タップス Taps

●「タップス Taps」
1981 アメリカ 20th Century Fox Film Co.,126min.
監督:ハロルド・ベッカー
出演:ジョージ・C・スコット、ティモシー・ハットン、トム・クルーズ、ショーン・ペン、ジャンカルロ・エスポジート
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
ベトナム以後、湾岸以前のアメリカの中における軍隊の位置付けがわかる映画だ。
この映画が作られた81年にレーガンが就任し、カーター政権時代に失った親米政府の奪還に
向けた動きなど、軍拡方向に振っていった。しかしイラン・コントラ事件を起こすなど、批判も
多かった。そしてベルリンの壁が崩壊し、冷戦が終結を迎えるのである。

この映画のバックグラウンドにはカーター時代のデタントの雰囲気があり、陸軍幼年学校など
時代遅れだ、という世論がベースにあるだろう。
幼年学校の校長は第二次世界大戦~朝鮮戦争~ベトナムと歴戦の英雄であり、そこで
育てられるまだ幼い少年たちは、ある種、世間知らずの純粋培養型戦闘マシーンになっていく。
そのあたりの怖さと悲しさを描く映画。
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現実的にはあまり起こりえないとは思うが、こういう恐ろしい状態をこの国は内包しているのだ
ということだろう。状況設定が面白く、興味深く見ることが出来たが、出来のいい映画か、というと、
そうでもない。

校長のジョージ・C・スコット、時代遅れの将軍。そして超若いトム・クルーズとショーン・ペン。
事実上の主人公のティモシー・ハットンの最後は、悲しい。

<ストーリー>
「開校以来1世紀半、伝統と歴史を誇るバンカーヒル・ミリタリー・アカデミー。
ここでは12歳で親もとを離れ、6年間、厳しい規律の下で学習と教練をみっちり叩き込まれた
少年たちが、育っていく。
夏休みを前に、卒業と進級の時期がめぐってきた。ブライアン(ティモシー・ハットン)は、朝から
興奮と緊張を抑えつけるのに苦労していた。入学以来、首席を通してきた彼はいよいよ
最高学年に進級し、全校の生徒指揮官となるのだ。

校長ハーラン・ベイシュ将軍(ジョージ・C・スコット)は、卒業式の訓辞で、ミリタリー・アカデミー
など現代では時代錯誤な存在だから、1年間の猶予を置いて閉校するという理事会の決定を
発表。
その夜のダンス・パーティで、生徒たちと町の少年たちの喧嘩をとめようとしたベイシュ将軍の
銃が暴発、1人の少年が死亡。校長は警察に連行され、学校は即時閉鎖されることになった。

ブライアンは閉鎖撤回を実力でかちとろうと、在校生に呼びかける。150余名の生徒は全員
賛成した。武器庫のマシンガン、M60銃、手榴弾を手に篭城を始めるブライアン、アレックス
(ショーン・ペン)、ウエスト、デイビッド(トム・クルーズ)、JCら。州軍が周囲をかこみ、
指揮官カービー大佐(ロニー・コックス)が説得にあたるが、ブライアンらの意思は固かった。
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校内の水道と電気が切られた。挫折する生徒も出てくる。12歳のチャーリーが、事故のために
死亡。ブライアンはついに篭城をやめることにした。だがデイビッドが狂ったようにマシンガンを発射。
州軍のタンクが応戦。とめようとしたブライアンも死亡してしまう。ブライアンの亡骸を抱きかかえて
校門に向うアレックス、涙が頬をつたっていた。」(goo映画)

この映画の詳細は
こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2012-07-31 23:15 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

BIUTIFUL ビューティフル

●「BIUTIFUL ビューティフル」
2010 スペイン・メキシコ Menageatroz,Mod Producciones,Focus Features,.148min.
監督・製作・脚本・原案:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、エドゥアルド・フェルナンデス、ディアリァトゥ・ダフ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
タイトルは誤字ではなく、主人公の娘が、主人公に綴りを尋ね、それに答えて「発音通りだよ」
といって書いたものだ。
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それにしても長く暗い映画であり、この手の好きなひとは★8か9を付けるだろうが、
私としては、カタルシスのない映画は辛い。カンヌ系の映画がダメな理由だ。
確かにカンヌで男優賞を獲ったハビエルの演技は、素晴らしいとは思うし、底辺に
生きる男が幸せを求めようとする片端から、不幸に帰していく残くな面を、締まった
演出で見せていたと思う。
が、148分、いささか平板な暗いストーリーは、私には耐え難いものだった。
冒頭とエンディングが同じシーンで構成されていて、死が近い父親が自分の親から貰った
指輪を幼い娘に渡すところ。
また、ハビエルの母から、いよいよとなったら子供らに渡せ、と貰った石を、娘の誕生日に
幼い娘と息子に渡すところは胸を打つ。
最後には貯めた金を渡したセネガル出身の家政婦に金を持ち逃げされてしまう、ダメ押しは
あまりにも不条理ながらも、現実にあり得るであろう状況を描き、切なさに胸が押しつぶされ
そうになる。
一般の評価は高い映画だとうことは否定しないが、私向けではない、と思った次第。

