●「オープン・ウォーター2 Open Water2」
2006 ドイツ 94min.
監督:ハンス・ホルン
出演:スーザン・メイ・プラット、リチャード・スパイト・Jr.、ニクラウス・ランゲ、アリ・ヒリス他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>

短く単純な映画ゆえに、よく印象に残る。いい悪いは別として。そりゃ、大型ヨットから
はしごを掛けずに海に飛び込めば、這い上がれなくなるわなあ。
そのあたり、普段の暮らしの中でも置きそうな、ドジが、命を奪う事態にまで悪化する
顛末を描く。殆どがヨットの回りの海で進行するので、低予算だということは判るが
ストーリーの面白さで、結構楽しめました。突込みどころは数々あるけど。

高校の時の仲良しが、再び集まることに。友人の中の1人が成功して、ヨットを繰り出し、
その船上で楽しもうと誘ったのだ。
集まったのは、小さい赤ちゃんのいる夫妻(旦那は高校時代の仲間ではない)、女性と
男性、ヨットの持ち主の男性とそいつがヨットに引っ張り込んできた若い女性の6人。

主人公となるママのエイミーは、子供の頃に父親と海で遊んでいて何かわからないけど
事故にあい、父親が水死する、というトラウマがあり、1人だけライフジャケットを
つけての乗船だった。

ヨットの持ち主であるダンは投資家をやって成功したといい、軽くて調子がいい。
そのうち、海に入って遊ぼうということになり、みな、船上から海へと飛び込む。
ダンも嫌がるエイミーを抱えて海に。

全員が海に入った時、誰かが気が付いた。梯子が無い。どうやって遥か上のヨットの
甲板に這い上がるのか?バカだなあ、と思うですよ。そのあたりの日常のドジが
生死を分ける恐怖を生むことになったのだ。
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最初は飛び上がったり、船尾の星条旗に飛びつこうとして失敗したり、全員の
水着を脱いで繋ぎ合わせて、甲板のデッキロープに引っ掛けようとしたが
ことごとく失敗。そのうちパニック気味だったダンの彼女ミシェルが溺死。
そりゃ、ライフジャケットをつけていない人たちはずっと立ち泳ぎをしているんだから
疲れるわなあ。

また、船の周りを調べてくるといって、ナイフをもってヨットの回りを泳いでいた
エイミーの旦那ザックは、ナイフを落としてしまい、それを慌てて取りに行き、
息が苦しくなって慌てて浮上したところ、スクリューシャフトに頭をぶつけ、
頭の骨を折って重傷となった。

もう1人、冷静だったローレンは、このままでは解決にならないと、単身陸を目指し
泳ぎ始めた。

こうした事態にダンは、このヨットは自分の物じゃなく、自分は成功なんかしてない
しがない従業員だ、と告白。 頭のキズがもとで結局死んでしまうザックに対し
俺が死ねばよかったのだ、と後悔する。

しかし、水中メガネのガラス部分を、ヨットのボディの隙間に差込み、そこを
足場にして、エイミーがヨットによじ登ることに成功した。
ヨットの中ではおなかをすかして泣いていた赤ちゃんがいたのだ。母は強し!
まずは電動の梯子を水面に降ろす。

そして、海にいたダンを探すが、ダンは自責の念から自ら海で死のうとしている
ように見えた。浮き輪を投げるエイミー。さらには再び海に飛びこみ、
ダンを助けようとする・・・・

そして夜が明けた。近寄る老人の乗った漁船。その目には誰も乗っていない
大型ヨットが・・・。
誰も居ない・・・・。しかしラストカットにはエイミーが裸で甲板に突っ伏した
ダンを足元において立ち尽くす姿が描かれていた・・・。

ラストはどういうこと?エイミーは助かり、ダンは結局引き上げたけど、絶命した
ということ。1人で甲板には引き上げられないから、甲板まではダンは自力で
這い上がったのだろう。そこで絶命?まだ生きている?
そのあたりよく判らなかったなあ。それと幼い頃の父親の水死事故は何が原因
だったのか。泳いで陸地を目指したローレンは・・・、まあ無理だったろうあ。
などと突込みどころはあれど、まずは94分飽きずに見ることができた。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-10-28 22:50 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)

