●「輝ける女たち Le Heros De La Famille」
2006 フランス SBS Films,103min.
監督:ティエリー・クリファ
出演:ジェラール・ランヴァン、カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール、ミュウ・ミュウ他
e0040938_20272918.jpg

いかにもフランス映画らしい人生ドラマ。人間の悲哀といったものをヒューモアとペーソスで
料理する。
邦題は内容を意味するのではなく、女優陣の活躍を指しているような気がする。でも
原題の「家族のヒーロー」じゃ、なんのことだか判らないけどね。
e0040938_20283122.jpg

『ニースにある小さなキャバレー“青いオウム”。ここで働くマジシャン、ニッキー(ジェラール・
ランヴァン)は幼い頃アルジェリアから亡命し、以来店のオーナー、ガブリエル(クロード・
ブラッスール)が父親代わりとなって世話してきた。
いまは店の歌姫レア(エマニュエル・ベアール)に夢中のニッキーだが、彼には母親の違う
2人の子どもがいた。元妻アリス(カトリーヌ・ドヌーヴ)との間に生まれた息子ニノと、
幼なじみのシモーヌ(ミュウ・ミュウ)を母に持つ娘マリアンヌだった。
e0040938_2032567.jpg

e0040938_2029237.jpg

そんなある日、ガブリエルが突然自殺した。青いオウムは当然自分が相続すると思っていた
ニッキーだったが、遺言は相続人としてマリアンヌとニノを指名していた。
しかし2人とも店を続ける気はなく、ニッキーの意に反して青いオウムは閉店の時を迎えようと
していた。』(allcinema)

オカマであったガブリエルは自らの女装に誇りをもっていたのだろう、ニースの海に入水自殺
を遂げた後、女装の姿で埋葬される。このガブリエルが時々画面に現れ、実の子並に育てて
きたニッキーに人生訓をたれる。

当然キャバレーは自分のものと思っていたニッキーだが、ガブリエルは彼には衣装を遺産と
して残した。えっ、てな感じのニッキー。方や、予想もつかなかった劇場の相続という事態に
困惑しつつも赤字の劇場はとっとと売り払いたい同性愛者のニノと、自分のダンナとは離婚し
ロシアから養子をもらう手はずを整えているマリアンヌ。彼女も劇場なんて要らないのだ。
しかし、アリス、シモーヌ、現役の歌手であるレアは、どうしてもこの劇場を残したい。
e0040938_20302610.jpg

ある日、ニノとマリアンヌが劇場の中を調べていると、隠し扉から地下室が現れた。なんと
そこの壁には裸のニノの母、アリスの姿を描いた絵がかかり、隠微な雰囲気に溢れていた。
売春窟であるったことは明らかだった。ニノは、母親が元売春婦であり、父ニッキーは客の
一人であったことを理解する。

最後にはキャバレーは残ることになるのだが、その過程では、かつて元妻どうしで仲の悪か
ったアリスとシモーヌ、同性愛の異母兄妹、そしてニッキーがガブリエルの死、青いオウム
という小屋の存在を軸にいて人間性を回復していくことから、生まれた成果であった。
女優陣の吹き替え無しのジャズの名曲、ベッド・ミドラーやクィーンの名曲など、レビュー
ホールが舞台だけに、歌声を聴いているだけでも感激だ。
e0040938_20311674.jpg

バラバラな家族が、なにかをきっかけに理解し合い、大団円を迎えつつ、しかし個人個人は
またそれぞれに、というフランスの国民性?がしっかり描かれていたが、この映画の持つ
独特の雰囲気は、それだけで鑑賞するに値すると思う。邦題どおり、女優陣は素晴らしい!
この映画の情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-29 23:10 | 洋画=か行 | Comments(0)

●「ラスト・ホリディ Last Holiday」
2006 Paramount Pictures,112min.<日本劇場未公開>
監督:ウェイン・ワン
出演:クイーン・ラティファ、LL・クール・J、ティモシー・ハットン、ジャンカルロ・エスポジート他
e0040938_0183374.jpg

「TAXI in NY」で、粋な姉御ドライバーを好演していたクリーン・ラティファの魅力が
炸裂した佳作。DVDスルーは残念だなあ。結構客が入りそうな内容なんだけど。

ニューオリンズの調理器具販売員ジョージア(クイーン)は、大のお料理好きだけど、
引っ込み思案が玉に瑕。大好きな同じ職場のショーンに、まともにデートの約束もいい
出せないでいた。
e0040938_0193146.jpg

このジョージアが職場で転倒、店内の診療所でCTを撮ってもらうと、なんと頭に大きな
腫瘍が3つも見つかり、余命3週間と宣告される。
自分で「憧れノート」と作り、食べたいものや好きな人や、行きたいところをスクラップして
いたジョージアは、この際、貯金や母の遺産を全部降ろして、我慢してきたことを残された
時間でやり遂げようと決心。会社を辞めて(このときイヤミなマネージャーが、彼女が
トップセールスであることを教えた。昇給を言い出されるのが怖くて秘密にしていたのだが
彼女が辞めると言い出して慌てて時給を上げると言い出したが後の祭りであった)
部屋を整理し、憧れのプラハにあるカルロヴィ・ヴァリの超高級ホテル、「ホテル・プープ」
に行くことにした。そこには憧れであった天才シェフ、ディディエのレストランがあったのだ。
e0040938_020535.jpg

