My Best Movie of 2012

My Best Movies of 2012


●口上
2012 シネコンで20本、WOWOW+NHKBS+イマジカBSで181本の映画を
観賞しました。ちょうど201本ですね。まあ、よく観た方でしょうかね。しかし歳と
共に忘れっぽくなり、年初に観た作品などは内容がよく思い出せないものも。(泣)
シネコンでは年の前半で多くの良い作品に出会えました。また旧作の中にも心
動かされる映画とも出会えました。

相当見たつもりでも、こんな作品をまだ見ていなかったんだなというものも多くて、
その代表が、黒澤明作品でした。
今年はWOWOWで特集が組まれたことがきっかけで、現在も引き続き観賞中です。
ベスト10には入れてませんが、来年には、黒澤映画だけのベスト版を作成して
見たいと思ってます。今年観た作品の中でも「七人の侍」「天国と地獄」「隠し砦の
三悪人」などの秀作は印象に強く残ってますが、全体の評価はもう少し作品を
鑑賞したところでやりたいと思います。

さて来年そうそうに開催されるアカデミー賞は、何が獲るのでしょうか。受賞作が
また春に封切られます。楽しみですねえ。

では、例年どおり個人的好みに偏重した「シネコン鑑賞版」と「テレビ鑑賞版」を
ご披露いたします。

<シネコン鑑賞版・ベスト>
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①「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~  The Help」
①「ドラゴン・タトゥーの女 The Woman with the Dragon Tatto」
②「戦火の馬  War Horse」
②「ダークナイト・ライジング Dark Night Rises」
③「アメイジング・スパイダーマン Amazing Spider Man」
③「アーティスト The Artist」
③「ヒューゴの不思議な発明 Hugo」
③「人生の特等席 Trouble with the Curve」
③「ミッドナイト・イン・パリ Midnight In Paris」
④「マーガレット・サッチャー The Iron Lady」
④「007 スカイフォール Skyfall」
⑤「バトルシップ Battleship」
⑤「J・エドガー J・Edger」
⑤「Always 三丁目の夕日 ’64」
⑥「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い  Extremely Loud
  and Incredibly Clouse」
⑥「アヴェンジャーズ The Avengers」
選外
●「ブラック&ホワイト This Means War」
●「幸せの教室 Larry Crowne」
●「ペントハウス Tower Heist」
●「デンジャラス・ラン The Safe House」

<シネコン版総括>
毎年アカデミー賞後に公開される受賞作が上位に来るのだが、今年も
それらの作品がランクされた。「Help!」、「ドラゴンタトゥー~」は良くできた
映画だった。「ドラゴン~」はこれを機に、ミレニアム版も3作鑑賞、どれも
楽しめた。
今年は目を三角にしてきっちりした順位付けを止めて、グループにして
みました。私ごときが偉そうにランキングなんておこがましいので・・・。
また好悪が分かれるアメコミ=マーベル系の映画が面白かったです。
バトルシップを含め、男の子系の単純明快なワクワク感がたまりません。

<テレビ鑑賞版>
順位付けではなく、印象深かった作品を羅列しておきます。割と新し目から
旧作まで網羅してます。順番に意味はありません。

◎「キック・アス Kick-Ass」
◎「ロリータ Lolita」
◎「普通の人々 Ordinary People」
◎「(ミレニアム版)ドラゴンタトゥーの女 The Girl with Dragon Tatto」
◎「ジョーブラックをよろしく Meet Joe Black」
◎「ヒート Heat」
◎「冒険者たち Les Aventuriers」
◎「陽のあたる教室 Mr.Holland's Opus」
◎「遠い空の向こうに October Sky」
◎「水曜日のエミリア Love And Othere Impossible Pursuits
◎「ロシュフォールの恋人 Les Ddemoiselles De Rochefort」
◎「キッズ・オールライト The Kids are Allright」
◎「暗黒街のふたり Deux hommes dans la ville」
◎「ザ・ファイター The Fighter」
◎「ソウル・キッチン Soul Kitchen」
◎「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 The Girl who Kicked The Hornet's Nest 」
◎「死刑台のエレベーター Ascenseur pour L'echafaud」
◎「十七歳の肖像 An Education」
◎「ゴーストライター The Ghost Writer」
◎「マージン・コール Margin Call」
◎「シャレード Sharade」
◎「シャイン Shine」

以上です。基本は★7つ以上。評価が定まったものも勿論、え、何で?と思われるものも
あるでしょう。ま、それが個人的な映画感想な所以でして・・・。

さて、来年は何本の映画を観るでしょう。ほかの人生を味わえる、まっこと自分だけの世界
を味わえる映画の世界! That's Entertainment!!
by jazzyoba0083 | 2012-12-31 22:30 | Trackback(44) | Comments(6)