●「The 4th Kind フォース・カインド」
2009 アメリカ Universal Pictures,Gold Cicle Films,99min.
監督・脚本:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョヴォビッチ、ウィル・パットン、イライアス・コティーズ他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
宇宙人との接触を「二セ・ドキュメンタリー」構造で描くサスペンスSF。
「ブレアウィッチ・プロジェクト」系のストーリー仕立て。実話に基づいているような
雰囲気をこれでもか、という位に真実味を帯びさせて観させる。私は何か迫力ある
「偽ドキュメト画像」が真に迫っていたので、「これって、ホントに偽物だよな・・・」と
どこか、騙され気分で見てしまったので、とても気分が悪かった。初めから徹底した
偽物、と判っていて、気分よく騙された方が印象が良かった。
良く考えれば、収録のビデオが肝心の時にちゃんと映って無いとか、解せない部分は
たくさんあり、つっこみどころも沢山あるのにな。最後の最後まで、タイラー博士の娘が
「いまだに行方不明」というところで出される本物っぽい少女の写真、ロールのバックで
音だけ流れるUFOの目撃証言の寄せ集め、ホントに良くできた偽物です。

「タイラー博士を演じるミラ・ジョヴォヴィッチです・・・」とか言って始まっちゃうしね。
この手の映画は、気分よく騙されてあげられるか、「あ、ウソつかれた」と気持ち悪いかに
別れるのでしょうね。私は後者でしたけど。

要するに、心理学者で、宇宙人との「第4種」遭遇=異星人による拉致を信じている
タイラー博士が、実際のオスサンミ監督のインタビューに答えていくという形をとる。
旦那は誰かに(宇宙人に)殺されたと信じている。そして娘も行方不明になるのだが、
これも宇宙人にさらわれたと信じている。
また博士をみはっていた警官も実は、博士の家の上空に現れた物体に博士と娘が拉致されたのを
目撃していたのだ。

回しているビデオは肝心の所で必ず画像が乱れ、またシュメール語のような音も入っていた
りするのだ。

かくして「信じるも信じないもあなた次第」ということで映画は終わっていく。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-10-28 22:30 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「素顔のままで Striptease」
1996 アメリカ Castle Rock Entertainment,115min.
監督・脚本:アンドリュー・バーグマン
出演:デミ・ムーア、バート・レイノルズ、アーマンド・アサンテ、ヴィング・レイムス他
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<評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
この年のラジー賞を総なめにした作品(後で知ったのだが)を、ここに書くか、悩んだけど、
防備録なんで、一応記すことにした。
見始めてしばらくして、もう、「なんつー映画だ、こりゃ」の雰囲気がバリバリ。止めれば
いいじゃん、とおっしゃるかもしれないが、私よほどのことが無い限り、観始めた映画は
途中で止めないんです。

デミ・ムーア、34歳、渾身の裸体披露であります。が、なんか美しくないんだなあ。
彼女はこのあたりからあたりの映画に出演が叶わなくなっていく。
こんなダメダメ映画に出てちゃいかんなあ。ストーリーも全然なってないし、サスペンス
なのかコメディーなのか、サスペンス・コメディーなのかも中途半端。

酒とクスリに溺れたダメ旦那と結婚しちゃって、小さい女の子がいるエリンというストリッパー
が主人公なのだが、旦那の悪行で、FBIマイアミ支局の秘書という職もくびになってしまい
さらに、」娘の親権はなぜか、旦那に。

で、生きていくためとストリッパーになるのだが(極端だよなあ)、ある日小屋にやってきた
上院議員(レイノルズ)に気に入られてしまう。 この議員は地元の砂糖産業のボスの
いいなりになっているようなこれまたダメ議員。選挙が近いのに、ストリッパーに入あげて
しまっている。エリンのファンである男が、議員の弱みを握っているから、何とかしてあげる
というが、死体で発見される。

最後は娘を取り返し、議員も砂糖のボスも滅びるという図式だが、彼女がストリッパーを
やめたかどうかは判らない。ガルシア刑事もいい人なのにロマンスに発展するわけでも
ないしね。

くだらない映画の割には長い(デミの踊りのシーンが無意味に長いんだな)。
4,000万ドルの予算を回収できなかった、ダメ映画の典型であります。デミの脱ぎ代だけで
1,250万ドルだってさ。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-10-20 22:55 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

