カテゴリ:洋画=や行( 28 )

●「誘拐の掟 A Walk Among the Tombstones」
2014 アメリカ 1984 Private Defense Contractors,and more.114min.
監督:スコット・フランク   原作: ローレンス・ブロック 『獣たちの墓』(二見書房刊)
出演:リーアム・ニーソン、ダン・スティーヴンス、デヴィッド・ハーバー、アストロ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
リーアム・ニーソンは最近この手の映画が多いな。本作はローレンス・ブロックによる
探偵小説 マット・スカダー シリーズのうち「獣たちの墓」を映画化したもの。
日本での評価がやたらにいいんだな。確かに渋い探偵ものであり、ケレン味で見せず
演技や演出で見せていく作りは、玄人ウケするだろう。また主人公スカダーの、過去に
心の傷を負った「辞め警官」の無登録探偵という立場も、派手さはないがじんわり来る
面白さに繋がったことは理解出来る。個人的には、そこまでかなあ、という感じがした。

おいしくなる要素はたくさんあった。TJという病気を持った貧しいけど賢い少年の登場は
もう少し面白い立ち位置があったのではないか、また本物のDEAとの関係も中途半端な
ままだったような気がした。スカダーが最初に事件を請け負う男はヤクの売人であり、
闇の事件を闇の中で片付けるというのは、正義の置き所が一段低いので、カタルシスに
やや不満が残る。悪いやつは喧嘩させて死にさらせ、って感じになってしまうのだ。

さりながら、まとめ方は上手く、見終わってがっかり、という映画ではないことは確かだ。
細かいエピソードも上手く重ねられていて、上記の不満以外は、そこそこ面白く見ることは
出来た。
リーアム・ニーソン、この手の映画が増えると何がなんだかよく分からなくなってしまう
恨みは生まれてくるなあ。本作も続編が出来るのだろうか??
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<ストーリー>
ローレンス・ブロックの“マット・スカダー”シリーズの一編『獣たちの墓』を「96時間」
「フライト・ゲーム」のリーアム・ニーソン主演で映画化したハードボイルド・サスペンス。
残忍な犯行を重ねる猟奇殺人鬼と落ちぶれた元刑事マット・スカダーの緊迫の攻防を
スリリング描く。
共演は「ザ・ゲスト」のダン・スティーヴンス。監督は「ルックアウト/見張り」のスコット・フランク。

 1999年、ニューヨーク。かつて酒に溺れ、刑事を辞めた冴えない私立探偵マット・スカダー。
ある日、ドラッグ・ディーラーの男から、“妻を誘拐して惨殺した犯人を突き止め、捕まえて
欲しい”との依頼が舞い込む。
やがて犯人は2人組で、警察に通報できない麻薬関係者の身内ばかりを狙い、猟奇的な
凶行を繰り返していることが明らかとなってくる。
そんな中、新たな誘拐事件が発生する。被害者は別のディーラーの14歳になる娘ルシア。
同一犯の仕業と確信し交渉役を引き受けると、残忍で狡猾な犯人を相手にギリギリの
駆け引きを展開し、徐々に追い詰めていくスカダーだったが…。(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2016-05-16 23:10 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)

●「余命90分の男 The Angriest Man in Brooklyn」
2014 アメリカ MICA Entertainment and more.84min.
監督:フィル・アルデン・ロビンソン
出演:ロビン・ウィリアムズ、ミラ・クニス、ピーター・ディンクレイジ、メリッサ・レオ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ロビン・ウィリアムズ最後の主演作となった作品。内容が、その人とダブってしまい
別の感情が生まれてしまった。それはそれなりに訴えるものがあったと思うが。
原題の通り、「ブルックリン一の怒れる男」と彼の主治医の二人の人生を交錯させながら
人生とは何か、ということを語りかけてくる、シリアス・コメディ。怒ってばかりなので
ファ○ク、ボーシット、が多発する。
内容がいささか使い古された展開で新鮮味に欠けるが、まあ90分弱で人生を考える
内容だとこういう風になるのかな。
本作を観た人は、どうしても自分の胸に手を置いて考えてしまうのではないか。
ロビン・ウィリアムズもミラ・クニスも不満の無い演技だったが、ロビンの弟役で出てきた
同じ事務所に勤める弁護士に小人症の俳優さんを配したのはあざといのではないか。
人生を考える映画なので、台詞がところどころ教訓的である。墓石に刻まれる自分の
名前を口にして、1951-2014という刻印について、ダッシュのところが大事なんだよな、
としみじみ語るのが印象的だった。ロビン・ウィリアムズ自身がその通りになってしまった
から・・・。
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毎日怒ることでしか自分の存在を確認できない初老の弁護士、ヘンリー・アルトマン
(ロビン)に、脳動脈瘤が見つかった。はっきりしたことを告げようとしない訳あり医師シャロン
(クニス)を怒鳴り倒すと、シャロンは一時の感情から彼に「余命90分」と言ってしまう。
そこから、自分が残された90分で何ができるか必死に考えて、家族と触れ合い、旧友と
会い、ケンカ中の次男にビデオを残し、という行動をとる中で、長男が猟銃事故で亡くなって
以来、大切な人生を怒りの中で生きてきたことを反省する。「人生は一秒、一秒が輝いて
二度と来ないことを知るべきだった」と。