<ストーリー>
『バベル』『21グラム』で生と死をテーマにした群像劇を描いてきたアレハンドロ・ゴンサレス・
イニャリトゥ監督が、本作では死に向かう一人の男の姿を描き出した。
子どもたちのために非合法な仕事にも手を染める父親を演じたのは、ハビエル・バルデム。
良かれと思ってしたことが裏目にでたり、妻や兄との間にもわだかまりを抱えた彼の人生は、
はたから見ると悲惨なもの。
しかし、そんな人生を子どもたちのために懸命に生きる父親の姿は鮮烈な印象を与え、
バルデムはカンヌ映画祭で主演男優賞を獲得している。タイトルの「Biutiful」は、彼が娘に教えた「beautiful」の綴り。間違ってはいるものの、それは彼が娘に残した生きた証のひとつなのだ。

スペイン・バルセロナ。その華やかな大都市の片隅で、厳しい現実と日々対峙して生きている
ウスバル(ハビエル・バルデム)は、離婚した情緒不安定で薬物中毒の妻を支えながら、
2人の幼い子供たちと暮らしている。
決して裕福とはいえず、生活のためにあらゆる仕事を請け負っていたウスバルは、ときには
麻薬取引、中国人移民への不法労働の手配など非合法な闇の仕事も厭わない。
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しかし、争いごとの絶えない日々のなか、ウスバルはしばしば罪の意識を覚えていた。
ある日、ウスバルは末期がんであることがわかり、余命2ヶ月を宣告される。ウスバルは家族に
打ち明けることもできず、死の恐怖と闘いながらも、残された時間を家族の愛を取り戻すために
生きることを決意する。 」(goo映画)
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この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-07-25 23:30 | 洋画=な行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「ソウル・キッチン Soul Kitchen」
2009 ドイツ、フランス、イタリア 99min.
監督・製作・脚本:ファティ・アキン
出演:アダム・ボウスドウコス、モーリッツ・ブライブトロイ、ビロル・ユーネル、ウド・キア、アンナ・ベデルケ他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
面白かった。ポップでクール、音楽もバッチリ決まっていたし、ドイツが舞台なのに、テーマソング的
に流れるのが「ラ・パロマ」だったり。ロックミュージックの使い方も心地よい。
とれもカラフル(映像がではなく)なタッチの映画だな、と思った。話の内容はびっくりするものでは
ないが、所々に埋められた笑いのポイントが、思わずニヤリとさせる。
なるほどね、と思わせるハッピーなエンディングはカタルシスを満足させるのに十分だ。
ハリウッド映画のような笑わせ方でないところが、いかにも欧州っぽいなあ、と感じた。

冒頭のワゴン車が、「ソウルキッチン」に入ってくるところからして広角レンズを使って、テンポの
良い音楽と共に始まり、最初の5分で映像の店舗と、何が始まるのか、という期待感を獲得して
いる。
欧州の俳優さんたちは、私は知らない人ばかりだったが、なかなか皆さんナイスキャストだった。

