●「クイックシルバー Quicksilver」
1985 アメリカ コロムビア映画 107分
監督・脚本:トム・ドネリー
出演:ケヴィン・ベーコン、ジェイミー・ガーツ他。
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今から21年も前の映画なんで、当然ベーコンは若い。あの名作
「フットルース」の後に作られたのだが、評判にはならなかったな。
物語は単純で、青春映画っていうジャンルなのかな。

ジャックは、株のトレーダーだったが、一夜にして全財産を失い、
両親の貯金まで失ってしまった。父親からは、またやり直すさ、と
言われるが、彼は街を自転車で書類を配達して歩くメッセンジャーに
転進、クイックシルバーという会社に入る。
サンフランシスコの町を風と駆け抜ける仕事に、ジャックは株の
取引とは違う喜びを感じていた。そして、同僚の女性テリーとも境遇は
違うが、それが新鮮にも感じられて惹かれあっていく。

街に巣食うクスリの売人は、メッセンジャーたちに自分の手を染めず
悪事をするために、クスリの配達を高額の料金で誘う。引き受けて
いた黒人の仲間が、その男にひき殺されたことから、仲間たちは、
激怒。ジャックも、その男に自転車にのって街に誘い出し、高架から
転落させて事故死させ、復讐を遂げる。
バイク便の仲間たちの友情も描いたりして、まあ、肩の力抜いて
観て頂戴よ、って感じかな。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-09-29 23:00 | 洋画=か行 | Trackback(1) | Comments(3)

●「ハーフ・ア・チャンス 1 Chance Sur 2」
1998 フランス 109分
監督:パトリス・ルコント、製作:クリスチャン・フェシュネール
出演:アラン・ドロン、ジャン=ポール・ベルモンド、ヴァネッサ・パラディ他
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ドロンとベルモンドというフランスを代表する大スターが、「ボルサリーノ」
以来28年ぶりで共演。前作とは趣を変え、陽気なアクションとなって
いる。スカッとした出来で、観終った後気分が良い映画でしたね。

アリス(パラディ)は、2日前に出所してきたばかりの自動車泥棒。
娑婆に出てきて手を付けたのが、亡くなった母親の残した遺言テープを
元に、自分の父親を探すこと。母は同時に二人の男を心から愛した、
と語っている。しかし、どちらがアリスの父親かは判らない。

ドロンは豪華なレストランのオーナー。ベルモンドはビンテージカーを扱う
ディーラーの社長。それぞれの前に姿を現したアリス。面食らう二人だが
血液検査で決着をつけようということになる。
しかし、彼ら3人はロシアマフィアと警察の戦いに巻き込まれてしまう。
麻薬の取引に使われた5000万ドルがトランクに隠されたクルマをアリスが
盗んでしまい、このクルマがドロンのレストランの前に止まったことから、
マフィアはドロンの屋敷に爆薬を仕掛け、早くトランクを返せと迫る。
実はその5000万ドルは、マフィアのクルマを追跡してきた刑事に回収
されていたのだ。
全く身に覚えの無いトラブルに巻き込まれ、家やクルマを次々に爆発
させられる2人。血液検査のことはまずさておき、マフィアの戦争に
報復を始める。実はドロンの過去は大泥棒、ベルモンドは外人部隊の大尉。
戦争はお手の物。
ボスの家に爆薬を仕掛けて、次々と爆発。ボスの怒りは募る。そして
遂に、アリスがマフィアの手に。そこで二人はブルドーザーにダイナマイトを
取り付けて、敵のアジトにアリスを救いに向かう。
そして5000万ドルの行方は?

