●「セント・エルモス・ファイア St. Elmo's Fire」
1985 アメリカ Clombia Pictures,108min.
監督・脚本:ジョエル・シューマカー
出演:エミリオ・エステヴェス、ロブ・ロウ、アリ・シーディ、デミ・ムーア
   アンドリュー・マッカーシー、ジャド・ネルソン、メア・ウィニンガムほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
80年代を代表する青春映画としてWOWOWで紹介された。この映画の存在はバブル時代
フジのトレンディドラマ「愛という名のもとに」(主題歌が浜田省吾だったかな)のネタ元に
なったので良く覚えている。仲間とドラマを、「映画のパクリじゃないか!」と
バカにし合ったものでした。青春群像ドラマというのは昔からあり、「ふぞろいの林檎たち」
はこの映画より2年ほど早い。「男女7人夏物語」は、この映画の翌年だから、鎌田敏男の
脚本に影響があったかもしれない。あからさまにパクッたのが「愛という名のもとに」
だったわけだ。

自由な世界、好きな付き合いだけしていることが許された大学時代を終えて数カ月たった
7人の仲間が、仲間内の恋愛、友情、家庭、仕事、などで悩みながらもアイデンティティを
確立して行く様を描く。エピソードとして、どうってことないものではあるが、青春という
言葉がこの映画の出来を補強している。全体としては音楽も含めて、「ああ、80年代だ
なあ」という感じだから、当時の感覚に浸りたいというノスタルジックな味わいを求めている
人にも良さげな映画ではある。

私として面白かったのが、同棲していた二人が別れるときに二人で買ったLPを誰がどれを
持っていくかで、いい合うところ。マイケル・ジャクソン「スリラー」とか、ブルース・
スプリンスティーンとか80年代前半にヒットしていたアルバムの名前が続々と出てきて
思わずニヤリとしてしまうところ。

<ストーリー>
「ワシントンの名門、ジョージタウン大学をそろって卒業した7人の仲間が久しぶりに
顔を合わせることになったのは、ビリー(ロブ・ロウ)とウェンディ(マーク・マクドウェル)が
引き起こした交通事故がきっかけだった。
弁護士志望のカーボ(エミリオ・エステヴェス)、ミュージシャン志望のビリー、
ジャーナリスト志願のケヴィン(アンドリュー・マッカーシー)、政治家を目ざす
アレックス(ジャド・ネルソン)、女性として珍しく建築の勉強を続けるレスリー
(アリ・シーディ)、銀行に就職したジュールス(デミ・ムーア)、ソシアル・ワーカーの
ウェンディ。七人七様の生き方で社会の大海に乗り出したのだ。

そんな彼らが在学中から心の拠り所にしていた溜り場であるバー・レストラン
<セント・エルモ>では、法律の勉強を続けるべく、カーボがウェイターとして
アルバイトをしていた。ビリーもここでサックスを吹いていたが、女に手が早くその上
酒好きという性格破綻ぶりが災いして、学生結婚した妻との間に秋風が立っていた。
そんな彼に秘かな思いを抱くのがウェンディ。実業家の父(マーティン・バルサム)の
過保護ぶりに反発するかのように不良青年ビリーにひかれていた。

グループの中で政治家の秘書というまっとうな道を歩み出したのがアレックスだったが、
同棲中のレスリーがジャーナリスト志望のケヴィンと関係を持つようになり、3人は
抜きさしならない立場に追いこまれる。一方、カーボも激しい恋に身を焦がしていた。
相手は大学の先輩で女医をしているデール・バイバーマン(アンディ・マクダウェル)。

ビリーの事故の時に再会して以来、その美しさにまいっていたカーボは押しの一手で
突進するが、不運にも彼女にはインターンの恋人がいた。しかし休暇をとって恋人と
山小屋にこもっていたデールのもとに押しかけ、強引に彼女の唇を奪って白銀の道を
引き返した。

そんな中でまた新たな事件が起きた。勤め先の妻子持ちの上司と恋に落ち、レスリーや
ウェンディを心配させていたジュールスが上司に棄てられた上に会社もクビになり、
自殺を計ったのだ。急を聞いて駆けつけた仲間たち。凍てつくような部屋にひとり
うずくまるジュールス。そのかたくななまでの心を開かせたのはビリーの説得だった。
そして変ることのない友たちの熱い友情だった。

ミュージシャンとしての成功を目ざしニューヨークヘ向かうビリーの旅立ちの日。
見送る仲間たちの足が自然に<セント・エルモ>へ向きかけた時誰かが言った。
「もう、<セント・エルモ>じゃないぜ」。
<セント・エルモの火>。嵐の大海に捲き込まれた水夫たちを導くという伝説の火。
しかし、進むべき道をしっかりと見定めた若者たちに、もはやその灯は必要ではなかった。」
(goo映画)


こういう映画って、制作した時代を体験している人は、時々引っ張り出して来て観るでもなく
観ちゃう映画なんだろうな。 無邪気な青春がそこにはある。
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by jazzyoba0083 | 2011-05-31 23:10 | 洋画=さ行 | Comments(0)

●「ザ・ウォーカー The Book of Eli」
2010 アメリカ Alcon Entertainment (presents),Silver Pictures,118min.
監督:アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ
出演:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、レイ・ステーヴンソン
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
(最初っからネタばれで済みませんが)イーライは結局、盲目だったのかい??
それとも残された聖書が、点字しかなかったのかい?? 最終地のアルカトラズで
暗唱した聖書の内容を読み上げるイーライの姿、盲目ならば点字をなぞれば良いわけで、
すると、盲目ではなかったということかな。日々広げて読んでいたのは、目で見て
読んでいたわけではないんだな。そのあたり、判り辛し。