魅惑の巴里 Les Girls

●「魅惑の巴里 Les Girls」
1957 アメリカ MGM 114min.
監督:ジョージ・キューカー 音楽:コール・ポーター
出演:ジーン・ケリー、ミッツィー・ゲイナー、ケイ・ケンドール、タイナ・エルグ、ジャック・ベルジュラック他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
MGMミュージカルはかなり見ている方だと思っていたらこんな作品を見ていなかった。
コール・ポーター音楽というのも気になったのだが、スタンダードになった曲は
なかったんじゃないかな、というより曲が少なすぎな感じ。
「慕情」「上流社会」などの脚本を手がけたジョン・パトリックの本であるが、
今ひとつ締まりが悪い感じを受けた。なんだろう。3つのストーリーがピリッとして
いなかったからかな。 ジーン・ケリーのタップももう少し見たかったなあ。
同じパリが舞台のジーン・ケリー主演作品で「巴里のアメリカ人」があるが、そちらの
ほうが総合的に出来が良いことは世間も認めるところだろう。音楽も含めて。
まあ、この時代のレビュー物としては肩の力を抜いて楽しむ分にはいいだろう。
美女3人の中なら個人的にはミッツィー・ゲイナーでしょうかねえ。
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<ストーリー>
「アンジェロ・デュクロ夫人(タイナ・エルグ)は、名誉毀損による5万ポンド損害賠償の
訴訟を起こした。かつて彼女はイギリス娘シブル(ケイ・ケンドール)とアメリカ娘ジョイ
(ミッチー・ゲイナー)の3人でアメリカの舞踏家バリイ・ニコルズ(ジーン・ケリー)と組んで
欧州を巡演していたが、やがてアンジェロはピエール(ジャック・ベルジュラック)とシブルは
ジェラルド・レン卿(レスリー・フィリップス)とそれぞれ結婚して一座は解散した。

さて数年は無事にすぎたがシブル・レン夫人が自叙伝を発表しその中にアンジェロが
バリイに失恋して、3人が一緒のアパートに住んでいた頃ガス自殺をしようとしたことが
あると記したことから事態は紛糾したのである。
公判の第1日、被告レン夫人は証言する。

「自叙伝は真実です。アンジェロは一座に入った頃、今の夫であるピエールのいることを
隠してバリイとデイトしていました。
彼女は若くて未熟でしたから、バリイは特別に稽古をつけてやりました。そこで彼女は
バリイに恋してしまったのです。ところがあるショウの夜、劇場嫌いのピエールが両親と
見物にきているのを見た彼女は、びっくりして隠れてしまい、相手役のバリイに大恥を
かかせました。彼は怒り、彼女は恋を失ったというわけです。
私が遅くアパートに帰って、彼女の自殺未遂を発見したのはその夜でした。」

傍聴席でこれを聞いていたピエールは、アンジェロの弁明も聞かず憤然として街に
出ていってしまった。

2日目、アンジェロの証言。
「シブルの証言は嘘です。シブルはお酒のみで始末におえぬ女で、バリイも何度か
クビにしようとした位でしたが、私たちは彼女がバリイを愛していたのを知っていましたので
かばってやりました。
その頃彼女はジェラルド・レン卿につきまとわれていましたが、夜の酒場でこの3人が
顔を合わせた時、シブルの酔った放言から男2人は大喧嘩をしました。バリイの心が
自分にないのを知って彼女はますます深酒し、ある夜私が遅くアパートに帰った時、
ガス自殺を図っていたのです。これが真相です。」

今度はジェラルドが憤然とシブルの弁解も耳にせず夜の街に飛び出した。

3日目、問題の人物バリイの証言。
「2人の女性の証言は嘘ではありません。然し私は、シブルにもアンジェロにも実は
関心を持ってはいませんでした。私は第3の女性ジョイを愛していたのです。
しかし彼女は、清教徒的な愛は誓ってくれましたが、しんから私に心を開いてはくれ
ません。一方2人の女性の恋人2氏は故郷にかえりたがっていました。
そこでジョイの心を独占するためもあって私は仮病をつかって一座を解散しました。
後でそれを知ったジョイは、怒って私から去っていきました。それから彼女にはまだ
会いません。失望した私が遅く彼女たちの部屋に行くと、アンジェロとシブルがガス管の
ゆるみで中毒して倒れていました。病院に運ばれた2人は誤解し合ったまま別れたのです。」

証言が終わると2組の夫婦は仲直りして法廷はなごやかに閉じられた。一同に別れてバリイが
タクシーに乗り込むと、そこにはジョイの明るい笑顔が待っていた。」(goo映画)

この映画の詳細は こちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-12-28 23:00 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)

●「クリスマスのその夜に Home for Christmas」
2010 ノルウェー・ドイツ・スウェーデン 85min.
監督・脚本・製作:ベント・ハーメル
出演:トロンド・ファウサ・アウルヴォーグ、クリスティーネ・ルイ・シュレッテバッケン、フリチョフ・ソーハイム他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
「おうちへ帰ろう」というタグラインがそのままの感想。クリスマスイブに
数組の人生が織り成す物語を短い時間に綴った心温まる掌編である。
ほのぼのとするいい映画ではあるが、全体のトーンが北欧なのでどこか寒く
薄暗い感じがつきまとう。フィナーレがオーロラだったりするのが象徴的だ。