ラストは、本当に痛快なバトル。(ハリウッドには敵わないけど)。
マフィアに「いい歳して良くやるよ」と言わしめる。

最後の血液検査はアメリカでやることになるのだが、アリスの選択は
皆さんご想像の通りになります。

彼らがフランスに残してきた商売はどうするんだろうとか、解決していない
マフィアとの闘いはどうなるのだろう、とか、結局アリスのものになって
しまった5000万ドルはどうするんだろう、とか気になることはありました
が、映画としてはドロンとベルモンドの魅力タップリで、ホントに歳の割りに
よくやります。勧善懲悪のスカッとする映画。フランス映画にしては
リュック・ベッソンみたいな(タッチは全然違うけど)アクションもので
これにドロンとベルモンドか?って感じもないではないですが。
最後までどうなることやら、と引っ張ってくれます。
しかし、前歯が透いているパラディとジョニー・デップが恋人同士だった
なんて信じられないのですが・・・。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-09-23 23:15 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「ビッグ・トラブル Big Trouble」
1986 アメリカ コロムビア映画  93分
監督:ジョン・カサヴェテス
出演:ピーター・フォーク、アラン・アーキン、ビヴァリー・ダンジェロ他
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劇場未公開、今は亡き、カサヴェテスの最後の監督作品。
保険外交員のホフマンには3つ子がいて、全員音楽に秀で、エール大学に
合格した。嬉しいのは嬉しいのだが、年間5万ドルを下らない学費や生活費を
どうやって捻出するか、だ。子供たちは、父親の財力を知っていて、エールに
固執しない、とはいうが、子供の夢を叶えてやりたいのは洋の東西を問わず
親の望みだ。
一方、怪しげな女優(志望)のブランシェから、家の保険を見積もって欲しいと
呼び出される。行って見ると、実は夫の心臓が悪く、明日をも知れない身。
夫は家のことを心配しているのだが・・・、と説明するが、生命保険には
入っていない。どうやら、この女、旦那を殺して保険金をせしめようとしている
らしい。金に困っているホフマンは、良心を捨てて、片棒を担ぐことになる。
ブランシェの夫リッキー(フォーク)に、走行中の列車から転落した場合に
多額の保険金が入るという傷害保険に加入させ、
まず、車の中で後部座席からブランシェが助手席のリッキーをクビを締めて
殺す。その死体を線路脇に置き、ホフマンがリッキーに成りすまして、
列車に乗り込み、目撃者をたくさん作っておいて、列車から飛び降りる。

テレビのニュースでは顔面が見分けもつかない転落死体が見つかったが、
スティーブ・リッキーらしいと伝えていた。しかし、ホフマンの保険会社の
調査部長モマーラは、どう見ても不審なこの事故の調査に乗り出し、
まず、遺体置き場で、死体のフリをしているリッキーの足をくすぐり正体を
突き止める。リッキー夫妻は多額の借金を夫婦で仕込んだ保険金詐欺で
取り戻そうとしていて、ホフマンは巻き込まれたのだ。
更に、リッキーの弁護士として保険金を受け取りにきたのはバレバレの
変装をしたリッキー本人。びっくりのホフマン。あの死体は誰だったの?
ホフマンに事情を聞こうと全員で保険会社に向かうと、なんと会社は
テロリストに乗っ取られていて、ホフマンとモマーラの機転で、会社は
被害を免れる。大喜びの社長はホフマンの息子に奨学金を出すという。
これで、犯罪者にもならず、3人の息子は無事エール大学に行くことが
出来たのだった。

バレバレの犯罪を仕込むピーター・フォークとビバリー・ダンジェロの
とぼけきった芝居、トラブルに巻き込まれ、自分は何も出来ずただ
どたばたとしている壊れたアラン・アーキンも最高!
誰も死なず、誰も犯罪者にならない、おバカな映画だけど呆れながら
笑えます。才人カサヴェテスの力量満点。アメリカ映画らしいです。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-09-20 22:00 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「リプリー The Talented Mr.Repley」
1999 アメリカ ミラマックス+パラマウント 140分
監督・脚本:アンソニー・ミンゲラ  原作:パトリシア・ハイスミス
出演:マット・デイモン、グウィネス・パルトロー、ジュード・ロウ
    ケイト・ブランシェット、フィリップ・シーモア他

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あのアラン・ドロンの名作「太陽がいっぱい」のリメイク、と謳われたが、
皆さんご指摘の通り、まったく別物としてみた方が楽しいです。
というか、ハイスミスの原作を大きく脚色したのが「太陽がいっぱい」
の方のようで、こちらの作品の方が原作に忠実のようです。
リプリーは原作では逮捕されず、シリーズ化されているようですから。

ニュー・ヨークでピアノの調律師をしているリプリー(デイモン)は、ある
パーティーで大富豪のグリーンリーフ氏から、イタリアに行ってしまい、
放蕩生活を重ね、帰ってこない息子のディッキーをアメリカに連れ戻して
欲しい、1000ドルでどうだ、と頼まれる。ファーストクラスの船旅付だ。