全編を覆う脱色系の画面が近未来を想定させている。鋭い青龍刀みたいなものを振り回し
敵をバッタバッタと斬りまくり、銃を撃てば百発百中。彼はどういう出自の人なの??
そのあたり判り辛し。聖書の内容を奉るなら、人は殺しちゃいかんのじゃないかい??
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テレビゲームや、コミックの世界のようであり、私としてはあまり得意ではない。
シネコンに行かなくて良かったな、と思った。ストーリーは、なるほどな、という
面白さはあるが、少々底が浅い。街を統治するカーネギーが聖書が欲しくてたまらない
のだが、聖書で何が出来るのかな、みんなが聖書の言葉さえあれば俺に従うんだ、という
のは、いいやつなのか悪い奴なのか良く解らない。顔からだけ推察すれば悪いんだろうけど。
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30年間、目的地を探して歩いた、ということだけど、時間かかりすぎじゃないの??
最後のアルカトラズ島はいわば「ノアの箱舟」だったわけね。文化文明の。

ミラ・クニス(「ブラック・スワン」では中々いい演技だったが)は添え物な感じ。
ラスト、彼の志を受け継いで、彼の青龍刀を背中に挿して、荒野に出かけるところ、
彼女の目的は何??
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観て損、という映画では無いけど、好悪が別れるだろう、と思う。宗教臭いし。
ただ、ソラーラを巡る一連の挿入話は面白かったな。

<ストーリー>
「フロム・ヘル」のヒューズ兄弟がデンゼル・ワシントンを主演に迎えて描く
SFサスペンス・アクション。文明が崩壊した終末世界のアメリカ大陸を舞台に、
世界に一冊だけとなったある本を襲撃者から守り、西へと運ぶ謎めいた男の姿を、
ハードなバイオレンスとスタイリッシュな映像で描き出す。
共演に「ダークナイト」のゲイリー・オールドマンと「マックス・ペイン」のミラ・クニス。
 イーライという名の謎の男は、崩壊したアメリカ大陸の荒野を西に向かって歩き
続けていた。ある本を携えて。その本は、いまや世界にこのただ一冊となっていた。
イーライは、その本に近づこうとする者は容赦なく斬り捨てた。そんな中、とある町に
立ち寄ったイーライ。そこは、カーネギーという男が独裁者として君臨する町。
彼は、ある本を探していた。その本があれば世界を支配できると考えていた。
やがて、イーライの本こそが、目的の本だと確信するカーネギーだったが…。」
(allcinema)

防備録ながら書き置くと、イーライとソラーラは、荒野の一軒家の老夫婦の家にいる
ところを追いかけてきたカーネギー一味に、ガットリング銃みたいなもので
ぼろぼろにされ、追い詰められ、イーライはカーネギーから腹に一発喰らい、ソラーラに
助けられ、遂に最終地、サンフランシスコのアルカトラズ島に到着する。
そして本をそこの主に渡す。聖書だと。しかし中身は点字。だが、イーライは、聖書の
全てを暗記していて、主に口述筆記させて、工場で活版印刷にかけて、ついに聖書が
完成する。だがイーライは息を引き取る。ソラーラは彼の刀を持ってまた荒野に出かけた。

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by jazzyoba0083 | 2011-05-23 23:30 | 洋画=さ行 | Comments(0)

誰がため Flammen&Citronen

●「誰がため Flammen&Citronen」
2008 デンマーク・チェコ・ドイツ 136min.
監督:オーレ・クリスチャン・マセン
出演:トゥーレ・リントハート、マッツ・ミケルセン、クリスチャン・ベルケル、
クリスティーネ・スティーンゲーゼ
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
史実を元にした映画。デンマークにこういう事実があることを知らなかったので興味深く観た。
「骨太」だけど「地味」。人間関係が複雑でストーリーが判りづらい、という難点はあるが。
絶妙の邦題にもあるとおり、主人公の二人は「誰のために」戦争を、暗殺をしているのか
判らなくなり、つまり誰を信じて良いのか判らなくなるさまは、戦争の持つ暗い面の1つを
表現した映画として評価してもいいのではないか。
彼らの死後アメリカから勲章が送られたことがラストで字幕で紹介されるが、連合軍に
とっても、主人公二人の活躍は、決して忘れられないもの、であったのだ。しかし、
本人たちは死してなお、誰のために戦ったのか、疑念の中にいるのだろう。それが戦争だ。
主役の二人はその役どころにぴったりで、復習という狂気に駆られれる一方で、裏切り、密告、
などの猜疑心に苦しむフラメン、最初は大人しかったシトロン、妻との間も上手く行かず、
ほかの男に寝取られ、次第に狂気の中に自らの身を投げていく。周囲のことを忘れたいかの
ように。
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<ストーリー>
「戦争に正義などない。デンマークで長い間タブーだった実話に基づき、オーレ・クリスチャン・
マセン監督が第2次世界大戦下の自国を描いた本作がそのことをはっきりと教えてくれる。
さらには、もしも自分の国が他国に侵略されたら、人はどんな選択をするかを問い、人が人を
利用し疑惑の温床となる組織についても描かれている。
実在のレジスタンスを演じたのはデンマークを代表する国際派俳優たちだ。
赤毛のフラメンに『天使と悪魔』のトゥーレ・リントハート、丸メガネのシトロンに
『007/カジノロワイヤル』『シャネル&ストラヴィンスキー』のマッツ・ミケルセン。
本国では08年度観客動員数No.1を記録した大ヒット作。

ナチス占領下のデンマークで、実在のレジスタンスの姿を描く社会ドラマ。
監督は「Angels in Fast Motion」のオーレ・クリスチャン・マセン。
出演は、「天使と悪魔」のトゥーレ・リンハーツ、「007/カジノ・ロワイヤル」のマッツ・
ミクルセン。2008年度デンマーク・アカデミー賞5部門受賞。

