ハンコック Hancock

●「ハンコック Hancock」
2008 アメリカ Columbia Pictures=SPE,94min.
監督:ピーター・バーグ
出演:ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマン、エディ・マーサン他
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アメコミにありそうな「超人もの」だが、このハンコックという主人公は、変身しないし、実に
カッコ悪い。ベンチにウィスキーの瓶を抱えて寝ているホームレスのような生活。
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しかし、悪事があると駆けつけて悪をやっつけたり、危機に瀕した市民を助けたりするのだが、
道路やパトカー、またビルなどを壊すことをいとわない。市民からは逆にヒンシュクさえ
買っている。LA市警は、ニューヨークにでもいってくれ、と悪をやっつける代償の巨額さに
辟易としている始末。
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そんなハンコックが、踏み切りで列車にぶつかりそうになった冴えないPRマンレイと知りあい
レイから、君はヒーローなんだから、もうちょっと真面目にやれよ、と教育され、一度刑務所に
入って教育されてこい、と言われる。
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ハンコックは正直にも州立刑務所に収監される。中にいる囚人はみなハンコックによって
ぶち込まれたやつらばからり。模範囚として刑を終えたハンコックにレイはちょっとダサい
ユニフォームを用意し、品行方正を胸として活動、市民から拍手を貰える英雄になった。

一方レイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン)も、実は普通の格好をした「超人」だったのだ。
メアリーとハンコックは3000年前から超人として生きていて、歳もとらない。本来は
結ばれる定めだったのだが、2人が近づくと何故か、2人とも超能力が衰えて普通の人に
なっていってしまう。そこに何故か2人をやっつけようとする悪が現れるのだった。彼らは
それを3000年も続けているのだった。
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刑務所に居た悪人が出獄し、ハンコックを狙ってきた。メアリーと接近したことで、普通なら
弾丸なんて跳ね返してしまうのだが、撃たれて重傷を負う。ハンコックと一身同体の
メアリーも、急いでハンコックの元に駆けつけるが、彼女も悪のショットガンで重傷を負って
しまう。どちらかが死にそうになると、もう片方も命がないのだ。そういう運命だったのだ。

しかし、重傷を負いながらもハンコックは悪と対決。見事彼らを蹴散らすことに成功し、
メアリーも無事に生還したのだった。
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CGをふんだんに使ったハンコックとメアリーのハチャメチャ振りは、相当に痛快だ。
94分という長さもこの手の映画としてはいいのではないかな。ウィル・スミスの主演だから
悲劇的な終わりはないな、とは容易に想像できるが。
笑わないシャーリーズ・セロン(ちょっと御歳を召しましたな)がいいアジを出していたね。
理屈を抜きにして肩の力を抜いて、突っ込みどころは無視して楽しむエンタテインメントで
あります。後味のいい映画ではありました。
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by jazzyoba0083 | 2008-08-31 12:10 | 洋画=は行 | Trackback(14) | Comments(1)

●「追いつめられて No Way Out」
1987 アメリカ Orion Pictures,114min.
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ケヴィン・コスナー、ジーン・ハックマン、ショーン・ヤング、ウィル・パットン他。
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「世界最速のインディアン」の監督ロジャー・ドナルドソンの21年前の作品だ。
大スター2人の共演は、さぞや面白かろう、と期待したが、結果、判りづらい映画だった。
観終わって、HDDを早送りしながら要点をもう一度復習してなんとか理解できたかな。
舞台が雑誌社だった'48年の「大時計」のリメイクだとか。

冒頭のシーンとラストシーンが重なり、この間の6ヶ月の様子が描かれる、という体裁。
この冒頭シーンが、後からしっかり思い出さないと全体の意味が判らなくなる。

主人公のトム(K・コスナー)は、海軍情報部に勤務したこともある現在は巡洋艦に乗り込む
中佐。彼は、国防長官(ハックマンン)の再任パーティーの会場でスーザン(S・ヤング)と
いう美しい女性とお互いに一目惚れ、たちまちその日のうちに恋に落ちてしまう。
やがてトムは長官の指示で、ペンタゴンのある任務に就くために上陸を命令される。
これを影で演出したのが、長官の法律顧問で大学の同窓生であるプリチャードだった。

しかし、このスーザンは実は国防長官の愛人であり、スーザンはこのことを素直にトムに
話すのだった。しかし、彼の思いは変らず、デートを重ねていった。
ある週末旅行から帰ってスーザンの家にいたところに長官がやってきて、トムは裏口から
帰る。長官は誰と旅行に行ってきた?と責めるが、「あなたの知らない男性よ」と告白
するスーザンに平手打ちする長官。名前を言え、と迫り2階に逃げていったスーザンを
なおも追いつめて殴ると、スーザンは2階から転落、絶命してしまう。