イタリアに飛んだリプリー、ハーバード大の同級生としてディッキーに
近づくが、当然ディッキーはリプリーを知らない。しかしそんなことは
気にせず、リプリーを気に入ったディッキーは恋人のマージとの生活に
リプリーを加えて、生活を続け、アメリカに帰る気はさらさらない。

そのうち、サンレモに引っ越す。ボートで沖に出て、海から家を探して
いたディッキーとリプリーだが、ディッキーから「うざいんだよ。
寄生虫が」となじられ、逆上、オールでディッキーを殴り殺してしまう。

そこから、リプリーは自分とディッキーの二役をこなし、マージには
ディッキーは失踪したといい、友人のフレディーも、自分に疑いを向け
られると、彫像で殴り殺し、クルマに乗せて事故に見せる。

リプリーはディッキーが書いたように見せかけた遺書を書き、フレディー
殺しを告白、自殺をほのめかす。警察も、ディッキーの父親もすっかり
これを信じてしまい、グリーンリーフ氏は財産の一部をリプリーに譲渡
する、とまで言い切る。しかし、マジーだけは女の直感で、リプリーが
ディッキーを殺したと主張してゆずらないのだが・・。

もとのリプリーに戻った彼は、ディッキーの友人だったピーターと
ギリシャへ演奏旅行に向かう船の上にいた。すべては終わった、と
思っていたら、ニュー・ヨークから来る時に船中で出会った富豪の娘
メレディスにまたばったりあってしまう。メレディスはリプリーをまだ
ディッキーだと思っているのだ。そして、ピーターが一緒なの?と
尋ねる。ピーターとメレディスは友人であり、合わせてしまうと
リプリーがウソをついていることがばれてしまう。思い余ったリプリーは
メレディスを殺すか、親友となった(ホモだちの雰囲気)ピーターを
殺すかしか、選択肢がなくなた・・・。

上手くウソをついてきわどいところをすり抜けてきたリプリーだったが、
結局ウソがばれそうになると、キーとなる人物を次々に殺していく。
底には、貧しいリプリーとブルジョアで金に困らない階級の人々との
戦いのようでもある。「陽の当たる場所」を思い起こさせた。
ラストがイマイチ切れがないような感じがした。それと、ディッキーの
オヤジさんの諦めが良すぎるんじゃなかなあ。一人息子なのに。

いつものことながらジュード・ロウの存在感が光っている。それと
デイモンのおどおどした貧乏階層の垢抜けなさもいい。
パルトローも良い表情。なまじ、豊満な体格でないのがいい。
長い映画だったけど、楽しめました。時代が1950年代後半なので
今のバブル系の臭いがしないのも良いですね。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-09-17 22:30 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

タナカヒロシのすべて

●「タナカヒロシのすべて」
2004 日本 アグレッシブ・プロ、小椋事務所 103分
監督・脚本:田中誠
出演:鳥肌実、ユンソナ、加賀まりこ、高橋克実、宮迫博之
    伊武雅刀、市川実和子、小島聖、西田尚美、矢沢心、
    日吉ミミ、島田珠代、南州太郎、小倉一郎、昭和のいる・こいる
    寺島進、上田耕一 ほか。

出演者を見てると結構、旬な人が集められている。超一流はいないけど。
これがこの映画のこころだな。
鳥肌実、とは、テレビに出ない(出れない)孤高独特の舞台人だ。
かれの映画第一作がこれ。ひところでいうと、あまり意味を求めてはいけない
映画であろう。なんか、ビッグコミックスピリッツの漫画を見ているようだ。

かつら会社に勤めるタナカヒロシは、32歳。独身。人とも喋らず、一人でいる
ことが何より楽な人生だ。当然彼女もいない。ある日、いつものように
弁当屋(ユンソナ)から、弁当を買って、中に入っていたフォーチュンクッキーを
みると、なんと「大凶」。
これから、タナカヒロシの人生に次々に不幸が降りかかる。母親がガン死、
あいついで父が急死、残された家を狙って悪徳修理業者が入り込み、
わざと屋根に穴を開けて修理を迫られ200万を請求される始末。これに
ハンコをついてしまうのがタナカヒロシなのだ。
さらに、カツラ会社が倒産、弁当屋の娘さえ(韓国人なのだが)不法滞在で
仕事が出来なくなる。頭の毛さえ薄くなってくる。
デリヘルの女(矢沢心)から「心を閉じていては生きていけないよ」と説教
されてしまう。
ユンソナと歩道で途方にくれていると頭上から鉄骨が落ちてくる!

