●「ボウイー&キーチ Thieves Like Us」」
1974  アメリカ United Artists,122min.
監督:ロバート・アルトマン
出演:キース・キャラダイン、シェリー・デュヴァル、ジョン・シャック、バート・レムゼン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
群像劇を描くアルトマンが好きで、割と良く見ている監督ではある。人間の描き方は
アルトマンだなあ、という雰囲気。
'37年に発表されたE・アンダーソンの小説が原作の、つまり、ニコラス・レイにより
「夜の人々」として最初映画化された傑作のリメイクだそうだが、そちらを見ていないので
どちらかと言えばラストは「俺たちに明日はない」を想起させるものだった。

アルトマンにしては、割とストレートな物語展開で、彼らしく、時代考証や自動車、
衣装、小道具などは完ぺき、1930年代の様子を忠実に画にしている。しかし、
ヴィンテージカー同士をぶつけちゃうとは勿体ないなあ、と思ったり。
特に見るべきところはキーチの女性としての心の動き、だろう。取り立てて美人で
ないところがまた切ない。いつもコカコーラを飲んでいる、そんな雰囲気付けも効果的で
あったように感じる。そういえば若きフェイ・ダナウェイもいわゆるハリウッド美人
じゃあなかったなあ。如何にもニューシネマ風の顔立ちだ、と感じたものだ。
キース・キャラダインの主犯じゃないのに、大胆なことをするので、結局蜂の巣にされて
しまう生きざまが、考えさせられる。 

<ストーリー>
1930年のミシシッピー。不況を反映して街には失業者があふれ、世相は退廃していた。
刑務所暮らしに耐えられなくなった3人の男、ボウイ・バウァーズ(キース・キャラダイン)、
チカモウ(ジョン・シャック)、T・ダヴ(バート・レムゼン)がミシシッピーの刑務所から
脱獄した。
タクシーの運転手から車を奪い、森の中へ逃げ込んだものの捜査は厳しく、3人は再会の
場所を約束してバラバラに逃亡することにした。
ボウイは鉄道の下で一夜を明かし、翌日、チェカマウの親戚のガソリン・スタンドで
3人は落ち合った。再び自由の身となった男たちはさすがにその喜びを隠せず、
これからの銀行強盗の計画を嬉々として語り合った。

3人の荒くれ男たちの面倒は、この家の娘キーチ(シェリー・デュヴァル)がみてくれた。
やせて、うつろな眼をしていつもコーラばかり飲んでいる女の子だが、ボウイーは二言、
三言、言葉を交わしただけで心を惹かれるものを感じた。
数日後開始した銀行強盗は何なく成功し、3人は慎重を期して宿替えした。
今度の落ち着き先は、T・ダヴの弟の妻であるマティー(ルイーズ・フレッチャー)の
家だった。ここに移ってからも銀行強盗で大儲けする彼らは新聞で騒がれているのを
喜び合った。しかし活動拠点を一ヶ所に固定することがどんなに危険なことかを知って
いた3人は、今度は一旦トリオを解散し、再会の日を決めてそれまでは別行動をとる
ことにした。

ボウイとチカモウがそれぞれの行き先へ車を走らせている途中、ボウイは交通事故を起こし、
怪我をしてしまった。チカモウは最初に落ち合ったガソリン・スタンドにボウイを運び込み、
姿をくらました。ボウイは薄暗い物置小屋の片隅の薄汚いベッドの上に傷ついた身を横たえた。

翌朝、血まみれで眠っているボウイの顔を、キーチが自分のカーディガンを水に濡らして
そっと拭いた。このことがきっかけとなって2人はうちとけあい、その夜一夜を共にして
愛情を確かめ合った。数日後、2人は人眼を忍ぶように人里離れた山小屋に移った。
キーチは相変わらずコーラを飲み続けたが、生まれて初めて味わう幸福な家庭生活だった。

だが、ボウイは再び仕事に出かけなけれがならない。約束の場所のT・ダヴの家で、
彼は姪と一緒に生活していて幸福そうだったし、酒ぐせの悪いチカモウは例によって
ベロベロに酔っ払っていた。銀行強盗は何なく成功し、ボウイはキーチが待つ山小屋
へと向かったが、その途中車のラジオで、警官隊と撃ちあってT・ダヴが射殺され
チカモウが逮捕されたことを知った。
身の危険を感じたボウイはキーチを連れて山小屋を去り、マティーが経営している
モーテルへしばらく身を潜めるめることにした。そして妊娠しているキーチを残し、
ボウイはチカモウを助けるために収容所へと向かった。ボウイは大胆不敵な計画で
署長を人質にチカモウを助けだしたものの、興奮しきっているチカモウは署長を射殺し、
ボウイに当たりちらした。激怒したボウイはチカモウを車から降ろし、そのまま
キーチが待つモーテルへと向かった。だがそこには、マティーの通報を受けた十数人の
警官隊が待ち受け、ボウイがモーテルに入ると一斉射撃を開始した。
その轟音は一帯に響き渡り、家は今にも崩壊してしまいそうな凄まじさだった。
一瞬の出来事だった。キーチはそのとき、マティーの家でコーラを飲んでいたが、
ただただ唖然とし、ボウイの名前を叫ぶだけだった。」(goo映画)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-01-25 22:55 | 洋画=は行 | Comments(0)

