ザ・クリーナー Cleaner

●「ザ・クリーナー Cleaner」
2007 アメリカ Millennium Films、Anonymous Content、90min.
監督:レニー・ハーリン
出演:サミュエル・L・ジャクソン、エド・ハリス、エヴァ・メンデス、キキ・パーマーほか。
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<感想>
こういう職業がアメリカには本当にあるんだねえ。誰かがやらなくちゃならないことなんだ
ろうけど。料金高そう!
テーマがせっかく面白いのに、オチが「不倫」じゃ、トホホな感じは否めない。テンポも
いいし、役者もいい。サミュエルの娘をやっているキキもいい。警官の汚職も、良くある
話しだが、まあ、いいだろう。でも、娘が銃をぶっ放すのがエンディングとは、そりゃ、
本作のキャッチコピーじゃないけど、予想はつかないわな。
ノーカットの遺体がいつ発見されたのか?サミュエルは、自分の妻を殺した強盗犯を
刑務所まで追いかけていって殺したのか?そのあたりも釈然としなかった。
90分でそこそこ楽しむにはいいかもしれない。ただ、血を観るのがあまり好みじゃない方は
止めておいた方がいいかも。
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<ストーリー>
「元警官のトムは14歳の娘ローズと2人暮らし。そんな彼は、犯罪や事故が起きた際に警察の
検証が終わった現場で血のりや肉片、臭いなどの除去を行う特殊な清掃業務に従事していた。

ある日、殺人現場の清掃を請負ったトムは、依頼先である無人の大邸宅に赴き、現場となった
リビングから殺人の痕跡をきれいに取り除く。ところが翌日、返し忘れた鍵を持って再び邸宅を
訪れたトムは、出迎えた女性アンが、清掃のことはおろか殺人のことすらも知らずにいることを
知る。やがて、アンの夫で邸宅の主である実業家ジョン・ノーカットの失踪事件が大きく報じら
れるに至り、トムは自分が厄介な陰謀に巻き込まれたことに気づくのだが…。」(allcinema)

ネタばらしをしてしまうと、ノーカット夫人と、トムの相棒であり、親友にして娘の名付け親
でもあるエディ(エド・ハリス)が愛人関係にあり(きっかけは?)夫人がエディの子供を
妊娠するが流産してしまう。エディは、これを旦那が強要して堕胎させたと思いこみ、
夫人が留守の時に、ノーカットを殺したのだ。そしてトムに現場掃除を偽名を使って依頼し、
現場を綺麗にし、更に失踪したように工作したのだった。そこここに無理があるので、おっと
という場面はあるが、母親を強盗に殺された父娘のやりとりなども描かれているのは良かった。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-26 22:50 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)

北京のふたり Red Corner

●「北京のふたり Red Corner」
1997 アメリカ MGM Pictures,Avnet/Kerner Productions,123min.
監督:ジョン・アヴネット
出演:リチャード・ギア、バイ・リン、ブラッドリー・ウィットフォード、バイロン・マンほか。
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<感想>
チベット擁護の人権派としても知られるギアが、中国に睨まれながら作った、これは反共
映画なんだろうな。決して中国を直接的に悪くいってはいなのだが、外国人裁判の無茶苦茶ぶり
や背後にいる汚職軍団などを通して、さもありなんという知らないが故の恐怖が湧きたつ。
評判になった映画ではないが、そんな意味もあり、興味深く見た。ギアより、バイ・リンの
弁護士を観るべきだろう。
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こんな映画、よく中国でロケできたな、と思っていたら、案の定ゲリラ撮影で、北京の街並みは
カリフォルニアに作ったオープンセットだという。それにしても良くできていた。
恐怖が支配する共産党独裁の中国と、これではダメだという意識をもつ女弁護士のリベラルな
行動が、自由世界で生きる私たちの興味を喚起するのだ、と感じた。ギアも熱演だが、興味の
対象はどうしてもバイ・リンの方に行ってしまう。彼女が国選弁護人として、しょうが無く
ギアの弁護を始めるが、次第に事件の全容が判明するに従い、彼女の元来のリベラルさが
頭をもたげる。政府からの圧力にも屈せず、ギアの無罪放免を勝ち取り、そしてギアと結ばれて
行く変化を観るのも興味深い。