1944年、ナチス・ドイツ占領下のデンマーク・コペンハーゲン。打倒ナチスを掲げる地下組織
ホルガ・ダンスケに属する23歳のベント・ファウアスコウ=ヴィーズ、通称フラメン
(トゥーレ・リンハーツ)と33歳のヨーン・ホーウン・スミズ、通称シトロン(マッツ・
ミクルセン)の任務は、ナチスに協力する売国奴の暗殺だった。

フラメンは堅固な反ファシズム主義者で、デンマーク自由評議会によって抵抗組織が統合され、
ナチスに反撃する軍を立ち上げることを望んでいる。一方、繊細で家族思いのシトロンは、
殺人に抵抗を感じていた。
ある日、上司アクセル・ヴィンターから、ドイツ軍情報機関の
将校2人の暗殺を命じられる。フラメンは、有能なドイツ軍大佐ギルバートと対峙し、違和感を
覚え任務遂行をためらう。そしてもう1人のサイボルト中佐の暗殺に向かうが、
相打ちとなり重傷を負う。そのため、今まで直接人を殺したことがなかったシトロンが、
ギルバート暗殺を決意する。ゲシュタポの報復が激化し、ホルガ・ダンスケのメンバーが
次々と拘禁・処刑されるようになる。

ヴィンターはフラメンの恋人で諜報員のケティを密告者と断定し、暗殺を命じる。
彼女はヴィンターの運び屋であるが、ゲシュタポのリーダーであるホフマンとも通じている
というのだ。フラメンがケティを問い詰めると、彼女は思わぬ事実を打ち明ける。
ヴィンターはナチや裏切り者の暗殺に紛れ込ませ、自分に都合の悪い人間の殺しを2人に
させていたのだという。無実の人を殺していたのかもしれないと苦悩する2人は、
上層部からの命令を拒否するようになる。
さらにフラメンは、ケティがホフマンといるところを目撃してしまう。危険な立場に
追い詰められた2人は、デンマーク史上最大の大量虐殺の首謀者であるホフマンの暗殺を
決意する。」(goo映画)

ネタバレですが、フラメンを愛しているといっていたケティは、ホフマンからフラメンに
かかっていた懸賞金2万クローネを受け取るのだ。シトロンは、警官に化けてホフマンの
暗殺に向かうとき、ナチスに捕らえられ、壁を乗り越えて逃げる時に撃たれ、救急車を
奪って隠れ家に実を隠すが、なぜかナチスにばれて壮絶な銃撃戦の果てに絶命。
フラメンも、実家で食事中にホフマン率いるナチの大軍に攻められ、地下室で毒の入った
カプセルを飲んで自殺する。 二人の遺体をもてあそぶ部下をしかりつけるホフマン。
どういう人格なんだろう、と。また懸賞金を受け取ったケティは、本当に2重スパイで
フラメンのことなんかどうでも良かったのだろうか。
この映画の詳細はこちら1まで。
by jazzyoba0083 | 2011-05-18 23:30 | 洋画=た行 | Comments(0)

配達されない三通の手紙

●「配達されない三通の手紙」
1979 日本 松竹 131分
監督:野村芳太郎  原作:エラリー・クイン「厄災の街」 脚本:新藤兼人
撮影:川又昂 音楽:芥川也寸志
出演:佐分利信、乙羽信子、小川真由美、栗原小巻、神埼愛、片岡孝夫、松坂慶子
   蟇目良、竹下景子、渡瀬恒彦
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
萩が舞台とは言え、製作年より古い感じがした。監督も、撮影も、音楽も、キャストも
一流なんだけど、映画はそれに比して、今一つな感じだ。あのころの映画ってセリフ回しが
あんなに朴訥だったかなあ。佐分利信はさておくとしても。栗原小巻も、神埼愛も
演技の臭いがしてしまう。まあ、栗原小巻はこれに限らず全部演技の臭いがしちゃう女優
さんだと思うけど。松坂が若い女優陣の中では一番良かったかな。川又昂のズームもわざと
かなあ、無意味にぎこちない感じがする。
物語は、外国から来た蟇目と神埼が、にわか探偵になって進行させる。原作が原作だけに
そこそこの面白さはあるが、少々ごちゃごちゃして判りにくい点も。終わりはあっけない。
突っ込みどころも沢山あります。


<ストーリー>
ロバート・フジクラ、通称ボブ(蟇目良)と名乗る青年が、日本文化研究のため
アメリカから伯父、唐沢光政(佐分利)の住む山口県萩の町を訪ねた。

唐沢家は代々町の名家で、すみ江夫人(乙羽信子)との間に、麗子(小川)、紀子(栗原)、
恵子(神埼)の美しい三姉妹がいる。ボブは唐沢家の離れに住むことになった。
次女の紀子は父の銀行に勤める藤村(片岡孝夫)と結婚することになっていたが、藤村が
結婚寸前に失踪、三年間行方不明になり、その後、紀子は自室にこもり、魂のぬけたような
生活をしていた。

地方検事の峰岸(渡瀬)という婚約者がいる三女の恵子がボブの研究を手伝っている。
ある日、紀子の恋人、藤村が突然帰ってきた。家族は拒絶するが若い二人は抱き合い、
結婚することになり、紀子に笑いがもどった。
数日後、藤村の妹を名乗る、智子(松坂慶子)が萩の町にやってきた。しばらくして、
紀子は藤村の本の間にあった三通の封筒を見てハッとなった。
その姿を見ていたボプと恵子は、あとで、紀子の部屋に忍び込み、その手紙を見る。
それらは藤村の筆跡で、妹?智子に宛てられていた。八月十一日付の手紙は、彼の妻が
病気になった知らせ、八月二十日付の第二の手紙は妻の重態、九月一日付の第三の手紙は
妻の死を伝えていた。