●「新しい人生のはじめかた Last Chace Harvey」
2008 アメリカ Overture Films, Process Productions,93min.
監督:ジョエル・ホプキンス
出演:ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン、アイリーン・アトキンスほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
ある初老の男性と中年女性の、ちょっとした恋と人生を考える作品。掌編であります。
ストーリーに難しさは無いので、名優二人の演技を愉しむ映画といえましょう。
お互いいい年こいて愛する人が出現、右往左往する光景は、微笑ましい。この手の
映画が悲劇で幕を降ろすわけもなく、予定調和の中で進みますが、それはそれとして、
冒頭書いたように、ちょっとした二人の人生を覗いてみました、って感じ。
で、良かったね、というほのぼの感を味わえれば良しということではないでしょうか?

情熱で突っ走ればいいという若さが無い故、手探り状態の中年の恋が、微笑ましい。
娘の結婚式でのダスティンのスピーチ。出来過ぎだけど、いいね。

CM音楽家ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)は、離婚後、ニューヨークで気ままな
1人暮らし。そんなある週末、イギリスで働く一人娘の結婚式でロンドンを訪れること
になる。だが、宿泊先のホテルが最悪な上にトラブルで仕事は完全に干され、その挙句、
娘は義理の父とバージンロードを歩くと言い出す始末。
社会人としても父親としても人から必要とされていないと思い込み、絶望的な気持ちで
ヒースロー空港のバーでヤケ酒をあおるハーヴェイ。
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一方、空港の統計局で働くケイト(エマ・トンプソン)は、婚期を逃した40代。
独身の彼女を心配して、周囲も良い相手を紹介しようとするが、いつも楽しい場の
雰囲気に馴染めず孤立してしまう。過干渉な老いた母親マギー(アイリーン・アトキンス)
を抱え、未来に期待することもなく、諦めて楽に生きる道を選んだケイト。
そんな2人が偶然にも空港で出会い、ロンドンの街で一緒に過ごすことになる。
人生の折り返し地点を過ぎた男女が、ともに過ごす中で見つけ出すものとは……」(goo映画)
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結局、ハーヴェイのもとに元の仕事に戻って欲しいという電話が入るが、ハーヴェイは
ケイトとロンドンで暮らすことを選ぶのだ。
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これが最後のチャンスだ、との思いで。いくつになっても恋を始めるのに遅いということは
ない、夢よりも諦めを先行させてしまうこの年齢の男女へのエールにも見えた。
ラスト、隣人を変人と思っていたケイトの母が隣人の男性からハムを貰うシーンもまた
共通のテーマの中でのことだな、と思った。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-01-24 23:15 | 洋画=あ行 | Comments(0)

●「イントゥ ザ ブルー2 Into the Blue :The Reef」
2009 アメリカ  オリジナルビデオ 92min.
監督:スティーヴン・ヘレク
出演:クリス・カーマック、ローラ・ヴァンダーヴォード、マーシャ・トマソン、他

<評価:★★★★☆☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
1作目のジェシカ・アルバの出ていたやつは、そこそこ見られたが、こっちはいただけない。
くれぐれも誤解してみないように。知っている俳優さんはゼロでした。
ストーリーも陳腐だし、演技や演出でどうにかしようというふうでもない。
言うなれば,日本のVシネマですから、そのつもりで。

「伝説の財宝の探しながら、ハワイでダイビングガイドを営むセバスチャンとダニー。
ある日、カールトンとアズラという裕福なカップルが現われ、2人に仕事を依頼する。
財宝探しに興味を持つカールトンとセバスチャンは意気投合、カールトンは
ハワイ沖に沈むという《フセインの隠し財産》探しを持ちかける。
きな臭さを感じるダニーをよそにセバスチャンは仕事を引き受けるが、なんとその
財産とはイラクから運び出された核弾頭だった。

人物の配置が良く判らない。アズラって祖国を救うために核弾頭を手に入れると
いうがコンビを組むカールトンとはどういう人物なのか?その背後にいると思われる
武器ブローカー。ハワイのビキニの姉ちゃんはたくさんでてくるけど、宝捜しという
わくわく感が丸で無いし、核弾頭を巡るアクションものである。
最後は探していた難破船を発見して大金持ちになるんだけどね、ご都合主義だな。
とりあえず見た、という記録のためにブログにアップしておきます。
この映画の詳細はこちら<まで>
by jazzyoba0083 | 2011-01-23 22:40 | 洋画=あ行 | Comments(0)

