●「ぼくの美しい人だから White Palace」
1990 アメリカ Universal Pictures,103min.
監督:ルイス・マンドーキ 製作総指揮:シドニー・ポラック
出演:スーザン・サランドン、ジェームズ・スペイダー、ジェイソン・アレクサンダー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
恋人を交通事故で失った23歳の男性が、ふとしたことで43歳の子どもを過失で失った
女性と知り合い、年齢の壁を乗り越えて愛し合うようになる過程を描く。
ストーリーは単純で判り易いが、映画の中でサランドン演じるノーラも言っているように
あんなにカッコイイ男が20歳も年上の、しかも失礼ながらギョロ目の年増に惹かれると
いうのがいささか無理を感じてしまうが、またそれが映画なのだろう。
そういうシチュエーションを愉しんで見ている自分がいるのだから(笑)
スーザン・サランドンは、中年女の見苦しい点や精神的苦悩を体当たりで演じている。
ジェームズ・スペイダーは、ボンボンながらもすでに新妻を交通事故で失ってはいるが、
痛々しいくらいに愛に一途な青年を演じるが、感情の起伏が無さ過ぎかなあ。
作品全体は、ちょうどいい感じの時間に収まり、テンポも悪くないので、興味を持って
見きることは出来た。ただ、節目節目でご都合主義が見え隠れする。占い師の姉の
存在も微妙だった。

<ストーリー>
広告会社に勤めるマックスは、親友のバチェラーパーティーにハンバーガーを買ってくる
ように頼まれていたのだが、60個だかのうち4つがカラ箱だった。集まった友人たちの
止めるのも聞かず、マックスはハンバーガー店に抗議に行く。そこで対応した横柄な
店員がノーラであった。ひと悶着あった後、お金を返してもらったマックス。
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パーティーがハネて、帰宅の途中、なぜか寂しくなり場末のバーに寄る。そこにさっきの
バーガー店のウエイトレス、ノーラがやってきた。先に気が付いたノーラはマックスに
近づき、お詫びに酒をおごらせて、とからむ。迷惑顔のマックスだが、次第に酒の量が
増す。先に店を出るときに、マックスは妻を交通事故で失ったことを告白。それを聞いて
笑うノーラ。彼女も、最愛の息子を亡くしていたのだった。クルマで帰ろうとした
マックスをノーラは呼び止め、家まで送って行って、と頼む。
二人はノーラの自宅に向かうが、郵便ポストにクルマをぶつけてしまう。泥酔していた
マックスは、コーヒーを飲んで帰ろうとすると、コーヒーは無いという。
家の中はちらかっていて汚い。その上ノーラは煙草を頻繁に吸う。帰る、というマックスに
運転は無理だから、と説得するノーラだった。結局マックスはノーラの家に泊まることになるが
その晩、ノーラはマックスの若い肉体を貪り、マックスも拒否はしなかった。

ノーラには占い師の姉がいて、ある日ノーラの家を訪ねてくる。そして色々と予言をして
いく。姉はノーラの息子は出来の悪い父親の影響で13歳でクスリと酒で死んだと教えた。
そしてマックスにはいずれ教師となるだろう、と言い残しNYへ帰っていく。

肉体関係が二人を近づけたのかどうか、しかしマックスはノーラに惚れてしまう。
まじめな社員が遅刻の常習になったり。マックスはノーラの存在をまわりに隠していた。
結婚した親友から感謝祭のパーティーをするから彼女を連れて来て、と言われる。
初めは悩んでいたマックスだったが、心からノーラを愛しているのに、なんで恥じることが
あろう、とノーラを連れていくことに。
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まず母親を迎えに行くと、クルマに乗っていたノーラにびっくり。また親友の家に行くと
みんな笑顔ではあるが、どこか不自然な眼差しだった。ノーラは居心地の悪さを感じていた。
結局親友の父親とノーラが政治のことで言い合いになり、ノーラは帰っていく。後を
追うマックスと母親。

ある日、ノーラが勤めていたバーガー店に行くとノーラは辞めたという。家に言ってみると
もぬけの殻。手紙には、愛しているけど、一緒にならないほうがいい、あなたは若い娘と
一緒になるべきだ、あなたはやっぱり私を恥じている。行き先は告げない、探さないで。
と書かれていた。

しばらくマックスは元の生活に戻り、パーティーなどにも出かけていたが、やはり自分には
ノーラしかいないと、会社を辞めて、姉と一緒にいるだろうと姉の名刺をたよりに
シアトルからNYへ行く。ノーラはウエイトレスをして働いていた。マックスは探し当てて
彼女に自分の決心を語る。最初、何しに来たの、帰って、と言っていたノーラだったが
彼女とてマックスを愛していたわけだから、会社も辞め家も売り払ってNYにやってきた
と聞き、彼の抱擁を受け止めたのであった。

