●「ラスト・トゥー・ウィークス Two Weeks」
2004 アメリカ Custom Production, TV-Movie 100min.
監督:スティーヴ・ストックマン(脚本も)
出演:サリー・フィールド、ベン・チャップリン、トーマス・キャヴァナー、グレン・ハワートン他
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『それぞれ独り立ちしていた3人の息子と1人の娘が、余命2週間となった母親の最期を
看取るために実家へと集まった。4人の子供たちは交代で看病を続けるが、彼らの気持ちは
どこかすれ違い……。
母の死という現実を前に、やがて絆を取り戻してゆく家族の姿を綴った感動作。
「ノーマ・レイ」「プレイス・イン・ザ・ハート」で2度のアカデミー賞主演女優賞に輝き、
近年もドラマ「ER 緊急救命室」や「ブラザーズ & シスターズ」で健在ぶりを発揮する
大女優S・フィールドが、自らの死を目前にしてなお子供たちを思う母親を好演した。

ノースカロライナ州。快復の見込みのないガンで余命2週間と宣告された母アニータ
(サリー)の最期を看取るため、独立していた3人の息子と1人の娘が集まった。
ロサンゼルスに暮らす長男キース、やり手のビジネスマンだが潔癖症で母の介護にも
苦い顔をする次男バリー、唯一の娘エミリー、そして末の三男マシュー。
いつ容態が急変するか分からない母のため、4人は交代で昼夜を問わない看護を
行なうことにするが、性格もバラバラな彼らの足並みは揃わず、せっかく母の前に揃った
兄妹たちの仲はギスギスするばかりで……。』(WOWOWの解説より)

長男が回す、最後のホームビデオをカットバックしながら子を思う母の気持ちを、それとは
逆に母の気持ちと距離をなんとなく置いている子供たちの様子を描く。
長男と長女が、割とまじめに母の世話をするが、2男と3男は、かなり引いている。特に
2男は途中でサンフランシスコに帰ってしまう。3男にくっついている女がまたイタい。
末期ガンで、家に看護師が来て時々世話をするのだが、モルヒネを投与する量がどんどん
増えていく。長女が読んでいる本が「How to die」だったりする。
母を愛しているし、世話をすることを苦に思うわけでもない、しかし、親子といえども、所詮
他人なのかい!!という雰囲気が子供らにプンプンとする。
アニータには再婚したダンナがいるのだが、完全に無視。思うのは財産の分与とか、そんな
もの。でも愛してはいるのだ。それが現実だ、と突きつけられているようで切ない。

アニータは火葬にして灰を撒いて欲しいという。兄弟は墓地に来て、散骨に臨むのだが
遺灰が入っている袋を取り合い、遺灰を被ってしまったり。アニータはやれやれと思って
いることだろうな。
この映画の詳しい情報は

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by jazzyoba0083 | 2008-05-27 22:55 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

●「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー Charlie Wilson's War」
2007 アメリカ Universal Pictures,Playtone,Paticipant Production 102min.
監督:マイク・ニコルズ
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス他
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名作「卒業」のマイク・ニコルズ、御歳76歳になって、この怪作!豪華アカデミー俳優3人の
演技を見るだけでも十分に楽しい。が、アフガン問題などの経緯を知らないと、ちょっと
辛いかもしれない。お気楽な議員の実話を綴って見せたかのように見せて、実は、9・11に
繋がる原点の1つを提示しているのだ。アフガンをソ連から開放した英雄として描かれる
実在の下院議員チャーリー・ウィルソン、最後に、「最後に失敗してしまったけどね」と
字幕にでるが、この失敗こそ、タリバンを生み、オサマ・ビンラディンを育ててしまった根っこと
なっているわけだ。

ラスベガスのジャグジーで、美人のモデルをはべらせ、テレビプロデューサーに「ダラス」の
ワシントン版を作るための出資をねだられている、テキサス州選出の下院議員チャーリー
(ハンクス)は、酒と女好きのお気楽議員。テレビではダン・ラザーがアフガンから
現地リポートを伝えている。共産ソ連の進攻に、アフガンが喘いでいる実情だ。
チャーリーは何かを感じた。共産主義者にアフガンを渡してはいけないんだ、と。
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議会に戻ってみると、アフガンへの支援は500万ドル。これをまず1000万ドルに増額させ
さらに、パトロンにして恋人のテキサス6位の富豪、ジョアン・ヘリング(ロバーツ)からも
アフガンの虐げられた人々を何とか救って、と頼まれる。
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CIAのアフガン担当、ガスト(ホフマン)の協力を得て、現地に飛んだチャーリーは、難民
キャンプで、また隣国パキスタンで、ソ連のヘリを落とす武器さえあれば、何とかなるのに、
と強く感じたのだ。帰国して、下院議会議長を、篭絡し、予算を1億ドルまで増額することに
成功した。
アメリカが直接武器供与すると、アメリカの介入がばれるので、ソ連製の武器を多く抱える
イスラエルから武器を買い付け、パラシュートでアフガンのムジャヒディンに落とした。