●「マイ・ライフ、マイ・ファミリー The Savages」
2007 アメリカ Fox Searchlight Pictures, Lone Star Film Group, This Is That Pro.115min.
監督・脚本:タマラ・ジェンキンス <日本劇場未公開>
出演:ローラ・リニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、フィリップ・ボスコ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
評価は6,5というところかな。この手の映画は批判しづらいんで辛いところだが、
全体を覆う、身につまされる展開と暗さに、どちらかというとノー天気派、ドンパチ
歓迎派の私としては・・・。

これ、大向こうを唸らすような作品で無いので、ビデオスルーは仕方の
無いことだろうけど、映画としては骨太のしっかりしたよく出来た映画。特に名優
3人の掛け合い、表情、会話など家族の弱さ、陰影をしっかり力強く表現できていて、
感心した。

だからこの手の映画が好きな人は絶対に見逃す手はない、そういう映画だ。
ただ、私にはフィットしなかっただけの話。どちらかというとオヤジさんに近い歳に
なり実に身につまされる。そういう狙いもあっただろうし、最後に犬がリハビリをする
シーンは家族再生のメタファーとして、わかりやすい映像表現であったと思う。

邦題は仕方の無いことだとは思うが、原題は「サヴェージ家」ほどの意味で、基本、
家族の話。どこか人生や人間を信じきれない主役のローラ・リニーが最後にジョギング
するのだが、これに安楽死するはずだった、不倫相手の飼い犬が後ろ足に車輪をつけて
リハビリを一緒にしながら付いてくるシーンにすべてが収斂されていく。
いいシーンだと思う。

<ストーリー>
「認知症になってしまった疎遠の父親の面倒を見る羽目になった兄妹が、それまでの
親子関係を浮き彫りにしながら葛藤していく姿をリアリスティックに描いたファミリー・
ドラマ。
 
独身を謳歌する大学教授のジョンと(ホフマン)、契約社員に就きながら作家を目指して
いるウェンディ(リニー)のサヴェージ兄妹。ニューヨークでそれぞれ淡々とした日々を
送っていた彼らはある日、父のレニーが認知症との報せを受ける。
しかし、ジョンとウェンディは自分たちの経済状況や、かつて彼らに酷い仕打ちをし今や
他人同然である父の面倒を見ることに戸惑うばかり。だが、父の後妻も亡くなり、頼れる
身寄りがジョンとウェンディしかいないため、彼らは仕方なく面倒を引き受けるのだった。
父の最期を看取る役割を担ってしまい、悪戦苦闘するジョンとウェンディだが…。」
(allcinema)

上の説明だけだと映画の深みは伝わらないが、戯曲作家を目指しグッゲンハイム財団
などに補助を求めて作品を送りながら派遣社員として生活をしているウェンディ。
彼女は52歳の不倫相手がいる。お互い求めるものはセックスだけ。
彼女の兄ジョンは大学で演劇を教える教授。彼も東欧国籍の彼女がいるのだが、政治的な
理由で帰国させてしまう。
そんな兄妹の元に、アリゾナのサン・シティというところの施設から父親が認知症を発症
した、と連絡があった。彼の後妻も、マニキュアをしてもらっている最中に頓死してしまう。

東部からアリゾナにやってきた二人は父親を東部に移す。まず、リハビリセンターに入れる。
しかしそこよりも、設備のいい老人ホームに入れてやりたいとパンフレットなどを集める妹。
しかし、高額な入居費がかかる・・・。子供の頃、父は自分達にずいぶんとひどいことを
してきた。二人には、なんでそんな父の面倒を見なくちゃいけないのか、という気分が・・・。
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ダイナーで、父親相手に、延命措置は望むか、埋葬は土葬か、火葬かと聞くところなどは
誰もがしなければならないこととはいえども、場所と時期をわきまえられないのか、と
突っ込みたくなる。わがままな父親に振り回される二人。二人もそれぞれの苦しみを
背負って生きている。暮らしだってそう楽ではない。
おいていく父に自分達も老いていき、かつ伴侶のことも考えなくては行けない。
だれもが一度は通らなくてはいけない道を、この映画はオヤジと二人の兄妹の暮らしを
交えながら、気の効いた台詞をあちらこちらにまぶして進んでいく。
やがて、父は死を迎える。そしてその後の二人。自分の戯曲が兄の力で上演されることに
なった妹。不倫相手が愛犬を安楽死させようとしたが、彼女はそれを止め、手術を受けさせ
自分がリハビリをさせることにしたのだ。少し、二人の行く手に光が差し始めていた・・・・。

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by jazzyoba0083 | 2011-01-20 23:10 | 洋画=ま行 | Comments(0)

