族とは上手く行ってない。
そんな時、管内の山の上にある豪邸に3人組の少年?がクルマ目当てに
忍び込む事件が発生する。3人のうち一人のマースは、少年時代に父が母を
殺し自殺する、という経験を持ち、あたら若い人生を斜めに歩く狂気を
含んでいて、邸内から発せられた警報で駆けつけた若い女性警官を射殺して
しまう。偶発的に大事件になってしまったが郡警察本部はタリーに指揮権を
与えなかった。
実は賊が侵入した家の主、スミスはマネーロンダリングをしている会計士で、
その秘密のデータが入ったDVDが書斎に隠されていて、テレビで事件を
知った陰の巨悪たちは、タリーの家族を誘拐し、人質にし、タリーにDVDを
とって来い、と迫る。指揮権を外されていたタリーだが、スミスの息子(小学
1年生ぐらいか?)が、縛られたテープを外し、屋根裏伝いに姉の部屋に行き
携帯電話をゲット、991番経由でテレビに映っていたタリーに救助を依頼して
来た。また、犯人もタリーを交渉人に指定、現場の指揮はまたタリーの手に
戻った。
一方、3人の犯人たちも、たまたま金庫で見つけた400万ドルを巡って仲間
割れを起こし、狂気のマースは初めから怖じ気づいてやる気の無い、
兄弟の弟を二階から突き落として殺してしまう。そして、ついには兄まで・・・。
スミスも兄に殴られ、瀕死の重傷を負うが、タリーと犯人との取引で、
救助することに成功する。兄とマースは逃走用のヘリを要求するが、
タリーは中の姉と弟を何とか救出するため、犯人たちと交渉と続ける。
一方、タリーはスミスの息子に携帯で、書斎に行き、「天国は待っている」
という映画を取ってきてくれ、と依頼する。少年は屋根裏を伝って、
書斎に降り、DVDを手にすることに成功するが、賊の少年に発見されて
しまう。狂気の度が進んだマースは家に火をつけようと、クルマからガソリンを
抜き火炎瓶を作り始める。
強行班や狙撃班は、じわじわと犯人を追い立てる。タリーもいよいよ
強硬突入を決め、邸内にクルマで突っ込んでいくのだった。

最後、覆面の巨悪と対決するタリーだったが、そこでのスミスの行動がカッコ
よかった。ただ、最初にも言った様に、巨悪の具体像がイマイチ判らず、
残りが全体的に具体的に進むのに比べ、イライラする。復讐は最後まで
しっかり。
タリーが主犯?に何発も銃を撃ちこむシーンに彼の苦痛が現れていただけに。
結局、陰のボスのその後がどうなったかは描かれていない。
それに完全防犯システムに囲まれたスミスの豪邸にチンピラ3人がやすやすと
進入できたのも、イージーだ。加えて、タリーと家族の間の相克も説明不足。
それじゃ、駄作か?と聞かれれば、メイド・イン・ハリウッドのアクション映画
としてはまあまあ、楽しく観れたと思う。スミスの息子が小さい割りにしっかりと
いろんなミッションをこなしていくのは、まあ映画ですから、と許せる範囲だ。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-07-01 22:30 | 洋画=は行 | Trackback(2) | Comments(0)

●「ビクター/ビクトリア Victor/Victoria」
1982 アメリカ MGM映画 133分
監督・製作・脚本:ブレイク・エドワーズ
音楽:ヘンリー・マンシーニ
出演:ジュリー・アンドリュース、ジェームズ・ガーナー、ロバート・プレストン他。

1982年度アカデミー賞音楽(編曲・歌曲)賞
ゴールデン・グローブ女優賞 受賞作品

「ティファニーで朝食を」や「酒とバラの日々」のB・エドワーズが
本を書き、演出し、プロデュースを手がけて才人振りを発揮した
楽しいミュージカル。ヘンリー・マンシーニの音楽が相変わらず
美しい。

1930年代のパリ。売れない歌手ビクトリア(ジュリー)は、食うや食わずの
貧乏生活。オーディションにもなかなか合格しない。
無銭飲食を覚悟で入ったレストランで、これまた無一文のゲイの歌手
(R・プレストン)と出会う。
ゲイと生活をしていくうちに、この男、ビクトリアをポーランドの伯爵で
ゲイであったことがばれてパリに逃げてきた、という触れ込みで
劇場のプロデューサーに売り込むことに成功する。
舞台では本当は男だが、完璧な女形を演じ、ラストでかつらを取って見せ、
男であるとネタ証しをする仕掛け。もとより歌の上手いビクトリアだ、
たちまち大ヒット、夢のような生活が転がり込む。

