カテゴリ:洋画=ら~わ行( 170 )

●「ローン・レンジャー The Lone Ranger」
2013 アメリカ Walt Disney Pictures,Jerry Bruckheimer Films.149min.
監督・製作:ゴア・ヴァービンスキー 製作:ジェリー・ブラッカイマー 
出演:ジョニー・デップ、アーミー・ハマー、トム・ウィルキンソン、ウィリアム・フィクトナー、バリー・ペッパー
    ヘレナ・ボナム=カーター、ジェームズ・バッジ・デール、ルース・ウィルソン他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
シネコンに観に行こうかな、と思ったが、上映時間の長さにおそれをなして止めてしまった
作品。イマイチ積極的に観に行こう、というモチベーションが湧かなかったのも確か。
本国での評価はよろしくないし、ラジー賞にもノミネートされているのだけれど、
私としては、とても楽しく観たよ。どこかまずいのかな。たしかに白塗りしたジョニデの顔は
誰だかわからんし、ローン・レンジャーを演ったアーミー・ハマーもちょいと魅力に欠ける
キャスティングではあったけど、あとはテレビドラマ(リアルタイムでは観ていないけど)の
世界のまんまというかテレビの狭い世界では体験できないであろう大きな画面で繰り広げられる
「活劇」は伏線とカタルシスの塊で、男の子映画として、時間も長く感じなかったし、
ディズニー映画なので、安心して観ていられるし、楽しい時間を過ごせたんだけど・・・。

年老いたトントが、サーカス小屋の中の大西部展みたいなブースで、見に来たローン・レンジャー
姿の少年と会話してすすめる物語も、嫌いじゃなかった。
ラストの銀を積んだ列車での活劇は、インディー・ジョーンズの世界だな。トントの「ボケ」と
愛馬「シルバー」の「ボケ」も面白かったし、娼館の女主人ヘレナ・ボナム=カーターの義足ライフル、
など、銀の銃弾などのギミックも効いていたと思う。
この手の作品に欠かせない、「意外性」も、いろんなところで発揮できていたのではないか。

ネットを見ると、ジョニデは監督やプロデューサーとの組み合わせから「パイレーツ・オブ・カビリアン」
と比べられているようだが、幸い?なことに、私はその海賊ものはひとつも観ていないし、
見る気も起きないので、本作が素直に楽しめたのかもしれない。
所詮は、主に子供向けのラジオドラマ~テレビドラマの映画化なので、目くじら立てることもないし、
映画化も4本目だ。逆に言えば今日的におとなも楽しめるエンタテインメントに仕上がっていたかどうか、
が評価軸だと思うのだが、その点個人的にはOKだと思った。
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<ストーリー>
「日本でも人気を博した往年のTVシリーズを、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、
「ランゴ」のゴア・ヴァービンスキー監督&ジョニー・デップ主演コンビで映画化した西部劇
アクション大作。復讐に燃える悪霊ハンター“トント”と彼によって瀕死の状態から甦った
正義のヒーロー“ローン・レンジャー”の凸凹コンビが、巨悪への鉄槌を下すべく珍道中を
繰り広げるさまをユーモアと迫力のアクションを織り交ぜ描き出す。
共演は「J・エドガー」のアーミー・ハマーと「英国王のスピーチ」のヘレナ・ボナム=カーター。
 
西部開拓時代のアメリカ。正義感あふれる郡検事のジョン・リードは、勇敢なテキサス・
レンジャーの兄ダンを無法者一味に殺され、自らも凶弾に倒れて生死をさまよう。そんな彼の
前に現われたのは、ネイティブ・アメリカンの男、トント。少年時代の忌まわしい事件のために
復讐に燃える悪霊ハンターだった。トントは、その聖なる力でジョンを甦らせると、それぞれが
求める復讐と正義のため手を組むことに。そしてジョンは敵を欺くべく兄の形見をマスクにして、
素顔を隠したヒーロー“ローン・レンジャー”となる。こうして共通の敵=極悪非道な無法者ブッチ・
キャヴェンディッシュを追って旅に出た2人だったが…。」(allninema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-10-23 23:15 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

●「私が愛した大統領 Hyde Park on Hudson」
2012 イギリス Daybreak Pictures,Film Four,Free Range Films.94min.
監督:ロジャー・ミッシェル
出演:ビル・マーレイ、ローラ・リニー、サミュエル・ウェスト、オリヴィア・コールマン、エリザヴェス・マーヴェル
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
これまでも映画の素材として多く使われてきたフランクリン・ルーズベルト大統領の裏面史とでも
いう作品。未だにアメリカ国民の人気が高く、ポリオを患って重度の身体障害者でありながら
史上ただ一人の4選された大統領で、大恐慌を受けた「ニューディール政策」や「第二次世界
世界大戦への参戦」や「リメンバー・パールハーバー」や、「ヤルタ会談」などなどで歴史に名を
残した名?大統領も、人の子、女性関係の方も、お盛んでございましたよ、というテーマを
ローラ・リニー演じるデイジーといういとことの関係を通して描き、更に、「英国王のスピーチ」で
有名になった英国王ジョージ6世が、欧州の戦争にアメリカの支持を取り付ける件という
大きな2つのテーマがある。というわけで、邦題のような恋愛もの一辺倒ではないので
歴史の一コマとして見るのは面白いが、映画としての焦点はボケているように感じた。
まあ、イギリス映画だからしょうがないのか。

