カテゴリ:洋画=ま行( 130 )

●「メリー・ポピンズ Mary Poppins」
1964 アメリカ Walt Disney Productions.140min.
監督:ロバート・スティーヴンソン  原作:パメラ・L・トラヴァース
出演:ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク、デヴィッド・トムリンソン、グリニス・ジョンズ他
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<1964年度アカデミー賞主演女優、作曲、歌曲、特殊視覚効果、編集賞受賞作品>

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
ジュリー・アンドリュースのミュージカルは何と言っても「サウンド・オブ・ミュージック」に
トドメを刺すと思っている私としては、児童書出自の本作を敬遠してきた。
しかし、先日、この映画の製作の顛末を描いた「ウォルト・ディズニーの約束」を
観て、実際の映画を見てみたくなった次第。しかし、この年のアカデミー作品賞は、
ジュリーがブロードウェイでヒットさせたミュージカル「マイ・フェア・レディ」の映画版だった
のは何かの皮肉か。ま、現実的に作品を見たら、「マイ・フェア~」に軍配は上がるのは
仕方がない。しかし、だからといって、本作が一等落ちるというわけでもないのだ。

シャーマン兄弟の素晴らしい曲の数々、夢のあるストーリー、お子様向けっぽいけど、
実は結構ブラックな構成、エヴァーグリーンのミュージカルであることは確かだ。さらに
原作者のトラヴァースが激怒して嫌がったアニメと実写のコラボも見事だし楽しい。
この辺りはディズニーの面目躍如だろう。トラヴァースはヴァン・ダイクのキャストも気に入ら
なかったようだが、なかなか嵌っていたんじゃないでしょうか?

一番楽しかったのはやっぱり煙突のダンスのところ。提督のぶっ放す花火も美しい。
しかし、時代的にはロンドンの街は物凄いスモッグで、メリー・ポピンズも空を飛ぶのは
大変だったんじゃないか?と心配もしたりした。また、銀行役員の父が、クビを言い渡され
突然、壊れたふうに「スーパーカリフラジリスティック・・・」とやりだすところもいいカタルシス。
若きジュリーは美しく、当然歌も上手く、キャラクターも素敵で見とれるばかりだ。
140分と長い映画なので小さいお子様はちょいとキツイんじゃないかなあ。

事前に「ウォルト~」を観ていたので冒頭から色々と背景が分かって面白かったです。
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<ストーリー>
1910年。ロンドンでも美しい桜通りに住むバンクス氏(デイヴィッド・トムリンソン)は銀行家で
気むづかし屋。奥さん(グリンス・ジョーンズ)も婦人参政権運動に夢中で子供は放りっぱなし。
乳母任せの子供たちは腕白ざかりで一向に乳母が居つかない。
ある日、子供たちは自分の夢にぴったりの、優しくて、美しい、親切で若い乳母の条件を
書いて父親に見せたが父は紙片をストーブに放りこんでしまった。それは煙突から空高く
飛んでいった。

翌朝、パラソルを開いた若い女性がフワフワ空からやってきた。子供の書いた紙片を持って。
メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)である。自分勝手に子供部屋へ行き、指を鳴らすと
魔法のように散らかったものが片づき、不思議な鞄からは何でも出すのだ。
日課の散歩のときなど大道芸人バート(ディック・V・ダイク)の描く絵の中にさえ入って行け、
遊ぶことさえできる。彼女がやって来てからは家中が朗らかになり、歌まで歌いだしたのが
バンクス氏は不思議でたまらない。

子供の躾に厳格なバンクス氏は子供たちに倹約を教えようと預金させようとした。銀行の
老頭取が無理に預金をさせようとしたので、子供は思わず「私のお金を返して!」と大声を
だした。それを聞いた預金者たちは銀行が危ないのではないかと勘違い、あわてて払い
もどしに殺到、大混乱になった。逃げだした子供は途中で煙突掃除夫姿のバートに出会った。
煙突だらけの屋上に上ると、煙突の中からメリー・ポピンズが現れ、あちこちから煙突掃除夫が
飛んできて、皆で踊りつづけた。

その夜、バンクス氏は銀行から呼び出しをうけて重役から叱りとばされたが、メリー・ポピンズの
ことが目に浮び、まったく気にならない。翌朝、陽気になったバンクス氏は一家揃ってタコあげに
でかけた。一家の楽しそうな姿を見てメリー・ポビンズは風に乗って空に舞い上がった。
公園では銀行の重役までがタコ上げにきょうじている。重役たちはバンクス氏を重役にすることを
決めみんなで楽しんでいたのだ。メリー・ポピンズはきっとこれからまたどこかへ幸せをまきに
行くのだろう。(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-06-23 23:40 | 洋画=ま行 | Comments(0)

●「マイ・ブラザー 悲しみの銃弾 Blood Ties」
2013 フランス・アメリカ Les Productions du Trésor,and more.127min.
監督・(共同)脚本:ギヨーム・カネ
出演:クライヴ・オーウェン、ビリー・クラダップ、マリオン・コティヤール、ミラ・クニス、ゾーイ・サルダナ、
    ジェームズ・カーン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
面白かったです。設定は良くある、出来の悪い兄貴と、正義の弟という構図に家族が
巻き込まれるクライムものにして家族ドラマでもある作品。
1974年のNYという設定で、衣装、町並み、クルマ(これが素晴らしい)、音楽、
時代考証と実際のプロダクションデザインが、この時代を知る世代を泣かせる。

刑事の弟役のビリー・クラダップという役者さん、多くを知りませんが、年なのか若いのか
よく分からんかったけど、存在感の大きいクライヴ・オーウェンに負けずに頑張っていた。
女優陣が豪華だった。

結論から言えば、みんな「自業自得」、「身から出た錆」で人生を台無しにしているんだ
けど、特にタイトルになっている兄弟愛は、まさしく「血は水より濃し」というカタルシスに
繋がっていく。極悪人の兄貴なんだけど、いろいろあって喧嘩もしてきたが、やっぱり
血の繋がった弟、そして兄であったのだな。この邦題より原題のママの方が良かったんじゃ
ないかな、と思った。

クライヴ・オーウェン演じる50がらみの長男クリスは、幼い頃からの悪で、これまでの
人生のほとんどを少年院や刑務所で過ごしてきた。相当に大きくなった子どもたちと
初対面だったり、妻は、嘘ばかりの旦那に愛想を付かしていた。