こんな人もいるのだなあ、別に観終わってもなにか感動が残る訳でもない
のだが、人の幸せって小さい出来事から生まれることが多い、なあんて
感じてしまい、観ていて面白い映画ではあった。
この映画の詳しい情報は

こちら
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by jazzyoba0083 | 2006-09-16 22:35 | 邦画・新作 | Trackback(5) | Comments(0)

●「世界で一番パパが好き Jersey Girl」
2004 アメリカ ミラマックス映画 101分
監督:ケヴィン・スミス(脚本も)
出演:ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ジェニファー・ロペス、ウィル・スミスほか

まず、皆さん書かれていますが、確かに原題は判りづらいですが、この邦題は
何とかならんかったですかねえ。もう少し深い映画なんですが。
カメオでウィル・スミスが出てきたり、ベンの再就職面接官にマット・デイモンが
出てきたり、どういうポジションの映画なんだい?と思ってしまう。

ニューヨークを舞台に映画と音楽をPRする会社の辣腕宣伝マン、オリー・
トリンキ。妻のガートルードも仕事を持ち、マンハッタンのマンションに暮らし、
全国を飛び回る充実した生活をしていた。
やがて、妻が妊娠。出産。しかし、いきんだときに動脈瘤が破裂して、
妻は死亡してしまう。(ジェニロペはここでサヨナラ)
赤ちゃんを抱えて一人で奮戦するオリーだったが、ある会見で、
ウィル・スミスが会見場に遅刻したことから頭にきて、ウィルの悪口を言い
まくり、当然会社をクビに。

失意のオリーは、おじいちゃん住むニュージャージーの実家に戻り、
娘を育てていた。そして7年。オリーはニューヨークで働くことを諦めず面接を
受け続けるが、ウィルの悪口を言った傷は意外と大きく、どこも雇ってくれない。

オリーは、おじいちゃんの勤める市の清掃局関連の水道工事会社に勤め、
娘(ガーティ)を育てていた。そんなある日、オリーはアダルトビデオを借りに
ショップへ行き、マヤという女子大学院生(リヴ)。二人はアダルトビデオが
仲介となって親密になっていく。

NYの夢を諦めきれないオリーはついに、かつての部下の斡旋で、PR会社の
面接を受けることが出来ることになった。
しかし、この日は、オリーもおじいちゃんももちろん娘のガーティーも出る
学芸会の日。ガーティーはこの街がいい。私はおじいちゃんといる。と
嫌がるが、オリーは面接に出かける。そこで、たまたまウィル・スミス本人と
出会い、話すうちに、家族で過ごすことの大切さを悟り、ニュージャージーの
学芸会会場に飛んで帰る。すんでのところで間に合い、ガーティーも
大喜び。オリーはNYの生活を諦め、ニュージャージーで、娘と
おじいちゃんと暮すことを決心したのだった。

ハートウォーミングな、いいお話で、一度も眠くならずに観れた。
リヴ・タイラー(エアロ・スミスのスティーブヴン・タイラーの娘)が、奇麗
だったな。
ただ、あんなにNYに固執していたオリーが田舎に引きこもる覚悟をしたのが
ウィル・スミスとの会話であったことが動機として薄い感じ。
出産ですぐなくなってしまったジェニロペだったが、動脈瘤の検査くらい、
いまどきの産科では出産前に検査するだろうが!
ガーティを演じた子役、ラクエル・カストロが一番光っていたな。
尚、この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2006-09-16 17:00 | 洋画=さ行 | Trackback(3) | Comments(0)

●「愛を殺さないで Mortal Thoughts」
1991 アメリカ コロムビア ニュー・ヴィジョンズ・エンタテインメント 103分
監督:アラン・ルドルフ
出演:デミ・ムーア、グレン・ヘドリー、ブルース・ウィリス、ジョン・パンコウ他