こうした物語が表になることは少ないと思うのだが、90歳を超えてなくなったディジーのベッドの
下から見つかった日記と手紙から明らかに成った。
大統領はいとこという関係を乗り越えて、自分を愛してくれている、と思っていたデイジーだが
実は、現在の秘書、どこかの夫人、などとも関係を持っていたという。妻のエレノアは夫の
そうした性癖に辟易してレズの世界に走った、と。しかしデイジーは誰がいようが、大統領は
私のもの、と強く思っていたのだった。

個人的には、デイジーとの関係よりも、吃音の英国王とその妻が、アメリカに支持を取り付けに
来て、アメリカ人の処遇に不満を言いながらも、それを抑えつつ、ルーズベルトから、なんとか
協力の言質を取り付けようと悪戦苦闘し、ホッドドックピクニックも我慢して参加するようすが
アメリカとイギリスの立場を表していて面白かった。
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<ストーリー>
「 「ロスト・イン・トランスレーション」「ムーンライズ・キングダム」のビル・マーレイが、
歴代アメリカ大統領の中でも屈指の人気を誇るフランクリン・デラノ・ルーズベルトを演じた
伝記ドラマ。
重度の障害者でありながら激動の時代に超大国アメリカを率いたカリスマ的大統領の
知られざる素顔を、英国王との歴史的会談秘話と彼を影で支えた従妹デイジーとの
秘められた大人の恋模様を軸に綴る。
共演は「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」のローラ・リニー。監督は「ノッティングヒルの恋人」
「恋とニュースのつくり方」のロジャー・ミッシェル。

 1930年代のアメリカ。大恐慌の悪夢からアメリカ経済を救い出し、ヨーロッパを覆う不穏な
情勢に立ち向かう第32代アメリカ合衆国大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルト。
そんな大統領の世話役として従妹のデイジーが迎えられる。小児麻痺の後遺症に苦しみ
ながらも大統領としての激務をこなす彼にとって、デイジーと過ごす束の間のひとときは
心から安らぎを覚える貴重な時間となっていく。
そんなある日、ニューヨーク州ハイドパークにある大統領の私邸を英国王ジョージ6世夫妻が
訪問する。もはやナチス・ドイツとの戦争が避けられないイギリスにとって、アメリカの支援は
必要不可欠。そんな自国の命運を左右する重責を担い、緊張の面持ちのジョージ6世を、
アメリカ流のもてなしで迎える大統領だったが…。」(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-10-22 22:45 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

連合艦隊

●「連合艦隊」
1981 東宝 143分
監督:松林宗恵
出演:小林桂樹、永島敏行、金田賢一、古手川祐子、中井貴一、丹波義隆、財津一郎、三橋達也
    高橋幸治、中谷一郎、小沢栄太郎、金子信雄、奈良岡朋子、丹波哲郎、鶴田浩二、森繁久彌ほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
同じ戦闘を描いた3本を連続してみた。本作ともなると、戦闘シーンの凝りっぷりもさることながら
ヒューマンストーリーに主眼が置かれ、戦争の悲惨さをより濃く訴える雰囲気に重点が置かれる。
これは今年の「永遠のゼロ」に通じるものだ。(ゼロは、反戦映画かどうかは意見が別れるが)

永島敏行と金田賢一兄弟と古手川祐子を巡る愛情や戦争に振り回される若い女性のお話、
方や戦艦大和の下士官の父と、予科練を恩賜で卒業し、海軍士官候補生として入隊し、
やがて、特攻隊として死んでいく親子の物語が横軸を支える。縦筋には、もちろん真珠湾~
珊瑚海~ミッドウェイに至る、山本五十六大将の、物量勝る米軍に対し、一撃を加えて早い講和に
持ち込むという戦略を台無しにする当時の海軍のバカっぷりが描かれていく。

この中で注目したのは艦隊司令部と海軍軍令部が仲が悪く、情報のやりとりがまるでなって
無かったこと。インドシナ半島に進駐を主張する軍令部と、太平洋を航空機により制圧する
ミッドウェイを中心とする作戦を展開し、アメリカ機動部隊を叩くことを主張。
その辺りの対立が描かれていく。また「謎の南雲艦隊の転進」も、情報というものを重要視し
なかった日本軍の致命的な欠陥も示されていく。
海軍の上層部がこれでは、戦闘機や、軍艦で現場に直面する兵卒はたまったものではない。
陸軍に比べ、進歩的だったと言われる海軍にしてこれだから、あの戦争は負けるべくして負けた
と言わざるを得ない。
また、真珠湾の後の東南アジアからインド洋までの長い意味のない遠征。山本は、真珠湾に
空母が居なかったことを非常に警戒していた。早く空母を探すべきなのに、インド洋まで出かけて
いては、どうしようもない。

