●「ザ・バッド The Maiden Heist」
2008 アメリカ Dog Pond Productions ,Paris Film ,Revelations Entertainment.90min.
監督:ピート・ヒューイット
出演:モーガン・フリーマン、クリストファー・ウォーケン、ウィリアム・H・メイシー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
お話は誠に単純だが、ちょっと調子良すぎ。美術館の警備員3人が、それぞれ
惚れこむ作品を、海外移転から守ろうとするドタバタにユーモアの味付けを加えて
1時間半にまとめた。目くじらを立てるような内容でもないけど。
フリーマンの恋い焦がれる海辺の女性が、最後に行きついた憧れのフロリダで
イメージが重なるところは、もうちょっと奥さんを美人を配役すべきだったんんじゃ
ないか、と思った。そうじゃないところに監督の何かを言いたいところがあったのかも
しれない。

さりながら、美術品がああも楽々盗めるわけが無いので、クライムコメディと割り切って
観るべき掌編である。

老優3名それぞれの味わい。メイシーが滑稽どころを引き受けている。
じいちゃんたちの頑張りを微笑ましく観ていて楽しいB級映画ってところでしょうか?
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<ストーリー>
「 モーガン・フリーマン、クリストファー・ウォーケン、ウィリアム・H・メイシーといった
名優たちの豪華共演でおくるクライムサスペンスコメディ。
美術品をこよなく愛する警備員たちの強奪作戦を描く。監督は「ガーフィールド」の
ピーター・ヒューイット。
  
 美術館で、所蔵品の絵画を愛するまなざしで見守ってきた定年間近の警備員、
ロジャーとチャーリー。ある日、新任の館長が展示作品を一新することを決定。
二人の大好きな作品がデンマークへ移転されることになってしまう。
そこで彼らはお目当ての絵を盗み出そうと計画する。二人と同様に思い入れの
ある彫像を見守る夜警担当のジョージも仲間に引き入れ、三人は入念な作戦を
立てる。彼らは搬出作業当日の勤務を希望するのだが…。」(allcinema)

3つの美術品をそう簡単に盗める展開では当然なく、ドタバタがあって、まずは
ハッピー?エンド。

この作品の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-30 22:40 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

●「悪人に平穏なし No habrá paz para los malvados」
2011 スペイン AXN,Audiovisual Aval SGR,Canal+ España,and others.114min.
監督・脚本:エンリケ・ウルビス
出演:ホセ・コロナド、ロドルフォ・サンチョ、エレナ・ミケル、フアンホ・アルテロ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
スペイン映画とは珍しい。WOWOWにて鑑賞。なんでもスペインのアカデミー賞と
言われる「ゴヤ賞」で6部門で賞を獲得した作品なんだそうで。
確かに独特の雰囲気を持った作品で、最後まで見たけど、筋が良くわからないのと
登場人物やストーリーの結構大事な所を説明してないので、誰がどうなっているのか
よくわからないし、悪いことをしているのかどうかも分からない。
フランスノワールのような雰囲気は買いたいけど、説明してくれよ、と愚痴りたくなる。

で、結局酔に任せてなのか、本当に操作していたのか説明のない冒頭の3人の殺人が
麻薬の売買からやがてその背後にいる一大テロ組織に繋がっていくということだけは
分かった。で、ラストは日本の任侠物のようだな。

でもちょっとだけわかる筋と雰囲気だけで2時間見せちゃうのもまた監督の力量か?
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<ストーリー>
「2004年にマドリードで起きた同時多発列車爆破テロ事件の犯行計画をリアルに再現し、
テロ組織に戦いを挑む中年捜査官の戦いを描いたハードボイルド・アクション。
スペインのアカデミー賞に当たるゴヤ賞で主要6部門を受賞した。出演は「ゴヤ」の
ホセ・コロナド。監督は「ナインスゲート」の脚本を手掛けたエンリケ・ウルビス。

サントス・トリニダ(ホセ・コロナド)は、かつて情報部で周囲から厚い信頼を集める敏腕
捜査官だったが、数年前にコロンビアで起きた悲劇によって、その輝かしいキャリアは
途切れていた。今では失踪人捜索課に左遷された彼の仕事は、小さな事件の処理と
膨大なお役所仕事だけ。

酒に溺れる辛い人生を送っていたサントスはある夜、泥酔して立ち寄った酒場で
怪しげな男たちに遭遇し、3件の殺人を犯してしまう。とっさに犯罪現場の証拠隠滅を
図った後、逃亡した唯一の目撃者の行方を追い始める。
目撃者を追う中で見えてきたものは、複雑に絡み合い、欲にまみれた売春と麻薬販売の
ネットワーク。それは、とてつもなく精巧に仕組まれた犯罪計画に資金を調達するもの
だった。
一方、酒場の殺人事件を追う警察の捜査も彼に迫っていた。孤独な戦いを続けるサントス
だったが、いよいよ借りを返すチャンスが訪れる……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-27 23:35 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)