<ストーリー>
「米中間初の衛星放送契約のため、北京を訪れたアメリカ人ジャック(リチャード・ギア)は、
ラジオ映画テレビ省の大臣の息子ダン(バイロン・マン)から接待を受け、ナイトクラブに案内
される。
その店の女リンに魅かれたジャックは彼女を自分のホテルに誘い、一夜を過ごす。
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翌朝、ジャックは部屋に踏み込んできた警官隊に殺人犯として逮捕される。傍らには血まみれに
なったリンの死体が転がっていた。
その日からジャックは拘置所の独房に入れられ、人権を無視した尋問を受ける。ジャックは
無実を訴え、アメリカ人の弁護士を要求するが、中国の法廷では認められないと拒否される。
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アメリカ大使館にも助けを求めるが、大使は出張中。おまけに殺されたリンは軍の権力者ホン
将軍の娘だった。そんな最悪の状況の中、裁判が始まった。ジャックの法定弁護人ユーリン
(バイ・リン)はいきなり有罪を申し立てる。撤回を求めるジャックに、ユーリンは、この国では
死刑を免れるには有罪を認めるほかないと説明する。必死のジャックは同僚ボブに差し入れて
もらった中国の司法書を読み、次の日の法廷で自ら弁護する権利を得る。

ジャックはリンの死体から首飾りのロケットが消えていることを主張した。しかしその夜、
ジャックは拘置所で明らかに誰かに雇われた囚人たちから命を狙われる。一方、ユーリンは
リンの生前のビデオからロケットの存在を確認、ジャック有罪の確証が揺らいだ彼女は、
三日目の裁判で申し立てを有罪から無罪に切り替えた。そして翌日保釈申請を出し、ジャックを
自宅へ連れて行った。

お互いの過去を語り合うジャックとユーリン。その後、事件現場のホテルを訪れたジャックは、
リンがその夜に携帯電話で誰かと話していたことを思い出す。さっそく電話局で記録を調べるが、
すでに真犯人の手によって抹消されていた。結局何もつかめず、パトカーで拘置所へ戻るふたり。  と、またしてもそこを何者かによって拳銃で襲撃される。反撃に転じたジャックは手錠のまま
パトカーから逃走、無事アメリカ大使館へ逃げ込むことに成功した。面会に来たユーリンは
ジャックから真実を叫ぶことの大切さを教わり、「今はあなたの無実を信じている」と語った。
しかし保釈中にジャックを逃がした罪で警官に連行されるユーリンを見たジャックは、大使館を
飛び出し自ら拘置所へ戻るのだった。
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そして、いよいよ裁判の最終日。ユーリンたちが証人を喚問しても裁判長は却下するばかり。
さらに裁判の途中でユーリンは連れ出され、検事局長や軍の上層部から取引を持ちかけられる。
ユーリンは強く拒否するが、その間にも裁判は進んでいく。ジャックは自分自身を弁護しなければ
ならない。そんなとき、警察からリンのロケットが渡され、ロケットの中からダンの写真が出てくる。おまけに携帯の電話番号はダンの父親ショーのものだとわかった。ダンは別会社と有利な
融資契約をするためにジャックを陥れたのだった。自分の息子の悪事を恥じたショーは、ダンを
目の前で射殺した。ジャックは釈放された。帰国の日。ジャックとユーリンは空港で別れを惜しみ、抱き合ったのだった。(goo映画)
この映画の詳細はまで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-25 22:55 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「ブラック・レイン Black Rain」
1989 アメリカ Paramount Pictures,125min.
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ダグラス、高倉健、アンディ・ガルシア、松田優作、ケイト・キャプショー、若山富三郎他。
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<感想>
なんか、キワものかなあ、という先入観があり、これまで観なかった作品。この際、WOWOWで
観賞。このタイトルは、今村昌平の「黒い雨」と、つまるところの意味は同じだ。つまり、戦争中、
爆撃に遭い、そのあとに降る雨は黒い、という若山富三郎のセリフにある。ただ、今村作品は、原爆
ではあるが。
閑話休題。アメリカ人監督が描いたジャパニーズヤクザの世界。日本人が見ると奇異に感じる
オーバーな表現は、いたしかたないが、同じリドリーでも、「ブレードランナー」の方が近未来ということも
あり、自然だったな。(日本とは言ってないけど、わかまつ、のネオンは日本でしょうね)とにかく日本が
好きなんだね、この人。ならば、もう少し、研究したほうが宜しかろうと。様式美にこだわる人なので、
あのデコトラとか、ちゃりの行進とかは、なんか変だなあ。
しかし、そのほかの映像美は、さすがの感があった。
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この映画は松田優作の遺作となったことでも有名になったが、その松田の切れぶりはやはり素晴らしい。
また高倉健、若山富三郎の渋さも日本らしさが良く出ていたと思う。ただ、ヤクザの大親分が流暢な
英語を話す、というのはちょいとねえ。
更に、日本のシーンが全体に暗いというのも、リドリーらしさだと思う。「ブレードランナー」はもっと
暗かった。ストーリーとして、どうこういう所はない。ニューヨーク市警VS日本ヤクザ。
それよりもそのシチュエーションでの各俳優の演技を楽しむべきだろう。マイケル・ダグラス、
アンディ・ガルシア、松田、高倉、若山などなど。難しくないし、日本が主な舞台なので、入り易い映画
ではある。それにしても、一旦アメリカに送り返されるマイケル刑事、飛行機に一旦着席してから
貨物室から逃げ出すのだが、乗客が一人いなくなれば、飛行機は飛び立たないと思うけどなあ。
男の子には楽しい映画たと思いました。
しかし、撮影当時の日本側の規制は相当なものだったらしく、結局撮影ビザ期間中に撮りあげることが
出来ず、カリフォルニアのナパで撮影されたのだそうだ。どうりでブドウ畑みたいなとこだなあ、と
思えたはずだ。