この作戦で戦況は劇的に反転し、ソ連軍は進攻を諦め、撤退していったのだ。チャーリーは
アフガンを共産化から救った英雄となった。彼は、国民の半分が14歳以下のアフガンに
100万ドルで学校を作ろうと議会に働きかけるが、「もうアフガンはいいだろう」と言われて
しまう。CIAからの報告では「過激派が流入している」という評価も無視されてしまった。
映画の中でも言われていたが、アメリカは介入して放り出す悪い癖があると。事実、
アフガンでも真の民主化に力を入れていれば、(歴史にタラレバはないが)、タリバンも
ビンラディンもでてこなかったかもしれない。
チャーリーのとった行動は「喜劇」であり「悲劇」であった。
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得てして長くなりがちなこの手の映画を2時間未満にまとめ、セリフの量はやや多いが
飽きさせずに引っ張っていくのはさすがに老獪な手法だ。チャーリズ・エンジェルと
呼ばれる秘書軍団や、エイミー・アダムス演じる助手ボニーの脇役もいい。
キリスト教的な善意が、結局救いになっていないというベトナムやイラクの悲劇が
チャーリー・ウィルソンという一人の典型的なアメリカ人議員を通して描かれていると感じた。
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by jazzyoba0083 | 2008-05-25 11:50 | 洋画=た行 | Comments(0)

●「ブラッド・ダイヤモンド Blood Diamond」
2006 アメリカ Warner Bros.Pictures,Virtual Studios,143min.
監督:エドワード・ズゥイック
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー他
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この年のアカデミー主要部門にノミネートされたけど、結局無冠に終わってしまった。
劇場での鑑賞を逃してしまったので楽しみしてWOWOWで観ました。
全体の感想としてはとても面白かった、重かった、ということでしょうか。ディカプリオが
なかなかいいと思いました。それ以上に、フンスーやジェニファー・コネリーが良かったんです
がね。ディカプリオはいつになったらオスカーを獲ることが出来るのでしょうか?

WOWOWでアフリカ特集が組まれるほど、最近はアフリカを舞台にした映画が多い。
この映画も、アフリカを右に向いた頭蓋骨と見ると、後頭部の下辺りに位置するシエラレオネが
舞台。この国の最大の輸出物であるダイヤモンドを巡り、政府軍と反政府軍が対立、
これに欧州に本部を置くダイヤのシンジケートが絡み、紛争をややこしくする。世界は「紛争
ダイヤ」を取引しないように申し合わせるが、加工されてしまえば、ダイヤに名前が書いて
あるわけではなし、守られない。こうした中で、市民戦争に巻き込まれ犠牲になっていく
一般国民こそ哀れである。われわれやセレブたちが何の気なしに手にする美しいダイヤの
裏には血が流れている、という事実を突きつけられるのだ。

 『激しい内戦が続く90年代のアフリカ、シエラレオネ。愛する家族とつましくも満ち足りた
生活を送る漁師ソロモン。しかしある日、反政府軍RUFが襲撃、ソロモンは家族と引き離され、ダイヤモンド採掘場で強制労働を強いられる。そんな中、彼は大粒のピンク・ダイヤを発見、
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その直後に起きた政府軍による来襲の混乱に紛れてダイヤを秘密の場所に隠すのだった。
一方、ダイヤの密輸に手を染める元傭兵ダニー(ディカプリオ)はある時、密輸に失敗し投獄
される羽目に。すると、その刑務所にはソロモンも収容されていた。
そして、彼が巨大ピンク・ダイヤを見つけ隠していることを耳にしたダニーは釈放後、
ソロモンも出所させ、家族捜しに協力する代わりにダイヤの隠し場所を明かすよう迫る。
また、アメリカ人女性ジャーナリスト、マディー(ジェニファー)に対しても、彼女が追っている
武装組織の資金源“ブラッド・ダイヤモンド”の実態に関する情報をエサに、自分たちへの
協力を取り付ける。こうして3人は、それぞれの思惑を胸に、ピンク・ダイヤを目指す危険な
道へと進んで行くのだが…。』(allcinema)