●「ゴーストたちの恋愛指南 Ghosts of Girlfriends Past 」
2009 アメリカ New Line Cinema,Jon Shestack Productions, 100min.
監督:マーク・ウォーターズ  <日本劇場未公開>
出演:マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー、マイケル・ダグラス、ブレッキン・メイヤー他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
愛を信じないプレイボーイが、弟の結婚式を、自分の信条からメチャクチャにしてしまい、
3人の女性ゴーストから、過去や未来を色々と見せられ、自分がいかに間違っていたかを
悟り、生来の愛に真面目な男に生まれ変わり、幼馴染と結ばれる・・・という単純な
ストーリー。
ファンの指摘によれば、これはディケンズの「クリスマス・キャロル」が下敷きになっている
ので、それを理解していると面白さも増すのだそうだが、私は未読なので、それほど
たいした映画じゃいな、ビデオスルーもしょうがないな、と感じた次第。

コナー(マシュー・マコノヒー)はNYの売れっ子商業カメラマンで、モデルを中心にして若い
女の子には超モテモテ。彼には幼い頃から憧れていた女の子ジェニー(ジェニファー)がいたが、
勇気が無かったばかりに高校時代にイケメンに取られてしまった。しかし彼女への思いは
絶ちがたく持ちつづけていた。カメラマンとなってから久しぶりに再会した二人はもう一度
やり直そうとするが、ゴーストとして現れた叔父さん(マイケル・ダグラス)の忠告も
聞かないで、ただ、ジェニーとの愛がいつか終わってしまうのではないか、と恐れて
素直になれない。そのあたりジェニーも判っているのだが・・・。

そのコナーの弟が結婚することになった。

『プレイボーイのカメラマンが突然現われた生霊たちにタイムスリップで女性遍歴と未来の
行く末を見せられ、人生を再考する姿を描いたファンタジック・ラブ・コメディ。
 人気カメラマンのコナー・ミードは女性関係も相手を取っ替え引っ替えし、独身貴族を謳歌
していた。そんな彼は、弟ポールの結婚式のリハーサルで幼馴染みのジェニーと再会。

またその一方、色恋の師匠でもあった亡き叔父ウェインの亡霊が彼の目の前に現われる。
かつてジェニーを想いながらも臆病風に吹かれて逃げてしまい、その後ウェインから恋愛の
イロハを伝授されたことが今のコナーを作り上げていたのだった。
そしてウェインから、間もなく3人の生霊が現われると告げられるコナー。
すると、コナーが捨てた女性3人が生霊となって現われるのだった。彼女たちによって
タイムスリップしながら過去から現在の女性遍歴や身勝手な振る舞い、そして未来の冴えない
自分を見せられるコナー。こうして自らを見つめ直し、今でもジェニーを想う本当の愛に気付いた
コナーは、今度こそ彼女と正面から向き合おうとするのだが…。」
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未来を案内する亡霊に、自分の葬式に弟しか参列していなくて、自分の行いの結果
自分の葬式に弟しか来ないという事態になる・・・これには焦って、行いを改めることに。
自分がメチャクチャにしてついに結婚を止めることになってしまった弟。婚約者を
追いかけて、弟が君をどんなに愛しているか、を切々と説く。弟の結婚式は無事に
行われることになった。愛を馬鹿にしていたコナーは、ジェニーに正直な心を打ち明ける
のだった。

気楽に見飛ばすにはいいかも。マコノヒーファンにはタマランだろう。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-01-18 23:00 | 洋画=か行 | Comments(0)

クヒオ大佐

●「クヒオ大佐」
2009 日本 Show Gate,アスミック・エース 112分
監督:吉田大八   原作: 吉田和正 『結婚詐欺師クヒオ大佐』(新風舎文庫刊)
出演:堺雅人、松雪泰子、満島ひかり、中村優子、新井浩文、児嶋一哉、安藤サクラ
    内野聖陽、他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
実話ものが好きなのと、堺雅人ならなんとかなるんじゃないか、と思って見始めました。
まあ、見え見えの結婚詐欺なのに、女って引っかかっちゃうのね。
よ~く考えてみれば、米軍戦闘機が日本からイスラエルまで日帰りできるわけが
ないじゃん。この胡散臭さプンプンのニセ米軍大佐を堺雅人がなかなか上手く演じていた。
松雪泰子、第二の犠牲者になりかけるというか半分なっちゃった科学館の女性スタッフ
春を演じた満島ひかりが良かった。
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コメディ仕立てなので、軽く笑って、馬鹿だねえと
観るのが正しい。銀座のナンバーワンホステスを騙そうとして投資話を持ちかけるが
詐欺を見抜かれ逆に騙されそうになったり、松雪の弟に素性を掴まれポラロイドに写真を
撮られて、逆に恐喝され,「お前、英語喋れないだろ」とか、いじられまくり,そのたびに
オドオドする。何ともしまらない詐欺師が、笑いを通り越えて哀愁を醸し出す・・・。

「カメハメハ大王の末裔のアメリカ人パイロット“ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐”と名乗り、
何人もの女性を騙し続けた実在の結婚詐欺師の物語を、「ジェネラル・ルージュの凱旋」
「南極料理人」の堺雅人主演で映画化。共演に「容疑者Xの献身」の松雪泰子、
「愛のむきだし」の満島ひかり、「ストロベリーショートケイクス」の中村優子。
監督は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八。
 