<ストーリー>
ニューヨークで、二人の男が殺され、近くにいたニック(ダグラス)とチャーリー(ガルシア)の二人の
刑事が犯人である佐藤(松田)を追いつめ、身柄を確保する。二人は佐藤の護送を命令され、
空路、大坂に入る。飛行機の降り口で佐藤を引きとって行ったのは、佐藤の組の若い奴らで、
大坂府警の刑事にばけていたのだった。
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佐藤は、贋札の原版をアメリカまで追い、持っていた男2人を殺害したのだった。彼の望みは親分衆の
仲間入り。チンピラに毛が生えたような、しかも仁義や任侠が解っていない若い佐藤を快く思わない
ボスの菅井(若山)は、佐藤が原版を抑えている限り、仕方が無いと固めの杯を交わそうという。
一方大坂で、佐藤を逃がしてしまったニックと府警警部補の高倉は、佐藤の行くえを追うが、なかなか
身柄を確保できない。そのうち、相棒のチャーリーが、バイクの佐藤に日本刀で殺されてしまう。
復讐に燃えたニックは佐藤を追い詰め、チャーリーの遺品の銃をぶっ放すが、これが府警の逆鱗に
触れ、ニックは帰国させられ、相棒の松本(高倉)は謹慎になってしまった。
しかし、ニックは飛行機から脱出し、松本を誘い、佐藤が親分衆と固めの杯を交わす場所に接近し
そこで佐藤を捕えようと計画、大親分の菅井もそれを承知していた。

原版をもって現れた佐藤は、菅井にこれまでの落とし前をつけろ、と言われ、小指を切り落とす。
その間、実は佐藤の手下らが、表裏の原版一式を独占すべく、親分衆を皆殺しにしようとしていた。
佐藤は、菅井から杯を進められて近づくと、いきなり菅井の掌にナイフを突き立て、それを合図に
手下が会場に銃撃を加えてきた。様子をうかがっていたニックと松井は、佐藤らに応戦、逃げ出した
佐藤をバイクで追い、殴り合いの果てに、ついに佐藤を捉えることに成功した。

空港で別れを惜しむニックと松井だったが、ニックが置いて行ったお土産のワイシャツの箱の下には
ニックがどさくさにまぎれ奪った1組の原版が入れてあった・・・・。

ああした男と男の友情は、任侠のようであり、洋の東西を問わずあるような。終わり方としてはちょいと
くさかったかなあ。
西洋人のお辞儀ってなんであんなに不思議に映るんだろう。この映画を以てリドリー・スコットが何を
言いたかったのかは、ちょいと判らない。
この映画の詳細は
こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-23 17:15 | 洋画=は行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「セント・オブ・ウーマン/夢の香り Scent of a Woman」
1992 アメリカ Universal Pictures,157min.
監督・製作:マーティン・ブレスト 脚本:ボー・ゴールドマン
出演:アル・パチーノ、クリス・オドネル、ジェームズ・レブホーン、ガブリエル・アンウォー、
    フィリップ・シーモア・ホフマン、リチャード・ヴェンチャー、サリー・マーフィーほか
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<1992年度アカデミー賞主演男優賞受賞作品>


<感想>
このブログを書く前に一度見ていて、いい映画だなあ、と思っていたところ,WOWOWで上映して
くれたので、改めて観賞。
いや、いい映画はいつ観てもいい。アル・パチーノの演技、セリフは素晴らしい。長い映画だが、
心に響くシーンの連続で目が離せない。ドンパチがある訳ではないのに。
ジョンソンン大統領付きの将校だったフランク(アル)が手榴弾を弄んでいて爆発させ失明してしまい、
人生に絶望している。その家族が田舎に帰るというので、世話を頼まれた名門高校に通う貧乏な
奨学生チャーリー(クリス)。二人は家族がいない間にリムジンをチャーターしてニューヨークへと
出かける。そこでの出来事や、チャーリーが学校で金持ちのボンボンらの仲間が校長のクルマに悪戯
したのを目撃しながら絶対に言わないのを心苦しく思う校長が、ハーバードへの推薦がパーになるぞ、
と脅すのだがそんな悩みを抱えた二人の旅行から、二人に信頼と尊敬が生まれる。その過程も素晴ら
しいが、何と言っても白眉は、最後の15分。

