カテゴリ:洋画=ら~わ行( 178 )

●「ランダム 存在の確率 Coherence」
2013 アメリカ Bellanova Films,Ugly Duckling Films.88min.
監督:・脚本・(共同原案・製作):ジェームズ・ウォード・バーキッド
出演:エミリー・フォクスラー、モーリー・スターリング、ニコラス・ブレンドン、エリザベス・グレイセン他
e0040938_152269.jpg

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
考えオチのSF(私の場合)。パラレルワールドというか、マルチパラレルワールドとでもいうのか
メビウスの輪みたいに、考えれば考える程よく分からないのだが、よく考えないで
そういうこともあるかもねえ、ということを映画として愉しめばいいのだろう。

量子物理学だかなんだかで、こういう多次元存在論というものはあるのかもしれないけど
よく分かりません。全ては彗星のせいにして、その影響で自分たちと同じ世界が複数存在
することになるということなんだな。原題は「干渉性」とでも訳せる単語で、邦題も何のことか
タイトルからはわからないだろう。これ、日本で公開されたんだよね。役者も地味だし、人が
入ったとは思えないのだけれど。

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以来の、この手の映画の流行り、手持ちカメラでドキュメンタリー
風な仕立てである。内容の難しさからいえば90分弱という長さは妥当であろう。男女4人づつの
4組の夫婦がパーティーを開いているところに突然の停電。近所に明かりが付く家が1軒だけ
あった。電話を借りようと行ってみると、そこにはなんと自分らと姿形が同じ男女8人が
パーティーを開いていたのだ。さあ、これでお互いの疑心暗鬼が始まる。作品はその人間の
本性が出るシークエンスを舞台劇のような一幕もののようにして見せる。

名前と顔が一致しなくて困ったけど、金髪の美人、メガネ、ハゲ、ひげ、など顔にも特徴を
持たせてキャラクター付けはしてあった。

8人が自分たちに何かを仕掛けると、それが今の自分達の身に起きるということなのだが
それが「干渉性」ということなのだ。不思議なループの面白さはある。低予算でも考え方、
アイデア次第で映画は出来るということ。お話の理論的バックボーンとなっているものとして
「シュレディンガーの猫」というのが出てくるが、これをwikiあたりで調べてみてください。
これが8人の身に起こるということです。
e0040938_1522763.jpg

<ストーリー>
彗星が接近した夜、自分と全く同じ姿をした人間に遭遇した男女の運命を描いたSFスリラー。
出演はテレビ『レジェンド・オブ・ザ・シーカー』などで活躍するエミリー・バルドーニ、
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のモーリー・スターリング。
監督・脚本は「ランゴ」の原案を手掛けたジェームズ・ウォード・バーキット。

ミラー彗星が地球に最接近する夜。エム(エミリー・バルドーニ)は恋人のケヴィン
(モーリー・スターリング)とともに、友人主催のホームパーティーに訪れる。
だが、男女8人で楽しく過ごそうとしていた矢先に突然の停電。暗闇の中でパニック状態に
陥ったエムたちは、外の様子を確認に出るが、そこにいたのは、全く同じ家に住み、
全く同じ姿をした自分たち。
別世界の自分たちが、同じ空間に同時に存在するという驚愕の事実を目の当たりにした
一行の運命は……?」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-10-24 23:10 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

●「ワン・チャンス One Chance」
2013 イギリス・アメリカ Relevant Entertainment,Syco Television.103min.
監督:デヴィッド・フランケル
出演:ジェームズ・コーデン、アレクサンドラ・ローチ、マッケンジー・クルック、ヴァレリア・ビレロ他
e0040938_15173460.jpg

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
面白さは必要にして十分。実話に基づいた作品だが、wikiなどを読んでもどこから
どこまでが本当のことなのか分からない。本当にこの通りだとしたら、実に面白い半生を
歩んだ人だ。まあ、脚色されているのだろう。かように作品は驚きとユーモアに溢れ、また
成功譚としての出来も良いと思う。シンデレラ・ストーリーなのだが、風貌とクラッシック分野と
いうことで、観ている方も変にやっかまなくても済むのが小市民としては気分がいいところ
なのであろう。分かっていても意外性に富み、ホノボノとするストーリーは観て損はないと
思う。

イギリスの映画なので、知っている俳優さん個人的にはほとんどいなかったけれど、
ポッツが勤める携帯電話店のダメ店長を演じたマッケンジー・クロックがいい味だったのと、
彼女で後の妻となるジュルズ役のアレクサンドラ・ローチが、そう美人でもなくでもコケットな
役どころを上手く演じていたと思う。ポッツ役のコーデン、折れた歯はどうやったのだろうか?
タイトル通り、人生、ラッキーのしっぽを掴むと激変するのだが、その影にはそれを裏付ける
努力があったのだということを改めて事実として知り、また良き伴侶と親の存在は大きいと
いうことも感じるだろう。

でも、映画になるくらいの幸運を掴めるのは世界的にも本当に少ないと思う。多くの人は
「夢は必ずしも叶わない」ということを知っているだろう。だからこそこういう映画を観て驚いたり、
心が暖かくなったりするんだろうな。
短めの映画なので、都合のいいところは多々あれど、ほんわか系の映画が
好きな人は是非!
e0040938_15175553.jpg

