まぼろしの邪馬台国

●「まぼろしの邪馬台国」
2008 日本 東映、「まぼろしの邪馬台国」製作委員会(テレビ朝日系テレビ局)118分
監督:堤幸彦   原作:宮崎康平「新版まぼろしの邪馬台国」 脚本:大石静
出演:吉永小百合、竹中直人、窪塚洋介、風間トオル、平田満、江守徹、他
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<感想とストーリー>
原作になっている本が出版された当時の騒動は少々記憶に残っているが、その作者が島原
鉄道の社長だった人であったとは寡聞にして知らなかった。歴史が好きな私としては
ドキュメントとして面白く見た。どういうことで盲目になったか知らないが、ちゃんと社長を
努め、観光バスを導入し、島原を観光で発展させようとした実業家としての感覚も素晴らしい
人であったようだ。その島原鉄道が大雨による災害で、大被害に遭い、その土砂崩れ現場から
土器が出てきたことから社長の人生は大きく変わることになる。

もともと古代史が好きだった島原鉄道社長の宮崎康平は、福岡のNHKでインタビューを受ける。
そのアナウンサーこそ、のちの夫人となる和子(吉永)であった。今度会社で導入する観光
バスのバスガイドの先生として、和子に島原に来てほしいと要請する。和子は本来のアナウン
サーではなく劇団員出身で、リストラ候補だった。
そこで和子は島原に趣き、田舎の方言丸出しのねえチャンたちに標準語のガイドを熱心に
教える。同時に、嫁に逃げられた社長の二人の幼い子供になつかれ面倒も良く見た。
そして、康平に邪馬台国に関する多くの蔵書を見せられ、特に「魏志倭人伝」を読んでほしいと
頼まれる。もともと朗読のプロであった和子は、難しい古文をすらすらと読めるように勉強し
さらにそれを当時は高価だったテープレコーダーをNHKから払い下げてもらい、それに吹き込む
作業も手伝った。

バスガイドの先生の仕事も終わり、和子は福岡に帰ることになったが、康平は、妻として残って
欲しいと頼む。和子は破天荒な夢追い人であったが康平の人間性に打たれ、妻となることに。
その前に、康平は、趣味ばかり追いかけて業務を顧みない、ということで社長を解任されて
しまう。しかし有明銀行頭取(江守)が後ろ盾になり、面倒を見ていた。

康平の妻となった和子は二人で魏志倭人伝に書かれているとおり九州中を歩きまわり卑弥呼の
墓を探り、邪馬台国のありかを確認する作業を続けた。
和子は我儘な康平の言うことを良く聴き、彼の目となり趣味の域を超えた研究を支えた。

そしてその結果を後述でまとめた「まぼろしの邪馬台国」は第一回吉川英治賞を受賞したの
だった。康平は言う「卑弥呼なんて、もうどうでもいいんだ。こうして和子といろんな所を
歩いているのが嬉しいんだ」と。
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康平は研究中の屋外で倒れ、そのまま帰らぬ人となるが、息子の奔走で、前妻が籍を抜くこと
に同意し、他界する前に、和子は正妻となっていたのだった。葬儀の会場に前妻が駆けつけ
和子に子どもを育ててくれたことなどに感謝し、土下座して自分の非を詫びるのだった。

吉永小百合は、若くてきれいだが、「かあべえ」もそうだしこのところの日本の良き妻、母の
代表選手としての役柄しか回ってこなくなっちゃった感じだ。他の役もやらせてあげれば
いいと思うし、本人もラジオで悪女もやってみたい、と言っていた。しかし、この歳になり
イメージが固定されちゃうと、なかなか難しいだろうな。
竹中はこうしたエキセントリックなオジサンをやらせると上手い。おふざけと紙一重だけど、
寸止めになっている。大島ミチルの音楽が大層だ、という声もあるが、私はこの音楽が
効果的だったと思った。
堤演出は、事実をベースの物語を粛々と紡いでいくが、どうしても「フラガール」とかと
イメージがダブっちゃう。それと全体的にもう少し短い方が良かったのじゃないかな。
ほのぼの系のお好きな人にはまずまず満足できる作品ではないか。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-04-29 22:50 | 邦画・新作 | Trackback(1) | Comments(0)