チャーリーと、その時図書館帰りだったジョージ(ホフマン)は、全校集会で賞罰委員会にかけられる。
ジョージは金持ちの父と一緒に。チャーリーは一人だったが、会場にフランクが現れる。
そして、友を売り渡さなかったチャーリーこそ、真の人間だ、ここの学校から誰が排出されたかしらないが
友を売るようなやつがいるとは腐った学校だと断じ、また甘言を弄してチャーリーに白状を迫る校長に
教育者たる資格はない、と喝破する。結果チャーリーはお咎めなしとなった。全校から巻き上がる熱い
拍手。
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チャーリーは、大佐=フランクとの数日で、銃で自殺まで図った彼から人生とは、真の勇気とはを学び
人生を諦め、自暴自棄に陥っていたフランクは、NYで自殺しようと出かけたが、チャーリーから涙ながら
に止められ、青年の優しさの中に、もう一度生きてみよう、と思いなおしたのだった。二人ながらの
人生の再生のストーリーが、さわやかに、観た後が非常に清々しく描かれる。
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アル・パチーノの全く目を動かさない演技は確かに素晴らしいが、「人生がどこにある!」「あるのは
暗闇だけだ!」とチャーリーに怒りをぶつけるところとか、NYへは式典用の軍服を着て自殺しようと
覚悟してきた、人生をすでに投げてしまった男の、半分ふざけたような振る舞いは、素晴らしい演技
だった。「俺より不幸な男がどこにいる?」という大佐に対し、若く懸命に生きようとする高校生
チャーリーの与えたインパクトは大きかったのに違いない。「そんな悩みで死のうとするなんて、なんて
バカらしいことだ」と。
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皆さん認めるところだが、ガブリエル・アンウォーと踊るタンゴのシーン、そしてラスト、講堂から
出てきた大佐とチャーリーに近づいてきた一人の女性教員の香水を当てるところなど、心に沁みる
シーンがたくさんある。リムジンンの運転手さえ味がある。大佐が時々口にする「ウーッ!ハッ!」という
感嘆詞のような言葉?は、彼が自分の心に何かを言い聞かせているような感じだった。
いい映画はいつ見ても気分がいいものだ。
この映画の詳細は
こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-20 23:00 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「死者にかかってきた電話 The Deadly Affair」
1967 イギリス Paramount Pictures,107min. <日本劇場未公開>
監督・製作:シドニー・ルメット  原作:ジョン・ル・カレ 音楽:クインィー・ジョーンズ
出演:ジェイムス・メイスン、マクシミリアン・シェル、シモーヌ・シニョレ、ハリエット・アンデルセン他
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<感想>
昨年観た、「さらばベルリンの灯」もそうだったが、スパイものでも活劇系ではない、ドラマ系のもの。
舞台はロンドンで、例によって太陽のない、地味な感じな背景に、地味なストーリーが進んでいきます。
これまた渋い俳優さんが並んでおりますが、シモーヌ・シニョレの存在感は圧倒的ですね。
それに比べるとマクシミリアン・シェルの影が薄い。ジェイムス・メイスンは、とてもスパイには見えない。
どっかのおっさんのようですね。 こんがらがった糸玉を解いていくような感じはあるでしょうが、妙に
話が複雑で、すっきりとなならなかったなあ。
音楽がクインシーなんですが、音楽そのものは実にいいのですが、イギリスの湿っぽいスパイ映画
にはあまり似合わない感じがします。クインシーはやはり、アメリカが似合うと思います。

<ストーリー>
英国諜報部の諜報員(スパイというよりこういったほうがぴったりする)チャールズ・ドブス。彼が事情を
聞いていた外務省の係官が自殺をする。左掛かっている人物であったが、とても自殺するようには
思えなかった。彼は殺されたに違いないと、捜査を始める。
彼にはアンという若い妻がいるが、浮気は公認。彼女に近づいた一人の男、フレイ。彼はドブスと
先の大戦を戦った戦友で親友であった。一方、自殺した外交官の妻エルザ(シモーヌ)は、
ユダヤ人で、強制収用の過去があり、命を救ったのが、自殺した旦那だった。そういうわけで、
彼女は戦争が終わってもぬくぬくとしているかつての敵を許せず、共産党員になった。そして旦那も
かつては共産党員だったのだ。しかし、フレイが送り込んだ男が、エルザの心を捉え、エルザを
スパイに仕立て、かつ旦那を殺したのだった。さらにフレイは、ドブスの情報を探るために、ドブスの
妻にも近付き、ジュネーブに連れ出したのだった。
かつての親友と対決する時がきたドブス。争いの結果、ドブスはフレイを殺す。そして諜報員を辞めて
妻のいるジュネーブに向かったのだった。(これで良かったのかな)
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-18 22:30 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