第一の手紙の日、八月十一日がやってきた。唐沢家は恒例の土曜会が開かれ、その日、
藤村の注いだワインを飲んだ紀子は嘔吐する。第二の手紙の日、八月二十日、紀子の飲んだ
コーヒーに砒素が仕込まれており、彼女はそれに気づいて解毒剤を飲んだ。
ボブと恵子は第三の死の予告から紀子を救うことを誓う。九月一日、第三の手紙の日、
藤村の誕生日が催された。藤村の作ったウィスキーを紀子が飲もうとすると、酔った智子が
それを横取りして飲んでしまった。智子はその場で死んでしまう。警察がやってきて、
グラスから砒素が発見され、犯行は明らかに藤村の仕業と見なされた。三通の手紙も発見され、
藤村は逮捕される。
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事件は解決されたかに見えたが、藤村の空白の三年間が判明して事件は意外な方向へ。
紀子は自分を棄てた三年間、智子と同棲していた藤本への復讐として、手紙通り毒を飲んで
藤本を殺人犯に仕立てようとしたのだ。しかし、それを偶然、実際は愛人であった智子が
飲んでしまったのだ。」
(goo映画・一部訂正)

ネタばれだが、この後、記者だと称する大川という女性(竹下景子)が登場する。
大川は藤川の大学の後輩であり、先輩がそんな事件を起こすわけはないと検事に迫るが、
証拠はない。実は彼女こそ、藤村の実の妹であり、北海道で智子と暮らしていた兄を追って
萩までやってきたのだ。
智子の死後、ボブと恵子は、北海道に飛び、藤村の3年間の生活を母から聞き出す。

藤村は愛人だった智子を捨てて萩に戻ってきたのだった・・・」
この映画の情報はこちら
by jazzyoba0083 | 2011-05-17 23:20 | 洋画=は行 | Comments(0)

●「ウルトラ I Love You  All About Steve」 日本劇場未公開
2009 アメリカ Fortis Films,Fox 2000 Pictures,Radar Pictures,99min.
監督:フィル・トレイル
出演:サンドラ・ブロック、ブラッドリー・クーパー、トーマス・ヘイデン・チャーチ他。
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
本作は、作品の良しあしよりも、同じ年にサンドラが「しあわせの隠れ場所」でオスカー
主演女優賞を獲り、同時に本作でラジー賞最悪主演女優賞も獲得、受賞会場に本作のDVDを
多数持って現れ、「そんなに悪い映画じゃないわ。観てない人、これあげるから観てよ」と
のたもうた光景が忘れられない、そういう話題で評判になったもの。
さすがにこの出来じゃ、サンドラと言えども日本公開は難しかったのだろう。
ほんとは★4つだけど、こんな映画に出たサンドラの勇気をたたえて(爆)★1つ追加。

いかにもアメリカのラブコメという塩梅で、笑わせておいて、ヒューマンな所でオチを
付けるという典型的映画。もうストーリーが薄っぺらくて、展開もなにもあったもんじゃないし
アメリカの映画館でなら、ゲラゲラという笑いが起きるだろうギャグも、日本じゃ寒い。

「あなたは私の婿になる」のサンドラ・ブロックが愛する男性にどこまでも猪突猛進の
エキセントリック・ヒロインを怪演したドタバタ・ラブ・コメディ。
「しあわせの隠れ場所」でアカデミー賞主演女優賞に輝く一方、本作ではラジー賞の
最低主演女優賞を授与され、同じ年にアカデミー賞とラジー賞のダブル受賞という
前代未聞の快挙で大きな話題を集めた。
共演は「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」のブラッドリー・クーパー。

クロスワードパズル作家のヒロイン、メアリーは、(両親が設定した)ブラインドデートで
ニュースチャンネルのTVカメラマン、スティーブと出会い一目ぼれ。
とつぜん恋のスイッチが入った彼女は、相手の気持ちなどお構いなしに猛烈アタック。
スティーブをドン引きさせているとも気づかず、全米を飛び回る彼の仕事現場にストーカー
顔負けの神出鬼没ぶりで現われるメアリーだったが…。」(allcinema)
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全国ネットのニュースチャンネルのカメラマンであれだけイケメンのスティーヴも
親の設定するブラインド・デートに来るか、ならば彼にもどこか欠点があるはず。と軽い
突っ込み。
スティーヴに出会って、新聞のクロスワードパズルのヒントを全部スティーヴがらみのもの
にして新聞社をクビになる。校正はしないのかよ、と次の突っ込み。

アリゾナで西部の街を再現したテーマパークでの立てこもり事件、次が「三本脚の赤ちゃん」
で3本目の足を切るか切らないかでの裁判を繰り広げる両親、次が、巨大竜巻、次が
廃坑後に落ちた聾学校の生徒の話題。

事件があるところにスティーヴがいる、とメアリーは追いかける。それを嫌がるスティーヴ
だが、リポーターのハートマンは、面白がっているのか、次に自分たちが行くところを
メアリーに教える。
そして、ついには廃坑にメアリーが転落。たまたま救助漏れしていた生徒一人を見つける。
ハートマンはニュースになりたいばかりに消防ホースを握って穴に飛び込むが、ホースは
消防車に繋がっておらず、結局3人とも穴の中。
メアリーが機転を利かせ、下へいく台車に石を載せて下らせ、反動で自分たちはクレーンの
ロープを伝って上がる。
全米が注目するなかで、3人は助かる。ハートマンは英雄に。スティーヴもメアリーの良さを
理解し(急に変わるかなあ!!)、二人の行方を暗示して映画は終わる。
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映画の中で3つ良いセリフがあった。
ハートマンが穴に飛び込む前に言う「パットン将軍曰く、今日決行する悪策は、明日の良策に
勝る」
2つ目が「個性を歓迎しない社会」という言葉。
3つ目が、穴から救助されたメアリーに向かって、スティーヴが「変わるなよ」と声を
かけるとメアリー曰く「ユダヤ系カトリックよ。変わりようが無いわ」と返すところ。
これはアメリカではドッと来るところだろうな。
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by jazzyoba0083 | 2011-05-16 23:00 | 洋画=あ行 | Comments(0)