弟のフランクはNYPDの刑事で、その能力は幹部に買われていた。しかし、兄の存在が
ネックとなっていた。クリスは出所後、弟の口利きで自動車修理工場で働き始めるが
まじめに働いたことのないクリスにとって耐えられない仕事であった。そこでレジ係の
女性ナタリー(ミラ・クニス)と知り合い、いい仲になる。

一方弟のフランクは、かつてから交際していた黒人女性で、その後結婚した旦那がこれまた
悪いやつで、服役してしまったのだが、その女性ヴァネッサ(ゾーイ・サルダナ)との縁が
切れないでいた。

そんなか、やっぱり悪事から手を洗えない兄は、付き合い始めたナタリーに、カネがない
ばかりに何もしてあげられないことに焦燥、結局強盗の手配師から、飲み屋を襲って
カネを強奪する仕事を請け負う。結構手荒に人を殺しまくる。働いていた少年すら
一瞬躊躇するが射殺してしまう。根っからの冷血なんだな、と思わせる。
当然、手配師は更にでかい仕事をクリスに持ちかける。現金輸送車を襲うのだ。

警察は事前にこの強盗の情報を入手し、弟も含めて貼りこむが、銀行前では何も起きず、
警察は解散してしまう。しかし、走り去った輸送車の後を追いかける兄の姿を目撃し、
追うフランクと相棒。兄を含む強盗団は、ニセのパトカーと警官を使って輸送車を停めて、
爆弾で扉を開て、中から現金を強奪、ここでも容赦の無い殺戮が繰り広げられた。
フランクはショットガンを持ち、応援を待て、という相棒を無視して、強盗団に銃撃を
浴びせる。しかし、強盗団は逃走。目出し帽の兄は走って逃げるが、弟の銃弾を背中に
受ける。走ってきたトラックを停めて逃走しようとするが、弟が追いつく。覆面の男に
銃を構えた弟は、その男が兄と知り、逮捕することが出来なかった。兄はまんまと逃げる。

当然警察署内では、フランクに兄を見逃したのか、という嫌疑がかかる。そこでフランクは
刑事を辞めてしまう。

フランクと付き合い始めていたヴァネッサは獄中にいる夫に離婚話を持ち出す。激怒する
夫だった。一方大金を手に入れたクリスは、元妻に管理買春をさせ、さらにカネを儲け始めた。
さらに、クリスはナタリーにプロポーズし、結婚することになった。弟に式に来てくれと頼む
クリスであったが、フランクは姿を見せなかった。

そうこうするうちにヴァネッサの夫が出獄し、クラブで兄クリスと対面、嫁に手をつけた
弟を許さないと口にすると、激怒したクリスは夫をボコボコの半殺しにして、「弟に手を
出してみろ、俺が必ずお前を殺す!」と言うのだった。
そんな状況で、弟フランクは、ヴァネッサと、しばらく遠くの街に逃れることにした。
一方、フランクは、警察の手が兄に伸び始めていることを仲間から知り、兄に電話、
幼いころ、それをやらなかったばかりに、兄は補導された「人が近づいたら3回ノックしろ」
という行為を電話機でテーブルで叩いて知らせたのだ。すぐにそれが何を意味するか
理解したフランクは、身重になったナタリーを置いて、弟の家に向かった。

しかし、ヴァネッサの夫は、フランクの大家から所在を聞き出し、復讐しようとグランドセントラル駅に
向かった。そのことを知ったクリスは、パトカーに追いかけられながらも駅に急ぎ、
弟を狙う夫を見つけ、銃撃する一歩手前で、彼を射殺、あとから来た警察に潔く降伏
したのだった。

この物語に、兄弟と家族、特に父親とのことが挿話として語られる。初めは良くあるB級映画か
と思っていたら、なんとなんと、結構面白い構成で、緊張しつつ見ることが出来た。

描かれている人物一人ひとりは欠陥を抱えたダメ人間。管理買春していたクリスの元妻も
警察に捕まった。まあ、彼女が免罪符としてクリスの悪事を警察に垂れ込んだのだけれど。
冒頭にも書いたけど、「血は水より濃し」ということで、宜しいのではないでしょうか。
クルマ好きとしては70年代のクルマを良くも沢山集めたな、と感心してしまった。
日本ではアンダーレイテッドな作品じゃないでしょうか。
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この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-06-22 23:30 | 洋画=ま行 | Comments(0)

●「メラニーは行く! Sweet Home Alabama」
2002 アメリカ Touchstone Pictures(Presents) and more.109min.
監督:アンディ・テナント
出演:リース・ウィザースプーン、ジョシュ・ルーカス、パトリック・デンプシー、キャンディス・バーゲン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
主人公のキャラクターに共感が出来なくて、なんだか不快な気分で見終えたら、
多くの方が同じ感想を持っていて安心した。邦題が30年代の映画いっぽいなあ。
「メラニーは行く!」って、どこへでも行けば!! って感じな映画。
ああ、パトリック・デンプシーが可愛そうだわ・・・。ファンは怒っただろうなあ。

アメリカでは大ヒットしたそうだが、「キューティー・ブロンド」でブレイクしたウィザースプーンが
見たかったからじゃないか、と思うよ。観た人全員がこの主人公に共感出来ていたとすれば
アホじゃわ。それだけ、メラニーという女は自己中でね、土壇場で元々愛していた男に戻る、
という設定は定番だが、主人公の性格が映画を壊した感じだな。だから最後に振られる
パトリック・デンプシーが余計にいいやつに映る。ウィザースプーンはこの映画で損して、
デンプシーは男を上げたというわけだ。

アラバマが田舎のメラニーはNYに出て、ファンションデザイナーとして成功する。そして
彼氏は、ニューヨーク市長の息子にしてメチャクチャイケメン、母親は将来は大統領へと
目論んでいる若手の政治家アンドリューと交際していて、お金持ちでもあるアンドリューは
ティファニーを貸しきって、プロポーズ。「好きな指輪を選びなよ」って金持ちしか言えない
セリフをいっちゃうんだな。付き合って8か月、戸惑いもあるメラニーだったが、彼の
プロポーズを受ける。しかし、彼女には幼い頃から将来を約束し、高校生で結婚、結局は
流産だったが赤ちゃんももうけた夫ジェイクが居た。