反政府軍とはいえ、部族間の争いも絡んでて、無差別殺人が繰り返される。報復に次ぐ
報復、殺しはエンドレスだ。RUFに連れ去られたソロモンの息子ディアは、コカインによる
洗脳で少年兵に仕立てられていく。
ソロモンがピンクダイヤを見つけたときに、現場を監督していたRUFの大尉に見られて
いたのだ。ソロモンはRUFにも、ダイヤを追う政府軍外人傭兵部隊にも追われる立場に。
ダニーは、ピンクダイヤを手にしてこの国を去り、足を洗おうと思っていた。重要なシーンで
マディに手助けされ、ソロモンとダイヤを探しに出かける。息子の行方も捜したいソロモンで
あった。
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そして、遂にダイヤの採掘場に到着、しかしRUFの監視は厳しい。そんな中、ソロモンは
単独で息子を探しに出かける。ついに探し当てた息子はコカインと洗脳で、父親が判らない。
そんな騒動の中でソロモンは捕まり、隠したダイヤを探せ、と迫られる。この場面で
ダニーは傭兵隊長にヘリの出撃を要請、ヘリが採掘場を銃撃している間にソロモンと息子を
助け出し、ダイヤも探そうとする。しかしRUFの隊長も、傭兵隊長もダイヤを狙って、
彼らと争いになる。機転をきかせたダニーとソロモンのチームワークで両者を倒し、
ダイヤを掘り起こすことに成功する。しかし、ダニーも致命的な銃創を負っていた。
ダニーの仲間がセスナでダイヤをピックアップするところまでこぎつけたが、着陸する山の
上にまで行く気力がないダニー。傭兵部隊も追ってくる。ダニーはダイヤをソロモンに
渡し、ロンドンへ行き、ヴァン・デ・カープに200万ドルで売れと告げる。もう自分は終わりだと
覚悟したのだ。そして衛星携帯電話をマディにかけて、ソロモンがロンドンで「紛争ダイヤ」の
取引をするから、記事にしろ、ソロモンの息子が心の問題を抱えているのでしかるべき
病院に入れるように指示、そして永遠の別れを告げたのだった。

そしてロンドン。ソロモンはヴァン・デ・カープと接触したが、家族を連れてこないとダイヤは
渡せないと迫る。ヴァン・デ・カープは収容所から家族をロンドンに連れてきて、200万ドルの
金と家族を引き替えにダイヤを手に入れたのだった。しかしこの一部始終はマディーに
よって写真に捕らえていて、後日新聞に掲載され、「紛争ダイヤ」の密輸の全貌が明らかに
されたのだった。

貧しい国に算出する天然資源、石油、ゴム、ダイヤ、レアメタルなど、大多数の貧しい国民
にはなんの利益ももたらさない。逆に石油の値上がりなどは、貧民をいっそう苦しめる。
美しいダイヤの裏側に、そういう不条理な取引があることを、ローデシア(ジンバブエ)生まれ
の白人の傭兵(ディカプリオ)を通して描いた。ジェニファーとの恋の行方もあっさり描き
変なラブストーリーを入れることを排除したのも良かった。
「紛争ダイヤ」の密輸人であるディカプリオが、ソロモンと出会い、マディーに出会うことにより
人間味を取り戻していく(彼の両親はローデシアの内紛で虐殺されている)感じは、出ていた
といえば出ていたが、ちょっと御都合主義な臭いもしたかもしれない。

もっとどっぷり暗い映画か、と思ったけど、エンターテインメントとしても見ごたえがあり、
長い割りにはしっかり楽しめた映画でした。ジェニファー・コネリー、いい役者になりました。
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by jazzyoba0083 | 2008-05-24 22:00 | 洋画=は行 | Comments(1)