●「ぼくたちの奉仕活動 Role Models」
2008 アメリカ・ドイツ 101min. <日本劇場未公開>
監督:デヴィッド・ウェイン
出演:ショーン・ウィリアム・スコット、ポール・ラッド、クリストラー・ミンツ=プラッセ他
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<感想&ストーリー>
なんかどうでもいいような邦題、日本劇場未公開、聞いたことのないキャスト、奥さんが
観て、面白かったよ、っていうから観てみた。まあ、おバカで、マンガみたいな映画で、
たいそう面白い映画だ、とは思わなかったけど、なんか憎めなかったなあ。セリフも下ねた
満載だし、日本で劇場で公開しても客は入らないことは確かだから、仕方が無いけど、愛すべき
作品、という感じで観終わった。

栄養ドリンクを「ドラックをやるな、これを飲め」と学校を中心にプロモートして歩く営業マン
ホイーラーとダニーは親友。ある時、学校の外に止めていた営業車をレッカーされそうになり
それを無理やり逃げてしまったため、刑務所に行くか、140日の社会奉仕をするか、ということに。

彼らの選んだのは、子どもの面倒を見る、という奉仕活動。で、二人が付いたのが、メルヘンの
世界にどっぷりとハマり込んだ超ヲタクと、もう一人は黒人の手に負えない口の悪いちびっこ。
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大人の二人もそうとうダメ人間だが、その二人が癖の強い子どもたちと触れ合うことで次第に
自分たちのダメさ加減を知っていき、子どもたちも自分たちの殻から出てくる、という心温まる
お話になっている。
が、仕立てがマンガで下品なのである。子どもたちの面倒を見るというボランティアを主宰して
いるオバサンもなかなかの傑物である。最後の、中世のチャンバライベントを大人も子供も
混じってマジでやるという人たち、僕らも子どもの頃やったチャンバラごっこ「う~、やられた
ああ」ってやつ、大真面目でやっているのが楽しかった。最後にヲタクの男の子が勝つのだが
土壇場で、その子が好きな女の子にだまし討ちに会い、「死んで」しまう。そしてその子が
女王様になるのだ。 そのあたりのシーンもバカバカしいのだが結構観ちゃったな。
「ほのぼの系おバカ映画」と言っておこう。二人の子供がいい感じだった。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-04-28 22:40 | 洋画=な行 | Trackback | Comments(0)

●「パッセンジャーズ Passengers」
2008 アメリカ TriStar Pictures,Mandate Pictures,93min.
監督:ロドリゴ・ガルシア
出演:アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、デヴィッド・モース、アンドレ・ブラウアー
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<感想>
1日に2回、アン・ハサウェイを観ちゃった。本作は、昨年シネコンに観に行こうかな、と
思っているうちに終わっちゃったもの。よほど客の入りが悪かったんだろうな。
ストーリーは面白い設定なのだが、"シャッター・アイランド"もそうだったけど、「その手なら
なんでもありでしょう」的なオチで、引っ張られる割にはガックリ感もひとしおである。
オチじゃないけど、なんか登場人物がみんな存在感薄いなあ、っていうかそれでいいのか?(爆)
お人形さん顔のアン・ハサウェイがこの役回りが良かったのかどうか。私はもう少し引き締まった
感性が顔に現れる女優さんが良かったのじゃないかなと。短い映画の割には中だるむ。

<ストーリー>
『「プラダを着た悪魔」「ゲット スマート」のアン・ハサウェイが、飛行機事故を巡る
不可解な謎に巻き込まれていくセラピストを演じるサスペンス・スリラー。
共演はパトリック・ウィルソン、デヴィッド・モース、クレア・デュヴァル。
監督は「彼女を見ればわかること」「美しい人」のロドリゴ・ガルシア。
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 若きセラピストのクレアは、飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客のセラピーを担当
することに。しかし他の生存者とまるで様子の違うエリックはグループ・カウセリングを拒否
して個別カウンセリングを要求した上、薄気味悪い言動でクレアを困惑させる。
そんな中、事故の状況を巡って生存者たちの証言と航空会社の公式説明との食い違いが表面化し、
さらに生存者たちが次々と謎の失踪を遂げる事態に。航空会社への不審を強めたクレアは、
懸命に事故の核心に迫ろうとするのだが…。」(allcinema)
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★ここからオチですから未見の人は読まないでね・・・