●「ギター弾きの恋 Sweet and Lowdown」
1999 アメリカ Sweetland Films,Magnolia Productions.95min.
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ショーン・ペン、サマンサ・モートン、ユマ・サーマン、ウディ・アレン他
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<評価:★★★★★★★★★☆>
<感想>
ジャズ大好きな映画見としての評価ですので・・。ウディ・アレン、好きな
作品は多いけど、上から3つに入るくらい好きな作品だ。これ、ジャズ好きを
もって任じる私ですらすっかり騙されたから、ほとんどの人が騙されたんじゃ
ないかな。だって本物の高名なジャズ評論家ナット・ヘントフを出して喋らせ
ているんだもの。道理でエンドロールで主人公の演奏がクレジットされない
はずだよ!! それにしてもショーン・ペンの指の動き、なかなかよく真似て
いましたね。ま、そんなことより彼の演技が抜群であったことのほうが大事
なんだけど。

天才で我儘でケチで盗癖があって女好きで・・という破滅型ジャズギター
プレイヤーの恋物語。邦題もこれしかないじゃん、とは思うけどいいな。
ジャンゴ・ラインハルトの前で2回失神、自分は世界で2番目のギター弾きで
一番はジャンゴ、なんて設定もウディならではでニヤリとしてしまう!

しかし、ウディ・アレンという人の作家としての能力にはほんとに敬服する。
これだけの話をいつものことながら1時間半強で収めちゃうんだもの。
テンポも物語性も良くできている。そしてまた全編音楽がいいし・・・。
個人的にはいうことのない作品。できればずっと騙されていたかったな。

「小さい方の女」で口が聞けない恋人を演じたサマンサ・モートン、儚げで
良かったなあ。逆にでかいユマ・サーマンも、対照的な存在として良かった。
でもショーン・ペンに尽きる。
おそらくブルーレイ買っちゃいそう。
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<ストーリー>
「1930年代、シカゴ。派手で目立ちたがり屋のエメット・レイ(ショーン・ペン)は、
才能あふれるジプシージャズのギタリスト。音楽に身を捧げる一方で、娼婦の
元締めをするなど裏社会でも顔のきく破滅的な人生を送っていた。

女遊びも激しい彼だったが、ニュージャージーの浜辺でナンパした口のきけない
娘ハッティ(サマンサ・モートン)と出会って以来、2人は付き合うようになる。
しかし、やがてエメットは上流階級の美女ブランチ(ユマ・サーマン)に惚れ、ハッティと
別れてブランチと衝動的に結婚してしまう。
だが派手好きな2人の夫婦関係は破局が目に見えており、案の定、ブランチは
ジャズ・クラブの用心棒アル(アンソニー・ラパグリア)との不倫に溺れてゆく。
裏切りと失意の中で空虚な日々を送るエメットは、やっと本心に目覚め、自分に
本当に必要だったハッティを求めて再びニュージャージーを訪ねるが、彼女はすでに
他の男と結婚していたのだ」(Movie Walker)

ハッティを捨ててしまった自分の馬鹿さ加減に嫌気がさしてギターを電柱にぶつけて
壊すところなど、悲恋の味にジーンときた。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-26 22:50 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「ラブ アンド ウォー In Love and War」
1996 アメリカ Dimitri Villard Productions,New Line Cinema.116min.
監督:リチャード・アッテンボロー
出演:サンドラ・ブロック、クリス・オドネル、マッケンジー・アスティン、エミリオ・ボヌッチ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
監督と主演女優の名前に惹かれて鑑賞。★は6、5といったところか。
ヘミングウェイの「武器よさらば」のモデルとなった女性のお話を彼の友人が綴った
ものを脚色して映画化したもの。もとよりラブストーリーだが、アメリカの評価ほど
辛めには見なかった。最後、女性が可愛そうだった。私なら許してあげるけどなあ。
それほどヘミングウェイの彼女に対する愛は深く、逆に裏切られた気持ちの傷も
深かったということか。
第一次大戦のイタリア戦線に従軍した若きヘミングウェイが、友人を助けようとして
足に大怪我を負い、病院に収容され、そこでアメリカ赤十字からの応援部隊として
来ていた看護婦アグネスにたちまち恋に落ちていくのだった。ただ年の差があり
アグネスはまともにヘミングウェイのことを見ない。「ボーイ」と呼んだりする。

一方病院の外科医師もアグネスに惹かれる。アグネスはヘミングウェイに傾く
恋心を抑え医師のデートにも応じていく。若いヘミングウェイの強引な恋と
大人な医師の恋では、はるかに居心地は医師のほうがいい。しかしヘミングウェイの
一途な若く力強い愛情もまた無視できなかったのだ。やがてアグネスはヘミングウェイと
体の関係を持つまでになるが、お互いに違う戦地に転進となり、アグネスは作家への思いを
断ち切るように医師からのプロポーズに応ずるのだった。

やがて戦争は終わり、ヘミングウェイはアメリカに帰るが、アグネスは赤十字のために
残る、と二人は決定的な別れとなり、作家はアグネスが医師と結婚したことを知り
深く傷つき、アメリカの山荘に引きこもる。

やがてヘミングウェイへの愛情をやはり忘れられなかったアグネスは離婚し、作家の
元に許しを乞いに訪れ、復縁を口にするが、ヘミングウェイは許さなかった。アグネスは
寂しく去っていったのだ。