マックスが乗るボルボが冒頭、ノーラの家に酔っ払い運転で突っ込んで郵便受けを
壊してしまうが、自分のクルマの左のライトも壊してしまう。彼はずっとこのまま
乗り続けていたのだが、ノーラが去って、生活をやり直そうとしライトを直して
ピカピカに磨き上げたのだが、そのライトがノーラそのもののメタファーとして
提示されていたのが印象的だった。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-12-30 22:40 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

My Best Movie of 2010

"My Best Movie of 2010"

<口上>
2010年、WOWOW、BS-NHK、映画館でトータル161本(29日現在)の映画を
観賞しました。その他に仕事で3本観てますから(敢えて論評を避けます)実際は
164本。その中から、劇場版ベスト10と、公開年度、観たメディアに関係なく今年
1年で観た映画の中から秀作だ、と感じたものを列記してみました。
昨年に比べるとちょっと本数が少なくなりました。これはテレビドラマが面白かった
ので、夜WOWOWを見る機会が少なくなった、ということでしょう。

あくまでも私の個人的嗜好での採点ですから、御理解ください。映画の感じ方は
100人100色。他人が四の五の言うべきではありませんから。また、本来の公開年を
跨いでしまい、本来なら去年に評価すべきものも含まれますが、あくまで個人の
出来事という括り方です。



<劇場版>
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①「ハートロッカー」
①「第9地区」

③「アバター」
④「インヴィクタス~負けざる者たち~」
⑤「しあわせの隠れ場所」
⑥「ナイト&デイ」
⑦「バーレスク」
⑧「恋するベーカリー」
⑨「シャッターアイランド」
⑩「NINE」

普通・・「キス&キル」「ソルト」「シャーロック・ホームズ」「バレンタインデー」
「不思議の国のアリス」。

<劇場版選評>
●今年2月に発表されたアカデミー賞受賞作品が上位に並ぶのは致し方ありません。
①が2つとは逃げ、のような気もしますが、甲乙付け難し。全然別のベクトルで私には
衝撃でした。③は去年公開作。3Dが評判になりましたが、ストーリーとしてもしっかり
出来ていたし、評価は高いですが、びっくりするような出来か、と言われると唸らざるを
得ないです。④はイーストウッド作品ですが、昨年の「グラントリノ」のように
オリジナリティが低い分割引ました。ですが、作品としては良くできていたと思います。
⑤は大好きなサンドラ・ブロックがオスカー主演女優賞を獲得した作品。感動作ですが
アメリカのアッパーミドル好みの目線がいさかか鼻につきました。
⑥は、ハリウッド映画ここにあり、という感じの思想性を抜きにした、あっけらかんと
楽しい映画。理屈抜きの楽しさを高く評価しました。
鳴りもの入りだった「シャッターアイランド」は、落ちが・・・。それと宣伝がまずかった
ですね。「恋するベーカリー」も良くできた楽しい映画だったのですが、サンドラの
映画と同じで、アメリカのアッパーミドル目線が気になりました。
その他の映画は普通に楽しい映画です。
映画館では私のみた何十倍、何百倍もの映画が封切られていますから、私が選んで
シネコンに行けた映画だけの評価です。それこそ映画館で何百本も見られている方から
すれば順位付けなんておこがましいですが、そこは敢えて・・・。

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<劇場以外で観賞した映画で秀作だ、と感じたもの>

・「ミルク」(2009)
・「フロスト×ニクソン」(2008)
・「ああ、結婚生活」(2007)
・「私がクマに切れた理由(わけ)」(2008)
◎「フライド・グリーン・トマト」(1991)
・「その土曜日、7時58分」(2007)
・「それでも恋するバルセロナ」(2008)
・「グレイ・ガーデンズ 追憶の館」(2009)=テレビ映画
◎「レイン・マン」(1988)
◎「扉をたたく人」(2007)
・「デッドマン・ウォーキング」(1995)
・「剱岳・点の記」(2009)
◎「ザ・バンク 堕ちた巨像」(2009)
・「私の中のあなた」(2009)
◎「幸せのきずな」(2008)
・「セントアンナの奇跡」(2008)
◎「3時10分 決断の時」(2009)
・「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(1994)
・「インフォーマント!」(2009)
・「イングロリアス・バスターズ」(2009)
◎「幻影師アイゼンハイム」(2006)
・「アザー・マン もう一人の男」(2008)=未=
◎「歌え!ロレッタ 愛のために」(1980)
・「重力ピエロ」(2009)
◎「レスラー」(2008)
◎「愛を読む人」(2009)
・「トランスフォーマー・リベンジ」(2009)
◎「リリィ、はちみつ色の秘密」(2008)
・「ダウト~あるカトリック学校で~」(2008)
・「人生に乾杯!」(2007)
・「ジュリー&ジュリア」(2009)
・「ウルヴァリン:X Men Zero」(2009)