●「ベッドタイム・ストーリー Bedtime Stories」
2008 アメリカ Walt Desney Production 100min.
監督:アダム・シャンクマン  原案・脚本:マット・ロペス
出演:アダム・サンドラー、ケリー・ラッセル、ガイ・ピアース、ラッセル・ブランド、リチャード・グリフィス他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
ディズニーならではのファミリー向けファンタジー映画だ。故に殺人も血も出てこない。
とはいえ、大人が見てもそこそこ面白い。特に主人公アダム・サンドラーが、新しい
ホテルのプレゼンテーションをするときに、舌を蜂に刺されて、舌が腫れてしまい、
舌を出したまましゃべるのをラッセル・ブランドに通訳してもらい、コンペに勝利する
ところ。ここは大爆笑させてもらいました。

物語は、主人公スキーター(サンドラー)の父が自分のモーテルを作って子供たちと
頑張ってきたが、経営者としてはダメな父は巨大なホテルに体よく乗っ取られてしまうところ
から始まる。

「“ベッドタイム・ストーリー”、それは大人が子どもを寝かしつけるときに語って聞かせる
物語。ある日、姉ウェンディの子どもたちを預かるハメになった独身男のスキーター。
夜、幼い姉弟にお話をねだられ、自分を主人公にした思いつきの物語を語り始める。
ところが、子どもたちは話を横取りして勝手に物語を進めてしまう。
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すると翌日、子どもたちが語った奇想天外な出来事が現実となってしまうのだった。
以来、毎夜子どもたちにベッドタイム・ストーリーを操られては、絶体絶命のピンチに
遭遇してしまうスキーターだったが…。」(allcinema)

物語なので何でもありのハチャメチャなストーリーが展開されるのだが、中世の王国
物語あり、(赤い跳ね馬がフェラーリで、これが現代につながってくるのは子供には
判りづらいかもね)スターウォーズもどきの宇宙ものあり、VFXも駆使されて、描かれ
ていく。最終的にはメガ・ホテルの新築コンペに勝ったスキーターは、その建築用地が
姉の子供たちの通う学校を買い上げての事だとしり、バイクを失敬して現場に
駆けつけ、爆破寸前で止めたのだった。
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結局スキーターはおやじさんの名前を付けた小ぢんまりしたモーテルを作ったの
だった・・・。御伽噺なので、ご都合主義万点なのはご愛嬌。またそれを楽しむのが
こういう映画の作法なんだろうね。
肩こらず見られる、そこそこ面白い映画ではありました。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-10-19 22:50 | 洋画=は行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「幸せのきずな Flush of Genius」 日本未公開
2008 アメリカ Universal Pictures,Spyglass Entertainment,119min.
監督:マーク・エイブラハムズ 原作:ジョン・シーブルック
出演: グレッグ・キニア、ローレン・グレアム、ダーモット・マローニー、アラン・アルダ他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
自動車の間欠ワイパーの発明の後ろに、こんな実話があったなんて知らなかった!
私としては、とっても面白く観たので、劇場で公開されていないことが信じられなかった。
話が地味なのかなあ。みんな興味のあるテーマだと思うし、家族愛の映画であり、法廷映画
でもあり、2時間、飽きることなくテンポよく展開するストーリーも良い。
俳優は地味目な人たちで(これだから未公開かな?)あるが、映画の面白さにそれは全く
関係なく、むしろHBOが作る優秀なテレビ映画のような趣さえ感じた。
歴史的事実とはいえ、フォードが負けた裁判の映画。日本でトヨタが同じような裁判を
起こされたら、映画になるかな。ならないだろうなあ。これがアメリカの凄いところだと
思う。

<ストーリー>
今では誰でも知っているクルマの間欠ワイパー。これにアメリカで初めて試作機を作ったのは
カーンズという大学の電子工学の教授だった。彼は自動車部品工場を経営する友人や
仲間の学者とともに、試作機をフォードに売り込みに行く。もちろん特許をとって。
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そもそも彼が間欠ワイパー(彼はまばたきワイパーという)を思いついたのは、結婚式の
時に膝に挟んで抜いたシャンパンのコルクが目に当たり弱視となり、ある雨の日曜日教会からの
帰り道、ワイパーも目のように瞬いたらいいのにな、と思いついたのだった。
発明家でもあったカーンズは独自のアイデアで間欠して動くワイパーを完成させたのだった。