アラバマに離婚届けを持ってジェイクを訪ね、サインして!と迫るメラニー。二人はすでに
7年間も離れていたのだった。どこかでジェイクとの運命的な繋がりを感じてはいるメラニー
だったが、アンドリューとの結婚式はとんとんと進み、最初は嫌がっていた母親(キャンディス)も
アラバマにやってくる。NYのホテルで盛大な式を、と思っていたアンドリュー母子だったが
メラニーがアラバマにこだわるので、アラバマで式と披露宴ということになった。

この間映画では、メラニーが自分は豪邸を持つ一族の出で、とかアンドリューに大嘘を
つきまくるが、実は高校生時代には猫に火を付けて走らせたり、ヤンチャの限りの悪童
だったのだ。それがバレるのが怖いメラニーは、田舎の同級生の暖かい?友情で、切り抜け
ていくのだが。1つ嘘をつくと、そのために2つ嘘を付かなくてはならなくなるというはめになり
結局両親は普通の家の人だということはゲロしなくてはならなかった。

さてさて、いよいよアンドリューとの式の当日、メラニーの弁護士が式場にやって来て、
ジェイクはサインしてくれたけど、あんたのサインがないぞ、離婚は成立してないぞ!と
いう。おいおい、そんなマヌケなことがあるのかよ!!メラニー!!
ここに至って、メラニーはセレブの婚約者を振り、元のジェイクとのさやに復帰するのだ。
ジェイクは人がいいから、笑顔で許しちゃうんだな。なんて心の広いやつなんだ。
当然母親は沢山の関係者を集めておいて、宣誓の直前にみんなの前で恥をかかされて
激怒!当然でしょう。私は母親の気持ちこそ普通だと思いましたよ。

まあ、かくして自己中のメラニーはジェイクとよりを戻して、幸せに暮らしましたとさ、と
いうことなんだろうな。やれやれだ。
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<ストーリー>
前作「キューティ・ブロンド」で一躍トップ・スターの仲間入りを果たしたリース・ウィザースプーン
主演のラブ・ストーリー。大都会で成功したヒロインが、“過去”を清算するため訪れた故郷で
本来の自分を見つめ直していく姿を描く。
監督は「アンナと王様」のアンディ・テナント。
共演は「ビューティフル・マインド」のジョシュ・ルーカス。
 
メラニーはニューヨークで活躍する若手ファッション・デザイナー。恋人のアンドリューは富豪に
してニューヨーク市長の息子。仕事もプライベートも誰もが憧れるパーフェクトな毎日を送って
いた。そして新作コレクション発表の当日、ショーを無事終えた彼女は貸し切りのティファニーで
ついにアンドリューからプロポーズを受けるのだった。まさに人生最高の瞬間、のはずが、
彼女には1つだけ気がかりなことがあった。
実は、彼女は高校時代にはずみで結婚してしまい、夫のジェイクが未だに離婚に応じてくれ
ないのだった。そこでメラニーは、離婚届を手に過去に決着を付けるためアンドリューに内緒で
故郷アラバマへと向かうのだったが…。」(allcinema)

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by jazzyoba0083 | 2015-06-13 23:20 | 洋画=ま行 | Comments(0)

●「ミス・ブルターニュの恋 Elle s'en va」
2013 フランス Fidélité Films  113min.
監督:エマニュエル・バルコ
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ネモ・シフマン、クロード・ジャンサック、ミレーヌ・ドモンジョ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
★は6,5といったところか。カトリーヌ・ドヌーヴといえば、個人的には40年ほど前、
大学時代に下宿の部屋の壁に「恋のマノン」の写真が飾ってあるくらい、私は
彼女のファンだった。今思えば、まだ20歳代だったわけで、その整った顔立ちは
所謂、典型的な「美人」であった。金髪がまたよく似合う顔立ちだったな。

そのカトリーヌもこの映画を撮った時は69歳。まだまだ美しいが、おそらく整形で
手直しはされているだろう。ちょいと頂けないのが豊満すぎる体つきだな。でも
それだからこそこの映画が来たのかもしれない。

ベティはその昔、「ミス・ブルターニュ」に選ばれたこともある、かつての美人。
結構流行っているようにみえるレストランオーナーだが、台所は火の車、既に夫は
亡く、不倫関係の男がいる。しかしこの男が若い女を妊娠させ、本妻の激怒を買い、
とばっちりで不倫相手のベティに別れ話が来る。老いらくの恋も、破れ、仕事も上手く行かず、
年代物のベンツのワゴンを一人運転して、あてのないドライブに出る。

本作はこのドライブのロードムービーということになる。ニコチン中毒か、と思えるくらい
タバコが好きで、タバコ目当てで入ったバーで、おそらく熟女専門の若い男に親切にされ
酒の勢いで一夜を過ごす。帰ろうか、と思った時、疎遠になっている娘から、孫息子を
祖父のところへ連れて行って欲しいと頼まれる。それがシャルリだ。ピックアップしに
娘の家に行くと、荒れ放題の家の中にシャルリがいた。こいつがおそらく10歳くらいだと
思うのだけれど、妙に大人びていて、味があり、本作の出来を救っている部分が大きい。

さて、シャルリとのドライブが始まったが、途中でクレジットカードが使えなくなりお金が
無くなったり、シャルリを怒らせて、どこかへ行かれてしまったり、途中で、全仏の
1969年のミス・フランスの地区優勝者を集めるイベントに参加して、めまいを起こして
病院に担ぎ込まれたり、という騒動が続く。その病院でシャルリの祖父に出会うのだった。
つまりベティの娘の夫の父親。

祖父の家にシャルリと行くのだが、本来そこで目的は果たせた訳だが、その頃になると
憎まれ口を叩いていたシャルリはすっかりベティに懐いてしまい、別れたくないと言い出す。
そこに娘がやってきて、自分が如何に母親に無視されて育てられたか、恨みつらみを
ぶちまけられる。そこを救ったのはシャルリの祖父だった。「謝るか、出ていくか、しろ」。