◎は特に「よかったなあ」と観終えたもの。

<上記について>
今年も、感動作、衝撃作、お笑い、カッコよさ、いろいろ楽しませていただきました。
上記の作品群を見ていると、感動を呼ぶもの、アメコミ系のカッコよさケレン味の無さが
自分としては気に入っているようです。
来年も、なるべく劇場で、またまだこんな感動作、話題作を見ていなかったのか、という
ものもたくさんありますので、せっせと観賞に精を出すことにしましょう。
みなさん、来年もまた駄文を書きなぐりますが、なにとぞ宜しくお願いします。
by jazzyoba0083 | 2010-12-29 18:52 | Best of 2010 | Trackback(40) | Comments(2)

バーレスク Burlesque

●「バーレスク Burlesque」
2010 アメリカ Sony Pictures Entertainment,De Line Picutes,120min.
監督・脚本:スティーヴン・アンティン
出演:シェール、クリスティーナ・アギレラ、エリック・デイン、スタンリー・トゥッチ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
おそらく今年最後となるシネコンでの観賞。この手の映画は奥さんも大好きなので、
有無を言わせず、速攻。冬休みに入ったシネコンはお子様がたも多く、かなりの人出
でした。本作は小さい小屋での上映でした。1日3回しか上映しないんだよねえ。
と言うわけで、1回目は12時過ぎから。三分の一位の入りだったでしょうか。

閑話休題。本作、ストーリーはこうなるだろうなあ、と思うように進むので、物語の
面白さで見る映画では無いと思う。すべからく、クリスティーナ・アギレラとシェールの
歌とダンスを堪能すべき映画だろう。というほどに、特にアギレラの歌は素晴らしい。
サウンドトラックが欲しくなること請け合い。シェールも力強い歌声を聴かせる。
★の多さは、アギレラの歌唱とダンスに対して。

<ストーリー>
アイオワの田舎娘アリ(クリスティーナ)は、支払いの悪いダイナーのウエイトレスで、
持ち前の美声でLAに出ること夢見ていた。ある日、ついに切れて、レジのお金をポケットに
入れて、LA行きの片道チケットを買う。そこで彼女の心を奪ったのは経営難にあえぎつつも
セクシーなダンサーがゴージャスで、しかもどこか淫靡なショーを繰り広げる大人のための
エンタテインメントクラブ“バーレスク”だった。まずはクラブの大スターで経営者の
テス(シェール)からウェートレスの仕事をもらい、舞台へ上がるチャンスを狙うアリ。
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生き残りを賭けて必死のテスと舞台監督のショーン(トゥッチ)は、アリの歌唱力とダンスの
才能を見抜き、次世代のスタートしてアリを売り出す。母を幼くして亡くし孤独だった
アリだが、このバーレスクで、テスを母、ジョージア(ジュリアン・ハフ)等ダンサー
仲間を姉とした。ただ一人、主役ダンサーだったニキ(クリスティン・ベル)の嫉妬は
買うものの、女性としてショーガールとして輝きだしていく。唯一の気がかりは、ルーム
メイトでバーテンダーのジャック(キャム・ギガンデット)の存在。彼はフィアンセが
いる身でお互いの想いを胸に秘めたまま、いま一歩二人の中は進展しないでいた。

そんな中アリのステージに魅了された大物エージェントのマーカス(エリック・デイン)から
引きぬきの誘いを受けたアリ。バーレスク存亡の危機を救うのか、自らの夢をさらに
ステップアップさせるのか、岐路に立たされるアリの選んだ道とは・・・(映画チラシより)
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マーカスは不動産ディベロッパーでもあり、バーレスクを買い取りそこに大きなビルを
立てる計画を立てていた。最終的には、バーレスクはアリの閃きもあり、空中権という
主張で存在を救われ、アリとジャックの中も、婚約者との婚約解消と言うごたごたはあったが
上手くおさまり、自分の座を追われ嫉妬に狂っていたニキもアリと踊ることになり、
一切目出度し目出度しということになるのだ。ラスト、作曲家を夢見て頑張ってきた
ジャックのペンになるバーレスクの歌を大仕掛けの舞台で仲間のダンサーと唄い踊る
アリの姿で映画は終わっていく・・・。

クリスティーナ・アギレラという歌手をきちんと聞いたのは初めてだったが、歌がいい
ということもあろうが、上手い。バーレスクでの音楽はどちらかというと“レヴュー”に
属するジャズっぽい感じの歌と踊りだ。

観ている方は、問題はことごとくハッピーに解消されていくので、ストレスを感じずに
ハッピーな気分のまま映画を見終わることができる。アリのサクセスストーリーに
屈託なく拍手を送れるだろう。それだけ厚みはない映画ではあるが、まあ、そういうことを
あれこれいうタイプの映画では無いだろう。エンタテインメントを堪能すれば宜しかろう。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-12-26 14:00 | 洋画=は行 | Trackback(9) | Comments(0)