だいたい見た人の多くはアグネスに同情するだろう。が、結婚の約束までしていて
裏切ったアグネスをヘミングウェイは許すことは出来なかった。それだけ純粋でひたむきな
愛情だったということだ。 またアグネスが抱えていた大人な感情も理解できなかったのだろう。
戦地という特殊な環境も考慮する必要もあるかもしれない。
今の時代なら8歳の年の差なんてへでもないんだけどねえ。時代と戦争に泣かされたか。
結局寂しい女となってしまったサンドラ・ブロック、荒々しくも純粋で力強い若き作家の
クリス・オドネル、二人共良かった。ヘミングウェイって晩年の写真でしか知らないが、
この映画で出てきた若い日の姿は結構イケメンだったのね。
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<ストーリー>
「1918年、第1次大戦末期のヨーロッパ。隣国オーストリアに苦戦するイタリアに、
アメリカ赤十字社からの救援軍が到着した。その中に看護婦アグネス(サンドラ・ブロック)も
いた。
同じ頃、小説家志望の18歳の新米記者アーネスト・ヘミングウェイ(クリス・オドネル)は、
傷病兵運搬車の運転手としてイタリアに渡っていた。血気盛んなアーネストは着任早々、
爆弾の砲火を浴びる。自らの危険も省みず瀕死の少年兵を応急治療施設に運び、自分も
赤十字病院に担ぎ込まれる。
そこで彼は、アグネスと出会った。致命的な傷を膝に負ったアーネストは、自分の足が
切断されるのではないかと恐れたたが、「足が治ったら私がダンスを教えてあげるわ」と
言うアグネスの言葉に励まされて手術に臨む。

アーネストは8歳年上のアグネスに恋するが、彼と同室の友人ヘンリー(マッケンジー・
アスティン)も、密かに彼女に憧れていた。アーネストはリハビリを続けながらアグネスへの
思いを募らせ、彼女もまたいつしか彼にひかれていた。
だが、今の彼女には患者と看護婦という立場を最優先しなければならず、迷いを断ち切る
ため、彼女は誠実なイタリア人外科医ドメニコ(エミリオ・ボヌッチ)と交際を始めようとする。」
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-21 23:15 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

●「ホワイトハウス・ダウン White House Down」
2013 アメリカ Mythology Entertainment (II),Centropolis ,Iron Horse.132min.
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:チャニング・テイタム、ジェイミー・フォックス、マギー・ギレンホール、ジェイソン・クラーク他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
破天荒もここまで突き抜けるともやは痛快。娯楽に徹しきったエメリッヒの勝ち。
脚本も、たいしたことのないそのあたりに転がっているような既視感有りのもの
だが「ゾディアック」を書いたジェームズ・バンダービルドの筆なので、ちゃんと
まとまってはいる。
なんか「水戸黄門」と「第七騎兵隊」を見ているような男の子映画で、正義は勝つし
親子は厚い愛情で結ばれ、危ない時にちゃんと出てくる人は出てくる。
ハラハラドキドキながらもどこか安心してみていられるエンターテインメントだ。
個人的には先日酷評してしまった「ワールド・ウォーZ」の10倍面白かった。

そりゃ、ツッコミどころも満載でしてね。だいたい身元の確かでない一団が大統領の
公邸にやすやすと入れますかいね??(苦笑) それ以外は主人公が強すぎる
ことかな。(苦笑×2)あ、娘も冷静すぎかも。(苦笑×3) 悪党の仲間割れも
ありがちな展開。
でも、そういうのが全て許せてしまう痛快さ。VFXばりばりだし陸海空軍・海兵隊
全面協力、戦闘機は出てくる、潜水艦は出てくる、戦車は出てくるで、もう男の子、
たまらんですよ!本物のホワイトハウスは見てませんが、出てくる武器も含め
映像はよく出来てました。

ストーリーですか?まああまり聞かんといてください。身内に悪い奴が2段重ねで
いるんですけどね。正規のSPでない議会警察官が騒動に巻き込まれる、家族も
巻き込まれる、などなどどこかで見たような設定もあるんですが、全体の迫力が
それらを許してしまいます。ドンパチもここまで徹底すると本物、という証でしょう。
好きだなあ、こういうの。
前に見た同じホワイトハウス奪還物より数段に面白かったです。
あ、ラストで娘がホワイトハウスの庭で大統領旗を振るのですが、それにはちゃんと
伏線がありますよ。

チャニング・テイタム、さらに体を鍛えて、なかなか頑張ってましたね。娘役が
男で言うところの「とっちゃんぼうや」みたいで今一でしたが。マギー・ギレンホールは
こういう役どころはハマりますねえ。
2時間12分、前半がちょっとタルいけどノンストップで楽しめます。シネコンの客も
わかっていると見えて、ブラピの作品よりはるかにいい入りでしたよ。
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<ストーリー>
「「インデペンデンス・デイ」「2012」のローランド・エメリッヒ監督がテロリストに占拠
されたホワイトハウスを舞台に贈るサスペンス・アクション大作。
「G.I.ジョー」「21ジャンプストリート」のチャニング・テイタム扮する議会警察官が、
娘を連れて見学に訪れたホワイトハウスで謎の武装集団の襲撃現場に遭遇、命を
狙われた大統領を守って八面六臂の活躍を繰り広げるさまを迫力のアクション満載に描く。
共演はジェイミー・フォックス、マギー・ジレンホール、ジェームズ・ウッズ、ジョーイ・キング。
 