<ストーリー>
 「プラダを着た悪魔」「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」のデヴィッド・
フランケル監督が、イギリスの人気オーディション番組での優勝をきっかけに世界的
オペラ歌手となったシンガー、ポール・ポッツの波瀾万丈の半生を映画化した感動の
音楽伝記ドラマ。
何度も挫折を重ねた冴えない男が、夢への情熱と周囲の支えで、ついに最後のチャンスを
掴み取るまでの一発逆転の道のりを、ペーソスとユーモアを織り交ぜ心温まるタッチで
描き出す。
主演はジェームズ・コーデン、共演にアレクサンドラ・ローチ、ジュリー・ウォルターズ、
コルム・ミーニイ。また、劇中の歌はすべてポール・ポッツ自身が吹替えを担当し、その美声を
披露している。
 
 いじめられっ子だった子ども時代はもちろん、大人になっても一貫して冴えない人生を送る
ポール・ポッツ。歌うことが大好きで、オペラ歌手になる夢を持ちながらもケータイ・ショップの
店員に甘んじる日々。そんな彼にもようやく春が訪れ、メールで知り合った気だての良い女性
ジュルズと恋人同士に。
そして彼女の叱咤激励が功を奏し、ヴェネチアへのオペラ留学が実現する。さらに、憧れの
パヴァロッティの前で歌う機会にも恵まれるポールだったが…。(allcinema)

この映画の詳細は
こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2015-09-26 23:20 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

●「理想の女(ひと) A Good Woman」
2004 イギリス・スペイン・イタリア・アメリカ・ルクセンブルグ Beyond Films.93min.
監督:マイク・バーカー  原作:オスカー・ワイルド 「ウィンダミア卿夫人の扇」
出演:ヘレン・ハント、スカーレット・ヨハンソン、トム・ウィルキンソン、マーク・アンバース他
e0040938_166671.jpg

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
WOWOWのスカーレット・ヨハンソン特集で放映していたものを鑑賞。日本では
あまり評判にならなかったのではないかと記憶しているが、なかなか味な映画で
楽しませてもらった。だらだらせずに短めに切り上げたのもいい。
原作が文芸大家のものなので、物語は心配ないのだが、原作未読で前知識なしで
観たので、前半は「深みに欠けるかな」と感じたが、この映画の肝となる秘密が明かされた
ところからグイグイと引き込まれていった。

大恐慌時代の貴族や富豪らブルジョアの生態がイタリア・アマルフィを舞台にして
映像作品としてもよく描かれていたと思う。
若々しいヨハンソンもいいが、何と言ってもヘレン・ハントだろう。前半は悪女のように描かれ
途中から俄然人間性の厚みが増す存在となる。原作の味わいがしっかり出ているのだろう
金持ちたちの気の利いたセリフ、格言を多用した会話のやりとりなど、ワイルド原作らしい、
ヒューモアとウィットに富んだ内容も楽しい。資産家であり、避暑にイタリアを訪れ、仕事を
せずにパーティーや賭け事に明け暮れる。興味のあるのは男女のことばかり。そんな高踏な
様や俗な様を楽しむことが出来る。

メグ(ヨハンソン)の夫であるウィンダミア卿は彼女の21歳の誕生日のプレゼントを探しに
訪れた骨董屋で、アーリン夫人(ハント)と出会う。NYで落ちぶれてしまい、新たな金づるを
探しに来たアーリン夫人の目の前に現れたウィンダミア卿。アーリン夫人が選んだ扇を
めぐる二人の目線の絡みは、まさしく男女のそれであった。しかし、アーリン夫人は実は
メグの母親であったのだ。生まれてすぐにメグを捨てたのだった。ウィンダミア卿はいつ
それを知ったのか、夫人が告白し、金をせびったのか。アーリン夫人がメグが成長した
自分の子供であることをどうして知っているのか、その辺りは詳らかにされない。

メグに横恋慕するウィンダミア卿の友人ダーリントン卿は、アーリン夫人とウィンダミア卿が
浮気をしている証拠を見せて、メグを自分のものにしようとする。
一方2度の結婚に失敗した大金持ちのタピィはアーリン夫人に一目惚れし、即結婚を申し
込む。しかし夫人は結婚には失望していると、応じない。
メグを巡る夫ウィンダミア卿と、横恋慕のダーリントン卿、夫とアーリン夫人の浮気を信じて
しまうメグ、アーリン夫人がメグの母と知っているウィンダミア卿は自分の口からアーリン
夫人がメグの母親だと言えない・・・そんな状況のなか、ウィンダミア卿は、金をやるから
NYに帰ってくれとアーリン夫人に懇願する。
そしてタピィとの関係は?そんなこじれた状況の中でクライマックスを迎えるのだ。

別れを告げにウィンダミア卿を訪ねたアーリン夫人は、メグとふたりきりになったチャンスに
真実を告げようとしたが、「約束は守れる?」と聞かれ「母に誓って」といわれ、メグが母親を
理想の女性像としていることを知り、秘密を打ち明けるのを止める。

実は母と娘である二人の女性を描き、原題のように「良き女性」とは「信じること」と「おもいやり」
であろう、ということをワイルドは言いたかったのに違いない。
e0040938_1663259.jpg

<ストーリー>
1930年、南イタリアのアマルフィ。この町は世界各国からやって来た上流階級の人々が、
ひと夏のバカンスを過ごす高級リゾートとして知られている。
そこに、ひと組の初々しいカップルが到着した。ニューヨーク社交界の華として知られる
メグ・ウィンダミア(スカーレット・ヨハンソン)と、彼女の夫ロバート(マーク・アンバース)だ。