人生に乾杯! Konyec

●「人生に乾杯!Konyec」
2007 ハンガリー 107min.
監督:ガーボル・ロホニ
出演:エミル・ケレシュ、テリ・フェルディ、ユーディト・シェル、ゾルターン・シュミエド他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
日本では単館上映だったと思う。シネコンにしか行かない怠惰な映画ファンとしては
WOWOWでの放映を待っていた次第。封切られた時は新聞や雑誌でかなり評判になって
いた。
一口で言って面白い映画だった。ハンガリーの映画って初めて観るんじゃないかな。
前半は音楽が殆どない、よほどストーリーに牽引力がないと眠くなる組み立てだったが、
何気なく進むストーリーから結局目が離せなかった。難しさは丸で無くて、ラストの
ニヤリとさせられる手腕も、ありがちではあるが、カタルシスとしては満足だ。
俳優さんは知っている人は一人もおらず、それが変なバイアスを排した形となって結果的に
良かった。
老夫婦の演技も、他の出演者の演技も良かったが、追う女性警部補と同じく刑事の旦那の
くだりが、もう少し整頓して提示できなかったかな、という感じを受けた。
しかし、全体としては、東欧映画らしい(と想像する)独特の間合いとかタッチが
ハリウッドを見なれた目にはとても新鮮だった。

<ストーリー>
「年金暮らしの老夫婦が、無情にも困窮に追い込まれた末、ついには国家に反旗を翻して
紳士的な強盗を重ねていく奇妙な逃避行の行方を描くハンガリー発のハートウォーミング・
クライム・コメディ。監督はこれが長編デビューのガーボル・ロホニ。
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 ヨーロッパの小国ハンガリー。社会主義国だった1950年代に運命的に出会い、身分の差を
乗り越えて結ばれたエミルとヘディ。
それから幾年月が経ち、いまでは81歳と70歳の老夫婦となったふたり。世の中もすっかり
様変わりし、年金だけでは生活が立ち行かず、借金の取り立てに追われる無慈悲な老後を
送っていた。そんなある日、ふたりの出会いのきっかけとなったヘディの大切なイヤリング
まで借金のカタに取られる事態に。
見かねたエミルは年代物の愛車チャイカに乗り込むとひとり郵便局へと出向き、ついに強盗を
決行。最初は当惑気味のヘディもやがて夫と合流、ふたりは手を取り合って逃避行へと繰り
出すが…。」(allcinema)
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冒頭、共産党の秘密機関みたいな主人公らに家探しを受ける家に隠れていた若きヘディ。
なんで逃げていたんだろう。二人は結ばれるが、その後エミルは共産党の公用車チャイカの
運転手を務め上げ引退、ソ連がロシアになるときにロシア共産党がチャイカを置いて
いったらしい。そのクルマの中にトカレフも置いてあったのだ。
元々悪人ではない二人が銀行やら宝石店を襲うのだが、その紳士的態度に被害者さえ共感を
訴え、テレビがそれを報道、世の中の雰囲気はエミルとヘディを英雄視し、同情的であった。
またこの事件をきっかけとし、高齢者問題が大きくクローズアップされるという効果も
あった。彼らの息子は10歳の時に軍のトラックにはねられて死亡しているという悲劇性も
判ってくる。きっと軍は悪くないということになったのだろうことは想像に難くない。
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逃亡の途中で友人のキューバ人と合流。そこに踏み込んだ警察だったが、キューバ人の
作った突撃用のバスで女性警部補をハネてしまい、彼女をチャイカに乗せての逃避行と
なった。ヘディは彼女が妊娠していることに気付く。
警察に追い詰められた二人は、警部補を開放し、道を封鎖しているブルドーザーに
突っ込み、積んでいたガソリンが爆発し、チャイカは木っ端みじんになった。

病院。胎児の写真を見ながら、テレビが伝える事件の様子を見ていた警部補、突っ込んで
来るチャイカを良く観ると、運転席には大きなクマのぬいぐるみが。彼女は思わずニヤリと。
そうだ、二人は爆発したクルマには乗っていなかったのだ。たぶんヘディが言っていた
死ぬまでに海を見たかった、その海にいったに違いない・・・・。