 いつも軍服を着ている自称36歳のアメリカ人、ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐。
父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこ、現在は米軍特殊部隊
ジェットパイロットという華麗な経歴の持ち主。
しかし、その正体はデタラメな経歴とベタな変装で女性たちを騙しては金を貢がせる結婚詐欺師
だった。弁当屋の女社長・永野しのぶはそんなクヒオ大佐の虚言を信じて目前に迫った結婚の
準備に勤しむ日々。一方クヒオ大佐は、博物館学芸員の浅岡春を新たなターゲットに定め、
言葉巧みに近づいていく。さらに、銀座のホステス須藤未知子にも目を付け、虎視眈々と
チャンスを窺うが…。」(allcinema)
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小心ものの詐欺師は悲しからずや・・・

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-01-17 23:15 | 邦画・新作 | Comments(0)

●「ソーシャル・ネットワーク The Social Network」
2010 アメリカ Columbia Pictures, Relativity Media, Michael De Luca Pro.120min.
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演: ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、
   ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマー マックス・ミンゲラ ほか

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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
まず、SNSがなんたるかを少しでも判っていた方がいい。それにしても、前半もの凄い
セリフの交換。嵐のようだ。字幕を追うだけでも精いっぱい。フィンチャーの映像も
なかなか凝っているのだが、味わうゆとりさえない。更にPC用語がガンガン出てくるので
一緒に行った奥さんは早々にギブアップして爆睡!
字幕テロップをこんなにたくさん作った映画も最近ないんじゃないかな。基本的には
セリフ劇といっても過言ではない。アメリカでの評価が高いのはネイティブとして英語を
理解できる環境と、Facebookというシステムが身近だからだろう。

アカデミー候補になっている映画は発表までに出来るだけ見ておこうと、出かけた。
シネコン日曜の午後一番の上映の割に人出は少なめ。これは年配向きではないな、と
感じた。セリフのフォロー、時折出てくる耳を覆いたくなるような大きな音量の音楽、
には不快感を覚えたが、物語そのものは非常にシンプル。フィンチャーの映像表現も
上手いとは思うが、感動を覚える映画かと問われれば、私の場合は????である。

知っている俳優さんが殆ど出てこない。実話に基づいて作られているが、ナップスターを
作った男は相当悪く描かれているけど、実在の人なのにいいのかなあ、なんて思って
見てた。まあ若さゆえの大胆さ、自由な発想、チャレンジャーである向う見ずな行動、
それに伴う、大人社会との対立、彼らを狙う資本、また同じアイデアを持っていた同志の
対立、裏切り、恋愛など、青春映画に必要な要素をふんだんに取り入れてあるので、
PC用語が判らなくても何となくは判る。ラスト、既に100万人の参加者を超えて企業と
しても大きくなったFacebookを開き、かつての恋人のページに「友達になる」と送って
返事を待つ「リターン」ボタンを押しづ付ける主人公の姿が、全てを物語る。
巨額の富を手にした彼は、大事なもの、大切な人を失うことが代償となっていたのだった。
それが果たして幸せなのか?とフィンチャーは問うているわけだ。
だけど、今や最年少の富豪と言われる、ザッカ―バーグ、資産価値は4兆円と言われて
いるが、それだけの金があれば人生たいがいの悩みは解決できるけどなあ。
作品の中に「早口の世界選手権か?」と言うセリフが出てくるが、それは特にザッカ―バーグ
と仲間のマシンガンのようなセリフについて言ってやりたセリフだ。
正直しんどい映画で疲れたが2時間はあっという間ではあった。
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<ストーリー>
「2003年秋。ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグはボストン大生の恋人の
エリカと口論になり、「アンタがモテないのは性格がサイテーだからよ」と言われて
振られてしまう。怒ったマークは酔った勢いも手伝ってブログに彼女の悪口を書き並べ、
さらにハーバード大のコンピュータをハッキングして女子学生の写真を集め、
ルームメイトで親友のエドゥアルド・サベリンの協力の下で女の子の顔の格付けサイト
「フェイスマッシュ」を立ち上げる。サイトは瞬く間に話題となり、公開から2時間で
2万2000アクセスを記録するが、4時間後には大学側に潰されてしまう。

後日、理事会に呼び出しを食らったマークは半年の保護観察処分を受け、大学中の
女学生全員から嫌われ者となる。そこへ、ボート部に所属するエリート学生である
キャメロン&タイラー・ウィンクルボス兄弟とその友人のディヴィヤ・ナレンドラは
マークの優れたプログラミング能力に目を付け、「名誉挽回のチャンス」と称し、
「harvard.eduドメイン」に群がる女と出会うことを目的としたハーバード大生専用の
コミュニティサイト「ハーバード・コネクション」の制作協力を依頼する。
これにヒントを得たマークはエドゥアルドをCFOとして1000ドルの融資を受けて
ソーシャル・ネットワーキングサイトの制作に取り掛かり、2004年初頭、
「ザ・フェイスブック」が誕生する。」(Wikipedia)