一方、不倫相手の医師に週末の臨時担当を任されたシャロンは、精神的に安定しない
日々を送っていて薬なしではやっていけない。そんな中で怒っているばかりのヘンリーに
診断結果をパニックの中で思いつくまま告げてしまう。仲間の医師に自分がやったことを
指摘され、必死に街中を彼を求めて探し続けるシャロン。やっとのことでヘンリーを見つけるが
彼はもうすべて遅い、ということを聞かず、橋から飛び降りてしまう。

シャロンは必死に川に入ってヘンリーを助け、二人で病院に行くことになる。途中で次男が
働くダンススクールに寄る。法律家になって欲しいと自分の価値観を押し付けてきた。次男は
幼いころに自分が教えたダンスの道で生きていきたいと主張、一家で法律事務所をやることを
夢見ていたヘンリーと喧嘩状態になっていたのだ。次男とは和解することが出来た。

結局、ヘンリーは入院して8日間生きた。その間家族と十分に触れ合い、怒らず、だった。
残された家族やシャロンたちは、川に遺灰をまくのであった。
そんなお話です。
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次男にメッセージを残そうとやってきた中古の電器店。主人は吃音で、パナソニック、フジ、
フジツウ、サムソンなどのメーカー名を必死に言おうとしていいて、フジとフジツウとどっちがいいか
と尋ねられ、「ファ○クユー」と返すところ。ラスト近く、川から飛び降りたヘンリーを助けた
シャロンはタクシーを拾うが、そのタクシーが冒頭でヘンリーの車とぶつかった移民の男で、
車内に缶詰めにさせられそうになると、シャロンがからしスプレーを浴びせ、けたぐってタクシーを
奪う。そのタクシーは警官に止められるのだが、事情を話すと理解され、後に続け、と
パトカーが先導するが、シャロンたちはそれを無視して次男のダンススクールに向かう、などの
コメディシーンが多数あるので、人生を扱っている暗さとかはほとんど感じない。

この映画の詳細はこちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2015-09-23 22:45 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)

●「よりよき人生 Une vie meilleure」
2011 フランス Les Films du Lendemain.111min.
監督・脚本:セドリック・カーン
出演:ギョーム・カネ、レイラ・ベクティ、スリマン・ケタビ、ブリジット・シィ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆>
<感想>
邦題の響きが切ない。そういう映画だ。その意味でこの邦題は良くつけたと
思う。どこにでもありそうな普通の生活を描きながら、人生の転生と、どん詰まった
男が、結構あきらめずに「生きよう」とするところが感動を呼ぶ(と思う)。
観る人によっては退屈でラストも「なんだ、これ」という感じだろうし、片や「素晴らしい
人生ドラマ」と称賛するだろう。単館系の評価の難しい映画だ。如何にもフランス
映画らしいので、暗めのフランス人生ドラマが好きな人にはいいだろう。私個人と
しては、面白くもあり、そんなでもなしの中途半端な印象だった。

男の借金に関する考えが甘過ぎ、というのはストーリー上分かっていて織り込まれ
たキャラクターだと思う。それで破綻し、普通ならやけになるところ、なんとカッパライを
敢行し、海外に高飛びするという・・・。こいつ、貧乏なのにあきらめんやっちゃなあ、と
いう側面に明るさを見つけることもできる。 しかも、自分らを捨てて海外に行ったその
女の息子を預かってしまうのだから。彼女になるのがレバノン人というのも今っぽい。

大学の学食でコックをするヤンは独立を夢見てシェフの仕事を探していた。断られた
あるレストランでウェイトレスをしていたナディアと出会いたちまち恋に落ち、二人で
暮らし始める。彼女には9歳になるスリマンという男の子がいた。
家族でラジコンヘリなどで遊びに訪れたパリ郊外の湖畔で、売り物のレストランを見つけ
自分の物にして開業しようと取得に乗り出す。銀行は融資に応じたが条件に融資先は
一本に絞れ、と条件が付いていた。しかし、頭金がたりないので、サラ金6件から高利の
金を借りてしまった。銀行は激怒する。

古い家の改装は進み、すべてが順調に進んでいるように見えたが、完成直前の消防
査察をパスせず、大幅な改築が必要に。さらに金が要るヤン。二人の間もギスギス
し始める。相談所に行くと「全部売却し多少益が出るから、もう少し小ぶりな店で
再スタートを」と至極当たり前のことを進められるが、ヤンはあくまで今の建物にこだわった。
しかし事態は好転せず、一部の営業権を売ることになる。マチ金のやくざみたなやつと
関わるようになり、40万ユーロもする建物を足元を見られて1万ユーロで手放す運命に。

この期に及んで、ナディアとヤンの間は絶望的になり、ナディアは今勤めている店の
店主の勧めもありカナダのホールマネージャーとしてパリを離れる決心をした。
金がないので自分だけ先に行き、金が貯まったら息子を呼ぶからそれまで預かっていて
欲しいと頼まれる。引き受けるヤン。しかしスリマンは靴を万引きしたりして足をひっぱる。
やがて追い詰められたヤンはマチ金をつけて殴りつけ、財布を奪って、スリマンを
学校から連れ出し、オルリー空港から一路モントリオールへと向かったのだ。