●「ブラック・スワン Black Swan」
2010 アメリカ Fox Searchlight Pictures,108min.
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー
   ウィノナ・ライダーほか。
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<2010年度アカデミー賞主演女優賞受賞作品>

<評価:★★★★★★★★☆☆>

<感想>
どんな展開なんだろう、と予告編だけの知識で観賞。R15+という最大限の規制付きなので
お子様は当然いない。ドラッグとセックスが主要な部分の一つになっているのでしょうがない。

で、作品。面白かった!ホラーだね、これは。人を怖がらせるホラーとはちょっとニュアンスが
違うのだが、人間の内面(二面性)を描くホラー。誰の心にも住む魔物であるが故に
共感は得やすいだろう。が、この手の映画は賛否も分かれるのではないか。
つまり、ポートマンが遭遇する、自分を襲う恐怖は、自らの心の産物であり、芸術家と
いう側面も感情移入しやすくできていて、判りやすい半面、判りやす過ぎる、ただの脅かし
じゃん、という人もいるだろう。
ほとんど屋外の無く、モノクロな世界。鏡が効果的に使われている。そしてステディカムと
多用されるアップ。映像的にも引き込まれるものがある。

白鳥の湖のプリマドンナに抜擢されるニナ(ポートマン)を襲う恐怖や、意地悪さは、
彼女の内面そのものであり、それが次第に鏡という小道具を使って明らかになる。
白鳥を踊らせたら敵う者のないニナであったが、自分を抑制してしまう正確が災いして
黒鳥を上手く踊る完成に欠けている。なんとか抑圧された自分を解放したい、と願う強い
気持ちが、様々な幻覚や、幻視に付きまとわれ、それらと対峙し、闘う中で「完璧」を
手に入れる一方で、自らを大きく傷つけることになってしまうのだ。

これでオスカーを獲ったポートマンは、「この演技じゃあ、獲るわなあ」と唸る怪演ぶり。
女に手を出すのが早いと噂の演出家ルロイは、彼女の身体を求めるが、これはエロ心から
じゃなくて、ホントに黒鳥を演じる感情を得て欲しいという気持ちも半ばあるな、と
感じた。ポートマンの吹き替えなしのバレエも素晴らしく訓練されていた。

「完璧」を尽きつめようとする悲劇の中に美しさが生まれる、皮肉であるが、真実を突いて
いると思わせるのである。悪魔に魂を売っても完ぺきを求めたい、との狂気が観客に迫る!

<ストーリー>
「レクイエム・フォー・ドリーム」「レスラー」のダーレン・アロノフスキー監督が、
野心と嫉妬渦巻くバレエの世界を舞台に描く異色の心理スリラー。

バレエに全てを捧げるヒロインが、新プリマの座を巡って自分とは対照的な勝気な
新人ダンサーと熾烈な競争を繰り広げる中で、次第に精神的に追いつめられていく姿を
スリリングに描き出していく。
主演は、その迫真の演技が絶賛され、みごと自身初となるアカデミー賞主演女優賞にも
輝いたナタリー・ポートマン。共演にヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、
ウィノナ・ライダー。
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ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは、元ダンサーの母親の期待を一身に
背負い、バレエに全てを捧げて厳しいレッスンに励む日々。そんな彼女に、バレエ人生
最大のチャンスが訪れる。長年バレエ団の象徴的存在だったプリマ・バレリーナ、ベスの
引退を受け、新作の『白鳥の湖』のプリマにニナが抜擢されたのだ。
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しかし、白鳥の湖では純真な白鳥役と同時に、奔放で邪悪な黒鳥役も演じなければならない。
優等生タイプのニナにとって、魔性の黒鳥を踊れるかが大きな試練としてたちはだかる。
対照的に、官能的にして大胆不敵な踊りで、芸術監督のルロイに理想的な黒鳥と言わしめた
新人ダンサーのリリー。彼女の台頭によって、不安と焦りが極限まで高まってしまうニナ
だったが…。」(allcinema)
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サンフランシスコから来た新人リリーを演じたミラ・クニス、ニナの母親(元バレリーナで
ニナを妊娠してバレエを諦めたが、娘には異常なばかりの期待を寄せる、子離れできない
母)を演じたバーバラ・ハーシー、そして無理やり引退させられてしまうプリマ、ベスを
演じたウィノナ・ライダーも、その狂気の含み方が良かった。
私としては「英国王のスピーチ」の方が点が上ではあるが、この春見た映画では2番目に
面白いと思った作品だ。(感動、とか泣けるという意味ではないのだが、エンタティンメントと
して面白い)
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この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-05-15 17:10 | 洋画=は行 | Comments(0)