空港からホテルまではヘリを使い、時間が早いからチェックイン出来ないといわれれば、
空いている1泊4000ドルのプレジデンシャル・スィートを借り、色んなスパを経験し
街で豪華なドレスを買い占めて、レストランに現れるという具合。
e0040938_0205261.jpg

突然現れた謎の大金持ち?にホテルと泊り客は騒然。特に、アメリカの上院議員と
(ジョージアが勤めていた)会社の社長が、ロビー活動のためにこのホテルに来ていた
社長は愛人を同行していた。そんな一行の間に、ジョージアと上院議員は知り合いで、
アメリカの富豪らしい、という噂が一人歩きする。

残された時間を思いっきりやりたいことをやり来たジョージアの周辺で勝手に事件は起こって
いく。レストランのシェフ・ディディエは、社長一行が油や砂糖を避けて代用品を使った
料理ばかり頼むのに比べ、ジョージアが本来自分の得意とする料理をたくさん食べてくれる
ので、感心し、特別の扱いをしてくれるようになった。
ゲレンデでスノボーを楽しんだり、ダムの上からパラシュートで飛び降りたり。
e0040938_021595.jpg

しかし、ホテルのフロアマネジャーの女が、社長から高額なチップを渡され、ジョージアが
何者かを探るように依頼する。そしてその女が見つけたのが、ジョージアがショーンに宛てた
遺書だった。この女は、突然ジョージアに憐憫の情が湧き上がり、社長にはチップを返し
ウソの報告をし、ジョージアには、お気の毒に、と同情し味方となる。
この女マネージャーはディディエにも喋ってしまった。
一方、ショーンも会社を辞め、ジョージアを追ってプラハにやってきた。しかしホテルに
向かう道がなだれで行き止まりになり、彼はタクシーを捨てて徒歩でホテルを目指す。
そのころジョージアは、いつまでもホテルに居られないと、ショーンの元に帰り、最期を
迎えることにした。しかしこれも雪崩で足止めをくらった。

そんな折りに訪れた大晦日。雪崩で調理人が足りない厨房にジョージアは助手を買って
出る。ジョージアは、着替えて社長や上院議員の席でディナーを迎えようとしていた。
しかし、社長は、手を尽くして彼女が自分の会社の元販売員で年収は2万9000ドル、
詐欺師のようなもんだ、と正体をばらしてしまう。
そこでジョージアは自ら、騙すつもりはなかったのだが、余命3週間を思い切りたのしもうと
ここに来ただけ、楽しかったわ、とテーブルを後にする。上院議員や社長の愛人たちは
すでにジョージアの人間性を愛していたので、この暴露を逆に嫌悪し、社長に「アスホール」
といって去っていってしまう。

すねた社長はホテルの窓の外に出て座っている。なだめにかかるジョージア。そんなホテル
に、ジョージアを診断した医者から、あの腫瘍はCTスキャンのミスで、あなたは健康だ、
というファクスが来ていた。そして、ショーンもやっとホテルに到着。ジョージアは命が救われ
たこと、とショーンが現れプロポーズしてくれたことという大きな喜びが訪れたのだった。

後日。ニューオリンズにジョージアが夢見ていた自分がオーナーシェフのビストロを、
ショーンとともに開店させ、オープンの日にはディディエや市長夫妻なども駆けつけ
二人を祝ったのだった。
e0040938_0224988.jpg

話としては単純で、時として締りがなくなる部分もあるが、クイーンの演技がそれらを
打ち消して余りある。脇を固める助演陣も魅力あるキャラクターがそろっていて、
飽きさせない。オチも読めるが、全体に心温まる見終わった後に嫌な事が残らない
映画だった。
この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-28 22:50 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

D・O・A

●「D・O・A」
1988 アメリカ Bigelow Productions,Touchstone Pictures,98min.
監督:ロッキー・モートン
出演:デニス・クエイド、メグ・ライアン、シャーロット・ランプリング、ダニエル・スターン他
e0040938_18253576.jpg

出演者に釣られて観たけど、つじつまが合わないと感じるところもあったり、最後に
主人公は助かったのか、いや助からなかったんだろうな、タイトルがタイトルだから。
それに、メグ・ライアンがメグ・ライアンである必要があまり感じられなかった。
D・O・A とはDead On Arrival (到着時死亡)という救急・警察用語です。
病院に搬送されてきた時には既に死亡していた、ということですな。

クリスマスの夜、雨の中を1人の男(コーネル教授=デニス・クエイド)が警察署へ入って
来た。背中にナイフでも刺さっているかのような瀕死の雰囲気、これではDOAとは
いえないな。自分は毒を盛られた、と告白を始める。これがラストと繋がるのだが・・・。
モノクロでスタートし期待が膨らむが・・・。

画面がカラーに切り替わる。コーネル教授の講義。終わるとシドニー・フラー(メグ・ライアン)
が駆け寄ってきて、コーネル教授の本にサインを求める。初々しいメグ。
その後で、ニック・ラング(ロブ・ネッパー)という神経症っぽい学生が来て「前に渡した小説の
感想を聞かせて欲しい」と言ってきた。食い下がるニックに、コーネル教授は理由をつけて
断ってしまった。ニックは怒りながら教室を出て行く。