しかし、ナディアは刑務所にいた。就労許可証を持たないので働けない。そこで南米の
男の甘言につられ化粧品販売員になったが実態は麻薬の運び屋。たちまち逮捕され
収監されてしまったのだ。二人は刑務所に面会に行くが、ナディアは会いたくないという。
恥ずかしいのだ。しかし最初はヤンと、次いでスリマンとも対面を果たし、謝るのだった。
あれだけ喧嘩していたヤンはナディアを深く愛していたのだった。
モントリオールでコックの働き口を見つけたヤン。これから親子3人で貧乏ながらも
幸せに生きていくのであろう・・・。

というようなお話。だまってフランスを出てきてしまったスリマンの学校はどうするんだろう、
とか現実的なことを考えてしまったが、ラストのスノーバイクで遊ぶ光景は何を言おうと
したのだろうか・・・。逆行でとらえられた光景の中にはナディアはいたのだろうか?
レストラン起業の話が途中から切ない人生ドラマになるんだが、そのあたりのどっち付かずの
テーマが、映画が今一つ、ということになった気がする。
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<ストーリー>
シェフを目指す35歳のヤン(ギョーム・カネ)は、採用面接に行ったレストランでウェイトレスの
ナディア(レイラ・ベクティ)と出会い、初めてのデート後、一夜を共にする。翌朝、彼女は9歳の
息子スリマン(スリマン・ケタビ)と暮らすシングルマザーだとヤンに打ち明ける。ヤンは
スリマンと直ぐに打ち解け、友達のように仲良くなる。ある日三人で出かけた湖畔で、ヤンは
廃屋を見つけ、自分たちの新たな人生のためにこの場所でレストランを開業したいとひらめき、
その場で不動産会社に電話、物件を押さえにかかる。

だが、二人の手持ち資金は僅かだった。ヤンは頭金を捻出するため、数社の消費者金融に
手を出し、瞬く間に多重債務者となってしまう。さらに業者に必要な設備を省かせたために、
消防署から営業認可がおりず、レストランも開業できないでいた。
相談所のカウンセラー(ブリジット・シィ)は、借金地獄に陥る前に即刻土地を手放すよう
ヤンに忠告、しかし彼は開業の夢を諦めきれなかった。

そんな中、ナディアはこの状況を抜け出すために好条件で働ける職場を紹介されるが、
その職場はカナダであった。単身で海外へ行くことを決意したナディアは、1ヶ月で帰国
する約束でスリマンをヤンに託し旅立つ。ヤンとスリマンは、怪しげな融資屋が斡旋した
安宿で貧しい共同生活を送ることになったが、二人の間にはいつしか父と子の絆が芽生え
始めていた。だがつてを頼って奔走しても一向に解決の糸口が見えない借金問題に加え、
スリマンに血縁の保護者がいない事実を小学校の福祉委員に知られてしまう。
二人の関係が引き裂かれかねない状況の中、遂にはナディアと連絡が取れなくなってしまった。

ここまで何とか転売を拒んできたレストランだったが、融資屋のあくどいやり口のために
二束三文で売るしかなくなってしまう。融資返済まで給料差し押さえを宣告され、追い詰め
られたヤンは、融資屋を襲い、金を奪いスリマンを連れてカナダへと旅立つ。
とにかく消息を絶ったナディアを探そう。希望を胸に抱きながら雪に覆われた厳寒の地に
降り立つヤンとスリマンであったが、ナディアの消息は一向に突き止めることが出来なかった」
(Movie walker)

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by jazzyoba0083 | 2014-08-11 22:55 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)

野蛮なやつら Savages

●「野蛮ななつら Savages」
2012 アメリカ Ixtlan,Onda Entertainment,Relativity Media.131min.
監督・脚本:オリバー・ストーン
出演:テイラー・キッチュ、アーロン・ジョンソン、ブレイク・ライヴリー、ジョン・トラボルタ、ベニチオ・デル・トロ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆s>
<感想>
社会派と称される巨匠オリバー・ストーンもこういう「スタイリッシュ」なクライムムービーを
作るんだなああ、って感じ。監督の名前だけに釣られて鑑賞したが、社会派は影を潜め
まったくのエンターテインメント作品だ。そいういう面からみればラストシーンの2重構造と
いい、面白く観ることができた。

まず、純度の高い大麻の製造に成功し大金持になった大卒インテリと人殺しを生業とする
傭兵の親友コンビと彼ら二人から愛し、愛される女性の存在という、まずは浮世離れした
設定がエンタメ気分たっぷりだ。

メキシコはティファナで後ろ盾を亡くしたバハ・カルテルという麻薬組織から提携を持ちかけ
られるところから事件は始まる。ナレーションを二人から愛される女性が務める。
カルテルの女ボスにサルマ・ハエック、部下の非情な殺し屋にベニチオ・デル・ロト。
そして、二人組の味方をしていると思っていたのに実はカルテルと結びついていた
胡散臭い刑事にジョン・トラボルタ、とそれぞれキャラクターが嵌っていた。

冒頭の7人の首ちょんぱの映像はえげつないが、カルテルの非情さ残酷さの伏線だ。
組織との提携を呼びかけられた二人組は、もう大麻からは足を洗うつもりで事業を
カルテルに譲り国外逃亡を企てるが、全面的に言うことを聞かなかったため、組織は
二人の間の恋人O(オー)を誘拐する。 すべての要求を求めてきたのだが、彼女が
誘拐されたことに怒った二人組は、反撃に出る。