彼には妻と6人の子供がいた。これが売れれば自分で工場を作り、カーンズ・コーポレーション
を立ち上げる夢を見ていた。

友人とフォードに行くと、フォードは大変興味を持ち、国の審査を通すためにワシントンに
持っていく試作品をもってきてくれ、と依頼する。その通りにするカーンズだったが、
しばらくすると、フォードから「間欠ワイパーには興味が無くなった」との連絡が入る。
工場用の巨大な建物も準備していたというのに。
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そして暫くすると、フォードの新型車に間欠ワイパーが華々しく付いて登場した。自分の
アイデアが盗まれた、と怒ったカーンズはフォードに抗議し、裁判に持ち込もうとするが
周囲の誰もが、巨大企業を相手に訴訟を起こすのは無謀だ、と反対する。
そんなこともあり、カーンズはノイローゼになってしまった。病気は治り、家族ももう訴訟
なんて諦めたのか、と思っていたら、カーンズは、正式に弁護士を雇って提訴することに
したのだった。この弁護士はフォードから40万ドルの和解金を引きだしたが、カーンズは
金の問題ではない、この正義をなさずして子どもに正義のことなど言えない、と一人でもたち
向かう決意だった。やがて弁護士も降りてしまう。さらに6人の子供を抱えて失業し、この先の
見通しも立たないと、妻は彼のもとを去っていく。

しかし、1人でも法律を勉強し、フォードを相手に正式な裁判を起こした。弁護士を雇う金は
無いので自分が自分の代理人を務めることに。そして裁判が始まった。
成長し大学生になっていた長男をはじめとして子どもたちも手伝ってくれた。フォード側は
ついに3000万ドルで和解しないか、と誘ってきた。カーンズは子どもたちにも意見を聞くが
「パパがんばって」だった。
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そして、陪審員たちが出した判決は「フォード敗訴」1010万ドルを支払え、というものだった。
正義を貫き通して12年が経っていた。勝ちはしたが、妻は戻ることはなかった。カーンズに
とっては寂しい勝利であった・・・。

家族のきずな、裁判劇、そして間欠ワイパーと、焦点が絞られていて判り易く、また12年を
いいテンポで描く。歴史的事実なので、下駄をはいてはいるが、それにしても良く描いたと
思う。どうしても余計なエピソードを入れたがるのだが、2時間弱に絞り込んだ監督と
編集を買いたい。機会があれば是非見ていただきたいお勧めの一作である。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-10-16 22:55 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

●「ウェディング・プランナー The Wedding Planner」
2001 アメリカ Columbia Pictures Corporation, Dee Gee Entertainment、103min.
監督:アダム・シャンクマン
出演:ジェジファー・ロペス、マシュー・マコノヒー、ブリジッド・ウィルソンほか。
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
テレビドラマでやればいい、と思うようなラブ・コメディー。舞台はサンフランシスコで
結婚式場で頻繁に出てくるのはナパバレーだと思うんだけどせっかくの景色が活かしきれて
ない。ストーリーは陳腐。だけど、ラブコメの時はいつも書くのだけど、この手の映画は
どうのこうのと言ってみるものではないので、お好きなかたは面白く見られるのじゃないで
しょうか?

6年前に振られて以来、結婚から遠のいてウエディング・プランナーになったメアリー
(ジェニファー)は、顧客獲得率の高いやりてのプランナーで、共同経営者までになった。
その彼女が次に手掛けるのは大会社社長令嬢のフランの挙式。

そんなある日、道を歩いていたメアリーはマンホールのアナにハイヒールの踵を突っ込んで
しまい、タクシーが接触したゴミ箱が坂道を下って来て、あわやというときに突っ込んで
助けてくれたのが小児科医のスティーブだった。
失神してしまった彼女を病院に連れて行き検査し、そして公園に古い映画を観に行き、ダンス
までする。お互いに惹かれ合った瞬間だ。
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しかし、仕事に戻ると、実はフランの婚約者こそ、あのスティーブであったのだった。
ショックを受けるメアリー。彼女の父親はイタリア系のマッシモという青年を当てがって
結婚させたがっていた。