結局、この飛行機事故では全員死んでいて、クレアもエリックもみんな死んでいたのだ。
ね、「シックスセンス」的でしょ?だから、ラストの真実の飛行機事故のシーンと、亡くなった
妹の部屋を訪れたクレアの姉夫婦のエピソードのみ本当で、あとは死んだ人の妄想というか、
作り話だったのだね。だから何にも一致しなくて当たり前。
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アーキンという航空会社の人、クレアに治療を依頼するのだが、どことなく挙動不審。そりゃ
そうだ。彼はパイロットだったんだもん。エリックとクレアは墜落した飛行機の隣同士になった
客だった。それがベースになって霊魂は、亡くなっている近しい人が迎えに来るのだよ、てな
オチの中で終わっていく。
え~っ。そんなあ、置いてけぼりかよ!と、サッパリする観賞後の印象では無かった。私はね。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-04-24 22:40 | 洋画=は行 | Trackback(2) | Comments(0)

●「アリス・イン・ワンダーランド Alice In Wonderland」
2010 アメリカ Walt Disney Pictures,109min.<日本語吹き替え・3D版>
監督:ティム・バートン 原作:ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」
出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ他
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<感想>
ティム・バートンとジョニー・デップの組み合わせ、と言えば取り敢えずはシネコンへ。しかも
今回は3D。アメリカでも公開数週間は「アバター」を抜く興行成績だったとか。日本でも
今のところ観客動員数1位をキープしているようだ。

シネコンの一番大きなスクリーン。午後3時過ぎからの上映だったのだが、親子連れなどを
含め、しっかり入っていましたねえ。隣の中学生くらいの坊主のポップコーンをまさぐる
カシャカシャする音がやかましかったけど。

閑話休題。作品の中身だが、同じ組み合わせの作品としては「チャーリーとチョコレート工場」
を抜けないものだった。確かにエンタテインメントとしては、ティム・バートンらしく不思議な
アリスの世界をVFXと3Dを駆使して上手く見せていたが、今一つそれぞれのキャラクターに
思い入れが出来ない。
寓意の塊だろう、と思って観ちゃったのがイケなかったのか、単純に自分の人生は自分で
決めなくっちゃね、ということをアンダーランドで勉強してくるということをラストに自分で
行っちゃってるもん。エンドロールを眺めつつ、本作の寓意、あるいはメタファーとしての
何かはあったのだろうか、と必死に考えちゃったけど、もっと素直にファンタジーを楽しめば
良かったのだろうね。ジョニー・デップの"マッド・ハッター"は、もうメイクバリバリで、
誰だかわかんなかったよ。傑作だったのはヘレナ・ボナム=カーターの"赤の女王"。
アリス役のミアは新人だけど、役柄に良くフィットして好演だった。
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双子の兄弟、猫のチェシャ、ジャヴァウオッキーなどキャラクターの映像は中々だが、中身が
もう少しキャラクタライズされていた方が面白かったのではないかな。ジャヴァウオッキー
なんて、ジャンヌ・ダルクもどきのアリスにあっという間にクビを切られちゃうもねえ。
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「シザー・ハンド」の頃からまともな世界は描かないティム・バートン。ここでもその面目は
保たれているが、ヒット、ヒットと言う割には、お子様向けのような気がする。まあ、お子様
に楽しんでもらえるディズニーのファンタジーであることは別に非難はしないけど、ディズニー
なので、残酷なシーンやエロいシーンはご法度であり、その点、ティム・バートンが本当に
この物語の中でやろうとしたことは出来ていないのではないか。
それと3D、もう慣れちゃったからか、感激も薄れてきちゃったかな。メガネの上からのメガネが
相変わらず辛かった。
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<ストーリー>
「チャーリーとチョコレート工場」「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」の
ティム・バートン監督が、ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』
を基に、19歳に成長したアリスの新たな冒険を、最新の3D映像技術で鮮やかに描き出す冒険
ファンタジー大作。ヒロイン、アリス役には新星ミア・ワシコウスカ、共演にジョニー・デップ、
ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ。
 
 子どもの時に体験した不思議の国(ワンダーランド)での記憶をすっかり失くしていた
19歳のアリス。ある日、好きでもない相手からの突然のプロポーズに困惑していた彼女は、
チョッキを着た白うさぎを目に止める。
その不思議なうさぎを追いかけて穴に落ちてしまうアリス。辿り着いたのは、アンダーランドと
呼ばれているあのワンダーランド。白うさぎをはじめこの世界の奇妙な住民たちはみな彼女の
帰りを待っていた。アンダーランドは今や独裁者・赤の女王に支配された暗黒の世界で、アリス
こそが年代記が予言する救世主だったのだ。

そして、そんなアリスを誰よりも待ちわびていたのが、赤の女王への復讐を誓う謎多き男マッド
ハッター(デップ)だったのだが…。」(allcinema)
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赤の女王と白の女王の兵士の対決は、あたかもチェスのようで様式美に溢れていて好きなシーン
であった。
この映画の詳細はこちらまで。