祖父は地方議員かなんかに立候補していたが、選挙の結果、落選してしまう。しかし、
庭でテディの料理を味わいながら結果を待っていた支持者の老人たちは、人生にはいいことも
あるさ、と明るい。そこに母親も登場。祖父はおそらく一目見た時からベティを気に入って
いたらしいが、ベティの方も、娘の一件などもあり、祖父に心を寄せるようになり、
庭においてあるキャンピングカーの中で一夜を過ごすことになった。その朝、窓から
シャルリに覗かれたりして。そしてシャルリは叫んで走っていった、「人生は続く」と。

そんなお話。フランスの町並みや田園風景は美しいし、音楽もいい感じ。しかし、ベティの、
やりてなのか、気が小さいのか、よく分からないキャラクター付けに一工夫必要かと感じた。
それを救っていたのがシャルリの存在だ。トラブルはあるけど老いてなお盛ん、人生は続くよ!
ということなんだろうけど。娘のキャラクターもよく分からなかったな。
ベティにはその昔、婚約者がいて、ミス・ブルターニュに選ばれた帰り道、交通事故で亡くなって
いて、それが人生のトラウマになっている、ということなんだけど、それが彼女のキャラクターに
影を落としているようには描かれていないと思うのだけれど。
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<ストーリー>
「本作を撮影した時期は69歳だったドヌーヴ。役どころはなんと、失恋してドライブに出発する
女性。監督・脚本は「なぜ彼女は愛しすぎたのか」「パリ警視庁:未成年保護部隊」など、
フランスで映画作家や女優として活躍するE・ベルコ。
本作では女性が老いることをテーマにしたが、セックスの問題まで取り上げたのはフランス
映画らしい。それでもシリアスというよりは、多彩な人物が交錯するコミカルなロードムービーと
いう仕上がり。
シャルリ役の子役N・シフマンはベルコ監督の息子。WOWOWの放送が日本初公開。

レストランを経営するベティは19歳の時、ミス・ブルターニュに選ばれた。夫が亡くなって
老いた今はある男性の愛人だが、男性が別の若い女性に夢中だと知って落胆。
気晴らしにひとりでドライブ旅行に出発するが、ちょっとした事件が続く。そこへ仲が
よくない娘ミュリエルから、ベティの孫シャルリをミュリエルの義父の家に連れていくよう
頼まれる。承諾したベティはシャルリを車に乗せるが、シャルリは生意気盛りの男の子で……。 」
(wowow)
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by jazzyoba0083 | 2015-04-01 23:45 | 洋画=ま行 | Comments(0)

●「マラヴィータ Malavita(The Family)」
2013 アメリカ・フランス EuropaCorp,Relativity Media,TF1 Films Production.111minm.
監督:リュック・ベッソン 原作:トニーノ・ブナキスタ「隣のマフィア」(文春文庫刊)
出演:ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ、ダイアナ・アグロン、
    ジョン・ディレオ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
さすがはベッソンという、ヴァイオレンス+コミカル+スピード。原作があるので、それを
どう映像表現するのか、ということなんだけど、その点ベッソンは安心して見ていられるし
期待もできる。その点ではプロットの持って行き方も含め、面白く観ることが出来た。
エンタテインメントとして面白く、面白い以外に、こういう家族もあるんだなあ、位の感想しか
持てないんだけど。

製作総指揮にマーティン・スコセッシ、主演がロバート・デ・ニーロという黄金コンビ。共演が
ミシェル・ファイファーというだけで、何かありそうだな、という感じが冒頭から沸々と。(笑)
冒頭の一家虐殺シーンが観客に刷り込まれ、あたかもこれから観るデ・ニーロ一家の末路か、
と思わせておいて・・・というのも上手いなあ。

それぞれの人間関係がだんだん分かってくるのも映画に引き込む手段としてはありだな、と
感じた。私はこの一家が何らかの事情で集められた「ニセ一家」なのかな、と思ったし、
トミー・リー・ジョーンズのスタンスも、何だろう、という感じだった。それが、ファミリーを
FBIに売ったNYのかつてのマフィアのボス一家が保護プログラムでノルマンディーの
片田舎に監視つきで、暮らしているという設定で、トミー・リー・ジョーンズはFBIのボスで
あるわけだ。

この一家がやることなすことハチャメチャで、切れたら何をしでかすか分からん一家なんだ。
息子と娘も学校でやりたい放題。しかし娘は学校に来た数学の代理教師に一目惚れ。
息子は、学校で悪行を責められ13歳だが、パリで一人で商売する、と言って出て行った。
そんな折に息子が学校新聞に掲載したNY時代のマフィアのボスのジョークを借りたところ
その学校新聞がなぜかNYの刑務所にいる、売られたマフィアのボスの手に渡り、一家の
潜伏場所がバレてしまい、多数の殺し屋が送り込まれる。

映画の半分はまるでコメディのように進んでいくが、殺し屋の登場あたりで結構シリアスに
なってくる。がドンパチも含め、いかにもベッソンらしいバカバカしさもありで、楽しくと言うと
言葉が悪いかもしれないけど、観てしまう。まあ、送り込まれてきた殺し屋部隊が、一発目の
攻撃に携帯式対戦車ミサイルをぶっ放す、までは良かったのだが、旅立つ駅頭で殺し屋部隊の
到着を見て引き返してきた息子や、恋人に振られて自殺しようかと思っていたのを止めて
家に戻ってきた娘を加え、ドンパチ合戦になるのだが、あっという間に殺し屋はヤラれちゃうんだ
よね。ちょっと弱すぎ。ならば、殺されちゃった監視係のFBIの二人はかわいそうだったなあ。
で、部隊のボスは、娘を追いかけている所を、急を知ってクルマで駆けつけたトミー・リー・ジョーンズ
にハネられて死んじゃうし。

こうして一家はまたここに住めなくなり、別の場所に移動していくのであった。デ・ニーロは
ノルマンディーへ来て、小説家を名乗り、まじで自叙伝を書き始めていたのだが、また一から
書きなおしだ、とボヤく。