●「ラブソングができるまで Music and Lyrics」
2007 アメリカ Castle Rock Entertainment,Village Roadshow Pictures,104min
監督・脚本:マーク・ローレンス
出演:ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ブラッド・ギャレット、クリスティン・ジョンストン他
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ラブコメの巨星?ヒュー・グラントとドリュー・バリモア。舞台が音楽業界ってことでシネコンに
行こうと思っていたらあっという間に終わってしまった。興行的には失敗だったのだろうな。
ま、DVDで観ても十分でしょう。お手軽に楽しめるデートムービー。でも、なかなか出来の良い
ラブコメディで、グラントファンも、バリモアファンも納得の仕上がりでしょう。
それと音楽がいいですね。オリジナルが実にポップで楽しい。80年代テイストも楽しい。
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80年代に時代の寵児となった"Pop”のツインボーカルの片割れアレックスは、相棒が
ソロで大活躍をしているのを尻目に泣かず飛ばず。テレビのあの人は今、的な番組に出たり
テーマパークなどでの営業をしていた。そんなアレックスにマネージャーが、若者に人気
絶頂の歌姫コーラの新曲を作るという仕事を持ってきた。彼女がアレックスのファンだった
というのだ。しかし、何人かに新曲を依頼してあって、採用されるかどうかは出来次第だった。
曲は何とかなるが、作詞が決定的に苦手なアレックスの前に現れたのが、部屋の植木に
水をやりに来るソフィー(バリモア)という若い女性。彼女が何気な口ずさむ歌詞に惹かれた
アレックスは、一緒に詩を作ってくれ、と頼むが、自分には自信がないといって逃げまくる
ソフィー。
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しかし締め切りまでに数日しかないので、アレックスは強引にソフィーと共同作業を始める。
そんな中で二人の間に恋心が芽生えるのはラブコメの常道です。
コーラがLAに帰るヘリポートで出来たばかりの打ち込みCDを渡すと、その場でCDウォーク
マンで聴くコーラ。暫く沈黙。そして採用決定!

大喜びの二人だったが、いざレコーディングに行ってみると、インド音楽風にアレンジされて
いて、自分たちの作ったイメージとはまるでかけ離れていた。コーラに忠告しようとする
ソフィーに、止めとけ、と止めるアレックス。

そして二人の親や甥や姪が見守る中、コンサート会場で、新曲が披露される事になった。
アレックスはバックバンド&ダンサーとしても採用されるが、どうも動きが今風になれない。
そしてコーラが歌いだした新曲は、ピアノを主としたバラードに仕上がっていて、彼らの
作ったイメージに戻っていたのだった。アレックスがコーラに事情を話して理解してもらった
のだ。こうしてアレックスとソフィーの「ラブソング」(Way back into love)ができたので
あった。

この手の映画は肩の力を抜いて、頭を空っぽにして楽しめばいいんですね。硬いことは抜き。
狭いアレックスの部屋で作品を書いているうちにピアノの下で、寝てしまった二人。
起きた時にピアノに頭をぶつけるのだが、同じことをソフィーもやってしまい、(音だけ)
思わず笑ってしまったり(言葉で書くと面白くないけど)、アレックスの改善されないダンス
とか、フフフと笑ってしまうポイントも押さえてある。
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Haley Bennett as "Cora Corman"

歌姫コーラを演じたちょっと目つきがアジアンなヘイリー・ベネット、まだ20歳だけど、歌
上手いですね。気になる存在でした。

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by jazzyoba0083 | 2008-05-21 22:40 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

●「マッド・ファット・ワイフ Norbit」
2007 アメリカ DreamWorks SKG,Davis Entertainment,Paramount,102min.
日本未公開
監督:ブライアン・ロビンス
出演:エディー・マーフィー(原案・脚本も)、ダンディ・ニュートン、キューバ・グッディングJr.他
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『「星の王子ニューヨークへ行く」「ナッティ・プロフェッサー」シリーズなど、特殊メイクの力を
借り、1人で複数の役を演じるコメディも得意としてきたマーフィ。
本作では、けっしてハンサムといえない主人公の男性、夫になった彼を尻の下に敷く巨漢の
妻(邦題の由来)、主人公の育ての親の中国人という、やはりユニークな3役を1人で演じ、
芸達者ぶりは健在。それらの特殊メーク(3役あわせると7時間かかるとか)を担当したのは
名手R・ベイカーや日本人の辻一弘ら。辻は「もしも昨日が選べたら」に続き、2年連続で
オスカー候補に。
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赤ん坊の頃、親に捨てられたノービットは、身寄りのない子供を引き取る施設でもある中華
料理店で、中国人のウォンに育てられた。
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魅力的といいがたい容姿のノービットだが、同じ施設の女の子、ケイトと将来結婚する約束を。しかしケイトは養子にもらわれ、施設を去る。
成長したノービットは、同じ学校の女子生徒、ラスプーシアに言い寄られて彼女と結婚するが、巨漢でケンカも強い彼女に支配される毎日。そこへ年老いたウォン に代わって施設を運営
しようと、ケイトが町に帰ってくる。
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ところが彼女の婚約者ディオンは、施設の土地にストリップクラブを建てる陰謀を持ち……!?』
(WOWOWの解説より)

幼馴染のヤセ女の登場で、夫のノービットの態度が変化するのが気に入らないラスプーシア
は、ノービットをいたぶるののだった。極悪3兄弟は陰謀を巡らし、何とかケイトに同意書に
サインをさせようとする。このままでは、施設はストリップ小屋になってしまう!