山本の苦悩、小沢と南雲、また南雲と同じ司令部にいて意見が終始合わなかった宇垣纏の
対立も、語りや地図を交えてわかりやすく描かれる。
なかでも、山本だったかな、「やむを得ないで始まり、やむを得ないで終わるのか」という感慨は
日本が始めた戦争の愚かしさを示していた。

ラストは谷村新司の歌で締めくくられるのは当時、さだまさしらが映画のエンディングテーマを
歌っていた流行りを取り入れたのだろうな。あまり終わり方としては感心しない。
出演者は東宝オールスター。藤田進は、「ハワイ・マレー沖海戦」からずっと出ていたな。

特撮はもう円谷の時代では無くなっていたが、「太平洋の嵐」で使われたシーンが多数使われ
また真珠湾もアメリカ軍側の映像も実写を混じえながら描かれていて、迫力という点からすれば
20年の進化を感じさせるものであった。空母飛龍は1分の1の模型を作ったし、戦艦大和の
モデルも精密なものを作り上げた。当時の防衛庁も協力をしている。スタッフの力の入れようが
分かるというもので、実際映像もなかなかの迫力を持つ。
この後はCGやVFX全盛時代に入っていくわけだ。

この手の映画は、もう作られないだろうな。
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<ストーリー>
昭和十五年。考古学者本郷直樹は次男の真二が自分と同じく学問の道を志すことを喜んでいた。
兄の英一は父の意に反して海軍少尉になっていた。
一方、船大工の小田切武市は一人息子の正人が海軍兵学校に合格したので有頂点になっていた。
十八年間海軍に勤めても下士官止りの武市は正人の将来は約束されたと信じて疑わなかった。

一年が過ぎた。世界情勢は日毎に緊迫の色を強め、戦争の予感は現実のものになろうとしていた。
昭和十六年十二月八日、早期和平を強調する山本五十六のもとで、連合艦隊は、ハワイ真珠湾に
奇襲をかけた。次々と炎上する米海軍の戦艦群を、英一は興奮の面持ちで見つめていた。

その頃、五年の歳月と建艦技術の粋を集めた空前総後の巨艦、大和が完成した。山本はアメリカに
時間を与えず、早期和平に持ち込もうと、ミッドウェイ作戦に賭けた。
しかし、作戦は失敗に終り、戦局は消耗戦へと展開していった。数々の戦闘を体験している英一は、
死を覚悟し、婚約者の陽子と式を挙げたが、指一本触れずに戦場へもどった。
やがて大学生の真二も召集され兵学校を卒業した正人も武市の意に反して零戦に乗る決意を
していた。日本軍は劣勢に回り、起死回生のレイテ作戦に出た。英一は戦場で真二と出会った。
陽子への仕打ちをなじる真二に「陽子を頼む」と遺書を残して英一は大空に散った。
英一の残したライフ・ジャケットのために沈む船から脱出した真二は、生きる喜びをあらためて知り、
陽子と生きようと陸上勤務を志願するが、大和への転属を命ぜられる。
死を目前にして真二は陽子を抱けなかった兄の気持を初めて理解した。陽子は逆だった。
愛する人に抱かれたい。陽子は真二に激しく体をぶつけるのだった。

同じ頃、正人は特攻を志願していた。武市は息子の出世に固執し兵学校へ行かせた己の
浅薄さを呪い戦争の恐しさを痛感した。戦況は挽回の余地もない所まで来ていた。そして
ついに、最後の切札、大和の沖縄への水上特攻が計画されるに至った。大和は出撃した。
真二も正人もその中にいた。そして、陽子、武市、多くの肉親を残して、大和艦上の戦士たちは
その命を沈めていった。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-10-12 00:40 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

●「ラスト・ダイヤモンド 華麗なる罠 Le dernier diamant」
2014 フランス  Vertigo Productions,and others.109min.
監督・脚本:エリック・バルビエ
出演:イヴァン・アタル、ベレニス・ベジョ、ジャン=フランソワ・ステヴナン、アントワーヌ・バズラー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
日本劇場未公開作品を放送するWOWOWの「ジャパン・プレミア」で鑑賞。
この後にみることになる「トランス」もそうだけど、二転三転、どんでん返しが続くと
何が何だか分からなくなる悩みがつきまとう。
その点、この映画は観終わってから整理する必要のないくらいの二転三転具合なので
なかなか面白く観た。幻のダイヤをめぐり、強奪する側と取り戻そうとする側の駆け引きが
スリリングに展開する。本物と思ったダイヤが実はニセモノで、ニセモノと思わせたダイヤが
実は本物だったり。真実の持ち主が偽鑑定家に化けて、鑑定機の中でニセモノと本物を
入れ替えるというあたりはハラハラしたね。

出だし、裸の男がホテルの廊下をうろつく。カギをロックしちゃったんだよ、とメイドに説明し
金目もものがある部屋に入り、仲間を引き入れ金庫を破って金や宝石を盗む、そんな
こじゃれたスタートだ。裸の男こそ、仮釈放中の泥棒、シモンだ。このシーンはエンディング
でも繰り返され、ニヤリとさせられる。