2011年9月19日 WOWOWを録画したもので再見。 2D、字幕。
2回目の方が面白かった。物語をよく理解してからみたからなんだろう。
寓意とかメタファーの塊で、エンディングの感想は初見の時と変わらないが
ルイス・キャロルの描こうとしていた世界をティム・バートンが良く消化して
ファンタジーに仕立てていたな、という気がした。初見より評価が高まり
ました。
by jazzyoba0083 | 2010-04-24 17:20 | 洋画=あ行 | Trackback(36) | Comments(0)

レインマン Rain Man

●「レインマン Rain Man」
1988 アメリカ MGM=United Artsits,134min.
監督:バリー・レヴィンソン  原作:バリー・モロー(共同脚本も)
出演:ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ、ヴァレリア・ゴリノ、ジェリー・モルデン他
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<1988年度アカデミー賞作品、監督、脚本、主演男優賞受賞作品>


<感想>
こんな映画をまだ見ていませんでした。なんでだろう。病気が関わっているから敬遠して
いたのかな。このたびWOWOWで放映していたチャンスに観賞。
評価の定まった映画に、後からどうのこうのと言うのは気が引けるが、自閉症という題材なのに
カラッとしていてじめじめしてにないところがまず良かった。これは脚本と演出のたまもの
だろう。土地が東部じゃなくて、ラスベガスやロサンゼルスというのも効果的だったと思う。
ストーリーも極めて単純。それが故に、ダスティン・ホフマンの演技が何と言っても重要な
パートになっていて、それを彼は見事にこなした。オスカー、当然であろう。病気を題材にして
いると、どうしてもそれだけであざとくなるのだが、そんな気配をダスティンはしっかりと
打ち消し、作品の格を高めている。

我儘な弟、若き日のトム・クルーズは、次第に自閉症ではあるが、唯一の肉親であり、なんと
なく憎めない実の兄きに次第に愛情を感じていく様子をこれまたいい感じて演じていたが、
6日間の旅行で、金、金、だったトムの感情が変化いしていく様は、ちょっとスピードが
早すぎるのではないか、とも思ったが、ガールフレンドなんかへの接し方を見ているとトムも
実は本音はいい奴だったんだな、元から。だから、いきなり現れて300万ドルの遺産を
持っていくことになった兄を認め、金よりも肉親を取るという結果を得たわけだ。
心に邪心のない兄は、そんな弟の心も判って来て、最後には名前を呼び、「病院でチャーリーと
暮らしたい」と言うまでに心を開いてくれたのだ。
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自閉症の患者によくある記憶力がずば抜けて良いことを利用してラスベガスで8万ドルを稼ぐ
のは御愛嬌。スピード感あるストーリー展開、絞られた登場人物、美しいアメリカの自然など
映画のいいところが殆どでているといっていい秀作であると改めて感じた。

クルマ好きの私としては、トムが父親から唯一残された「1949型ビュイック・ロードマスター
"ファイアー・ボール8(エイト)"」(「8000台限定生産」)が、カッコよかったなあ。これが
映画の中で一つのアイコンとして使われていて、兄弟がロスへの旅に使うという重要な
ポジションを占めていた。
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多分、アメリカ映画史上ベスト100には絶対入っている映画だろう。万人向けの感動映画だ。

<ストーリー>
「自由奔放な青年が重度の自閉症の兄と出会って心を開き、忘れていた愛情を取り戻して行く
過程を描いた心暖まる感動のロード・ムービー。
高級外車のディーラーをしているチャーリー(クルーズ)の元に、自分を勘当した父の訃報が
届く。遺産目当てに故郷に戻った彼だったが遺産の300万ドルは見た事もない自閉症の兄、
レイモンド(ホフマン)の手に渡る事を聞かされる。なんとか金を物にしようとチャーリーは
施設にいるレイモンドを誘拐まがいに連れ出し、ロスに戻ろうとするのだったが……。

T・クルーズとD・ホフマン(アカデミー主演賞受賞)の演技が成功のカギをがっちりと握り、
徐々に心を交わして行く展開とエピソードの絶妙さ(同、オリジナル脚本賞受賞)。
それらををつなぎ合わせる音楽のみで進む美しいシーンの数々。撮影開始前まで監督の
交替劇が続き、スピルバーグの名も挙がったものの、決定したレヴィンソン監督の持つ力量の
おかげで(同、監督賞受賞)80年代を代表する作品に仕上がり(同、作品賞受賞)、その
感動はいつまでも心に残るものになっている。数々の名シーンももちろんいいが、なんと
言ってもエンド・クレジットと共に写し出される、二人だけしか共有することが出来ない旅の
写真が醸し出す切なさが一番であった。H・ジマーの音楽も心に染みる。尚、レヴィンソン
監督がワン・シーン出演もしている。」(allcinema)