●「グッドナイト・ムーン Stepmom」
1998 アメリカ Columbia Pictures,1492 Pictures,125min.
監督:クリス・コロンバス
出演:ジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン、エド・ハリス、ジェナ・マローン、リーアム・エイケンほか。
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<感想&ストーリー>
ありがちなストーリーではあったが、二人の女優と、ジェマ・マローン(12歳の娘役)、エド・ハリスらの
俳優陣に助けられ、なかなか面白く観ることが出来た。ジュリアはそんなに好きな俳優さんじゃないけど
作品に恵まれる人ですね。スーザン・サランドンは美しいジュリアに対して結構意地悪な役まわりでは
あるが、そのポジションを好演。彼女の演技が映画全体の抑えとして出来を良くしていたともいえよう。
ジェマ・マローン、今はもういい娘さんになりましたが、多感な12歳の娘アンナを上手く演じていた。
「いつかわかること」でもそうだが、このあたりの年齢の娘が出ると、映画が「撹拌」される。
または「狂言廻し」ともいえるか。 
後妻のエリザベス(ジュリア)と彼女に馴染まない12歳の娘アンナ、良く解らない弟のベン、二人の
ママは、今は離婚しているジャッキー(スーザン)であった。お父さんは弁護士として超多忙なルーク
(エド・ハリス)。彼ら一家のお話。

NYで有能なコマーシャルフォトグラファーとして活躍してるエリザベスは、弁護士のルークの恋人と
して別れた妻ジャッキーの娘とその弟と4人で暮らしている。
娘アンナは、多感なお年頃で、本当のママじゃないエリザベスに馴染まない。本当のママと時々会うと
実に嬉しそうな顔をする。エリザベスも努力してなんとか二人の子供の心をつかみたいと思うが、
なかなか上手くいかない。実際、本当のママであるジャッキーが、エリザベスのやり方を責めるし、
邪魔をしたり、いじわるっぽくふるまったりする。一方でジャッキーはガンを患う身であった。
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エリザベスと二人の子供たちが次第に心を開き触れ合い、エリザベスとジャッキーも子供への接し方や
ガンという病気を通して、次第に理解し合うようになるのだが、その過程が、NYの四季の移り変わり
とリンクして暖かく、またジョン・ウィリアムズの優しい音楽につつまれて、心地よく進む。
そこここにちりばめられた小さなエピソードがスパイスとして良く効いている。女性にお勧めだ。
ただ、話としてはどこかで見た感じのものだし、ちょいと時間が長い気がした。あと15分くらいは短く
出来たのではないかな。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-16 23:20 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)

●「トロピック・サンダー 史上最低の作戦 Tropic Thunder」
2008 アメリカ DreamWorks SKG,107min.
監督・製作・原案・脚本:ベン・スティラー
出演:ベン・スティラー、ジャック・ブラック、ロバート・ダウニー・Jr 、ブランドン・T・ジャクソン他
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<感想>
面白いといえば面白いが、この手の映画は苦手かも知れない。なぜなら根っからのアメリカ人じゃない
ので、彼らのバックグラウンドの必要なこの手のおバカ映画は、正直言って理解が難しい。
名前は聞いていたので映画の存在は知っていたが、トム・クルーズがこんなに大きくフィーチャー
されているとは思わなかったし、最後のクレジットが出てくるまで、あのハゲがトムとは気が付かな
かった!戦争映画を作る映画なので内輪の話がガンガン出てくるし、映画のパロディ(プラトーンとか)
や、映画のこぼれ話などが随所に出てくるから、そうしたことが解っているほうが数段面白い。
ベン・スティラーが撮りたかった映画なんだなということは判るが、この年のアカデミーにこの作品から
数部門にノミネートされていることを見ると、やはりアメリカはこういう映画が好きなんだなあ、と思う。
お下劣で下ネタばっかりのセリフ、けっこうグロな映像と、これがドリームワークスの作品?と思って
しまった。
アメリカ人というのはこの手の映画になると突き抜けかたが半端じゃないですね。トムも、ニック・
ノルティも、マシュー・マコノヒーもジョン・ヴォイトも、もうここまで来ると痛快!としか言えない。
出ている人みんなおバカになりきっているので、そういう映画がお好きな人ははまるでしょう。
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<ストーリー>
『ナイト ミュージアム」のベン・スティラーが監督・主演を務め、様々な戦争映画のパロディーを織り交ぜ
ながらハリウッド映画製作の舞台裏を皮肉ったアクション・コメディ。
大作戦争映画の撮影で、本物の戦場に送り込まれたと気付かずに演技を続けていくワガママで
超個性的な3人のスター俳優のハチャメチャぶりを描く。共演は「スクール・オブ・ロック」のジャック・
ブラックと「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr。