これに「ナップスター」を作り、著作権がらみで、文無しとなっていたショーン・パーカーが
シリコンバレーに本社を移したFacebookに絡んできて、騒動が広がっていくのだ。
今や207カ国に5億人の参加者を持ち、昨年のサイト訪問者数では世界一のSNSになった
Facebook。この新機構といえども、半年後にはどうなっているのかは誰も判らない。
つい先日はYouTubeでありTwitterであったのに・・・。
尚、エンディングロールのバックで流れるのはビートルズの「Baby,You are a rich man」。
意味深長だ。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-01-16 15:20 | 洋画=さ行 | Comments(2)

デビル The Devil's Own

●「デビル The Devil's Own」
1997 アメリカ Columbia Pictures,111min.
監督:アラン・J・パクラ
出演:ハリソン・フォード、ブラッド・ピット、マーガレット・コリン、ルーベン・ブラデス
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
パクラ+H・フォード+ブラピ。期待しちゃいますねえ。大外れではないのですが、
IRA戦士のブラピが今一つハマってないかなあ、って感じなのと、ハリソン・フォード、
年齢を重ねるに従って演技に力みがあるようにも。
物語の底が若干浅かったかなあというウラミがるように感じました。友情が芽生えた警官と
犯罪者(ではあるわけで)の間のラストはどのように描かれるのか、最後まで
期待を繋ぐ構成は、良かったと思う。だが、所詮はああならざるを得ないなあ。
それとアイルランド紛争を少しは知ってないと魅力も減るだろう。しかし、幹はアメリカに
渡ってからのハリソンとブラピの物語なんで、アイルランド紛争が飾りのようになっちゃう
のかな。ブラピがハリソンに自分の悲惨な生い立ちを説明したあと「アメリカの話じゃないよ、
アイルランドの話さ」というのが印象深い。悪く言いすぎたかな。見て損はない映画では
ありますよ!パクラの遺作であります。

<ストーリー>
8歳の時、IRAシンパだった漁師の父親を眼の前で政府軍に射殺されたローリー(ブラピ)は
長ずるに及んでIRAの戦士となり、父親を殺された復讐を政府軍や警察相手に繰り広げていた。
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ある日政府軍の大攻勢の中で多くの仲間を失ったローリーは、IRAの指示でヘリを撃ち落とす
スティンガー・ミサイルを闇で買い付けるためにNYへと渡った。

彼はシンパの判事に紹介され、警官の家に居候しながら、金の工面とミサイルの買い付けに
走った。一方でミサイルを運ぶ中古の船を買い、NYに先に入っていた男とレストアを始めた。

判事の家には、ベルファストで命を落とした仲間の妹が住み込んでいて、彼女が間に入り
判事がどこからか用意してきた大金をローリーに渡す。

ローリーが居候をした家の警官トムは、嘘の付けない正義の人で、ある日仲間のエドが
一緒に追っていた車上狙いが拳銃を捨てて逃げているにもかかわらず、後ろから射殺した
事件が発生。ビリーから頼まれ嘘の証言をし彼を助けたが、彼は責任を感じて警官を
辞める覚悟を決めたのだった。

そんなトム一家とローリーは、仲良しになり、友情さえ芽生え始めた。しかし、ある日
トムの家が荒らされ、家の中を点検するうちに、ローリーに貸している地下室のバスルームの
床下に大金が入ったバッグを見つけてしまう。

ローリーがIRAの戦士であり、NYPDのほか、英国情報部やFBIからも追われる身である
ことを知り、彼を逮捕することで、彼の身を守ろうとする。
ローリーは、アイリッシュでバーを経営するビリー(武器商人)から金を催促されるが
ベルファストからの指示で待ってくれるように頼む。しかし彼は承知せず、仲間を
誘拐し、金を持ってくるように迫る。だが、トムの家で大金を発見したトムに逮捕され
大金も没収された。エドと護送の途中、渋滞して止まった警察車両からトムを殴り
逃亡しようとしたが、エドに見つかりエドを射殺してしまう。大金を取り損ねた
ローリーは逃亡する。そして判事の家に匿われるのだが、ローリーは判事の家に行き
ローリーがいることを察知、追いかけるが逃げられてしまう。