皆さんいうことだが、韓国映画か、と思うのだが、さにあらずだ。

税金を滞納しながらも自分の料理を(かなりいい加減だが)提供しているジノスが、窃盗の罪で
服役していた兄が仮出所してくること、恋人が上海に行ってしまったこと、家族での食事会で
「熱いガスパチョ」を要求する客にキレてテーブルに包丁を突き立てたためクビになった
「流離のシェフ」との出会ったこと、厨房の重いギリシア製の食洗機を一人で持ち上げようとして
ぎっくり腰になり、出会った美人整体師と出会ったこと、などから、様々な騒動が持ち上がる。
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一時期は、バンドの演奏や、兄がかっぱらってきた音響装置で、人が集まり、これに出される
料理が「流離のシェフ」の手になる美味しいものだったので、行列ができるほどの人気点に
なったのだ。しかし、
これにジノスの幼馴染の不動産屋が、「ソウル・キッチン」の乗っ取りを図り、ジノスの兄に
トランプバクチを仕掛け、負けた20万ドルのカタにレストランの権利を奪われてしまう。
上海に行った恋人とはスカイプで話はするが、男を作ってしまうし、(最後には20万ドルを
貸してくれるのだが)、兄は仮出所のみでバクチを売って借金の方に自分のレストランを
差し押さえられてしまうわ、ぎっくり腰はひどくなるわ、まるでいいことがないジノス。
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しかし、レストランが競売にかけられることを知り、競馬場に、前の元カノに借りた20万ユーロを
持って駆けつけるが、幼馴染の不動産屋から買取を狙うもう一人の資産家との一騎打ちで
船長のシャツのボタンを誤って飲み込んだ資産家が、20万と15ユーロ以上の値段を苦しくて
発言できなくなり、落札に成功。
再度、レストランをはじめるのだが、初日は整体師の女性を招待しての、あの「流離のシェフ」
持込みの料理で持てななすクリスマスディナーだった・・・・。
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<ストーリー>
 「愛より強く」「そして、私たちは愛に帰る」のファティ・アキン監督が、様々な民族が集う
ハンブルクの大衆食堂を舞台に、個性豊かな面々が繰り広げる悲喜こもごもの人生模様を
ユーモラスに綴るヒューマン・コメディ。
主演は、本作の脚本も担当しているアダム・ボウスドウコス。彼が実際にハンブルクで経営し、
ファティ・アキン監督も通い詰めていたというギリシャ料理店が本作のアイデアの基になって
いるとのこと。
共演は「es [エス]」のモーリッツ・ブライブトロイと「愛より強く」のビロル・ユーネル。

 ドイツ第2の都市、ハンブルク。ギリシャ系移民の青年ジノスがオーナー・シェフを務める
“ソウル・キッチン”は、味にうるさくない常連客が頼りの寂れた庶民派レストラン。
私生活でのジノスは、恋人が仕事で上海に赴任することになり離れ離れに。
おまけに税務署からは滞納分の督促を迫られ、挙げ句は突然のギックリ腰と不運続きの
ジノス。そんな時、服役していた不肖の兄イリアスを彼の仮出所のためにレストランの従業員と
して受入れるハメになる。
ところが、イリアスが盗んだDJセットを持ち込み音楽をかけると、店は意外にも大賑わいに。
さらに、新たに雇った偏屈シェフ、シェインの料理も次第に評判を呼び、ソウル・キッチンは連日
大繁盛となっていくが…。(allcinema)

99分という時間もちょうどいい、不思議な暖かさを持つ面白い映画だ。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-07-19 22:50 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)

●「ザ・ファイター The Fighter」
2010 アメリカ Relativity Media,Weinstein Company, 116min.
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:マーク・ウォルバーグ、クリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、メリッサ・レオ、ジャック・マクギー他
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<2010年度 アカデミー賞助演男優賞、助演女優賞受賞作品>

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
実話なので、脚色のしすぎはできないのだろうけど、兄が改心して弟の世界戦を成功に導くまでが
ちょっと急ぎ過ぎのような気がした。

「家族の1大目的の達成はなにごとも吹き飛ばす」「血は水より濃い」なんて言葉を思い浮かべ
ながらみていた。良く出来た映画だった。主役はウォルバーグなのだが、印象はやはり
クリスチャン・ベイルに強い。それにしても凄い家族だなあ、と思うでしょう。子沢山なので、
小姑がまあ、多いこと。6人くらいいましたかね。
過去にすがりつく兄、愛情が深いが故に、周りが見えなくなっている溺愛の母。その二つの
障害を弟が乗り越え、かつ愛した女性を家族と共に愛するようになる過程を、世界タイトルマッチ
への流れの中で描いていく。
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最初のインタビューがエンディングへと続いていく構成なのだが、話の転がし方が安定していて
見ていて落ち着く。ボクシングの勝敗は、事実だからしょうがないのだけれど、映画にしてみると
いささか、できすぎの感もある。多少の脚色はあろうが。
いろんな再生が描かれていて、興味深かった。ボクシング映画はこれまで数々あったけど、また
多少毛色の違う角度から描かれた作品ということになろう。 今様、ということかな。

減量、髪の毛を抜く、歯並びを変えるという徹底した役作りをしたクリスチャン・ベイルには鬼気
迫るものを感じる。母親のメリッサ・レオも。またウォルバーグのボクサーぶりも中々上手かった。
カメラワークも良かったのだろうけど。二人は賞を獲るだけのことはある。ボクシングというと、
貧しい黒人が成り上がるという構図を思い浮かべるが、白人の過程のボクシング兄弟のありよう
というものも興味深かった。
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<ストーリー>
「ディパーテッド」のマーク・ウォールバーグが自ら製作・主演を務め、実在のアイルランド系
ボクサー、ミッキー・ウォードの波瀾のボクシング人生を映画化した伝記ドラマ。