地元の社交界の中心人物であるルッチーノ伯爵夫人(ミレーナ・ヴコティッチ)の案内で、
町の見物に連れ出されるメグ。若くみずみずしい魅力をふりまく彼女は、たちまち
プレイボーイの英国貴族ダーリントン卿(スティーヴン・キャンベル=モア)の目をひくが、
彼の口説きのテクニックも、夫を一途に愛するメグには通用しなかった。

一方メグの21歳の誕生日に特別なプレゼントを贈ろうと骨董店を訪れたロバートは、
そこで魅惑的なアメリカ人女性のミセス・アーリン(ヘレン・ハント)と出会う。ウィンダミア夫妻と
同じニューヨークからやって来た彼女は、華やかな恋愛遍歴を重ねるなかで、数々の
スキャンダルをたくましく生き抜いてきた女だ。そんなアーリンのアドバイスに従って、純金を
あしらった豪華な扇をメグへのプレゼントに選ぶロバート。以来、急速に接近したふたりの仲は、
瞬く間に社交界の噂の的になる。

その噂を裏付ける証拠をダーリントン卿が見つけたのは、ウィンダミア夫妻の別荘をたずねた
時のことだった。何気なく盗み見たロバートの小切手。それは、ロバートがアーリンに多額の
金を渡していることを物語っていた。出会いの日以来、メグにかなわぬ思いを寄せていた
ダーリントン卿は、「もしもロバートが浮気をしたら?」とさり気なくメグにさぐりを入れる。
が、ロバートの誠実さを信じて疑わないメグは、自分たちは模範的な夫婦だと答えた。

社交界にはもうひとり、噂を信じようとしない人物がいた。アーリンの中に、外見の華やかさとは
異なる良き妻になる素質を見出し、思いをつのらせるイギリス人の大富豪タピィ
(トム・ウィルキンソン)だ。アマルフィの劇場でオペラが上演された夜、アーリンのエスコートを
買って出た彼は、帰り道に立ち寄った彼女の別荘で、思い切ってプロポーズの言葉を口にする。
しかしアーリンは、「私にとって、結婚は日の射さない部屋と同じなの」と言い、タピィの申し出を
断る。

誕生日を迎えたメグは、ロバートから例の扇をプレゼントされる。大喜びするメグだが、幸せの
絶頂は長くは続かなかった。その日、ロバートが外出したあと、誕生日プレゼントを携えて訪ね
てきたダーリントン卿に仕向けられるまま小切手帳を開いたメグは、夫がアーリンにたびたび
金を渡していることを知ってしまう。激しいショックにかられ、部屋に閉じこもってしまうメグ。

そんな彼女が誕生日パーティの会場に姿を現したとき、集まった人々は域を呑んだ。なんとメグは、
アーリンが着ていたのと同じ肌を大胆に露出したドレスをまとって現れたのだ。
ロバートに対するメグの様子から、夫妻の間に亀裂が生じたことを察するダーリントン卿。
彼から駆け落ちの話をもちかけられたメグは、自分自身の傷ついた気持ちをロバート宛ての
書置きに記すと、ダーリントン卿のボートに向かう。だがメグには知る由もなかった。アーリンと
ロバートのスキャンダルの陰に、自身の出生の秘密がからんでいたことを。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-09-02 22:40 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

●「ラストマン・スタンディング Last Man Standing」
1996 アメリカ Eclipse Catering,Lone Wolf,New Line Cinema.101min.
監督・脚本・(共同)製作:ウォーター・ヒル
出演:ブルース・ウィリス、クリストファー・ウォーケン、ブルース・ダーン、ウィリアム・サンダーソン他
e0040938_16245769.png

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
黒澤明が、ダシール・ハメットの小説「血の収穫」をヒントに製作した「用心棒」を、ウォーター・
ヒルが禁酒時代のテキサス州ジェリコという街を舞台にリメイクした。

おおよそのプロットは「用心棒」をなぞっては居るが、どうしても、設定が陳腐に見えて
しまい、時代設定は良しとしても、ブルース・ウィルスのキャスティングと言い、まだ若くて
あまり怖そうでないクリストファー・ウォーケンと言い、今ひとつという感じを免れなかった。

黒澤が「用心棒」で表現したかったことは剣戟よりも、桑畑三十郎の心の動きだった、と
語ったが、本作ではそれを主人公ジョン・スミス(ウィリス)の語り、という形式で進行する。
確かに二丁拳銃の打ち合いは派手だし、ゴロツキが次々とやられるのは痛快ではあるが、
物語としての深みを感じなかった。活劇としてみればまあまあなのだけれど、うわっ滑り
してしまった感が拭えない。

細かいことをいうと、主人公がぶっ放す銃はリボルバーじゃなくて、カートリッジに弾を込める
タイプ。あれだけ打ちまくって、一体弾倉をいくつ用していったわけさ、と突っ込みを入れたく
なる。カートリッジには7発の弾丸だから、2丁で14発で終わりだ。確かに45口径は威力があり
人が吹っ飛ぶほどという表現は正確でリアリティがあった。
e0040938_1625164.jpg

<ストーリー>
「対立する二組のギャング組織の抗争の渦中に飛び込んだ男の活躍を描く、ハードボイルド・
アクション。黒澤明監督、三船敏郎主演による時代劇の名作「用心棒」(61)を、禁酒法時代の
西部の町に舞台を置き換えて忠実にリメイクしている。監督・脚本は「用心棒」に多大な影響を受けたという、「ウォリアーズ」「ジェロニモ」のウォルター・ヒルがあたり、もう一人の敬愛する映画監督サム・ペキンパーにオマージュを捧げたアクション演出が印象的。