冒頭、スナイパーに狙われる少年。引き金が惹かれる寸前でほかのシーンに
代わり、それがラストシークエンスへと繋がり、なるほどね、と得心が行く次第。
嫌な始まりかなあ、とおっかなびっくりで見ていたがそうではなかった。

原作が短編集ということなのでオー・ヘンリの現代版か、と思ってしまった。

<ストーリー>
「ノルウェーの名匠、ベント・ハーメル監督が、大切な人との時間を求めて懸命に生きる
人々の複数のエピソードを交錯させながらクリスマス・イヴの一夜を描いた群像劇。
複数のエピソードが同時進行で語られ、それぞれの関係が繋がるにつれ、各自の
人生が明らかになっていくところが面白い構成だ。
これまで『ホルテンさんのはじめての冒険』『キッチン・ストーリー』で、ありふれた
日常の中の人間の可笑しさと哀しさを描いてきたハーメル監督。クリスマスだからと
言って特別な奇跡が起こるわけではないが、年に一度の特別な日を大切な人と
過ごしたいと願う人々の、不器用ながらも懸命に生きる姿を温かいまなざしで
見つめる演出が心地よい。

クリスマス・イヴを迎えたノルウェーの小さな町。結婚生活が破綻し、妻のトネ
に追い出されたパウル。サンタクロースに変装した彼は、かつての我が家に潜り込む。
子供たちにプレゼントを手渡したい一心で……。

パウルの友人の医師クヌートは、二度と故郷に戻れないと言うコソボ出身のカップルの
赤ちゃんを取り上げる。彼らの、切迫した事情に胸を痛めたクヌートは、自分でも
思いがけない行動に出る……。

少年のトマスは、家族とご馳走を囲むよりも、クリスマスを祝わないイスラム教徒の
少女ビントゥとの時間を楽しむ。彼女の横顔をきらめく瞳で見つめながら……。

カリンは、不倫相手クリステンの“クリスマスが終わったら離婚する”という約束を
信じていた……。

今年のイヴこそ故郷に帰ると決意したのに、ヨルダンには電車賃さえなかった。
雪の中をさまよい歩き、一台のトレーラーの前に辿り着くと、傍らに駐車してある
トラックのドアに手をかける。すぐに警報が鳴り響き、トレーラーから威勢のいい
中年女性が飛び出して来るが……。

一年に一度、とびきり大切なこの日に、それぞれが愛する人を求めて、それぞれの
夜を迎える。だが、どこで人生のボタンをかけ違えたのか、彼らは躓いたり、立ち
止まったり……。それでも少しずつ、小さな喜びを拾い上げては、再び歩き始める。
今、イヴの夜が明け、それぞれがそれぞれの形で、“うち”に辿り着く。
愛する人に“メリークリスマス”を言うために……。 」(goo映画)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-12-24 22:50 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「ザ・レッジ-12時の死刑台- The Ledge」
2011 アメリカ Foresight Unlimited.101min.
監督・脚本:マシュー・チャップマン
出演:チャーリー・ハナム、リヴ・タイラー、パトリック・ウィルソン、テレンス・ハワードほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
デ・パルマが作りそうなB級臭プンプンの作品。宗教の臭いもキツイ。
「薔薇の素顔」「ニューオリンズ・トライアル」などの秀作をモノしている
マシュー・チャップマンなんで、構成はよくできていると思う。
ただ、どうも展開に無理があるんだなあ・・・。

主人公の行動がよくわかりませ~ん!ww 結末もなんか釈然としない。
説得の刑事、飛び降りる前に、「警察が彼女を救えるから」とか言えば良かった
んじゃないか??
でも、結局最後まで見ちゃったけどねww。宗教に取り憑かれたリヴ・タイラーの
ダンナと主人公が宗教論争するんだけど、結構本格的なんで、むしろ鼻白むww。

配役は全体として良かったのではないか。特に狂信的とも言える原理キリスト教者
のパトリック・ウィルソンが狂気に満ちていて良かった。リヴ・タイラーは顔でかい、
骨太。
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<ストーリー>
話は自殺志願男の顛末がメインなんだが、これに説得に当たる刑事の家庭の事情、
が絡む。自殺志願男はホテルのサブマネージャーで、街で見かけたいい女(タイラー)が
自分のホテルに面接に来る。即採用。最初は距離を置いていたがその影のある
女に惹かれていく。男はゲイの男とルームシェアしている。ふたりは女の家に
食事に招かれる。女の夫は原理的キリスト教信者。宗教論争になり、気まずくなる。

やがて男と女はわりない中になってしまい、それを夫に感づかれる。浮気の現場を
ドア越しに確認した夫は、妻をホテルのある部屋に拘束し、男に昼の12時までに
ビルから飛び降りないと、女を殺す、という。自己犠牲精神などない無神論者の
男に飛び降りることなど出来はしない、とタカをくくり、その男の行動を妻に見せ
つけることにより、改心させようと企んだのだ。