デ・ニーロは切れると何をするかわからないのだが、保護プログラム下で妄想することで
我慢をしていたのだが、水道から茶色い水が出るため修理を頼んだ配管工が家中のパイプを
変えさせようとしたため、バットや金槌で全身12箇所を骨折させ半殺しの目に合わせたり、
また茶色い水の元凶である化学工場の社長をクルマで引きずり回したり、そして汚染水の
元のタンクに爆弾をしかけたりするのだ。
更に、作家を名乗っているので、街の映画サークルの講演会に招かれ、アメリカ映画を見て
議論をしようというのだが、予定していた映画が来ず、代わりに来たのがスコセッシの
「グッド・フェローズ」!!! 隣にいたトミー・リー・ジョーンズは頭を抱える。映画が終わり、
話し始めたデ・ニーロは殆ど自伝のようなことなので、マフィアしかしらないようなことを喋り
会場から喝采を浴びていた。そんな頃に殺し屋が家に近づいていたのだ。

まあ、なんというか、狂気の一家?のとんでも生活といったところかな。全体としては面白く
観ることが出来ました。デ・ニーロとファイファーがいいね。娘役のダイアナ・アグロンは
キャメロン・ディアス系のお顔で可愛かったね。
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<ストーリー>
 監督を務めるリュック・ベッソンが、マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロの
黄金コンビをそれぞれ製作総指揮と主演に迎えて贈るクライム・ドラマ。
原作はトニーノ・ブナキスタの『隣りのマフィア』。FBIの証人保護プログラムによって
フランスに移住した元マフィアの男とその家族、というワケあり一家が巻き起こす大騒動を描く。
共演はミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ。

 フランス・ノルマンディ地方の田舎町に引っ越してきたブレイク一家。一見ごく普通の
アメリカ人家族と思いきや、主のフレッドはなんと元マフィアのボス。敵対するファミリーの
ボスを売ってFBIの保護証人プログラムを適用され、家族とともに世界各地を転々とする
日々を送っていた。監視役のFBI捜査官スタンスフィールドから地元コミュニティに溶け
込めと忠告されるも、ついつい悪目立ちしてしまうフレッド。
おまけに妻と2人の子どもたちもかなりのトラブルメイカー。そんな彼らの潜伏場所が
仇敵にバレるのは時間の問題。ほどなく一家のもとには、フレッドの首を狙う完全武装の
殺し屋軍団が送り込まれてくるのだったが…。」(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-03-05 23:15 | 洋画=ま行 | Comments(0)

●「もうひとりの息子 Le fils de l'autre」
2012 フランス Rapsodie Production,Cité Films.105min.
監督:ロレーヌ・レヴィ
出演:エマニュエル・ドゥヴォス,パスカル・エルベ,ジュール・シトリュク,マハディ・ザハビ,アリーン・オマリ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
イスラエルとパレスチナという今なお激しい対立が続くエリアでの、衝撃の出来事を
家族というレベルで描いた、なかなかの佳作。終わり方も悲劇的でないので、本作を
悪くいう人はそう居ないとは思うけど、個人的にはやや美しく仕上がりすぎで、平板だ
ったかな、という印象。故に★は8に届かなかった。

12年の東京映画祭でグランプリを獲った作品なので、実力はあるのだと思うが、
東京で獲ったというのが、日本人のメンタリティ視線が大きいと感じる。欧米では
こんな綺麗事で済むか、というもっとな生々しい現実なんだろう。

とはいえ、単純な赤ちゃん取り違え事件から家族という単位で、人間の本質、
民族や宗教での対立や不寛容の不条理と現実を魅せつけていく流れは見やすく
彼の地での絶望感みたいなものを始めとして、見ている人はおそらく人間に関する様々な
思いが去来するだろう。その辺りはすっきりしていて良いと思った。
取り違えられたパレスチナの家族がもう少し貧しい(十分貧しいのだがベンツ乗っているもの)
描き方で落差を付けたほうがより悲劇性が際立ったのではないか。

またヤシンの兄が、実は本当の弟ではないと分かってからの態度が、母から「心を
開きなさい」と言われたことをきっかけに、割りと早いうちに、イスラエル側と馴染んで
しまうのもやや不自然さを感じた。両家とも当地ではそこそこ恵まれた家であったのも円満
解決の遠因であったようだし、取り違えられた子同士がいいやつだし、母親同士も
頭いいし、そのあたり無難だったかな。

しかし、赤ちゃん取り違えで、世界で一番やってはいけないユダヤとアラブの取り違えと
いうのは思いつきそうでなかったテーマなんだな。そうなる設定が難しいのかも。
イスラエル人とアラブ人の赤ちゃんが同じ病院にいる、とうのが。今回はそれを
湾岸戦争のドタバタを利用したわけだ。

18年間、自分はユダヤ人でイスラエル人と思っていたヨセフ、片やパリで勉強した
パレスチナ人ヤシンも、自分の出自はアラブであり、パレスチナに医師として帰って
来ることを夢見ていた。その二人がある日突然、アイデンティティの崩壊に瀕する
訳だ。それはそれはショックだったと思うけど、二人は仲良くなっちゃうんだな。
それぞれの両親も18年間自分の子供として大切に育ててきたのにある日、自分らの
子供ではないことが分かるショックというものは、私らの想像を超える。それが
イスラエルとパレスチナという構図の中では、日本人はリアリティを持ちにくいだろう。

結局2つの家族は様々な難局を乗り越えて、心を通わしていくわけだが、
「人類は皆家族」「地球上の人間がいがみ合っていてどうする」というお気楽な感想が
出てきてしまうのだが、現実はそう簡単ではないのだな。
この女流監督さんは、人類の壮大な矛盾を家庭というミニマムな社会単位において
告発しているのだが、その表現の優しさゆえに物足りないとするか、いやいや優しさ
故に余計に胸に響く、という二手の見方になるのではないか。

見て損はない佳作である。
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<ストーリー>
「いまなお根深い対立が続くイスラエルとパレスチナの問題を背景に、それぞれの家族の
間で子どもの取り違え事件が発生したら、という衝撃的な題材で描き出す感動の家族
ドラマ。
子どもの誕生から18年目にあまりにも残酷な事実を突きつけられた憎しみ合う2つの
家族の動揺と、幾多の葛藤を重ねながら辿る選択への道のりをリアルな筆致で描き出す。
監督は本作が長編3作目となるフランス人女性、ロレーヌ・レヴィ。
2012年の東京国際映画祭では、みごとグランプリと最優秀監督賞の2冠に輝いた。