その後だましだまされた続く。盗む側のシモンが、警備担当に化けて若き持ち主に近づき
恋に落ちてしまうというのはまあ、お約束だな。

ブルーレイになるので、お時間があるときに見るにはいいんじゃないかな。洒落てて。
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この映画のデータはこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-09-13 22:50 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

Lucy/ルーシー

●「Lucy/ルーシー」
2014 フランス Canal+,Ciné+,EuropaCorp,TF1 Films Production.89min.
監督・脚本:リュック・ベッソン
出演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド他

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
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<面白い映画ですが、ネタバレしていますので、お気をつけ下さい>

 シネコンの日曜日、小屋は小ぶりだったがほぼ満席。久しぶりで奥さん帯同での
鑑賞です。リュック・ベッソン風のひねりが効いていて、エンターテインメントとして
素直に面白かった。しかし、後半、人知の想像の遥か外に行く世界では、付いていけない
部分もあった。ルーシーが進化していく世界と、韓国人マフィアが銃を持って追いかけて
くる新旧の対比が面白かったと思う。

人間は脳の数%しか使っていないのだが、それを100%使うとどうなるのか、という
SFそのものの世界なので、想像するしかなく、突っ込みたくても突っ込めないんだな。
その突飛さ加減を面白いと思うか、荒唐無稽と白けるか、見る人の感性によって
評価が別れるだろう。前に見た「クロニクル」という映画もそんな感じだった。

ルーシーが体内に埋め込まれ、それが漏れだしたことで超人化するわけだが、なんとやら
というその物質、妊娠6ヶ月目の妊婦が胎児の全身骨格を形成させるために出す
ホルモンのようなことを言っていた。これが人工的に作られ、それを大量に摂取すると
これまで機能していなかった人間のポテンシャルが飛躍的に向上する、というわけだ。
何%でどうなるのか、それぞれ面白かった。ラスト、100%覚醒でルーシーは消えて
しまうのだが、光になったのか、時間になったのか。人間の脳の最大活性化は理屈では
分かっていてもだれもそれを人工的に実践したことが無いから、こういう映画は面白い
のだろう。観終えて思ったのは、いわゆるサイキッカーとか透視家とかは脳が通常人より
何%か活性化しているのかもしれないな、などと思った。天才と呼ばれる人もまた。

スカーレット・ヨハンソンはもともと贔屓の女優さんなので、今回も安心して観ていた。
カッコいいですよ。モーガン・フリーマンも嵌っていた。
ヨハンソン演じるルーシーが、脳の覚醒の各段階でどう変貌していくのか、を見ていく
ことがこの映画の最大の面白さだ。
ベッソンは分かりやすい理屈を得意のアクションと多少のスプラッタを加味し、
画面構成の工夫とスピード感で、90分ほどの作品にまとめあげた。こういう映画は
だらだら長く理屈を述べるよりもこの程度で終わったほうがいいということをベッソンは
分かっているんだね。

パリの市内のカーチェイス、あれはVFXだろうなあ。あんなハチャメチャはやらせない
だろう。それにしても、日本人としていささかの感慨があるのは、舞台のスタートが
台湾。マフィアは韓国語しか喋らない韓国人。使われるコンピュータはサムスン、
テレビはLGと、かつて、日本製品だらけだった洋画が懐かしくなる。
クルマはPeugeotが全面協力しています。私は面白く観終えました。
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<ストーリー>
「レオン」「ニキータ」のリュック・ベッソン監督がスカーレット・ヨハンソンを主演に迎えて贈る
ヒロイン・アクション。新種ドラッグの影響で脳機能が驚異的に覚醒し、超人的な能力を発揮し
始めたヒロインの暴走の行方を描く。共演はモーガン・フリーマン、チェ・ミンシク。
 
 訪れた台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまったごく平凡な女性ルーシー。
体内に新種の麻薬が入った袋を埋め込まれ、運び屋として利用されてしまう。ところが、
袋が破れて謎の物質が体内にあふれ出し、彼女の脳に異変が生じてしまう。通常の人間は
脳の潜在能力の10%しか活用できないが、ルーシーの脳はそれを遥かに越えて覚醒を
始めたのだ。
マフィアの追手を易々とかわし、脳科学の権威ノーマン博士とコンタクトを取るべくパリへと
向かう。その間にも、脳の覚醒は留まるところを知らず、いつしか自分でも制御できなくなって
いくルーシーだったが…。((allcinema)

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by jazzyoba0083 | 2014-09-07 11:15 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

●「我が家のおバカで愛しいアニキ Our Idiot Brother」
2011 The Weinstein Company,Big Beach Films,Lilely Story.90min.
監督・原案・脚本:ジェシー・ベレッツ 
出演:ポール・ラッド、エリザベス・ハンクス、ゾーイ・デシャネル、エミリー・モーティマー、ヒュー・ダンシー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
日本未公開の作品を放映するWOWOWのジャパンプレミアで鑑賞。重い映画を
見続けるとたまにはこういうライトな笑いが欲しくなる。俳優陣もなかなか豪華だが
この手のコメディはなかはか日本では一般受けはしないだろうなあ。