研究室に戻ったコーネル教授は、ニックの小説を読まずに、適当に”A”と書いて、机の横に
放置しておいた。コーネル教授の下には、ハルとグラハムという2人の准教授がいた。
コーネル教授は、ハルに教授に決ったことを告げる。狂喜するハル。

ある日、小説を読んでくれとコーネルに頼んだ学生ニックがコーネルの目の前で大学の屋上
から墜落死した。不気味に感じたコーネル教授は、こうなったら読んでやるか、と原稿を取り
出し一読する。

一方妻との間が冷めているコーネル、家へ帰った妻のゲイルにクリスマスプレゼントとして
観覧車のおもちゃをプレゼント。ゲイルからは、離婚届が手渡された。ゲイルは「本を書かなく
なった4年前に私たちは終っているの。せっかくの才能と私を投げ出した。離婚届にサインして」と言い残し、去っていく。

ある美術館の除幕式に、コーネル教授が出席。フィッツワーリング夫人(シャーロット・
ランプリング)があいさつをします。シャーロット・ランプリングの目つきはいつ見ても不気味
ですねえ。

ある夜コーネル教授はバーへ行くとカウンターの隣りにいた女性と親しくなる。すると突然、
男が来て女性を連れ去っていく。女性はクッキーといい、フィッツワーリング夫人の娘だった。
拉致した男は、夫人の運転手だった。バーナードはクッキーのお目付役だったのだ。

クッキーが去った後で、シドニーが隣にやってきた。したたかに飲んだ2人。コーネル教授が
目を覚ますと、女子寮のシドニーの部屋にいた。(どうやっていれたんだろ?)コーネル教授は
ビックリするが平然としているシドニー。窓からなんとか抜け出ていく。

ある日准教授のグラハムと研究室で酒を飲んでいたら、コーネル教授は気分が悪くなる。
病院で採血すると猛毒塩化ラジウムが検出された。体内を回っていて解毒剤も効かない、と
看護師。あと24時間、長くて48時間の命だと、告げられる。

混乱したまま家へ帰ると、妻のゲイルが何者かに襲われて、血だらけで倒れていた。
コーネル教授は助けようとするが、気絶。我に帰った教授は力をふりしぼりシドニーのところへ。シドニーと離れないように、2人の手を瞬間接着剤でくっ付けて(そんなことできるのかよ)、
手を握って犯人を探し出そうとする。

「犯人は被害者の葬式に現れる」と、2人は自殺したニックの葬式へ向う。フィッツワーリング
夫人の娘クッキーが、葬式の挨拶の途中で外へ出て行く。2人がクッキーを追いかけて舞台
の裏側へ行くと、何者かがクギ打ち銃を撃ってきた。2人は辛くも脱出。接着剤でつながれた
手が離れ(当然赤むけだわな)、コーネル教授は、自分が毒の入ったものを飲んだとすれば
どこであったか、推察する。そうすると、准教授のグラハムと自殺したニックについて話して
いるときであったことに気がつく。
グラハムのところに向かうコーネル教授。彼を捉えて詰問すると、研究室のゴミ箱にあった
ニックの小説を読んだところ素晴らしい作品であることが判った。これを自分の名前で
出版することを目論み、ニックを屋上から突き落として殺し、コーネルに毒を盛ったのだった。

というオチが何だかなあ。最後に犯人を突き止めたコーネルだったが、助かることは出来な
かったのだろうな。メグ・ライアンの存在は何だったのだろう。妻との相克は何だったのだろう。
いろんな意味で詰めの甘い甘い作品であったな。
この作品の情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-18 22:40 | 洋画=た行 | Comments(0)

「エントラップメント Entrapment」
1999 Fountainbridge Films20th Century Fox Films Co.,113min.
監督:ジョン・アミエル
出演:ショーン・コネリー、キャサリーン・ゼタ=ジョーンズ、ヴィング・レイムス他
e0040938_2315137.jpg

最後まで騙されました。ま、いやな騙され方ではないだが。キャサリーンは時に29歳。
私が今まで観たキャサリーンの中で一番若い。このあと、「トラフィック」「シカゴ」
「オーシャンズ12」「ターミナル」「幸せのレシピ」と続く訳だが。92年の「コロンブス」という
映画をビデオで観ているのだが、キャサリーンは記憶にない。

一方、ショーン・コネリー。今年御歳78歳におなりになる。枯れたいい味をだしています。
約10年前のこの頃はまだバリバリの泥棒として大活躍。基本、この2人の騙しあいに
付き合わされることになるのだが。

『世界最高の美術品泥棒のマック(ショーン)。ニューヨークで起こったレンブラントの盗難
事件は、あらゆる証拠が彼の仕業であることを示していた。そんな中、保険会社の優秀な
女性調査員のジン(キャサリーン)は、マックを罠にはめるための新たな窃盗計画を思いつく。やがてふたりは複雑な駆け引きの末にパートナーとなり、中国の黄金の仮面、コンピュー
ターの2000年問題に絡んだ銀行強盗へとエスカレートしていくのだった……。』(allcinema)
e0040938_2325948.jpg