ただ、説得にあたる刑事が向かいのビルに不穏な光景を目撃し、警官隊を急行させた。
しかし時すでに12時。必死に止める刑事の言葉も聞かず、飛び降りてしまう男。

向かいのビルでそれを目撃した夫と女。駆けつけた警官隊。

エンディング、実子ではない二人の子供の元に帰った刑事はまた家族での食事に
臨むのだった・・・。

この映画の詳細は
こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2012-12-23 22:50 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

●「テトロ 過去を殺した男 Tetro」
2009 アメリカ・イタリア・スペイン・アルゼンチン American Zeotrope,127min
監督・製作・脚本:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ヴィンセント・ギャロ、オールデン・エアエンライク、マリベル・ベルドゥほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
こういう映画をどう評価すればいいのだろう。映像はスタイリッシュだし、フレーミングも
計算されていて美しい。さすがはコッポラと言わせる映像ではある。
ある時点からモノクロになってしまった主人公の心象と過去の幸福だった頃のカラー
映像。
ストーリーはどうか? ラストのどんでん返しというかサプライズというかオチというか
そこまで持っていく手法がとても観念的でわかりづらい。客船のウエイターという弟が
優れた文才を持つ、とか、兄が鏡文字でしかもまともな精神状態ではない文字で
書く小説とか、これらも理解するのが難しかった。
作り手の自己満足、と思えてしまうのだ。
フランシス・ギャロという役者さんも好みではないし。具体的な作品より観念的な
映画が好み、という人にはいいかもしれない。ただ日本の映画館では人は入らなかった
だろうなあ。
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<ストーリー>
「かつては作家として将来を期待されながら、ある衝撃的な事件をきっかけに
行方知れずとなった兄アンジ―。その弟ベニーは18歳の誕生日を前に、兄を
探してアルゼンチンのブエノスアイレスを訪れる。
しかし、しばらくぶりに会った兄は、テトロと名前を変え、過去を封印して別人の
ように生きていた。周囲にはベニーを友人と紹介し、妻のミランダには父親が
著名な音楽家であることすら隠していた。自分の過去や著名な作曲家である父を
はじめ家族を否定して生きる兄の態度に不満を募らせたベニーは兄の持ち物から、
ある秘密を見つけ出す。そこから紐解かれていく事実とは。
すべて知った時、ベニーはある行動をとる…。」(Movie Walker)

ある秘密とはアンジーが書き綴ってきた発表する予定のない自伝的小説で
あった。弟は兄に無断でこれに手を加え、高名な女性批評家が主催する
「パタゴニア祭」という賞に応募。見事最終予選に進んだ。
共著ということになり、最終発表会場に姿を現した二人だが、アンジーの
口からとんでもない真実がベニーに告げられたのだ・・・。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-12-21 23:30 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

一枚のハガキ

●「一枚のハガキ」
2011 日本 近代映画協会 114分
監督・原作・脚本:新藤兼人
出演:大竹しのぶ、豊川悦司、六平直政、大杉漣、柄本明、倍賞美津子、津川雅彦、川上麻衣子他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
新藤監督の作品は初めて観た。100歳でこの筆力と演出、たいしたエネルギーだと思うし
反戦に対する桁違いの思いも凄い、としか言えない。激賞する評価もおそらく「100歳の
新藤監督の作品だから」ということでのことではないかと推察する。
この年のキネ旬邦画ベスト1を獲得したが、個人的には映画としての完成度はどうかなあ、
というのが偽らざる感想だ。 気骨の監督からのラストメッセージ、という価値は認めるが。

悲喜劇、なのだろうか、どうも肩に力が入る。大竹しのぶの演技は高く評価しているのだ
けれど、本作におけるエキセントリックなお芝居は引いてしまう。意図的かもしれないが
本作の演出は概して、お芝居チックであり大仰である。弟と結婚するにはちょっと年を
食いすぎている大竹のセックスシーンも引きまくり。もう少し若い人をキャスティング出来
なかっただろうか。ところどころの大竹は痛々しくさえある。性の衝動に突き動かされる
年代の女性なら若くていい女優さんはいただろうに。(新藤映画に出てくれる若い女優は
いないか・・・)
深刻ぶらず、時にクスッと笑ってしまうような描き方の中に相対的に悲しみを浮かび上が
らせようという監督の狙いなのだろうけど。ラストの麦畑も広すぎないか?

印象的だったのは、戦争で生き残るのが「運」ということ。これが一枚のハガキに託され
映画に一本筋を通している。これには考えさせられた。
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<プロダクションノート&ストーリー>
「日本最高齢(99歳)の巨匠・新藤兼人監督自ら、「映画人生最後の作品にする」と
宣言した本作。太平洋戦争末期に徴集された100人の兵士のうち、94人が戦死し
6人だけが生きて帰った。その生死を分けたのは、上官が彼らの赴任先を決める
ために引いた“くじ”だった―という、新藤監督自身の実体験を基に作られた。