思わぬ殺人を犯してしまった長官は慌ててプリチャードに相談する。彼は、ペンタゴンに
居るといわれるソ連のスパイの仕業にしましょう、と計画する。スーザンが週末旅行に
行っていたのはソ連のスパイ、“ユーリ”であると。そして、捜査の指揮を命じられたのが
皮肉にもトムだった。

恋人の死に衝撃を受けたトムだったが、プリチャードが長官を守るために仕込むことが
どうしてもトムの仕業の方向に向かってしまう。しかも悪いことに旅行から帰ったとき
スーザンが戯れに撮ったポラロイドの完全ではない印画紙がベッドの下から見つかって
いて、これをプリチャードが捜査隊より早く見つけ、証拠の中に入れ込んだ置いたのだ。
この印画紙をコンピュータ解析すると顔が出てくるという。それまでにトムは犯人を
捕まえなくてはならない。トムは長官が疑わしいと睨んでいたが、プリチャードから
はっきりと真実を聞いてしまったのだ。しかし、プリチャードは長官を救うために架空の
スパイをでっち上げたのだが、週末旅行に行っていたのがトムであることの証拠が
次々と上がってきてしまうのだ。

次第に追いつめられるトム。しかし、事件は意外な展開を見せる。コンピュータ技師で
トムの親友が、プリチャードにトムとスーザンの関係を話してしまい、トムが長官を犯人と
疑っている、とも告げたのだった。真実を知っている技師をプリチャードは射殺してしまう。

一方トムは、スーザンが長官からもらったという高価な宝石箱が国務省の外国からの
贈り物一覧にあるように技師にハッキングしてもらい、登録、これをプリントアウトして
CIAに持っていこうとしていた。しかし、プリチャードの命を受けた捜索隊にトムは追い詰め
られてしまう。そこでトムは長官室に飛び込む。真実を明かせ、と。しかし、プリチャードは
許さない。彼はトムに銃を向ける。間に飛び込む長官。もう、自分が自首するから、と。
しかし、プリチャードは自らの頭を撃ち抜いて自殺してしまう。
このことによって長官は、「実はプリチャードはゲイで、長官とはゲイ仲間。長官に彼女が
出来たことに嫉妬していたことにして、スーザンの家に行って彼女を殺したことにしよう。」
と持ちかける。その頃ポラロイド解析をしていたコンピュータはトムの画像を描き出して
いたのだ・・・。(でも、もうスーザンとトムが恋人関係であったことは長官もプリチャード
から聞いてしっているのだが)
そしてラストシーン。アッと驚く大どんでん返し!トムの正体が明かされるのだった。

ラストは、あれれ、という感じでちょっとビックリだったが、ケヴィンの役どころではないような
気がした。自分の関しないところで自分が犯人に仕上がっていく、というプロットは面白い
と感じたが、途中で巡洋艦の見張りが海に落ちそうになるのを嵐の中をトムが助けるシーン
は必要だったのかな。ラストを強化するための伏線だったのかな。
小さい範囲で複数の人間関係がごちゃごちゃと入り組んで描かれるので判りづらい点は
否めない。
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by jazzyoba0083 | 2008-08-30 23:30 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)

スニーカーズ Sneakers

●「スニーカーズ Sneakers」
1992 アメリカ Universal Pictures,126min.
監督:フィル・アルデン・ロビンソン
出演:ロバート・レッドフォード、シドニー・ポワチエ、ダン・エイクロイド、リヴァー・フェニックス
    デヴィッド・ストラザーン、メアリー・マクドネル、ベン・キングズレイ他
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忍び足の人たち。大学生のビショップとカズモは、コンピューターのハッカーとして
銀行やら金目のサイトから、電子的に金を巻き上げる詐欺を働いていて、警察にばれる
ところとなり、カズモは逮捕、たまたま食事を買いに出かけていたビショップは服役を
逃れることができた。

