ゴー!ゴー!若大将

●「ゴー!ゴー!若大将」
1967 日本 東宝 宝塚映画 89分
監督:岩内克己 製作:藤本真澄 脚本:田波靖男 音楽:広瀬健次郎
出演:加山雄三、星由里子、田中邦衛、有島一郎、飯田蝶子、浜木綿子他

日本の脱力系映画は数々あれど、(「駅前シリーズ」「寅さんシリーズ」など)
私の年代的には、なんといっても若大将シリーズに止めを刺します。
なんせ、私の生まれて始めてのアイドルが加山雄三だったんですから。
私が小学校6年の時(1964)だったです。

大人になってから懐かしさも手伝って、全作品を観るつもりでこれまで
殆ど制覇していたのですが、この作品だけは希少なのか、なかなか中古が
出ず、今日まで観ずに終わっていました。
これで、「大学の若大将」からスタートした全18本を観終えました。
一番すきなのははっぱり「エレキの若大将」ですね。もう何回観たことか。

この作品はシリーズ11作目。
ストーリーは相変わらずのものです。今回は京南大学陸上部の田沼雄一
君が、青大将が主将を務める自動車部の応援に乗り出し、京都を
スタートし、名神から名古屋、下呂、高山、びわ湖方面に回り、日産の
提供を受けたブルーバードで疾走するが、途中でダンプの妨害にあったり
そのダンプが転覆したため運転手を病院に運んでいて優勝は逃したが、
新聞にクルマの名前が出たことに気を良くした社長(青大将のオヤジ)に
クルマを大学に寄贈してもらった。今回澄ちゃんは、ガソリンスタンドの
従業員。悪にクルマに乗せられて悲鳴を上げているところを若大将に
助けられ、お互いに引かれあう。しかし、若大将がラリー参加で京都に
行った時に知り合った芸者の京奴(浜)の猛攻撃に、いつものように
澄ちゃんは身を引くのだった。

陸上部に戻った若大将は、びわ湖1周マラソンに出場。最初調子の
出なかった京南だったがアンカーの若大将の踏ん張りで見事優勝!
澄ちゃんの愛も獲得し、めでたしめでたし。

今回の主題歌は「幻のアマリリア」。ランチャーズの姿も見えます。
それにしてもこの頃の加山の歌はビートルズとヴェンチャーズを
足して2で割ったような曲が多いですね。
89分。テレビ番組のようだ。いつもの脳天気を満喫。そうそう、
この映画、ラリーの中で名古屋を通過するのですが、1967年当時の
名古屋のど真ん中、栄が写っているんですよ。珍しかったですね。
by jazzyoba0083 | 2006-09-07 00:39 | 若大将  | Comments(2)

兄貴の恋人

●「兄貴の恋人」
1968 日本 東宝映画  90分
監督:森谷司郎
出演:加山雄三、内藤洋子、酒井和歌子、沢村貞子、ほか

若大将シリーズ以外で観る加山雄三の青春シリーズ第2弾。
前回観た「お嫁においで」よりも、随分良い出来だと思います。
特筆すべきは撮影の斎藤孝雄、音楽の佐藤勝は、99年の
「雨あがる」まで、活躍していた東宝の至宝。佐藤は、「雨~」の
直後に亡くなりました。
という訳で、カメラワーク、編集とも、テレビを意識したような、
あるいは、実験的な(パンフォーカスを使うなど)作りとなっています。

加山雄三演ずる、北川鉄平は、カメラメーカーのサラリーマン。
内藤洋子は、近親愛以上のやばさを感じさせる、兄貴大好きの
大学生の妹。酒井和歌子(この時代の彼女は本当に奇麗だった)
は、加山の会社のBG(この言葉は死語)だったが、実家の
スナックを手伝うために、退社するところから映画が始まる。
加山は、金持ちのお嬢さんを娶りたいと、お見合いを重ねるが、
どこかに、酒井を深く愛している自分を理解している。

酒井の実家は、貧しく、母は病気で兄はヤクザ。ある日、加山は
アメリカ赴任を命ぜられるが、酒井に結婚を迫る。そんな中、
酒井の兄のケンカに巻き込まれ、アメリカ行きは中止、更に
福岡に飛ばされることになってしまう。

一方で、兄の恋人の出現に心穏やかでない内藤は、面白く無い日々。
しかし、加山が心から酒井のことが好きだと判ると、一転、結婚の
後押しをすることになる。

「お嫁においで」の時もそうだったが、悩める青年を加山が好演している。
若大将シリーズのノー天気とは一味違う、加山の演技が見られる。
ストーリーは60年代のものだが、ロミ山田の役などクセがある配役もあり、
なかなか考えられたものだろう。編集もいい。

しかし、この時代の映画を今観るときの楽しみといえば、映画に写る風俗、
街角の風景でしょう。
クルマ、まだ冷房のない「国電」、ミニスカートのファッション、まだ、田舎っぽい
東京の景色、スナックでかかる黛ジュンや青江三奈の歌声、
オードリーの「暗くなるまで待って」の映画立て看板など、私らの世代には
涙モノですわ。

この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-04-22 23:14 | 若大将  | Comments(0)

「日本一の若大将」

若大将シリーズ3作目。1962年。私が小学校4年生の時の作品です。
まだオリンピックの工事も始まっていない東京。銀座も平屋が目立ちます。
劇中歌もまだ、歌謡曲調で・・・。
若大将は京南大学のマラソン部のキャプテンで、澄子さんは銀座のスポーツ用品店で働いています。青大将もこの頃はまだ、ちょっとは心優しいところがあったりで、後期の作品との違いが楽しめます。

「ニュージーランドの若大将」

若大将は既に日東自動車に勤務するサラリーマン。お相手は酒井和歌子さんです。
1969年。加山雄三も、少しおっさんが入ってきます。18作中14作目なので、ヒット曲も無く、出てくるクルマは日産の協力で初代フェアレディであったり、僕が免許を取った時に乗ったセドリックであり、ブルーバードやサニーも出てきて思い出もぐんと近づきます。もうスポーツ競技でどうのこうのといったストーリーでなく、田沼雄一君と節子さんのラブストーリーという仕立てです。
by jazzyoba0083 | 2005-09-24 22:22 | 若大将  | Comments(0)