邦題でも原題でも「アホ兄貴」が巻き起こすドタバタを描くが、知っている人は笑っちゃう
独特のユーモアとかあって、ほんわかして観終えた。おバカアニキのポール・ラッドは
ひげもじゃで、とことん人がいい。その上無警戒なばか正直で、なんでもしゃべっちゃう。
悪気はないんだよね。というかそのほうがその人のためだと思っちゃう。
そんなバカアニキに3姉妹が振り回される物語なんだね。

冒頭、有機栽培の野菜を売るネッド(ラッド)に、おとり捜査の巡査がハッパを所望する。根がいい
ネッドは、辛そうな巡査を見て、ハッパを売ってしまう。それで8か月のムショ暮らしとなる。
出てきてみると、パートナーとして農園を共にやっていた女性は他の男性と暮らしていて、
愛犬のウィリー・ネルソンも返そうとしない。住むところにも困ったネッドは、3人の姉を順繰り
に訪ねて居候するのだが、そこでいちいち問題を引き起こす。
でも、それぞれの姉妹たちが抱えている本質的な問題を結果的に指摘しちゃうんだな。
一番上の妹の家では男の子の教育、さらにドキュメンタリーを撮影している夫の浮気も発見
してしまう。次の妹はキャリアウーマンで雑誌記者。ここでも、上から目線の妹を打ちのめす
おバカをやらかす。さらに末の妹はバイセクシャルで、妊娠してしまい、それを兄貴が
レズのお相手にばらしてしまう、さらに、愛犬を取り戻しに農園に出かけていくのだが、
元カノは絶対に返さないという。そこで家に忍び込むのだが、見つかってしまう。
またまた刑務所に戻ってしまうネッドだったが。

結局3姉妹の問題はそれぞれ解決し、ネッドは、元カノと別れたビリーと田舎でロウソク
作り。ウィリー・ネルソンも帰ってきた。ある日、ウィリーがいなくなる。必死でさがすと
ある犬といちゃついている。その犬はドリー・パートンといい、(爆)連れていた女性と
ネッドの将来を匂わせて映画は終わる。

ウィリー・ネルソンの曲がながれたり、エロだったりブラックだったり、アメリカ人大喜びの
ネタが振りまかれたうえにほのぼのとしたエンディング。いい感じです。3姉妹や、末妹の
レズの相手を演じていたラシダ・ジョーンズといい女性軍も頑張っていました。
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この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-08-31 22:20 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

ロスト・ボディ El cuerpo

●「ロスト・ボディ El cuerpo」
2012 スペイン Canal+ España,Rodar y Rodar Cine y Televisión.112min.
監督・脚本:オリオル・パウロ
出演:ホセ・コロナド、ウーゴ・シルバ、ベレン・ルエダ、アウラ・ガリード、クリスティーナ・プラサス他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
劇場未公開作品を放送しているWOWOWでの放映で鑑賞。いやあ、これ面白いですよ!
ラストの3分間に、観ている人たちを驚愕の奈落に叩き込む!展開になるので、これから
ご覧になるかたは、ここから先は読まないでください。

劇場未公開だし、スペインだし、などと高を括って見始めたのだが、ぐいぐいと引き込まれ
一体真犯人は誰だろう、と一緒に悩んじゃうのだ。

リゾート地で知り合った大学の化学科教員アレックスと大企業をいくつも経営する女性マイカ。
二人は結婚するのだが、年下の(おそらく)で、身分も何も違いすぎる二人が上手くいかなさそう
な匂いがプンプンする。その夫婦と、捜査を担当する刑事一家の話が太い話の線で、これが
最後の3分で重なり合っていたことが明らかとなる、という展開。

森の中を恐怖に駆られて逃げる死体置き場の警備員が、道に出てきたところを車にはねられ
瀕死の重傷。一方その、モルグからはマイカの死体が消えていた。警備員は何を恐れて
逃げたのか、マイカの遺体は誰が盗んだのか・・・。

実はアレックスは医大生と浮気をしていて、その女性カルラから別れ話を切り出されていた。
そこでアレックスは今や妻の所有する化学企業の実験室から遅効性の毒を持ち出し、
これをワインに入れて妻に飲ませて殺害したのだった。彼は外から家に帰って来たら
妻が死んでいた、と説明。検視官は、ストレスなどからくる病死と見ていた。ところが
その遺体が消えたという知らせが飛びこむ。
警察に呼ばれていろいろと事情を聴かれるアレックス。担当するのはペーニャ刑事。
彼は数年前に交通事故で奥さんを亡くしていた。その犯人はその場から逃げて今でも
捕まっていない。

拘束されるアレックスの身の回りに次々と謎めいた出来事が起きる。まるでマイカが生きていて
自分を殺そうとしていることが事前にばれて、殺されたように見せかけ、(誰かの手引きもあり)
モルグから逃げ出し、彼に復讐をしかけているような感じであった。アレックスはモルグにいる時、
遺留品の中に
あった毒物をポケットに入れたことから逮捕され、本格的な取り調べが行われることになった。