スピード違反取り締まりをしている警官の一人が、通り過ぎるクルマの車種と排気量を
当てていくのが面白かった。結構日本車が多いのでビックリ。スズキ、トヨタ、ホンダと。
監督は、ボニーとクライドにインスパイアされ、これの老人版を創ったと言っていた。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-12-25 23:20 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「ジュリー&ジュリア Julie&Julia」
2009 アメリカ Columbia Pictures, Easy There Tiger Productions,123min.
監督:ノーラ・エフロン  原作:ジュリー・パウエル、ジュリア・チャイルド
出演:メリル・ストリープ、エイミー・アダムズ、スタンリー・トゥッチ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
脚本家育ちの(女流)監督らしい、ストーリーの組み立ての旨さが光る。もちろん
二人とも実在の人物であり、特にジュリー・パウエルが書いた本が面白かったのだろう。
これを時間軸を交差させながら、物語に紡ぎあげたノーラの手腕を褒めるべきだ。
また、これでオスカーにノミネートされたメリルを始め、エイミーやスタンリーなど
キャスティングもハマっていて心地よい。
アメリカの一般家庭にフランス料理を紹介した第一人者にこんな人物がいたことを
初めて知ったことも良かった。「カモのパイ包み焼き」はあまり作らないだろうけど。
両者、旦那がとても理解ある人で、これがまたアメリカ人には好ましく映るんだろうな。
ジュリーが1年でジュリアの書いた本のレシピを作り、それをブログにアップする、と
いうことをやる訳だが、2002年にアメリカにはもうブログってのがあったのだね。
コメント機能もちゃんとあるし。

<ストーリー>
「およそ50年前にフランス料理を一般の家庭に紹介し、アメリカの食卓に一大革命を
もたらした伝説の料理研究家ジュリア・チャイルドと、彼女の料理本に登場する524レシピを
1年にわたって毎日作り続けブログに綴ることを決意した現代のOLジュリー・パウエル。
そんな2人の実話を基に、悩める2人の女性の人生が料理を媒介に時を越えて重なり合う
さまをハートフルに描く女性ドラマ。
主演は「ダウト ~あるカトリック学校で~」に続いての共演となる「マンマ・ミーア!」の
メリル・ストリープと「魔法にかけられて」のエイミー・アダムス。監督は「めぐり逢えたら」
「ユー・ガット・メール」のノーラ・エフロン。

 1949年。外交官の夫ポールと共にパリにやって来たアメリカ人主婦、ジュリア・チャイルド。
天真爛漫で食べることが好きな彼女はフランス料理に魅了され、名門ル・コルドン・ブルーに
通い始める。やがてフランス料理のレシピ本執筆に情熱を注いでいく──。
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現代のニューヨーク。作家になる夢を持ちながらも現状に満たされないものを感じ、何かを
変えたいと思っているOL、ジュリー・パウエル。彼女は、ひょんなことから料理ブログを
思い立ち、その中でジュリアの524レシピを365日ですべて作り上げることを決意する。
理解ある夫エリックの協力もあり、最初は順調に進んでいくかに思われたジュリーだったが…。」
(allcinema)
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ジュリーが勤めているのは9.11の後遺症などに悩む人たちからの相談を電話で受ける係。
ブログに最初に食いついたのはクリスチャン・サイエンス・モニター紙の老記者だったが
彼は当日、雨が降ったため(!)取材に訪れず。幸いジュリーが作ったビーフの赤ワイン煮も
寝過ごして失敗したため、良かったのだが。
その次に訪れたのがニューヨークタイムズの記者。食べに行きたいと。女性記者はカメラマンと
共にやってきて、好意的な記事を書いてくれた。これで弾みが付き、ブログもますます人気を
得るようになる。
ジュリアは、恵まれているとは言えない外交官の妻として、数年おきに任地を転々とするなか
「助手がいないアメリカ人」のためのフランス料理を考案する。オリジナリティに溢れた
しかも何社もの出版社から出版を断られるのにもめげず、ついに700ページからなる
本格的な英語によるフランス料理の紹介本を出版することに成功したのだ。
ジュリーは彼女の功績をなぞったにすぎない。映画の中でも、ブログの成功を知った90歳に
なっていたジュリアが、このことを不快に思っている、と説明されるが、結局どうして
ジュリアはジュリーのことを不快に思っていたのかは明かされない。
ジュリーは念願の作家となり、その本が映画になったわけだが、オリジナルを長年の苦労の末
作り上げたジュリアこそがこの映画の柱であるべきだ、と監督は主張しているようだ。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-12-23 23:10 | 洋画=さ行 | Trackback(3) | Comments(0)

フレンジー Frenzy

●「フレンジー Frenzy」
1972 イギリス・アメリカ Universal Pictures,117min.
監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジョン・フィンチ、バリー・フォスター、ビリー・ホワイトロー、バーナード・クリビンス他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想とストーリー>
今のサスペンスものに比べると、非常に単純な構造で、判りやすく、だがきちんとサスペンスだ。
私は別にヒッチコックをとりたてて有り難がる信奉者ではないし、38年前の映画らしく
いささかの古いタッチは感じはするものの、サスペンスとしては超一流であることは判る。