自分のクライアントに惚れてしまうとは・・・。プロとして情けない、と気持ちをふっ切り
二人の挙式の準備に精を出すメアリーだったが、どうもすっきりしない。
やがてフランとスティーブの結婚式がやってくる。この二人も大学時代からの腐れ縁で
ホントに結婚すべきがお互いに悩んでいたのだ。そんな花嫁をなだめ、自分はマッシモの
プロポーズを受けて、市役所で結婚することに。

スティーブはやはり自分の結婚はおかしいと、フランと話し合い、フランも納得。その足で
市役所に向かう。そのころ市役所の神父の前で、「この結婚に異議のあるものは名乗りでよ」
と神父が言うと、父親やおばあちゃんたちがみな反対する。びっくりするメアリーと
マッシモ。父親も、娘の目に幸せが宿っていないことを理解したのだ。マッシモもしかり。

そこにスティーブがやってきた。式は中止になったと聞き、またマッシモは、彼女が愛して
いるのは君だよ、という。スティーブは、あの事故の日、二人で映画を観た公園に急ぐ。
やはりメアリーはそこにいて・・・。二人は真実の愛を確かめ合うのだった。

今から9年前のジェニロペが可愛い。彼の前で思いつめて身もだえするシーンはホントに可愛い。
マコノヒーは相変わらずパンチ不足だなあ。
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ガールズ・ムーヴィーだと思うので女性軍にはいいかも。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-10-14 23:10 | Trackback | Comments(0)

●「ヒットマンズ・レクイエム In Bruges」
2008 アメリカ・イギリス、Blueprint Pictures, Film4, Focus Features 107min.
監督・脚本:マーティン・マクドナー
出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、レイフ・ファインズ、クレマンス・ポエジー
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
独特のタッチを持ったスパイ映画。ちょっと可笑しさがあると思うと、結構グロだったり、
ちょっと古いけど月形龍之介の演技を観てるような感覚を覚えるストーリー展開。
その独特さユニークさ故に、この年のアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、コリンと
ブレンダンはゴールデングローブを獲っちゃっている。IMDbでも8ポイントを超える
高評価だ。

しかし、私には「不思議な作品だなあ」とは思えたが「面白かったか」といわれると
そうではない。終わりまで引っ張る力を持っている作品であることは確かということは理解
できる。好きな人にはたまらない作品なので、あくまでも私の価値観として、とお断りして
おこう。この良さがどうして判らないの?といわれても、ねえ。
日本で劇場公開しても客は入らないだろうなあ、と思ったら日本劇場未公開でした。

邦題は良く付けたと思うが、安っぽいスパイ映画みたいになっちゃった。本作のニュアンス
は原題の「ブルージュにて」のほうが良く合うと思う。
コリン・ファースのへの字眉毛がドジな新米スパイにピッタリ。ブレンダンも、くたびれた
相棒で良い味を出していた。

それと舞台となるベルギーの世界遺産都市ブルージュが、冬場なので殆ど青空なしで
映されているが(本当は綺麗な中世都市なんだけど)コリンが「クソな街だ」とののしる
感じが出てたと思う。
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ストーリーは極めて簡単で、イギリスの殺し屋2人組。コリンとブレンダンはベルギーの
美しい街ブルージュにやってきた。ここでコリンはボスからの指示である神父を殺すのだが
神父の向こうにいた少年まで射殺してしまう。彼はこの事がずっと心に引っ掛かり、
鬱々としてした。そんな折、ブレンダンにボスから指示が。それは少年を殺したことは筋が
通らないと激怒したボスが、コリンの殺害だった。

コリンのいる公園にサイレンサー付きの銃を片手に行ってみると、いましもかれは銃で自殺を
する寸前。あわてて止めにはいるブレンダン。
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二人は、もう殺し屋をやっていることが嫌になってしまっていた。そしてブレンダンは
コリンがブルージュで作った彼女と何処かへ消えろ、という。そしてボスにコリンの殺しには
失敗しました、もうやりません。と宣言してしまう。するとボスは自らブルージュに乗り込み
ブレンダンを督促してコリンを探し、自ら射殺しようとする。
コリンは一旦汽車にのってブルージュを離れたのだが、再びブルージュに舞い戻り、恋人と
いちゃいちゃしていた。