さて、映画の中には細かい伏線がいろいろとちりばめられていて、いちいち書いていると映画の
プロットやシーンを全部書かなくてはならなくなるので、はしょるけど、結局、マイカは死んでいた。
そして、死体を盗んだのはペーニャ刑事。さらにアレックスに浮気を仕掛けてきたのは刑事の
娘。
妻が死んだ交通事故で娘がナンバーを思い出したこと、クルマの中にアレックスとマイカが出合った
リゾートのマスコットがあったことなどから、刑事はアレックスを割出し、娘を仕掛け人にして
接近させ、彼の妻マイカを毒殺させることを計画。これはまんまと成功。さらに刑事はモルグから遺体を
抜き取り、アレックスにその罪をなすりつけようとし、それも娘の手助けで成功するのであった。

アレックスが使った毒は飲んでから8時間で心臓を止める効果があり、実はアレックスはその毒が
入った酒を刑事の娘から8時間前に飲まされていた。
マイカの死体袋が発見されたところから逃げ出したアレックスは、ペーニャ刑事から今回の事件の
全貌を知らされるのであった。そして毒が回る8時間が迫っていた。「時間だ」。ペーニャはそう
アレックスに伝えたのだった・・・。

ざっとこんな感じの映画なのだが、まさかあの愛人が刑事の娘で、仕掛け人であったとは。
交通事故から10年以上たっていたのね。その割にはアレックスの顔が年取っていなかったけど。
まあ、いいや。全体として、短い時間にさまざまな伏線と驚きを配置し、最後の3分間で全部の
ネタ晴らしをする。いやあ、久しぶりにサスペンス映画を堪能させてもらいました。
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この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-07-21 22:10 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

●「ラストスタンド The Last Stand」
2013 アメリカ Di Bonaventura Pictures,Lionsgate.107min.
監督:キム・ジウン
出演:アーノルド・シュワルツネッガー、フォレスト・ウィティカー、ジョニー・ノックスビル、ロドリゴ・サントロ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
★7つは甘いかも。ただ、アクション映画、ドンパチ&カーチェイス系映画が大好きな
人にはたまらない作品でしょう。シュワちゃん復帰第一作は、西部劇「荒野の7人」を
髣髴させるような展開でした。上映時間も丁度いい感じで、申し訳ないけど、
ストーリーはスカスカなんだけど、もうドッカンバッカンのアクションと復讐譚と思い切り
楽しみたいのならまあ、その方がいいかもなあ、と思わせる作品。

久し振りにスクリーンで見たシュワちゃん、体つきは往年を髣髴とさせるものの
お顔はやはりお歳を召したなあ、という感じ。自分から作品中で「OLD」って言って
ますからねえ。

FBIが護送中に脱走を許した麻薬王が、メキシコに逃げるため、組織の軍隊を使って
ネバダ州とメキシコ国境の峡谷に橋をかけ、そこを突破して逃亡するのだが、
その途中にある街の保安官がいわくあるシュワちゃんなんだな。
そのシュワちゃんはかつてLAPDの麻薬捜査官だったが、ある作戦で多くの仲間を
犠牲にしてしまい、愛想を尽かして田舎の保安官になっていたというわけだ。

そのFBIの主任捜査官を演じるのがウィティカー。本作ではFBIは終始間抜けと
して描かれ、シュワちゃんの引立て役に廻っている。

何としても自分の街を通すわけには行かないシュワちゃんを支えるのは素人
同然副保安官たち。かれらの活躍が最終的には上手いこと描かれていて
西部劇の銃撃戦みたいな痛快はアクションシーンが繰り広げられる。
そこがこの映画のカタルシスであり、見どころであり、価値であるわけ。
この、市街戦へ収斂するためにこの映画はある、といっても過言ではない。

町の若い警官が渓谷に端を書ける麻薬王の軍隊と遭遇し、激しい銃撃戦の末に
若い男性警官が撃たれて死んでしまう。これでシュワちゃんの怒りに火が付いた。
そして町の人々の結束も固くなったのだ。

ラストは麻薬王の1000馬力のコルベットZR1と、シュワちゃんの運転する赤い
シボレーカマロZL1のトウモロコシ畑?の中の追跡劇となり、麻薬王は橋までたどり着くのだが、
立ちふさがるシュワちゃんと格闘となり、シュワちゃん、ナイフで刺されまくられながら
麻薬王の手錠を掛けたのだった。

すべて解決したあとに、のこのことFBIの御一行さんが到着、というわけだ。
しかし、麻薬王に人質として連れて行かれたFBI女性捜査官が実は内通者で
あったのだが、この件、まず麻薬王の運転する車のなかで二人の会話から
分かる。彼女ののスイスの口座に200万ドルを送ったぞ、とか言っている。
そして次にFBIが、内通者がいるから全員の銀行口座を調べろ、というシーンに
なるのだが、逆の方が良かったんじゃないかなあ。