人の運命がくじによって決まり、兵士の死は働き手を失った家族のその後の人生を
も破滅に向かわせる。そんな戦争の愚かさと不条理を、時に厳しく、時にユーモアを
交えながら描く。新藤監督が自身を投影させた主人公役の豊川悦司と、愛する人を
次々に亡くし、戦争への憎しみを生きる力にする女性を演じた大竹しのぶの好演に
も注目。


戦争末期に召集された100人の中年兵は、上官がくじを引いて決めた戦地にそれぞれ
赴任することになっていた。クジ引きが行われた夜、松山啓太(豊川悦司)は仲間の
兵士、森川定造(六平直政)から妻・友子(大竹しのぶ)より送られてきたという一枚の
ハガキを手渡される。

「今日はお祭りですが あなたがいらっしゃらないので 何の風情もありません。友子」

検閲が厳しくハガキの返事が出せない定造は、フィリピンへの赴任が決まり、生きて
帰って来られないことを覚悟し、宝塚へ赴任する啓太に、もし生き残ったらハガキを
持って定造の家を訪ね、そのハガキを読んだことを伝えてくれと依頼する。

戦争が終わり100人いた兵士のうち6人が生き残った。その中の一人、啓太が故郷に
帰ると、待っている者は誰もおらず、家の中は空っぽだった。啓太が戦死したという噂が
流れ、恋人同士になってしまった妻と啓太の父親は、啓太が生きて帰ってくるとわかり
二人で出奔したのだった。
生きる気力を失い、毎日を無為に過していた啓太はある日、荷物の中に定造から託された
ハガキを見つける。一方、夫を亡くした友子は悲しみに浸る間もなく、舅姑から自分たちは
年老いて働けないのでこのまま一緒に暮らしてほしいと頼まれる。
その上、村の習わしで長男が死んだら次男が後継ぎとなることが決められており、
友子には次男の三平(大地泰仁)と結婚をしてほしいという。
他に身寄りのない友子は、愛する夫との幸せな人生を奪った戦争を恨みながらも、
定造の家族と生きていくことを承諾する。ささやかな儀式で夫婦となった友子と三平だった
が、しばらくすると三平も戦争に招集され戦死。その後、舅と姑が立て続けに死に、
ひとり残された友子は定造の家族が唯一残した古い家屋と共に朽ち果てようとしていた。

そんなある日、ハガキを持った啓太が訪ねてくる。クジ運だけで自分が生き残ったことに
罪悪感を感じる啓太と、家族も、女としての幸せな人生も、何もかも失ってしまった友子。
戦争に翻弄されたすべてを奪われた二人が選んだ再生への道とは……。 」(goo映画)

村に「くじ運」で残った大杉漣は、大竹が好きで、妾になるように迫るが、(いいやつなんだ
けど)現れた豊川にボコボコにされる。豊川は船を売って得た20万円を持っていた。
それを使ってブラジルに行こうとしていたのだ。豊川は大竹に「くじで生き残った」詫び料と
して10万を渡そうとするが。「金の問題ではない」と突き返される。大竹は自分も
ブラジルに連れて行ってくれと懇願する。旅立つ日、遺骨も入っていない骨箱を燃やそうと
して家に延焼し、住んでいた家を全焼してしまう。
ブラジル行をあきらめた豊川は大竹に結婚を申し込み、ここに麦を植えて暮らそう、と
言うのだった。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-12-19 23:15 | 邦画・新作 | Trackback | Comments(1)

●「ロード・トゥ・パーディション Road to Perdition」
2002 アメリカ DreamWorks SKG,20th Century Fox Film Co.,119min.
監督:サム・メンデス 
出演:トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、ダニエル・クレイグ、タイラー・ホークリン他
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<2002年度アカデミー賞撮影賞受賞作品>

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
今まさに公開中の「007スカイフォール」の監督サム・メンデスが02年にメガフォンを
取った秀作。面白かった。出ている俳優も豪華なのだが、骨太のストーリーが心に
響く。またオスカー受賞の画面は、ワンカットワンカットのフレーミングが計算されていて
美しい。1930年代のセット、CG、美術も見事である。流れる音楽もまたよろしい。
トム・ハンクスの主演作はほとんど見ているのだが、本作はなぜか鑑賞が遅れており、
今回WOWOWで放映されたのを機に観た。観てよかった。

テーマは父と子。マイケル・サリバン(ハンクス)と息子、ジョン・ルーニー(ニューマン)と
息子コナー(クレイグ)を軸に、死体写真と取ることが趣味の写真記者にして殺し屋の
マグワイア(ロウ)、シカゴのボス、フランク・ニッティ(スタンリー・トゥッチ)が絡む。
いずれも名優であるので見ていての安定感は素晴らしい。
マイケルの息子の成長と心の動きに、観客はシンパシーをシンクロできるだろう。
ジョン・ルーニーとマイケルは血は繋がってないがお互いの思いは親子以上かも
しれない。その二人の思いもまた胸に迫る。