議会警察官のジョン・ケイルは、娘エミリーが憧れるジェームズ・ソイヤー大統領の
シークレットサービスになるべく面接に臨むも不採用に。しかしエミリーの悲しむ顔を
見たくないケイルは、一緒にホワイトハウスの見学ツアーに参加する。ところがその時、
突然の大爆発とともに謎の武装集団が乱入し、ホワイトハウスを占拠するのだった。

この大混乱の中でエミリーと離ればなれとなってしまったケイル。娘を助け出したい一心の
彼は、やがてソイヤー大統領の窮地を救うと、2人で協力しながらテロリストたちに立ち
向かっていくのだが…。」(allcinema)

大統領警護隊隊長(ジェームズ・ウッズ=年取りましたねえ)が第一の黒幕。
彼の手引きでテロリストがホワイトハウスにラクラクと入れたらしい。彼は大統領の
秘密作戦で息子が戦死し、それを恨みに思っているらしいが、実は核を我が手にして、
中東の主要都市を核攻撃して、中東を殲滅、中東を舞台にした戦争を終わりにしたいという
腹積もり。しかし、よく考えてみたまえ、中東を殲滅した恨みはどこへ向かうと思うよ。
憎しみの連鎖しかうまないだろうに。そのあたり、ツッコミどころです。(苦笑)

そのまた背後にいた下院議長は金で動いていたらしいのだが、そのあたり薄っぺらい
ストーリーだなあ。ま、ストーリーはいいや、画面の華々しさを堪能して十分な作品です。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-19 16:10 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「トータル・リコール Total Recall」
2012 アメリカ Total Recall,Original Film,Prime Focus,Rekall Productions.118min.
監督:レン・ワイズマン
出演:コリン・ファレル、ケイト・ベッキンセイル、ジェシカ・ビール、ブライアン・クランストン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
シュワルツネッがー主演のオリジナルからすで20数年。リメイクが作られる
時期になったのだなあと感慨深い。オリジナルは中身全く覚えてない(苦笑)。

だいたい、リメイクはオリジナルと比べられて不利ではあるが、本作といえば
個人的に飽きずに見れて楽しかった。先日見た「ワールド・ウォーZ」などより
よっぽど「なるほど」感があった。VFXの出来もよく、タテヨコに動くエレベーターや
高速道路のカーチェイスなどは見ごたえがあった。

しかし、これを見る宇宙映画ファンは等しく思うだろうが、オーストラリアと模される
「コロニー」の風景が漢字やハングルを使ったり唐傘を使ったりでアジアンテイストを
だしつつ、雨が降っているくらい光景などはどうみても「ブレード・ランナー」だろうし、
シンセティックという攻撃ロボット群は、「スターウォーズ」のストーム・トゥルーパー、
あと、「マイノリティ・リポート」の影も見られる。

しかし、テンポよくアクションの連続で、幻想と現実をよく見極めないとよくわからなく
なる脳の刺激も含め、2時間弱心地よい緊張をもって楽しめた。リメイクとしては
よく出来てたのではないかな。コリン・ファレルの主演はどうだったかちょっと疑問。
ケイト・ベッキンセイルの主人公をシツコク狙い続けるターミネイターの警官みたいな
鬼嫁は危機迫っていて良かったけど、途中でジェシカ・ビールと区別が一瞬つかなく
なるところがある。

ひょっとしたら、ラストでトータルリコール社の椅子の上で、全部が幻想でした、
なんてオチにならないよなあ、と思っていたところ、そのあたりはちゃんと計算されて
いたな。未見の方でこの手の映画が好きでしかも前作を見ていない、という人は
ご覧になるといいかも。そしてオリジナルを見てみると。。。
私もオリジナルをもう一度ちゃんと見てみたくなりました。
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<ストーリー>
「近未来、“記憶”は簡単に売買されるようになっていた。大きな戦争を経て正常な
環境を失った世界で、人々はわずかな土地を、裕福なブリテン連邦と貧しいコロニーと
いう2つの地域に分けて暮らしている。
退屈な日常に飽き、刺激を欲した人々は、人工記憶センターであるリコール社の
人工記憶を買って不満を解消していた。
コロニーで暮らす工場労働者のダグラス・クエイド(コリン・ファレル)も、来る日も来る日も
工場で働く日々にふと嫌気がさし、リコール社を訪れる。
しかし、彼が記憶を植えつけようとしたとき、突然、ブリテン連邦のロボット警官隊が
襲撃してくる。クエイドは自分でも知らなかった戦闘能力を発揮して逃げ切るが、
帰宅すると今度は彼の妻ローリー(ケイト・ベッキンセール)が襲ってくる。
ローリーはクエイドに、記憶を消されて新しい記憶を植え付けられただけで、この世に
ダグラス・クエイドという人物は存在しない、と告げる。
ローリーを振り切ったクエイドは、行く先で数々の謎のメッセージを受け取り、メリーナ
(ジェシカ・ビール)と出会う。メリーナは信用できるのか? 自分は誰なのか? 
クエイドはその答えを見つけられないまま、ブリテン連邦とコロニーの運命を握る戦いに
巻き込まれていく。」(Movie Walker)