ネクタイ殺人魔事件に巻き込まれた男と、その男を親切にかくまう友人、彼こそ真犯人。
ロンドンの下町の野菜や果物市場で中卸かなんかを経営するラスクだ。彼はリチャードの
前の妻で結婚相談所を経営する女性のところに行き、特別な性癖(マゾヒスト)を持つ女を
紹介しろ、という。そして、経営者の女性こそ好みだ、といい、ネクタイで絞殺。
たまたま、借金に?来たリチャードが訪ねてきて、誰も応答しないので帰ろうとするところを
用事を済ませて帰ってきた秘書に目撃され、リチャードは犯人として警察に追われる身と
なる。
彼は、パブでウエィトレスとして働くミリガンという女性と付き合っていたが、彼も一時ここで
バーテンダーとして働いていたものの、亭主におんだされるようにして辞め、ミリガンも
後を追って辞める。
リチャードは友人だったラスクに助けを求める。親切そうにして彼をかくまった風に見せて
警察に通報してリチャードを逮捕させてしまう。
一方でミリガンも保護するようなそぶりを見せて絞殺する。
裁判の結果、リチャードは終身刑を言い渡されるが、刑務所の階段からわざと?落ちて
刑務病院に入り、そこから脱走を図る。そしてラスクの元に行き、寝ている彼を殴る。
しかし、寝ていたのは絞殺された別の女性だった。
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一方、捜査に当たっていたロンドン警視庁の警部は、料理自慢の奥様の名探偵振りもあり
リチャードが犯人であることに疑問を抱く。そして、リチャードがラスクこそ真犯人だ、と
叫んでいたため、彼のアパートに来て見ると、まさに、リチャードが鉄棒を振り下ろした直後で
そこにラスクが死体を納める大型のトランクを運んできたところだった。

ラストのテンポいい展開、変な料理を警部に食わせる奥さん、そしてミリガンをジャガイモ
袋に入れて始末したものの、自分の衿につけていたピンを彼女に掴まれてしまったことに
気が付き、ジャガイモ袋と死体とともにトラックの荷台で悪戦苦闘するラスクなど、
緊張するシーンはヒッチコックらしい味がある。
音楽も、大時代的ではあったが映画にとてもマッチしていて良かった。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-12-20 23:20 | 洋画=は行 | Trackback(1) | Comments(1)

●「エディー・マーフィーの劇的一週間 Imaging That」
2009 アメリカ Paramount Pictures, Nickelodeon Movies,107min.<日本劇場未公開>
監督:キャリー・カークパトリック
出演:エディー・マーフィー、ヤラ・シャヒディ、トーマス・ヘイデン・チャーチ他
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<評価:★★★★☆☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
このところいい映画に巡り合えないエディ・マーフィー。本作も、ぱっとしなかったなあ。
日本では劇場未公開もうなずけちゃう内容だ。心温まるストーリーなのだが、内容が
薄っぺらい。 娘役は頑張っているんだけど。エディお得意のお笑いも方面も
イマイチ。
投資顧問みたいな仕事をしているエヴァンは妻と別居中。娘オリビアは、毛布を離さず
想像上の妖精みたいなのとお話している。 ある日忙しさのあまりオリビアを会社に連れて
行くが、彼女は、大事なプレゼンシートに落書きをしてしまう。怒るに怒れないエヴァンだが、
破れかぶれで、その娘の書いたお絵かきをそのままプレゼンする。すると、一見頓珍漢な
その内容が、株の売り買いをピタリと言い当てていることが判った。
エヴァンは九死に一生を得、上司の評価も上がる。
一方ライバルとして登場した先住民の血を引くというホワイトフェザー、彼もインディアンの
お告げでこれまたいい成績を上げ、次第にエヴァンの旗色が悪くなっていく。
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そんな折、社長から、西部地区の責任者を二人のどちらかにしたい、私の出す宿題に
レポートを提出せよ、と言われる。エヴァンは、娘の毛布を取り上げて、それをかぶり
分析を始めた・・・(途中で毛布はずり落ちて、結局エヴァンは自分の力で分析をした
ことになったのだが)

そしてプレゼンの日、ホワイトフェザーのオカルティックな分析に辟易した社長はエヴァンの
プレゼンに期待したが、エヴァンは娘の合唱コンクールに行かなくては・・・と、
プレゼンを放棄して、合唱会に駆けつける。そのとき、オリビアは自分のソロのところで
歌えなくなっていたのだ。駆けつけた父親の姿を見て勇気を得たオリビアは、見事ソロを
歌い上げたのだった。自分の仕事はダメになったけど、家族の幸せは見つけた、という
ことだった。しかし、そこに社長が現れ、プレゼン会場に残していったエヴァンの分析は
素晴らしい、という。そして西部地区の責任者を頼む、と告げられたのだった・・・。

アメリカ人てこういう映画が好きなのかなあ。制作費5,500万ドルに対し興行収入のみ
だが、1600万ドルという赤字映画だったから、そうでもないか。
まあ、泣けない、笑えない、感動できないという困った映画でした。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2010-12-15 22:50 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)