●「オーケストラ! Le concert」
2009 フランス 124min.
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:演: アレクセイ・グシュコフ, メラニー・ロラン,フランソワ・ベルレアン, ミュウ=ミュウ ほか
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
昨年、映画愛好家の評判が非常に高かった映画で、やっとWOWOWで放映され、鑑賞
できました。噂にたがわぬ、面白い映画だった。ばらばらになったオーケストラが再び
集合し、見事な演奏を聞かせる、というのは、既視感はあるが、ソ連時代のブレジネフに
痛めつけれられ、解散を余儀なくされるボリショイオーケストラが、ある策略をめぐらして
見事パリで復活。その演目はチャイコフスキーのバイオリン協奏曲。ソリストに選んだ
若き女性と、指揮者らには、深い因縁話があって・・・と。
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コメディ的なタッチもあり、バイオリンソリスト=アンヌ=マリー・ジャケ
(メラニー・ロラン)の出生を巡る、ちょいといい話もあって、ラスト20分の演奏は
なかなか見せて聞かせる。
メラニーのバイオリンもダミーではあろうが、上手く弾いていた。カットを短くして全体の
不自然さを隠して、逆に感動を盛り上げる編集の上手さに追うところが大きい。
主役の指揮者を演じたアレクセイ・グシュコフがやはり上手いな。
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かつてのマネージャーでいまや共産党秘密組織の偉い人になっている男を
またマネージャーに引っ張り出したり、チェロが上手いと思っているロシアのガス王を
フランスに連れて行くと言いくるめて、金を出させ、とサイドの小話も上手く作用
している。ロシアの国営放送がでかい中継車を持ち込んだことで、現地のエージェントと
もめるところの会話とか、思わずにやりとするところも多々ある。
フランス映画だなあ、と思う。

<ストーリー>
「名門オーケストラの元天才指揮者が、ひょんなことから昔の仲間を中心に
オーケストラを再結成し、かつての栄光を取り戻そうと奮闘する姿をユーモラスに
描いた感動音楽ドラマ。

主演はロシアを拠点に活躍するアレクセイ・グシュコフ。共演に「イングロリアス・
バスターズ」のメラニー・ロラン。監督は「約束の旅路」のラデュ・ミヘイレアニュ。
 
 ロシアのボリショイ交響楽団で劇場清掃員として働く中年男アンドレイ。
彼は30年前、この楽団で天才指揮者と持てはやされ活躍していた。しかし、共産主義の
当時、国がユダヤ人排斥の政策を強行、ユダヤ系の演奏家たちも例外なく排斥される
ことにアンドレイらは反旗を翻したことから、解雇の憂き目に遭う。

以来、再起の機会を窺いながら、冴えない現状に甘んじていた。そんなある日、
パリの劇場から届いた出演依頼のファックスを目にしたアンドレイは、とんでもない考えを
思いつく。それは、彼と同様に落ちぶれてしまったかつての仲間を集めて偽の
オーケストラを結成し、ボリショイ代表として夢のパリ公演を実現させようという
突拍子もない計画だった。こうして、タクシー運転手、蚤の市業者、ポルノ映画の
効果音担当など、様々な職業で生計を立てていた仲間が集まり、いざパリへと乗り込む
一行だが…。」
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チャイコフスキーに入れ込んで、見出した女性。彼女の夫の協力も得て、バイオリン
協奏曲を完璧なまでの仕上がりにしようとしていたところ、ユダヤ人排斥にあい、
バイオリニストと夫はシベリア送りとなる。そのとき夫婦にいた6ヶ月の赤ちゃんは
ある女性の手でチェロのケースに入れてフランス大使館に亡命したのだった。
その赤ちゃんこそ、アンヌ=マリーだったのだ。(まあ、良くある話ではあるけどね)
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音楽が絡むと、やはり感動は高まるなあ。最後の20分、演奏シーンは2回見ちゃった。
この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2011-05-14 22:55 | 洋画=あ行 | Comments(0)

●「マイレージ・マイライフ Up in the Air」
2009 アメリカ Paramount Pictures,109min.
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:ジョージ・クルーニー、ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック、ジェイソン・ベイトマン
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
星は7,5という感じ。判りやすいストーリー展開と、いさかか臭いが、含蓄に富んだ内容、
クルーニー、ファーミガ、ケンドリックの良さ、さすがは2009年度オスカー5部門ノミネート、
ゴールデングローブ脚本賞受賞作品だけのことはある。
特に一見カッコいいクルーニー演じるライアン・ビンガムが、いい歳して人生に揺れを感じる
ところは、近い世代として共感を禁じえない。日本人受けのいいドラマだな、と感じた。
ファーミガの存在感、キュートなケンドリック、彼女らも実にいいなあ。
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特に家族がいることを知らずにのこのことファーミガの家に出かけたクルーニー。ドア口で
困惑するファーミガの後ろで旦那が「どうした?」というと「道に迷った人みたい」と
ドアを締めてしまうところ、その後ホテルでたそがれるクルーニーの外からのビルの窓込みの
ロングショットは印象的だった。
オチは「家族の絆」の大切さ、「家庭というものの重要性」を訴えているのだが、
ラストシーン、再び元の仕事に戻ったクルーニーが、空港の出発便ボードを見上げて、
キャスター付きのトランクの取っ手から手を離すのは意味があるのだろう。

<ストーリー>
「JUNO/ジュノ」「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン監督が
ウォルター・カーンの同名小説を基に、現代人を取り巻く様々な問題をスマートに描き出す
ハートフル・ヒューマン・ストーリー。
リストラ宣告人として全米を飛び回り、煩わしい人間関係を回避して身軽で気ままな人生を
送ってきた主人公が、2人の女性との出会いをきっかけに、それまでの生き方や人との
つながりについて見つめ直していく姿を、シニカルな中にも優しい眼差しを込めて綴る。