「ポール・ヴァーホーヴェン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で1990年に
映画化され大ヒットしたフィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』を、「アンダー
ワールド」「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督、「マイアミ・バイス」のコリン・
ファレル主演で再映画化したSFアクション。

人工的な記憶を植え付けることが可能になった近未来を舞台に、記憶を塗り替えられ
謎の陰謀に巻き込まれた男が、本来の記憶を取り戻すべく巨大な敵に立ち向かっていく
姿を描く。共演はケイト・ベッキンセイル、ジェシカ・ビール。

 大きな戦争によって荒廃した近未来。生き延びた人類は、裕福な人々とそれ以外の
貧しい労働者という二極化が進んでいた。工場労働者のクエイドは、希望のない単調な
毎日に嫌気が差し、巷で評判の人工記憶を試してみたいと思い立つ。
それは好きな記憶を選んで楽しむものだが、あまりにもリアルな体験のため、中毒者が
出るなど社会問題化し、当局によって非合法化されていた。
そんな人工記憶を扱う“リコール社”を見つけ出し、憧れの“スパイ”を選んだクエイド。
しかし記憶を植え付けようとした瞬間、突如警官隊の襲撃を受け、取り囲まれてしまう。
ところが彼は、無意識のうちに驚くべき戦闘能力を発揮して警官隊を圧倒する。
自分のしたことが理解できず混乱したまま帰宅したクエイドはさらに、今度は妻ローリー
から思わぬ襲撃を受ける。再び驚異的な防御反応で難を逃れたクエイドはやがて、
謎めいた美女メリーナと出会い、驚愕の真相を告げられるのだったが…。」(allcinema)

ネタバレですが、クエイドはもともと連邦側の有能なエージェントでコロニーの親玉を
殺すために送り込まれたものの、寝返って捉えられ、記憶を抹消されてコロニーに送り
こまれ、監視に妻(という名の凄腕エージェント)がついていたのだ。
それがリコール社へ行ったばかりに覚醒した(と思われた)クエイドのもとに警官が
やってくるのだ。やがて妻も敵と分かり、次第に自分がもともと連邦のスパイであった
ことがわかってくる。見方をするのは過去の恋人であったメリーナ(ジェシカ)だけだ。
(彼女が車で拾い上げるところはちょっとご都合主義か)
こうしてごちゃごちゃとこんがらがった糸がほどけてくる快感がこの映画にはある。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-18 23:30 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

●「ワールド・ウォーZ World War Z」
2013 アメリカ Plan B Entertainment,Apparatus Productions,GK Films
Hemisphere Media Capital,Latina Pictures,Paramount Pictures,Skydance Pro.116min.
監督:マーク・フォースター
出演:ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ジェームズ・バッジ・デール、ダニエラ・ケルテス他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
ゾンビ映画だと分かって観に行ったのだが、久々に「金返せ」な映画にであった。
ブラピ、こんな映画に出てちゃだめだよ。「007/慰めの報酬」のフォースター監督
作品だから、という信頼もあったのだけれど、ゾンビの大集団が壁をよじ登るところと
逃げようと離陸した旅客機の機内でも発生したゾンビの顛末以外は見所なし。
「バイオハザード」っていう映画、見たことないんですが、こんな感じなんでしょうかね。
IMDbの評価が高いのが不思議だ。

こういうスペクタクル?個人的には大好きなんだが、ストーリーもへったくれもあった
もんじゃない。原作がある作品なので、ある程度の制限は我慢もするだろうけど、
脚色してくれよなあ、映画用に。まあ、こうしたパンデミックみたいな物が将来地球上で
発生しない保障はないので、身につまされる人は人ごとでなく感動するのだろうか。

そもそもゾンビになってしまったのは何故?地球上での汚染の程度と政治の判断は?
大事な所が思いっきり端折られているし、ブラピが最後に注射した菌だかなんだかは
なんだったの?とにかくマイケル・ジャクソンのスリラーダンスよろしく次から次へと
襲うゾンビだけ。で、最後は見事に解決しないんだもの。

死んだゾンビをブルトーザーでかき集めるのはいくらゾンビでも元は人間だったわけで、
いい気分はしなかった。まさかパート2は作らないだろうねえ。

ブラピの存在と家族、そして国連事務次官率いる一隊、韓国、イスラエルなどの世界中に
ワクチンを求めて必死の活動をするブラピ。それぞれがどれも有機的に結びついて
ない。だからお話として面白くない。3Dの画面も大したことない。
ウワー、2時間返してくれ、と言いたい作品でありました!!(怒)
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<ストーリー>
「 謎の疫病の発生を契機とした人類とゾンビの全面戦争の顛末を綴ったマックス・
ブルックスの世界的ベストセラーをブラッド・ピット主演で実写映画化したパニック・
アクション超大作。