お金のやり取りの下りがいささか理解できなかったのだが、それはあまり苦にならな
かった。テンポ、話の組み立てそれぞれによく出来ていた。

禁酒法時代、父親にまだ「Sir」をつけて返事をするような時代、ギャングのボスを父に
持つ息子が、父の手伝いをしながらも、まっとうな農夫になっていく様は、固い父と子の
絆をしみじみと味わえた。人を殺すギャングの父とはいえ、父から同じ道には入るな、と
言われそれを守った息子、6日間で人の一生を味わったと自壊する息子が、体験を
昇華しえたことと、父子の愛情の深さに大きなカタルシスを感じるのだ。
最後、瀕死の中で息子に銃を撃たせなかったことに安堵を覚える父の表情もまた・・・。
(このシーンはプライベートライアンのラスト、拳銃対戦車+空軍という図式が浮かんだ)

お勧めです。
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<プロダクションノート&ストーリー>
『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス監督がオスカー獲得後に手がけた作品が
この作品。サム・メンデス&主演がトム・ハンクス、主要キャストにポール・ニューマン、
ジュード・ロウ、と聞くと、これはもう見るしかないでしょう。ギャングものでトム・ハンクス?
 と思う向きもあるかもしれないが、見出すとそんな思いは吹き飛んでしまう。
凄みと渋さが自然に出ている。さすが。

1931年冬、イリノイ州ロックアイランドの町。アイルランド系ギャングの殺し屋、
マイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)は、ボスのジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)に
息子のように愛されており、ルーニーの実の息子コナー(ダニエル・クレイグ)は
それを苦々しく思っていた。
やがてコナーは、サリヴァンの妻アニーと次男ピーターの命を奪う。サリヴァンは
生き残った長男ジュニア(タイラー・ホークリン)と共にシカゴへ旅立ち、コナーへの
復讐を誓う。

サリヴァンよりも実の息子の保護を選んだルーニーは、殺し屋マグワイア(ジュード・
ロウ)を派遣。やがてサリヴァンは、かつて父のように慕ったルーニーを射殺。
コナーも射殺。そしてサリヴァンは息子を連れて海辺の家へ逃げるが、マグワイアに
撃たれてしまう。瀕死の状態でマグワイアを射殺するサリヴァンだったが、息子の
腕の中で息絶えるのだった。 」(goo映画)

自分の息子の居場所を教えて、マイケルに殺されるのも止む無し、と覚悟した
ルーニーの気持ち、そしてそんなルーニーさえ射殺するマイケルの気持ち。
allcinemaではトム・ハンクスのキャスティングを始め、酷評が多いが、個人的
には面白く鑑賞した。確かにラストのマイケルが銃撃されるシークエンスは
誰が見ていてもそうなるだろうな、とは分かりますけどね!

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-12-18 23:35 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

エレファント Elephant

●「エレファント Elephant」
2003 アメリカ HBO Films,Fine Line Features,81min.
監督・脚本・編集:ガス・ヴァン・サント
出演:ジョン・ロビンソン、アレックス・フロスト、エリック・デューレン、イライアス・マッコネル他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
カンヌ映画祭でパルムドールと監督賞をダブル受賞した、ヴァン・サントらしい
問題意識の高い作品。世の中ではいい映画なんだろうが、個人的には苦手な
作風である。映像はいまどき珍しい35ミリサイズで、後ろ姿を延々と追いかける
カメラワークが印象的だ。

マイケル・ムーア監督も「ボウリング・フォー・コロンバイン」で取り上げた1999年の
コロラド州コロンバインの高校での銃乱射事件を題材にしてヴァン・サント自身が
脚本を書いて演出した。ドキュメンタリータッチとでもいうのか、役者も演技っぽく
なく、まるでリアルな世界を見ているようだ。それだけに恐怖は募るのだけれど。

なんら前情報なしで見たので、最初何の事だかわからず、二人の生徒が武器を
集めるにおよび、そういうことか、と理解した次第。何等の前情報も持たずに見るのも
良し悪しである。

この映画は、見る人に、アメリカの抱える銃社会をどう見るかを思いっきり直球で投げ
込み、作品の中では結論を出さない。打っちゃり型の映画だ。
アメリカの闇、病理、現代の若い人が抱えた問題、もちろん銃社会の問題などなど。
普通の生活がいとも簡単に一変する恐怖である。
ついこの間コネチカット州で起きた児童ら23人射殺事件の直後だったら放映が中止
されたくらいの作品だ。

あまりにもサラサラと描くので逆に不気味である。犯人の二人から人間性が消えて
しまっているのも恐怖である。そういう意味では成功している映画、ということが
できよう。

「グッドウィルハンティング」は好きな作品であるのだが、本作は、ちょっと、という感想。
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<ストーリー>
「2003年のカンヌ国際映画祭で、史上初のパルムドール&監督賞のW受賞を果た
した作品。あるハイスクールの日常を、まるでドキュメンタリーのように淡々と捉えて
いく。やりたいことを見つけ没頭する者、冴えない日常と自分にうんざりの者、問題を
抱え学校どころじゃない者…。ガス・ヴァン・サントの描き出すリアルな彼らに、誰もが
自分自身の学生時代を思い出すはず。そして時間軸は一つの“事件”に向かって、
ただ静かに流れる。ひとかけらの説明も意見もないまま…。