 テルアビブに暮らすフランス系イスラエル人家族の18歳になる息子ヨセフ。ある日、兵役
検査で両親の実の子ではないことが判明する。18年前、湾岸戦争の混乱の中、病院で別の
赤ん坊と取り違えられていたのだ。しかも相手は高い壁の向こうに暮らすパレスチナ人夫婦の
息子ヤシンだった。最初は事実を受け止めきれず激しく動揺するヨセフとヤシン、そして
それぞれの家族たちだったが…。」(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-11-10 22:30 | 洋画=ま行 | Comments(0)

●「ミッドナイト・ガイズ Stand Up Guys」
2012 アメリカ Lionsgate,Sidney Kimmel Entertainment,Lakeshore Entertainment.85min.
監督:フィッシャー・スティーヴンス
出演:アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、アラン・アーキン、ジュリアナ・マルグリーズ他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
このところ、ハリウッドではかつての名優が大活躍だ。本作もオスカー俳優が3人揃って、1時間半、
いい演技を見せてくれる。自分が近い年齢になってきた、ということもあるが、評価の定まった
名優の演技は、それを観ているだけで価値があるので、楽しい。
ましてや、本作は物語も単純で、かつ映像も計算されていて、ほのぼのと見終えることが出来た。

28年間(!)、無実の罪を一人で被って刑務所に入っていたアル・パチーノの良さもさることながら、
クリストファー・ウォーケンが良かったなあ。孫娘を想いながらの行動が泣かせる。
アラン・アーキンは、二人に比べると出番は少ないが、3人組の話として欠かせない存在だ。

アル・パチーノは、やることは時としてめちゃくちゃだが、結構哲学的なセリフを吐く。これがなかなか
いい。アラン・アーキンの葬儀の弔辞の時の「人は2度死ぬ。1度は肉体が滅びるとき、2度めは
名前を呼ばれることがなくなった時だ(忘れられる時)。」なんて、なかなか言えません。そういう
ギャップもまた楽しい。

幼い頃からのわるがきトリオは大きくなってからもギャングの手先として悪いことをしていたのだが
アル・パチーノが刑務所に入ったことで、残りの二人は引退する。
ウォーケンは油絵で朝日を描いて、という規則だだしい生活を送る。近くのダイナーで働く
孫娘のところに朝飯を食べに行くのが日課だ。(ただし、この娘はウォーケンがおじいちゃんである
ことを最後まで知らない)。アーキンは体を壊して、看護師をしている娘から離れて介護施設で
暮らしている。

そんな折、アル・パチーノが28年の刑期を終えて出所してきた。迎えに来たのはウォーケンだけ。
しかも、ウォーケンはボスから、かつての銃撃戦の中で、アルに息子を殺されたと信じていて
(不可抗力の自己だった)、刑務所で黙っていてやったにも拘らず、アルを殺せ、と指示されて
いた。期限は次の日の朝10時。

親友を殺せるわけもなく、またアルは妙にウォーケンに殺されてもいいや、と思っている節が
ある。二人で夜の街を徘徊し、バイアグラを片手にいっぱい飲んで娼婦を買ったり、ケインを
介護施設から釣れだして、不良のスポーツカーを盗み出して夜の街をぶっ飛ばし、トランクに
閉じ込められていた女性の敵を討ちに行ったり、そんなことをしているうちに無理がたたって
ケインは運転席で絶命してしまう。これを娘の看護師に伝えにいき、夜中に墓場に埋め、
3人で葬儀を行うのだ。看護師の娘は彼らの行動に感謝する。

刻限の朝10時は刻々と迫ってきた。二人は紳士服店に侵入し、スーツを新しくし、そこに
ウォーケンに殺しの最速に来たボス=クラップハンズの手下を懲らしめて、ボスのところに
向かう。
その前に朝食を摂った二人だが、アルは、ダイナーの店員がウォーケンの孫であることに
感づいていた。ウォーケンはクラップハンズに、アルを許してやれ、と電話するが、
ボスは激怒し、絶対に息子を殺したやつは許さん、と聞かない。

ウォーケンは自分の家の鍵をダイナーの「お客様からのメッセージボード」に孫娘の名前を
書いてピンで止め、家も貯めた金もみんな孫にやる決心をして、アルとボスのもとへと
殴り込みに出かける。

最後アルとウォーケンがどうなったかは描かれていないが、願わくば、あの二人の爺さんたち
が、ボスをやっつけて、そののち悠々とした生活を送っていてもらいたいものだ。
そんな余韻を残して映画はジョン・ヴォン・ジョビの歌で終わっていくのだ。

良い味わいの映画であった。
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<プロダクションノート&ストーリー>
「かつての仲間たちの生き様が詰まった一夜を描くギャング映画。
監督は「酔いどれ詩人になるまえに」に出演する一方「はじまりはキッスから」などで
メガホンを取るフィッシャー・スティーヴンス。
28年ぶりに出所しかつての仕事仲間と羽目をはずす男を「ゴッドファーザー」で世界的な
人気を集め「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」で第65回アカデミー賞主演男優賞を
受賞したアル・パチーノが、仲間への思いとボスからの指示の間で葛藤する男を
「ディア・ハンター」で第51回同助演男優賞を受賞したクリストファー・ウォーケンが、
もう一人の仲間を「リトル・ミス・サンシャイン」で第79回同助演男優賞を受賞した
アラン・アーキンが演じている。

28年もの長きにわたる刑期を終えたギャングのヴァル(アル・パチーノ)は、出所して
まず仕事仲間のドク(クリストファー・ウォーケン)と再会。親友との再会を喜び合い、
盛り場へ繰り出して28年分の鬱憤を晴らすべく羽目をはずす。
一方ドクは、ボスのクラップハンド(マーク・マーゴリス)から翌朝10時までにヴァルを
抹殺するよう指令が下されており、親友を前に葛藤していた。
ついには指令についてヴァルに告白してしまう。二人はその問題から目を背けるかの
ように盗んだスポーツカーで3人目の仲間ハーシュ(アラン・アーキン)に会いに行く。
スポーツカーに若い女が監禁されているのに気付いた彼らは、女を連れて首謀者の
アジトへ乗り込む。人助けや警察とのカーチェイスなど、娑婆の空気を味わうヴァル。
約束の時間は、刻一刻と迫っていた……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-10-14 23:10 | 洋画=ま行 | Comments(2)