主演は「フィクサー」のジョージ・クルーニー、共演に「ディパーテッド」のヴェラ・
ファミーガ、「トワイライト~初恋~」のアナ・ケンドリック。
 
企業のリストラ対象者に解雇を通告する“リストラ宣告人”の仕事で年間322日間も
出張しているライアン・ビンガム。(クルーニー)自らの講演でも謳っている
“バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない”をモットーに人間関係も
仕事もあっさりと淡泊にこなし、結婚願望も持たず家族とも距離を置いたまま、
ただマイレージを1000万マイル貯めることが目下の人生目標となっていた。

だがそんな彼も、2人の女性と出会ったことで人生の転機が訪れる。ひとりは、ライアンと
同様に出張で飛び回っているキャリアウーマンのアレックス(ファーミガ)。同じ価値観を
持つ彼女とはすぐに意気投合し、互いに割り切った関係を楽しむことに。
もうひとりは、将来を有望視され入社してきた典型的現代っ子の新人ナタリー(ケンドリック)。
彼女は、ネット上で解雇通告を行い出張を廃止する、というライアンの立場を脅かす合理化案を
提案、さらには彼女の教育係に当てられてしまう。
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しかしライアンは、そんな彼女たちと接していくうち、これまでないがしろにしていた
人との“つながり”の大切さに気付かされていく…。」(allcinema)

以上の骨子に、妹の結婚式に向けて、二人のパネルを持ち歩く、その妹の旦那になる男が
結婚式の当日、結婚に迷いを感じてしまうのを説得する、自分の家族にまで紹介した
アレックスに合いに行くと、実は彼女には家庭があることが判り、悄然とするとこ、
ネットで解雇するシステムが稼働するかに思えたが、ライアンがナタリーの研修を兼ねて
行った先の企業の女性が自殺したこと、これを苦にしてナタリーは会社を辞めていくこと、
(ナタリーは彼氏を追っかけて、首切り会社に就職したものの、彼に振られてしまっていた)
ナタリーはサンフランシスコに行って再就職をするが、その推薦状をライアンが書いて
やること、などのエピソードが織り込まれていて飽きさせない。
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1000万マイルを貯め目標を一応達成してしまったライアンは次に何を目標に生きていくのか。
アメリカン航空7人目にして最年少の達成者に渡されるカード、あれって本当にあるのかな。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-05-14 17:30 | 洋画=ま行 | Comments(0)

運命のボタン The Box

●「運命のボタン The Box」
2009 アメリカ Warner Brothers ,Darko Entertainment,115min.
監督:リチャード・ケリー
出演:キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・アンジェラほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
シネコンに観に行こうと思っていて止めた映画だ。やっぱり止めておいて良かった。
後味があんまり良くないし、なんか救いがないなあ。ストーリーとしては興味深かったが
突っ込みどころも満載。最初国家安全局の仕業か、思わせておいて、宇宙人かよ!
欲深い人間を懲らしめるまでやるんだな。人間は強欲で煩悩の塊ではあるけど、
神様みたいな宇宙人から、そこまで言われたか無いわ、と。それと雷に打たれて
顔半分が無くなって、宇宙人になっちゃうんだけど、そのあたりはどうなのって感じも。
キャメロン・ディアスと最近良く見るジェームズ・マースデンに問題はないけど、
究極の選択を迫るのは、神様と言うより悪魔の仕業だな。

allcinemaに感想を寄せたjasper氏のまとめが優れていたので引用させていただく。

「1976年12月16日午前5:45、ルイス家の玄関に箱が届けられた。アーサー
(ジェイムズ・マースデン)&ノーマ(キャメロン・ディアス)夫妻が開けてみると、
赤いボタンの付いた木製の装置と、「午後5:00にスチュワードが伺います」と書かれた
メッセージカードが入っていた。
その日の夕方、時間通りにアーリントン・スチュワード(フランク・ランジェラ)という男が
やって来る。彼は顔の左半分が火傷で欠損していた。彼はノーマにある提案をする。
その内容は、「ボタンを押すと2つのことが起きる。その1、どこかであなたの知らない
誰かが死ぬ。その2、あなたは現金100万ドルを手にする」というものだった。
条件は3つ。その1、彼の雇い主についての情報は提供しない。その2、夫以外の誰にも
この提案を話してはいけない。その3、期限は24時間。翌日午後5:00に再度伺い、
押しても押さなくても装置を回収する。装置はリセットされ、このチャンスをまた別の
人間に提供する。
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夫婦は話し合い、色々考える。夫はNASAに勤めていて、宇宙飛行士を目指しているが、
最近受けた試験は不合格。現在の仕事では給料も低い。妻は学校の教師で、最近手当てを
減らされた。彼女は17歳の時に事故で運ばれた病院側のミスで足の指4本を欠損しており、
常に足を引き摺って歩いている。手術をしたいが、その金は無い。
夫妻には一人息子・ウォルターがいる。生活は結構苦しい。ノーマは「100万ドルが手に
入れば、生活が楽になる」と夫に話す。気持ちが、押す方に傾いた。
翌日午後4:45、ノーマがボタンを押す。「ただのボタンでしょ」。午後5:00、再び
スチュワードが訪れる。アーサーが「誰かが…?」と聞くと、彼は「死んだ」と答える。
そして、約束通り、現金100万ドルの入ったアタッシェケースを置いて行く。
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アーサーは、刑事であるノーマの父にスチュワードの車のナンバーを伝え、所有者の調査を
依頼する。結果、NSA(国家安全保障局)所有の車であることが判明。
また、ノーマがボタンを押した時間に、ある女性が夫に撃たれ死亡していたことを知る。
ノーマの父にその事件現場に連れて行ってもらうと、某図書館の所蔵本のメモが残されていた。
アーサーはその図書館に行き、更にスチュワードや一連の事件について調べようとする――。