荒涼とした西部の町ジェリコ。この町に立ち寄った正体不明の男ジョン・スミス(ブルース・
ウィリス)は、偶然見かけた美しい女、フェリーナ(カリーナ・ロンバード)に心奪われる。
この町はアイルランド系のボスのドイル(デイヴィッド・パトリック・ケリー)と、イタリア系の
ボスのストロッジ(ネッド・アイゼンバーグ)にそれぞれ率いられた2組のギャングが縄張り
争いで対立していた。
保安官のエドも彼らには手出しをしない。金になると踏んだスミスは早速動き出す。自分の
車を壊したストロッジの手下をあっさり血祭りに上げたスミスの拳銃の腕前を買ったストロッジは、
用心棒として彼を雇う。だが、スミスの真意はストロッジの情婦ルーシー(アレクサンドラ・
パワーズ)に近づき、町の内部事情を探ることにあった。

一方、ドイルもまたスミスの腕を買っており、さらに高い報酬で彼を雇おうとする。ドイルには
用心棒としてマシンガンの名手ヒッキー(クリストファー・ウォーケン)がいた。ドイルに寝返った
スミスは、聖女フェリーナに再会し、彼女をメキシコに逃がした。一方、密輸酒の取引に端を
発したドイルとストロッジの抗争はエスカレート。最初は間をうまく立ち回ったはずのスミス
だったが、ヒッキーたちのリンチを受け、半死半生の目に遇う。
攻勢に転じたドイル一味はストロッジたちを皆殺しにし、街の支配権を手中にした。スミスの
心意気に惚れた悪徳保安官のエド(ブルース・ダーン)や酒場の主人に匿われ、英気を
養ったスミスは快復の時を待つ。スミスは敵地に赴くと、ドイルたち一味を次々と倒してゆく。
一人生き残ったヒッキーを倒し、スミスは悪党どもが一掃された街を去った。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-08-18 23:20 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

●「ラストミッション 3 Days to Kill」
2014 アメリカ・フランス EuropaCorp,Relativity Media,Wonderland Sound and Vision.117min.
監督:MacG 原案・(共同)脚本:リュック・ベッソン
出演:ケヴィン・コスナー、アンバー・ハード、ヘイリー・スタインフェルド、コニー・ニールセン他
e0040938_1131675.jpg

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
よく見かける老スパイものなのだが、原案と共同脚本にベッソンが入っているので、
ケヴィン・コスナー主演ということもあり、観てみました。冒頭、CIA長官から、過激派に
核ミサイルを売りまくっている「ウルフ」と、その手先の「アルビノ」を抹殺するように
女エージェント、ヴィヴィ(アンバー・ハート)が任命されりる。ユーゴでの頼みになる相棒は
イーサン・レナー(コスナー)というエージェントだ、と言われる。
ベオグラードのホテルのホテルでの、すでに一仕事終えたイーサン、協力したアジア系の
ハウスキーパーに化けたエージェントと、イーサンとの戦い、CIAが待ち構えていることを
察知した一味が取引中止を決めた後の大銃撃戦、などスタートはなかなか宜しい。そのあたり
ベッソンの迫力が効いている。

イーサンは実はガンの一種で余命3か月も無い重病の身。その割にはやつれもみえず
アクションバリバリで元気なんだけど。ww
ヴィヴィは、彼の病気に効く試薬をやるから、「ウルフ」を殺れ、と。私は「アルビノ」を殺るからと。

一方、イーサンには高校生の娘ゾーイがいて、長年離れて生活しているので、自分の余命が
僅かということもあり、妻と娘がいるパリに帰ってきた。家族にはもちろんCIAということは伏せて
あり、世界を飛び回る営業マンということになっている。
妻とは別居状態、パリの自宅に帰ってみると、知らない黒人一家が住み着いている。空き家を
放置すると悪霊が住み着くから住んでやっているという。警察に言っても、住んでしまった方に
権利がある、というわけのわからないことを言われて、仕方なく、一部屋自分のものとして
武器を管理して住み始めた。黒人一家の娘に赤ちゃんが生まれたら出て行くことを約束して。

そうこうするうちに、娘ゾーイの青春まっただ中の素行が危なっかしくて心配する父イーサン。
自分が「ウルフ」に雇われた殺し屋に狙われるなか、殺し屋は娘の写真も持っていた。
猛然と娘の行方を追うイーサン。CIAの追撃にしばらく身を隠そうとしていた「ウルフ」であったが
ゾーイがボーイフレンドの家のパーティーに招かれ、イーサンと妻も、彼の両親に合うために
ボーイフレンドの家に赴くが、そこで彼の父親のパートナーだ、と紹介されたのが「ウルフ」だった
のだ。(そんな予感はしたけどね。私は彼の親がウルフかと思ったけど)

そこで繰り広げられる銃撃戦。イーサンは試薬の副作用で肝心な時に目が回るということ
なのだが、地下鉄に逃げた「ウルフ」を追い、あと一歩ということころで「アルビノ」に捕捉され、
地下鉄の電車で殺される所、間一髪で「アルビノ」を線路に落とし、九死に一生を得たが、
「ウルフ」はまだ生きている。イーサン危機一髪ということろに、例のヴィヴィが現れて、
「フルフ」の銃を持つ手を押さえ、イーサンに殺せ、と命ずる。しかしイーサンは病気も試薬の
お陰で好転してきたこと、長い間家族に迷惑をかけたことなどから、この仕事から足を
洗おうとしていた。「殺せない」というと、ヴィヴィは容赦なく、「ウルフ」を射殺したのだった。