 ベトナム戦争で英雄的な活躍をしたというアメリカ人兵士テイバックのベトナム戦争回顧録“トロピック・
サンダー”が映画化されることになった。そして撮影現場には、この作品でスターへの返り咲きを図る
落ち目のアクション俳優タグ・スピードマン、オナラ以外にも芸域を広げようと意気込むコメディアンの
ジェフ・ポートノイ、黒人の軍曹に成りきるため手術で皮膚を黒くしてしまったオーストラリアの過剰な
演技派カーク・ラザラス、といったクセ者俳優たちが集結。
こうして、いよいよ撮影が始まるが、俳優たちのワガママなどで僅か5日間にして予算オーバーと
なってしまう。そこで困り果てた監督のデミアンは、テイバックの助言により、東南アジアのジャングルで
撮影を再開することに。何も知らされず台本通りジャングルを徘徊する俳優たち。
しかし、そこは凶悪な麻薬組織が支配する本物の戦場だった…。』(allcinema)

まあ、この手の映画にあまり解説は必要ないとは思いますが・・・。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-16 22:30 | 洋画=た行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「ブーリン家の姉妹 The Other Boleyn Girl」
2008 イギリス・アメリカ BBC Films,Focus Features and others,115min.
監督:ジャスティン・チャドウィック  原作:フリッパ・グレゴリー『ブーリン家の姉妹』
出演:ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン、エリック・バナ、デヴィッド・モリッシーほか。
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<感想>
室内での会話が多い劇なので、字幕を追っているうちに眠気が起きてきた。ストーリーの流れを追う
のが結構忙しい。が、良くできた映画だと思う。英国史というのは本当に面白い。前に見た「ブレイブ・
ハート」から本作に来て、「エリザベス・ゴールデンエイジ」に繋がっていくだけでも1つのストーリーが
出来てしまう。アン・ブーリンのお話も映画では「1000日のアン」が有名で、1969年のアカデミー賞
衣装デザイン賞を獲得している。こちらの作品の中にはメアリーは出てこない。
実際は姉と妹の立場が逆であったともいわれる。ヘンリー8世は好色が故に、あるいは嫡子欲しさに
ローマカソリックと縁を切り、英国国教会を作ってしまった人でもある。中世の欧州が権謀術数の中で
激動していたころ、歴史は様々な映画やお芝居や小説のネタを提供している。
映画の世界は優れた美術や本格的なセットなどに支えられて、非常にリアルに描かれている。
これまで歴史の表舞台にあまり登場しなかったメアリー・ブーリン(スカーレット・ヨハンソン)をフィー
チャーしたThe Other Boleyn Girlとタイトルが付いているのだが、その割にはメアリーの存在が
浮かんでこない。どうしてもアン(ナタリー・ポートマン)に流れてしまっていると感じた。
両女優とも、演技に文句は無いが、インパクトが大きかったかといわれればそうでもない。
最後にはアンは断頭台の露と消え、その娘エリザベスを、メアリーが引きとり、エリザベスこそその後の
大英帝国を築くエリザベス1世となるのだった。あんなに男の子を欲しがったヘンリー8世の望みを
あざ笑うかのように。
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<ストーリー>
16世紀、英国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドに別れ、権謀渦巻く状態で
あった。
イングランド。国王ヘンリー8世は、早世した兄の妻キャサリンを王妃としていた。彼女との間に男子の
世継ぎが出来ず焦りを感じていた。
そこに目を付けた新興貴族のトーマス・ブーリンは、長女アンを王の愛人に仕立てようと画策する。
ところが、ヘンリーが見初めたのは、商家の息子と結婚したばかりの次女メアリーだった。
ほどなくヘンリーはブーリン一家を宮中に住まわせ、メアリーを愛人に召し上げる。先に嫁いだ上に、
王の愛人の座まで横取りされてしまったアンは、次第にメアリーに対して嫉妬と憎しみを抱き始める
が…。
(allcinemaから)
結局アンは王の寵愛をメアリーから取り上げ、子供を産むが女の子であり、次いで解任したものの
流産してしまう。これがばれると自分の地位も名誉もブーリン家の栄華も無くなると焦ったアンは、
弟を相手に子供を作ろうと思いついたが、やはり思いとどまった。しかし、ヘンリーの取り巻きの女性の
がそれを聞き王に告口をしたため、アンと弟らはクロムウエルのもとで国家反逆罪、姦通罪などで
裁判にかけられる。かつての王妃にこそなれなかったがヘンリーの寵愛を受けた(男の子もなしてい
たが正式な王妃でなく愛人であったため認知されていなかった)メアリーは、命がけで王に姉の命を
助けてくれるよう懇願する。一旦王は理解したように見えたが、結局姉も弟もロンドン塔で死罪となった