ミッキー・ウォードとその兄でかつての名ボクサー、ディッキー・エクランドが数々の挫折を
乗り越え、二人三脚で再起を目指す中で家族の絆を取り戻していく姿を、迫真のボクシング・
シーンとともに綴る。
ディッキー・エクランド役は「ダークナイト」のクリスチャン・ベイル。共演に、メリッサ・レオ、
エイミー・アダムス。監督は「スリー・キングス」「ハッカビーズ」のデヴィッド・O・ラッセル。
アカデミー賞では、クリスチャン・ベイルとメリッサ・レオが本作での熱演でみごと助演賞部門の
ダブル受賞を果たした。
 
 アメリカ、マサチューセッツ州。低所得者の労働者階級が暮らす寂れた街、ローウェル。
兄ディッキーは、一度は天才ボクサーとしてスポットライトを浴びたもののドラッグで身を持ち
崩してしまい、今ではあのシュガー・レイ・レナードからダウンを奪ったというかつての栄光に
しがみつくだけの荒んだ日々を送っていた。
一方、対照的な性格の弟ミッキーもボクサーとして活躍するが、自分勝手な兄とマネージャー
でありながらマッチメイクに無頓着な母アリスに振り回され連敗続き。
ミッキーの新たな恋人シャーリーンは、悪影響ばかりの家族から離れるべきだとミッキーを
説得するが…。」(allcinema)

HBOが兄のドキュメンタリーを作るということで、いい気になってたディッキーだったが、
完成したそれはボクサーの転落話であった。ディッキーは覆面パトカーに乗る私服刑事を
詐称して金を巻き上げるという行為を繰り返し、警察に追われるが、ある日、その事件に
出くわした弟ミッキーは周囲が止めるのも聞かず、兄のところに駆けつけ、警官にボクサーの
命である手のひらを警棒でしたたかに打ち据えられた。

兄弟で逮捕され、ミッキーは釈放さいれたが兄は刑務所へ。そこで件のドキュメントを見る羽目
になったのだ。彼はそこから改心し、出獄後にはまた弟のトレーナーに復帰しようと体を
鍛え始めた。

弟は、ダメな兄と、口うるさく理解のない母と別れ、別のプロモーターやトレーナーの元で
試合を重ねた。そして、大事な試合で、ミッキーはこれからは手を切ると宣言しに面会に
行った時に兄から言われた戦術を使って勝つことが出来た。それでミッキーはロンドンでの
世界戦に挑戦する権利を得たのだ。

出所してきた兄を弟は許さず、母とも恋人ともバラバラになるミッキーたちだった。しかし
心を入れ替えたディッキーは、弟の恋人を訪ね、許しを請い、自分が身を引くから、と
弟の世界戦への挑戦体制を整えてやった。
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そしてロンドン。セコンドに入った兄は、的確なアドバイスを送り、ミッキーを世界チャンプに
することに成功、自分が成し得なかった夢を叶えることができたのであった。
リング上で抱き合う家族、そして兄弟、ミッキーと恋人・・・。全ての憎しみや誤解が解けていく
瞬間だった・・・。

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by jazzyoba0083 | 2012-07-16 23:40 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

デビル Devil

●「デビル Devil」
2011 アメリカ Media Rights Capital,Night Chronicles,Relativity Media,.80min.
監督:ジョン・エリック・ドゥードル
出演:クリス・メッシーナ、ローガン・マーシャル=グリーン、ジェフリー・エアンド、ジェニー・オハラ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
2時間スペシャルより短いサスペンス掌編。ナイトシャマラン製作だけに、こった設定ではあるが
本物のデビルが出て来ちゃう(姿は人間だけど)ことと、このデビルが結構物分りが良かったり
するので、う~ん、詰めはこれでよかったのかなあ・・、と思ってしまった。
それと冒頭でビルから落下する男とデビルはどういうカンケイにあるのか判然としなかったけど
私の見方が下手だったのかな。

ネタバレだけど、エレベーターの中の男が、事件の捜査を担当することになった刑事の
妻と子を交通事故で殺し、逃げた犯人だったわけで、デビルはこいつを許さなかった
(っていうか許して殺しはしなかったけど)訳だね。で、ラストで心の広い刑事は
(恐らくこのままこいつを恨み続けても自分の幸せは決して来ないと思ったのだろう)
「お前を許す」とのたまうのだ。このあたりや、ビルのヒスパニック系の警備員だけが
デビルの姿を見ることができ、新人深いかれは心から恐るあたり、キリスト教的だ。

ただ、エレベーターの中に閉じ込められている間は、犯人なる男は、なぜこういう事態に
巻き込まれたかは分からないし、見ている方も、ラストの謎解きで初めてわかる構図に
なっている。