ラスト近く、レイモンドが、チャーリーとともにロスに残って暮らすか、病院に戻るか、
という話しあいの中で、レイモンドが弟を「親友(メインマン)・・・」と呼ぶシーンが
一番良かったな。それとエレベーターの中のダンス&キスシーンも。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-04-22 16:10 | 洋画=ら~わ行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「シャッター・アイランド Shutter Island」
2009 アメリカ paramount Pictures,Phoenix Pictures,138min.
監督:マーティン・スコセッシ  原作:デニス・ルヘイン『シャッター・アイランド』
出演:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングスレー、
   ミシェル・ウィリアムズ、エミリー・モーティマー、マックス・フォン・シドー他
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<感想>
オチを言ったらこの映画を観る意味がなくなるので、内容は敢えて下記allcinemaの内容に
留めておくが、CMに脅かされて相当覚悟して真剣に観ていたのだが、「謎解き」というのは
チョイと違うのではないかなと。映画全体の「謎」を解く意味ではそうかも知れないが
ストーリーとして「謎」を一生懸命追いかけていくと(それはそれで楽しいのだけれど、
宣伝があんなに煽らなければもっと素直に楽しめたものを、と)、オチでちょっとガクッと
来る。 

事前の知識まるでなしで見た方が楽しめた、と思う。超吹替えがどの程度の出来かは判らないが
あんまり戸田さんが字幕で見ない方がミステリーに没入できる、というので吹替えで観た。
確かに複雑な話は吹替えの方が判り易いが、この程度ならば、どうかな。字幕でも判ったかも
しれない。ただ、登場人物の名前が結構キーになっているので、そのあたりは耳で捕えた方が
確かかもしれない。

いわゆる「大どんでん返し系」のお話なので、ラストまでしっかり騙されたが、「それいっちゃ
お終いよ」的な帰結ではある。「ユージュアル・サスペクツ」的な心地よい騙され感には
今一つ足りないものがあった。
音楽が、いかにもミステリー煽りっぽい。ディカプリオはどんどんいい俳優になっていく。
他のキャスティングもベン・キングスレーが如何にもっぽくて怪しいが、それも含めナイス
キャスティングだったと感じた。映像は殆ど青空が無いグレー基調だが、テンポのある編集
・演出、ストーリー展開と映画としては面白いものであった。138分は長くはなかった。
映画としては先週観た「第9地区」の方がはるかに面白い、と感じたのだが・・・。

<ストーリー>
「ボストンの遥か沖合に浮かぶ孤島“シャッター アイランド”。そこに、精神を患った
犯罪者を収容するアッシュクリフ病院があり、厳重な監視の下に運営されていた。
ところが1954年9月、レイチェルという女性患者が忽然と姿を消してしまう。事件を調べる
ため、連邦保安官のテディ(ディカプリオ)が新たな相棒チャック(マーク・ラファロ)と
共に島を訪れる。
 折しも、激しい嵐が近づいており、捜査の行方に不安がよぎる。さっそく2人は、患者たち
への聞き込みを開始するが、テディは事件と無関係な“アンドルー・レディス”という人物に
ついての質問を繰り返す。実はその人物は、アパートに火をつけ最愛の妻ドロレス(ミシェル・
ウィリアムズ)を殺した放火魔で、テディはレディスがこの病院に収容されていると知り、
その行方を探っていたのだ。そして、レディスへの復讐こそが、テディがこの島へやって来た
真の目的だったのだが」(allcinema)

以上の解説は映画の五分の一程度でしかない。
ネタばれ情報を含む、この映画の詳細はこちらまで。
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<オチを知っていると結構笑える冒頭近くのシーン>

by jazzyoba0083 | 2010-04-18 12:30 | 洋画=さ行 | Trackback(47) | Comments(4)