「ダイ・ハード」シリーズで、すっかりスターになったブルースが、この映画では
ヤク漬けのダメ亭主。殺されて早々に画面から消えていく。
共同プロデューサーにデミ・ムーアがクレジットされていることから、この映画
はデミも作りたかった内容に違いない。この当時結婚していたブルースと
デミだが正義のタフガイではなく、くだらない男をやらせてもいいじゃない?
と思わせた。

ジョイス(ヘドリー)は、美容院を経営、そこで働く美容師クリスティナ。
ジョイスの夫は、美容院のレジから金をくすねてヤクを買う、典型的なDV系
ダメ亭主。あまりの仕打ちにジョイスは殺意を感じている。
そんなジョイスは親友のクリスティナに「あいつを殺したいよ」というが
クリスティナは冗談としか、受け取らない。
一方、クリスティナの亭主アーサーは、仕事しか眼中にないようなワーカ
ホリック。ジョイス夫婦と付き合っているとろくなことがないから、付き合いを
止めろと、いう。ジョイスとクリスティナの深い友情を認めていないのだ。

ある日、ジョイスとクリスティナだけで遊園地に遊びに行こうとしたが、何故か
しつこい、ジョイスの夫・ジェイムスが付いてきてしまう。
既にヤクをやっていてラリっているジェイムスは、遊園地で倒れてしまう。
クリスティナはジェイムスを、乗ってきたバンに乗せて、再び遊びに行く。
遊び終えて、クリスティナと帰って来てみると、バンの中のジェイムスがノドを
掻ききられて死んでいた。クリスティナは「やってしまったみたい」と告白する。

病院へ連れて行こうというクリスティナの言葉を聞かず、ジョイスは
ジェイムズを岸壁に捨てて放置して帰って来てしまう。そして、夫が行方
不明になったと大騒ぎをしてみせる。やがて、遺体が発見されて、涙の
未亡人を演じるジョイス。

血がついたバンを洗っておいて、とか何かとクリスティナを頼り切るジョイス。
そんなジョイスをクリスティナは疎ましく感じ始めていた。
遺体を捨てるときに手伝ったため、クリスティナの服は血だらけになって
しまい、夜遅く帰って来て洗濯しようとしているところを夫に見つかり、
ジョイスがジェームズを殺したことを明かしてしまう。警察に知らせようと
する夫にクリスティナは私も共犯になるから止めて、という。

美容院のバンをクリスティナが急いで洗ったことを知ったジェイムズの弟の
密告。さらに、事情をしっているクリスティナの夫が警察にいう恐れを感じた
ジョイスは、クリスティナが実家に帰っていることを確認したうえで、
アーサーを銃殺してしまう。ジョイスが逮捕され、クリスティナも任意で
警察で事情を聞かれることになる。

ハーベイ・カイテルとビリー・ニールの刑事コンビに事情を聞かれ、
そのたびにそのときのシーンが再現される、という手法で映画が進んでいく。
どんでん返しまでは、クリスティナがクリスティナの友情を利用した悪女と
して描かれて行くが、実は、お互いの夫を殺しあっていたのだった。
遊園地にいったあの夜、バンでジェイムズを休ませようとしたクリスティナは
ジェイムズに乱暴され、犯されそうになり、手近にあったカッターナイフで
ジェイムズのノドを切ってころしたのだ。その事実を警察に知らせないために
ジョイスはクリスティナの夫アーサーを殺してしまったのだ。すべては
クリスティナとの友情を思ってのことだったのだ。

このクリスティナの事情聴取のシーンが映画のトップシーンとなる。
サスペンスとしては、まず面白く観る事が出来ました。とやかく言う人は
いるでしょうが。観ている人の疑問を尋問する刑事がクリスティナに
ぶつけていく手法で、判り安い。
ジョイスを演じたへドリーが、良いキャスティングだと思いました。
デミは最近映画に出てこないけど、どうしているのでしょうか?そろそろ
40も半ばですよね。15年前の映画ですが、デミのヘアスタイルが時代を
感じさせます。
尚この映画の詳しい情報は

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by jazzyoba0083 | 2006-09-13 22:30 | 洋画=あ行 | Trackback(2) | Comments(3)