ラスト、海岸で遊ぶ家族3人。やっと平穏な家族の時間が帰ってきたのだった。

そんなお話。銃撃シーンとカーチェイスはさすがに迫力ある。パリの狭い道で高速での
チェイスはベッソンならではの演出で、見応えありだ。真ん中あたりまで、スパイものと
家族ものが上手い配合で面白い映画になっいるな、と感じていた。自転車にのれない
娘にモンマルトルの広場で自転車を教えるシーンとか、一味の経理士を見つけるために
一味の運転手を捕まえて、その運転手とのやりとり、捕まえた経理担当とのスパゲティ
ソースのやりとりなど、ユーモアも欠かさない。しかし、特に親子関係の物語がありきたりで
ピリッとせず、アクションものとしても、せっかく賊が娘の写真を持っていたのだから、もっと
ゾーイに危機が迫るとか、リーアム・ニーソンばりに物語をしたててくれないと、
せっかくの前半が台無し。物語としては平凡な仕上がりとなってしまった。コスナーが
歳は取ったけどいいかんじだったし、惜しいことをしたなと感じた。
e0040938_1133259.jpg

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-07-06 23:30 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

ラストベガス Last Vegas

●「ラストベガス Last Vegas」
2013 アメリカ CBS Films,Good Universe,Gidden Media.105min.
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クライン、
    メアリー・スティンバージェン他。
e0040938_12323953.jpg

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
このところ一つのジャンルになっているオールドスターを集めた作品。演技は
折り紙つきなので、問題はないのだが、それだけでは映画は引っ張れない。
本作も、若き日のワルガキたちが、58年経って再会を果たすのだが、そこには
個人個人の事情や、若き日の恋の駆け引きの傷の引きずりなどのエピソードが
織り込まれ、更に「今」の恋愛事情をも加え、なかなか贅沢なエピソードとなって
いて、手堅く纏められているので、飽きなく見ることはできるが、全体のストリーの
構成は、ありがちなパターンだ。本国ではかなりのヒットとなったようだ。この手の
作品のマストとして、気の利いたセリフの数々、ユーモアの数々は当然随所に
振りまかれている。

最大のエピソードは、一人のアイドル女子を巡り、対立してしまったデ・ニーロと
マイケルが、実は、女の子から最初にプロポーズを受けたのがマイケルだったのだが、
その娘を同時に愛していたデ・ニーロの元に行くように説得したという秘密を
伏せていたことから起きる騒動。

4人はアメリカのあちらこちらで病気を抱えたり、様々な事情を抱え、冴えない生活を
していた。その中で一人成功したマイケルが、30歳前半の花嫁を獲得し、
ラスベガスで結婚式を挙げる、というので、58年ぶりに4人組が集まることになる。
しかし、デ・ニーロは、マイケルも大好きだったはずの妻が亡くなった時に葬式に
来なかったことを大いに恨んでいて、モーガンらの熱心な誘いでベガスに来るには
来るのだが、どうしてもマイケルの結婚式に素直に喜べない。

そんな折、たまたま入ったホテルのラウンジで、JAZZを歌う女性メアリーに出会う。
どうやらマイケルとデ・ニーロはまたまた同時にこの女性に好意をもってしまったらしい。

モーガンが全財産を打ち込んだブラックジャックで10万ドルの大勝ちをしたことから
豪遊を始めた4人組。そうした中でもマイケルの式の準備は進んでいく。
しかし、マイケルも、デ・ニーロもメアリーにのめり込んでいく。メアリーは、デ・ニーロに
いつまでも亡くなった妻に未練を感じて元気をださないと妻が一番嫌がっているはずよ、
と言われて、覚醒する。さらに、デ・ニーロとメアリーが若き日に、アイドル女子を
マイケルがデ・ニーロに譲ったことを話しているところを聞いてしまったデ・ニーロは
初めて真実を知り、これまでマイケルを恨んでいたことを悔いた。

マイケルはまたしても、デ・ニーロにメアリーを譲ろうとしている。そこで、デ・ニーロは
結婚する若い娘を本当に愛しているのか、とマイケルに問う。どうも自信がない。
マイケルは老いに対する恐怖に対応するものとして若い花嫁を選んだに過ぎないことを
自覚するのだった。
マイケルは、メアリーと一緒になることを決める。デ・ニーロは自分が好きになり始めた
メアリーをマイケルに譲ることにしたのだ。

結局、ベガスでの式は流れたが、わだかまりを解消し、空港で別れ別れになる4人。
彼らの絆は、若い時より味わい深く、深まったのではないだろうか・・・。

そんなお話。細かいエピソードが上手く埋め込まれてていて、同時進行し、終盤に
回収されカタルシスを得るという、王道的手法。 名優4人の演技を観ているだけでも
面白いし、個人的にはお年を召してもキュートなメアリーが素敵だったな。役柄的にも。
e0040938_12325990.jpg

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-06-20 23:10 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

リアリティ Reality

●「リアリティー Reality」
2012 イタリア・フランスFandango,Archimede,Le Pacte,Garance Capital.115min.
  監督・脚本・原案・(共同)製作:マッテオ・ガローネ
出演:アニエッロ・アレーナ、 ロレダーナ・シミオーリ、ナンド・パオーネ、クラウディア・ジェリーニ 他
e0040938_1285483.jpg

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
面白いブラックな映画であったが、物語が動き出すまでに30分以上かかるので、しばらく
観ていて、違う映画を見始めちゃったか、と一瞬録画リストをチェックした。このイントロは
個人的にはイラついた。それなりに意味があったのだが、もう少し短く描けなかったものか。
画竜点睛を欠いた。日本では劇場未公開。WOWOWにて鑑賞。