●「電話で抱きしめて Hunging Up」
2000 アメリカ Columbia Pictures,94min.
監督:ダイアン・キートン
出演:メグ・ライアン、ダイアン・キートン、リサ・クドロー、ウォルター・マッソーほか。
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<感想とストーリー>
ダイアン・キートンは本作が初めての監督ではないが、監督は止めておいたほうがいいね。
これだけのキャスティングを得て、結局何を言いたかったのか判らなかった。
自分の名前を冠にした女性雑誌を出した長女(ダイアン)、昼メロの女優の末っ子(リサ)
そして、認知症末期の父(マッソー)の面倒を孤軍奮闘して見ている次女(メグ)。
それぞれが離れて暮らし、メグのところにあれこれと言ってくる。頭にくるメグ。
いよいよ父親が死の床に付き、3人が集まる。枕元で昔の女優の名前が思いだせない3人の
会話に、父親が一言「ジューン・アリスン」。と正解を言って事切れる。

父が無くなって初めて大人になった娘3人はお互いを理解し合い始めたのだった。これは父を
介在とした3姉妹再生のお話なのか?そんなような雰囲気だが、なんでダイアンはこの映画を
撮ったのだろうか?判らんなあ。
ウォルター・マッソーの遺作になったのだそうだけど、これじゃあ、彼の経歴に傷がついたと
言われても仕方が無いな。IMDbでも4,2/10の評価だから、平均点に満たないということだよね。

登場する役者さんに特に興味がなければ敢えて見る必要のない映画と私は思いましたが・・。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-04-17 23:00 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

扉をたたく人 The Visitor

●「扉をたたく人 The Visitor」
2007 アメリカ Groundswell Productions,Next Wednesday Productions,
Participant Productions, 104min.
監督・脚本:トム・マッカーシー
出演:リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス、ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ他
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<感想>
いい映画を観たなあ、といういい感覚を味わえた。日本では単館上映になった類の映画
だろうが派手さも、人気俳優のキャスティングも無いが、しみじみと静かに心に沁み入る
タイプの作品だ。

最後のカタルシスをどこに求めるかに寄るが、事象としては何も解決せずに終わっていく。
しかし、ラストシーンで主人公の大学教授が地下鉄でドラムを打ち慣らす光景は、
映画の主張を一気に表しているようであり、彼の怒り、起きた事件の不条理、愛する人と
別れなければならない哀しさ、そして彼の次へのアクションの決意・・・そんな所までを
表出していた。
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編集が上手い。久々に編集を意識して観た映画だった。撮影もパーンやドリーを多用せず、
カットを積み重ねて物語を紡ぐのだが、それがまた映画の趣味に合っていて、気持ちよい。

ストーリーも非常にシンプルで判り易く、観客も自己移入しやすいのではないか。それにしても
リチャード・ジェンキンスの演技(アカデミー主演男優賞ノミニー)は素晴らしいの一言。

妻を失ってから日々何の変化も求めず、何の感動も覚えず、大学の講義は20年間同じこと
の繰り返し。せっかく習っていたピアノも止めてしまう。(ピアニストだった妻を忘れたく
ないという気持ちもあったのだろう)
そんな死んだような暮らしのウォルター・ヴェイル教授に、大きな変化が起きるのだ。

<ストーリー>
そのウォルター教授、自分が書いたのでもない論文の発表のために大学のあるコネチカットから
NYに出向く。NYに借りてあるアパートに行ってみると、人が住んでいる気配が。
そこにはシリア人のタレクとセネガル人の恋人ゼイナブが暮らしていた。びっくりする
ウォルターだったが、彼らは友人に騙されて入居したらしい。二人は不法移民だったため
警察に通報されることを恐れ、争いもせず退去して行く。

しかし、その晩泊るところも困るだろう二人を、ウォルターは自分のアパートに泊めることに
した。タレクはジャンベと呼ばれるアフリカンドラムの奏者で、ライブに行ったりして金を
稼いでいた。ゼイナブは自分でアフリカンアクセサリーを編んで路上で売る生活。
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ウォルターは、タレクの叩くドラムの響きに次第に心を惹かれ、タレクに教えてもらいながら
ドラムの練習を続け、セントラルパークで、皆の前で叩けるまでになった。
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そんな折、地下鉄に乗るときに無賃乗車のように思われたタレクは、警察に拘束され、不法
移民であったため、入管に拘束されてしまう。ウォルターは弁護士を雇い、何とかタレクを
釈放するように努力するが、9.11以降不法入国については国は厳しい姿勢を貫いており
思うようにまかせない。
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ウォルターはコネチカットに帰らなくてはならなかったが、NYにい続けてタレクに毎日面接
に行っていた。そのうち、タレクの母親モーナが、息子と連絡がつかなくなっていることを
心配してNYにやってきた。ウォルターは訪ねてきたモーナに事情を話し、暫くはここに
滞在するといい、と提案した。母は身分上、面接に行くことが危ないので、ウォルターが
母の手紙を持って面接に通ったりしていた。しかし事態は少しも好転しない。