いずれにしても頭をからっぽにして活劇を楽しむ分には緊張もちゃんと持続するし
ワクワクドキドキの銃撃戦も見られるし、宜しいのではないでしょうか。
観終わってもおそらく爽快感しか残らない(筋もすぐ忘れるかも)だろうが、まあ
そういう映画もあっても宜しいかと。
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<ストーリー>
「カルフォルニア州知事を退任したアーノルド・シュワルツェネッガーの「ターミネーター3」
以来10年ぶりとなる主演復帰第1弾にして、「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」の
韓国の俊英キム・ジウン監督の記念すべきハリウッド・デビュー作となるアクション・エンタ
テインメント。
メキシコ国境に接する田舎町の保安官が、国外逃亡を図る麻薬王に立ち向かい、
“最後の砦(ラストスタンド)”となるべくわずかな仲間と共に決死の戦いを繰り広げるさまを
迫力のアクション満載に描く。
共演はフォレスト・ウィテカー、ジョニー・ノックスヴィル、ロドリゴ・サントロ。
 
元ロサンジェルス市警のエリート刑事レイ・オーウェンズ。現在は第一線を退き、のどかな
国境の町ソマートンで保安官として静かな日々を送っていた。そんなある日、麻薬王にして
警官殺しの凶悪犯コルテスが、軍隊並みの兵力を有する仲間の援護で脱走に成功、
そのまま猛スピードでメキシコ国境へと向かう。その知らせを受けたオーウェンズはに
わかに現役時代の闘志を呼び覚まし、なんとしてもコルテスとその一味の逃亡をこの街で
食い止めると決意する。
しかしFBIの応援はとても間に合わない。しかも手元にある武器は銃器オタクが所有する
第二次大戦のコレクションだけ。それでもオーウェンズは副保安官らわずか4人の仲間と
共に、大量の最新鋭武器を備えたコルテス軍団に果敢に立ち向かっていくのだった。」
(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-06-11 22:45 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

●「ローマでアモーレ To Rome with Love」
2012 アメリカ・イタリア・スペイン Medusa Film.111min.
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ウディ・アレン、アレック・ボールドウィン、ロベルト・ベニーニ、ペネロペ・クルス、ジュディ・デイヴィス他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ウディ・アレンのヨーロッパ4部作?のローマ編。この直前にオスカーで脚本賞を獲った
「ミッドナイト・イン・パリ」を製作している。ローマ、というパリとはまた違う独特の雰囲気を
持った街を舞台にした、相変わらずの男女の恋愛模様や不思議な人間模様をウディ・
アレン・タッチで描く。 ありえないシチュエーションがいくつか提示され、その中から
人生の実相を描くのはいつものの手法だが、シャワールーム内でないと美声が出だせない
娘の婚約者の父を、シャワールーム付きでのオペラ公演を仕掛けるなどというふざけた
ことろはウディ・アレンでなければ、ブーイングがでるようなところだろう。

本作では上記のように、アレック・ボールドウィンがローマの街で行き会った建築家の
タマゴ、ジェシー・アイゼンバーグの恋愛をまるで守護霊のようにまとわりつきながら
恋愛感情を持ってしまう恋人の親友の化けの皮を剥ぐようなことを言っていく、ところ
を大きな柱の一つとして、アレンらしい皮肉に満ちた人生観、恋愛観を提示する。
恋人の親友モニカを演じたエレン・ペイジが、薄っぺらい表面だけの似非知識を
自慢し、女優としての役が来るとさっさと去っていく軽薄な女性を好演していた。
全体にキャスティングは良かった。特にいつもどおり女優陣は良かった。
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4本ある大きなプロットの一つが、無名だった人が突然有名になるという悲喜劇。
運転手から「あなた様は、有名なことが有名なんですよ」という名言を吐かせる。
そのうち、世間の興味は別に移り、彼は狂気の有名人騒ぎのむなしさと普通である
ことの喜びを噛みしめるのだが・・・。このパートもいかにもアレンらしい皮肉である。
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また田舎から出てきた若い二人が行き違いから旦那はコールガール(ペネロペ)と
夫婦を演じることになり、また美容院へ行こうとして迷子になってしまった嫁は、
街中で映画のロケに出会い、憧れのスタート出会い、ベッドまで誘われるがそこに
拳銃強盗が押し込み・・・というドタバタが展開され、結局嫁は強盗とせっかく
裸でベッドにいるんだから、と一回限りの関係をもってしまったり・・。その後この
夫婦はお互いに起きたことを秘密にしたまま仲直りして田舎にかえるのだけれど、
ここにもアレン節が炸裂している。
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ボールドウィンがアイゼンバーグと出会う所の小道、石畳に煉瓦の家そこに緑の
蔦が一面に生えて、道路には真っ赤なチンクエチェント500が停まっている画は
まさにローマだなあ、と思えるワンシーン。色合いも緑、茶、赤と見事である。

<ストーリー>
「ローマを舞台に年齢も性別も異なる男女の4つの物語が繰り広げられる、ウディ・アレン
監督によるラブ・コメディ。オールローマロケを敢行し、コロッセオやトレヴィの泉といった
数々の観光名所が登場するほか、人気テノール歌手ファビオ・アルミリアートによる
オペラの名曲をふんだんに盛り込み、ハッピーな気分にさせてくれる。

旅行先のローマで電撃的に恋に落ち婚約した娘のために、アメリカから来た元オペラ
演出家(ウディ・アレン)。葬儀屋を営む娘の恋人の父親(ファビオ・アルミリアート)が
シャワーを浴びながら歌を口ずさむのを聞いて、あまりの美声に感銘を受けた演出家は
彼をなんとか舞台に使おうとするが、彼はシャワーを浴びている間しか美声を発揮できな
かった。