●「スリー・リバーズ Striking Distance」
1993 アメリカ コロムビア  105分
監督:ローディー・へリントン(脚本も)
出演:ブルース・ウィリス、サラ・ジェシカ・パーカー、デニス・ファリナ他

ブルース・ウィリスにまだ髪の毛があった頃の映画です。サラも当然若い。
舞台のペンシルベニア州ピッツバーグ、そして河川を管轄する水上警察、
ブルースとサラ、座組みは上等。
ストーリーは、親子も叔父を含め親族も祖父も警察官を勤めていた一族
を舞台にしたミステリー。
殺人課の刑事トムは、或る事件の容疑者を暴行した従兄弟の警官
ジミーの裁判で、目撃者として証言し、これが元でジミーは逮捕される。
裁判に現れなかったジミーは、鉄橋から飛び降りて自殺する。

同じ頃、管内では若い女性の連続殺人事件が起きていた。手口から
警官のしわざと確信するトムだったが、犯人を父親と追跡中、
犯人は逃亡、父親は射殺されてしまった。犯人は逮捕されたのだが、
トムは、真犯人は別にいると確信する。
2年後。彼は河川パトロールの警官になっていた。そしてまたしても
連続殺人事件が発生する。しかも、トムの管内の川に死体が浮かぶのだ。
被害者がトムの知り合いばかりなので、警察もトムに疑惑の目を
向ける。その頃、トムの相棒にジョーという美人警官が配属されて来る。
彼女と協力し、麻薬事件を解決したりしながら、次第にお互いが引かれ
合うようになっていく。
ついにトムが内務部に召喚され、調査されていく。証言にたった、相棒
ジョーの肩書きは刑事であり、3週間前から、彼の素行を洗っていた
のだった。愕然とするトム。しかし、ジョーのトムを思う気持ちは変らない。

やがて、真犯人がトムに接触してくる。ついに現れた犯人は自殺したはず
のジミーだった。彼は自分を犯罪人にしたトムに復讐するために、
管内の知り合いの女性ばかりを殺害し、トムに発見されるようにわざわざ
川に遺体をすてていたのだった。
ラスト、ジミーはついにジョーにまで手を伸ばし、監禁する。助けにいった
トムも捕らえられてしまう。危機迫るトム。と、そこにジョーのオヤジ(刑事)
が現れた。そしてジミーは、トムのオヤジを殺したのは伯父のニックだと
暴露する。なぜならば、追跡していて捕まえた男が自分の息子であった
ため、逃がすが、転覆したクルマから這い出してきたトムのオヤジが
それとは知らずに、逃げていくジミーに銃を向けたため、とっさにトムの
オヤジを射殺してしまったのだ。
トムのオヤジ殺しを詫び、ジミーを逮捕しようとするニック。親子が互いに
銃を向け合う・・・・。

登場人物が全員警察官なので、ややこしい点はあるが、面白く観ました。
ピッツバーグの3本の河が美しいし、水上警察という設定が面白い。
サラの登場も、あとで内務調査のためと判るというところまでは見抜け
なかったな。
トムを白い目で見続けたほかの警察官にもう少しなんかあってもいいかな
と感じた。まあ、先頭切ってトムを悪者扱いにしていたブライオン・
ジェームズも、犯人ジミーを演じたロバート・パストレッリもヤクの
オーバドーズでそれぞれ99年、04年にすでに亡くなっていますが・・。
尚この映画の詳しい情報は

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by jazzyoba0083 | 2006-09-09 20:57 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

ゴー!ゴー!若大将

●「ゴー!ゴー!若大将」
1967 日本 東宝 宝塚映画 89分
監督:岩内克己 製作:藤本真澄 脚本:田波靖男 音楽:広瀬健次郎
出演:加山雄三、星由里子、田中邦衛、有島一郎、飯田蝶子、浜木綿子他

日本の脱力系映画は数々あれど、(「駅前シリーズ」「寅さんシリーズ」など)
私の年代的には、なんといっても若大将シリーズに止めを刺します。
なんせ、私の生まれて始めてのアイドルが加山雄三だったんですから。
私が小学校6年の時(1964)だったです。