その間、ウォルターとモーナはブロードウェイに「オペラ座の怪人」を観に行ったりして、
モーナの無聊を慰めていた。二人の気持ちが接近していることが判る。
結婚しちゃえばモーナはアメリカ国籍になり、息子も国籍を獲得できないのかなあ、などと
思いながら観ていた。
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ある日突然、タレクが移送された、という情報が入る。ウォルターはモーナと急いで拘置所に
駆けつけるが、タレクはその朝シリアに強制送還になったという。

「私たちはなんて無力なんだ!」と怒りを爆発させるウォルター。そこにはつい1カ月も前の
死んだような老教授の姿は無かった。モーナもウォルターと一緒に居たいと思うようになった
のに、やはり息子のいるシリアに帰るという。帰れば二度とアメリカには戻れない。
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母は過去に息子に来た難民申請に伴う出頭通知を本人に黙って捨ててしまったため、彼は
不法滞在になってしまったのだった。しかし9,11まではそれでも普通に生活が出来ていた
のだった。あの事件が、彼らの生活も変えてしまったのだし、ウォルターにも悲劇をもたらした
のだ。だが、タレクに出会わず、彼が強制送還される事態にならなければ、ずっと心を閉ざした
人生が続いていたのだろう。

淡々とストーリーが展開する中にも、映像やドラムの音で、感情を演出している。ハドソン湾
から観たNYの夜景が、「ああ、あのあまたの灯りの下にも同じような悲しみや不条理が
たくさんあるのだろうなあ」と思わせる。
騒がれなかった?が完成度の高い作品だと思った。今年観た映画の中の高評価作品に間違いなく
入るものだ。
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by jazzyoba0083 | 2010-04-17 17:40 | 洋画=た行 | Trackback(2) | Comments(0)

訴訟 Class Action

●「訴訟 Class Action」
1991 アメリカ Interscope communications,20th Century Fox,110min.
監督:マイケル・アップテッド
出演:ジーン・ハックマン、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、コリン・フリールズ他
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<感想とストーリー>
「60年代以降、弱者たちの弁護に人生を捧げ英雄視されてきたジェディダイア・タッカー・
ウォード(ジーン・ハックマン)は、全米有数の自動車会社アルゴの自動車メレディアンを
欠陥車として訴訟を起こそうとしていた。
一方、ウォードの娘マギー(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)も父と同じ弁護士の
道を歩んでいたが、父が世間の名声とはうらはらに女性関係で母エステルを泣かせてきた
こともあり彼を憎み、父娘の間には深いミゾがあった。

マギーはアルゴの顧問弁護士でもある業界有数のクイン法律事務所に勤めており、この
メレディアン訴訟の裁判を出世のチャンスと考え、上司であり恋人でもあるマイケル・
グレイザー(コリン・フリールズ)に頼み込み、これを担当することになった。
やがて裁判が開始され、父と娘は法廷で激しくやりあうが、その争いにショックを受けた
エステルは脳血栓で倒れ、他界してしまう。その死をきっかけに父と娘は心を通い合わせるが、
ひとたび仕事のこととなると激しい口論となった。

だがマギーは、メレディアンの設計チームの1人、パベルから車は欠陥車であり、そのことを
上司に報告したが当時の顧問弁護士であったマイケルが事実をもみ消していたことを知る。
さらに全欠陥車を回収修理するより裁判での費用が安く済むので回収しなかったという大企業の
人命軽視の考え方を知り、マギーは激しい怒りを覚え、正義を貫いてきた父の立派さにあら
ためて気づいた。事件の核心に迫る裁判当日、ついにマギーはマイケルらを裏切り、父の味方に
つく。父娘は和解し、裁判は原告側の勝訴に導かれるのだった。」(goo映画)

片や大企業の味方の大法律事務所に所属する娘。片やあくまでも弱者のため、正義のために
報酬や名誉のことはさておてい裁判に臨む父。双方弁護士である。
巨大な自動車メーカーの欠陥を押し隠そうと手段を選ばない顧問弁護団。証人を立てて欠陥を
立証しようとする父。
決定的だったのは、娘マギーの恋人はアルゴ社との裁判で、原告側の弁護士がマギーの父だと
知って、彼女を籠絡しようとして接近したようだ、と気づいたこと。その恋人に指示された
アルゴ社の欠陥を示す資料を隠匿しろ、と命令されたこと。彼女はその通りにするが、
ラスト、保険金と修理代を計算する「計算屋」を召喚、彼にメレディアンの欠陥を示す文書を
見せられたか、と問われると、彼は「はい」と。これで被告側が文書を隠匿したことがバレて
しまったのだ・・・