ケイトの婚約者が実は結婚詐欺師で、3兄弟と組んでケイトを利用しているだけと見抜いた
ノービットは、二人の結婚式に敢然と乗り込むのだった・・・・。
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特殊メイクで超デブ女になったエディ・マーフィーは、どう観ても判らない。どうやったんだろう。
ビキニになったあのデブ姿がメイクとは思えない。CGなんかも使っているんだろうか。
そのラスプーシアの憎たらしいこと。なんでこんな女と結婚したのかノービット??
超おバカ映画だが、それなりに観ちゃうなあ。ラスプーシアの救いの無い憎憎さは、もう少し
なんとかならなかったかなあ、と思うが。ラストのハッピーエンドはいいとしても。
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by jazzyoba0083 | 2008-05-19 22:30 | 洋画=ま行 | Comments(0)

レマゲン鉄橋

●「レマゲン鉄橋 The Bridge at Remagen」
1968年 アメリカ United Artist 116min.
監督:ジョン・ギラーミン
出演:ジョージ・シーゲル、ロバート・ヴォーン、ベン・ギャザラ、ブラッドフォード・ディルマン他
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男の子は時々こういう映画を観たくなるものなんです。この時代には大型の戦記物が
たくさんありましたね。「史上最大の作戦」「パットン戦車団」とか。けっこうな大物俳優が
たくさん出てくるのも特徴で、主題歌が結構ヒットしたりするんですよね。しかし、この映画は
俳優もワリと地味めで、ストーリーも派手ではないですが、今では絶対にないような
実写の戦闘シーンや街の砲撃シーンなどは迫力あります。ギラーミンのアングルが空撮や
俯瞰を多用し、飽きることがない。冒頭の戦地に急行する部隊の戦車がフルスピードで
走るシーン、あんなにスピードを出す戦車を見たのは初めてだ。というかあんなに早く
走れるものなのだねえ。

敵のナチス・ドイツも英語で喋っちゃうのでいささか興醒めな点はあります。それとナポレオン
ソロで活躍していたころのロバート・ヴォーンがドイツ将校役なので、ちょっと違和感が
あったかな。
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第二次世界大戦も最終盤のころ、ドイツ・ライン河にかかるレマゲン鉄橋を巡る連合軍と
ドイツ軍の苛烈な戦いを描いたもの。ライン最後の橋となったレマゲンを、爆破して
連合軍の進入を許さないとするナチ指導部。爆破の指令を受けた将軍とその部下の
クルーガー少佐(ヴォーン)は、この橋を爆破すると、敵地に75000人のドイツ軍を
ドイツに帰れなくしてしまうため、命令を無視して、確保しようと努める。
一方の連合軍も、橋を爆破(たぶんにロシア軍をベルリンに入れたくないという思惑あり)
するために、ハートマン中尉を先鋒とする攻撃部隊に、攻撃を命ずる。

レマゲン鉄橋を巡る激しい砲撃戦が始まり、クルーガー少佐も、橋の爆破を覚悟する。
しかし、橋は、ハートマンらの活躍で爆発はするが落ちはせずに済み、戦車が渡れる
ことになった。連合軍は逆に、爆破から確保に戦略を変えたのだった。

クルーガー少佐は、橋を爆破するために将軍のもとに援軍を頼みにいくが、命令違反が
ばれて逮捕され、銃殺されてしまう。
「誰が敵なのか」とつぶやく少佐の言葉が重い。戦争も末期になりいくさの行方も大体
判ってきているのに、兵隊ばかりが意味も無く犠牲になっていく様子は良く描かれる
ところだ。全体に人物描写が弱く、戦闘シーンに見所のある映画だが、ラストはさすがに
考えさせるように出来ている。
ハートマンの相棒であるエンジェルが、ある意味主役のような気がする。
なお、レマゲンの鉄橋は正式には「ルーデンドルフ橋」であり、米軍が確保して数日後
自ら崩れて落橋した。その後この橋は復旧されることはなかった。
この映画の詳しい情報は

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by jazzyoba0083 | 2008-05-18 18:00 | 洋画=ら~わ行 | Comments(1)