やる気のないブレンダンに対し、鐘楼に上ったボスは彼の足を撃つ。そして鐘楼の真下の
カフェにコリンがいることを知り、急いで降りる。何とか警告したいブレンダンは鐘楼の
縁まで這っていくが下は霧で見えない。そこでポケットにあった小銭を上からばらまく。
そうして注意を集めておいて、身を投げた。気が付くコリン。近寄ると、ブレンダンは俺の
銃を持てという。しかし落下の衝撃で銃は壊れていた。

そこにボスが。躊躇なく、「子どもを殺してしまったこと」を償わせるためために
容赦なく、コリンに何発も銃をぶちこむ。
だが、そのボスもコリンの向こうにいた、子ども(実は映画の撮影に来ていたアメリカ人の
小人)を殺してしまう。 筋が通らなくなったボスは、コリンの「あいつはちがう・・」という
最後のセリフも聞かず、自分の口に銃をあてがい引き金を引き死んでしまう。

結局みんな死んじゃうんだな。何が言いたかったのか、不条理を描きたかったのか?
結局良く解りませんでした。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-10-13 23:15 | 洋画=な行 | Trackback | Comments(0)

●「湖のほとりで The Girl by The Lake」
2007 イタリア 95min.
監督:アンドレア・モライヨーリ 原作:カリン・フォッスム 
原案・脚本:サンドロ・ペトラリア
出演:トニ・セルヴィッロ、ヴァレリア・ゴリノ、オメロ・アントヌッティ、
ファブリツィオ・ジフーニ他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
イタリアのアカデミーといわれる賞を10も獲った映画、という触れ込み立ったので
観てみた。結果、よく判らなかった。カンヌ系の映画は苦手なのだが、本作も
そのような映画で、いかにもイタリアっぽい理屈映画な感じを受け、たかが1時間半だった
けど、長かったなあ。「こころの動き」「視線の演技」みたいな具合なのだろうか。

導入は、北イタリアのある村で1人の少女が失踪する。湖のそばに住む、少々頭の弱い男の
誘いで男の家に遊びに行っていたのだ。少女は無事に家にもどる。これが事件の始まり
ではなかった。ついで、その湖畔で全裸の娘アンナの遺体が発見される。首に絞められた
跡があり、殺人事件として捜査が始まる。

ここから主人公は捜査担当のサンツィオ刑事になる。彼はアンナと関係している人を次々と
捜査していくが、それぞれがそれぞれに問題を抱えている個人の事情が明らかになっていく。
まず当然第一発見者で、裸体に自分のコートを掛けた、少女を誘い出した男やその父
(車椅子)が疑われるが、動機が薄い。次に疑われたのは、恋人。こいつが一番怪しいく、
ついには逮捕されてしまう。しかし、彼とて犯人ではない。そのうちに、アンナは処女であり
なおかつ、余命いくばくもない脳腫瘍を煩っていたことが判明する。
アンナがベビーシッターをしていたアンジェロが死亡する、という事件が起きていた。
刑事はその両親に事情を聞く。実はアンジェロは両親にとって手に余る子供であり、父は
ソファで口を押さえて殺したのだ。それを家の外でアンナは見ていた。さらにこの父は
アンナと愛人の関係にあった。(身体の関係の無い)。この父は我が子殺しを見られた
アンナを生かしておくわけにはいかなかった・・・・しかし・・。
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ストーリーと感想は「佐藤秀の徒然幻視録」ブログが良くまとまっているので

こちら
をご一読いただきたい。(佐藤さん勝手にリンクしちゃいました。お許しください)