●「マキシマム・ソルジャー Enemies Colser」
2013 アメリカ・カナダ Boulston Productions Limited,Payton Productions.85min.
監督・撮影:ピーター・ハイアムズ
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、トム・エヴェレット・スコット、オーランド・ジョーンズ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
日本未公開の作品を放映するWOWOWの「ジャパン・プレミア」で鑑賞。日本でビデオ
スルーになるのには、いろいろと理由があるけど、本作は、キャスティング・ストーリーともに
地味で、かつ短いので、テレビの90分スペシャルを観ているようだ。今では恐らく、HBO
のようなプロダクションの作るテレビドラマの方が質が高いものがある。

しかし、短い時間の暇つぶしには普通に面白いと思った。映画館に行くほどでは確かに無い
けれど。ジャン=クロード・ヴァン・ダムの悪人ぶりが良かったんじゃないの?これが
メロドラマ「ハノーバー・ストリート」を作った同じハイアムズの作品とは!
短い時間にも物語をきっちり収めてあったし。しかし、最初のセスナの湖への墜落の
水しぶきのCGの安っぽさとか、弟の仇を討ちに来た男が、仇のパークレンジャーと簡単に
手を組んじゃうとか、公園に遊びに来た女の子が実はヴァン・ダム一味であったのだが
役者がいかにもミスキャストで・・・とか突っ込みどころはあるのだけれどね。

90分間のギャングとパークレンジャーたちの駆け引きや、あっとびっくりや、そう来たか、と
という設定とか、飽きずに勢いで見ることが出来た。アクション映画だから息抜き、暇つぶしに
DVDで観たらけっこう楽しいかも。

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<ストーリー>
ユニバーサル・ソルジャー」シリーズでおなじみの人気アクション俳優ヴァン・ダムが、本作では
悪役で登場して、ひと癖もふた癖もある強烈な個性と存在感を発揮。その手下の一員で彼の
実子クリスも共演する一方、彼らを相手に必死の奮闘を見せる正義のヒーローを熱演するのは、
全米TVドラマ「サウスランド」シリーズのT・E・スコット。
監督は、以前にも「タイムコップ」などでヴァン・ダムとコンビを組んだP・ハイアムズ。

カナダとの国境沿いのアメリカの湖に軽飛行機が墜落。国境警備隊がその捜索に赴こうと
しているところへ、カナダの騎馬警官隊が姿を見せるが、実は彼らの真の正体は、墜落機に
積んであった麻薬の回収に乗り出した、ザンダー率いる悪党どもだった。彼らは国境警備隊を
たちまち始末すると飛行機の墜落地点を目指すが、そこでは折しも、元アメリカ海軍特殊部隊の
森林警備員ヘンリーと、彼を亡き弟の仇とみなすクレイが相争っていた…。 (WOWOW)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-10-03 22:50 | 洋画=ま行 | Comments(0)

●「マイ・ルーム Marvin's Room」
1996 アメリカ Miramax Film,Scott Rudin,Tribeca.99min.
監督:ジェリー・ザックス
出演:メリル・ストリープ、レオナルド・ディカプリオ、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
悪い映画ではないが、これと云ってどうこういう映画でもない。これは名優たちの演技を
楽しむタイプの映画だろうな。時間的にも。ストーリーが分かり易すぎで、深みに欠ける。
悲劇の中にも明るさを失わない人々の「名台詞」によっかかりすぎな気がした。

最初、心の中にビュービューと吹いていて、みんな自分のことしか考えてなかった状況が
次第に温かく、隙間風も止み、愛されることより、愛することの大切さ、人のことを思いやる
ことの大切さが伝わってくる。これはいいことなんだけど、あまりにもあからさま過ぎちゃうので
ひっかかりが無さすぎ。最後は当然みんないい人になっちゃうんだけどね。しかし、映画の
中ではだれも死なないのが良かった。姉はいずれは亡くなるのだろうけど、そこまでは描く
必要がないのだから。

出演者たちは名優揃いなので、演技は流石だ。そこに説得力を求め過ぎな感じだよね。
ディカプリオは「タイタニック」を撮影する1年前の作品。若い!というかどうして今は顔が
ああいう風に開いてしまったのだろう。このころは締まってとんがっていたのにねえ。
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<プロダクションノート&ストーリー>
白血病で余命いくばくもない女性をめぐり、長年絶縁状態だった妹とその家族の再会と新しい
絆を描くヒューマン・ドラマ。舞台演出家スコット・マクファーソンの原作戯曲に惚れ込んだ
「ヒート」「ザ・ファン」の俳優ロバート・デ・ニーロ(自身も脇役で出演)が、自身の製作会社
トライベッカを中心に、「ザ・ファーム 法律事務所」のスコット・ルーディン、「ブロンクス物語
 愛につつまれた街」のジェーン・ローゼンサルと共同で製作。
監督は四度のトニー賞受賞歴を誇るブロードウェイの演出家ジェリー・ザックスで、彼の
監督デビュー作。脚本はマクファーソン自身が執筆したが、撮影開始を待たず95年
エイズで死去した。

母子家庭で手に職をつけるため、美容師をめざして美容学校に通うリー(メリル・ストリープ)の
もとに、長男ハンク(レオナルド・ディカプリオ)が家に放火して家出したという知らせが入った。
ハンクは生活に追われ子供を顧みる余裕のない母親と心を通い合わせることができず、
鬱屈した日々を送っており、唯一愛情を感じることができるレーサーだったという父親の
写真だけ残して家に火をつけたのだ。
ハンクは精神病の施設に入所し、リーと次男チャーリー(ハル・スカーディノ)は修道院に
身を寄せる。そこへフロリダに住む姉のベッシー(ダイアン・キートン)から20年ぶりに電話が。

自分は白血病に冒されており、親族からの骨髄移植だけが唯一の希望だと言うのだ。
リーは反抗的なハンクを施設から連れ出し、家族そろってフロリダへ。ベッシーは結婚も
せず、父マーヴィン(ヒューム・クローニン)と叔母ルース(グウェン・ヴァードン)の面倒を見て
いた。父は寝たきりで痴呆状態、そんな家族を見捨てて家出したリーとの間には複雑な
感情がある。