感染者が爆発的に増大し、世界中に混乱が拡がる中、事態の究明を託された
元国連捜査官の主人公が、ワクチン開発のために各地を飛び回る中で目の
当たりにする惨劇の一部始終を圧倒的スケールで描き出す。
監督は「ネバーランド」「007/慰めの報酬」のマーク・フォースター。

 妻と2人の娘と平穏な日々を送っていた元国連捜査官のジェリー。ある日、家族を
乗せた車で渋滞にはまった彼は、謎のウイルス感染によって凶暴なゾンビが瞬く間に
増殖する現場に遭遇してしまう。そして必死で家族を守り、間一髪で逃げ延びた
ジェリーのもとに、現場復帰の要請が入る。
いまや謎のウイルスの爆発的な感染拡大で、全世界が崩壊しようとしていた。
そこで、かつて伝染病の調査や紛争地域での調停に手腕を発揮してきた彼に、
調査隊への協力が求められたのだった。愛する家族の安全と引き換えに、調査への
同行を決意したジェリーは、米軍とともに、混乱が拡がる世界各地の感染地域へと
向かうのだったが…。」(allcinema)

この作品の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-17 14:20 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)

君への誓い The Vow

●「君への誓い The Vow」
2012 アメリカ Screen Gems ,Spyglass Entertainment.104min.
監督:マイケル・スーシー
出演:レイチェル・マックアダムズ、チャニング・テイタム、サム・ニール、スコット・スピードマン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
実話をベースに映画化したが、去年の春、TBS系で竹野内豊と和久井映見主演で
「もう一度君に、プロポーズ」で同様の物語は体験済みなので、目新しいことは
なかった。テレビがパクったのかなあ。

さはさりながら、実話がベースという強みを得て、結構ちゃんと見られる映画に
なっていたと思う。★7は甘く、6、5というところが妥当か。
なにせレイチェルが可愛いので大部分許せちゃうんだけど。

新婚さん→交通事故→新婦記憶喪失→ただ今の夫と出会う以前は覚えている
→婚約者がいた、家族と上手くいってなかった→ロースクールへ行かせたい父に
反抗し、美術大学に進み、その後結構順調だった→夫はなんとか記憶を呼び戻そうと
必至だが、簡単に記憶は戻らない→元婚約者がよりをもどそうと接近→両親も
離反した娘を元へ戻すいいチャンスとばかりに言い寄る→なんとしても今の生活に
戻したい夫は苦悩する・・・・そして妻の妹の結婚式→そこで妻の父のとんでもない
過ちが明らかになる→どうしても記憶が戻らないものの、夫であった男性に
惹かれていく妻→もう一度デートからやりなおし・・・・。

ラストで明らかにされるが実話では夫妻は妻の記憶が戻らぬまま元の結婚生活に戻り、
子供二人に恵まれ幸せに暮らしているとか。

男の立場と女の立場、見る人で感動も違ってくるかもしれない。主人公の夫レオは
極めて真面目なヤツで、妻ペイジをひたすら愛している。その愛があまりにも一途が
ゆえに、記憶喪失が治らないと諦めて、離婚に同意する苦しみは男としては胸に
迫る。夫の愛に気づかなないのは記憶喪失という病気が原因とは言え、昔の生活に
笑顔が出てしまうペイジにイライラする。それはペイジにとっては可哀想なことなんだ
けど。現在公開中の「ホワイトハウス・ダウン」では主演を勝ち取ったチャニング・
テイタムだが、なんか茫洋とした雰囲気が、逆に愛に対して真面目な雰囲気を
出せていたと思う。

一方、娘が両親に反抗した一因でもあったのが地位ある父親と自分の大学の
親友との不倫であった。結局この父も深く反省するのだけれど。
お話として手堅くまとまった映画。ユーモアも配して、泣きに誘わないところが
気持ちいいドラマだ。テレビドラマを見てない人は見てもいいかも。
やっぱりレイチェルの可愛さが際立つなあ・・・(個人的見解です・・・)。
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<ストーリー>
「親しい友人たちに囲まれ、結婚式を挙げたレオ(チャニング・テイタム)とペイジ
(レイチェル・マクアダムス)。だが、幸せな新婚生活も束の間、交通事故でペイジは
記憶を失ってしまう。レオと出会ってからの数年間がスッポリ空白となり、夫である
レオは彼女にとって見知らぬ人に。
戸惑うペイジを切なく見つめるレオ。彼女の記憶が戻らないと悟ったレオは、
出会いからやり直すことを決意し、ペイジに恋のアプローチを開始する。
しかし、そんな2人の前にペイジの両親や元婚約者が立ちはだかり……。」
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-15 23:15 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「それでも、愛している  The Beaver」
2009 アメリカ Summit Entertainment,Participant Media.91 min.
監督:ジョディ・フォスター
出演:メル・ギブソン、ジョディ・フォスター、 アントン・イェルチン、ジェニファー・ローレンス他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
設定が面白く、飽きずに見た。というか1時間半だけど。ジョディ・フォスターが監督で
メル・ギブソンは主演ということでクセモノの作品だろなあ、とは思いつつ引っ張られて
観てしまったことは確かだ。 ウツにかかった男とその家族の再生の話なんだが、
その再生のありようが、ただ事ではない。