冒頭の壁を伝ってガラス窓を外して高層ビルに忍び込むシーンから引き込まれた。
そして保険会社調査員のジンが、マックの仲間となり、マレーシアで、警備厳重な超高層
ビルにある、金融センターのコンピューターに潜入、
e0040938_2342234.jpg

2000年問題を逆手にとり、時間に数秒
の隙を作り、自分のケイマン島にある口座に数百万ドルを振り込ませることに成功した。
しかし、わずかなミスでビルに警報がなり、2人は追い詰められる。
e0040938_2333754.jpg

マックは自分はいいから、とジンをパラシュートで逃がす。明日、駅のホームで会おうと
約束して。

そして翌日。待つジンの前にマックが現れた。しかし、彼らを追うFBIも追いかけてきた。
捕まってしまうマック。ジンも捕まるか、と思われたが、マックはカラダを張ってジンを逃がす。
しかし、マックは、実はFBIの手先になっていて、本当は保険調査員じゃなく大泥棒のジンを
おびき出す役を買って出ていたのだ。しかし2人の間に泥棒の友情?愛情?が生まれ、
マックはFBIを買収し(これが簡単に買収されちゃうんだな)、ジンを逮捕に向かうFBIから
彼女を逃がすのだった。(彼がFBIの手先だったから、高層ビルの上で追い詰められたとき、
彼女を逃がし、彼は絶体絶命だったのに助かっていた、という謎が解ける)

ラストの電車とホームを使った追跡シーンがアナログだけどなかなか見せる。29歳の
ゼタ=ジョーンズ、綺麗です。(何故かその年のラジー賞にノミネートされちゃっているけど)
ジンの背景がもう少しきちんと描かれていたほうが厚みが付いたんじゃないかな。少々
おちゃらけた泥棒映画になっちゃっているので、せっかくショーン・コネリーが出ているんで
重み、みたいなものも感じたかったかな。黄金の仮面を盗む時のジンが赤外線光線の
バリアをスパイダーマンみたいにかいくぐっていくシーンが見所の一つであります。
この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-17 22:55 | 洋画=あ行 | Comments(0)

●「ザ・メキシカン The Mexican」
2001 アメリカ DeamWorks SKG,123min.
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、
    デヴィッド・クラムホルツ、ジーン・ハックマン、J・K シモンズ 他
e0040938_0572712.jpg

もっとハードボイルドか、と思ったら意外や、コメディでした。というかコメディでいいのかなあ。
不思議な雰囲気を持つ人間喜劇では、ありましょう。
銃はぶっ放す、血は出る、人は死ぬ、ドリームワークスにしてはえぐいかもしれない。

冒頭でも出てくる信号が印象的に使われる。ブラピとジュリアは、ケンカばかりしている
カップル。ブラピ演じるジェリーは、交差点でギャングのボス・マーゴリースのクルマと衝突
する事故を起こしてしまう。このクルマには、殺される運命にあった男が閉じ込められていて、
それが事故でばれてしまい、ボスは刑務所行き。組織はジェリーに5年間ギャングの下働き
を命じた。しかし、ジェリーはドジばかり。刑務所に行ってるボスに代わって組織をやりくり
しているのはネイマンだった。

足を洗い、サマンサ(ジュリア)と平和に暮したいジェリーに最後に与えられた指令はメキシコ
に行って、伝説のピストルを奪うことだった。恋人サマンサも、リロイと名乗る白人の殺し屋が
ジェリーが無事に銃を持ってくる間の人質としてラスベガスに拉致されててしまう。
しかし、この殺し屋、実は心優しき(平気で人殺しもするが)ゲイだったのだ。
旅の途中で知り合い愛し合うようになったボーイフレンドが、ベガスのホテルで殺された。
実は、本当にサマンサを狙っていたのは別の黒人の男で、こいつがゲイの殺し屋の愛人を
窓から突き落として殺したのだ。部屋にまだこの男が潜んでいるとにらんだ殺し屋は、
ドアの後ろに自分が居るように見せて隙を作らせ、銃を打ち込む。防弾チョッキを着ていた
黒人の殺し屋を、愛人を殺された怨みを晴らすように非情に殺した。

一方、メキシコに入ったジェリーは伝説のピストルを持っているという男との接触に成功
銃を買い取ることに成功、しかし彼が街中でピストルを上空に向けて地元民が発砲した
流れ弾に当たり死んでしまう。なんとその男は、服役中のマーゴリースの孫だった。
孫の死体と銃をもってレンタカーでアメリカに帰ろうとするが、途中で警官に見つかって
逮捕されてしまう。、珍道中が続く。出会う人に聞く話は。ピストルにまつわる悲話であった。

昔、ある村に腕のいい鉄砲鍛冶がいて、彼は土地の貴族に娘を嫁がせるために献上品と
してこの世に二つとないピストルを作った。しかし、試射してみると、弾はとんでもない所に
飛んで行き罪もない村人を殺してしまった。それ以来呪われた銃と呼ばれるようになった
という。

銃と引き換えに釈放されたジェリーは、アメリカから助けに来た仲間のテッドと合流。
一緒に警官が拳銃を入れた質屋に向かうことにしたが、その前にサマンサが人質に取られ
たことを知らされ、その話をするテッドの挙動もおかしい。質屋で拳銃を手に入れると共に、
テッドに銃を突きつけて全てを吐かせる。なんとテッドはジェリー殺しの指令を受けていたのだ。

もはや誰も信用できない。とにかく銃をリロイに渡してサマンサを取り戻さねば…。
早く空港へ!
 