私にはなんか中途半端な映画で、エンディングも気に入らなかったが、この手のミステリが
好きな人にはたまらないだろうし、イタリアで賞も獲るんだろうなあ。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-10-12 22:50 | 洋画=ま行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「セントアンナの奇跡 Miracle at St.Anna」
2008 アメリカ 40 Acres & A Mule Filmworks, On My Own, Rai Cinema、160min.
監督:スパイク・リー  原作・脚本:ジェームズ・マクブライト
出演: デレク・ルーク、マイケル・イーリー、ラズ・アロンソ、オマー・ベンソン・ミラー
   ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ ヴァレンティナ・チェヴィほか
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
現実にあった話をベースにした映画で、ファンタジーの要素も入っている。この手の映画、
割と好きです。しかし、戦闘シーンなど、カットできる場所も多く、長すぎ、というのが
多くの方と一緒の感想。スパイク・リーの戦争映画、ということで期待して観ましたが、
掴みはOK、中だるみ、ラストは割と陳腐、って感じ。でも、全体として面白く見ることが
できました。長い割に、肝心の裏切ったパルチザンの心の動きはほっぽらかしなんで、
イマイチ締りがない映画になっていたこと。
彫像を持ち歩く「巨大なチョコレート」役のオマー・ベンソン・ミラーは、みなさんの指摘
どおり、フォレスト・ウィティカーにそっくりである。
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<ストーリー>
「社会派の名匠スパイク・リー監督が史実をヒントに綴られた同名小説を映画化した戦争
ドラマ。第二次大戦下、イタリア・トスカーナに送られた米軍黒人部隊“バッファロー・
ソルジャー”に焦点を当て、皮肉な境遇に置かれた黒人兵の葛藤と彼らが体験したひとつの
奇跡を、史実を織り交ぜミステリアスかつ感動的に描き出す。
出演は「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー」のデレク・ルーク、
「7つの贈り物」のマイケル・イーリー。
 
 1983年のニューヨーク。ある日、郵便局に現われた男性客を定年間近の郵便局員が
射殺する事件が発生。そして犯人の男ヘクターへ殺人の動機や被害者との関係を追及する中、
彼の部屋では歴史的に重要なイタリアの彫像が発見される。
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そんな不可解な事件の謎を解く鍵は、1944年のイタリアまで遡るのだった――。
第二次大戦下、アメリカ軍の黒人だけで組織された部隊“バッファロー・ソルジャー”は、
イタリアの最前線でナチスと戦っていた。そのさなか、無線兵でイタリア語が堪能なヘクター、
リーダーのスタンプス、自分勝手なビショップ、心優しいトレインの4人は、アンジェロと
いう少年を救ったため部隊とはぐれ、敵陣で孤立してしまう。やがて、アンジェロの手当ての
ため、トスカーナの小さな村へ身を寄せる4人。そこで、彼らと村人たちとの間には、
人種や言葉の壁を越えた交流が芽生えていくのだった。だが、そんな心休まる時も束の間、
村がナチスの大軍に襲撃されてしまい…。」(allcinema)
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冒頭から、1944まで飛んでいくまでは、いい流れだった。その後の戦闘シーンは変にグロ
かったりで、カットの対象。黒人部隊の置かれた立場を、黒人を観ることさえ無かった
トスカーナ地方の素朴な人々の触れ合いにおいて、アメリカと対比させてみるところは
スパイク・リー監督の思いだった。

ドイツ軍捕虜を確保せよ、と指示されて、捕まえた軍人が、アンジェロ(エンジェル=天使)
を救った兵士であり、パルチザンながらファシスト党でナチに賛同する男が、ドイツ兵も殺し
米兵にも襲いかかる、そしてドイツ兵を村に手引きする。このために、アンジェロ少年を
始め、殆どの村人が惨殺される。ヘクターも撃たれ重傷を負ったが、ナチの高級将校に
すんでのところで救われ、なおかつ、ルガーを手渡され「身を守れ」と言われたのだった。
(ナチの将校が簡単に米兵にルガーを渡すところをみると、もう戦争の見通しはついていたころ
なんだろうな、と想像できる)
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それ以降、ヘクターは戦友や村人を虐殺に追いやった男が目の前に現れたら、ルガーで殺す、
と決めていたのだ。そして偶然にも切手を買いに現れたのが・・・。

逮捕されたヘクターは200万ドルの保釈金を要求されるが、官選された弁護士が、200万ドルを
払う人が現れたと説明する。その人物と、バハマで対面。彼こそ、後に大金持ちになった
アンジェロ少年その人であったのだ。彼は撃たれたものの、一命を取り留めていたのだった。
これこそ彫像が顕した、セントアナの奇跡、であったのだ・・・。
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by jazzyoba0083 | 2010-10-11 23:55 | 洋画=か行 | Trackback(1) | Comments(0)