オレゴン州ポートランド郊外にある高校での、初秋のとある一日。
男子生徒のジョン(ジョン・ロビンソン)は、酒に酔った父(ティモシー・ボトムズ)と車に
乗って学校に到着。父のだらしなさに呆れつつ、彼を迎えに来てくれるよう兄に電話
する。

写真好きのイーライ(イライアス・マッコネル)は、公園を散歩中のパンク・カップルを
撮影。アメフトの練習を終えたネイサンは、ガールフレンドのキャリーと待ち合わせる。

学食では仲良し3人組の女子、ジョーダンとニコルとブリタニーが、ゴシップと
ダイエットの話。そして食べたばかりの昼食をトイレで吐き出す。

クラスルームではGSAと呼ばれる同性・異性愛会が開かれ、議論に熱が入る。
自意識過剰の文科系女子ミシェルは教師にチクチク文句を言われている。

物理の授業では熱心に質問する生徒と、後ろの席のアレックスに濡れたティッシュ玉を
投げつけるいじめっ子がいる。アレックスと親友のエリックは、宅配便で銃を受け取ると、
二人一緒にシャワーを浴び、これまで経験のなかったキスを試してみる。
そして重装備を抱えて校舎に入っていき、外に出たジョンとすれ違ったあと、校内の
人間を次々と射殺。やがてアレックスはエリックを射殺し、食肉貯蔵庫に隠れていた
ネイサンとキャリーを追い詰めていくのだった。」(goo映画)

あれだけの殺傷能力がある武器を簡単に買えてしまうの世の中は、やはりおかしいと思う。

この映画の詳細は
by jazzyoba0083 | 2012-12-17 22:50 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(1)

●「マーガレットと素敵ななにか L'âge de Raison」
2009 フランス・ベルギー Nord-Ouest Productions, France 2 Cinéma.89min.
監督・脚本:ヤン・サミュエル
出演:ソフィー・マルソー、マートン・ソーカス、ミシェル・デュショーソワ、ジョナサン・ザッカイほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
まず思うのは、ソフィー・マルソー、いい感じに歳を重ねてるなあ、ということ。
フレンチの味付けのファンタジー映画であったが、そこそこの出来ではある(エラそうで
済みません)とは思う。掌編というべきであろう。
40歳、キャリアウーマンとしてバリバリに仕事をし、取締役の地位をうかがおうか、という
主人公(ソフィー)が、過去の自分から4通の手紙を受け取り、いかに自分を偽り、夢を
諦めて生きていたか、を描くもの。設定は面白いと思うし、役者に不満もないのだが、
いい歳をした頭のいい女性が、7歳時とはいえ、幼い頃に不幸のどん底に叩き込まれ
その際、未来の自分に当てた手紙。それらや目論見を、みんな忘れてしまうものかな。
そのあたりにご都合主義的なひっかかりを覚えた。

ファンタジーなので現実にはありえないことが起きるが、まあそれはご愛嬌ということで。
そんなのに目くじら立てていたら「不思議の国のアリス」は見られないですものね。

ただ今46歳になったソフィー、さすがに目じりに皺は隠せませんが、いい女として年輪を
重ねているな、と感じた。若いころはホンワカしたアイドルだったのだが、イメージを打破
できれば、性格俳優として活躍できるのではないか。
初恋の相手のフィリベールが、マーガレット(ソフィー)に言われた通り、穴掘り職人になる
のだが、現実はパワーショベルも所有する会社の有能な技師になっていたのだ。この辺り
はニヤリとさせてもらった。
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<ストーリー>
「キャリアウーマンのマーガレット・フロール(ソフィー・マルソー)は、ココ・シャネルや
エリザベス・テイラーなど理想の女性に自分を重ねながら、同僚でパートナーでもある
マルコム(マートン・コーカス)とともに、プラントを売る仕事に没頭している。

マーガレットの40歳の誕生日、公証人と名乗る老人が家族のことで署名がほしいと
職場にやってくる。マーガレットはその見覚えのない老人メリニャック(ミシェル・
デュショソワ)から受領書を受け取り、“マルグリット・フロール”と書かれていることを
指摘しながらサインをする。
彼女が誕生日であることを知っていたメリニャックは、1通の手紙を差し出す。
マーガレットが手紙を開けると、それは7歳の誕生日を迎えたころの自分からの
手紙だった。

何通もの手紙と、過去の写真も入っていた。マルグリットとは、封印したマーガレットの
本当の名前だった。家の家具が差し押さえられ、父親も出て行ってしまった少女時代
の苦い記憶を思い出し、気もそぞろのマーガレットだったが、仕事帰りにマルコムから
プロポーズされ、いつもの自分を取り戻す。