 ゲイの友人を殺され傷心のリロイとサマンサが、空港で待つが、ジェリーはやってこない。
なんと、ジェリーのパスポートがテッドと入れ替わっていたのだ。テッドも姿を消してしまい、
路頭に迷ってしまうジェリー。
一方、リロイとサマンサもメキシコに向かって飛ぶ!“愛し合っている2人がうまくいかなく
なった時、いつ本当の終わりがくると思う?」とリロイの最後も愛のレッスンに、しどろ
もどろな答えをするサマンサ。“答えは簡単さ。ネバー(決して)」とリロイ。
 
ようやく出会ったサマンサとジェリーだが、すぐに口喧嘩が始まってしまう。「黙らなきゃ
車をぶつけるぞ」とジェリー、車はパンク。サマンサは「やっぱりダメ!」と歩いて戻ろう
とする。そして、ジェリーがリロイを撃ち殺す!「なぜ友達を?」となじるサマンサに、
「リロイは黒人だ。ネイマンはこいつにリロイを殺させ、銃を独り占めして、俺の製に
しようとしているんだ」。
 あまりのことに「家に帰りたい」と言うサマンサを空港まで見送るジェリー。飛行機に
乗ったはずのサマンサが戻ってきてジェリーに尋ねる。「愛し合っている2人がうまく
行かなくなった時、いつ本当の終わりがくると思う?」。ジェリーの「ネバー」という言葉に
思わずクスリとするサマンサ。2人はホテルで、大使館からパスポートの連絡が入る
のを待つことにする。

 翌朝、あの車泥棒に捕らえられたジェリーは、「あの銃はあんたらアメリカ人のもの
じゃない」と意味不明の話。連れて行かれた先にはマルゴリースとメキシカンを作った
銃職人の子孫トロピーヨが。マルゴリースが本当の伝説を話してくれる。「悲しみで
胸が一杯の弟子は眠れない夜を過ごした。貴族の息子はあまりに残忍な男。弟子は
銃に呪いをかけた。そして、貴族の息子が引き金をひくが不発。これは不吉の前兆
だった。再度ひくがやはり不発。その時、男は娘と弟子が目を見交わすのを見て2人の
仲を察知し、弟子に銃を向ける。その時娘は男が捨てたメキシカンを握りしめ、男に
照準を定める。引き金をひけば彼女が死ぬことになる。
弟子は娘に運命を受け入れるように懇願する。そして弟子は男に撃たれ、その時娘の心も
砕け散ったのだった」。
 
マルゴリースが刑務所で運命的に出会った青年は、トロピーヨの息子だった。
“出所したら銃を見つけ父に渡すのだというのが口癖だった青年が1年半後に死んで
しまった。それで自分が銃を手に入れようと考えたのだが孫のベックは目的を理解
できていなかった。
そこで、この運命の出会いの出発点であるジェリーに任せることにしたのだ」と話す
マルゴリースをジェリーは信じ銃を渡すことにする。
e0040938_058191.jpg
 
サマンサに預けた銃を受け取りにホテルに戻ったジェリーだったが、そこにネイマンが
やってきていたのだ。彼は銃を横取りして金をせしめようとしていたのだ。サマンサを車の
トランクに閉じこめてジェリーと取引しようとする。ジェリーは「サマンサが持っている」と
言い、ネイマンがトランクを開けると、サマンサが銃を構えていた。
 撃つとどうなるのか?止めるジェリーだったが…サマンサが引き金を引くと…

とにかく不思議な雰囲気を持った映画だった。コメディなのにけっこうシリアスな昔物語が
入っていたり、リロイというゲイの男の存在といい、結構ハードな銃撃シーンがあったり。
でも「メキシコ」という土地の雰囲気が、何故かそれらを飲み込んでしまうような気がした。
話はいささか複雑だが、面白く見ました。

この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-16 23:00 | 洋画=さ行 | Comments(0)

●「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
      " Indiana Jones and The Kingdom of The Crystal Skull"」

2008 アメリカ Paramount Pictures,Lucas Film 124min.
監督:スティーヴン・スピルバーグ 製作:ジョージ・ルーカス
出演:ハリソン・フォード、ケイト・ブランシェット、カレン・アレン、レイ・ウィンストン、ジョン・ハート
e0040938_16531142.jpg

映画の試写会は別として、先行上映に行ったのは初めて。それほど私としてはこの映画を
楽しみにしていた。スピルバーグとルーカスの作品は殆ど見ているので、彼らのファンとしても
見逃すわけには行かないわけ。

で、奥さんと出かけた日曜のシネコン。一番でかい小屋は「相棒」をやっていて、その次の
大きさのスクリーン。あともう少し小さめの2スクリーンで字幕を、小さい小屋で吹き替えも
やっていた。えらい騒ぎか、と思って行ったら、3分の2ほどの入り。ちょっと拍子抜けした。
客層の年齢は高め。さすがに19年ぶりだけのことはある?