そんな評判を聞いてアメリカのギャング一行が、クラブを訪れ、
ビクトリアのショーを観るのだが、そのギャング(J・ガーナー)が
ビクトリアに一目ぼれ。男だ、と判って愕然とするが、どうも、もうひとつ
釈然としない。探偵を雇って、調べさせるのだった。

一方、生きていく上とはいえ、意に沿わぬ男の女形を演じるビクトリアも
現状を打開したいと願う。そして、彼女もギャングに引かれていく。
そして、ラストには「私は女であることを舞台で告白するわ」と
決心。上手い形で(これは映画をみてくださいね)、ギャングとの恋も
成就させたのだった。

こころ優しいゲイを演じるR・プレストンが、実にいい味を出しています。
ラストがまた、プレストンにいい役回りが回ってくるのですが。
ジュリーは、実生活でも夫の監督の手の内で、ひょんなことから
男性を演じなければならくなった、落ちぶれた歌手を上手く演じています。

ヘンリー・マンシーニの劇中曲で、私が知っているものはありません
でしたが、独特のストリングスとアコーディオンを使った音作りは
和みますね。
ジュリーの作品としては「サウンド・オブ・ミュージック」や「メリー・
ポピンズ」ほど有名じゃないですが、大人のミュージカルとして
楽しめるものです。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-06-28 22:25 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「バタフライ・エフェクト The Batterfly Effect」
2004 アメリカ ニューライン・シネマ イメージムーヴァー 114分
監督:エリック・ブレス
出演:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、ウィリアム・リー・スコット他
<ディレクターカット版>

映画の冒頭でも説明されるように、「バタフライ・エフェクト」とは
「小さな蝶々のはばたきが、地球の裏では竜巻となる」という、初期の
小さな差異が将来予測不可能な大きな差異を呼ぶ、というカオス理論
の1つ。理論的にはやや難しい内容だが、観終われば面白かった。

エヴァンは、7歳のころから時々記憶が飛ぶいうある種の病気になり
医者の薦めで日記をつけることになる。
ある日、友達のトミーやレニー、ケイリーたちと悪ふざけしてダイナマイトを
赤ちゃんのいる家のポストに火をつけて入れ、母親もろとも爆殺してしまう。
また、遊びに行ったケイリーの家で、ロリコン親父に幼児ポルノをビデオで
撮影され、ケイリーは大きなトラウマを負う。
さらに、ケイリーの兄、トミーは超暴力的で、エヴァンの家の犬を袋に入れ
火をつけようとする。それを止めようとした妹とエヴァンを角材で殴りつけ、
妹のほほに大きな傷をつけてしまう。
そんなことがあった少年時代を経て、州立大学に通うようになったエヴァン
だが、7年間記憶が飛ぶことが無かった。
そこで、昔の日記を読んでみると、飛んだ記憶のところにタイムスリップ
をすることになる。そこでの行動を変えると、次の瞬間、現在の自分が
違うことになっている。
そこで、エヴァンは、エロ親父の所に戻り、説教をすると、次の瞬間
ケイリーとベッドの中にいたり、ダイナマイトを自分の手で取り出し
親子を救うことにした結果、自分が両手を失い、ケイリーはレニーの
彼女になってしまったり、母親がそのことで喫煙し肺ガンになってしまったり
タイムスリップして過去を変えてくる度に、現在が変わっていく。

あるとき、母親と占い師に手相を見てもらうと、「生命線が無い」「産まれて
きてはいけない人間だった」といわれる。

両手を失い、母を肺ガンにしてしまった結末をなんとか変えたいとエヴァンは
もう一度エロ親父のビデオ撮影現場に戻り、そこでダイナマイトに火をつけて
脅すと、ケイリーが手にして爆発しケイリーは命を落とす結末となる。
大好きな彼女を救わなくてはならない、と決心したエヴァンは、自分が
産まれる時を撮影した8ミリ映画を観ることで、母親の胎内にトリップし、
へその緒で、自分の首を絞めて産まれて来る事を阻止してしまう。
こうして、エヴァンが居なかった場合の現在が提示されていく。

愛する女性を救うためとはいえ、自分を抹殺する決断をするエヴァン。
悲しい結末ではありました。自分だったらそんな勇気は出ないだろうなと。
出だしのころは、頭のヒューズが飛んでしまった危ない少年たちのイタい話が
続くので、大丈夫かいな、と心配したのですがスピーディーな展開で
厭きさせることはなかったです。
不思議な感覚の映画でしたが、楽しめました。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-06-24 22:50 | 洋画=は行 | Trackback(3) | Comments(0)