結局、組織の中の裏切りで組織がボロボロになるのだが、エンディングはドンパチで
悲惨な終わり方か、と思わせておいて、実はトラボルタの登場で組織は逮捕され、
トラボルタの裏の取引を知っている二人組と彼女は、どこかに消えて行った。
インテリの方は太陽エネルギーとかバイオマスとかで儲けるとかこれまた大麻とは
全然違うジャンルでの金儲けを計画しているんだから可笑しい。

エンディングの2重構造は新鮮で面白かった。お調子者のトラボルタが最後の
美味しいところを全部持って行ってしまったのも笑えた。

映像は全体にオシャレに出来上がっていてフレーミングやカットなどもオシャレに
出来上がっていた。長い割にスピード感があり、だれるということも無かった。
一つよく分からなかったのが二人組にも傭兵仲間が付いていて
結構強い軍団になっていること。こいつら誰?彼らが居なければ二人だけでは
出来ない組織との一戦であった。ベニチオ・デル・トロのメキシコ系悪人面はまじで
ピッタリだ。 女ボスエレナも、あんなに非情だったのに、娘が気になる母親なのね、
ってあたりも、ストーリーとしては弱いかなあ。
まあ、エンタメとしてリラックスしてみるにはいいんじゃないでしょうか。
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<プロダクションノート&ストーリー>
3人の男女の無軌道な生き様を描いたベストセラー小説を、オリバー・ストーンが期待の
若手を主演に迎えて映画化したクライム・サスペンス。
麻薬の売買で成功を収めた2人の男が麻薬組織に恋人を拉致されたことから、闘争を
繰り広げる。主演は『バトルシップ』のテイラー・キッチュと『キック・アス』のアーロン・ジョンソン

カリフォルニア州の高級リゾート、ラグーナ・ビーチに暮らす心優しい平和主義の植物学者
ベン(アーロン・テイラー・ジョンソン)と元傭兵のチョン(テイラー・キッチュ)。性格も経歴も
正反対だが10代から親友同士の2人は、チョンが戦地から持ち帰った最高級の大麻を
育てる共同事業で大成功。共通の恋人オフィーリア(ブレイク・ライヴリー)、通称“O(=オー)”
とともに、優雅な生活を送っていた。

だがある時、彼らにメキシコの巨大麻薬組織バハ・カルテルが提携を迫ってくる。身の危険を
感じたベンとチョンは、事業を丸ごとカルテルに渡して国外逃亡を計画。しかし、冷酷な
カルテルの女ボス、エレナ(サルマ・ハエック)は、オフィーリアを誘拐して脅迫してくる。
やむなく指示された仕事を処理したベンとチョンだったが、エレナがさらに3年契約を要求して
きたため、反撃を決意。麻薬取締局の悪徳捜査官デニス・ケイン(ジョン・トラボルタ)と仲間の
金庫番スピン(エミール・ハーシュ)の協力を得て、カルテルから300万ドルの現金を奪うと、
エレナの弁護士アレックス(デミアン・ビチル)の犯行を装う。
エレナの腹心の部下ラド(ベニチオ・デル・トロ)から拷問を受けたアレックスが命乞いのため、
死んだと言われていたエレナの娘マグダ(サンドラ・エチェベリア)の名前を口にするのを聞いた
ベンは、エレナの弱点に気付く。
一方、カルテルを裏切ったラドはメキシコ大統領候補エル・アズール(ホアキン・コシオ)と手を
組み、エレナ抹殺を計画。その計画に巻き込まれてマグダに関する情報を入手したベンと
チョンは彼女を誘拐し、オフィーリアとの交換交渉を成立させる。そして訪れた人質交換の時。
オフィーリア救出のために命懸けで砂漠を訪れたベンとチョン。エレナを陥れる機会を狙うラド。
娘を想う母の顔を隠したエレナ。果たしてベンとチョン、オフィーリアは、無事に生き延びることが
できるか……?」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2014-04-10 23:20 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)

善き人 Good

●「善き人 Good」
2008 イギリス・ドイツ Good Films,Miromar Entertainment.98min.
監督:ヴィセンテ・アモリン
出演:ヴィゴ・モーテンセン、ジェイソン・アイザックス、ジョディ・ウィテカー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
ラスト、強制収容所のユダヤ人楽団が奏でる音楽と聞きながら
「俺はこんなことになっていたのか!」と周囲を呆然と眺めるシーンに
この映画のすべてが凝縮していた。オリジナルが舞台劇なので、なるほど
という感想もあった。

シンプルな構成で、地味な進行ではあるが、訴えているものは重い。
自分はナチとは縁が無いと思っていたところが、ひょんなことから総統は
ゲッベルスに気に入られ、自分の意思とは関係ないところで、ナチサイドへ
人生が転がっていってしまう。拒否も出来るだろうが、あの時代にそんなことを
したらどうなるのか、簡単に理解できることだろう。

親友のユダヤ人を結局助けられなかったことを、彼は生き残ったとしても一生
背負って生きていかなくてはならなかったわけだ。彼はドイツの敗戦とともに
どういう運命を歩んだのか、興味がわいた。