それから数年。ビショップ(R・レッドフォード)は、元CIAのドナルド(S・ポワチエ)や
全盲だが、コンピュータの天才、聴覚の天才、などの集団を率いて、相変わらずの
ハッキング詐欺をやっていた。
そこに、国家安全保障局から、ある「箱」の回収を依頼される。断わると、ビショップの
前科をばらすぞ、と脅して。ビショップは乗り気ではなかったが、「箱」の正体が、世界の
あらゆる電子デバイスをコントロール出来てしまう恐ろしい「暗号解読器」であることが判り、
回収して何とかしなければ、と思っていた。ビショップ一味は、第三国の手に渡っていた「箱」の
回収に成功したが、これを、あらゆる手を使って奪いに来たのが、大学時代の友人、
カズモ(キングズレイ)だった。彼は、これを手にして世界をコントロールしようという野望に
燃えていた。そして、一旦はビショップの手に入った「箱」を回収を依頼した保障局になり
すまして横取りしたのだった。
事情を察知したビショップ一味は、チームを再集合させ、カズモから「箱」を奪回する作戦
に出たのだった。ここでチームのそれぞれの天才がいかんなく発揮されるのだ。

作戦を凝らし「箱」をカズモから取り戻したが、追ってきたカズモに銃を向けられてしまう。
ラストは、無事に「箱」を取り戻したビショプチームに、本物の保障局が粋なリクエストに
応えて終わる。夭逝したリヴァー・フェニックスが、保障局の捜査官の美人姉ちゃんの
電話番号が欲しい、というのも泣かせるね。

この手の「スパイ大作戦」風情の作品は「オーシャンズ」シリーズを始め、たくさんあるが
取り立てて素晴らしい出来、というわけでもないが、不可というわけでもない。時間が
長いのがちょっとね。監督は名作「フィールド・オブ・ドリーム」の次作がこれ。
評価はどうなんだろうか。'92年にアメリカのネット社会がここまで来ていたことに一番
驚かされた。ロバート・レッドフォード主演なんだけど、一流の俳優がたくさんでているので
レッドフォードの存在が、全面に出ているという感じは無かったな。
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by jazzyoba0083 | 2008-08-30 17:35 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

フェイク Donnie Brasco

●「フェイク Donnie Brasco」
1997 アメリカ TriStar Pictures,Mandalay Entertainment,126min.
監督:マイク・ニューウェル
出演:アル・パチーノ、ジョニー・デップ、マイケル・マドセン、ブルーノ・カービイ、アン・ヘッシュ
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『数多くのマフィアを摘発したFBI潜入捜査官、ジョー・ピストーネの捜査の全貌を描いた
実話の映画化。現在もマフィアに50万ドルの懸賞金を掛けられ、隠遁生活を送る伝説的
潜入捜査官ジョー役を、ジョニー・デップが熱演。
また骨太なドラマに磨きをかける、アル・パチーノの好演も見もの。単身、NYのマフィア
組織に潜入したFBI捜査官ジョー。ドニー・ブラスコという潜入名で街に潜伏した彼は、
ある日レフティ(アル)という男に出会った。彼に息子のように可愛がられ、さらに危険な
世界へと導かれてゆくドニー。そしてレフティはドニーの出現に夢を見、再び人生を掛けるが...。』(allcinema)

長い映画だったが、また同じ潜入モノでも「デパーテッド」ほど派手さもないが、じっくり
人間模様を見れる好編であった。ジョニデと奥さんの、おとり捜査官ゆえの離れ離れの
生活や、秘密を妻にいえないことからくる2人の心のすれ違いも描かれるが、妻は一度は
離婚を言い出すが、結局分かれないラストは少々描き方が足りない気がした、というか
このプロットを大胆にカットしたほうが、フィルムノワールとしては完成度が高くなったのでは
ないか、とも感じた。時間も短くなるし。

ジョニデも熱演だが、アル・パチーノの映画である、と言えよう。落ち目のチンピラマフィア
を演じるのだが、ジャージも似合ってしまう、そしておとり捜査官を「お前だから許せる」と
言い残して、彼を仲間に引き込んだことがばれて殺されに出かけていったのだ。

ドニー・ブラスコという変名でニューヨークマフィアの組員に、レフティに接触することで
成功したFBIおとり捜査官ジョー。組員の信頼を得て着実に情報を本部に送り、マフィアの
壊滅に成功していった。しかし、マイアミで借りたクルーザーがおとり捜査用のFBIの
所有であることが雑誌の記事から知るところとなったレフティは、あえて彼を信じる振りを
していた。そして、新しい親分の息子を殺しに出かけたところで、レフティは逮捕、ジョーの
ドニーとしての捜査活動は終息したのだった。
彼はこの活躍により金メダルと金500ドルの褒章を受けた。別れる寸前の妻も3人の娘を
伴って参加していたのだった。しかし、ジョーの目は、男として信頼しあった、今は亡き
レフティを見つめていたのだ。
ジョーの活躍により200件の証拠が集められ、100人が起訴された。これによりジョーは
今も仮名で住所も秘密で暮らしているという。
FBI捜査官のジョーが、レフティが引退を夢見てクルーザーを買って海で生活をしたいと
言っていたことを思い出し、捜査過程で取得していた30万ドルを自宅に隠していたのだが、
それをレフティにあげようと取りに戻った時、妻はその大金のことを知っていて、別の場所に
隠していたが、必死に探すジョーが、妻を平手打ちするシーンがあるが「やくざみたい」と
妻に言われ、ジョーがはっとするが、レフティとの心の交流の中で、ジョーの中になかば
マフィアの心が芽生えていたのかもしれない。アカデミーにノミネートされた脚本が光る。