●「デイ・アフター・トゥモロウ The day after tomorrow」
2004 アメリカ 20th Century Fox Films Co.,124min.
監督:ローランド・エメリッヒ(原案・脚本も)
出演:デニス・クエイド、アレック・ギレンホール、イアン・ホルム、エミー・ロッサム他
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もう3度目の鑑賞になるが、この前観た「不都合な真実」と、なんと符号の合うことか。
ということは、この映画の世界は、決して絵空事でない、ということが今更判り、慄然と
せざるを得なかった。

ということは、原案・脚本・監督を担当したエメリッヒの研究の凄さに敬服するばかりだ。
「インディペンデンス・デイ」は、割と荒唐無稽な部分を感じたが、これは洒落にならない。
「不都合な真実」をベースにフィクションを作るとこうなる、ということか。

二酸化炭素の大量排出による地球温暖化は、大気や海流のバランスを急激に悪化させ、
地球各地に異常気象が続出していた。(日本の新橋駅前とおぼしき場所にソフトボール大の
雹が降るシーンも)
南極の氷河をボウリングして二酸化炭素の増加の様子を研究している古代気象学者
ジャック・ホール教授(デニス)は、国連やアメリカの議会で、二酸化炭素の低減と
スーパーストームに備えることを薦める。
しかし、副大統領を筆頭とする経済優先主義者たちは、聞く耳を持たない。(「不都合な
真実」と重なる)。そのうちに大西洋に超弩級のハリケーンが3つ発生、そのほかの大陸にも
大きな嵐が遅い、過ぎた後は急激に冷えて、氷河期のようになっていった。
現実にカトリーナが襲う前の話で、恐れ入る。
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ニュー・ヨークにも大津波が襲い、多くのビルが水没、また凍りついた。こうした混乱の
中で、たまたまNYに高校生対抗のクイズ大会に出席していたジャックの長男サムが
国立図書館に閉じ込められた。
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これを知ったジャックは、完全防寒着で、NYを目指して歩き始めた。途中で仲間を
失ったり、国立図書館に非難したサムのガールフレンドが敗血症に罹り、近くに来た
大型船にワクチンを決死の覚悟で取りに行こうとして、動物園から逃げた狼に囲まれたり、
ハラハラドキドキの連続。
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そしてジャックはついに図書館に到達、メキシコシティーに仮の政府を置いたアメリカは
超短期の氷河期から脱して、復興の道に進むのであった。
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映画は取りあえずハッピーエンドだったが、現実はこうはいかない。今でも二酸化炭素は
増え続け、北極の氷は溶け続け、水面は上昇していくのである。
この映画が撮られたころに比べて私たちがすぐにしなければならないことは多くある。
娯楽映画として面白いのだが、残すものはとても、重いのだ。
この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-05-17 23:19 | 洋画=た行 | Comments(0)

●「女王陛下の007 On Her Majesty's Secret Service」
1969年 イギリス United Artist 130min.
監督:ピーター・ハント
出演:ジョージ・レーゼンビー、ダイアナ・リグ、テリー・サバラス、ガブリエル・フェルゼッィ他
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007シリーズは、誰がボンドを演じたか、によって固定的な観念があるようで、これじゃなきゃ
007じゃない、という感じになってしまうのだろうね。古典的なショーン・コネリー、ちょいと
おふざけと、ハイテク武器が出始めたロジャー・ムーア、ピアース・ブロスナン、そして
ティモシー・ダルトン、最近の人間味溢れるボンドを演じるダニエル・クレイグと。
私はコネリーの後期あたりが好きかな。アストンマーチンの方向指示器から機銃が出てきたり
トランクの下からオイルを流したり、防弾用の鉄板がせり出したりするやつが好きで、欲しくて
欲しくてしょうがなかったのを覚えてます。小学校高学年の頃かな。

そしてこの1作で消えてしまったジョージ・レーゼンビーの作品は、高校2年の頃、ルイ・
アームストロングの歌う主題歌が非常に印象的で良く覚えています。そのころ映画を
見たわけではないのですが、主題歌はラジオのヒットチャートで1位を獲っていたと記憶して
います。ローテク映画の頃の作品ですから、今のCGやVFXを多用した作品に比べれば
アクションは大人しいものですが、ローテクならではの見せかたというものもちゃんとある
わけで、ハント監督はそのあたりをよく計算して作ってますね。カットも全体に短く緊張感が
よく演出されています。特にスキーの追跡シーンは、あの当時にしては出来がいいです。