この辺りから、ストーリーはSF色が強くなります。まず、スチュワードは以前NASAに
勤めていた時に落雷に遭い死亡。しかし、「何か」が乗り移った形で生き返ったらしい。
彼自身言っていたように、「誰か」に雇われており、同じような「従業員」は、そこここに
たくさん居るらしい。丁度火星探査が行われていた時期。逆に、宇宙人(火星人)が地球の
探査に来ても、おかしくないと思われる。私は、未知のもの、謎のものを扱う
"The X-Files"が好きですし、広大な宇宙のどこかに地球外生命体が存在しても不思議では
ないと考える方なので、この展開も興味深いと感じました。

ルイス夫妻がノーマの妹の結婚パーティーに参加した折、ウォルターが誘拐される。
夫妻が家に戻るとスチュワードが来ており、最後の選択について話す。
「今ウォルターは目が見えず、耳も聞こえない状態にある。夫妻は100万ドルを持って、
この状態の息子と生活して行くこともできる。しかし、この銃でアーサーがノーマを
撃ち殺せば、息子は元の状態に戻る」という内容。夫妻は話し合う。ノーマは罪悪感が深く、
「こんなことになったのは全てボタンを押した自分の責任であり、ウォルターの苦しむ姿を
見て生きて行くのは耐えられない。私を撃って」とアーサーに頼む。二人は涙を流しながら
抱擁し、アーサーは、ノーマを撃つ。実は丁度その時、別の夫妻があの装置を前にしていて、
妻がボタンを押したのだった。この連鎖――。」

息子の目と耳を潰しておいて、彼を助けたければ妻を撃てと。人間の欲望をそこまで責めるか!
とむしろ腹立たしくなってきた。
この映画の詳細はこちら
by jazzyoba0083 | 2011-05-12 23:20 | 洋画=あ行 | Comments(0)

●「バーチュオシティ Vertuosity」
1995 アメリカ Paramount Pictures,106min.
監督:ブレット・レナード
出演:デンゼル・ワシントン、ケリー・リンチ、ラッセル・クロウ、スティーヴン・スピネラ他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>

「1999年、ロサンゼルス。今後起こり得る凶悪犯罪に備え、合衆国政府は新たなる
組織LETEC(警察技術研究所)を創設。あらゆる犯罪者のデータをコンピュータに
インプットし、それをバーチャル・リアリティの世界で擬人化、一犯罪者の人格を
それぞれのシナリオの中に組み込んで行動パターンの分析と撃退法を研究するという
シミュレータ装置を完成させた。まだ実験段階だったため被験者には囚人を用いていたが、
そんな中、歴史上の凶悪犯罪者187人のデータをインプットしたシド6.7が現実世界へ
逃げだしてしまう……。

バーチャル空間と現実世界の狭間で繰り広げられる凶悪犯と彼を追う元警官の戦いを、
全編にCGを駆した躍動感のある物語として作り上げているのは関心するが、物語の凡庸さと、
「トロン」や「JM」以来のやや時流遅れのCGに目新しさが欠けるという感が残る。」
(allcinema)

「ディーン所長(ルイーズ・フレッチャー)を責任者とする警察技術研究所における
仮想体験の犯人追跡訓練用に、リンデンメイヤー博士(スティーヴン・スピネラ)が開発した
人工生命シド6.7(ラッセル・クロウ)は、殺しは最高の快感とまで言い放つ、
既に創造主さえもコトロールできない存在に進化していた。

シドは所内の科学者のシリコン・アンドロイドの培養研究を利用し、電脳空間から
現実空間に逃亡した。シドと互角に戦える男として、訓練で優秀な成績を残した囚人の
パーカー(デンゼル・ワシントン)に白羽の矢が立った。
彼は元警官で、妻と娘を殺した無差別爆弾テロリストのグライムズを殺した罪で服役中だった。
体に発信器を埋め込まれた彼は、釈放を条件にシドの追跡を開始。
美貌の女性犯罪心理分析官のカーター(ケリー・リンチ)が、彼に同行。2人はシドの正体に
迫ろうとし、パーカーは彼の人格を形成する殺人者のリストの中にグライムズの名も発見する。

一方、シドの凶行はエスカレートし、次々と犠牲者の数は増加。シドがディスコに人質を
取って立てこもったとの報せに、パーカーは現場に急行するが、カーチェイスの果てに
取り逃がした。パーカーはシドの中に確かに息づくグライムズの存在を感じていた。

カーターによると、シドは着実に進化しているという。シドは次にアルティメット会場に現れ、
パーカーは追跡したのちに人質の女性を誤射。またも警察に逮捕されるが、
それはシドの策略だった。パーカーは護送中に逃亡し(シドが逃がした)単独でシドを追跡
することを決意。

だが、カーターは彼に、埋め込まれた発信器には毒入りカプセルが付いていることを知らせる。
警察当局による衛星からの探知電波で、いつでもパーカーの死刑は執行されるのだ。
ついにシドはTV局を乗っ取り、『死のTV』と題した画面には、なんとカーターの娘が人質と
なっている姿が映し出された。カーターはコクラン署長(ウィリアム・フォーサイス)に事情を
打ち明け、署長は間一髪のところでカプセルを無効にした。
パーカーはTV局に乗り込み、シドと最後の対決に挑む。だが、カーターの娘の居所が分からない。
死闘の果てに、パーカーはシドのプログラムを抜き取って電脳空間に戻す。まだ現実空間に
いると思ったシドは、二度と復元できないよう破壊され、カーターの娘も無事に救出された。」
(goo映画)

判ったようで判んないようで、困った映画だった。やはりいささかの古さは否めないし、
冒頭の和食料亭を舞台にした、シドとパーカーの仮想訓練シーンで、もはやギブアップの
雰囲気だった。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-05-11 23:10 | 洋画=は行 | Comments(0)