法廷劇としてはやや甘いところがあるが、ジーン・ハックマンの演技に大いに救われていた。
娘役のマリー・エリザベスは、どこか「ペリカン文書」のジュリア・ロバーツを彷彿とさせる。
そんなイメージがダブるのか、最近はパット・オコナー夫人として落ち着いてしまっている
ようだ。現代の「Class Action」とは集団訴訟手続きのことで日本にはない裁判形態のようだ。
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by jazzyoba0083 | 2010-04-14 23:15 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

「ラブ・ダイアリーズ Definitely,Maybe」
2008 イギリス・アメリカ・フランス Universal Pictures,Workin Title Films,Studio Canal,112min.
監督・脚本:アダム・ブルックス<日本劇場未公開>
出演:アラン・レイノルズ、アイラ・フィッシャー、デレク・ルーク・、アビゲイル・
   ブレスリン、レイチェル・ワイズ、エリザベス・バンクス、アダム・フェラーラ他
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<感想とストーリー>」
「離婚する妻との馴れ初めを娘に聞かれた父親が3人の女性との物語を語り、誰が
母親だったかを推理させる親子のハートフルなやりとりを描いたロマンティック・コメディ。

 ニューヨーク、マンハッタン。別居中の妻から離婚届けを突きつけられたウィル。
ある日、離婚を思いとどまって欲しいと願う小学生の娘マーヤから妻との馴れ初め話をせが
まれる。仕方なく物語仕立てで話すことにしたウィルは、そのストーリーに登場する3人の
女性のうち、マーヤの母親になったのは誰かを彼女自身に推理させることに。

時は1990年代。学生時代からの恋人エミリーとの結婚を決意するウィル。次に出会った
のはクリントンの選挙事務所で同僚だったエイプリルで、彼女とは親友のような関係になる。
そして3人目の恋人サマーはエミリーの友人でもあった。そんな複雑なウィルの恋愛遍歴を
聞いてどれが本当の母親か、ますます解らなくなるマーヤだが…。」(allcinema)

まずは、大学時代にぞっこんだったエミリー。NYでクリントン再選運動に身を投じるウィルに、
エミリーは、親友のサマーにある書籍のようなものを渡すように頼まれる。
クリントン選挙本部でコピー係りをしていたエイプリルと知り合う。彼女のキーワードは
「ジェーン・エア」。
父が贈ってくれた、寄贈文が入った本を探していて、机の上にはジェーン・エアが一杯。
サマーは、大統領の演説分も書く大作家と恋人関係。その3人の誰かがマーヤのおかあさん
なのだ。
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三者三様の女の子で欠点もあれば魅力もある。そんな三人にそれぞれ気を惹かれていくウィル。
そしてその恋は、それぞれの事情で成就しない。
結局、マーヤのママは大学時代の恋人で真剣に結婚を意識したエミリーだった。マーヤもそう
じゃないかと思っていた。
しかし別居は成立していしまい、マーヤは母の元へ。ウィルのしょげている姿を見ていられ
ないマーヤはエイプリルとの恋の仲立ちをするのであった。ずっと手元にあった、彼女の父が
エイプリルに贈ったジェーン・エア(古本屋で偶然見つけた)を持って・・・。

ウィルを演じるアラン・レイノルズが今ひとつメジャーでないし女優陣もレイチェル・ワイズ
はいるけど、いまひとつ、「ということでビデオスルーになってしまったようだ。でも、内容は
ほのぼのしていていい感じで見ることが出来た。お父さんと小さい娘、とう設定が良かった。
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子役マーヤを演じたアビゲイルは「恋するレシピ」ではキャサリン・ゼタ・ジョーンズと「幸せの
1ページ」ではジョディ・フォスターと競演している今売り出し中の若手だ。すぐに大きく
なってしまうけどね。この子の役割が映画をとてもいい感じに仕上げているとおもう。脚本も
手がけたアダム・ブルックス、次はも少しメジャーな俳優をキャスティングして作ればいい
映画を作れるのじゃないかな。
ウィルと3人の女性を演じた俳優陣も個性を発揮していて、良かったと思う。この作品、もっと
たくさん見られてもいい映画じゃないかな。ラブコメと割り切ってね。
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by jazzyoba0083 | 2010-04-13 23:30 | 洋画=ら~わ行 | Trackback(1) | Comments(0)