ローリーは、工場跡地でビリーらにミサイルと引き換えに大金を渡す、と交渉、
カバンの中は爆弾で、中を開けた瞬間に爆発、そのすきにローリーはその場にいた
ビリーらを射殺して、ミサイルを奪った。一緒に船の修理をしていて誘拐された
男は殺されていた。
ローリーはミサイルをその船に積んで大西洋を横断しようと企てたが、トムは
ローリーがミサイルを船につんでアイルランドに渡る計画を持っていることを知り
港に急ぐ。
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ちょうど出港するところの船に飛び乗ったトムは、ローリーを逮捕する、と銃を
向けるが、ローリーは逮捕されるくらいなら俺を殺せ、といい言うことを聞かない
それどころかトムに銃を向けてくる。撃ち合いになった二人。肩に銃弾を受けた
トム、「ここに来るなといっただろう」というローリーだったが、その場にくずれ
るように倒れる。致命傷を負っていたのはローリーだったのだ。
「あんたはいい人だ」そう言い残してローリーは絶命する。「こうなる運命だった
のか、私たち二人は・・・」と思うトムであった・・・。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-01-15 23:30 | 洋画=た行 | Comments(0)

●「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い Legends of The Fall」
1994 アメリカ TriStar Pictures, Bedford Falls Productions,132min.
監督:エドワード・ズウィック 原作:ジム・ハリソン
出演:ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス、エイダン・クイン、ジュリア・オーモンド
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<1994年度アカデミー賞撮影賞受賞作品>


<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
モンタナに行ってみたくなりました。素晴らしい大自然。オスカーを獲った映像が
非常に美しい。もちろん、映画本体の出来も宜しい。原作が面白いんだろうな。
いわゆる大河ドラマだけど、2時間10分ちょっとに上手く収められている。
兄弟愛、親子愛、男女の愛、国への愛、インディアンとの人類愛、など様々な愛が
戦争や禁酒法などの世の中の揺れの中で、傷つき、再生していく壮大なドラマが
モンタナの雄大な大自然の中で、滔々と描いて行く。
3人の兄弟との愛情に翻弄された揚句、自殺して行く、才女スザンナを演じた
ジュリア・オーモンドが良かった。ブラピのキャスティングは、いいのだが、
兄嫁と何かをやらかすだろう、とはバレバレではある。が、そのブラピも狂気を
秘めた男の生きざまを、いい感じで演じていたと思う。また父親を演じたアンソニー・
ホプキンスも、男の哀しみというものを好演していた。
ラスト、家の陰から銃を撃ち、対立していた弟(ブラピ)を救ったのが長兄だった、と
いうのは、ちょいとご都合主義なところもあるが、原作なんだろう。
とにかくそれも含め、次男トリスタン(ブラピ)の最期の描き方まで、カタルシスも
宜しい。たっぷり「人生」を感じさせてくれる映画だ。
父親が守ったインディアンの古老が一家の話を手元にある手紙を紹介する形で
作品は進行する。
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<ストーリー>
1914年、モンタナ。インディアン(今の映画は先住民という)を駆逐させる任務に
嫌気がさしたルドロウ大佐は、軍を引退し、モンタナに先住民と牧場を経営していた。
彼の妻は、彼の元を去っているが、憎しみ合っているわけでは無いらしい。
そして彼には、アルフレッド、サミュエル、トリスタンという3人の男の子がいた。

モンタナの大自然の中で先住民たちとそして父親と育った3兄弟は、仲の良い兄弟で
あり、父の言いつけは良く聞く兄弟であった。しかし、長ずるに従い、個性が出てきて、
特に次男のトリスタン(ブラピ)は、いかにも自然児という性格になり、堅実な
長兄や末っ子とは、違う個性を放っていた。

平和なモンタナにも第一次世界大戦のニュースが伝えられた。ドイツの侵攻と戦っている
イギリスを救いたいと、父親の制止も振り切り、欧州戦線へと出征してしまう。
末っ子サミュエルは大学で知り合い、婚約したという才女スザンナを伴って家に帰っていたが
サミュエルは彼女の制止すら振り切ったのだった。
彼らは戦争を甘く見ていた。地獄のようなドイツ軍との野戦の中で、サミュエルを守ると
誓って戦場に行ったトリスタンが目を離したすきに、勝手に偵察に出かけたサミュエルは
トリスタンの助けも間に合わず、ドイツ軍の機関銃の餌食になってしまった。

トリスタンはインディアンの風習に拠って、彼の心臓を取り出し、家に送り返したのだった。
それから彼は復讐の鬼となり、ナイフでドイツ兵を襲っては首を掻いて殺し、頭皮を剥ぐ
行為を繰り返していた。周りの兵士たちも手を付けられない狂気であった。

帰国した2人は、サミュエルを埋葬し、嘆くスザンナと彼女を慰めるトリスタンはやがて
愛し合うようになり、結婚する。
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しかし、長兄もスザンナを好きで告白したのだが、
叶わず、弟に譲ったのだった。そのトリスタンも、船乗りになると言って妻を置いて
姿を消してしまう。手紙のやりとりはしていた二人だったが、ある日、トリスタンは
スザンナに、他の男と幸せになれ、と書いてきた。
長兄は街に出て仲間と商売を初めて成功し、下院議員にまでなる。父は脳溢血で倒れ
言葉も上手く話せない身体となってしまった。戦争のあと牛の価格が暴落し、破産状態。
スザンナは、長兄の嫁となっていた。