一旦物語が動き出すと、それは面白い。さすがにカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを
獲る実力を持った作品である。

魚屋を友人と営むルチャーノは、気のいいいかにもイタリアンという感じの男。周囲からも
評判はいい。大家族で住み、家族を愛していた。が、料理ロボットを妻と共に詐欺まがいの
セールスをする、という裏稼業もしていた。

普段から目立ちたがりやで、リアリティ番組出身のエンツォに憧れたりもしていた。
そんな折、街の近くのショッピングモールで開催された「ビッグ・ブラザー」というテレビの
リアリティ番組のオーディションに、家族に誘われて参加する。まんざらではなかった
ルチャーノは、仕事があって遅れて到着。そこをエンツォを捕まえたり、プロデューサーに
頼み込んでなんとか参加することが出来た。家族に語ることころによると、1時間も
喋って、スタッフはもっと聞きたい様子だった。これはいい線いくぞ、という自信だった。

しかし、本番収録が迫るがテレビ局からはなかなか予選合格の電話が入ってこない。
そのうちに、自分の家の周りにテレビ局の調査員が来ていて、リアルな自分を監視している
のじゃないか、と思い込み始めた。すると、疑心暗鬼はエスカレートし、周囲の浮浪者も
調査員に見え、家中のものを慈善だといって与えてしまうわ、家の中のコオロギさえ、何か
TV局の意思を持って入ってきた、と思い込むようにまでなってしまう。妻のマリアは
詐欺まがいの料理ロボットを売っているという後ろめたさも手伝い、番組に合格して
大金を掴みたいという気分でいたし、家族も、周囲の友人や村人たちも、ルチャーノが
人気ものになるだろう、と期待していたので、ルチャーノの思い込みの激しさはエスカレート
していく。ついには、魚屋まで売ってしまい、全てを番組合格に掛けてた。

周囲もルチャーノがおかしい、とは思い始めていた。妻のすすめでセラピーも受けてみた。
友人に誘われて教会に行き、神に救いを求めるというところまでい行く。しかし、ルチャーノは
途中から抜けだして、TV局のセットに忍び込み、あたかも自分が既にリアリティ番組に
入り込んでいるような気になってしまうのだった・・・。

「バカは死ぬまで治らない」っていうことかな。ルチャーノの思い込みの激しさもさることながら
家族をはじめとする周囲の期待にルチャーノが乗ってしまし、引くに引けなくなり、やがて
その状態がリアリティ(現実)となってしまうというブラックが描かれているだ。一人の男の
人生があることをきっかけに脆くも崩れていくという。一旦口にした大言壮語は、なかなか
引っ込めるのが辛いのだろう、特にイタリア男にとっては。妄想に飲み込まれてしまった
不幸な男の辛い話である。
e0040938_129947.jpg

この映画のデータはこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-05-13 23:20 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

●「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! The World's End」
2013 イギリス Universal Pictures,Working Title Films.109min.
監督:エドガー・ライト  脚本:サイモン・ペッグ、エドガー・ライト
出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、パディ・コンシダイン、マーティン・フリーマン、エディ・マーサン、  
    ロザムンド・パイク、ピアース・ブロスナン他
e0040938_12274883.jpg

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
この映画については私の★はあまり信用しないで。なぜなら本作は指向性の極めて
強い映画で、作っている人、出ている人をよく知っていて、このようなテイストを好む映画ファンに
取ってはとても面白いことでしょう。サイモン・ペッグとニック・フロストの「宇宙人ポール」は
私にもよく分かり、面白く笑えたのだが、今回は、「え!?何これ?」という「分からない感」が
先行してしまった。 まあ、大人がバカやっている映画を、分かっていて作っているのだから
画面から漂う「おバカ感」を味わえばいいのであるが、宇宙人が登場したあたりから、どうも
ついていけなくなってしまった。どうしても、12軒のパブを回ってビールを飲むという、そこから
して「おバカ」な目的のため、宇宙人に体を奪われてしまった街の人と戦うはめになるという、
なんともシュールで、形而上的な表現が展開されれる。一件「おバカ」に見えていて、実は
「深い」映画なのかもしれない。ただ私にはその感想には至らなかった。単なるおバカ映画、
としか・・・。どこかイギリスの「おバカ」な匂いはしましたけど。

でも、観ちゃったんだよね、最後まで。ラストカットの意味合いも考えてみたのだけれど、
よく分からなかった。深刻に意味を求めるのは馬鹿げていると思ったので、考えてみる
のは止めたけど。 5人の叔父さんになった男ども、それと紅一点のサムも、宇宙人と
戦うときはやたらと格闘が強いんだよなあ。「アヴェンジャーズ」みたいだよ。

映画「ゴーン・ガール」でオスカーのミニーになったロズムンド・パイクの存在が、この映画を
締めている感じがした。

監督と主演級二人の作品を好む人は、面白いのじゃないでしょうか?
e0040938_1228534.jpg

<ストーリー>
“1晩に5人で12軒のハシゴ酒”に挑戦するアラフォーの酔っぱらいたちが、街を操る何者かと
戦いを繰り広げるSFコメディ。監督・脚本は、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」の
エドガー・ライト。
出演は、共同脚本も務める「スター・トレック」のサイモン・ペッグ、「宇宙人ポール」のニック・フロスト。