日本の先の大戦時もそうだけど、狂気の大勢に一個人はあがらうことは難しい、
また危険を回避していると、いつの間にか狂気の側にいる自分に気づくという
恐ろしさを感じることができる。ましてや大方の人がそうであるように流れに
逆らわずヘラヘラしていると、ゆでガエルのようになっちゃいますよ、ということだ。

念だったのは、英語だったこと。こういうシリアスな映画こそドイツ語で観たかった。
ヴィゴ・モーテンセンは良かったです。へたれな教授がナチに仕立てられていく様。
見ていて恐怖でした。
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<ストーリー>
「1930年代、ドイツはヒトラーの台頭とともにナチ党の色に染められ、それは教育の
現場も例外ではなかったが、ベルリンの大学で教鞭をとる文学教授ジョン・ハルダー
(ヴィゴ・モーテンセン)は、失職覚悟で党に抵抗する余裕はなかった。
介護が必要な母(ジェマ・ジョーンズ)と妻のヘレン(アナスタシア・ヒル)、そして2人の
子供たちの生活を背負っていたからだ。1937年4月、総統官邸から呼び出し状が届き、
ジョンは党の検閲委員長ボウラー(マーク・ストロング)から意外な申し出を受ける。

数年前にジョンが書いた不治の病に侵された妻を夫が安楽死させる内容の小説を
ヒトラーが気に入り、同様の「人道的な死」をテーマにした論文を書いてほしいという。
断るすべもなく仕事を引き受けるジョン。
さらに彼は、親衛隊少佐フレディ(スティーヴン・マッキントッシュ)から、執拗に入党の
誘いを受け、ジョンは入党を決意、混乱した私生活にも区切りをつけようと思い立つ。

母親をブランデンブルクの実家に帰し、ヘレンと別居。数年前から愛人として交際して
いた元教え子のアン(ジョディ・ウィッテカー)と共に暮らし始める。やがてジョンは
学部長に昇進。親友のユダヤ人精神分析医モーリス(ジェイソン・アイザックス)は
喜んでくれたが、ジョンの入党を知ると軽蔑の視線を投げつけて去っていく。

1938年10月、アンと再婚し、新たな人生を歩み始めたジョンは親衛隊大尉の
肩書きを持つまでに出世を遂げていた。そんな中、ジョンの母が孤独な闘病生活に
絶望して自殺未遂、そのまま帰らぬ人となった。ある日、パリ駐在のドイツ人書記官が
ユダヤ人に暗殺される事件が起こり、ベルリンで反ユダヤの暴動が発生。
ユダヤ人の家や商店が襲撃され、ユダヤ人たちは警察に連行される。この騒動に
モーリスが巻き込まれることを案じたジョンは、駅へ出向き、パリ行きの切符を購入。
「今晩自宅へ来てくれ」と、モーリスのアパートに伝言を残す。

その直後、党本部への出頭を命じられたジョンは、留守を預かるアンにモーリスへの
切符を託すが、結局彼は現れず、消息は途絶えてしまう。1942年4月、親衛隊の
幹部としてユダヤ人強制収容所の情報収集を命じられたジョンは、党の誇る最新鋭の
設備を使い、モーリスの消息を追う。そのとき初めて、4年前のあの夜に何が起きたかを
知るジョン。さらに収容所の視察に赴いた彼は、自分が無意識のうちにどれだけ深い罪を
犯していたかに気づき、愕然とする……。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2013-10-06 22:55 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)

●「ヤング≒アダルト Young Adult」
2011 アメリカ Paramount Pictures.94min.
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:シャーリーズ・セロン、パットン・オズワルト、パトリック・ウィルソン、エリザベス・リーサー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
セロンの勘違い女ぶりが面白かった。キャメラが綺麗で、落ち着いた画作りに成功して
いた。ミネアポリスの都会と田舎の対比、その間を走るセロンの赤いミニ。美しかった。
また全体のトーンがオシャレで、キティちゃんのTシャツ、ミニ、ヌーブラ、メイカーズマーク、
挿入歌、など小道具が良く効いていた。

少年少女向けの恋愛小説のゴーストライターであるメイビス・ゲイリー(セロン)は、
結婚に失敗し愛犬と自堕落な暮らしをしている。だらしないし、食べるものは
「ケンタコハット」(KFC、タコベル、ピザハット)で済ますような生活だ。そんな暮らしの
メイビスのもとに、元カレのバディ・スレイド(パトリック・ウィルソン)から赤ちゃん誕生を
知らせる写真付きのメールが来た。

これが引き金となり、締め切り間近であるにも関わらず、自分の育った田舎町へと
帰り、元カレをモノにしようともくろむ。途中途中で挿入される原稿作成シーンでは
耳に入ってくる気の利いたセリフを並べるだけだ。

田舎では不動産を探しに来たついでに寄ったということにして、田舎をバカにしつつ
常に上から目線でしか行動できない「鼻持ちならない」元ハイスクールクィーンは
周囲の軽蔑から同情に変わる態度にも気が付かない。