ストーリーは主人公ウォルター・ブラック(メル)の病気との戦いを軸に、彼の経営する
おもちゃ会社、妻メレディスとの夫婦間のこと、息子二人とのこと、(主に長男)、
これに長男とガールフレンドのエピソードが絡む。短い上映時間にけっこうなテーマを
入れてあって破たんしてないというのは脚本がしっかりしている証拠だ。が、端折りが
強引であることも確かであり、エンディングにその犠牲が出る。

だが、ラストをどう落とし前をつけるのかと思っていたら、あまりにも直裁的な対応だった
のでまさか、とは思ったけど実際びっくりした。
で、遊園地で楽しい一家団欒、長男と彼女もハッピーエンドな描かれ方なんだが、
旦那は会社を辞めちゃうし、長男は名門大学入学を取り消されちゃうし、問題山積
なんだけど、大丈夫かな、という思いは強く残った。

おそらく人形を使った精神療法というものはあるのだろうけど、この映画のように
まるで右手のビーバーに本当に人格が生まれてきては今度は多重人格などの
別の病気になっちゃうんじゃないかな。だんだん気がふれたんじゃないか、と
思わせるほどであった。(だからこそ、主人公は自分の右手を切り落としてしまった
訳だが)

ウツになって過去の自分を捨てることにより再生しようと右手のビーバー人形に
一時人格を譲って、それで病から立ち直ろうとする夫。
過去の楽しかった頃を思い出して、あのころに戻ろうよ、と夫を理解できない妻。
父のことが自分にも発症するんじゃないか、と徹底的に父を否定する長男。

「すべてが上手く解決するなんて嘘だ。だが一人じゃない」という誰だかのセリフが
エンディングに導くのだが、そういう簡単なまとめのセリフはイージーに使うべき
ではなかったような気がする。
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<ストーリー>
「父親から継いだ玩具会社を経営し、プール付きの瀟洒な郊外住宅に結婚20年の
妻と息子が2人。何不自由ない生活を送っていたウォルター・ブラック(メル・ギブソン)だが、
ある日突然うつ病になってしまう。カウンセリングも薬も音楽療法も催眠療法も効果なく
1日中寝ている毎日。
そんな彼の状態に家族も影響され、7歳のヘンリー(ライリー・トーマス・スチュアート)は
小学校で孤立し、高校生のポーター(アントン・イェルチン)は「父親みたいにはなりたくない」と
ますます背を向け、エンジニアの仕事に没頭しながらも夫の快癒を願っていた妻
メレディス(ジョディ・フォスター)にはもはや打つ手がない。

家を出たウォルターが箱いっぱいに買った酒瓶を入れるため、車のトランクのガラクタを
捨てたとき、ビーバーのぬいぐるみに目が止まり、なにげなく箱に入れる。
ホテルのベランダから飛び降りようすると、左手に持っていたビーバーが「おい」と
呼びかけてきた。ビーバーの声はウォルターが出しているのだが「お前の人生を救うために
やって来た」とビーバーは自信満々に語り、ウォルターがそのビーバーを左手にはめると、
うつの症状がきれいさっぱり消え去る。

自宅に戻ったウォルターは、メレディスに「彼とは普通に接し、会話は人形を通すこと」と
書かれたメッセージ・カードを渡す。精気を取り戻したウォルターは会社でも社員の
自由裁量に任せて発破をかける一方、木工に夢中のヘンリーにヒントを得て、
新商品“ビーバーの木工セット”を思いつく。これが大当たりし、ウォルターは世間の
注目の的に。そんなある日、結婚20周年を祝いに高級レストランに行く際にも
ビーバーを手放さない夫に、メレディスは今夜だけはビーバー抜きを主張するが、
レストランでのウォルターは無口で上の空。その時、メレディスの携帯の着信音が鳴った。
ポーターが友達のノラ(ジェニファー・ローレンス)とタギング(壁にスプレーで絵、文字等を
書く)をし、警察に連行されたのだ。警察でノラと彼女の母親にウォルターがビーバーと
して自己紹介したことで、ポーターの怒りが爆発、父子は掴み合いに。

もはやメレディスは息子たちと家を出るしかなかった。次第にビーバーは暴君と化して
ウォルターを支配。そしてビーバーこそが自分と家族を引き離そうとする元凶であることに
気づいたウォルターは、ある晩、ガレージの作業場にビーバーを連れて行き、小型の棺桶を
作る。そして、この暴君を葬るにはこれしか方法はないと決意し、あることを実行する……。」
(Movie Walker)

ウツや双極性障害(躁鬱病)のタイプや解決方法がいろいろであろうが、本人はもとより
家族が大変だ、ということが今更ながらに分かる。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-13 23:10 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