20年前の学生時代、一晩で12軒のパブをめぐる“ゴールデン・マイル”を成し遂げられなかった
ゲイリー(サイモン・ペッグ)は、リベンジするため当時の仲間アンディ(ニック・フロスト)ら4人を
集め、イギリス郊外の街ニュー・ヘイヴンに舞い戻ってくる。
やがて街の様子がおかしいことに気づくが、実は街の人々は何者かによって操られていたのだ。
自由を取り戻すため、そして世界を救うため、12軒目のパブ“ワールズ・エンド(世界の終わり)”を
目指して、酔っぱらいたちのどうしようもない戦いが幕を開ける……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-04-19 23:20 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

ラブレース Lovelace

●「ラブレース Lovelace」
2013 アメリカ Millennium Films.93min.
監督: ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン
出演:アマンダ・セイフライド、ピーター・サースガード、ハンク・アザリア、ジェームズ・フランコ他
e0040938_13583931.jpg

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
R18+という指定が付いているので、ポルノの色が濃いのか、と思って見始めたが、
これが何と、リンダ・ラブレースというポルノ女優の壮絶な人生のドキュメント風映画だった
ので、アマンダが引き受けたのも頷けた。途中で止めようかと思ったけど、結末が
どうなるのかという興味で最後まで観た。

リンダ・ラブレースという女優さんを知らなくても「ディープ・スロート」というポルノ映画の
名前を聞いた方は多いだろう。本作は、そのリンダの栄光と、屈辱の半生記である。
悪い男に引っかかるのが悪い、というのは簡単だが、夢見る少女に地獄の思いをさせた
チャック・トレーナーという男はクズ中のクズだな。本来素直なリンダは、夫に従え、カソリック
では離婚は許されない、という母の言いつけを守ったが故に、瀕死のDVに苦しむ結果と
なるのだ。良かれと思った母の教育が皮肉な面に出てしまう。最後に和解はするのだが
ポルノ女優を娘に持った両親とその教育の結末が悲しい。

DVを描くなら題材はいくらでもあるじゃないか、と思うのだが、やはりリンダの生きた事実を
知ると、こういう人生もあったのだ、という思いは去来する。
まあ、ポルノに出るということが既に尋常ではないのではあるけどね。「人に歴史あり」という
側面で楽しめる映画ではあった。アマンダは裸を惜しまない体当たりの演技。
リンダは、夫のDVに苦しみ、一本だけ撮影した「ディープ・スロート」で有名になり、LAの
マリブに住み、ロースズロイスに乗る身分となるが、金の管理は全て夫であるチャック。
彼女は以降、映画には出ることはなく(と公式には言われるが獣姦などの作品には出されて
いたらしい)、夫と別れて別の男性と結婚し、子供ももうけ、それなりに幸せな生活を送り、
一方で自分のようなDVに苦しむ女性をこれ以上作りたくないと自叙伝を出版する。
彼女が撮影現場にいたのは17日間しかでなく、受け取ったギャラは1250ドルのみ。
しかし、一作のヒットで人生に烙印を押されてしまったのだ。リンダは頼まれれば
いろんなことで反ポルノ映画、反DVの講演をしていたそうだが、2002年、交通事故で
死亡した。54歳。

クソ夫のチャックはリンダと別れた後、これも有名なポルノ女優マリリン・チェンバースと再婚
するものの、リンダの死亡の3ヶ月後、心臓発作でこれまた死亡する。天網恢恢、である。
まあ、コカインを常習したりしていたから、遅かれ早かれだったのだろうけど。

本作は、リンダ・ラブレースという女性の壮絶な反省を目の当たりにし、こういう人生も
あったのだな、と思えばいいと思う。個人的には70年代ファッションと挿入される当時の
ヒットポップスが懐かしかった。ちなみに私は「ディープ・スロート」という映画を観たことが
ありません。
e0040938_1356493.jpg

<ストーリー>
「72年に全米で公開され、社会現象になるなど、史上最もヒットしたと言われるポルノ映画
『ディープ・スロート』。その主演女優であるリンダ・ラヴレースの数奇な半生を描く人間ドラマ。
『レ・ミゼラブル』のアマンダ・サイフリッドが“伝説のポルノ女優”を熱演するほか、ピーター・
サースガード、シャロン・ストーンらが脇を固める。

フロリダの小さな町に暮らすリンダ・ボアマン(アマンダ・セイフライド)は、敬虔なカトリック
教徒の両親のもと厳しく育てられた。そんな生活にうんざりしていたリンダは、ある日、
女友達と遊んだ帰りに地元でバーを営むチャック・トレイナー(ピーター・サースガード)と
出会う。チャックが寄せる甘い言葉に酔いしれた彼女は、すぐに彼と結婚。うぶなリンダに
チャックは一つずつセックスの手ほどきをしていった。
当初甘い面を見せていたチャックだが、次第に汚い部分を見せ始める。バーでの売春容疑で
逮捕され保釈金や多方面への借金を抱え金に困ったチャックは、リンダをポルノ映画に
出演させようとする。

こうして彼女はリンダ・ラヴレースという芸名でポルノ映画「ディープ・スロート」に主演。
作品は1972年に全米公開され、成人映画用の劇場だけでなく一般の映画館でも上映、
有名人やセレブ、女性たちもこぞって観に行き、一大センセーションを巻き起こす。
『プレイボーイ』編集長のヒュー・ヘフナー(ジェームズ・フランコ)やサミー・デイヴィス・Jr.からの
賞賛を受け、リンダは性革命のシンボルとして一躍スターとなる。