イギリス秘密情報部のM(B・リー)は、スペクターの首領ブロフェルド(T・サヴァラス)の捜索と、動静を探るよう007号ジェームズ・ボンド(G・レーゼンビイ)に命じた。常に危険な仕事を求める彼は、この命令をあまり喜ばなかった。
こんな時、ボンドはトレーシー(D・リグ)に会った。無謀な生き方と、自棄的な影をもった彼女、
自殺まで図った彼女に、ボンドはなぜか心を魅かれた。そして、彼女の父ドラコ
(G・フェルゼッティ)から、娘を立ち直らせてくれと懇願された。ドラコは、マフィアよりも恐ろしい組織、ユニオン・コルスの首領であった。彼の援助で、ブロフェルドの本拠がスイスにあること
をつきとめたボンドは、単身そこへ乗り込んだ。
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スイス・アルプスのピズ・グロリアで、ブロフェルドは会員制のスキー・クラブと研究所を
営んでいた。そこで、見事に変貌しているブロフェルドに会ったボンドは、彼の正体を見破って
しまった。しかし、何の武器も持たないボンドは、ひとまずスキーで脱走した。
彼の身辺に手榴弾が炸裂する。その危機を救ったのはトレーシーであった。ボンドの報告
から、イギリス情報部は、恐るべきスペクターの陰謀を知った。それは、催眠療法を受けた
娘たちを使って、細菌をばらまき、生物学的戦争を起こそうとするものだった。ボンドは再び
ピズ・グロリアへ潜入し、悪の要塞を火柱の中に葬ったが、ブロフェルドをまた取り逃がして
しまった。一仕事おえたボンドは、初めて愛した女、トレーシーと結婚した。
しかし新婚の夜に、スペクターの魔手が迫って来た。そして、トレーシーは無残にも血に
染って倒れた。最愛の女を殺されたボンドは、燃えたぎる憎悪の中で、ブロフェルドへの
復讐を誓うのだった。

いかにもイギリスらしいヒューモアには溢れているが他のボンドに比べてやはり地味な感じ
は免れない。でもストーリーもまだアナログっぽくぎすぎすしていなくて好きだな。
それとシリーズ唯一、ボンドが結婚する、しかし花嫁はスペクターの魔の手に倒れるという
非常に人間味が溢れる作品で、ラストシーンのボンドの顔は、悪を憎み次作へと繫げて
いる。
尚この映画の詳しい情報は

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まで。
by jazzyoba0083 | 2008-05-14 22:55 | 洋画=さ行 | Comments(0)

●「シャーロット・グレイ Charlotte Gray」
2001 イギリス・フランス・ドイツ Universal Pictures,FilmFour 121min.
監督:ジリアン・アームストロング
出演:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、マイケル・ガンボン他
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今を時めくイギリス人女優ケイト・ブランシェットの2001年の戦争ラブロマンス。
原作はセバスチャン・フォークスのベストセラー。

『1943年、第2次大戦下。看護婦のシャーロット(ケイト)は、ロンドンに向かう列車の中で
役人のリチャードに声を掛けられパーティに誘われる。出席したパーティでシャーロットは
英空軍のパイロット、ピーターと知り合い、たちまち恋に落ちる。また、リチャードから堪能な
フランス語の能力を活かして、ナチス占領下のフランスでレジスタンス運動に参加するよう
持ちかけられたシャーロットは正義感からこれを引き受ける。
数週間後、ピーターがフランスで消息不明となると、シャーロットは危険を顧みず諜報員と
して南フランスのレジニャックへ降り立つのだったが…。』(allcinema)

落下傘で降りたのだが手引きをしたのが、共産主義のレジスタンス、ジュリアン(クラダップ)
の勢力。オヤジさんのルベードと同じレジスタンス仲間の子ども二人もいた。
シャーロットはドミニクという変名を使って、ジュリアンの家のメイドということで連絡員と
して働きながら、恋人の消息も探っていた。

しかし、恋人は墜落したときに亡くなったと聞かされた。やがてナチの部隊が村に駐屯する
ようになり、ユダヤ人狩りが始まった。学校の教師は、ナチの走狗となり、美しいシャーロット
に近づき、家に隠れているユダヤ人の子どものことを知られたくなかったら、言うことを聞け
と迫る。そんな中でシャーロットの帰国が決まる。しかし、シャーロットはジュリアンの薦めも
断わり、村に残ることにする。このままでは帰れないと。

だが、ナチはジュリアンの家に来て、オヤジさんのルベードを祖先がユダヤ人だ、と言って
連行していった。預かっていた二人の子どもは田舎のおばさんの家に屋根裏に隠したが、
そこにもナチの手は迫り、二人の子どもも連行されてしまう。
同行してきた例の教師がジュリアンに対し、子どもを連れて行くか、オヤジを連れて行くか
どちらかだ、と迫る。苦悩の選択の末、オヤジは祖父がユダヤ系だと告白したのだった。