のだ。
アンが生んだエリザベスは、メアリーが引きとり育て、やがて彼女こそ英国をかつてない繁栄の道へと
導くエリザベス1世となったのだった。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-11 23:20 | 洋画=は行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「ワールド・オブ・ライズ Body of Lies」
2008 アメリカ Warner Bros.Pictures,Scott Free Productions,De Line Pictrues,128min.
監督:リドリー・スコット 脚本:ウィリアム・モナハン
出演:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニほか。
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<感想>
リドリー・スコットは好きな監督で、おそらく製作数の半分以上は観ていると思う。古くは「ブレード
ランナー」「エイリアン」から最近では「ジェシー・ジェイムズの暗殺」と。
彼が信頼する二人の俳優ディカプリオとラッセル・クロウが主演し、「デパーテッド」のモナハンが
脚本を書いた映画。悪かろうはずがない、と観はじめました。比べる作品が多い監督さんなので、
近作のクロウ出演の「アメリカン・ギャングスター」なんかとの出来をどうしても比べちゃいます。
最近よくあるイラクを舞台にしたパックス・アメリカーナの不遜を描く。ディカプリオ演じるCIA
エージェント、フェリスは、優秀な工作員だが、どこかに約束とか、信頼、とか人の心とかを信じて
いる。彼のボスで、ワシントンにいて、家族サービスしながら電話で無茶な依頼を平然とする
エドがクロウ。エドは、我は国家なり。我が地球の平和を守る、という不遜が服を着たような人物。
ラスト近くで、方向性の違うエドをフェリスが詰って曰く、「自分をアメリカだ、と言うのは止めろ」と。
これが一番印象に残ったセリフ。
「自分が世界の警察だ、と思うのを止めろアメリカ」ということだろう。
ディカプリオは最近のハードな映画を見る限り、甘さは消え渋い男としての魅力が増してきた。
嫌なアメリカ人を演じるラッセル・クロウは、「アメリカン・ギャングスター」で見せた影のある刑事の
雰囲気は綺麗に消し去り、老眼鏡越しにディカプリオを見つめる、デブで嫌なCIAのボスを見事に
演じていた。また、アンマンの対テロ組織のボス、ハニを演じたマーク・ストロングがクールで何を
考えているのか判らない中東人を好演していた。
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<ストーリー>
イラクでテロリストの親玉に迫ろうとするフェリスは地元の助手を犠牲にしながらも、活躍していた。
離婚調停中の身である。犠牲になった助手の家族に補償のことを先に、というと次のミッションが
大事だというエドは、ことごとく考えが合わない。そんなフェリスが危険を顧みず、テロリストの協力者
から手に入れた資料から、手掛かりがアンマンにあることを知り、アンマンに向かう。
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そこでアンマンの対テロ実力者ハニと出会う。彼は「おれに絶対嘘をつくな」と言って協力をするが、
フェリスはただの建築家を、アルカイダとは別行動をとる新しいテロリストの一派の親玉とでっち上げ、
米軍基地で偽の爆発を起こし、アル・サリームというテロのボスを引き出す作戦を立てた。
しかし、建築家ラディキは、アメリカ人に嵌められたとアル・サリームに説明。
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そのころフェリスは彼のケガの手当てをした看護師アイシャと仲良くなったのだが、誰かがアルの
捕縛を狙ったことに怒り、アイシャを誘拐、フェリスをおびき寄せた。そこでアイシャと交換だと
言われ捕らわれの身となったフェリスだった。そこに現れたのがアル・サリームその人だった。
フェリスは、殺されることになったのだが、そのに踏み込んできたのがハニの部隊だった。
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アル・サリームは逮捕された。実は、アイシャを誘拐したように見せて、アル・サリームらにフェリスを
捕縛させたのはハニの策謀だったのだ。そうすることでアル・サリームの居所を突き止め、
突入してきたという計画だった。俺に嘘をつくな、と言っていたハニだったが、最後に嘘をつかれたのは
フェリスだった。
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仕事が終わりキズも癒えて、アンマンにやってきたエドと対面したフェリスは、エドから昇進とワシントン
への内勤を申し出るが、フェリスは断る。中東に残るといフェリス。アイシャが気になっていたのか。
無人機から常にフェリスの行動を監視していたCIAは、監視を止めるのだった・・・・。