身体障碍者の同級生やその妹の人生にも、土足で踏み込みかき回し、元カレの
家に行っても同級生だった奥さんに勘違いのセリフを吐き続け気が付かない。

元カレの奥さんが所属するバンドのコンサートでも、自分の十八番な曲を歌われた
ということに同情する気分を割り引いても、とても「イタイ」のである。

とどめは元カレの赤ちゃんの命名式で、元カレから「帰ってくれ」と言わるにおよび
逆上して、過去を暴き、自分の不幸を呪うのだった。

自分のことを棚に上げて、自分の不幸を他人のせいにし、今の自分の不幸は全部
他人のせいであり、田舎のやつらの理解不足によるものであると、勘違いしている。
人を見下し、またうらやむことでしか自分の存在を認識できないのだ。

自分を愛し、自己を確立できない37歳。バツイチ。シャーリーズ・セロンのいつもの
体当たりのの演技が、彼女しかできないだろうというくらい嵌っている。
彼女を憎々しく思い、同情し、やがて励ます、またわが身に置き換える、という
気分を引き出してくれていた。短い時間でテンポもよく、いい感じだった。

お勧めです。
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by jazzyoba0083 | 2013-02-05 22:55 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)

●「遊星からの物体X John Carpenter's The Thing」
1982 アメリカ Universal Pictures,Turman-Foster Company,.109min.
監督:ジョン・カーペンター 音楽:エンリオ・モリコーネ
出演:カート・ラッセル,A・ウィルフォード・ブリムリー,リチャード・ダイサート,ドナルド・モファット,T・K・カーター他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
日米共に大変評価の高い作品。カーペンターファンに至っては彼の最高傑作と
云う人もいる。そうかなあ。この作品と同年に「E・T」、2年前に「エイリアン」
が撮影されている訳で、どういう評価軸で観たら、この作品に高いポイントを
与えられるのか判らない。リメイクだし。エイリアンのスペシャルメイクも
「エイリアン」の完成度から比べれば、B級だし。
つまりB級映画として評価しろ、ということなのかなあ。B級にしても、そう
感心した出来でもないように感じたんだけど。

血液に熱を加えて、エイリアンなら変化する、というテストを全員に実施する
ところあたりは面白かったけど、ラストは「このまま終わる気じゃないだろうな」
と思っていたら、その通りに終わってってしまい、結局主人公らがその後
どうなったのか、エイリアンはどうなったのか描かれていない。まあ、そういう
描き方もアリなのだろうけど、それ以前の出来が出来だけに・・。
突っ込みどころ満載、ということはそういう映画としての出来が宜しいという
ことなんだろうなあ。

<ストーリー>
「1982年冬の南極。アメリカ南極観測隊第4基地に1匹の犬が逃げこんできた。
その犬を軍用ヘリが執拗に追いライフル銃で狙い撃ちする。ついにヘリは着地し、
射手はなおも犬を狙う。射手はアメリカ基地のゲーリー(ドナルド・モファット)に
より射殺された。ヘリの国籍はノルウェイだった。何の理由で彼らは犬1匹を
殺そうとあれほど必死になったのだろうか。

謎を解くべく、ヘリ・パイロットのマクレディ(カート・ラッセル)はコッパー医師
を乗せて、ノルウェイ基地へ向かった。そこは廃墟と化していた。
そこここに転がる隊員の死体。しかも、その死に方は尋常ではない。
地下室では長方形の氷の魂りが見つかり、中から物体を取り出した形跡があった。
さらに外の雪上には形容しがたい形状をしたモノがあった。
これはコッパーや生物学者のブレアによってチェックされたが、さすがの専門家も
首をかしげるのみ。

その頃、ヘリに追われて来た犬が犬舎で変身を始め、周りの犬を襲い出した。
駆けつけたチャイルズの足に触手が巻きついた。マクレディが火炎放射で
その物体を焼き殺した。
ノルウェイ基地で発見したビデオからノルウェイ隊がUFO落下地点で氷の魂を
切り出したことを知り現地へ飛ぶマクレディら。そこは推定10万年前にUFOが
落下した跡だった。ブレアは研究を進め、ノルウェイ隊を全滅させたのは、
あの犬をとり込んだ何かだったことは間違いないと判断した。

この10万年前に地球に飛来した宇宙生物は、狙いをつけた生物体に侵入し、
それに同化するらしい。およそ2万7千時間で、地球は征服されてしまう計算だ。
犬舎で抹殺したはずの物体が、ベニングスを襲う。変身途中の彼は火炎放射を
浴びた。ヘリは破壊され、無線もきかない基地で、12人いた隊員はこうして
次々に物体にやられてゆき、隊員は互いを不信の目で見る。
やがて、ブレアとマクレディ、そしてチャイルズだけが残った。
ブレアも物体にやられ、マクレディは基地を焼却して物体を退治した。
マクレディとチャイルズは顔を見合わせた。2人が物体におかされてないとは
いえないのだから。」(goo映画)

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by jazzyoba0083 | 2012-04-25 23:15 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)

●「やさしい嘘と贈り物 Loely,Still」
2008 アメリカ North Sea Films,Parts and Labor,Sterling Productions,92min.
監督・脚本:ニコラス・ファクラー
出演:マーティン・ランドー、エレン・バースティン、アダム・スコット、エリザベス・バンクス

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
決して明るい映画ではないが、考えさせられる点も多く、よく出来たストーリーだと
感じた。最後のネタ明かしのところで、ちょっと理解がグジャグジャになりかけるが、
立て直してエンディングへ。