建築家を目指す青年(ジェシー・アイゼンバーグ)は、恋人の親友である女優(エレン・ペイジ)の
小悪魔的な魅力にメロメロになる。

叔父に仕事を紹介され、田舎から移住してきた新婚カップル。
妻の不在中部屋に突如色気たっぷりなコールガール(ペネロペ・クルス)が現れ、夫は慌てふた
めく。ごく普通の中年男(ロベルト・ベニーニ)は、ある日突然、なぜか大スターに祭り上げられ
パパラッチに追われるはめに。ローマの街で繰り広げられる4つのエピソードは、どれも愛に
あふれている。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-04-29 23:20 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

●「Life! The Secret Life of Walter Mitty」
2013 アメリカ 20th Century Fox,Samuel Goldwyn Films,Red Hour Films.114min.
監督・製作:ベン・スティラー
出演:ベン・スティラー、クリスティン・ウィグ、アダム・スコット、キャスリン・ハーン、シャーリー・マクレーン
    ショーン・ペン他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
オスカーを賑わしたような超話題作ではないが、見終わって心地の良い佳作だ。
ラストをお話すると一番いいところがネタバレになるのでいいません。

ベン・スティラーが監督もプロデュースも務めているところを見るとこういう映画を創り
たかったのだろう。なかなか手堅く纏まっていた。いわば人生の応援歌みたいな
作品。そして、「人は誰もが誰かに影響を与えて生きている」ということを確認し
冴えない地味な人生、一人ぼっちの人生だと考えている人たちにエールを送る。
地味だってしっかり生きてきた人を神は、天は、周囲の人は、決して裏切らないんだよ!と
背中を押してくれるんだ。

妄想癖のある主人公の妄想がVFXで再現される迫力がなかなかいい感じだった。
また人生の応援歌である共に、謎解きドラマであり、冒険ドラマでありほのかな恋愛も
あったり。結構欲張っいる感じだが、散漫な感じはない。

「Life」という実際にあった写真雑誌がベースであるので、リアリティも感じられ、物語に
厚みを与えている。ショーン・ペン、シャーリー・マクレーンらの芸達者にも助けられて
クオリティの高い映画になったが、星が9つにならなかったのはどこかに薄っぺらさ
を感じてしまったから。何でだろう。面白い映画であるし、鑑賞後はいいし、ラストシーン
では不覚にもウルウル来てしまったのにだ。主人公を始めとする人物の掘り下げが
今ひとつだったからなような気がする。厳しい見方かもしれない。逆に言えばそれだけ
出来のいい映画だったということだと理解して欲しい。 
でも、しかし、ユーモアもたっぷりで、全体としては完成度の高いまとまりのいい心温まる
楽しい映画としてごらんになってみるといいでしょう。損はしませんよ。
ベン・スティラー、なかなかやりますね。 もう一度観たい映画です。
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<プロダクションノート&ストーリー>
「『ナイト ミュージアム』シリーズなどで知られるベン・スティラーが監督・主演を務めた
人間ドラマ。出版社に勤め、平凡な毎日を送っていた男が、廃刊の決まった雑誌の表紙を
飾る写真を撮影した、世界を放浪するカメラマンを探すため、壮大な冒険に出る姿を描く。
現実と空想世界の境目がなくなったような不思議な映像にも注目だ。

ウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、毎日、ニューヨーク郊外から地下鉄に乗って雑誌
「LIFE」のオフィスへ通勤、そこで地味な写真整理の仕事をしながら、何ひとつ変わりばえの
ない日々を繰り返している。
不器用な性格ゆえに人付き合いが下手で、密かに熱烈な想いを寄せている経理部の同僚
シェリル・メルホフ(クリスティン・ウィグ)に話しかけることもままならない。そんな彼の唯一の
趣味は、虚しい現実から逃避して突飛な空想に浸ることだった。

空想の世界では、勇ましいヒーローに変身して大活躍、また世界中のありとあらゆる場所で
胸躍るアドベンチャーを繰り広げることもできる。それがウォルターにとって退屈な日常を
やり過ごすための唯一の手段であった。
だが彼がふと我に返ると、厳しい現実が待ち受けていた。時代が要請するデジタル化の
波に抗えず「LIFE」は経営が悪化、新たなボスはリストラの対象としてウォルターに目を
つけていたのだ。

そんな中、ウォルターは「LIFE」最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがないことに気付く。
クビを恐れた彼は、冒険家でもある著名カメラマン、ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)を
捜し出し、直接ネガのありかを聞こうと決意。
こうしてウォルターははるばる北極圏のグリーンランドにやってくるが、あと一歩のところで
ショーンに追いつけず、波乱に満ちた旅の継続を余儀なくされてしまう。
空想の中で最愛のシェリルの助けを借り、ありったけの勇気を奮い起こしてアイスランドの
火山地帯を訪れるウォルター。しかし、突飛な空想をもはるかに超越したこの壮大なる現実の
旅は、彼の人生を一変させていくのだった……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-03-23 11:45 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)