密室で繰り広げられるわけのわからない恐怖はそれなりに面白いが理不尽すぎて
いささか鼻白む。
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<ストーリー>
「シックス・センス」「サイン」のM・ナイト・シャマラン監督が、これまでに考えついた数々のアイデアを、
スタッフ・キャストに期待の新鋭を起用して映画化していくプロジェクト“ザ・ナイト・クロニクル”の
第1弾として製作されたサスペンス・ホラー。
エレベーターに閉じ込められた5人の男女を待ち受ける驚愕の運命をスリリングに描き出す。
監督は「REC:レック/ザ・クアランティン」のジョン・エリック・ドゥードル。(allcinema)

「高層オフィスビルで一人の男が墜落死した。現場に急行したフィラデルフィア市警殺人課の
ボーデン刑事(クリス・メッシーナ)は、ロザリオを握りしめた死体に不自然な思いを抱きつつも、
状況から自殺と断定する。
その頃、エレベーターの一基が突然停止し、セールスマン風の男(ジェフリー・エアンド)、
老女(ジェニー・オハラ)、警備員のラーソン、身なりのいい若い女、そして整備工の若者の
5人が閉じ込められた。
状況に気が付いた警備室の警備員ラスティグとラミレスは整備担当のドワイトに故障した
エレベーターの確認に向かわせる。エレベーターの中で5人はパニックになりながらも
なんとか冷静さを保とうとしていたが、突然照明が消えて再点灯したとき、若い女の背中が
切られて出血。5人は誰が犯人かお互いを疑う。

その状況を監視カメラのモニターで見たラスティグは警察に連絡。無線を聞いたボーデンは
警備室に向かい、中の5人に落ち着くように話す。だが、エレベーターにはボーデンの声は
届いているもののエレベーターからの声はまったく聞こえない。

ボーデンは消防署のレスキューに連絡、閉じ込められている5人の身元を調べるために
ロビーの入館者名簿を調べに行く。その間にエレベーター内では再び照明が消え、鏡が割れた
音が聞こえたと同時に点灯すると、そこには首に鏡の破片を突き立て、セールスマンの男が
死んでいた。
そんな中、屋上からエレベーターのワイヤーを伝って下りようとしていたドワイトが墜落死。
敬虔なクリスチャンのラーソンはこれが悪魔による仕業だと言う。
最初はラーソンの戯言だと考えていたボーデンは、自殺者がオフィスに残していた
「悪魔の足音が聞こえる」という謎のメモや、閉じ込められている5人の素性が明るみに
なることで、ラーソンの言う悪魔の存在が頭をよぎる。
閉じ込められた5人がなぜ死ななければいけないのか、その事実を知った時、ついにその
恐怖の正体が目の前に現れた……。 (goo映画)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-07-11 22:50 | 洋画=た行 | Trackback(1) | Comments(2)

ヒューマン・ファクター

●「ヒューマン・ファクター Human Factor」
1979 イギリス The Rank Organisation,Sigma Production,Wheel Productions,.115min.
監督・製作:オットー・プレミンジャー 原作:グレアム・グリーン「ヒューマン・ファクター」
出演:ニコル・ウィリアムソン、リチャード・アッテンボロー、ジュープ・ドーデラー、ジョン・ギールグッド他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
起伏のないというか、山に乏しいというか、おそらく、グレアム・グリーンの小説の方は
面白いのであろうが、映像化してしまうと、物語はそう面白くなくなってしまった、さすがの
プレミンジャーをしても、という感じだろうか。

イギリスの諜報部が舞台になっているが、007などとは対極にある地味なスパイ映画。
タイトルから類推すれば、スパイの心理劇とでもいうべき仕上がりである。

2重スパイ探しを縦軸に一人のイギリス人エージェントとアフリカ系美女の恋愛のストーリーを
綴るが、まあ、発端がそうであれば、結末もまたそうなるのは判りそうなものだけどな、と
突っ込んでしまった。結局2重スパイの正体は、愛情を取ったが故の行動であったのだが、
それにしてもスケールの小さい話で、かと言って話自体に面白みがあるわけでもない。
プレミンジャーの遺作なのだが日本では劇場公開されていない。まあ、無理もないか、と
いう地味な仕上がりになってしまった。イギリス映画らしい、といえば言えなくもないか。

<ストーリー>
英国情報局デスクワーク職員モーリス・キャッスルは、8年ほど前、任地の南アフリカで
知り合った女性活動家サラと、彼女が彼と知り合う一月前に死んだ恋人との間に設けた
7歳になる息子と一緒に郊外に地道に暮している。同僚は新人のディヴィッド。
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 ソ連への情報リークを知った上層部は彼らの所属するアフリカ部に疑惑の目を向け、
独身貴族のディヴィッドが犯人と目されて医師でもあるパーシバルに中毒死させられる。