ナイト&デイ Knight & Day

●「ナイト&デイ Knight & Day」
2010 アメリカ 20th Century Fox Films,New Regency Pictures,109min.
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ヴィオラ・デイヴィス他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
「3時10分、決断の時」のマンゴールドの作品であります。故に、え~、なんじゃこれ!と
いう人も多いのでしょうねえ。しかし、私としては、非常に映画っぽくて楽しかった!
このところ眠いので、眠くなったらどうしよう、とフリスクをポケットに入れての観賞でしたが
全然そんな心配はいりませんでしたね。一緒に行った奥さんも「面白かったねえ」って。

これ、思想性とか、キャスティングの意味合いとかあまり関係ないですね。お~、ザッツ・
エンタテインメント!という感じです。誰誰が出ていたけど、その意味は?とか言って観る
タイプの映画では無い。もう、出だしからジェットコースターのように繰り広げられる
スパイ・アクションに身を委ねるべきだ。そういうタイプの映画だと思いましたよ。

そりゃ、トムもキャメロンもそれぞれ、良かったし、トムなんか一皮むけちゃった感じの
ふっきれ加減だと感じました。
んな、バカな、という突っ込みどころ満載。だから、そういうタイプの映画ですって。

金かかってるな、という感じも、いい意味でえげつなくていい。アメリカ、オーストリア、
スペインと007ばりの展開。「ゼファー」という小さくとも衛星も動かせるという電池の
発明を巡り、獲った獲られたというCIA内部の抗争や、金に目がくらんだスペインの
武器商人の争いに、キャメロンが巻き込まれ、てんやわんやの騒動のウチに一件落着、
トムとキャメロンは、南国に遊びにいってしまったとさ・・・というストーリーとしては
どうってことないのだが、その見せかたが、実に上手い。およそ110分の映画だが、まるで
飽きるポイントがない、といいきって良いでしょう。この前みた「ソルト」よりも
数段、面白かった!
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コメディエンヌとして一流のキャメロンの味が、ここで出ている。トラブルに巻き込まれ
ながらも次第に巻き込まれていることに楽しさを感じ、トムに恋して行く自動車修理工を、
上手く演じていたと思う。
トムは、あり得ない不死身ぶりで、ある種マンガな世界をカッコ良く演じていた。
「人生を考えさせる映画」でも「映画道かくあるべし」を論ずる映画でもない。だだひたすら
面白くカッコいい。映画の楽しみのある側面を充足させて満足な映画だ!

封切り3日目、シネコン最大の小屋だったけど、一杯入っていたな。

<ストーリー>
「トム・クルーズとキャメロン・ディアスが「バニラ・スカイ」以来の再共演を果たした
アクション・エンターテインメント。
平凡なヒロインがスパイの男と出逢ってしまったことから世界中をめぐる壮絶な逃走劇に
巻き込まれていくさまと、2人の間に芽生えるロマンスの行方をコミカルかつ
スタイリッシュに描く。
監督は「17歳のカルテ」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のジェームズ・
マンゴールド。
 カンザスから住まいのボストンへの帰路に発とうとしていたジューンは、<クルマのパーツを
運んでの帰路>空港でロイと名乗る男性とぶつかる。
彼とは機内でも近くの席になり、<彼女は彼からこの飛行機には乗るな、と忠告を受けていた>
そのハンサムな笑顔に胸をときめかせるジューン。しかし、彼女が化粧室に入った瞬間、
ロイは機内に潜んでいた敵一味と大乱闘を繰り広げる。
そして、何も知らず席に戻ってきたジューンにパイロットを殺したことを告げると、
パニックに陥る彼女をあやしながら見事に飛行機を不時着させるのだった。それ以来、
ジューンが危険な目に遭うたび、どこからともなく救出に現われるロイ。そんな中、ジューンは
彼がカンザスの研究所から重要な試作品を盗んだとしてCIAに追われる身であると知らされる。
それでも彼女は自分の身を守ってくれるロイと行動を共にし、世界各地で過激な局面を切り
抜けつつ事の真相を追究していくのだが…」(allcinema)
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この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-10-11 12:50 | 洋画=な行 | Trackback(41) | Comments(4)