ミッドウェイ Midway

●「ミッドウェイ Midway」
1976 アメリカ Universal Pictures.131min.
監督:ジャック・スマイト
出演:チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダ、三船敏郎、ジェームズ・コバーン、クリフ・ロバートソン
    ハル・ホルブルック、グレン・フォード、ロバート・ワグナー、ロバート・ミッチャム他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
太平洋戦争において、日本軍の敗色を決定づけたといわれるミッドウェー海戦の
もようを豪華スターを並べ、実写フィルムを多用して描く戦争巨編。
なんだが、まあVFXもまだまだの時代に実写フィルムで迫力を付けたくなる気も
理解できるけど、数々の謎にもつつまれたミッドウェー海戦をきちんと描き切って
いないうらみがある。豪華スターを並べればいいというものではないのだ。

一応史実を追いかけているが、アメリカ軍の活躍をいろいろと描きたいが故に
話の筋が分かりづらくなり、結局作戦としてどうだったのか、日本にとって何が
ダメだったのかが浮かび上がってこない。

そしてやはり、日本人は日本語を話して欲しかった。リアリティが半減するもの。

この映画を観るなら、ヒストリーチャンネルのミッドウェー海戦の回をじっくり見たほうが
宜しかろう。
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<ストーリー>
1942年4月18日。大日本帝国海軍連合艦隊司令長官山本五十六大将(三船敏郎)は、
渡辺安次中佐(クライド・草津)から、帝都東京が米軍の空襲をうけたという報告を受けた。

その頃、太平洋を隔てたホノルルのアメリカ合衆国太平洋艦隊真珠湾基地では、
マット・ガース大佐(チャールトン・ヘストン)が、太平洋艦隊司令長官チェスター・W・ニミッツ
大将(ヘンリー・フォンダ)の司令で、海軍情報局のジョセフ・J・ロシュフォール(ハル・
ホルブルック)を訪ねていた。日本海軍が近々、新たなる作戦を開始する気配を察知した
ニミッツ長官は、日本軍の動静に関する情報を必要としていたのだ。

情報局を出たガース大佐は、そこにホノルルにはいない筈の息子トム・ガース少尉
(エドワード・アルバート)の姿を見つけて驚いた。トムは恋人である日系人の娘、
佐倉春子との結婚の許しを父に求め、同時に最近逮捕された春子の両親が釈放
されるよう、父に尽力を頼む。

帝国海軍連合艦隊の戦時待機錨地、広島湾柱島。戦艦大和の艦上で山本長官を
囲み、作戦会議が進行していた。出席者は、第2艦隊司令長官近藤信竹中将、
第1機動部隊司令長官南雲忠一中将(ジェームズ・繁田)などだった。
艦船数でアメリカ海軍を圧倒する日本海軍が、この機に乗じてアメリカの主力、
太平洋艦隊をミッドウェイ沖にさそい出し、艦隊による決戦にもち込んで叩けば日本は
太平洋を制圧しうる、これが山本長官の決断だった。それに対し、日本軍の基地航空
部隊の援護が無い事などを主な理由に近藤中将ははっきり反対の意見を具申した。

一方、ホノルルでは、ガース大佐とロシュフォール中佐に迎えられたニミッツ長官が
副官のアーネスト・ブレイク少佐(ロバート・ワグナー)を伴い水上飛行艇で真珠湾基地に
到着した。そして日本軍の通信暗号『目標AF』がミッドウェイをさすことをつきとめた。
しかし、ワシントンの海軍本部から派遣されて来たビントン・マドックス大佐(ジェームズ・
コバーン)は、ミッドウェイ作戦が米軍をまどわすための陽動作戦であることを主張する。

山本長官がミッドウェイ作戦を決断、大本営軍司令部が昭和17年5月5日に作戦実行を
命令した頃にミニッツ長官も基地の防備と増強に着手、日本艦隊の迎撃作戦を命令する。
太平洋上の豆粒ほどの島ミッドウェイ目指し日米両艦隊は秘やかに、しかし着々と動き始
めた。

日米の艦隊比率は日本4に対しアメリカは僅か1だった。5月29日、まずエンタープライズと
ホーネットを擁する第16機動部隊が真珠湾を出撃、司令官はレイモンド・A・スプルアンス
海軍少将(グレン・フォード)。本来はウィリアム・F・ハルゼー中将(ロバート・ミッチャム)が
司令官だったが、出撃を前に病に倒れたため、交代したのだ。

6月5日、ミッドウェイ決戦の火ぶたは、友永丈市大尉を総司令官とする第1次攻撃隊と、
これを迎え撃つミッドウェイ基地戦闘機隊40機の間で切られた。
しかし、レーダーを搭載している米艦隊は日本軍の動きの全てを先刻承知していた。
午前7時24分、ようやく第2次攻撃隊の発艦準備が整った連合艦隊空母群、赤城、加賀、
蒼龍から1番機が飛び立った。あと5分あれば満載されている戦闘機の全部が飛び
終わっていたと思われるとき、雲の切れ目を利用して急降下爆撃機が赤城、蒼龍、加賀
、飛龍めがけて突っ込んできた。空母は転回する余裕すらなかった。
日本軍は4隻のうち3隻まで失った。残る1隻飛龍はヨークタウンを撃沈したものの、
ガース大佐の指揮する急降下爆撃隊によって撃沈された。大海戦の勝敗は決した。
勝利に湧く真珠湾に、激戦を終えた太平洋艦隊が凱旋した。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-08 23:25 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)