ストーリーはこれから観る方が殆どなので、ネタバレはもう少しあとに。

時代は1957年。冷戦時代だ。ケイト・ブランシェットはソ連の心霊学者で、オカルト世界に
心酔しているという立場。
冒頭は、エリア51に向かう米軍の車列。このあたりで勘のいいかたはピンとくるかも知れない。

今回インディ・ジョーンズが追い求めるのは、南米にあるといわれる水晶のどくろ=クリスタル
スカル。これには人間を万能に出来るパワーがあるといわれている。ソ連のエイジェント
スパルコ(ケイト)たちもこれを狙って、インディに近づき、彼を脅してクリスタルスカルを
探させる。ここにマットという青年が、母からの手紙を預かった、といってジョーンズに接触
してくる。
e0040938_16535960.jpg

そして舞台はペルーはクスコに。そこからクリスタルスカルが眠る黄金の国を目指して
インディとスパルコ一味の追いつ追われつの戦いが始まる。

2時間を越える長い映画だが、長さは感じない。伏線タップリの活劇、ハラハラドキドキの
仕掛け。アッとビックリの古代遺跡の中。そしてクリスタルスカルのびっくりする秘密。
さらにマットの正体。楽しさ満載の、これぞハリウッドのエンタテインメントだ!といえる。
これまでの3作に比べてどうか、という点だが、う~ん、今回ラストは次作もあるような雰囲気
で終わるのだが、「あれを出しちゃ、もう終わりでしょ」という感じでもある。
シリーズ化されるものは、大体1作目に人気が集るが、荒唐無稽さを排除したしっかり作り、
という点からすれば、1作目が私は好きかな。この映画も冒険活劇としては素晴らしいとは
思うけど、ストーリーとしてはナチとのアークを巡る争いの方がワクワクしたと思う。
「荒唐無稽」さ、では4作中1番でしょうね。なにせ、ネバダの原爆実験場に逃げ込み、
実験にさらされて、モデルルームの冷蔵庫に隠れて無事なんだから。そんな感じ満載です。
e0040938_16544748.jpg

1作目に比べてCGの出来ははるかに進歩し、特に急流下りのシーンは実に良く出来ている。
スピルバーグお得意の小賢しい装置にも、ニヤリとさせられる。
1作目~3作目に対するオマージュもちゃんとあって、「聖櫃」も1カットだけど出てくる。
よーく、目を凝らして見ていて下さい。
ハリソン・フォードはお歳ではあるが、そんなことは全然感じさせない。相当な部分をスタント
なしでこなしたそうだが、カラダは鍛えられているな、と感じた。それとマットを演じるシャイア・
ラブーフがいい感じでしたね。彼が映画の1つのキーになってはいるのだけれど。
e0040938_16553085.jpg

さあ、みなさん、大きなスクリーンで思い切り楽しんできてください。きつい意見も多いことが
予想されるが、ハリウッドのエンタテインメント。理屈は抜きでね。
尚この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-15 12:40 | 洋画=あ行 | Comments(0)

●「40歳の童貞男 The 40 Year Old Virgin」
2005 アメリカ Universal Pictures,Apatow Fims,116min.
監督:ジャド・アパトー(脚本・製作の一部も)
出演:スティーヴ・カレル、キャサリン・キーナー、ポール・ラッド、ロマニー・マルコ他
e0040938_23204521.jpg

『電気店で働くアンディは、フィギュア収集やテレビゲームをこよなく愛するオタクな40歳の
独身男。ある日、アンディはひょんなことから自分が童貞である事実を仕事仲間である
デビッド、ジェイ、キャルたちに知られてしまう。驚いた3人はどうにかしてアンディに初体験を
させようといろいろ世話を焼き始める。そんな中、アンディはネット競売の仕事をしている
トリシュという女性と知り合い、ついに初デートに漕ぎ着けるのだったが…。』(allcinema)

カレル演じるオタク男は、身なりもきちんとしているし、ヒッキーでもないし、女性を大事に
するあまり?晩生になっただけで。冒頭の朝起きてトイレに行くシーンで、最早これは
女の子と見る映画じゃないかもね、って思っちゃう。エロエロでもないが、適当に下ネタも
まぶしてあり、ビデオ屋の女店長とか、3人のキャラの濃い友達もいい味出してる。
e0040938_2321143.jpg

お手軽な映画、と思われがちだが下らなくもなく、しっかりハートウォーミングな内容に
仕上がっている。最後にはトリシュと結ばれるのだが、そのエンディングで皆が歌って
踊るのが、「輝く星座」。フィフス・ディメンションで大ヒットしたヤツだ。「ヘアー」の主題歌
でもあったね。世の中がサイケと呼ばれていた頃だ。こうした懐かしいポップスもたくさん
出てきて泣かせる。なにせアンディの部屋の壁に飾ってあるポスターが「エイジア」って。
判る人はわかるね。集めたフィギアを売って(これがバカ高く売れる)彼女の夢を叶えるって
素敵でした。
e0040938_23214845.jpg

この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-13 23:10 | 洋画=や行 | Comments(0)

●「ザ・ウォッチャー The Watcher」
2000 アメリカ Universal Pictures,Interlight.96min.
監督:ジョー・チャーバニック
出演:キアヌ・リーヴス、ジェームズ・スペイダー、マリサ・トメイ、クリス・エリス他
e0040938_22431970.jpg