母を嫌い、反抗的だったハンクだが、ベッシーの誠実な優しさに次第に心を開いていく。
最初は骨髄移植の検査を受けることを拒否していた彼は、主治医のウォリー医師
(ロバート・デ・ニーロ)の検査で母と弟が不適合だと知り、自分も検査を受ける。リーは
ベッシーとハンクの信頼関係に嫉妬を感じ、姉妹はお互いの感情をぶつけあうが、
やがて打ち解けた。
ベッシーは自分の初恋を語り、リーは姉のかつらを洒落た髪形にカットした。一家は
ディズニー・ワールドへ。リーは感情に任せて、いつまでも母より父を慕うハンクに、
彼の父親がハンクを虐待したことが離婚の理由だったと明かしてしまう。ところがベッシーが
突然発作に襲われ吐血して倒れる。
その晩、ハンクはベッシーに置き手紙を残して家出。母の自分ではなく、姉に宛てられた
息子の手紙を見たリーは無力感に襲われながらも、姉に心配をかけまいと手紙を隠す。
そこへハンクが帰ってきた。ウォリー医師から電話があり、残念ながらハンクも不適合と
告げた。だが死の不安を越えて和解した家族は父の部屋に集まる。ベッシーはいつも
父を喜ばせるためにやっているように、鏡に太陽を反射させて壁に光を舞わせる。
その光の中で、家族は新しい絆を見つけようとしていた。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-09-11 23:10 | 洋画=ま行 | Comments(0)

●「マイライフ・アズ・ア・ドッグ My Life as a Dog」
1985 スゥエーデン FilmTeknik,Svensk Filmindustri (SF).102min.
監督:ラッセ・ハルストレム
出演: アントン・グランセリウス、メリンダ・キナマン、マンフレド・セルネル、アンキ・リデン他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
ラッセ・ハルストレム監督の作品は「サイダーハウス・ルール」「ギルバート・グレイプ」
「シッピング・ニュース」「ショコラ」など結構観ている。皆「暖かい」というキーワードが当てはまる
作品で、好きな作品が多い。
本作も、ちょっと不思議なおもちゃ箱的な雰囲気があるが、心あたたまる良作といえよう。

ただ、観る人によってはハリウッドに渡る前と後では出来が変わる、という趣もある。
本作はスゥエーデン時代の、出ている俳優さんは誰も知らないという作品であるが、
ハルステトレムの心の暖かさを描く、という原点が素直に出ている良さがあるのではないか。

また子供が主人公というのも好悪が別れよう。ただ、イングマルもサガも、一旦作品に
入ってしまえば不自然なことはなく、むしろ、その他の少年少女たちも含め、よく出来て
いたのではないか。

イングマル少年の家族と親戚、またその友達という世界の中で、「宇宙船に乗せられ餓死して
しまったライカ犬よりはましだ」と自分の不幸を相対比較し、自分の幸せを確かめる癖が
ついていた。そんな少年の「日常の幸せ」を追いかけているのが本作だ。

イングマル少年は、結構姑息だし、ませているし、約束は守らないし、緊張しいだし、
でも、どこか素直で真っ直ぐなところもあり、憎めない。母親を不幸にしてしてしまった
ことを後悔し、母を愛していた。(その割にはいうことを聞かなかったのだけど)
この映画は、それぞれの役柄の行動と結果が小さなしあわせとなって結実していくところに、
観ている人がほんわかと心が暖まる要素になっているのではないか。

母親の病状が悪化し、叔父さんの家に預けられるのだが、そこで知り合うサガという
少年のような女の子とのふれあい。ボクシングからはじまりサッカー、最終的には
男ではいられなくなり、少女の服を来て、女の子となったサガを眩しく見つめつつ
あるがままに受け入れるイングマル。 ハルストレムは、イングマル少年が出会う様々な
事象を通じて、「僕は不幸なんだ」と分かりつつ「ライカ犬よりはましだ」と自分なりの
哲学を確立し、そうしたなかで母、兄、叔父、サガ、友人、(婦人下着の記事を読ませる
変な)おじいちゃん、そして世間と少年ながら折り合いを付けていく光景を綴って行った
と思う。実は寂しいイングマル少年がそうした事象の中から少しだけ大人になっていく
様は、周囲の人々の愛を感じながら、観ている人に暖かさを感じさせるのに違いない。

記憶に残る作品だった。
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<プロダクションノート&ストーリー>
12歳の少年イングマル(アントン・グランセリウス)は58年の出来事をひとり夏の
あずま屋で星に話しかけている……。人工衛星に乗せられて地球最初の宇宙旅行生物に
なったライカ犬の運命を思えば、兄エリク(マンフレド・セルナル)にいじめられても、
彼の不器用なドジをママ(アンキ・リデン)が嘆き悲しんでも、南洋の海からパパが帰って
こなくても、ちっとも不幸な事ではない。

しかし夏になりママの病状が悪化して、兄さんは祖母の、イングマルはグンネル
叔父さん(トーマス・フォン・ブレム)のところで暮らすことになった。彼は愛犬シッカンが
心配だが犬の保育所が預かってくれるらしい。
大きなガラス工場のある小さな村スモールランドのオーフェルシュ村。イングマルはここで、
都会では出会えないような人たちばかり目にし、中でも村のガキ大将サガ(メリンダ・
キンナマン)の存在は彼の心に爽やかに焼きついた。そして、サガは少年じゃない事実は、
イングマルの心をさらに揺すぶった。

秋になり、兄さんとともに久しぶりに会ったママは元気こそなかったが、今までになく
優しかった。しかしそれは、イングマルがママと話した最後になってしまう。
冬になってギリシャ人移民が間借りし、家は狭くなった。イングマルは叔父さんに引っ越しを
頼まれ、シッカンと一緒なら、と同意する。しかし、ふとしたことからサガに、あの犬は死んだ、
と言われショックをうけた彼は、叔父さんのあずま屋に立てこもる。真実を言って聞かせる
叔父さん、激しく泣きじゃくるイングマル。
夏、スウェーデンの名ボクシング選手ヨハンソンが不敗のチャンピオン、パターソンを破る
番狂わせに人々が熱狂する中、少年イングマルは少女となったサガとすやすやと眠っ
ている……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-08-25 22:50 | 洋画=ま行 | Comments(0)