要は、ボケてしまった夫、父親に対し、それを受け入れて質の高い生活を送ってもらおう
という家族の愛情を描く。しかし、何も知らないと、ネタ明かしまで、老いらくの恋の
話か?という感想を抱くだろう。そこを1時間半そこそこの掌編に纏め上げることで
まどろっこさを排除して、感動を高めることが出来た。
登場人物も少なく、超有名な俳優が出ているわけではないのだが、しみじみしてしまう
好ましい作品になった。「スパイ大作戦」で変装の名人で売ったマーテン・ランドー、
夫のボケを受け入れて第二の恋愛の演技をする妻役にエレン・バースティン。
この二人の空気感というか、間合いというか、良かったなあ。

<ストーリー>
「「エド・ウッド」のマーティン・ランドーと「アリスの恋」(主演女優賞)のエレン・
バースティン、2人のオスカー俳優が共演。
「独り暮らしの孤独な老人が、美しい女性と出会って生活に潤いを取り戻すが、彼女は実は…。
大人の恋愛と家族愛をやさしいタッチで描いた物語。
監督は、本作がデビュー作となる24歳の新鋭ニコラス・ファクラー。」

 孤独な生活を送る老人ロバート・マローン(マーティン・ランドー)のもとに、ある日、
夢のような出来事が訪れる。スーパーでの仕事を終えて帰宅すると、そこに一人の
美しい女性がいたのだ。メアリー(エレン・バースティン)という名のその女性は、
通りがかったロバートの家の扉が開いており、住人のことを心配したのだと語る。
立ち去る間際、彼女はロバートを食事に誘う。久しぶりとなる女性とのデートに心躍らせ
ながら、若いスーパーのオーナー、マイク(アダム・スコット)に、その出来事を相談。

当日、慣れない場に苦戦しつつも、小洒落たレストランで楽しいひと時を過ごすロバート。
そして2人は“絶対に物事をあきらめない”という約束を交わす。
こうしてロバートとメアリーの交際が始まる。メアリーの娘アレックス(エリザベス・
バンクス)からは、メアリーがロバートに好意を寄せていると知らされ、まるで10代の
ような恋にときめいてゆくロバート。

そして2人で訪れたクリスマスパーティー。そこでロバートは、メアリーと会話する男を
彼女の別れた夫と勘違いして罵倒してしまう。だが、それはロバートの弟、バック
(ジェームズ・デヴニー)だった。弟の顔をすっかり忘れてしまったロバート。
さらに、彼の中で彼女を失うことに対する恐れから、嫉妬心が膨れ上がってゆく。
そして、彼女の電話番号も彼女の苗字も忘れてしまっていることに気付いたとき、
パニックに陥る。

混乱してメアリーに八つ当たりするが、昔の自分の写真を目にして、すべてを思い
出してゆく。
ロバートは、あらゆることを忘れていた。スーパーのオーナー、マイクは自分の
息子であり、メアリーの娘だと思っていたアレックスは自分の娘でもあり、恋に落ちた
相手は自分の妻だったのだ…。倒れて病院に運ばれるロバート。助からないという医者の
言葉にも、“あきらめない”という約束を胸に、メアリーは最愛のロバートのもとを
訪れる……。」(goo映画)

24歳の初監督作品がこれとは、老成した監督。着想が素晴らしいだけに、今後もこういう
掌編を作って行ってほしい。

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by jazzyoba0083 | 2011-09-15 22:50 | 洋画=や行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「ヤギと男と男と壁と The Man Who Stare at Goats」
2009 アメリカ,BBC Films,Smoke House,Westgate Film Services,and others,94min.
監督:グラント・ヘスロヴ  原作:ジョン・ロンスン「実録・アメリカ超能力部隊」
出演:ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・スペイシーほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
邦題からしてシュールだが、原題「ヤギを見つめる男」でもよかったんじゃないか?
どこか面白いのか良く解らない、私としては苦手なタイプの映画。こういうことを現実に大真面目で
やっていたというのが笑いのツボだんだろうけど、アメリカ人受けはしても、日本人にはちょっと
伝わりづらいのじゃないかな。凄いキャスティングに引きつけられて見てみたけど、なんだかなあ、
で終わってしまった。短めの上映時間で助かった、というのが正直な感想だ。

「2003年、ミシガン州。地元の地方紙の記者ボブ・ウィルトン(ユアン・マクレガー)は愛する妻との
生活に満足し、元米軍所属で自称超能力者のイカレ男を取材するような馬鹿げた仕事もこなしていた。
しかし、その妻が編集長と浮気をして去っていく。傷心のボブは、戦争が始まったばかりの
イラクでの取材を志願する。

5月、ボブはイラクへの入国待ちで、クウェートのホテルに滞在する。レストランで知り合った
セールスマン風情の米国人の名前“リン・キャシディ”を聞き、それがあの自称超能力者が軍で
2番目に有能な超能力者と語っていた男だと気づく。リン(ジョージ・クルーニー)はボブに縁を感じ、
米軍の超能力部隊・新地球軍の設立メンバーだったことを打ち明け、ボブの同行取材を許可する。