●「パブリック・エネミーズ Public Enemies」
2009 アメリカ Universal Pictures, Relativity Media,141min.
監督:マイケル・マン
出演:ジョニー・デップ、クリスチャン・ベイル、マリオン・コティヤール他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
ジョニデで、期待が大きかった分、スカされた気分が強かった。実在のギャング、
デリンジャーの物語なので、それ以上にも以下にもドラマチックに出来なかったのかも
しれないが、銃撃シーンは迫力あるけど、なんか山場の無いまま終わって行っちゃった感じ。
デリンジャーのバックボーンとか考え方とかが、イマイチクリアになってない気がした。

先住民の血を引く、ビリーとの愛情物語は、真実の愛だろうが、結局それで命を落とす
デリンジャー、犯罪物語なのか、FBIとの対決なのか、愛情物語なのか、それら3つを
入れ込んだ結果140分を超える薄味の映画になっちゃったんだろうな。

ラスト、映画館から出てきたデリンジャーが背後から撃たれて死んでいくところ、
ダイイングメッセージとして、牢獄に繋がれたビリーに彼が残した言葉。結局ビリーを深く
愛していたことは判るけど、それだけのことじゃないはずなのにな。それが判りづらいと
思った次第。ジョニデの演技は、切れてはいるけど。それとマリオン・コティヤールが
良かったな。
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<ストーリー>
「大恐慌時代に義賊的な振る舞いとカリスマ性で民衆に支持された伝説のギャング、
ジョン・デリンジャーの壮絶な運命を映画化した実録犯罪ドラマ。
のちにFBIとなる組織を急成長させた男J・エドガー・フーバー率いる捜査チームとの
熾烈な攻防を、デリンジャーとビリー・フレシェットとのロマンスを絡めて
スタイリッシュに描く。
出演は、デリンジャーにジョニー・デップ、彼を追いつめる捜査官メルヴィン・パーヴィスに
クリスチャン・ベイル、デリンジャーの運命の女性ビリー・フレシェットにマリオン・
コティヤール。監督は「コラテラル」「マイアミ・バイス」のマイケル・マン。

 大恐慌時代。(1933)貧困に苦しむ民衆は、汚い金が眠る銀行だけを標的に大胆不敵な
手口で金を奪う世紀の銀行強盗、ジョン・デリンジャーに喝采を送っていた。
そんな中、神秘的な美女ビリー・フレシェットと出会い、一瞬で恋に落ちるデリンジャー。
一方、フーバー長官はデリンジャーを“社会の敵(パブリック・エネミー)No.1”と呼び、
その逮捕に全力を挙げていく。そしてメルヴィン・パーヴィスを抜擢し捜査の陣頭指揮に
当たらせるが…。」(allcinema)

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by jazzyoba0083 | 2010-12-13 23:30 | 洋画=は行 | Trackback(1) | Comments(0)

ウルヴァリン X-Men Zero

●「ウルヴァリン X-Men Zero」
2009 アメリカ 20th Century Fox Films,Marvel Enterprises,108min.
監督:ギャヴィン・フッド
出演:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、リン・コリンズ、ダニー・ヒューストン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
X-Menシリーズも見ていないのに、いきなり本作からの観賞となりました。アメコミで
ありまして、「スパイダーマン」「アイアンマン」などこの手の映画、好きです!
この作品にしても、ミュータントとはいえ、「え~っ!こんなのありかよ!!」という
ストーリーであり映像であるわけですが、それはそこ、マンガですから、その突き抜けぶりが
逆にものをいうわけで・・・。大変興味深くもバカバカしくも面白く楽しませていただき
ました。本シリーズがどういうものかを理解していないので、ロール終わりのラストシーンが
X-Menシリーズを知っている人にはニヤリなんでしょうな。これ、Marvelのお得意パターン。
ヒュー・ジャックマンも、リーヴ・シュレイヴァーも、若くは無いのに良く頑張ってます。
ヒューはもうアメコミスターですな。本作を見たお蔭でX-Menシリーズを見ようと思いました。
起源が南北戦争のころからスタートし、第一次、第二次、ヴェトナムとずっと戦いの場に
兄弟がいるところが、良くできたストーリーでかつバカバカしくて面白かったです。

<ストーリー>
「「X-MEN」シリーズでヒュー・ジャックマンが扮した人気キャラクター、ウルヴァリンの
誕生秘話に迫るSFアクション。
少年時代に特殊能力を覚醒させ驚異的な肉体再生能力と戦闘能力を兼ね備えた主人公ローガンが、“ウルヴァリン”という名で生まれ変わり、悲しき過去を背負いながら宿命と復讐に
立ち向かう波瀾の生き様を壮絶に描く。監督は「ツォツィ」のギャヴィン・フッド。