そんな折、またトリスタンが帰って来た。彼は父の変わり果てた姿と妻が長兄の嫁に
なっていたことにショックは受けたが、それは自分がさせたことと、長兄が父の嫌う
政府の仕事をするなら、自分は反対のことをするといって禁酒法下の酒の密売に
手を出す。そして、子どものころから知っている使用人だった先住民の娘イザベル・ツー
と結婚、2人の子供にも恵まれた。彼は長男に、戦争で守り切れず、ずっとそのことを
背負って生きてきたサミュエルの名前を付けた。
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他の密輸グループにつけ狙われる身となったトリスタンだった。また彼は警察にも
目を付けられていた。ある日、密売を終え、家族でクルマに乗って引きあげるとき
警察隊の待ち伏せにあって、一人の警官が威嚇のために発射した機関銃の流れ弾が
イザベル・ツーに当たり、彼女は即死。トリスタンはその警官を半殺しにする。

世の中はトリスタンに同情したが、警官を殴った罪で30日入牢となった。警官は
お咎めなし。刑期を終えたトリスタンは、殺された妻の父と、復讐に出た。
妻の父は警官の乗るクルマを遠くからライフルで狙い撃ち。また、正面切って
トリスタンを殺しに来た警察部隊と対決するトリスタン。そこにショットガンを隠し
持った父が現れ、警察隊に銃をぶっ放す。しかし、警部の拳銃が父を狙った時
トリスタンは身を持って父を守ろうとした。その時銃声が鳴り響き、警部の身体が
吹き飛んで行った。銃を撃ったのは長兄であったのだ。その頃スザンヌは自ら
拳銃で頭を撃ち抜いて自殺してしまうのだった。不幸な人生だった。

警官を殺したことでお尋ねものになるトリスタンは、子どもを長兄に預けまた、
逃亡と流浪の旅にでた。彼は1963年まで生きて、森の中で灰色熊と戦い、死んだ。

トリスタンの周りでは末っ子サミュエル、イザベル・ツー、そしてスザンヌと愛する
人が次々と死んでいった。彼はその死への責任を背負って生きていったのだ。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-01-13 23:40 | 洋画=ら~わ行 | Comments(2)

●「ワイルド・シングス Wild Things」
1998 アメリカ Mandalaybay Entertainment,108min.
監督:ジョン・マクノートン 製作総指揮:ケヴィン・ベーコン
出演:ケヴィン・ベーコン、マット・ディロン、ネーヴ・キャンベル、テレサ・ラッセル、
    ビル・マーレイ、デニース・リチャーズ、ロバート・ワグナー他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
どんでん返しの連続が少々辟易する。あそこまで連続してどんでん返しが続くと、なんでも
ありかよ!って突っ込みを入れたくなる。それと最後の最後に残ったスージー(ネーヴ)の
犯罪に至る背景の描写不足と、カリブの海に現れた弁護士ケン(ビル)との間の詳細も
説明されないので、「何なの?」という感想が残ってしまう。
出ている人の割にはB級の臭いプンプンだが、どんでん返しにつられて最後まで観ちゃった。
あまりのどんでん返しの様にいささか「イラッ」と来たのが正直なところ。
悪い人しか出てこない希代?のエロティックサスペンス映画!(爆)

「女子高生ケリー(デニース・リチャーズ)は進路指導教諭サム(マット・ディロン)にレイプ
されたと訴える。法廷での争いに発展し、サムはボウデン弁護士(ビル・マーレー)に
助力を求めた。
警官のデュケ(ケヴィン・ベーコン)は調査の過程で彼女の同級生スージー(ネーブ・トーラー)も
かつてサムにレイプされたことをつかむ。
だが裁判でスージーは自らのレイプも、ケリーのレイプも偽証だと明かした。サムヘの嫌疑は
晴れ、示談金として850万ドルを得た。彼はその夜ケリーとスージーと喜びを分かちあう。
すべてはケリーの母親から金を巻き上げるための作戦だった。

一方デュケは三人が共犯ではないかと疑っていた。そんな中、スージーがサムに撲殺された。
ケリーがスージー事件に絡んでいると踏んだデュケは、誤って彼女を銃殺してしまい、免職に
なった。実は免職も計算のうちで、サムとデュケが落ち合うための策略だった。
二人きりのヨットの上で今度はサムがデュケを殺そうとする。デュケの反撃で危機一髪のサムを
救ったのは死んだはずのスージーだった。その後彼女に毒を盛られ、苦痛にゆがむサムを
尻目にスージーは一人祝杯をあげる。岸に上がった彼女はボウデン弁護士から示談金を
受け取るのだった。」(goo映画)

サムは、ケリーの母親とも出来ていたりする。なんでもありですな!

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by jazzyoba0083 | 2011-01-11 22:50 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)