本当の二重スパイ、モーリス・キャッスルはかつて南アで共産主義者に協力し実は未だにソ連と
縁の切れていない為南ア当局者ムラーの来訪を受けて慌て、妻と別居したふりをしてモスクワに
逃げ出す。2重スパイになったのはイーマンを愛してしまった故に民族解放側にいた彼女の見方に
なるために、ソ連に身を売ったのだった。
しかしソ連との腐れ縁は切れず、彼一人でソ連に脱出する。2重スパイまでして獲得したサラの
愛であったが結局、二人は別れ別れになってしまったのだ。サラと、きっと会えると電話してたが
突然切られてしまい、頭を抱えるところで映画は終わる。モーリスの「ヒューマン・ファクター」
の悲しさを描いたのであろうか、そう捉えればいいのであろうか?
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この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-07-05 23:20 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「暗黒街のふたり Deux hommes dans la ville」
1973 フランス Adel Productions (Paris),Medusa Produzione (Rome),.100min.
監督:ジョゼ・ジョヴァンニ
出演:アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、ミムジー・ファーマー、ミシェル・ブーケ、イラリア・オッキーニ他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
邦題がいかんな。誤解を生む。英語のタイトルが"Two Man In Town"なので、そういう
意味なんだけど、まるでばりばりのギャング映画か、と思った。
実際は犯罪絡みのストーリーではあるけど、生と死を見つめた重いテーマの映画だった。
さすがに時代を感じる作りだが、フランス映画だなあ、という香りもするし、ストーリーも
単純で100分でしっかり描き切っている。見終わって、決して気分の良い映画ではないが、
面白くみることが出来た。アラン・ドロンとジャン・ギャバンの最後の共演映画でもある。
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更生を心に決めた男を、ある警部が追い詰め、ついには彼に殺されてしまう。そして彼は
ギロチン送りになるのだが、確かに殺してしまったドロンは悪いには違いないが、ドロンを
生まれながらの悪党と決めつけて、追い詰めていった警部も、殺されて自業自得という感じ
であった。ドロンに目を掛け何くれとなく世話をし、一家揃って付き合っていた保護司ギャバン
は、結果的には彼を死刑にしてしまった無力感に苛まれるのだが・・・。

フランスでは2007年に死刑制度が廃止されているので、もうこの手の映画は作れないし、
ましてやギロチンの登場はありえないので、貴重な映画であるとも言える。

アラン・ドロンが製作に関与しているので、ドロンの作りたかった映画でもあるのだろう。
理不尽な交通事故で奥さんが亡くなってしまうというシチュエーションは、ちょいととって
つけたようで不自然な感じを受けた。

なんといってもジャン・ギャバンの渋い演技が、ドロンの若い演技を凌駕していたと思った。
まあ、評論家的には「がっぷりヨツ」に組んだ作品というのだろうけど。
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ドロンを追い詰め、しまいにゃドロンに殺される刑事はホントに憎々しかったなあ。そういう
意味ではいい演技、いい演出だったといえるだろう。
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面白い映画、というより、心に残る映画であった。

<ストーリー>
「ジーノ(A・ドロン)は三十歳。十年前に銀行強盗の首領として逮捕され、十二年の刑を
受けたが、保護司のジェルマン・カズヌーブ(J・ギャバン)の力添えによって出所することが
出来た。彼には美しい妻ソフィー(I・オッキーニ)が待っていた。ジーノの新しい生活が始まった。

妻は小さな花屋を経営しており、それは質素だが、明るい、楽しい日々だった。
ある日、ジーノの出所を知った昔の仲間がやってきた。再び手を組んで大仕事をしようという。
ジーノはきっぱりと断わった。犯罪歴を持つ者はパリを始め、大都会、港町に住むことを
許されない、いわゆる“所払い"というやつだ。

ジーノと妻はやがてモー市に移住した。一方、ジェルマンもモンペリエに移住した。
軽犯罪係への転勤ということだが、ていのいい左遷であった。それでも、ジーノとジェルマンの
家族は、週末にはピクニックに出かけた。突然、悲劇がジーノを襲った。

楽しいピクニックの帰路、暴走してくる二台の車を避けようとしたジーノのスポーツカーは横転して、
大破したのだ。この事故で最愛の妻ソフィーが死んだ。自暴自棄の日々が続いた。
月日が流れ、ようやく傷が癒えると、ジェルマンのすすめでモンペリエに移り、刑務所で身に
つけた印刷技術に助けられ、印刷工場で働くことになった。
そして、新しい恋人ルシー(M・ファーマー)がジーノの前に現われた。同時に、ジーノの運命を
変えるもう一人の人間が出現した。この地に赴任してきたゴワトロー警部(M・ブーケ)だった。