キアヌが連続殺人犯を演じているので、興味があり、見始めたら、半年前にも観てて、
キーになる部分は全部覚えていた。2度目の鑑賞となったわけだが、とても1流の映画とは
言えない内容。キアヌの気持ち悪い殺人鬼は、それなりに良かったけど。

もう一人の主演、FBIのジョエル・キャンベル捜査官を演ずるジェームズ・スペイダーって
余り知らない俳優さん。重要なポジションだけど地味だなあ。

LAで連続女性殺人犯を捜査していたジョエルは、犯人のデイヴィッド・アレン・グリフィン
(キアヌ)を追っていたが、ある日恋人を目の前で焼き殺され、精神的にまいってしまい、
捜査官を辞めてシカゴに移り住んできた。
しかし殺人鬼グリフィンは、何故かジョエルの後をつけてシカゴにやってきた。そして
シカゴで予告殺人を始めたのだった。最初に犠牲になったのは写真屋の女店員。
ジョエルのアパートに写真が送りつけられ、その子が必ず犠牲になるのだった。ジョエルは
警察やテレビ局の協力を求め、その女の子を捜すが間に合わず、絞殺されてしまう。
そしてまた次の写真が。ジョエルはグリフィンの顔をまだ知らないのだ。

一方精神的に参っているジョエルはポリーという精神科医の元に通っていた。薬も処方されて
いた。グリフィンはポリーに目をつけ、彼女の元に患者を装って訪れ、後日診察室に
忍び込み、ジョエルのカルテとインタビューを録音したテープを盗み出したのだ。

その間にもグリフィンは、こじきのような生活をしているヒッピーの女の子を予告殺人したり
してシカゴの街を恐怖に陥れていた。

そしてグリフィンはついにポリーを誘拐し、ジョエルをおびき出し、殺そうとする。しかし、
自分のカラダに火が付いてしまい、ガソリンにも引火、倉庫が大爆発を起こし、グリフィンは
死亡する。
ジョエルとポリーは、爆発と同時に窓を破って脱出、側の川に落ちて助かったのだった。
この終わり方、ちょっとあっけなさぎじゃないかな。

逃げた捜査官を追ってくる殺人鬼。捜査官の恋人を捕らえ捜査官もろとも自分も死ぬ気じゃ
なかったのか。おそらく、ジョエルのみがグリフィンの価値を判ってくれている唯一の人物と
感じていたのではなかったか。いわゆる「偏愛」の一種かもしれない。

それにしてもマスコミと警察を総動員しても見つからないって、どういう都会よ、そんなこと
実際あり得るだろうか。恋人の墓で出会う捜査官と殺人鬼。ピストルを殺人鬼に渡すか?
などと、突っ込みどころ満載。マリサ・トメイの使い方ももったいない。
この映画の情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-12 22:40 | 洋画=さ行 | Comments(0)

偶然の恋人 Bounce

●「偶然の恋人 Bounce」
2000 アメリカ Miramax Films 106min.
監督・脚本:ドン・ルース
出演:ベン・アフレック、グウィネス・パルトロー、トニー・ゴールドウィン、他
e0040938_1932866.jpg

かつて本当に恋人同士だったベンとグウィネスの名前に惹かれて鑑賞。ラブストーリー。

クリスマス前のシカゴ。雪で飛行機のダイヤが乱れていた。LAに帰らなくてはならない
広告代理店のバディ(ベン)は、子どもとの約束がある、と言って先を急いでいた男に
チケットを譲った。本当は名前を変えなくちゃいけなかったのだが、知り合いの航空会社の
女性が不法と知りつつ、バディの名前のまま、その男を乗せてしまった。
その航空会社はかれの広告代理店の大切なクライアントで、今さっき、バディが契約を
取ってきたばかりだったのだ。飛行機が出るまでの待合室で、譲った男の友達にビデオを
録られるバディ、このVTRがあとで不幸を呼ぶ。

この飛行機、墜落してしまう。客の中にバディの名前が。そしてLAで夫の帰りを待つアビィ
(グウィネス)は、夫が当該機に乗ってはいたが乗客名簿に無いことで安心する。
しかし。後日、名前が入れ違っていて、アビィの夫は墜落死したことが判明したのだ。

自分が譲ったチケットで一人を死なせてしまったことに激しく後悔するバディ。さらに
クライアントである航空会社が事故を受けて作ったCMが許せなかった。
半年後、バディは身分を隠してアビィの家に。不動産仲介会社に勤務している彼女に自分の
勤める会社の西海岸事務所の斡旋を彼女に依頼、バディは物件を自分で見つけておいて、
彼女の手柄にしてあげたりして接近。そしてアビィと幼い息子と仲良くなる。飛行機恐怖症の
息子をラスベガス?のプールに飛行機で連れ出してみたり。夫の死後心を閉ざしていたアビィも少しずつ心を開いてきた。そして二人はお互いに惹かれあうようになる。
e0040938_19325242.jpg

しかし、ある日、友人から送られて来たビデオを見てアビィは愕然とした。そこには亡くなった
夫とバディが一緒に写っていたのだ。バディにウソをつかれたと思ったアビィはバディを
激しく罵り、二度と私の前に姿を見せないで、と自宅から追い出してしまう。

墜落事故の裁判で、クライアントとの約束、「チケットはコンピュータミスで発券された」という
証言を覆し、自分がアビィの夫にあげたもので、彼は自分の代わりに亡くなったのだ、と
告白する。航空会社の係員の不正が今回の混乱を起こしたことが明らかになった。