エドというアメリカのメタファーと、少し良心はあるフェリスの心の対決。勝者は誰なのか判らない。
あったのは、欺き欺かれる「嘘の世界」のみ、ということか。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-09 23:30 | 洋画=ら~わ行 | Trackback(3) | Comments(2)

鬼畜

「鬼畜」
1978 松竹 110分。
監督・製作:野村芳太郎  撮影:川又昂 音楽:芥川也寸志
出演:緒形拳、岩下志麻、小川真由美、大滝秀治、加藤嘉、田中邦衛、蟹江敬三、大竹しのぶ、ほか。
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<感想>
たまにこういう邦画を観たくなる。今年は松本清張生誕100年ということで、WOWOWでも特集が
組まれている。その中の一本が本作。野村監督は、同じ年にやはり原作ものでこちらは大岡昇平
原作の「事件」もものしていて、そちらでも日本アカデミー賞をいろいろ獲っている。
本作は、名作「砂の器」から4年後の作品。あちらには脚本に山田洋二が加わっていたり、橋本忍が
製作に入ったりして、それなりの厚みが出ていた。
さて本作も、監督、カメラ、音楽が「砂の器」と同じスタッフであるから、どことなく雰囲気が似ている。
話は全然違うが、根っこは親子の絶ちえない繋がりと愛情というようなものを描いていて、様々なことを
考えさせる。
松竹の映画はこうした問題作を作る会社としての認識がある。東宝は娯楽作に秀で、特撮ものや
「若大将」「社長漫遊記」などを提供、日活は、裕次郎や宍戸錠などでの活劇、ヤクザモノ、そしてロマン
ポルノが印象的だった。
こうした面での松竹を支えたのが緒形拳であり、岩下志麻であり、小川真由美であり、加藤嘉であり、
加藤剛であり、倍賞美津子らであった。いずれも日本人のメンタリティーを演じさせて秀逸であり、
彼らが出ている映画は安心して観ていられる。そして緒形は1979年に今村昌平のメガフォンで
やはり松竹作品の「復讐するは我にあり」に出演、数々の賞を獲得したのだった。
話が脇にそれたが、本作も、そうした流れの中にある秀作であり、日本映画の良い面が一杯詰まって
いる。子役の役目特に利一の役目は重要だ。だが、決して原代の子役のように上手くはない。しかし
痛々しいまでの必死さがそこにはある。それが、子捨てに走る緒形を見て「ちがうよお、この人は
とうちゃんなんかじゃないよお、 別の人だよ!」と目に涙を浮かべて言うところは、胸が熱くなる。
児童相談所に預けられることになる利一は将来どういう大人になるのだろうか。「砂の器」の和賀英了
とダブったところだ。

安定した川又昂のキャメラ。更に胸を締め付ける芥川也寸志のオルゴールミュージック。どれを取っても
あのころの日本映画の強さを感じる。
さらに若手として登場する婦警役の大竹しのぶは、このころから、実に上手い女優さんであったことが
良く解る。決して明るくない映画だが、原作と言い映画の出来といい、日本人なら必見でしょう。

<ストーリー>
そう難しい話ではない。小さな印刷会社を夫婦と職人(蟹江敬三)でやりくりする竹下宗吉(緒形)と
お梅(岩下)。ある日、3人の子供の手を引いて、菊代(小川)という女性が現れる。彼女は、割烹の
仲居で、宗吉と割無い仲になり、結婚しているにもかかわらず、3人の子をなした。
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生活に窮した菊代が宗吉のもとに来た、というわけだ。7年間の浮気生活に激怒するお梅であったが、
数日は菊代と子供らと生活したものの、菊代が子供を置いて出奔すると、子供らにきつく当たる
鬼婆となったのだった。

お梅にけしかけられるように、まず末っ子の赤ん坊が「落ちてきたビニール袋」で窒息死する。
次いで、長女の良子を、宗吉は東京タワーに連れて行き、展望台で遺棄してくる。さらに長男の利一を
連れ、福井県東尋坊に行き、眠っている利一をがけ下に落とす。「鬼畜」のような二人は、なさぬ子らを
始末したつもりだったが、利一は木に引っ掛かって一命を取り留める。警察に尋ねられても何も答えぬ
利一。もっていた石けりようの意志が印刷に使う石盤であったことから、宗吉の身元が判り、宗吉は
逮捕され、福井に連行されてくる。そこで利一と対面した宗吉は、利一にぬかづいて許しを請うが、
利一は、先のように、宗吉は父ではない、と言い張る。そして児童相談所に引きとられる・・・。

岩下志麻の鬼婆ぶりが凄い。圧倒的である。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-01-08 22:45 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(1)