イラクへの道中、リンはボブに超能力部隊の話を聞かせる。ベトナム戦争で啓示を受けた陸軍
小隊長ビル・ジャンゴ(ジェフ・ブリッジス)はヒッピー修行を経て、1980年、新地球軍を設立した。
リンはその極秘部隊で、愛と平和の精神に基づき新たな才能を開花させるべく学び、透視能力の
腕を上げ、ナンバー2のエスパーになった。

しかし、彼の才能に嫉妬したラリー・フーパー(ケヴィン・スペイシー)が、LSDと洗脳実験で
スキャンダルを起こす。ラリーは責任をビルになすりつけ、彼を追放した。司令官を失った
新地球軍は、動物を使った殺傷実験を始める。それに心を痛めたリンは、ヤギを見つめて殺した
という伝説を残して軍を去った。ボブはそんな話に次第に魅了されながら、リンと旅を続ける。
テロリストに拉致されたり、銃撃戦に巻き込まれたりと波瀾の連続だった旅のゴールには、
さらに驚くべき事実が待っていた。」(goo映画)
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by jazzyoba0083 | 2011-07-19 23:10 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)

●「ゆりかごを揺らす手 The Hand That Rocks Cradle」
1991 アメリカ Hollywood Pictures,110min.
監督:カーティス・ハンソン
出演:アナベラ・シオラ、レベッカ・デモーネイ、マット・マッコイ、ジュリアン・ムーア他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
善人が理不尽な逆恨み復讐劇に遭う、というストーリーは見ていて決して気持ちの良いもの
ではないが、けっこう面白くみちゃいました。復讐女を演じるレベッカ・デモ―ネイの瞳孔が
開いちゃったような、無表情な美形が、気持ち悪かったです。突っ込みどころはたくさんあるが
結末もまあ、ああしたものかな、と予想はつく。けど、どう終わっていくのだろうという興味は
最後まで持てた。
知ってる顔はジュリアン・ムーアだけで、彼女も、途中で殺されちゃうしねえ。正体を見破った
ばかりに。

遺伝子工学の研究者の夫と、ガーデニングを趣味とするクレア(アナベラ・シオラ)は4歳
くらいの女の子がいて、間もなく生まれる子がお腹にいた。クレアは、かかりつけの医者が
引退したので、新しい産婦人科医にかかるが、こいつがイタズラ趣味みたいな悪い医者で、
不快な思いをしたクレアは夫と相談し、告発することにする。
すると、同じような思いをした4人の妊婦がなのりでて、マスコミでも大きく取り上げられた。

その医者は拳銃自殺してしまう。彼の妊娠中だった妻のペイトンは財産も没収と聞いて卒倒、
流産してしまう。一時に、夫と赤ちゃんと財産を失ったペイトンは、自分を不幸にたたき落とした
クレア一家に復讐を誓った。
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ペイトンの取った行動は、二人目が生まれて忙しくなり、乳母を求めていたクレアの元に
現れ、この家に住み込みながら、自分の母乳で生まれたての長男をなつかせ、長女も
なつかせ、夫には初恋の人との不倫を思わせる工作をして、(誕生日のサプライズパーティー
を開くというもの)家族ごと乗っ取ってしまおうというものだ。

まずクレアの家に外回りの仕事の手伝いに福祉協会から派遣されて来ていた知恵遅れの黒人を
長女のパンツを彼の道具箱に隠して、クレアに見つけ出させて追い出し、3カ月のジョージには
自分の母乳を与え、母親と思わせ、長女も溺愛して手なずけた。

しかし、クレアの夫の初恋の相手で不動産屋の友人(ジュリアン・ムーア)は、自殺した医者の
家が売り出されたものの中々買い手が付かなかったので、しげしげと家の写真を見ると、
ペイトンがクレアの家に持ってきた珍しい風鈴が写っていた。怪しいと睨んだ彼女は、図書館で
新聞のバックナンバーを探し、医者の葬式の写真を発見した。案の定、そこにはペイトンが写って
いたのだ。いそいでクレアに伝えようとするが、クレアが捕まらない。家に行くとペイトンがいて
温室じゃないか、という。温室には、ペイトンがドアを開けると屋根のガラス窓が急激に締り破片が
落ちてきて友人は殺されてしまう。 ペイトンはジョージを連れて散歩に出かけて、そこに
帰って来たクレアが、無残な姿となった友人の姿を発見、持病のぜんそくが出るが、クレアの
使っているぜんそくの吸入器から薬を抜き取ってしまっていた。息が出来なくなり、瀕死で病院に
運ばれたクレア。

友人の不審死が気にかかり彼女のオフィスに赴き、直前にやっていた仕事を
押しててもらうと、はたして、ペイトンが誰か、に気が付く。その家に行ってみると、彼女が
クレアの家のジョージの部屋にペイトンが勝手に貼った壁紙と同じものが貼ってあり、搾乳機も
あった。
いそいで家に行き、ペイトンの顔面に一発喰らわせ、出ていけ、という。そこからペイトンの
イカレた実力行使が始まる。スコップや、暖炉の火かき棒を持って、クレアと夫に襲いかかる。
そこに、あの黒人が登場し、クレアを守り、ペイトンは二階の窓からクレアに突き落とされ、
垣根に突き刺さって死んだのだった。

ペイトンもまた哀しからずや。げに恐ろしきは女の復讐よなあ・・・。
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by jazzyoba0083 | 2011-03-29 23:30 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)