 19世紀半ば、特殊な能力を持つ少年ローガンは、父親の身に起きた事件でその能力を
覚醒させ、同じく超人的能力を持った兄ビクターと2人で支え合って生きることに。
以来、野獣のような攻撃能力を持つビクターと両拳から飛び出す鉤爪を武器とするローガンは
150年以上に渡り、兵士として幾多の戦場を駆け抜けてきた。
そんな2人はある日、謎の軍人ストライカーが指揮する特殊部隊“チームX”にスカウトされる。
しかし、ローガンはアフリカでの非人道的なミッションを巡ってビクターらメンバーと対立、
チームを離脱する。
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6年後、ローガンは恋人ケイラと穏やかな日々を送っていた。ところが、そこへビクターが
姿を現わしケイラを殺害、ローガンも圧倒的な力の前に重傷を負ってしまう。復讐に燃える
ローガンは、ビクターの暴走を止めるため力を貸してほしいと言うストライカーに協力、
最強の戦士になるための改造手術を受けるのだったが…。」(allcinema)
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ネタばれですが、ケイラという女教師は、結局ローガンを監視するミュータントであり、
殺された、と思われたのも、実は仮死状態にあっての策謀。つまりローガンはケイラに
裏切られた訳だが、二人の愛情にはウソはなく、それがラストのスリーマイルズ島の決闘に
繋がっていく。
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どうしようもないダークサイドの兄だが、無敵のミュータントとなったローガンに対抗する
べく開発された殺人ミュータントとの決戦には兄弟味方して立ち向かうのだった。
加えて、ローガンに対抗すべきターミネネーターの出自は、かつてローガンたちと一緒に
闘ったお喋りなヤツで、銃に撃たれようが、ローガンの爪で腹を割かれようが、たちまち
元に戻るし、瞬間移動が出来るし、とてつもない能力者に生まれ変わっていた。
どうやって、こいつを兄弟はやっつけることができたのか・・・
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いやいや、楽しい突き抜けたアメコミでありました。続編もありそうだ。
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by jazzyoba0083 | 2010-12-13 23:10 | 洋画=あ行 | Trackback(2) | Comments(0)

●「カールじいさんの空飛ぶ家 Up」
2009 アメリカ Walt disney Pictures,Pixer,103min.
監督:ピート・ドクター
原案:ピート・ドクター、ボブ・ピーターソン、トーマス・マッカーシー 
音楽:マイケル・ジアッキノ
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<2009年度アカデミー賞最優秀長編アニメ賞・作曲賞受賞作品>

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想とストーリー>
よく出来たアニメだ。よく出来ていて、人間以外の動きや質感がほんものっぽいので却って
カールじいさんやちびっこの描き方の漫画チックさにいささかの違和感を覚えた。
子供とファミリー対象なので物語りは極めてわかり易い。

少年のころマンツという冒険家に憧れていたカール少年。やんちゃなエリーと知り合い、
寡黙なカールとエリーはなぜか気が合いやがて結婚。子供には恵まれなかったが、小さな
家を買って、カールは遊園地の風船売りをしながら幸せな生活を送っていた。エリーは
子供の頃から冒険好きで、自分のアドヴェンチャーブックを作っていた。そこには南米の
パラダイス・フォールという大きな滝に行くことが夢であることが記されていた。
しかしエリーは病に倒れ、まもなく亡くなりカールは年老いて1人になってしまう。

一方の冒険家マンツはその大滝の周辺で巨大な鳥の骨を発見し、持ち帰るが、ニセモノとだと
決め付けられ悪意ある冒険家に変身する。
カールの家の周りは巨大なビルがどんどん建ち、立ち退きを迫られていた。そこでカールは
ヘリウムの風船を何千と家につけて、飛び立つ。目指すはエリーが夢見ていたパラダイス・
フォール。
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しかし、この家にボランティアをしに来ていたラッセルがベランダに居たのだった。
しょうがないのでカールとラッセルは二人して目的地を目指す。途中で嵐にあったりしたが、
ついにパラダイス・フォールの近くに降りることに成功。しかし、そこに待ち構えていたのは
マンツと彼の意のままに動く犬の集団だった。
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マンツは本物の巨大鳥を捕まえて、都会へ持ち帰り名誉を回復しようとしていたが、彼が
捕らえた鳥には子供がいて、カールとラッセルは何とか捕らえられた鳥を開放しようと、
マンツの飛行船に風船の家で接近する。飛行船に乗り移ることに成功した二人だが、エリーとの
想い出が詰まった家は手放さざるを得なかった。飛行船上での決戦でマンツは落下、鳥を
開放した二人は、飛行船で町に帰ることに成功したのだった。
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お子様向けのストーリーだが、冒険心をくすぐられるように出来ていて、短い時間であるが
飽きずに楽しめる。伏線もいろいろとうずめられていたりする。
私としてはあくまでもアニメなので・・・。ちょっと苦手かも・・・。
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by jazzyoba0083 | 2010-12-09 22:30 | 洋画=か行 | Trackback(3) | Comments(0)