粛々と進むこのフィルムノワールの成功は、アル・パチーノとジョニー・デップの抑えた演技
それと全体的にも抑制された演出も効果をだしていると感じた。
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by jazzyoba0083 | 2008-08-28 23:00 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

イナフ Enough

●「イナフ Enough」
2002 アメリカ Columbia Pictures Co.,Winkler Films 115min.
監督:マイケル・アプテッド
出演:ジェニファー・ロペス、ビリー・キャンベル、ジュリエット・ルイス、テッサ・アレン他
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はっきり言って「B級映画」。終わりも、何、これで終わりかよ!ってな具合だし、途中から
ジェニロペが、アンジェリーナ・ジョリーばりのムキムキにカラダを鍛えて追っ手と対決、
同じ鍛えたのなら「ダブルジョパティー」のアシュレイ・ジャッドの方がストーリー的にも女性
としての美しさ的にもだいぶ上だな。
だいたい、最後対決のシーンで電話に出ていたの、誰よ?ダンナのお母さん?とすれば
ダメ息子を義理の娘に殺させる殺人教唆事件じゃないのかな。いずれにせよすっきりしない
映画だった。

ダイナーのウエイトレスをする愛称スリム(ジェニロペ)。ある日バラをもって口説きに来た
男を追っ払った、ミッチ(キャンベル)に惹かれ、やがて結婚、そして女の子が出来る。
建設会社を経営、大きな家に住み(この家を買うところが凄い。住んでいる人を金でほっぺた
叩いておん出すんだもの)、いい車に乗って、何不自由ない幸せな暮らしを送っていた。
しかし、娘のグレイシーが5歳になったこと、ダンナのケイタイにかかって来た電話から
彼が浮気をしていることが判明、泣いて抗議するスリムに、突然殴りつけるダンナ。
そう彼はDV夫だったのだ。しかも嫉妬深い。

身の危険を感じたスリムはダイナーの仲間の力も借りて娘を連れて家を逃げ出す。しかし
ミッチは、しつこく何処までも追いかけてくる。シアトルにいる元彼のもとに行けば、FBIに
変装させたごろつきに家捜しさせるし、ミシガン湖畔に逃げれば、ロス警察にいる仲間
(冒頭ダイナーでバラを持ってスリムに迫ったやつ。そいえば警官になるっていってた。
そこからミッチとこいつはグルで、スリムをミッチのものにするため2人で芝居を打っていた
のだ)に命じて、家を突き止め、クルマで追いかけまくるし、しつことこと。

そこでスリムは、生まれてから親と認知されていない父親のところに行くが、追い出される。
しかし、このオヤジの元にもミッチの一味が押しかけ、娘の居場所を言わないと痛い目に
あうぞ、と脅したことから、一転娘の見方になり、お金を送るのだった。

このお金で弁護士の所に飛び込み、なんとか親権を勝ち取りたいと相談するが、弁護士
からは「It's too late」と言われてしまう。
ならば、とスリム、黒人の元軍人とおぼしきトレーナーの元で格闘技の技を磨く。そして
殺人技すら覚える。ミッチと自分自身で対決しようというのだ。

まず娘をダイナーの仲間に頼んでサンノゼに避難させ、オヤジに頼んでサンフランシスコに
自分とそっくりの女性を仕込んで貰い、ミッチとその一味に自分がサンフランにいると
思わせておいて、LAのミッチの自宅に007よろしく潜入、自宅内の拳銃を金属探知機を
使って全部調べ上げて捨てておき、電話線を切り、ケイタイが繋がらないように妨害装置を
設置、ミッチの帰宅をまった。
そして帰宅したミッチと武闘家対決もかくやのカンフー合戦。ケイタイで娘の安全を確認し
ミッチの母親から「自分の娘を守る勇気を持つのよ」とかなんとかけしかけられ、スリムの
パンチやキックが炸裂するのであった。全然歯が立たないミッチ。最後にトドメをさせなかった
スリムだったが電話の声が「一生つきまとわれるのよ」というとスリムはミッチにキック一発、
二階から転落したミッチはガラステーブルに頭から落下して絶命したのだった。