もう忘れかけていた十年前、銀行に押し入ったジーノを捕えたのがゴワトローだった。
以後、ゴワトローの執拗な監視の眼が、ジーノを追い廻し始めた。ある日、ジェルマンのところへ、
ルシーがとび込んできた。「ジーノが警察に留置されている」。容疑は何もなかったが、
ゴワトローは異常な程ジーノを憎んでいた。
偶然、ガソリン・スタンドで昔の仲間と会ったことが、ゴワトローの気に入らなかったのだ。
しかし、ジーノは二度と昔の仲間と仕事する気はない。ゴワトローは彼を信ぜず、二度と奴らに
会わない宣誓書を書けという。無茶苦茶な要求だったが前科者は常に弱い。

釈放されてからも、ゴワトローの追求は続いた。そんなとき、昔の仲間が銀行を襲った。
もちろんジーノとは無関係だったが、ゴワトローはジーノが首領だと思いこんでいる。
重傷を負った一人を病室のベッドで尋問するが、ジーノの犯行を立証出来ないゴワトローは、
ついに彼の家にまで押しかけ、ルシーを脅迫する。
これを蔭で盗み見ていたジーノの怒りが爆発した。ゴワトローがルシーの身体に手をかけたとき
ジーノはゴワトローに襲いかかり、首をしめ上げた。ゴワトローは死に、ジーノは逮捕された。

公判、過去に犯した行為が決定的に心証を悪くしている上、被害者は刑事だ。検事のたくみな
弁舌がより一層、極悪人としてのジーノを印象づけた。ジーノの女性弁護士(M・リボフスカ)は、
犯罪を誘う要素が、この国に存在することを強く指摘した。処刑の際の十七世紀の遺物ギロチンが、
いまだに使われているような古さを、あの劣悪な刑務所内の環境を。
しかし、裁判官も陪審員も彼女の弁論には無関心であった。既に結論は最初から出ていたのだ。
判決が出た。求刑どうり死刑だった。大統領への助命嘆願も拒否され、処刑の日がやってきた。
ギロチン前に引きだされたジーノが、最後に振り向いたときの眼が、ジェルマンの心に焼きついた。」
(goo映画)
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更生を心に決めたドロンを支える新しい恋人ルシー、もちろん保護司ギャバン、そしてモンペリエで
ドロンを雇い彼を心から信じていた印刷所の親方、警察の中でも、ゴワトローのやり方に注意を
与える警視、そしてギャバンの家族、ドロンの味方は沢山いたのだが、たった一人の警部のために
(彼も職務に忠実だったといえばいえるのかもしえれないが)、あるいは結論ありきで陪審員が
居眠りをしているような裁判故に、ドロンは不条理がぬぐい去れない中でギロチン台の露と消えたの
だった。最後、刑務所の塀の外を歩いて去るギャバンならずとも、見ている人はやりきれに思いを
抱えてままエンドとなるのだ。ラスト1分近く、WOWOWの画面は真っ黒だったのだが、オリジナルが
そうなのか?そうだとすれば、ドロンとギャバンと観客の心の中に表出にほかならないのだが。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-07-04 23:30 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)

●「アメイジング・スパイダーマン The Amazing Spider-Man」
2012 アメリカ Columbia Pictures ,Laura Ziskin Productions,Marvel Enterprises,.136min.
監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス、マーティン・シーン、
    サリー・フィールド、デニス・リアリー、キャンベル・スコット他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
シネコンの一番大きな小屋、日曜の最初の上映。たくさん入ってました。老若男女それぞれで。
マーヴェル・コミックものが大好きな私としては、見逃せない一編。封切りをまって観てきました。
これまで、実写版は3回作られていて、それはそれなりに面白いのですが、今回はお話を
リセットして、再びスパイダーマンの誕生秘話を綴り、再びシリーズ化するようだ。

コミックなんで、お話は単純で、突っ込みどころもあるけど、所詮コミックなんで、そこいらは
無視して楽しむのが作法。3Dで見たけれど、スパイダーマンがビルの間を飛びまくるシーンは
やはり3Dならではの魅力があった。吹き替えだけど、字幕はどうしても浮き出てしまい、
画像との焦点距離が2重になるので、やはり見づらい。

さて、本作、面白かったです。トビー・マクガイアに比べると、リアルになった感のあるガーフィールド
君だが、いいんじゃないですか!それと彼女役のエマ・ストーン、「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」
とはまた全然雰囲気を変えて、これまた私は感じよく受け取りました。
育ての親にマーティン・シーンとサリー・フィールドを持ってくるあたり、押さえるところは押さえて
あるな、という感じ。
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金のかかったVFXをふんだんに使って、見ていても楽しい。ストーリーにはちょっと悲しいところも
あるけれど、ラストは、にやり、として終わっていく。そのあたり、マーヴェルの語法を外していない
楽しさだ。
主人公ピーター・パーカーが、スパイダーマンになるのは、首の後ろをクモに刺されるというのは
トビー・マクガイア版と同じだが、今回は実験室。前回は博物館であったな。