それから6年後、チャックと別れたリンダは自伝を出すために出版社を訪れる。メディアによって
作り上げられたリンダ・ラヴレースの虚像の裏で、チャックから日常的に暴力を振るわれても
逃げ出すに逃げ出せず虐げられていた日々があった。辛い過去と決別するために、そして
同じように苦しい思いをしている女性たちのために、リンダは当時のことを包み隠さず
正直に語る……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-03-30 23:10 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

●「リーガル・マインド~裏切りの法廷~ The Trials of Cate MacCall」
2013 アメリカSunrise Films (II),Pitbull Pictures,Sierra / Affinity.97min.
監督・脚本:カレン・モンクリーフ
出演:ケイト・ベッキンセイル、ジェームズ・クロムウェル、アナ・アニシモーア、ニック・ノルティ他
e0040938_12472797.png

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
短い法廷映画で、それなりに楽しめたが、詰めが甘いというか、ダメダメ弁護士なのに
有能だと自他共認めている状況やら、最初に出てくる無実の黒人青年に関するエピソードの
中途半端加減やら、自分の子供の親権の問題やら、ちょっと詰め込みすぎで、ドンデン返しが
結構面白いのだけど、いい加減な法曹界メンバーが多すぎで、ホンマかいな、と思って
しまった。ほんとにアメリカの法曹界がこんなだったら戦慄だけど、悪い点を寄せ集めて
悪いことの集大成というような映画になってしまった。

主演、ケイト・ベッキンセイルもいいお歳になってきて、それなりに頑張っているが、設定が
アルコール依存症で、法廷に遅れてきて、保護観察処分の身、さらに子供の親権をめぐり
夫とモメている。更に、過去に有罪にした黒人青年が最新のDNA検査で無罪となるなど、
ダメ弁護士。でも周囲はキミは優秀な弁護士だ、っていっているんだよねえ。

そのダメ弁護士ケイトが、社会貢献プログラムで、指定された弁護。殺人で無期刑を
言い渡された女性が、自分は無実と言っているという。ケイトはノリ気がしなかったが、
更生の一環として引き受けることにする。そして、彼女に事情を聴くと、ろくな捜査も
せず、裁判では証言をでっち上げ、証拠を隠す、という検察と警察のお粗末な姿勢が
あきらかになっていった。裁判長もこれには激怒し、検察側を激しく叱責し、彼女を
釈放する。しか~し、なのである。無実を勝ち取った女性が、とんでもない食わせ物で、
(バカじゃ出来ないよなあ)、裁判で上手いこと嘘をついて、無罪を引き出したのであり、
はやり真犯人だったのだ。冤罪はむしろ警察や検察に行ってしまった。
さらに復帰した法律事務所では、ワシントンでの裁判で嘘に塗り固められた裁判で
勝利すれば共同経営者にする、という誘いを受ける。

これに反省したケイトは裁判長に相談しようとするが、この裁判長が食わせ物で、
ホテルの部屋を取ってケイトを食事に誘うという始末。
良心の呵責に耐えかねたケイトは、警察の名誉の回復をすべく、新しい裁判を立ち上げ
彼女を逮捕し、例の裁判長が自ら公判を回避するように仕向けた上で、再び有罪へと
持ち込む。共同経営者という誘いを蹴って、弁護士事務所を辞める。
しかし、娘の親権を争う裁判では、負けてしまい、娘は父親とシアトルに引越て
しまう・・自暴自棄になる寸前で、相棒の弁護士でお父さんのようなブリッジス(ニック・ノルティ)
のアドバイスで、再び自分を取り戻す努力を重ねるのだった。

展開はテンポよく、カタルシスもあるのだが、ちょっとストーリーに都合が良すぎる傾向があり
シンパシーを感じづらい。
e0040938_12474777.jpg

<ストーリー>
「弁護士のケイト・マッコール(ケイト・ベッキンセイル)は日々のストレスからアルコール
依存症に陥り、弁護士としてのキャリアと娘の養育権を失ってしまう。悲嘆に暮れる
ケイトだったが、彼女の良き理解者ブリッジズ(ニック・ノルティ)の支えで、更生の道を
歩み始めるのだった。
そんなある日、ケイトは殺人事件で有罪判決を受けた女性の弁護を依頼される。
だがその被告人レイシー(アナ・アニシモーワ)が犯人だという証言は揃っており、ケイトも
弁護士として勝訴する可能性はわずかだと感じていた。ところがレイシーは、自分は無罪だと
涙ながらに訴え続けていた……。

娘との関係を再び築こうと努力するケイトだったが、溝は深まるばかり。母として苦悩する
日々を過ごす中、弁護士としてのケイトも今回の事件に深く関与すれば、また同じ過ちを
起こすのではないかと逡巡する。かつてケイトは、ある事件で弁護を担当した被告人を
冤罪被害者として刑務所に入れてしまった過去を背負っていたのだ。
しかしケイトは過去の自分を払拭するため、また弁護士としてのキャリアと娘を取り戻すため、
事件の真相を追うことを決意する。調査を進めていくにつれ警察による証拠の偽装や、
供述の食い違いが明らかになり、ケイトの恩師であるサンプター裁判長(ジェームズ・
クロムウェル)も繰り返される証拠の隠蔽、偽証に憤りを感じていた。ケイトやレイシーに
とって状況が好転していく中、ついに最終弁論の日を迎える。だが勝利を掴むと思われた
ケイトだったが、1つの疑惑が浮かび上がり、さらに思わぬ展開が待ち受けていた……。」
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
 
by jazzyoba0083 | 2015-03-28 22:45 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)