そして警察を呼んだ。警察は「あなたは運がよかった」という。どういうこと?ミッチと2人で
家にいたところを強盗に襲われたと言ったのかな。そりゃ、か細い女性が大の男をボコボコ
に出来るわけないと思うわな。
「B級」と割り切って付き合えば、見れないことはない。しかし大味でっせ。意味の判らんところ
ありまっせ。振り回された女の子こそいい迷惑な話ではあったなあ。
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by jazzyoba0083 | 2008-08-27 22:55 | 洋画=あ行 | Trackback(1) | Comments(0)

「突然の旅行者 The Accidental Tourist」
1988 アメリカ Warner Bros.Pictures 121min.
監督・脚本・製作:ローレンス・カスダン 原作:アン・タイラー
出演:ウィリアム・ハート、ジーナ・デイヴィス、キャスリーン・ターナー、エイミー・ライト他

  <1988年度アカデミー賞助演女優賞(ジーナ・ディヴス)受賞作品>
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『スター・ウォーズ/帝国の逆襲」や「レイダース/失われたアーク」の脚本家として知られ、
「白いドレスの女」で監督デビューも果し高い評価を得ているローレンス・カスダンが「白い~」のW・ハート、K・ターナーと共に再びトリオを組み、A・タイラーの同名ベストセラー小説を映画化した作品。子供の死のショックから立ち直れずにいる旅行ガイドブックのライターをする主人公が、妻と別居などを通して、やがて出会うペットショップの訓練師との恋に落ちていく姿を描く。』
(allcinema)
淡々と進み、起伏に欠けるなあ、と思える映画だが、それがゆえにえもいえない雰囲気を
醸し出してもいる。ドラマチックな展開があるわけでもなく、男女の愛を粛々と描いていくが、
その演技の行間に男女の言葉に出来ない機微のようなものを感じることが出来た。

旅行記ライターのメーコン(ハート)とサラ(ターナー)との間には男の子が居たが、居合わせた店で強盗に射殺された。1年たっても立ち直れないメーコン、そんな優柔不断な夫に
失望し離婚を言い出す。職業柄家を空け勝ちなのも遠因かもしれない。
離婚を言われれば、「そんなもんか」と家を出るメーコン。彼が仕事の旅行に出るとき、愛犬
を預けたペットショップの女性ミュリエル(ジーナ)がメーコンに近づく。彼女も離婚していて
幼い男の子と暮している。
次第に、あるいは成り行きでミュリエルのアパートで暮し始めるメーコン。彼女の息子とも
次第に仲良くなっていく。ミュリエルから結婚のことをどう考えているの?と尋ねられるが
、メーコンは結婚までは・・・と煮え切らない。そのくせ彼女の息子を私立学校に行かせよう、
資金は出す、などと言って、「大学を出るまで面倒をみるの?」と迫られる始末。
これまた優柔不断なメーコンにミュリエルも苛立つ。

そんなある日、サラの妹の結婚式に行き、久しぶりにサラに会った。恋人がいるメーコン、
一人暮らしのサラ。人恋しいサラは、メーコンに復縁を迫る。そして、ミュリエルの元を
離れ、自分の家に戻りまたサラと暮し始める。しかし、18年間暮しても欠点はどうしても
許しあえない。

メーコンがパリに旅行記の取材で出張することになった。パリ行きの飛行機に、なんと
ミュリエルの姿が。着いてきてしまったのだ。そんなにしつこくするわけでもなく、メーコンの
近くにいるミュリエル。そしてパリから郊外に取材先を移すときになってメーコンは腰を痛め
動けなくなる。知らせを本人から聞いてすぐパリに現れたサラ。さすがに長年連れ添った
夫婦だ、とメーコンも思った。しかしまたパリで2人で生活してみると、許せない欠点は
どうしても許せないのだった。そして、朝、荷物をまとめ、宿にサラを置いてメーコンは
空港に向かう、タクシーを拾った。そして空港への道すがら、アメリカに戻ろうとしていた
ミュリエルを見つけ、一緒にアメリカに帰っていったのだった。メーコンにはやはりミュリエル
が必要だったのだ。割れ鍋に綴じ蓋。

アカデミーを獲得しただけあり、やはりジーナ・ディヴィスの存在が光る。それとアカデミーに
ノミネートされた脚本もいいね。それにつけても、メーコンの煮え切らなさは、イライラする
ほどだ。男でもこういう男は歓迎しないね。
この映画の詳しい情報は

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by jazzyoba0083 | 2008-08-25 22:30 | 洋画=た行 | Trackback(1) | Comments(0)