ストーリーの持って行きかたや展開に、取り立てて目新しいことがあるわけではないが、
全体としてよくまとまっており、エンターテインメントとしての質は高い、と感じた。
ま、アメコミがダメは人は、見に行かないほうが、もちろんいいでしょうけどね。前作群を見ている
人も見ていない人も楽しめると思う。 出来れば3Dで観た方がより楽しいよ。

<ストーリー>
「サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演による実写版3部作が世界的に大ヒットした
マーヴェル・コミックスの人気キャラクターを、「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ監督、
「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールド主演で装いも新たに3Dで
再映画化したアクション・アドベンチャー大作。

両親の失踪の真相を追い求める悩み多き青年が、様々な葛藤を乗り越えスパイダーマンと
しての運命を受け入れていく姿を、3D映像による迫力のアクションとフレッシュかつ
エモーショナルなストーリー展開で描き出す。
共演はエマ・ストーン、リス・エヴァンス、マーティン・シーン、サリー・フィールド。

 幼いときに両親が失踪し、心に傷を抱えたまま伯父夫婦のもとで育った内気な高校生
、ピーター・パーカー。彼は、NY市警警部を父に持つ同級生グウェン・ステイシーに
秘かな想いを寄せる日々。
そんなある日、父の鞄を見つけたピーターは、父のことを知るオズコープ社のコナーズ博士を
訪ねる。しかしそこで、遺伝子実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。
翌日、ピーターの身体に異変が起こり、超人的なパワーとスピードを身につけることに。
やがて彼はその能力を正義のために使うことを決意し、スーパーヒーロー“スパイダーマン”と
なって街の悪党退治に乗り出すが…。」<allcinema>
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異種間遺伝子交換で、失われた手足を再生する技術の完成を目指すコナーズは、自らの
片腕を元に戻したい、という願望があった。しかし、今一歩のところで足踏みをしていた。
そこに現れた、ピーター。彼は、父親のカバンに書かれていた数式を博士に教える。
そのことにより、理論的には再生プロセスが完成したのだった。
動物実験でも成功したコナーズ博士は、会社から退役軍人を使って人体実験をするよう
指示されるが、その前に、自分の体で、試してみた。
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実験は成功し、失われた腕は、元に戻ったかに見えたが、再生プログラムが爬虫類のそれ
であったため、彼は再生した腕ばかりではなく、前進巨大な爬虫類と変化してしまった。
理性を失った博士は、NYの街中にこの薬をばらまいてしまう。
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一方、ピーターの恋人グゥエンは、インターンとしてアルバイトしていた博士の会社に侵入し
解毒剤の精製に成功する。これを父親である警部に渡し、警部は危険を冒し、ピーターに
それを渡そうとする。
変身した博士は全NYに爬虫類に変身する薬を撒こうと高層ビルに仕掛けを作るが、
スパイダーマンとなったピーターに邪魔される。そこに中和薬をもった警部が到着し
あわや、のタイミングで、中和に成功、NY中に中和薬が散布されることになったのだった。
これで人間にもどった博士は、ビルから落ちそうになるピーターを救ったのだった。
しかし、警部は、変身した博士にやられ、ピーターの腕のなかで、息を引き取る。
その時警部は「グェンを巻き込むな」と約束をさせる。

事件は解決したのだが、グェンと別れることになったピーター。しかし、ある日の高校で
ピーターは前の席のグェンに言うのであった。守れない約束もあるよね、と。
その時グェンの顔が笑顔に変わったのであった・・・。
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博士が変身して大暴れした時に橋から転落したクルマの中にいた子供を蜘蛛の糸を使って
救ったのだが、ラストの大立ち回りの時、この子の父親がクレーンの操縦士で、仲間と
手負いのスパイダーマンが、返信した博士のいるビルに行きやすいようにクレーンのアームで
まるで、空中にうんていを作るがごとくの働きをするのだが、そのあたりも、コミックらしく
少年の心を熱くするだろう。
グェンの父親、警部も最初はスパイダーマンを逮捕する側だったが、最後には理解し、
亡くなっていく、そのあたりも、活劇の中のスパイスとなっていて、これもマーヴェルコミックの
語法であろう。

マーヴェルのお約束通り、エンディングロールの途中で、博士が次の事件のきっかけとなる
ことを匂わせて終わっていく。

2時間強は長いが、娯楽作としてはダレる事無く、面白く鑑賞することが出来た。これは
やはり映画館の大画面で見ないとスパイダーマンの空中移動の醍醐味は味わえない。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-07-01 13:10 | 洋画=あ行 | Trackback(11) | Comments(0)