大人になってから懐かしさも手伝って、全作品を観るつもりでこれまで
殆ど制覇していたのですが、この作品だけは希少なのか、なかなか中古が
出ず、今日まで観ずに終わっていました。
これで、「大学の若大将」からスタートした全18本を観終えました。
一番すきなのははっぱり「エレキの若大将」ですね。もう何回観たことか。

この作品はシリーズ11作目。
ストーリーは相変わらずのものです。今回は京南大学陸上部の田沼雄一
君が、青大将が主将を務める自動車部の応援に乗り出し、京都を
スタートし、名神から名古屋、下呂、高山、びわ湖方面に回り、日産の
提供を受けたブルーバードで疾走するが、途中でダンプの妨害にあったり
そのダンプが転覆したため運転手を病院に運んでいて優勝は逃したが、
新聞にクルマの名前が出たことに気を良くした社長(青大将のオヤジ)に
クルマを大学に寄贈してもらった。今回澄ちゃんは、ガソリンスタンドの
従業員。悪にクルマに乗せられて悲鳴を上げているところを若大将に
助けられ、お互いに引かれあう。しかし、若大将がラリー参加で京都に
行った時に知り合った芸者の京奴(浜)の猛攻撃に、いつものように
澄ちゃんは身を引くのだった。

陸上部に戻った若大将は、びわ湖1周マラソンに出場。最初調子の
出なかった京南だったがアンカーの若大将の踏ん張りで見事優勝!
澄ちゃんの愛も獲得し、めでたしめでたし。

今回の主題歌は「幻のアマリリア」。ランチャーズの姿も見えます。
それにしてもこの頃の加山の歌はビートルズとヴェンチャーズを
足して2で割ったような曲が多いですね。
89分。テレビ番組のようだ。いつもの脳天気を満喫。そうそう、
この映画、ラリーの中で名古屋を通過するのですが、1967年当時の
名古屋のど真ん中、栄が写っているんですよ。珍しかったですね。
by jazzyoba0083 | 2006-09-07 00:39 | 若大将  | Trackback | Comments(2)

ライフ・アクアティック

●「ライフ・アクアティック」
~The Life Aquatic With Steven Zissou~
2005 アメリカ タッチストーン・ピクチャーズ、ブエナ・ビスタ 118分
監督:ウェス・アンダーソン(製作・脚本も)
出演:ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ケイト・ブランシェット他


なにやら不思議な映画でした。ファンタジー・アドベンチャーとでも
いうジャンルなのかな。製作会社と配給会社をみるとディズニー系なので、
アニメも使って、なんかディズニーっぽい感じがしました。
好きな人にはたまらん映画なんでしょう。私には少々・・・・????
「イエローサブマリン」な感じもしたな。映画は有名な海洋学者ジャック・
クストーに捧げられている。

世界的に有名な海洋探検家にして海洋ドキュメンタリー監督の
スティーヴ・ズィスー。傲慢で自己中心的なのにどこか憎めいない
魅力を秘めた彼は、先の航海で昔からの大切な仲間を幻の
“ジャガーザメ”に喰い殺されてしまう。
近頃自作映画のヒットがない彼は、仲間の敵討ちと映画のヒットを誓い
、気心知れたクセ者揃いの映画製作集団“チーム・ズィスー”を率いて
探査船ベラフォンテ号に乗り込み、新たな航海へと旅立つ。
と、そこへ、ズィスーの息子と名乗る青年ネッド、取材意図が不明な
妊娠中の女性記者ジェーンらが加わり、旅は最初から波乱の予感。
そして案の定、彼らの前には幾多の困難が待ち受けていた…。

ライバルの海洋調査会社に泥棒に入ったり、海賊に襲われ、
資金を提供している融資会社から派遣されている男が海賊に
人質としてさらわれると、彼を救いに向かい、銃撃戦となる、など
"ジャガー・ザメ"に対面するまでには行くたの困難が待っていた。

最後はハッピーエンドで、やれやれなのですが、やっぱり大人の
マンガ、って感じで、私には、少々向かないタイプの映画だったな。
同じファンタジーなら「ビッグ・フィッシュ」や「ウォルター少年と
夏の日の思い出」のほうが好きだな。

尚、この映画の詳しい情報は

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by jazzyoba0083 | 2006-09-06 21:45 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)