その裁判の様子を見守っていたアビィ。そしてバディは当然自分の会社のクライアントを
裏切ったので会社を辞め、LAの海辺に持っていた一軒家も売り払う覚悟を決め、アビィに
再度詫びに行った。アビィも愛していた夫は亡くなったが、今愛しているバディが乗っていて
死んでいたら、とも考え心はチヂに乱れるのだった。

しかしバディの、裁判での姿や人生の全てを捨てて、自分と息子のためにやって来てくれた
ことを受け入れることにしたのだった。そして3人の幸せな生活が始まったのだった。
フツーのラブストーリーであります。フツーに面白い。ただ、バディがウソをついていたことが
判った時、普通ならちゃんと理屈を聴くよなあ。愛していたのにいきなりおん出すなんて。
子どもも懐いたのにさ。バディが住んでいたサンタモニカかベニスビーチ沿いの家、高そう
だったなあ。原題の「Bounce」とは「立ち直り」ほどの意味だが、邦題はなんだかなあ。
この映画の詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-11 22:45 | 洋画=か行 | Comments(0)

夜を楽しく Pillow Talk

●「夜を楽しく Pillow Talk」
1959 アメリカ Universal International Pictures,Arwin Productions,102min.
監督:マイケル・ゴードン
出演:ロック・ハドソン、ドリス・デイ、トニー・ランドール、エルマ・セッター、マルセル・ダリオ他
       <1959年度 アカデミー賞脚本賞 受賞作品>
e0040938_17575283.jpg

この前の「熱く長い夜」に続く、50年代後半シリーズ。この前の社会的作品とはガラリと
趣を変えて、軽いラブコメディだ。この時代この手の映画は多かった。
しかし、アカデミー脚本賞を獲るだけあって、ストーリーは割りとしっかりしている。当時の
恋愛感、男女の思い、風俗などが良く描かれている。クルマ好きな私としては、いいクルマが
たくさん出てきますね。

エイズで亡くなった著名映画人の嚆矢となったロック・ハドソンが、まあ二枚目炸裂。
ジャズ・ポピュラー歌手として知られるドリス・デイは映画やテレビにもたくさん出ている。
この映画でも歌声が聴ける。

今では想像も出来ない同じマンションの中で電話の利用をシェアする(パーティ・ラインと
いうらしい)男女の出会いから恋愛成就までを描く。
プレイボーイの作曲家ブラッド・アレン(ハドソン)は、電話で恋人と愛を囁き、即興で作る
愛の歌で相手をメロメロにするのが常套手段。そんな長電話で自分の仕事が出来ない
でイライラする共同使用者のジョー・モロウ(ドリス)。頭に来て、二人の電話の間に割り込み
イヤミを言ったりする。当然電話会社には専用線を依頼してあるのだが、なかなか順番が
回ってこないのだ。

そんなブラッドとジョーがパーティーで出会う。二人は内心、お互いに心憎からず想う。
ブラッドはジョーが電話の共同使用者であることが判明すると、ワザとブラッドのことを
悪くいっておいて、ジョーの不安にしておいて、実際のデートの時は逆の行動に出て、
ジョーの心象を益々良くさせる作戦に出た。
その結果、ジョーはどんどんブラッドに惹かれて行く。ブラッドはレックス・ステットソンと
名乗り、テキサスの牧場を経営していていずれ帰るという触れ込みでホテル住まいを
装っていた。実はブラッドのエージェントであるジョナサン(トニー・ランドール)がジョーの
事を前々から好きなのだが、ジョーは振り向いてくれない。
ジョナサンは期限が迫っている曲作りをブラッドに指令。コネチカットの別荘に缶詰になって
仕上げろと命令する。しかし、ブラッドはジョーを連れて行ってしまう。
別荘で、ブラッドのポケットに楽譜があることを発見、何気なくピアノで弾いてみると、なんと
電話で恋人と曲を歌いながら話していた電話の共同使用者の男が歌っていた唄だったのだ。
これで、ブラッド=レックスであることが判ったジョーは、憤然として別荘を出て行き、
二度とブラッドの前に現れようとしなかった。

しかし二人は恋心が失われたわけではなかった。ジョーは友達のアドバイスで仕事である
インテリアデザイナーとしてブラッドの部屋を模様替えすることなった。ブラッドも彼女の
事務所に彼女に来て欲しくて模様替えを依頼したのだ。

まだ怒りがいえていないジョーはブラッドの部屋をインドとアフリカが融合したような異様な
部屋に変えてしまった。ビックリするブラッド、ジョーを呼び出し、どういうことかと問いただす。
そのあたりから二人のわだかまりが消えて行き、フレッドはジョーと結ばれることに。

ラストはまあ、目くじらを立てるほどではないが、急転直下の仲直りで御都合主義といわれて
も仕方が無い。でもその手の映画だから。
原題「寝物語」を「夜を楽しく」と邦題を付けた配給元のセンスは上々。この手のいいネーミング
は昔は良くありましたよね。「夜も夜もすがら」("Anything Goes")とかね。
尚この映画詳しい情報は

こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2008-06-10 23:00 | 洋画=や行 | Comments(2)