数日後、再び手紙が届けられる。会議中にもかかわらず席を外して開けた手紙には、
両親と、初恋の相手フィリベール(ジョナサン・ザッカイ)の写真が入っていた。
マーガレットはフィリベールと、近所の地下室に穴を掘って宝物を埋めて遊んでいた。
2人は結婚の約束をし、フィリベールは穴掘り職人になると誓った。
父が出て行ってから母と弟と暮らしていたマーガレット一家はついに無一文となり、
マーガレットのクラリネットも売ってしまう。初恋を封印し、大人にならざるを得なかった
7歳のマーガレットは、思い出を袋に詰めて当時新人の公証人メリニャックに託したの
だった。マーガレットは徐々に過去と向き合い、自分のキャリアを思い直すようになる。」
(goo映画)

初恋の相手に「穴掘り職人」になれ、といいつつも、自分が夢見ていたのは、砂漠に
穴をほって水をみんなにプレゼントすることだった、というオチ。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-12-16 22:50 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)

●「ニューイヤーズ・イブ  New Year's Eve」
2011 アメリカ Warnor Bors.Pictures,The New Line Cinema.118min.
監督:ゲイリー・マーシャル
出演:ハル・ベリー、ジェシカ・ビール、ジョン・ボン・ジョヴィ、アビゲイル・ブレスリン、クリス・"リュダクリス"ブリッジス、
    ロバート・デニーロ、ジョシュ・デュアメル、ザック・エフロン、キャサリン・ハイグル、アシュトン・カッチャー、サラ・ジェシカ・
    パーカー、ミシェル・ファイファー、ヒラリー・スワンク他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
う~ん、超豪華スターが並んで凡作となったという典型だろう。話は悪くないし、2011と
いう年を思うときこういう映画を作りたくなる気持ちも分かるが、いかにも出来が凡庸で
ある。大晦日の大騒ぎで有名なニューヨークのタイムズスクエアを核にして、数組の
人生が交差しながら、様々な「愛」の有様を描いていく。

タイムズスクエア・ボールストライクでボールが途中で止まってしまうイベントディレクター
と黒人市警警部、産科病院で賞金が懸かった新年一番乗り赤ちゃんを目指す二組の夫婦、
老記者のナースの病院、止まったエレベータの中の売れない漫画家とバックコーラスの
女性、レコード会社での新年仮面舞踏会、そこへのケータリングを仕切る会社の女性と
ボールストライクで歌う歌手、午前0時に初キスを目指す若いカップルと母親。

それぞれが新年の午前0時を目指して物語を綴る。そして新年を迎えてそれぞれの表情。
またこの人がこの人の恋人だったのね、娘だったのね、というサプライズもありと。

途中で早送りしてしまった。一番面白かったのはラストのNG集かな。俳優の演技はどれも
問題ないのだが。サラ・ジェシカの夫君、マシュー・ブロデリックがタイムズスクエア協会の
会長で登場してたよね?

デートムービーとして見飛ばすにはいいかもしれない。
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<ストーリー>
「ロマンティックコメディの巨匠、ゲイリー・マーシャル監督が『バレンタインデー』に
続いて作り上げた本作。
ロバート・デ・ニーロ、ジョン・ボン・ジョヴィ、キャサリン・ハイグルからアビゲイル・
ブレスリンと、老若男女の豪華スターたちが出演している、まさにイベント・ムービーだ。
ニューヨーク出身であるマーシャル監督は、年越しの大イベントをめぐる複数の物語を、
見事に一つの映画にまとめ上げてみせた。
恋物語もあれば、人生の始まり、人生の最後の日など、描かれている物語は様々。
これらすべてに共通して描かれているのは“愛”と“希望”。大晦日は過ぎた一年に感謝し、
新年に希望を託す日なのだ。本作を観た後で迎える大晦日は、いつもよりちょっと輝いて
見えるかも?

大晦日のニューヨークを舞台に、失われた絆を取り戻そうとする8組の人々を豪華
キャストで描く人間ドラマ。監督は、「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル。

誰にとっても特別な日である大晦日のニューヨーク。ビジネスマンのサム
(ジョシュ・デュアメル)は、妹の結婚式や仲間とのパーティーなど楽しい予定が詰まって
いるのに、去年の大晦日に出会った女性と交わした約束が気にかかっていた。
かつて恋人同士だったが、別れたおかげで大成功を収めた男女は、偶然再会してしまう。
死期の迫った孤独で頑固な老人(ロバート・デ・ニーロ)は、娘とすごした幸せな大晦日の
ことを密かに思い出していた。25年間、仕事に明け暮れていたイングリッド(ミシェル・
ファイファー)は突然会社を辞めて、“今年の目標リスト”を開始する。心配性の母親
(サラ・ジェシカ・パーカー)と二人暮らしをしている15歳の少女(アビゲイル・
ブレスリン)は、大晦日にある夢を叶えようとしていた。大晦日が嫌いな男ランディ
(アシュトン・カッチャー)は、一人の女性(リー・ミッシェル)とエレベーターに閉じ
込められてしまう。

そして、大晦日に出産を予定している妊婦(ジェシカ・ビール)……。ニューヨークを
舞台に、失われた絆を取り戻そうとする8組の人々。はたして彼らは、幸せな新年を
迎えることができるのか? 」(goo映画)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-12-15 22:50 | 洋画=な行 | Trackback | Comments(0)