列車で連行されるルベードと二人の子どもに、本当は既に殺されている子どもの両親に
成り代わり手紙を書き、列車に届けた。いずれにせよ、ホロコーストの犠牲になってしまう
子どもたちへの少しでもの希望だった。

そして戦争が終わりかけのころロンドンに戻ったシャーロットは、思いがけずに死んだはずの
ピーターからの手紙を受け取る。彼は生きていて帰国していたのだ。
二人は会い、ピーターは昔のような二人に戻りたい、というが、戦争を体験してしまった
シャーロットは、前のような普通の女性では無くなっていたのだ。自我に目覚めた、というか
本当の自分を見出した、というか。そしてその後、彼女はフランスに再び渡り、ジュリアンの
元に行くのであった・・・。

良くあるお話しで、破綻はないが面白みにも欠ける。レジスタンスとしての動きが従で、ラブ
ストーリーというかシャーロットの人生が主であるので、ダイナミズムにも欠ける。
ケイトも、ガンボンもいい演技だが。フランスの田舎の光景は美しい。蒸気機関車の走る
空撮も美しい。何より、フランス語が堪能でフランスに着たのに、みんな英語を喋るので
違和感がある。ドイツ兵はドイツ語を喋っているんだから、フランスではフランス語のお芝居
として欲しかったなあ。
この映画の詳しい情報は

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by jazzyoba0083 | 2008-05-10 23:15 | 洋画=さ行 | Comments(0)

オールウェイズ Always

●「オールウェイズ Always」
1989年 アメリカ Universal Pictures,Amblin Films,124min.
監督:スティーヴィン・スピルバーグ
出演:リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、ジョン・グッドマン、オードリー・ヘップバーン他
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スピルバーグが、'43の「A Guy Named Joe」のリメイクを手がけた「ゴースト」風の
ラブストーリー。オードリーの遺作としても知られる。スピルバーグの映画は殆ど観て来た
はずのだが、こういう大甘な映画もあったのだなあ。
まあ、私としては合格点をあげてもいいけど、彼の映画の中では異質のラブストーリーで
ちょっと戸惑いますね。「ピアノ・レッスン」で4年後にアカデミー主演女優賞他殆どの賞を
総なめにしたホリー・ハンターの美しい姿が見られます。
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山火事を専門とする消防隊の飛行機部隊にエースパイロットとして勤めるピート(ドレイファス)
は、同じ部隊の地上要員ドリンダ(ハンター)と恋仲。いつも危険を顧みないピートの行動に
結婚するなら、消防学校の教官となってほしいと懇願する。
ピートもドリンダの願いを受け入れ、学校入りを覚悟するが、そこにまた山火事の知らせ。
飛び立ったピートの機は仲間を助けるために無謀な行動をしたため、空中で爆発、ピートは
帰らぬ人となってしまう。

覚悟してはいたものの、ピートを忘れられないドリンダ。そこに後任として若きパイロット
テッドがやってきた。一方ピートの前には天使ハップ(オードリー)が現れ、彼女を霊として
守ることを許す。そこでピートはドリンダをなにくれとなく見守るのだった。
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死んだのに、ドリンダを諦めきれず、彼女の元にテッドが現れいい感じになっているのに
素直になれない。(幽霊なのに)そんなピートにハップは、もう開放してあげなさい、と
諭すのだった。そんな折、山火事鎮火のために陸上から山に入った部隊が孤立するという
事件が起きた。本当は消化航空機のパイロットになりたいドリンダは、みんなが躊躇する中
果敢にも一人で、救出に向かう。ピートの耳もとでのアドバイスが効いたのか、ドリンダは
見事に消化剤で地上部隊の逃げ道を作ることに成功した。しかし本人の飛行機があまりにも
低空飛行をしたため熱で発火、湖に不時着することに。しかし、沈み行く飛行機から脱出
できないドリンダ。そこにピートが現れ手を差し伸べたのだった。そしてピートは、彼女を
テッドの元に向かわせてあげようと決心するのだった・・・。

ストーリーになんら難しいことはないし、良くある類のラブストーリだ。ただ山火事を消す
飛行機のシーンはなかなか魅せる。そのほかは、なんだかスピルバーグの映画らしく
ないなあ。彼もこういう映画を撮りたい時期もあったということなんだろうなあ。
さしあたって「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」を楽しみにしましょうかね。
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by jazzyoba0083 | 2008-05-07 22:40 | 洋画=あ行 | Comments(0)